JP3248973B2 - 植物油変性フェノール樹脂の製造法 - Google Patents

植物油変性フェノール樹脂の製造法

Info

Publication number
JP3248973B2
JP3248973B2 JP08372593A JP8372593A JP3248973B2 JP 3248973 B2 JP3248973 B2 JP 3248973B2 JP 08372593 A JP08372593 A JP 08372593A JP 8372593 A JP8372593 A JP 8372593A JP 3248973 B2 JP3248973 B2 JP 3248973B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
oil
phenol
vegetable oil
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08372593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06298889A (ja
Inventor
猛 堀内
憲 七海
雅弘 野本
俊寿 熊倉
吉宏 中村
謙一 池田
嘉行 奈良部
Original Assignee
日立化成工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立化成工業株式会社 filed Critical 日立化成工業株式会社
Priority to JP08372593A priority Critical patent/JP3248973B2/ja
Publication of JPH06298889A publication Critical patent/JPH06298889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3248973B2 publication Critical patent/JP3248973B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O

Landscapes

  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層板としたときに、
低温打ち抜き加工性に優れた植物油変性フェノール樹脂
の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙−フェノール積層板は、穴あけ又は外
形加工を、金型による打ち抜き加工によって行ってい
る。近年は、プリント配線板の寸法変化を小さくするた
め、室温で打ち抜き加工するようになっている。フェノ
ール樹脂単独では可撓性がなく、打ち抜き加工性が悪い
ので、フェノール樹脂を変性して可撓化している。
【0003】フェノール樹脂を可撓化するために、一般
的に、エリオステアリン酸を主成分とする反応性に富む
桐油でフェノール樹脂を変性する。しかし、桐油は、価
格変動が激しく、また、入手困難になる場合も多々あっ
て、供給安定性に難点があるので、入手が容易で、安価
で供給、価格ともに安定しているリノール酸、リノレン
酸を主成分とする乾性油、半乾性油を用いることが検討
されている。このような植物油としては、アマニ油、大
豆油、サフラワー油などがあるが、フェノール類との反
応性に乏しい。この対策として、ルイス酸触媒を多量に
用いるなど反応条件を厳しくしてフェノール類と反応さ
せることが提案されている(特開昭55−3903号公
報及び特開昭55−108414号公報参照)。
【0004】また、本発明者らは、先に、リノール酸又
はリノレン酸のいずれか又は両方を主成分とする乾性油
又は半乾性油にパーフルオロアルカンスルホン酸などの
超強酸を触媒としてフェノール類を付加し、これでフェ
ノール樹脂を変性することを提案した(平成4年特許願
第217811号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リノール酸、リノレン
酸の二重結合は、非共役であり、桐油に含まれているエ
リオステアリン酸の共役二重結合と異なり、反応性が劣
るので、パーフルオロアルカンスルホン酸などの超強酸
あるいはその酸無水物のような強力な触媒を用いても、
フェノール類の付加量と植物油の重合をバランス良く調
節することは困難である。
【0006】ルイス酸触媒を多量に用いると、植物油の
加水分解も同時に起こり低分子量成分が増加する。この
ため、積層板にした場合、表面にこれらの低分子量成分
や未反応植物油がにじみだすようになるほか、多量の触
媒を使用するため、積層板の電気特性が低下するといっ
た問題も生ずる。リノール酸又はリノレン酸のいずれか
又は両方を主成分とする乾性油又は半乾性油にパーフル
オロアルカンスルホン酸などの超強酸を触媒としてフェ
ノール類を付加したものは、分子量が小さく、変性され
たフェノール樹脂の耐熱性が劣り、実用上やや問題が残
る。
【0007】本発明は、リノール酸及び又はリノレン酸
を主成分とする植物油にフェノール類を付加させる反応
と、植物油の重合をバランスよく調節して、フェノール
化植物油としこれをフェノール樹脂の可撓化剤として用
いることによって、安価で低温打ち抜き加工性に優れた
積層板を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、リノール酸又
はリノレン酸のいずれか又は両方を主成分とする乾性油
又は半乾性油にパーフルオロアルカンスルホン酸などの
超強酸を触媒としてフェノール類を付加し、さらに、二
重結合を共役化した、リノール酸又はリノレン酸のいず
れか又は両方を主成分とする異性化油を反応させ、次
に、レゾール化することを特徴とする植物油変性フェノ
ール樹脂の製造法である。
【0009】さらに詳しく説明すると、リノール酸、リ
ノレン酸を主成分とする植物油に触媒としてパーフルオ
ロアルカンスルホン酸、すなわち超強酸を少量用いるこ
とによって、フェノール類を付加させ、さらに、リノー
ル酸、リノレン酸の二重結合を共役化したものを主成分
とする異性化アマニ油と反応させ、これに、フェノール
類とアルデヒドとを、アルカリ触媒の存在下に反応さ
せ、ワニスを合成する。このワニスを紙基材に含浸さ
せ、圧縮成形して積層板にした場合、表面にしみだし、
電気特性の低下もなく従来の欠点が解消される。
【0010】本発明に用いられるリノール酸、リノレン
酸を主成分とする植物油には、アマニ油、サフラワー
油、大豆油、ゴマ油、エノ油、アサミ油、菜種油、綿実
油、などがあり、特に不飽和度が高くしかも価格が安価
で供給量が安定しているアマニ油が好ましい。異性化油
としては、リノール酸、リノレン酸の二重結合を共役化
した異性化アマニ油が好ましく、前記の植物油と異性化
アマニ油の混合割合は95:5〜30:70(重量比)
が好ましい。異性化アマニ油が5重量部以下では異性化
アマニ油の効果を出しにくく、70重量部以上になると
経済的効果が小さくなる。
【0011】リノール酸、リノレン酸を主成分とする植
物油と異性化植物油とフェノール類とは、同時に反応さ
せてもよく、別々に反応させてもよい。リノール酸、リ
ノレン酸を主成分とする植物油の反応性が乏しいときに
は、反応性の乏しい植物油をフェノール類と先に反応さ
せ、共役した異性化アマニ油を後から反応させた方がよ
い。
【0012】フェノール類としては、フェノール、オル
トクレゾール、メタクレゾール、パラクレゾール、キシ
レノール、カテコール、レゾルシン、ハイドロキノン、
オクチルフェノール、tert−ブチルフェノール、ノ
ニルフェノール、ビスフェノール−Aなどが挙げられ
る。
【0013】植物油とフェノール類との反応触媒に用い
られる超強酸としては、フルオロスルホン酸、トリフル
オロメタンスルホン酸、ペンタフルオロエタンスルホン
酸、ヘプタフルオロプロパンスルホン酸、ノナフルオロ
ブタンスルホン酸、ウンデカフルオロペンタンスルホン
酸などのパーフルオロアルカンスルホン酸が挙げられ
る。特にトリフルオロメタンスルホン酸が好ましい。
【0014】植物油とフェノール類の配合比は、特に限
定されないが積層板の特性から、植物油:フェノール類
=2:8〜6:4、特に3:7〜4:6が好ましい。植
物油の配合比が6:4より大きくなると、積層板の硬化
性が低下し、表面がべとつくなどの欠点が現れる。また
2:8より小さくなると積層板の低温打ち抜き加工性を
満足できない。
【0015】また、触媒の添加量も特に限定されない
が、植物油100重量部に対して、3〜0.001部で
特に0.1〜1部が好ましい。3部以上になると、積層
板の電気的特性が低下し、0.001部以下では反応が
遅くなり、工業的生産性が低下する。
【0016】植物油とフェノール類の反応は、無溶剤で
も溶剤中でも可能であるが、次のホルムアルデヒドとの
反応を考えると無溶剤で反応させるのが好ましい。反応
温度は、50〜250℃、特に、125℃以下が好まし
い。125℃以上になると、加水分解反応も頻発し低分
子量化が起こりやすくなり、ひいては積層板の特性低下
の原因となる。
【0017】植物油とフェノール類を反応させる前に、
植物油とフェノール樹脂の相溶性をよくするために、フ
ェノール類と芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂を酸
性触媒存在下に反応させることもできる。酸性触媒とし
ては、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸な
ども挙げられるが、植物油との反応に用いられるパーフ
ルオロアルカンスルホン酸いわゆる超強酸が好ましい。
【0018】植物油とフェノール類の反応が終了したあ
と、場合によってはフェノールを追加し、ホルムアルデ
ヒド、塩基性触媒を添加して通常のレゾール化反応によ
り、積層板用樹脂を合成する。
【0019】必要により、難燃剤を配合して、難燃性積
層板用樹脂にする。こうして得たワニスを紙基材に含浸
し、加熱乾燥してプリプレグを作製する。これを、所定
枚数重ね合わせ、さらに接着剤付き銅はくを重ねて、所
定の圧力、温度で所定時間加圧加熱して銅張り積層板と
する。
【0020】
【作用】リノール酸、リノレン酸を主成分とするアマニ
油などの植物油に、フェノール類を単に付加させる反応
はおこりやすい。しかしながら、フェノール類を介して
の植物油同士の重合反応はおこりにくく、フェノール樹
脂の可撓剤として用いた場合、橋かけ密度が上がらず、
特性低下の原因となる。一方、アマニ油の二重結合を共
役化した異性化アマニ油は超強酸のような触媒下で容易
に重合する。この性質を利用して、超強酸の存在下に、
リノール酸、リノレン酸にフェノール類を付加させ、こ
れに反応性に富む異性化植物油を反応させると、フェノ
ール類を介しての重合が促進され、分子量が大きくな
る。それによって、フェノール樹脂との絡み合いが増す
ものと考えられる。
【0021】
【実施例】
実施例1 温度計及び冷却管を備えた容量2lの三つ口フラスコ
に、アマニ油140g、異性化アマニ油(日清製油株式
会社の商品名:NC−101)60g、フェノール40
0g、トリフルオロメタンスルホン酸0.3gを仕込
み、120℃で3時間反応させた。反応終了後パラホル
ム200g、メタノール60g、アンモニア水38gを
加えて80℃でさらに反応させた。160℃におけるゲ
ル化時間が6分になったところで、減圧下に加熱して脱
水濃縮し、ゲル化時間が3分になったところで反応を終
了し、トルエン150g、メタノール150gを加えて
ワニスとした。
【0022】実施例2 実施例1と同様のフラスコに、キシレン樹脂(三菱瓦斯
化学株式会社の商品名:ニカノール−G)40g、m,
p−クレゾール260g、トリフルオロメタンスルホン
酸0.50gを仕込み、90℃で1時間反応させた。そ
の後、アマニ油100gを加えて、120℃で2時間反
応させた後、実施例1で用いたものと同じ異性化アマニ
油100gを加えて同じ温度で1時間反応させた。その
後、フェノール100g、パラホルム200g、メタノ
ール60g、アンモニア水38gを加えて80℃で反応
させた。160℃におけるゲル化時間が6分になったと
ころで、減圧下に加熱して脱水濃縮し、ゲル化時間が3
分になったところで反応を終了し、トルエン150g、
メタノール150gを加えてワニスとした。
【0023】実施例3 実施例1と同様のフラスコに、フェノール360g、実
施例2で用いたものと同じキシレン樹脂40g、トリフ
ルオロメタンスルホン酸無水物1.0gを仕込み、90
℃で1時間反応させた。それに、大豆油100gを追加
して120℃で3時間反応させた後、実施例1で用いた
ものと同じ異性化アマニ油100gを加えて同じ温度で
1時間反応させた。反応終了後、パラホルム200g、
メタノール60g、アンモニア水38gを加えて80℃
で反応させた。160℃におけるゲル化時間が6分にな
ったところで、減圧下に加熱して脱水濃縮し、ゲル化時
間が3分になったところで反応を終了し、トルエン15
0g、メタノール150gを加えてワニスとした。
【0024】比較例1 実施例1と同様のフラスコに、キシレン樹脂(三菱瓦斯
化学株式会社の商品名:ニカノール−H)40g、m,
p−クレゾール260g、パラトルエンスルホン酸0.
5gを仕込み、90℃で1時間反応させた後、アマニ油
100g、実施例1で用いたものと同じ異性化アマニ油
100gを加えて、120℃で3時間反応させた。その
後で、フェノール100g、パラホルム200g、メタ
ノール60g、アンモニア水39gを加えて80℃で反
応させた。160℃の熱板上においてゲル化時間を測定
しようとしたが、ゲル化した部分と油部分とに分離し
た。引き続き7時間反応させ、減圧下に加熱して脱水濃
縮し、フラスコから留去するものがなくなった時点で反
応を終了し、トルエン150g、メタノール150gを
加えてワニスとした。
【0025】比較例2 実施例1と同様のフラスコに、フェノール200g、比
較例1で用いたものと同じキシレン樹脂50g、パラト
ルエンスルホン酸1.0gを仕込み、90℃で1時間反
応させた。それに、桐油200gを追加して同じ温度で
1時間反応させた。反応終了後、フェノール180g、
パラホルム255g、メタノール80g、アンモニア水
38gを加えて80℃で反応させた。160℃における
ゲル化時間が6分になったところで、減圧下に加熱して
脱水濃縮し、ゲル化時間が3分になったところで反応を
終了し、トルエン200g、メタノール200gを加え
てワニスとした。
【0026】比較例3 実施例1と同様のフラスコに、フェノール200g、ア
マニ油200g、塩化アルミニウム(ルイス酸触媒)3
gを仕込み、100℃で3時間反応させた。それに、フ
ェノール180g、パラホルム255g、メタノール8
0g、アンモニア水38gを加えて、80℃で反応させ
た。160℃におけるゲル化時間が6分になったところ
で、減圧下に加熱して脱水濃縮し、ゲル化時間が3分に
なったところで反応を終了し、トルエン200g、メタ
ノール200gを加えてワニスとした。
【0027】比較例4 実施例1と同様のフラスコに、フェノール200g、比
較例1で用いたものと同じキシレン樹脂50g、パラト
ルエンスルホン酸0.3gを仕込み、80℃で1時間反
応させた。ついで、アマニ油200g及びトリフルオロ
メタンスルホン酸0.5gを加え、110℃で3時間反
応させた。反応終了後、フェノール180g、パラホル
ム255g、メタノール80g、アンモニア水38gを
加えて80℃で反応させた。160℃におけるゲル化時
間が6分になったところで、減圧下に加熱して脱水濃縮
し、ゲル化時間が3分になったところで反応を終了し、
トルエン200g、メタノール200gを加えてワニス
とした。
【0028】以上のようにして得られたワニスを、樹脂
分48%に調整し、水溶性フェノール樹脂で第一次含浸
したクラフト紙に含浸、乾燥させて植物油変成フェノー
ル樹脂プリプレグを得た。このプリプレグを所定枚数重
ね、片側に接着剤付き銅箔を重ねて、10MPa、16
0℃で1時間加熱加圧し、銅張り積層板を得た。得られ
た銅張り積層板の特性を下記の各種の方法にて評価し
た。絶縁抵抗およびはんだ耐熱性については、JIS
C 6481に準拠して測定した。その結果を表1およ
び2に示す。ここで、表1中、受理状態とは受理したま
まの状態で前処理を行わないことをいい、D−2/10
0とは100℃の水に2時間浸漬することをいう。ま
た、耐トリクロールエチレン性については、25×50
mmに切り出した積層板を試験片として、沸騰している
トリクロールエチレンに一定時間浸漬し、積層板の表面
の変化を目視にて評価した。この結果は表3に示す。さ
らに、打ち抜き加工性については、種々のピン径0.7
〜1.5mm及び穴間隔0.8〜2.0mmを有し、仕
上がり寸法が100mm×50mmになるよう設計した打ち
抜き加工性評価用金型を用いて、120mm×70mmの
大きさに切りだした銅張り積層板を加熱しながら、銅箔
面を上にして金型打ち抜き、試験片の外観の仕上がり程
度を目視にて評価した。この結果を表4に示す。ここ
で、「バルジ」とは打抜き型の周辺が微少な剥離によっ
て白く見える現象をいい、「良好」とはバルジが発生せ
ず打抜き穴がきれいに仕上がった場合をいい、「若干発
生」とは打ち抜き穴の周辺0.2〜0.3ミリ程度が白
くなっている場合をいい、「発生」とは、白くなってい
る部分が若干発生より大きい場合をいう。また、表4中
の「40℃良好」とは、40℃において打ち抜いた結
果、良好であったという意味であり、「70℃良好」と
は、積層板を70℃まで加熱して打ち抜いたら、良好で
あったという意味であり、「バルジ発生」とは、40℃
で打ち抜いたらバルジが発生したという意味であり、
「70℃バルジ若干発生」とは、70℃まで積層板を加
熱して打ち抜いたら、バルジが若干発生したという意味
である。さらに、低分子量成分含有量については、加水
分解した低分子量物の含有量を高速液体クロマトグラフ
ィー(東ソー(株)製、品番HLC−802)を用いて
測定した。この結果を表5に示す。ここでいう低分子量
成分とは、使用した植物油が加水分解した結果生じた化
合物をいう。
【0029】
【表1】 ─────────────────────────────────── 絶縁抵抗(単位:Ω);処理条件、上段:受理状態、下段:D−2/100 ─────────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 1.8×1013 1.4×1013 0.9×1013 2.4×108 2.5×108 1.8×108 ─────────────────────────────────── 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 2.5×1010 1.4×1012 0.9×1010 4.2×1012 5.0×106 5.7×108 2.4×106 1.4×108 ───────────────────────────────────
【0030】
【表2】 ─────────────────────────────────── はんだ耐熱性(単位:秒) ─────────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 39 36 30 4 45 15 28 ───────────────────────────────────
【0031】
【表3】 ─────────────────────────────────── 耐トリクロールエチレン性(沸騰トリクロールエチレンに浸漬) ─────────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2 比較例3 比較例3 30分 30分 30分 1分で 30分 1分で 30分で 異常なし 異常なし 異常なし 表面白化 異常なし 表面白化 表面若干白化 ───────────────────────────────────
【0032】
【表4】 ─────────────────────────────────── 打ち抜き加工性 ─────────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 40℃ 40℃ 70℃ バルジ 40℃ バルジ 70℃バルジ 良好 良好 良好 発生 良好 発生 若干発生 ───────────────────────────────────
【0033】
【表5】 ─────────────────────────────────── 低分子量成分含有量(単位:%) ─────────────────────────────────── 実施例1 実施例2 実施例3 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 5 7 12 47 5 28 8 ───────────────────────────────────
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、リノール酸、リノレン
酸を主成分とする低反応性植物油を、低分子化反応を抑
制しつつ、フェノール類と反応させて、従来用いられて
いた桐油と同等の可撓性を有しながら耐溶剤性も良好な
植物油変性フェノール樹脂を製造することができる。し
たがって、安価な材料を使用可能にでき、経済的効果が
大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊倉 俊寿 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化 成工業株式会社下館研究所内 (72)発明者 中村 吉宏 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化 成工業株式会社下館工場内 (72)発明者 池田 謙一 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化 成工業株式会社下館工場内 (72)発明者 奈良部 嘉行 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化 成工業株式会社下館工場内 (56)参考文献 特開 昭55−108414(JP,A) 特開 昭55−3903(JP,A) 特開 昭58−118813(JP,A) 特開 平6−65339(JP,A) 特開 平6−65340(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 8/00 - 8/38 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リノール酸又はリノレン酸のいずれか又
    は両方を主成分とする乾性油又は半乾性油にパーフルオ
    ロアルカンスルホン酸などの超強酸を触媒としてフェノ
    ール類を付加し、さらに、二重結合を共役化した、リノ
    ール酸又はリノレン酸のいずれか又は両方を主成分とす
    る異性化油を反応させ、次に、レゾール化することを特
    徴とする植物油変性フェノール樹脂の製造法。
  2. 【請求項2】 リノール酸又はリノレン酸のいずれか又
    は両方を主成分とする乾性油又は半乾性油、二重結合を
    共役化した、リノール酸又はリノレン酸のいずれか又は
    両方を主成分とする異性化油及びフェノール類を、パー
    フルオロアルカンスルホン酸などの超強酸を触媒として
    反応させ、次に、レゾール化することを特徴とする植物
    油変性フェノール樹脂の製造法。
JP08372593A 1993-04-12 1993-04-12 植物油変性フェノール樹脂の製造法 Expired - Fee Related JP3248973B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08372593A JP3248973B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 植物油変性フェノール樹脂の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08372593A JP3248973B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 植物油変性フェノール樹脂の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06298889A JPH06298889A (ja) 1994-10-25
JP3248973B2 true JP3248973B2 (ja) 2002-01-21

Family

ID=13810501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08372593A Expired - Fee Related JP3248973B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 植物油変性フェノール樹脂の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3248973B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113214443B (zh) * 2021-04-29 2022-07-01 山东宇世巨化工有限公司 一种硬脂酰化聚砜改性酚醛树脂及其制备方法和在制备轮胎橡胶中的应用

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06298889A (ja) 1994-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3158695B2 (ja) 積層板用フェノール樹脂の可撓剤、積層板用植物油変性フェノール樹脂、プリプレグ及び銅張り積層板の製造法
JP3248973B2 (ja) 植物油変性フェノール樹脂の製造法
US3947393A (en) Resin composition for laminates and prepared therefrom
JP2007009169A (ja) プリプレグおよびこれを用いた積層板とプリント配線板
JP3333573B2 (ja) 植物油変性フェノール樹脂の製造法
JP3183748B2 (ja) 難燃性積層板の製造方法
JP3320500B2 (ja) フェノール樹脂積層板
JPS6017340B2 (ja) 耐燃性積層板の製造法
JPH0149378B2 (ja)
JPS62285944A (ja) 積層板用樹脂組成物
JPH11181234A (ja) 植物油変性フェノール樹脂の製造方法及びそれを用いた金属箔張り積層板
JP3158694B2 (ja) 積層板用フェノール樹脂の可撓剤、積層板用植物油変性フェノール樹脂、プリプレグ及び銅張り積層板の製造法
JPS6051494B2 (ja) 難燃性積層品用変性フェノ−ル樹脂組成物の製造法
JP3148050B2 (ja) 難燃性銅張り積層板の製造法
JPH03188118A (ja) 油変性フェノール樹脂の製造方法
JPS60199014A (ja) 桐油変性フエノ−ル樹脂の製法
JPS5857417A (ja) 難燃積層品用フエノ−ル樹脂組成物の製造法
KR820001099B1 (ko) 변성된 페놀 수지를 제조하는 방법
JPS6222847A (ja) 積層板用樹脂組成物
JPS5859211A (ja) 積層板用フエノ−ルホルムアルデヒド樹脂の製造方法
JPH0687940A (ja) 積層板用植物油変性フェノール樹脂の製造法
JPS5853910A (ja) 難燃性積層品用変性フェノ−ル樹脂組成物の製造法
JPH0267310A (ja) 難燃性フェノール樹脂組成物および積層板
JPH1199590A (ja) 紙フェノール樹脂銅張積層板およびその製造方法
JPS6112720A (ja) 積層板用難燃剤

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees