JPS597485Y2 - ドア用ストライクの荷重防止装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はドアに設けたドアロック装置のラッチボルトの
受座となるドア用ストライスに関するものである。

ドア枠に設けた従来のドア用ストライクは、矩形のケー
スからなるストライクであって、このストライクの中に
ドアロック装置のラッチボルトがドア側より進出して嵌
入し、このラッチボルトの平面部分がストライクの内側
壁面に当接してドアの閉塞状態を維持している。

このような状態において、ドアを開扉するときは、ドア
から突出している回動自在のノブを回動操作してラッチ
ボルトをストライクから外している。

ところで、ドアあるいはドア枠を長年使用していると、
変形したりあるいはドアヒンジが弛んでしまうことがあ
る。

このようにドアやドア枠が変形することによって、スト
ライクに嵌入したラッチボルトがストライクより外れな
くなるという問題がある。

すなわち、ストライスの内壁面にラッチボルトの平面部
が固く接触し、ラッチボルトの後退時における摩擦抵抗
を大きくしている。

したがって、ノブを回動操作するとき、力強くノブを回
動しなければならないので゛、ノブあるいはドアロック
装置の故障の原因となる欠点があった。

本考案は斯る欠点に着目してなされたものであって、そ
の課題とするところは、ドアあるいはドア枠が変形して
もノブの回動操作が円滑におこなえるようなドア用スト
ライクの荷重防止装置にある。

本考案が特徴とするところは、ラッチボルトの平面部分
と接触するストライクの内壁面部分において、摩擦抵抗
を減少させるようにしたことであって、その要旨とする
ところは、実用新案登録請求の範囲に掲記するとおりで
あり、これにより課題を解決する。

以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明する
。

第１図は本考案の要部を切欠した要部断面図であって、
第２図はストライクの分解斜視図である。

１はドア枠、２はドアである。

ドア枠１に矩形の切欠凹部１ａを形成し、この切欠凹部
１ａにストライクＡの一部品である矩形のケース３を嵌
装する。

さらに複数の貫通孔４と、また一端に折曲片６，６′を
他端に切欠溝孔７，７′を形或した互いに反対向に合せ
る２枚のプレー｝ ５．５’の間に複数個のボールベア
リング８を設け、このボールベアリング８の一部はそれ
ぞれ前記貫通孔４に回動自在に嵌合している。

このようにプレート５，５′間にボールベアリング８を
設けたあと、プレート５．５’に形威した折曲片６，６
′をそれぞれプレー｝ ５．５’に形威した切欠溝孔７
，７′に嵌挿し、さらにこの折曲片６，６′をプレート
５，５′の外側に柿曲げてプレー｝ ５．５’を固着し
、ボールベアリング８を扶持固定する。

このようにボールベアリング８を扶持したプレー ト５
．５’を前記ケース３の長手方向に平行して収容したの
ち、ドア２に設けたラッチボルト９が進退する開口部１
０を形或した前面カバー１１をケース３に被冠すると同
時に、この前面カバー１１の裏面に突設した突出片１２
．１２’を前記プレート５および５′の間に差込みし、
さらに前面カバー１１の両端に形或した小孔１３．１３
’とケース３の両端片３′，３“に形威した小孔１４．
１４’との位置を合せたのち、ネジ（図示せず）で固着
する。

以上のように本考案はケース内にボールベアリング８を
設けたプレー１− ５．５’を設けたので、ラッチボル
ト９がストライクＡ内に嵌太し、さらにラッチボルト９
の平面部９′がボールベアリング８に接触することによ
り、円滑にラッチボルト９をドア側に後退させることが
できるので、実用的効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例であって、第１図は要部断面図、
第２図はストライクＡの分解斜視図を表わすものである
。 Ａ・・・・・・ストライク、１・・・・・・ドア枠、２
・・・・・・ドア、３・・・・・・ケース、５，５′・
・・・・・プレート、８・・・・・・ボールベアリング
、１１・・・・・・前面カバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ラッチボルトが進退するケースと、このケースに被冠す
   る突出片と開口部を形或した前面カバーと、ケース内に
   収容するボールベアリングを回動自在に扶持した２枚の
   プレートとを設けケース内壁面の長手方向に沿って前記
   プレートを収容すると共に、このプレートの間に前面カ
   バーの突出片を挿入したあとこの前面カバーとケースと
   をネジで固着することを特徴とするドア用ストライクの
   荷重防止装置。