JP3254792B2 - 植物油変性フェノール樹脂の製造法 - Google Patents
植物油変性フェノール樹脂の製造法Info
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- JP3254792B2 JP3254792B2 JP04787393A JP4787393A JP3254792B2 JP 3254792 B2 JP3254792 B2 JP 3254792B2 JP 04787393 A JP04787393 A JP 04787393A JP 4787393 A JP4787393 A JP 4787393A JP 3254792 B2 JP3254792 B2 JP 3254792B2
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/032—Organic insulating material consisting of one material
- H05K1/0326—Organic insulating material consisting of one material containing O
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- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温打抜加工性に優れ
た紙−フェノール積層板及び銅張り積層板(以下、両者
を積層板と総称する)用として有用な植物油変性フェノ
ール樹脂の製造法に関する。
た紙−フェノール積層板及び銅張り積層板(以下、両者
を積層板と総称する)用として有用な植物油変性フェノ
ール樹脂の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙−フェノール積層板は金型
による打抜加工によって、孔あけ或いは外形加工が行わ
れている。近年は、プリント配線板の寸法変化を小さく
するため、打抜加工を加温せずに室温で打ち抜く傾向に
ある。従って、積層板の打抜加工性を良くするため、可
撓化したフェノール樹脂が用いられてきた。フェノール
樹脂を可撓化する方法としては、一般的にエレオステア
リン酸を主成分とする反応性に富む桐油やトリフェニル
ホスフェート等のリン酸エステル類が重用されている。
しかし、桐油は天然品であるため、異常気象、洪水、地
震等の自然災害や人為的要因による価格変動が激しく、
入手困難になる場合も多々あり、供給安定性に難点があ
った。また、リン酸エステル類等による可撓化は、積層
板の耐溶剤性や電気特性等に問題があり、リン酸エステ
ル類のみで低温打抜加工性を実現することは困難であっ
た。
による打抜加工によって、孔あけ或いは外形加工が行わ
れている。近年は、プリント配線板の寸法変化を小さく
するため、打抜加工を加温せずに室温で打ち抜く傾向に
ある。従って、積層板の打抜加工性を良くするため、可
撓化したフェノール樹脂が用いられてきた。フェノール
樹脂を可撓化する方法としては、一般的にエレオステア
リン酸を主成分とする反応性に富む桐油やトリフェニル
ホスフェート等のリン酸エステル類が重用されている。
しかし、桐油は天然品であるため、異常気象、洪水、地
震等の自然災害や人為的要因による価格変動が激しく、
入手困難になる場合も多々あり、供給安定性に難点があ
った。また、リン酸エステル類等による可撓化は、積層
板の耐溶剤性や電気特性等に問題があり、リン酸エステ
ル類のみで低温打抜加工性を実現することは困難であっ
た。
【0003】また、特開昭55−3903号公報、特開
昭55−108414号公報等には、アマニ油、大豆
油、サフラワー油等にフェノール類をルイス酸触媒を多
量に用いて反応させることにより植物油をフェノール化
することが提案されている。しかしながら、これらの触
媒を多量に用いると、植物油の加水分解も同時に起こり
低分子量成分が増加するため、積層板にした場合、表面
にこれらの低分子量物や未反応植物油がにじみだすとい
った実用上の問題とともに、多量の触媒のため積層板の
電気特性が低下するといった問題も生ずる。
昭55−108414号公報等には、アマニ油、大豆
油、サフラワー油等にフェノール類をルイス酸触媒を多
量に用いて反応させることにより植物油をフェノール化
することが提案されている。しかしながら、これらの触
媒を多量に用いると、植物油の加水分解も同時に起こり
低分子量成分が増加するため、積層板にした場合、表面
にこれらの低分子量物や未反応植物油がにじみだすとい
った実用上の問題とともに、多量の触媒のため積層板の
電気特性が低下するといった問題も生ずる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる状況
に鑑みなされたもので、価格あるいは供給量の面からみ
て極めて安定した原料であるアマニ油や大豆油を使った
可撓性に優れる植物油変性フェノール樹脂の製造方法を
提供することを目的とする。
に鑑みなされたもので、価格あるいは供給量の面からみ
て極めて安定した原料であるアマニ油や大豆油を使った
可撓性に優れる植物油変性フェノール樹脂の製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、特殊な触媒を
選択すれば、リノール酸、リノレン酸を主成分とする植
物油でも、低分子量化を抑制しながらフェノール類と反
応させることが可能であり、しかも積層板の低温打抜加
工性を著しく向上させることができることを見出し本発
明を完成した。すなわち本発明は、リノール酸、リノレ
ン酸を主成分とする乾性油、半乾性油とフェノール類を
ヘテロポリ酸の存在下で反応させて得られたフェノール
化植物油に、アルデヒド類をさらに反応させることから
なる植物油変性フェノール樹脂の製造法に関し、これを
用いて製造された積層板は安価で低温打抜加工性に優れ
る。
選択すれば、リノール酸、リノレン酸を主成分とする植
物油でも、低分子量化を抑制しながらフェノール類と反
応させることが可能であり、しかも積層板の低温打抜加
工性を著しく向上させることができることを見出し本発
明を完成した。すなわち本発明は、リノール酸、リノレ
ン酸を主成分とする乾性油、半乾性油とフェノール類を
ヘテロポリ酸の存在下で反応させて得られたフェノール
化植物油に、アルデヒド類をさらに反応させることから
なる植物油変性フェノール樹脂の製造法に関し、これを
用いて製造された積層板は安価で低温打抜加工性に優れ
る。
【0006】本発明をはさらに詳しく説明すると、リノ
ール酸、リノレン酸を主成分とする植物油をフェノール
類と反応させるときに、触媒としてヘテロポリ酸を少量
用いることによって、これらの植物油とフェノール類を
低分子量化反応を起こさせないで反応させることが可能
である。これにホルムアルデヒド等のアルデヒド類を反
応させレゾール化してワニスとし、このワニスを紙基材
に含浸させ圧縮成形して作った積層板は表面のしみだ
し、電気特性の低下もなく従来の欠点が解消される。
ール酸、リノレン酸を主成分とする植物油をフェノール
類と反応させるときに、触媒としてヘテロポリ酸を少量
用いることによって、これらの植物油とフェノール類を
低分子量化反応を起こさせないで反応させることが可能
である。これにホルムアルデヒド等のアルデヒド類を反
応させレゾール化してワニスとし、このワニスを紙基材
に含浸させ圧縮成形して作った積層板は表面のしみだ
し、電気特性の低下もなく従来の欠点が解消される。
【0007】本発明に用いられる植物油としては、アマ
ニ油、サフラワー油、大豆油、胡麻油、エノ油、アサミ
油、菜種油、綿実油、脱水ヒマシ油等があり、特に、不
飽和度が高くしかも価格が安価で供給量が安定している
アマニ油が好ましい。フェノール類としては、フェノー
ル、オルトクレゾール、メタクレゾール、パラクレゾー
ル、キシレノール、カテコール、レゾルシン、ハイドロ
キノン、オクチルフェノール、tert−ブチルフェノ
ール、ノニルフェノール、ビスフェノールA等が挙げら
れる。
ニ油、サフラワー油、大豆油、胡麻油、エノ油、アサミ
油、菜種油、綿実油、脱水ヒマシ油等があり、特に、不
飽和度が高くしかも価格が安価で供給量が安定している
アマニ油が好ましい。フェノール類としては、フェノー
ル、オルトクレゾール、メタクレゾール、パラクレゾー
ル、キシレノール、カテコール、レゾルシン、ハイドロ
キノン、オクチルフェノール、tert−ブチルフェノ
ール、ノニルフェノール、ビスフェノールA等が挙げら
れる。
【0008】植物油とフェノール類との反応触媒に用い
られるヘテロポリ酸としては、W、Mo、V、Nb系等
の化合物が使用できる。これらの化合物は、例えば、十
二タングストリン酸、十二タングストリン酸二水素ナト
リウム、十二タングストリン酸水素二ナトリウム、十二
タングストリン酸ナトリウム、十二タングストケイ酸、
十タングスト二バナドリン酸、十二モリブドリン酸、十
二モリブドリン酸ニッケル、十二モリブドリン酸二水素
ナトリウム、十二モリブドケイ酸、十モリブド二バナド
リン酸、六モリブド六タングストリン酸等が挙げられ
る。これらに限定されるものではないが、W、Moをポ
リ原子としてP、Siをヘテロ原子とするものが好まし
く、特に十二タングストリン酸が特に好ましい。
られるヘテロポリ酸としては、W、Mo、V、Nb系等
の化合物が使用できる。これらの化合物は、例えば、十
二タングストリン酸、十二タングストリン酸二水素ナト
リウム、十二タングストリン酸水素二ナトリウム、十二
タングストリン酸ナトリウム、十二タングストケイ酸、
十タングスト二バナドリン酸、十二モリブドリン酸、十
二モリブドリン酸ニッケル、十二モリブドリン酸二水素
ナトリウム、十二モリブドケイ酸、十モリブド二バナド
リン酸、六モリブド六タングストリン酸等が挙げられ
る。これらに限定されるものではないが、W、Moをポ
リ原子としてP、Siをヘテロ原子とするものが好まし
く、特に十二タングストリン酸が特に好ましい。
【0009】植物油とフェノール類の配合比は、特に限
定されないが積層板の特性から、植物油:フェノール類
=2:8〜6:4特に3:7〜4:6が好ましい。植物
油の配合比が6:4より大きくなると、積層板の硬化性
が低下し、表面がべとつく等の欠点が現れる。また、
2:8より小さくなると積層板の低温打抜加工性が満足
できない。また、触媒の添加量も特に限定されないが、
植物油100重量部に対して、5〜0.01部で特に3
〜0.1部が好ましい。5部以上になると、積層板の電
気的特性が低下し、0.01部以下では反応が遅くなり
生産性が低下する。また、これらの触媒は、無機固体
酸、ゼオライト及び活性炭等の担体に吸着させて用いる
こともできる。ヘテロポリ酸は、一般的に熱に安定で、
装置に対する腐食も問題にならず、また反応生成物から
の除去も容易である。
定されないが積層板の特性から、植物油:フェノール類
=2:8〜6:4特に3:7〜4:6が好ましい。植物
油の配合比が6:4より大きくなると、積層板の硬化性
が低下し、表面がべとつく等の欠点が現れる。また、
2:8より小さくなると積層板の低温打抜加工性が満足
できない。また、触媒の添加量も特に限定されないが、
植物油100重量部に対して、5〜0.01部で特に3
〜0.1部が好ましい。5部以上になると、積層板の電
気的特性が低下し、0.01部以下では反応が遅くなり
生産性が低下する。また、これらの触媒は、無機固体
酸、ゼオライト及び活性炭等の担体に吸着させて用いる
こともできる。ヘテロポリ酸は、一般的に熱に安定で、
装置に対する腐食も問題にならず、また反応生成物から
の除去も容易である。
【0010】植物油とフェノール類の反応は、無溶剤で
も溶剤中でも可能であるが、次のホルムアルデヒドとの
反応を考えると無溶剤で反応させるのが好ましい。反応
温度は、50〜250℃、特に125℃以下が好まし
い。125℃以上になると、加水分解反応も頻発し低分
子量化が起こりやすくなり、ひいては積層板の特性低下
を引き起こす。植物油とフェノール類を反応させる前
に、植物油とフェノール樹脂の相溶性をよくするために
フェノール類とキシレン樹脂のような樹脂を酸性触媒下
で予め反応させてもよい。 植物油とフェノール類の反
応が終了したあと、場合によっては更にフェノールを追
加し、ホルムアルデヒド、塩基性触媒を添加して通常の
レゾール化反応させ変性フェノール樹脂を合成する。場
合によっては、難燃剤を添加して、難燃性樹脂にするこ
ともできる。こうして得たワニスを紙基材に含浸して、
加熱乾燥してプリプレグを作製する。これを、所定枚数
重ね合わせて、片面に接着剤付き銅箔を重ねて、所定の
圧力、温度で所定時間加圧加熱して銅張り積層板とする
ことにより低温打抜き加工性に優れた積層板が得られ
る。以下、実施例を示して具体的に説明する。
も溶剤中でも可能であるが、次のホルムアルデヒドとの
反応を考えると無溶剤で反応させるのが好ましい。反応
温度は、50〜250℃、特に125℃以下が好まし
い。125℃以上になると、加水分解反応も頻発し低分
子量化が起こりやすくなり、ひいては積層板の特性低下
を引き起こす。植物油とフェノール類を反応させる前
に、植物油とフェノール樹脂の相溶性をよくするために
フェノール類とキシレン樹脂のような樹脂を酸性触媒下
で予め反応させてもよい。 植物油とフェノール類の反
応が終了したあと、場合によっては更にフェノールを追
加し、ホルムアルデヒド、塩基性触媒を添加して通常の
レゾール化反応させ変性フェノール樹脂を合成する。場
合によっては、難燃剤を添加して、難燃性樹脂にするこ
ともできる。こうして得たワニスを紙基材に含浸して、
加熱乾燥してプリプレグを作製する。これを、所定枚数
重ね合わせて、片面に接着剤付き銅箔を重ねて、所定の
圧力、温度で所定時間加圧加熱して銅張り積層板とする
ことにより低温打抜き加工性に優れた積層板が得られ
る。以下、実施例を示して具体的に説明する。
【0011】
【実施例】 実施例1 (積層板用ワニスの合成例1)温度計、冷却管を備えた
2lの三つ口フラスコにアマニ油200g、フェノール
200g、十二タングストリン酸3gを加えて、105
℃で3時間反応させた後、沈澱したヘテロポリ酸を濾過
して除いた。さらに、濾液にフェノール180g、パラ
ホルム255g、メタノール80g、アンモニア水38
gを加えて80℃でレゾール化反応をした。160℃に
おけるゲル化時間が6分になったところで、減圧下に加
熱して脱水濃縮した。ゲル化時間が3分になったところ
で反応終了にしてトルエン200g、メタノール200
gを加えて、ワニス1とした。
2lの三つ口フラスコにアマニ油200g、フェノール
200g、十二タングストリン酸3gを加えて、105
℃で3時間反応させた後、沈澱したヘテロポリ酸を濾過
して除いた。さらに、濾液にフェノール180g、パラ
ホルム255g、メタノール80g、アンモニア水38
gを加えて80℃でレゾール化反応をした。160℃に
おけるゲル化時間が6分になったところで、減圧下に加
熱して脱水濃縮した。ゲル化時間が3分になったところ
で反応終了にしてトルエン200g、メタノール200
gを加えて、ワニス1とした。
【0012】実施例2 (積層板用ワニスの合成例2)実施例1と同様のフラス
コに、キシレン樹脂(三菱瓦斯化学社商品名:ニカノー
ルG)50g、m,p−クレゾール200g、十二タン
グストリン酸3gを加えて、90℃で1時間反応させ
た。さらに、アマニ油200gを加えて、105℃で3
時間反応させた後、沈澱したヘテロポリ酸を濾過して除
いた。さらに、濾液にフェノール100g、パラホルム
177g、メタノール60g、アンモニア水22gを加
えて80℃でレゾール化反応をした。160℃における
ゲル化時間が6分になったところで、減圧下に加熱して
脱水濃縮した。ゲル化時間が3分になったところで反応
終了にしてトルエン200g、メタノール200gを加
えて、ワニス2とした。
コに、キシレン樹脂(三菱瓦斯化学社商品名:ニカノー
ルG)50g、m,p−クレゾール200g、十二タン
グストリン酸3gを加えて、90℃で1時間反応させ
た。さらに、アマニ油200gを加えて、105℃で3
時間反応させた後、沈澱したヘテロポリ酸を濾過して除
いた。さらに、濾液にフェノール100g、パラホルム
177g、メタノール60g、アンモニア水22gを加
えて80℃でレゾール化反応をした。160℃における
ゲル化時間が6分になったところで、減圧下に加熱して
脱水濃縮した。ゲル化時間が3分になったところで反応
終了にしてトルエン200g、メタノール200gを加
えて、ワニス2とした。
【0013】実施例3 (積層板用ワニスの合成例3)実施例1と同様のフラス
コに、フェノール200gとキシレン樹脂(三菱瓦斯化
学社商品名:ニカノールG)50g、十二タングストリ
ン酸5gを仕込み、90℃で1時間反応させた。それ
に、大豆油200gを追加して、105℃で5時間反応
させた後、沈澱したヘテロポリ酸を濾過して除いた。さ
らに、濾液にフェノール180g、パラホルム255
g、メタノール80g、アンモニア水38gを加えて8
0℃でレゾール化反応をした。160℃におけるゲル化
時間が6分になったところで、減圧下に加熱して脱水濃
縮した。ゲル化時間が3分になったところで反応終了に
してトルエン200g、メタノール200gを加えて、
ワニス3とした。
コに、フェノール200gとキシレン樹脂(三菱瓦斯化
学社商品名:ニカノールG)50g、十二タングストリ
ン酸5gを仕込み、90℃で1時間反応させた。それ
に、大豆油200gを追加して、105℃で5時間反応
させた後、沈澱したヘテロポリ酸を濾過して除いた。さ
らに、濾液にフェノール180g、パラホルム255
g、メタノール80g、アンモニア水38gを加えて8
0℃でレゾール化反応をした。160℃におけるゲル化
時間が6分になったところで、減圧下に加熱して脱水濃
縮した。ゲル化時間が3分になったところで反応終了に
してトルエン200g、メタノール200gを加えて、
ワニス3とした。
【0014】比較例1 (従来の方法による合成例)実施例1と同様のフラスコ
にキシレン樹脂(三菱瓦斯化学社商品名:ニカノール
H)50g、m,p−クレゾール250g、p−トルエ
ンスルホン酸1gを加えて、90℃で1時間反応させ
た。さらに、アマニ油200gを加えて、同じ温度で3
時間反応させた。その後で、フェノール100g、パラ
ホルム177g、メタノール60g、アンモニア水2
1.6gを加えて80℃でレゾール化反応をした。16
0℃の熱板上においてゲル化時間を測定しようとした
が、ゲル化した部分と油部分とに分離したものであった
が、7時間反応を続けたところで、減圧下に加熱して脱
水濃縮した。フラスコから留去するものがなくなったと
時点で反応終了にしてトルエン200g、メタノール2
00gを加えて比較ワニス1とした。
にキシレン樹脂(三菱瓦斯化学社商品名:ニカノール
H)50g、m,p−クレゾール250g、p−トルエ
ンスルホン酸1gを加えて、90℃で1時間反応させ
た。さらに、アマニ油200gを加えて、同じ温度で3
時間反応させた。その後で、フェノール100g、パラ
ホルム177g、メタノール60g、アンモニア水2
1.6gを加えて80℃でレゾール化反応をした。16
0℃の熱板上においてゲル化時間を測定しようとした
が、ゲル化した部分と油部分とに分離したものであった
が、7時間反応を続けたところで、減圧下に加熱して脱
水濃縮した。フラスコから留去するものがなくなったと
時点で反応終了にしてトルエン200g、メタノール2
00gを加えて比較ワニス1とした。
【0015】比較例2 (桐油変性フェノール樹脂の合成)実施例1と同様のフ
ラスコにフェノール200gとキシレン樹脂(三菱瓦斯
化学社商品名:ニカノールH)50g、p−トルエンス
ルホン酸1gを仕込み、100℃で1時間反応させた。
それに、桐油200gを追加して、同じ温度で5時間反
応させた。反応終了後、フェノール180g、パラホル
ム255g、メタノール80g、アンモニア水38gを
加えて80℃でレゾール化反応をした。160℃におけ
るゲル化時間が6分になったところで、減圧下に加熱し
て脱水濃縮した。ゲル化時間が3分になったところで反
応終了にしてトルエン200g、メタノール200gを
加えて比較ワニス2とした。
ラスコにフェノール200gとキシレン樹脂(三菱瓦斯
化学社商品名:ニカノールH)50g、p−トルエンス
ルホン酸1gを仕込み、100℃で1時間反応させた。
それに、桐油200gを追加して、同じ温度で5時間反
応させた。反応終了後、フェノール180g、パラホル
ム255g、メタノール80g、アンモニア水38gを
加えて80℃でレゾール化反応をした。160℃におけ
るゲル化時間が6分になったところで、減圧下に加熱し
て脱水濃縮した。ゲル化時間が3分になったところで反
応終了にしてトルエン200g、メタノール200gを
加えて比較ワニス2とした。
【0016】比較例3 (ルイス酸触媒使用アマニ油変性フェノール樹脂)実施
例1と同様のフラスコに、フェノール200g、アマニ
油200g,塩化アルミニウム3gをを加えて、100
℃で3時間反応させた。それに、フェノール180g、
パラホルム255g、メタノール80g、アンモニア水
38gを加えて80℃でレゾール化反応をした。160
℃におけるゲル化時間が6分になったところで、減圧下
に加熱して脱水濃縮した。ゲル化時間が3分になったと
ころで反応終了にしてトルエン200g、メタノール2
00gを加えて比較ワニス3とした。
例1と同様のフラスコに、フェノール200g、アマニ
油200g,塩化アルミニウム3gをを加えて、100
℃で3時間反応させた。それに、フェノール180g、
パラホルム255g、メタノール80g、アンモニア水
38gを加えて80℃でレゾール化反応をした。160
℃におけるゲル化時間が6分になったところで、減圧下
に加熱して脱水濃縮した。ゲル化時間が3分になったと
ころで反応終了にしてトルエン200g、メタノール2
00gを加えて比較ワニス3とした。
【0017】以上、合成したワニス6種類を樹脂分48
%に調整して、水溶性フェノール樹脂で第一次含浸した
クラフト紙に含浸、乾燥させ植物油変性フェノール樹脂
プリプレグを作製した。該プリプレグを所定枚数重ね
て、片側に接着剤付銅箔を重ねて、100kg/c
m2 、160℃、1時間加熱加圧して銅張り積層板を製
造した。該積層板の特性をJIS−6481に準拠して
測定した。その結果を表1に示す。また、植物油とフェ
ノール類の反応における低分子量物の含有量を液体クロ
マトグラフィーで測定した結果も表1に示す。
%に調整して、水溶性フェノール樹脂で第一次含浸した
クラフト紙に含浸、乾燥させ植物油変性フェノール樹脂
プリプレグを作製した。該プリプレグを所定枚数重ね
て、片側に接着剤付銅箔を重ねて、100kg/c
m2 、160℃、1時間加熱加圧して銅張り積層板を製
造した。該積層板の特性をJIS−6481に準拠して
測定した。その結果を表1に示す。また、植物油とフェ
ノール類の反応における低分子量物の含有量を液体クロ
マトグラフィーで測定した結果も表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【発明の効果】表1から明らかなように、本発明によれ
ば、アマニ油のような安価な植物油でも十分に低分子量
化反応が抑制されたフェノール化植物油の製造が可能で
あり、桐油と同等の可撓性を有しながら耐溶剤性にも優
れた積層板を提供することが可能になった。
ば、アマニ油のような安価な植物油でも十分に低分子量
化反応が抑制されたフェノール化植物油の製造が可能で
あり、桐油と同等の可撓性を有しながら耐溶剤性にも優
れた積層板を提供することが可能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−3903(JP,A) 特開 昭63−225326(JP,A) 特開 平5−329374(JP,A) 特開 平5−310624(JP,A) 特開 平6−32756(JP,A) 特開 平2−45439(JP,A) 特開 平4−164919(JP,A) 特開 平4−222819(JP,A) 特開 昭55−20709(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 8/00 - 8/38 C07C 37/00 - 37/88 C07C 67/31 WPI/L(QUESTEL)
Claims (2)
- 【請求項1】リノール酸、リノレン酸を主成分とする乾
性油、半乾性油とフェノール類をヘテロポリ酸の存在下
で反応させて得られたフェノール化植物油に、アルデヒ
ド類をさらに反応させることからなる植物油変性フェノ
ール樹脂の製造法。 - 【請求項2】ヘテロポリ酸が、W、Moをポリ原子とし
てP、Siをヘテロ原子とするものである請求項1記載
の植物油変性フェノール樹脂の製造法。
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| JP04787393A JP3254792B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 植物油変性フェノール樹脂の製造法 |
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| JP04787393A JP3254792B2 (ja) | 1993-03-09 | 1993-03-09 | 植物油変性フェノール樹脂の製造法 |
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1993
- 1993-03-09 JP JP04787393A patent/JP3254792B2/ja not_active Expired - Fee Related
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