JPS5981262A - 車両の4輪操舵装置 - Google Patents

車両の4輪操舵装置

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JPS5981262A
JPS5981262A JP19005082A JP19005082A JPS5981262A JP S5981262 A JPS5981262 A JP S5981262A JP 19005082 A JP19005082 A JP 19005082A JP 19005082 A JP19005082 A JP 19005082A JP S5981262 A JPS5981262 A JP S5981262A
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金澤 啓隆
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/06Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
    • B62D7/14Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
    • B62D7/15Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
    • B62D7/1554Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles
    • B62D7/1572Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a fluid interconnecting system between the steering control means of the different axles provided with electro-hydraulic control means

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車等の4輪車において、前輪とともに後輪
も転舵する装置、すなわち操舵輪である前輪を操舵する
ことによって前輪とともに後輪も転舵する4輪操舵装置
の改良に関するものである。
従来、4輪車における操舵装置は前輪のみを転舵するも
のであり、後輪は前輪の操舵とは関係なく走行状況によ
って多少のトーイン、トーアウトはするものの、積極的
に転舵するようにはなっていない。しかし、最近前輪と
ともに後輪をも転舵するようにした4輪操舵装置が提案
され、(例えば特開昭55−91458号)この種の装
置の研究がなされている。
4輪操舵装置によれば、車両の種々の走行状態に応じて
従来不可能であった便利な操縦や、より操安性を向上さ
せた走行が可能になる。例えば、縦列駐車や車庫入れの
ような極低速における車両の操縦において、前輪に対し
て後輪を逆向きに転舵することにより(これを逆位相と
いう)、車両の向きを大きく変化させることが可能にな
り、従来では不可能もしくは非常に困難であった狭い場
所への駐車が可能あるいは容易になる。また、Uターン
においても、最小回転半径を小さくすることができるの
で有利である。さらに、このように後輪を前輪と逆位相
に転舵することにより内輪差をきわめて小さく、あるい
はなくすることができ、狭い角を曲がるときなど有利で
ある。また、このような極低速における車両の操縦にお
いて前輪に対して後輪を同じ向きに転舵ずれば(これを
同位相という)、車両を全体的に平行移動させることも
可能になり、駐車や車庫入れのときに便利なことも多い
一方、中高速走行においてレーンチェンジをする場合、
同位相の4輪操舵を行なえば前後輪に同時に横方向の力
が加わって位相遅れのないスムーズなレーンチェンジが
可能になり、このときヨーイングが抑えられるから、高
速でのレーンチェンジも恐怖感なく行なうことができる
。また、コーナリング時には、逆位相に後輪を転舵する
ことにより、効果的に車の向きを変えることができる。
さらに、直進逐行時、横風等の外乱に対してこの外乱の
作用に対抗する方向に後輪を転舵するようにすれば、外
乱に対して安定した走行を維持することができ、安定し
た高速直進性を得ることもできる。
また、旋回中、前輪の操舵角を一定にしたまま加減速を
しても、加減速に応じて後輪の舵角を変化させることに
より、コースを外れないようにして安定した旋回を行な
うようにすることもできる。
すなわち、従来の車両では直進安定性のために操縦特性
は多少アンダーステア傾向に調整されており、旋回中に
加速するとコースから外方へ外れる傾向があるが、この
とき後輪を逆位相に転舵することにより、その外れる分
を修正することができ、安定した旋回を実現することが
できる。
居住性の面からも、同一のホイールベースで小さい最小
回転半径を得ることができるので、ホイールベースを大
きくすることができるし、この他にも、前輪の実舵角を
小さくすることができることからデザイン的にも新しい
試みが可能になるなど数々の利点が挙げられる。
このように、4輪操舵は実用上有利な点が多く、極めて
有用性の高いものである。
これまで、この4輪操舵に関し、後輪の転舵を有効に行
なうため各種の具体的構成が提案されている。例えば低
速では逆位相、高速では同位相の3− 4輪操舵をするようにしたもの(特開昭55−9145
7号)、前輪の操舵角が小さい範囲では同位相、大きい
ときは逆位相にしたもの(特開昭56−5270号)前
輪の操舵角が所定以下の範囲においてのみ後、輪、を前
輪の転舵角に比例して転舵するようにし、・所、窓以上
の範囲では前輪の転舵角に関係なく後輪の転舵角を一定
としたもの(、特開昭56−163969号)等が知ら
れている。         、、、。
これらの4輪操舵装置は、・車速が小さいとき、あるい
は前輪操舵角が大きりときは、操舵は車両の向きを大き
く変えたい場合が多く、車速が大きいときあるいは前輪
轡舵角が小さいときは僅かな横移動がしたい場合が多い
という経験則に基づいて、後輪を常に望ましい方向に転
舵するよ、うにしたものである。
このような4輪操舵装置、においては、前輪の転舵角の
大きさや車速に応じて後輪の転舵角を決定する所定の制
御パターンを備えたコントローラと、このコントローラ
の出力によって後輪を転舵する後輪転舵装置が必要であ
る。この後輪転舵装置としては、前輪を転舵するステア
リング装置と機械的に連動されたリンク機構や、前輪転
舵角に関す4− る信号によって油圧により後輪を転舵する油圧アクチュ
エータを使用したもの等を採用することができるが、実
用上は油圧アクチュエータを使用した装置の方が大きな
転舵力を得ることができ、滑らかな制御を行なうことが
できるので好ましい。
このようにアクチュエータを使用して後輪を転舵するも
のは、例えば特開昭57−11173号に開示されてい
る。      ゛ 実際の車両においては、このよ゛うな油圧アクチュエー
タを使用したものは大きな転舵力が得られるので好まし
いが、運転者のステアリング操作がそのまま後輪の転舵
動作となるリンク式のものに比して応答性が悪い。この
応答性を向上させるべく、油圧アクチュエータに敏感な
制御手段を設ける′ことも可能であるが、常に敏感な応
答をするようにすると定常旋回のように一定の舵角を保
持したいときにも後輪が僅かな前輪の転舵に応答してハ
ンチングを起こしたりするおそれがあり、問題となる。
″ 本発明はこのような問題に鑑み、高い応答性が必要で、
あるときには瞬時に応答する敏感な応答を示し、安定し
た走行が望ましい場合には応答性を低(して運転者の要
望に応じた望ましい応答性を常に示す油圧アクチュエー
タによる後輪転舵を可能にする4輪操舵装置を提供する
ことを目的とするものである。
本発明による4輪操舵装置は、前輪を転舵するステアリ
ング装置、後輪を転舵する後輪転舵装置、および後輪転
舵装置を前輪転舵角に応じて制御するコントローラから
なる4輪操舵装置であって、後輪転舵装置は、制御バル
ブによって調圧された油圧により作動する油圧アクチュ
エータにより構成され、コントローラは、制御バルブに
、後輪目標舵角と実舵角の差の増加に応じて油圧を昇圧
させる制御信号を発することを特徴とするものである。
この装置により、後輪の目標舵角と実舵角との差が大き
いときすなわち、敏感な応答性が要求されるときには、
油圧アクチュエータに大きな油圧を与えて大きな転舵力
により後輪を急激に転舵し、両者の差が小さく、大きな
転舵力が不要であり、応答性は低い方が望ましい場合に
は、油圧アクチュエータへの油圧は小さくされて応答性
は低くされる。したがって、必要に応じて敏感なあるい
は鈍感な応答性が得られ、常に望ましい操縦性、安定性
が得られる。
以下、図面により本発明をさらに詳細に説明する。
第1図は本発明の4輪操舵装置の実施例を示すもので、
第2図はその主要部である制御バルブの詳細を示す断面
図、第3図はさらにその主要部分を拡大して示す断面図
である。また、第4A図は後輪の実舵角の変化を示すグ
ラフ、第4B図はステアリングホイールの操作時の回転
角の変化を示すグラフ、第5図は前輪転舵角θFに対す
る後輪転舵角θRの4輪操舵の一制御モードにおける関
係を示すグラフである。
4輪操舵装置とは、第1図においてステアリングホイー
ル3を操舵して前輪1.1を転舵することにより、後輪
2,2を前輪1,1の転舵角に応じて転舵するようにし
たものであり、このときの前輪転舵角θFに対する後輪
転舵角θRの関係は例えば第5図に示すような制御モー
ドによって決められる。第5図において、折線V1.V
2.V3はそれぞれ車速が高、中、低の場合の自動制御
モードによる制御パターンを示すものであり、変曲点P
1゜P 2. P 3は転舵比(θR/θF)が前輪転
舵角7− θFの変化に対して変化する点を示し、この変曲点より
前輪転舵角θFが小さいところでは転舵比θR/θFが
比較的大きく、この変曲点以上では前輪転舵角θFの増
加に対して不変あるいは減少するようになっている。ま
た、この転舵比θR/θFは車速が大きいほど大きくな
っている。さらに車速か小さい(V3)場合には、前輪
転舵角θFがθF′以上になると後輪の転舵角θRは負
になり、逆位相の操舵が行なわれ、低速で操舵角(θH
)が大きいときには後輪が逆位相に転舵されて車の向き
を大きく変えられるようにしている。
また、この第5図に示す実施例では、上記3種の制御パ
ターン(Vl、V2.V3 )以外に、車速に関係なく
前輪操舵角θFの増加に応じて後輪操舵角θRを同位相
に大きくする固定モードXと、逆位相に大きくする固定
モードYの2つの固定モードによって4輪操舵がなされ
るようになっている。
これは縦列駐車や車庫入れのときに確実に後輪を大きく
操舵して、車を斜め横方向に平行移動させたり、小さい
回転半径で向きを変えたりする場合に便利である。上記
の3種の自動制御パターンV1.V2.V3においては
、変曲点以下では転舵比8− θR/θFを比較的大きくしてレーンチェンジ等に対す
る位相遅れをなくし、応答性をよくし、一方変曲点以上
では転舵比を比較的小さくしてコーナリング性能を向上
させて操縦性をよくしている。
上記の第5図の制御パターンは4輪操舵における制御パ
ターンの一例であり、この他にも各種の制御パターンが
実施可能であるが、いずれの場合にも前輪の操舵時に後
輪が敏感に応答して欲しいときと、安定性のために応答
性が鈍い方がよいときがある。第4B図は運転者が操舵
するステアリングホイール3の回転角(θH)の変化を
示すものであるが、これは急にコーナリングをする場合
に、最初急激にハンドルを切って、その後一定の旋回を
しばらく続ける状態を示している。このとき、後輪2.
2の転舵角(実舵角)θRは、第4A図に実舵角θRに
対応する値として油圧アクチュエータ23(第1図)の
作動量dtをもって示したように、最初急に立ち上り(
A)、次いで波状に安定する(B)。このとき、立ち上
り部(A)は急に立ち上がるほどよく、安定部(B)は
平坦なほどよい。そこで、立ち上り部(A)に対応する
操舵開始時には大きい油圧の差圧が得られ、その後は小
さい差圧が得られるようになるのが望ましい。そして、
この操舵開始時の差圧は、目標とする後輪転舵角(これ
に対応する油圧アクチュエータの作動量d)とその時点
での後輪の実舵角(これに対応する油圧アクチュエータ
の作動1dt)との差(d−dt)が大きいほど大きく
、小さいほど小きければ、必要な感度で、必要な大きさ
の転舵力が得られるので望ましい。
・以下、この要求を満足する本発明の実施例を第1図か
ら第3図および第6図から第8図を参照して詳細に説明
する。
第1図に示すように、この実施例では、前輪1゜1と後
輪2,2とは機械的に分離され、ステアリングホイール
3の操舵角θHを検出する前輪転舵角センサ4の出力4
aを、後輪転舵装置のコントローラ10に入力し、この
入力信号によって後輪2゜2を転舵するようにしている
。前輪の転舵装置は、周知のようにステアリングホイー
ル3が固設されたステアリングシャフト3Aに固設した
ピニオン5によりラック6を車両の幅方向に移動し、こ
のラック6の両端に連続したタイロッド7.7を介して
左右の前輪1.1のナックルアーム8.8をその軸8a
 、 8aのまわりに回動して前輪1.1を左右に転舵
するように構成されている。すなわち、図中ステアリン
グホイール3を矢印(右)の方へ回転すると、ステアリ
ングシャフト3Aも同じ方向に回転し、ビニオン5を同
じく矢印方向に回転し、ラック6を左方向に移動させる
。これにより左右の前輪1,1のナックルアーム8,8
はタイロッド7.7を介して矢印方向に回動し、前輪1
,1をナックルアーム8,8の軸8a、8aを中心に右
方向へ回動させ、右へ操舵する。このとき、操舵角セン
サ4はステアリングホイール3が右方向へ角度θHだけ
回転したことを出力信号4aとして出力し、これを後輪
転舵装置のコントローラ10の前輪転舵角入力10Aに
入力する。
コントローラ10は、電源11により電力を供給され、
上記前輪転舵角入力10Aの他に、車速センサ12に接
続された車速入力10Bと、後輪転舵角センサ13に接
続されたフィードバック用入力10Cを備え、さらに後
輪の転舵方向を制御するソレノイド201に接続される
転舵方向出力10Dと後輪の転舵角θRを制御する油圧
用パイロットポンプ22のモータ22Aに接続される油
11− 圧ポンプモータ出力10Eを備えている。
油圧用バイ0ツトポンプ22はオイル(油圧作動油)を
吐出するポンプ2′2Bを備え、このポンプ22Bは転
舵方向切換バルブ202を介して、油圧アクチュエータ
23を制御する制御バルブ24と接続されており、この
切換バルブ202とポンプ22Bの曲にはオイル往路2
0Aとオイル遠路20Cを短絡し、途中にオリフンス2
0bを備えたオリアイス路20Bが設けられ、・オイル
遠路20Cの途中にはオイルのリザーバ203が配され
ている。′ 切換バルブ202は、オイル往路20Aとオイル遠路2
0Cに接続される2つの入口とこれに連通した2つの出
口からなるバルブ部分を、逆202A、正202Bの2
個並列に切換自在に有してあり、前記ソレノイド201
の操作により、これら2つのバルブ部分202A 、2
02Bのいずれか一方゛が上記オイル往路20A1遠路
20Gに接続されるようになっている。このバルブ20
2の2つの出口は制御バルブ24の右側オイル通路20
Dと、左側オイル通路20Eにそれぞれ接続され、これ
らの右側オイル通路20Dと左側オイル通路20Fは、
12− とのバルブ202を介して前記往路20Aと遠路20C
に連通されている。    □ さらにコントローラ10は、上記制御バルブ24に油圧
アクチュエ=り23駆動用のオイル(油圧作動油)を供
給するメインポンプ21のモータ21Aに接続されるメ
インポンプモータ出力10Fを備えている。このメイン
ポンプ21はオオルを吐出するポンプ21Bを備え、こ
のポンプ21BはIIJIjバルブ24を介して油圧ア
クチュエ=り2jと接続されている。この制御バルブ2
4とポンプ21Bの藺には、オイル往路20Fとドレン
20Gと、このドレン20Gにリザーバ204を介して
接続されポンプ21Bに帰還するオイル遠路20Hが配
されている。ドレン20Gは2つめドレン支管20(1
,2011に分岐して制御バルブ24の2つのドレン口
に接続されている。
制御バルブ24の詳細を第2図、第3図により説明゛す
る。制御バルブ24は、ピストン240によりシリンダ
242の両端に反力室24A 、24Bが形成され、こ
の中に圧縮スプリング241R,241Lが設けられて
ピストン240は中立位置(第2図に示す位置)に付勢
されている。ピストン240は両端に大径部240A 
、240Dを有し、この間に小径部となる軸240aを
有し、この軸240aには両端と中央に間隔をおいて中
径部をなす制御部240B 、240Cが設けられてい
る。シリンダ242の内壁はこの制御部240B 、2
40Cに対向する部分、すなわちピストン240が中立
位置にあるときこの制御部240B 、240C:の周
囲に位置する部分に大径部を有してこの制御部240B
 、240Gの周囲とシリンダ242の内壁242a、
242b (第3図)との間に円環状の制御室24d、
24eを形成する。ピストン240の軸240aと内壁
との間には右室24a1中央室24b1左室24Cがこ
の順に制御部240B 、240cをはさんで形成され
る。右室24aと左室24cはそれぞれドレン支管20
o、20oに連通され、中央室24bはオイル往路20
Fに連通される。制御室24d、24eは、右制御室2
4dが油圧アクチュエータ23の右室23Aに接続され
た右オイル通路23Rに、左制御室24eが油圧アクチ
ュエータ23の左室23Bに接続された左オイル通路2
3mにそれぞれ連通されている。
油圧アクチュエータ23は中央の仕切板23Cを介して
右室23Aと左室23Bに仕切られ、それぞれの室の中
には中立位置に仕切板23cを付勢するためのスプリン
グ23a 、23bが収容されている。仕切板230は
作動ロッド26に固着され、右室23A1左室23Bの
圧力差(差圧)によって作動ロッド26は左右に駆動さ
れ、これに接続されたタイロッド27.27を介して後
輪2,2のナックルアーム28,28を軸28a、28
aのまわりに回転させる。
今、転舵方向切換バルブ202がコントローラ10の出
力10Dからの信号により正のバルブ部分202Bをオ
イル往路20A1オイル還路20Cに一致させると、右
側オイル通路200の圧力が左側オイル通路20Eの圧
力よりも高くなって、制御バルブ24の右反力室24A
内の圧力が左反力室24B内の圧力よりも高くなり、こ
の結果ピストン240は左反力室24B内のスプリング
241[の力に抗して左方へ移動する。このようにして
ピストン240が左方へ移動した状態を第3図に示す。
第3図は、ピストン240が僅かに左方に移動した状態
を示す。ピストン240が左に移動すると、ピストン2
40の制御部240B 、240Gがそれ15− ぞれ制御室24d、24eから左方へずれるため、右制
御室24dの中央室24bとの連通部が狭くなり、左制
御室24eの中央室24bとの連通部が広くなる。これ
により、メインポンプ21′から圧送される圧油は、中
央室24bに圧入されてから右制御室24dへの狭い連
通部と左制御室24eへの広い連通部を通って右室24
a1左室24cへ流れ、ドレン201)、20(Iから
リザーバ204へ帰還する。このとき、右制御室24d
の右室24a側は広く開いており、油圧通路を右オイル
通路23Rへ切換え、左制御室24eの左室24c側は
狭くなって油圧を調圧しているため、右制御室24dを
流れるオイルの流速は速く、左制御室24eを流れるオ
イルの流速は遅い。このためベルヌーイの定理により右
制御室24dの圧力は低く、左制御室24eの圧力は高
くなる。したがって、油圧アクチュエータ23への右オ
イル通路23Rの圧力は低く、左オイル通路23mの圧
力は高くなる。
この結果、油圧アクチュエータ23の右室23Aの圧力
は低く左室23Bの圧力は高くなり、仕切板23cは右
方へ押されて作動ロッド26は右方16− へ移動し、タイロッド27.27を介して後輪2.2は
矢印で示す右方向へ転舵される。
このときの後輪2,2の転舵速麿は、後輪2,2の目標
舵角に対応する油圧アクチュエータ23の作動ロッド2
6の位置(d )とその時の後輪2,2の実舵角に対応
する作動ロッド26の位置(dt)の差(d−dt)に
応じてコントローラ10が決定する。つまり、コントロ
ーラ10は差(d−dt)の増加に応じてパイロットポ
ンプ22のモータ22Aの回転数を高くする(第6図)
。このモータの回転数によって制御バルブ24のピスト
ン240の作動量すなわち左右の反力室24A、24B
の差圧が決まり(第7図)、この差圧によってアクチュ
エータ23の左右の室23A  、23Bの差圧が決ま
る(第89図)。上記モータ22Aの回転数はコントロ
ーラ10の出力10Eによって決まる。
なお、このコントローラ10により、車速Vが小さいと
き、すなわち低速時にはパイロットポンプ22のモータ
22Aの回転数を大きくし、これにより反力室の差圧、
アクチュエータの差圧も大きくするようにすることも可
能である。(第6.7.8図参照)このように低速のと
きにアクチュエータ差圧を大きくすることにより、低速
時に後輪の転舵力を増すことができ、低速時に不足しや
すい転舵力をアシストすることができる。
以上詳細に説明したように、本発明の4輪操舵装置によ
れば、後輪の目標舵角と実舵角との差が大きいときには
大きいアシスト力が得られて高い応答性が得られ、その
差が小さいときにはそのアシスト力は小さくなって安定
性が確保されるので、実際の要求に応じた望ましい後輪
転舵が行なわれ、実用上鏝れた4輪操舵装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による4輪操舵装置の全体を示
す系統図、第2図はその要部に使用される制御バルブの
断面図、第3図はその拡大断面図、第4A図は後輪転舵
時の実転舵角の変化の様子を示すグラフ、第4B図は前
輪転舵のためのステアリングホイールの回転角を示すグ
ラフ、第5図は4輪操舵の制御モードの一例を示すグラ
フ、第6図は後輪の目標転舵角と実舵角の差と、パイロ
ットポンプの回転数との関係を示すグラフ、第7図は上
記差と制御バルブの反力室の差圧との関係を示すグラフ
、第8図は上記差とアクチュエータの差圧との関係を示
すグラフである。 1・・・前    輪    2・・・後    輪3
・・・ステアリングホイール 4・・・操舵角センサ゛
5・・・ビニオン      6・・・ラ ッ り7.
27・・・タイロッド  8.28・・・ナックルアー
ム10・・・コントローラ    11・・・電   
 源12・・・車速センサ 13・・・フィードバック用ポテンショメータ20A、
20F・・・オイル往路 20B・・・オリフィス路2
0C,20H・・・オイル遠路 20D・・・右側オイル通路 20E・・・左側オイル
通路20g・・・ド し ン   201・・・ソレノ
イド202・・・後輪転舵方向切換バルブ 21・・・メインポンプ   21A・・・メインモー
タ21B・・・ボ ン プ   22・・・パイロット
ポンプ22A・・・パイロットモータ 22B・・・ポ
 ン プ23・・・油圧アクチュエータ 23A・・・
右   室23B・・・左   室    230・・
・仕 切 板23R・・・右オイル通路  23L・・
・左オイル通路24・・・制御バルブ     240
・・・ピストン24A・・・右反力室     24B
・・・左反力室240A 、2400・・・大 径 部
19− 2408.2400 用制 御 部  240a・・・
  軸24a・・・右   室    24b・・・中
 央 室24c・・・左   室    24d・・・
右制御室24e・・・左制御室   242a、242
b・・・内  壁20− 第2図 第3図 第4A図 d? 第5図    I!6図 第7図 第8図 〃へニブ(23B−23A) 7i (自発)手続ネ市正書 昭和57年12月22日 特願昭57−190050号 車両の4!操舵装置 ゛       □3、補正をす
る者 事件との関係   、 特許出願人     ・4、代
理人 □− 8、補正の内容   手書き明細書をタイプ浄書に補正
します。 (内容に変更なし) 9、添付書類     タイプ浄書明細書      
 1通354−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)前輪を転舵するステアリング装置、後輪を転舵する
    後輪転舵装置、および後輪転舵装置を前輪転舵角に応じ
    て制御するコントローラからなる4輪操舵装置であって
    、後輪転舵装置は、制御バルブによ・つて調圧された油
    圧により作動する油圧アクチュエータにより構成され、
    コントローラは、制御バルブに、後輪目標舵角と実舵角
    の差の増加に応じて油圧を昇圧させる制御信号を発する
    ことを特徴とする車両の4輪操舵装置。 2)前記油圧アクチュエータはピストンにより仕切られ
    た2つの圧力室を有する油圧シリンダにより構成され、
    制御バルブは、これらの圧力室に油圧を切換えて作用さ
    せる切換部と、これらの圧力室に作用する油圧を調圧さ
    せる調圧部とにより構成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の車両の4輪操舵装置。
JP19005082A 1982-10-29 1982-10-29 車両の4輪操舵装置 Granted JPS5981262A (ja)

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