JPS597781Y2

JPS597781Y2 - 外部アンテナ接続装置

Info

Publication number: JPS597781Y2
Application number: JP14840678U
Authority: JP
Inventors: 義憲岡田
Original assignee: 松下電器産業株式会社
Priority date: 1978-10-27
Filing date: 1978-10-27
Publication date: 1984-03-09
Also published as: JPS5564153U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は外部アンテナリードの接続装置に関するもので
あり、簡単で安価に構或することができ、しかも操作性
が良く、かつ薄いコンパクトな接続装置を提供しようと
するものである。

以下本考案の一実施例につき、添付図面と共に説明する
。

図において、１は薄板をほぼ中央より互いに接触するよ
うに折曲げた接続端子であり、第７図に詳細に示すよう
に折曲げる前の略中央部に略Ｒ形状にふくらませて形或
された突起１ａと、該突起１ａが後述するキャビネット
２の外面から所定寸法だけ飛び出した位置で、前記突起
１ａを除く他の部分がキャビネット２の内面２ａに密着
するように両腕を密着させて略直角に折曲げたところの
折曲げ部１ｂと、上記両腕のうちキャビネット２の内面
２ａに接する腕と反対側の腕１Ｃに形或された一対の固
定用折曲げ部１ｄ，ｌｄと、上記腕１Ｃの端部に形或さ
れた接続用折曲げ部１ｅと、上記固定用折曲げ部１ｄ，
ｌｄのほぼ中央でかつ折曲げ部１ｂ寄りに穿設された孔
１ｆとを有して成る。

２は上記接続端子１の取付体としてのキャビネットであ
り、該キャビネット２には第１図〜第４図に詳しく示す
ように、上記突起１ａを挿通させる孔２ｂと、外部アン
テナリード４を挿入し固定するための孔２Ｃと、第５図
に示すごとく、固定用折曲げ部１ｄ，１・ｄを固定する
ための一対の爪２ｄ，２ｄと、上記孔１ｆと対応する位
置に突設された溶着用リブ２ｅと、上記突起１ａがキャ
ビネット２の孔２ｂより突出した際、その先端がキャビ
ネット２の外面から飛出さないようにするための座ぐり
部２ｆとを有している。

３は印刷配線板であり、無線機器などの電気回路を構或
しており、上記接続用折曲げ部１ｅに対応する位置に接
続箔３ａを有している。

このような構或において、まず接続端子１の固定につい
て説明する。

第５図に示すように端子１の固定用折曲げ部１ｄ，ｌｄ
を爪２ｄ，２ｄの部分に矢印Ａ方向に挿入すると、固定
用折曲げ部１ｄ，ｌｄの上端１ｇ，Ｉｇが第６図に示す
ように爪２ｄ，２ｄのテーパ一部２ｇに沿って圧入され
、平面部２ｈと内面２１とで挾持され固定される。

このとき、溶着用リブ２ｅが孔１ｆに挿入するためさら
に、前記孔１ｆに挿通されたリブ２ｅを溶着することに
よって、外部より操作力の加わる固定用折曲げ部１ｄ，
ｌｄの操作力側を一層強固に固定することができる。

このようにして端子１を固定すると、端子１の屈曲部１
ｈによるばね効果により端子１をキャビネット２の内面
２ａにたえず所定の押圧力がかかった状態に保持するこ
とができ、孔２ｂよりキャビネット２外に突出した操作
部である突起１ａを指でキャビネット２の方向に押した
とき生ずるキャビネット２の内面２ａと端子１との隙間
に外部アンテナリード４を孔２Ｃより挿入し指をはなす
と、外部アンテナリード４の径寸法だけの変位に対する
ばね圧に、上記初期の所定の押圧力が加わり、外部アン
テナリード４を端子１と電気的に接続することができる
とともに、この接続状態を一定の保持力で保持すること
ができる。

また、印刷配線板３を固定したとき端子１の接続用折曲
げ部１ｅは印刷配線板３上の箔３ａは圧接して電気的に
接続されており、したがってこのとき外部アンテナリー
ド４は端子１を介して電気回路と電気的に接続されるこ
ととなる。

また、接続端子１の周囲にはキャビネット２と一体に印
刷配線板３との間に小さな隙間を生しる高さまでリブ２
ｊを立てて、外部アンテナリード４が内部深く挿入され
ることを防止している。

以上のごとく本考案によれば、突起１ａを押して、孔２
Ｃの下面に生じるキャビネット２の内面２ａと接続端子
１との間に生じる隙間に外部アンテナリード４を挿入す
るという簡単な操作で両者を電気的に接続することがで
きる。

また、突起１ａを略Ｒ形状にふくらませたことにより、
接続端子１の押圧力に抗して指でこの突起１ａを押して
も指が痛くない。

さらに外部アンテナ接続部は薄板を折曲げて２板分のば
ね圧をかけ、かつ印刷配線板３との押圧接触部は１枚の
ばね圧とし、外部アンテナリード４の保持力を大きくし
、かつ、印刷配線板３との接触ばね圧を小さくして変位
を大きくし、電気的接続の信頼性を高めることができる
。

また、外部アンテナリード４を接続端子１の平面で押圧
保持するので、プレスによるパリの方向を接続端子１の
合わせ面に位置させることにより、外部アンテナリード
４の引掛かりがなく、リードが切断されて内部に入り、
ショート等の電気的不都合を発生させることがない。

また、極めて薄い接続端子でかつ、指で押すストローク
分だけの接続端子の変位の隙間を設ければよく、無線機
能の小形・薄形化に対応できる装置である。

また、接続端子を圧入し、溶着するという簡単な取付方
法で、強固に組立てることができ、かつ、コスト的にも
安価であるという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例による外部アンテナ接続装置
の正面図、第２図はその裏面図、第３図は取付状態を説
明するための断面図、第４図は第２図のＡ−Ａ’線によ
る断面図、第５図は第２図のＢ−Ｂ’線による断面図、
第６図は第５図の要部拡大断面図、第７図は接続端子の
斜視図である。１・・・接続端子、１ａ・・・突起、１ｂ・・・折曲げ
部、ＩＣ・・・腕、１ｄ・・・固定用折曲げ部、１ｅ・
・・接続用折曲げ部、１ｆ・・・孔、２・・・キャビネ
ット、２ｂ，２Ｃ・・・孔、２ｄ・・・爪、２ｅ・・・
溶着用リブ、２ｆ・・・座ぐり部、３・・・印刷配線板
、３ａ・・・箔、４・・・アンテナリード。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）一枚の薄板を略中央部で折曲げて重ね合わせると
ともに一端を略直角に折り曲げて操作部を形或した接続
端子と、上記操作部を挿通させる第１の孔とアンテナリ
ードを挿入する第２の孔を持つ非導電体による上記端子
の取付体と、上記端子と電気的に接続される電気回路を
形或した印刷配線板とを備え、前記端子をその操作部が
第１の孔より取付体外に突出するように取付体に固定し
、第２の孔より挿入されたアンテナリードを取付体の内
面と端子との間に扶持して両者を電気的に接続し、前記
端子を介してアンテナリードを電気回路に電気的に接続
するように構或してなる外部アンテナ接続装置。
（２）略中央部の折曲げ部分をふくらみを持つ突起状に
加工して操作部とし、この突起状の操作部を略直角に折
り曲げて第１の孔より取付体外に突出せしめてなる実用
新案登録請求の範囲第１項記載の外部アンテナ接続装置
。
（３）端子の他端を折り曲げて接続用折曲げ部を形或し
、前記接続用折曲げ部の先端を印刷配線板に形或した電
気回路の所定の銅箔に圧接して両者を電気的に接続して
なる実用新案登録請求の範囲第１項記載の外部アンテナ
接続装置。