JPS5976975A - 高耐久性極細フロツク加工品およびその製造方法 - Google Patents

高耐久性極細フロツク加工品およびその製造方法

Info

Publication number
JPS5976975A
JPS5976975A JP18297482A JP18297482A JPS5976975A JP S5976975 A JPS5976975 A JP S5976975A JP 18297482 A JP18297482 A JP 18297482A JP 18297482 A JP18297482 A JP 18297482A JP S5976975 A JPS5976975 A JP S5976975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
flocked
fine
fibers
ultra
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18297482A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6131239B2 (ja
Inventor
豊 増田
正己 池山
中村 暉夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP18297482A priority Critical patent/JPS5976975A/ja
Publication of JPS5976975A publication Critical patent/JPS5976975A/ja
Publication of JPS6131239B2 publication Critical patent/JPS6131239B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は面1久性のすぐれた高密度極細フロック加工品
に関する。
海島型の複合繊維を、植毛してのち脱海することにより
極細パイルを有するフロック加工品が得られることは1
例えば特開昭47−14462などで公知である。
しかしながら、実用的な観点からみた場合、極細パイル
フロック加工品は、■摩擦に対して弱く毛が抜けやすい
。■圧縮作用などによりパイルがへたりやすい、などの
問題が生じやすい欠点を有している。とくに極細パイル
フロック加工品を。
いす張シ地々どの如き高耐久性、高回復性を要求される
用途に用いる場合、特にパイルがへたる問題があシ、実
用的レベルに達していないのが現状である。
すなわち9着用部のパイルがへたって倒伏し白つは〈光
ってみえる問題がある。一般にいす張り地などに用いら
れるモケット類などの立毛品において、長期間の着用で
このような傾向がみられるが、極細繊維パイルの場合は
ごく短期間でパイルがへたる欠点がある。これは繊維を
太くしてパイル長を短かくすることにより改善されるが
、極細繊r11独特の表面タッチや外観が失われる。し
たがって極fall繊糸1tバイルにおいてはこのよう
なパイルへたりの問題はかなり本質的であると考えられ
ていた。本発明渚らはこれらの点につき検討した結果、
05d以下の極細パイルでも、短がいものであれば植毛
密度ず7tわち゛ちみっ度″ヲ高くすることにより非常
にすぐれた1制へたり性、面j摩擦性を自し、かつ極細
繊維特有の柔軟な表面タッチを失なわないことを見出し
本発明に至った。すなわち本発明は、r(1)単糸繊度
が0.5d未満の極細フロック加工品であって、パイル
長が0.7 mm未満であり、植毛密度が1式を満足す
る範囲内で1ちる高1111久性極細フロック加工品 120≦M/L≦500 (M:1m2当りのパイル量ω L:パイル長(−)) (2)  島成分の比率が70〜95%であり、島成分
がFJ、 5デニ一ル未満であってパイル長が0.7 
rmn未満でかつ表面漏えい抵抗値が10’11cm 
以下の海島繊組パイルを用い、植毛を行い、ついで海成
分を除去極細化することを特徴とする高面j久性極細フ
ロック加工品の製造方法」 である。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明においてパ、イルとなる極細繊維累月は特に限定
されず、ポリエステル系、ポリアミド系。
アクリル系、などの合成繊維を用いることができる。極
細繊維を得る方法はたとえば公知の海島型複合合成繊維
、などからつくることができる。またフロック加工品を
得る方法はいかなる方法でもよいが、極細繊維を所定長
にカットして植毛する方法よりも、複合繊維パイルとし
て植毛後、極細化処理を行なう方法がより高密度に植毛
EJ能であり2本発明の要件を満たすことができる。
本発明において、極細繊維の太さとしては、0.5d未
満のものが用いられる。0.5 a以上のものは耐久性
の点ではすぐれているが5表面タッチが粗硬となシ好ま
しくない。
つぎに本発明においてパイル長は0.7 mm未満のも
のである。0.7 mmを越えるものはパイルがへたり
やすく01寸しくない。
本発明においてはさらに植毛密度が次式を満足する必要
がある。
120≦M/L≦500 (M : 1 m2当りのパイル量(g))(Lニパイ
ル長(−)) ここでM/、T、が120未満の場合、パイルのへたり
が太きく9寸だ摩擦作用によりパイルの変形や落毛が発
生(〜やすい。−18た500を越える場合、パイルの
ちみつ度が高ずぎて極細繊維の表面タッチを失なう。と
くに好捷しい範囲は、150≦M/L≦300である。
ここでM/TJ値の意味は長さを補正したパイル量すな
わち表面のパイルのちみつ性を表わす尺度となるもので
ある。本発明の高い植毛密度は通常のパイル織物では得
られに〈<、フロック加工においても、7I?殊な条件
下で得られるものである。寸だ本発明のパイルは基本的
には交絡がなく。
貼布に対してほぼ直立した形状のものが表面タッチが良
好で好捷しい。
このような植毛密度を得るだめの方法としては。
(1)  極細化する前の太い繊維を植毛復極細化する
(2)電着処理したパイルの表面漏えい抵抗を109Ω
・m以下とする (3)植毛時のパイル長、デニールを適切に設定する。
(例えば長さ05皿の場合6〜5dのパイルを用いるの
が好ましい。) ことにより得ることができる。
以上のように本発明の要件を満たす極細フロック加工品
は、圧縮や摩擦に対する耐久性がすぐれ。
いす張りなどに用いても使用中にパイルが抜けたり、パ
イルのへたりによる光沢の変化も少ない特徴を有してい
るが2本発明の効果をより大きく。
かつ表面タッチも良好にするだめ、パイル部分にオルガ
ノポリシロキサン類が付与されたものがよす好マしい。
オルガノポリシロキサンの種類、付与量については特に
限定されないが、柔軟で平滑性がありかつ耐久性の良い
ものが好捷しく用いられる。
本発明において、フロック加工品の基材、接着剤につい
ては特に限定されるものではない。
寸/こ本発明のフロック加工品は、立毛か細く。
ちみつで短かく直立性が良い特徴を有しており。
外観的にもカーフスェード調の高級感のあるものであり
、かつ4久性にすぐれているので、いす張り地、衣t1
用途など種々の用途に使用可能である。
つぎに本発明フ。ツク加工品の製造方法について更に説
明する。
本発明において植毛時に用いるパイルは9分離性が良く
、パ、イルの比抵抗(表面漏えい抵抗)がio’Ω・用
以下のものが飛昇性が良好で植毛密度を高くする〆で好
ましい。ポリエステル系のような疎水性の高い繊維に対
する電着処理の例としては本発明者らが提案した(特願
昭57−38760 )Si化合物と水溶性カリウム化
合物を併用することによって得ることができる。
本発明に用いる繊維としては島成分の比率が高い海島繊
維がより好ましく用いられる。
すなわち0.5d未満の極細パイルを直接植毛しても1
本発明の高い植毛密度を得ることは実質的に困難であり
、太い#1.維を植毛して、しかるのち適切な方法で極
細化することが好ましい方法である。この場合いわゆる
海島型繊維が、より好ましく用いられ、高比率が70〜
95%程度の高島比率の海島繊維が9本発明の植毛密度
を得るのに好適である。分割型(はくり型)の複合繊維
については高密度に植毛したのち分離することが困難で
ある」二に、交絡が起り易いので表面タッチに問題が残
る。
ここで海島繊維としては極細化後の島成分の単糸繊度が
05d未満のものを用いる。
つぎに本発明においては、植毛する繊維(パイル)の太
さ、長さを適切に選択する必要がある。
すなわち電気植毛においては、植毛密度は電植装置や電
圧などの植毛条件に依存するのはもちろんであるが、パ
イルの太さ、長さにも犬きく依存する。すなわち植毛パ
イルの場合、植毛密度やパイルの分離性の点から繊維の
太さに対し植毛ね」能な最大長には限界がある。本発明
者らの検討(tこよれば、同一繊度のパイルをカット長
を変えて植毛し/こ場合、 +?iJ述のM/L値は、
前記の限界長よりかなり短かいパイル長で高くなる事実
を究明した。−例をあげると3dのポリエステル系海島
繊維の場合、前記の限界最大長としては約1.0mmで
あるが。
本発明においては03〜0.6 n+1[+のカット長
として用いるのがM/L値が高く好ましい。なおポリエ
ステルとポリアミドからなる分割型複合繊維も適用可能
であるが1分割、後処理工程でポリアミドがわん曲(屈
曲)し易く、交絡し易い欠点がある。
本発明において植毛後は滴切な方法で脱海を行ない、染
色、仕」−げを行なう。これらの任意の段階でもみ処J
:]! (液流染色など)、シリコン系仕上げ剤を伺易
シサバキブラシングなどを行なうことができる。これら
の工程中ではパイルをからみi〈分離させる方向で加工
を行なうことがより好ましい。
実施例1 海成分がポリスチレン、島成分がポリエチレンテレフタ
レーI−よりなる海島繊維(3デニール海/島比、=I
D791]、島本数36本、島0.c175a)をリカ
ジイソプロピルホスフェートカリよりなる処理液に浸漬
、脱水、乾燥して電植用パイルとした(表面漏えい抵抗
3x108Ω・cm)。
基布としてポリエステル65%レーヨン′55%の混紡
平織物(目付120 g/m2)を用い、バインダーと
してポリエーテル型ポリウレタンDMF溶液(25%液
:粘度8万センチポイズ(25℃))を300 g/m
2となるようにナイフコータで塗付し。
アップ法電植M10で植毛した(電圧6万V、電極1ハ
1距離1DCIn)。パイルの植毛密度は140 g/
rrであった。
植毛後120℃で乾燥し、ついでトリクレン中に浸漬し
パイル海成分を除去した。これをサーキュラ型液流染色
機で常法にて120℃で染色、還元洗浄後、アミノンリ
コン系柔軟剤を付与(トーレシリコン(株) 5M−8
702)して仕上げた。得られた植毛布は極細の短かい
パイルがちみつに植毛されたカーフスェード調のもので
あった。植毛密度は120g/m2(M/L= 241
3 )であった。
このものの植毛強さをJIS L−1084、植毛強さ
A−1項45R法において、乾燥状態で5000回、水
湿潤時でろ00回後の摩擦後もパイル抜けはほとんどな
く表面変化も少なかった。またJIS −T、−109
6の圧縮弾性率は81%と良好であった。
比較例 実施例1と同じ繊維を1.0mmにカットして同様に植
毛した。植毛後のパイル植毛量は110 g/m2であ
った。同様に脱海染色したのちパイル植毛量は100 
g/m2(M/L = 100 )であった。得られた
植毛布は、光沢が強いものであった。これを同様に植毛
強さテストを行なったところ、乾燥状態5000回の摩
擦で基布の一部が露出し、水湿潤300回でもパイルが
抜は基布の一部が露出しだ。また圧縮回復率は72%で
あった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11単糸繊度が05デニ一ル未満の極細繊維フロック
    加工品であって、パイル長が0.7 mm未満であり、
    植毛密度が下式を満足する範囲内である高耐久性極細フ
    ロック加工品。 120≦M/L≦500 M : 1 m2当りのパイル量伝) L:パイル長(■Qn]) (2)  島成分の比率が70〜95%であり、島成分
    が05デニ一ル未満であって、パイル長が0.7mm未
    満でかつ表面波えい抵抗値が100(和以上の海島繊維
    パイルを用いて植毛を行い9次いで海成分を除去極細化
    することを特徴とする高耐久性極細フロック加工品の製
    造方法。
JP18297482A 1982-10-20 1982-10-20 高耐久性極細フロツク加工品およびその製造方法 Granted JPS5976975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18297482A JPS5976975A (ja) 1982-10-20 1982-10-20 高耐久性極細フロツク加工品およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18297482A JPS5976975A (ja) 1982-10-20 1982-10-20 高耐久性極細フロツク加工品およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5976975A true JPS5976975A (ja) 1984-05-02
JPS6131239B2 JPS6131239B2 (ja) 1986-07-18

Family

ID=16127557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18297482A Granted JPS5976975A (ja) 1982-10-20 1982-10-20 高耐久性極細フロツク加工品およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5976975A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170159215A1 (en) * 2014-05-09 2017-06-08 Alcantara S.P.A. Flocked material and process to produce it

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS536202A (en) * 1976-07-07 1978-01-20 Nisshin Steel Co Ltd Simple method for repair of steel tapping hole of converter
JPS5493164A (en) * 1977-12-29 1979-07-24 Kongou Furotsukingu Kk Flocked fabric
JPS5621870A (en) * 1979-07-31 1981-02-28 Toshiba Corp Printing head for wire dot printer

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS536202A (en) * 1976-07-07 1978-01-20 Nisshin Steel Co Ltd Simple method for repair of steel tapping hole of converter
JPS5493164A (en) * 1977-12-29 1979-07-24 Kongou Furotsukingu Kk Flocked fabric
JPS5621870A (en) * 1979-07-31 1981-02-28 Toshiba Corp Printing head for wire dot printer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170159215A1 (en) * 2014-05-09 2017-06-08 Alcantara S.P.A. Flocked material and process to produce it

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6131239B2 (ja) 1986-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0028015B1 (en) A fur-like napped fabric and process for manufacturing same
JPH0357991B2 (ja)
DE2310211A1 (de) Schwedenlederartiger erhaben gewebter stoff und verfahren zu dessen herstellung
JP2000273769A (ja) 長繊維不織布およびそれを含む人工皮革
JPS5976975A (ja) 高耐久性極細フロツク加工品およびその製造方法
JP4451613B2 (ja) 制電性と撥水性を有する防水織物
KR100962324B1 (ko) 인공피혁용 환편타입 베이스원단의 제조방법
JPH08209508A (ja) 防皺性に優れたパイル組成物
JPS623255B2 (ja)
JPS62191583A (ja) ヌバツク調フロツク加工品およびその製造方法
JPS60162857A (ja) 獣毛調ハイパイル布帛の製造方法
JP2001303308A (ja) 乳房カップ
JPS62141152A (ja) チンチラ調人工毛皮
JPH0420596Y2 (ja)
JPS62117851A (ja) チンチラ調人工毛皮
JP2001226882A (ja) 極細繊維植毛品の製造方法および極細繊維植毛品
JPS5855260B2 (ja) スエ−ド調起毛布帛とその製造方法
JPS58180641A (ja) 人造毛皮の製造方法
JPS6150774B2 (ja)
JPH05318637A (ja) 潜在撥水性不織布およびその製造法
JP2004197232A (ja) 皮革様シート状物およびその製造方法
JPH0335195Y2 (ja)
KR101049185B1 (ko) 신축성이 우수한 인공피혁 및 그의 제조방법
JPS59187664A (ja) 立毛シ−トの処理方法
JPS6292838A (ja) フロツク加工品の製造法