JPS5978225A - 積層板用フエノ−ル樹脂の製造方法 - Google Patents
積層板用フエノ−ル樹脂の製造方法Info
- Publication number
- JPS5978225A JPS5978225A JP18846682A JP18846682A JPS5978225A JP S5978225 A JPS5978225 A JP S5978225A JP 18846682 A JP18846682 A JP 18846682A JP 18846682 A JP18846682 A JP 18846682A JP S5978225 A JPS5978225 A JP S5978225A
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- Japan
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- phenol
- catalyst
- ester
- phenolic resin
- water
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- Pending
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- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、電気特性と打抜加工性にすぐれ、且つ成型後
のプレス板からの離型性の良好な積層板用フェノール樹
脂の製造方法に関するものである。
のプレス板からの離型性の良好な積層板用フェノール樹
脂の製造方法に関するものである。
トール油脂肪酸のエステル全積層板用フェノール樹脂に
用いることにより、電気特性及び打抜加工性全良好なら
し吟得ることは、特公昭56−46485号公報や特開
昭56−11921号公報に記載されている。これらの
公知例においてトール油脂肪酸のエステルとフェノール
類とを反応させるに用いられる触媒として種々のものが
挙げられているが、現実の性能とじては大多数のものは
打抜加工性や電気特性全充分に改良するには到っておら
ず、これらの性能が充分に良好fi%のけ、三フッ化ホ
ウ素のみである。
用いることにより、電気特性及び打抜加工性全良好なら
し吟得ることは、特公昭56−46485号公報や特開
昭56−11921号公報に記載されている。これらの
公知例においてトール油脂肪酸のエステルとフェノール
類とを反応させるに用いられる触媒として種々のものが
挙げられているが、現実の性能とじては大多数のものは
打抜加工性や電気特性全充分に改良するには到っておら
ず、これらの性能が充分に良好fi%のけ、三フッ化ホ
ウ素のみである。
ところが、三7フ化ホウ素を触媒としてトール油脂肪酸
エステルとフェノール類とを反応させ、これによってフ
ェノール樹脂金得た場合、プリプレグ金熱プレスした後
積層板をプレス板から取ジ用すに当っての離型性が悪く
、積層板を画業的に製造することが困難である。
エステルとフェノール類とを反応させ、これによってフ
ェノール樹脂金得た場合、プリプレグ金熱プレスした後
積層板をプレス板から取ジ用すに当っての離型性が悪く
、積層板を画業的に製造することが困難である。
本発明は、前記反応に当って触媒として三フッ化ホウ素
全使用することにより電気特性及び打抜加工性を良好な
らしめると共に、助触媒として水を添加することにより
離型性を改善し、西業的な積層板の製造全可能ならしめ
たものである。
全使用することにより電気特性及び打抜加工性を良好な
らしめると共に、助触媒として水を添加することにより
離型性を改善し、西業的な積層板の製造全可能ならしめ
たものである。
以下発明について詳細に説明する。
本発明において使用されるトール油脂肪酸は、紙バルプ
工業において生じる粗トール油よ−り得られオレイン酸
、υノール酸を主成分とし不飽和脂肪酸の含有量が80
%以上を占め飽和脂肪酸が10チ以下の脂肪酸である。
工業において生じる粗トール油よ−り得られオレイン酸
、υノール酸を主成分とし不飽和脂肪酸の含有量が80
%以上を占め飽和脂肪酸が10チ以下の脂肪酸である。
用いられるアルコール類は、多価アルコールとしてエチ
レングリコール。
レングリコール。
ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、ソルビトール等があり、又−価アルコールとしてメ
チル、エチル、イソプロピル。
ロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ル、ソルビトール等があり、又−価アルコールとしてメ
チル、エチル、イソプロピル。
ブチル、オクチル等のアルコールがあげられ、これらの
アルコールを単独で又は二種以上併用して用いられる。
アルコールを単独で又は二種以上併用して用いられる。
エステル化の条件は水酸基/カルボキシル基の比が1.
05より1.8の間で加熱脱水反応全行ない、酸価15
以下にすることが好ましい。
05より1.8の間で加熱脱水反応全行ない、酸価15
以下にすることが好ましい。
トール油脂肪酸のエステルと反応させるフェノール類は
、フェノール、クレゾール等があげられろ。触媒として
は三フッ化ホウ素ガス及びこれらのエーテル又はフェノ
ールとの錯体が用いられる。
、フェノール、クレゾール等があげられろ。触媒として
は三フッ化ホウ素ガス及びこれらのエーテル又はフェノ
ールとの錯体が用いられる。
これらの使用量はトール油エステルとフェノールの混合
物に対しフェノール錯塩として1〜3 wt%が好1し
く、BF、単体としては0.3〜1チが好ましい0 このとさ、本発明においては、水’1o、t〜2vrt
%添加する。水の量が少ないと離型性が改善されず、多
すぎると三フフ化ホウ素が水により分解してフェノール
化反応が進1ず、積層板の物性が不良となる。
物に対しフェノール錯塩として1〜3 wt%が好1し
く、BF、単体としては0.3〜1チが好ましい0 このとさ、本発明においては、水’1o、t〜2vrt
%添加する。水の量が少ないと離型性が改善されず、多
すぎると三フフ化ホウ素が水により分解してフェノール
化反応が進1ず、積層板の物性が不良となる。
反応温度は100〜150℃が好ましい。又反応時間は
10〜800分が適当である。
10〜800分が適当である。
エステルとフェノール類との配合比率は反応時ニハエス
テル/フェノール=0.5〜lがu’EL(反応後に必
要に応じてフェノール類を加え、樹脂化前には0.8〜
0.7であることが好ましい。
テル/フェノール=0.5〜lがu’EL(反応後に必
要に応じてフェノール類を加え、樹脂化前には0.8〜
0.7であることが好ましい。
フェノール−エステル反応生成物又はこれとフェノール
類との混合物について含有するフェノール1モルに対し
アルデヒド14モル〜2モルになる様にホルマリン又は
パラホルム等のアルデヒド類を加え、アンモニア、トリ
メチルアミン、ジエチルアミン等の塩基性触媒下で85
〜105℃で1時間〜3時間加熱反応させる。然る後減
圧下で脱水し、反応液が90〜ll&なった時常圧にも
どしてメタノール、トルエン等の溶剤へ溶解してレゾー
ルワニス金得る。
類との混合物について含有するフェノール1モルに対し
アルデヒド14モル〜2モルになる様にホルマリン又は
パラホルム等のアルデヒド類を加え、アンモニア、トリ
メチルアミン、ジエチルアミン等の塩基性触媒下で85
〜105℃で1時間〜3時間加熱反応させる。然る後減
圧下で脱水し、反応液が90〜ll&なった時常圧にも
どしてメタノール、トルエン等の溶剤へ溶解してレゾー
ルワニス金得る。
得られたフェス全紙、ガラスペーパー等の基材に含浸さ
せ乾燥後樹脂量が40〜60%になる様にプリプレグl
lAl節する。このプリプレグを必要とする枚数重ね必
要に応じてさらに銅箔を重ね50〜200 ko/c婿
、温度140〜170℃で30分〜120分jJLl熱
プレスして積層板を得る。
せ乾燥後樹脂量が40〜60%になる様にプリプレグl
lAl節する。このプリプレグを必要とする枚数重ね必
要に応じてさらに銅箔を重ね50〜200 ko/c婿
、温度140〜170℃で30分〜120分jJLl熱
プレスして積層板を得る。
この様にしで得られる積層板は低温打抜加工性にすぐれ
電気特性がすぐれており、さらに商業ベースの生産にお
いても離型性において問題を生じない。
電気特性がすぐれており、さらに商業ベースの生産にお
いても離型性において問題を生じない。
以下実施例により具体的効果を示す。
実施例
攪拌機、耕縮器、水抜き管、温度計、窒素ガス吹込管を
酊した反応容器にトール油脂肪酸とぺ/タエリスリトー
ルとのエステル(、−OH/−COOH〒1.1゜酸価
15、ヨウ素価120)800?トとフェノール800
g)−’r:lJDえ、三フッ化ホウ累フェノール錯
塩(25%)15Pと水3t)−とを添加し、150℃
で4時間反応させる。得られた反応物600tトにフエ
/−ル188I))−及びホルマ+7 ン(85%)
540 gトを加え、28%アンモニア水60 f w
触媒として添加し、還流下1時間反応させる。反応後、
減圧蒸留で100闘Hぎ下100℃まで水分全除去し、
得られたレゾールワニス全メタノール:トルエン=l:
1混合液にて希釈し、フェスムを得た。
酊した反応容器にトール油脂肪酸とぺ/タエリスリトー
ルとのエステル(、−OH/−COOH〒1.1゜酸価
15、ヨウ素価120)800?トとフェノール800
g)−’r:lJDえ、三フッ化ホウ累フェノール錯
塩(25%)15Pと水3t)−とを添加し、150℃
で4時間反応させる。得られた反応物600tトにフエ
/−ル188I))−及びホルマ+7 ン(85%)
540 gトを加え、28%アンモニア水60 f w
触媒として添加し、還流下1時間反応させる。反応後、
減圧蒸留で100闘Hぎ下100℃まで水分全除去し、
得られたレゾールワニス全メタノール:トルエン=l:
1混合液にて希釈し、フェスムを得た。
比較例−1
水の添加のみ金除き実施例−1と同様の反応全行い、フ
ェスB全得fCo上記ワニヌを厚さlOミルのクラフト
紙に含浸させて乾燥し、樹脂量50チのム、82種のプ
リプレグを得た。又、市販の桐油上使用したレゾールワ
ニス全含浸したプリプレグfQとした。これら三種のプ
リプレグについて、それぞれ8枚重ね、100kQ/c
1.50℃で60分間プレスし、厚さ1−611Nの8
を層板A、 B及びCを得た。
ェスB全得fCo上記ワニヌを厚さlOミルのクラフト
紙に含浸させて乾燥し、樹脂量50チのム、82種のプ
リプレグを得た。又、市販の桐油上使用したレゾールワ
ニス全含浸したプリプレグfQとした。これら三種のプ
リプレグについて、それぞれ8枚重ね、100kQ/c
1.50℃で60分間プレスし、厚さ1−611Nの8
を層板A、 B及びCを得た。
これらの積層板の特性は表−1の如くであり、本発明の
実施しIJム及び比較例Bはいずれも電気特性及び打抜
加工性においては市販の桐油使用の積層板0とほとんど
性能上の差は認められなかった。
実施しIJム及び比較例Bはいずれも電気特性及び打抜
加工性においては市販の桐油使用の積層板0とほとんど
性能上の差は認められなかった。
しかしながら、プレス後プレス板であるステンレス板か
らのはがれについてくり返しテストしたところ、積層&
Aについては積層板Cと同等又はそれ以上のはがれ易さ
であったのに対し積層板Bについてはステンレス板への
接着が認められ、無到1にはがすと一部分M層部で破壊
がおこり、ステンレス板に1寸I♂9勿が認められた。
らのはがれについてくり返しテストしたところ、積層&
Aについては積層板Cと同等又はそれ以上のはがれ易さ
であったのに対し積層板Bについてはステンレス板への
接着が認められ、無到1にはがすと一部分M層部で破壊
がおこり、ステンレス板に1寸I♂9勿が認められた。
表−1
※ 水で2時間煮沸した後、100℃で2時間乾燥2
Claims (1)
- 1、トール油脂肪酸と一例又は多価アルコールとのエス
テルと、フェノール類とを、三フッ化ホウ素又はこれと
フェノール若しくはエーテルとの錯体を触媒とし、水を
助触媒として反応させ、その反応生成物又はこれとフェ
ノール類との混合物とアルデヒド類と全アルカリ触媒下
で反応させてレゾールとするc、l!:’i特徴とする
積層板用フェノール樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18846682A JPS5978225A (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 積層板用フエノ−ル樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18846682A JPS5978225A (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 積層板用フエノ−ル樹脂の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5978225A true JPS5978225A (ja) | 1984-05-07 |
Family
ID=16224205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18846682A Pending JPS5978225A (ja) | 1982-10-26 | 1982-10-26 | 積層板用フエノ−ル樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5978225A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431494A (en) * | 1977-08-12 | 1979-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | Preparation of phenolic resin |
JPS5611921A (en) * | 1979-07-11 | 1981-02-05 | Harima Kasei Kogyo Kk | Resin composition for laminate |
-
1982
- 1982-10-26 JP JP18846682A patent/JPS5978225A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5431494A (en) * | 1977-08-12 | 1979-03-08 | Matsushita Electric Works Ltd | Preparation of phenolic resin |
JPS5611921A (en) * | 1979-07-11 | 1981-02-05 | Harima Kasei Kogyo Kk | Resin composition for laminate |
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