JPS5976566A - セメントおよび不定形耐火物用吹付ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はセメント或いは不定形耐火物用吹付時のノズル
閉塞あるいは“タレ”防止を主目的とした吹付ノズルに
関する。

〔背景技術及び問題点〕

従来セメント或いは不定形耐火物の吹付形態の一つとし
て、水、バインダ等を吹付材に混入させた後、吹付を行
なう方法があり、同方法は乾式法と湿式法とに２分され
る。そして湿式法、すなわちあらかじめ泥臭状にして空
気圧によりノズルから噴射する方法では水分が多いため
ノズル端においてタレが生ずる場合がしばしばあり、一
方、吹付ノズル部分で水分添加あるいはバインダ等の添
加を行なう乾式法の場合、添加部から噴出口までの距離
が短かければ短かいほど材料と水の混和は不充分となり
、また混和されても再び水分と材料とが分離してしまい
、水分が吹付ノズル先端より“タレ”現象を起して落下
し付着率の低下を招き、かつ落下するものの中には概し
て微粉の材料やバインダ等の成分が多（含まれていて付
着部分にマトリックスが不足し品質の低下も生じている
。また材料と硬化性バインダ等の混和状態が悪いと、ノ
ズル部を閉塞させることにもなる。さらに吹付作業現場
のスペースが狭く、そのため短小の吹付ノズルを使用し
なければならない場合は、上記材料と水分の混和状態が
さらに悪くなり、発塵も多く、作業環境を著しく害する
ことにもなっていた。

古くは特公昭３５−　１１６２１号公報Ｇこノズル部に
ゴム又は合成樹脂等で成形した筒体を取付け、流体の強
制的通過によって必然的に振動するようにしたノズル孔
内のコーチングを防止する吹付装置が知られているが、
同ノスルば厚肉の筒状体によって形成されていたため、
流体の通過による振動は小刻みであり、かかる振動では
コーチングは防止できず、またパタレ”現象の防止には
役に立たなかっ　ノこ。

〔発明の目的〕

本発明はこのような従来技術の有する問題点を解消しよ
うとするものであり、その目的は上述した問題点、特に
ノズル閉塞及び“タレ”現象を完全に防止でき、もって
付着率の向上および作業環境の改善を図ることができる
吹付ノズルを提供せんとするものである。

〔発明の概要〕

本発明は先端部から所要距離後方位置に流体注入部を有
する吹付ノズルにおいて、同先端部に複数に分割された
振動部利を取付け、被搬送物による振動部材の振動力を
高め、ノズル閉塞及びタレ防止を行うようにするもので
ある。

〔実施例〕

以下本発明に係る吹付ノズル構造を第１図から第３図に
示す実施例を参照して具体的に説明する。

第１図に第１実施例（基本構造）が示されており、図中
（１）は基端をニップル（３）を介して材料移送ホース
（４）と連結している吹伺ノズル本体、（５）は吹付ノ
ズル本体（１）の基端側に設けた注水部、（６）は同注
水部を介し、て吹付ノズル本体（１）内に水を噴出する
水供給管、（７）は吹付ノズル本体（１）の先端部（２
）に着脱自在に取付けられ、かつ複数に分割された筒状
の振動部材である。かかる振動部利（７）の形態として
は各種考えられるが、本実施例においては両端開口の截
即円錐状筒体（８）の基端を先端部（２）にフランジ（
２０）を介して着脱自在に取り付け、噴出口（８ａ）周
縁に略等周間隔にてスリット（９）を軸線と並ぶ方向に
切込むことによって構成している。

またスリット（９）の切込み長さは作業条件によって任
意に変えることができる。

上記構成によって、材料移送ホース（４）より吹付ノズ
ル本体（１）内に移送されてきた材料は同ノズル本体の
基端部に設けられた注水部（５）で噴霧状に注水混和さ
れ、さらにノズル先端部（２）に取り付けられた振動部
材（７）は搬送エネルギによって振動する９この場合、
振動部材（７）はスリット（９）によって複数に分割し
たので、搬送エネルギによって強力に振動することにな
る。かかる強力な振動によって混和祠料は混和状態をさ
らに改善して噴出口（８ａ）より噴出される。

第２図および第３図に第２実施例が示されており、本実
施例は振動部材（７−１）の振動を搬送（圧送）エネル
ギのみでな（圧搾空気流によるエネルギによっても行う
ことを特徴とするものである。

本実施例において振動部材（７４）は縦長スリブ１−　
（９−１）を有する内側筒体（８−１）の廻りに同心円
的に外側筒体ＱＯＩを配設し、同外側筒体の基端は内側
筒体（８−１）と同様にフランジ（２０−１）を介して
吹付ノズル本体（１−１）の先端部（２−１）に取り付
け、内側筒体（８−１）と外側筒体ａｏｔ間◆こ環状圧
搾空気流路（１１）を形成し、さらに外側筒体α０）の
基部廻りに同圧搾空気流路と連通ずる圧搾空気流入空間
（１２）を形成し、同空気流入空間に空気供給管（１３
）より圧搾空気を流入させることによって構成している
。

上記構成によって圧搾空気は圧搾空気流入空間（１２）
および圧搾空気流入路（１１）を経て噴出口（８ａ−１
）より噴出されるが、上記行程において圧搾空気は内側
筒体（８４）を共振させることができ、搬送エネルギに
よる共振とともに振動部材の振動をさらに倍加すること
ができ、振動部材（７−１）の長さは外側筒体００）の
長さの如何を問わず任意に設定できる。

なお上記二実施例において、筒体（８Ｌ　　（８−１）
は薄鋼板のみならずゴムにて製作してもよく、この場合
は同様に先端に短冊状に切込みを入れて使用するが、外
側に筒体を用いるときには、他にシート状や鎖状のもの
とすることもできる。

さらに第２実施例において圧搾空気を用いているが、不
活性ガス、例えば窒素ガス、アルゴンガス等を用いるこ
ともできる。

以上述べてきたごとく本発明に係る吹付ノズルは下記の
効果を奏することができる。

（１）振動部材の少くとも吹出端を複数に分割したので
、Ｉｌｌ送エネルギによって振動ｎ財Ａを強力に振動さ
せることができ、もって混和状態を促進でき、″タレ゛
現象を完全に防止することができ、付着率の向上を図る
ことができる。

（２）上述のごとく混和状態が改善されるので発塵を減
少でき、作業環境の改善を図ることができる。

（３１”タレ”現象による７１−リノクスの損失が減少
するため付着耐火物の品質をも改善できる。

（４）吹付ノズルよりの耐火物噴射状況は分散か大きく
、かつ均一になるので、被吹付付着面の平滑度が向上す
る。

（５）振動部材が強力に振動するためノズル内のコーチ
ングを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る吹付ノズルの第１実施例を示す全
体図、第２図は第２実施例の全体図、第３図は第２実施
例の振動部材の拡大説明図である。 図中、 ＋１１　　吹付ノズル本体・　（２）先端部（３）　　
ニップル　　　　　（４）材料移送ホース（５）注水部
　　　　　　（６）水供給管（７）振動部材　　　　　
（８）截頭円錐状筒体（８ａ）噴出口　　　　　　（９
）　　スリット００）外側筒体　　　　（］１）圧搾空
気流入路（１２）圧搾空気流入空間（１３）空気供給管
（２０）フランジ 特許出願人　　　黒崎窯業株式会社 代理人　小堀　益（ばか２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、先端部から所要距離後方位置に流体注入部を有する
   吹付ノズルにおいて、同先端部に複数に分割された振動
   部材を取付けたことを特徴とするセメントおよび不定形
   耐火物用吹付ノズル。