JPS5971456A - 毛皮調パイル布の製造法 - Google Patents

毛皮調パイル布の製造法

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JPS5971456A
JPS5971456A JP57181061A JP18106182A JPS5971456A JP S5971456 A JPS5971456 A JP S5971456A JP 57181061 A JP57181061 A JP 57181061A JP 18106182 A JP18106182 A JP 18106182A JP S5971456 A JPS5971456 A JP S5971456A
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pile
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fur
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鹿田 道夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は毛皮調風合と外観を有し、高付加価値素材とし
て衣料用、車輌用シート地等に好適なツマイル布の製造
方法に関するものである。
衣料用としての高付加価値素材として人工皮革を代表と
するスェード調が増大し、品質の改良と共にその用途の
拡大が図られている。一方、これと共にパイル織物ある
いはパイル編物においても従来よりシール調の布が各方
面で研究され、既に多くのものが提案されている。
しかし、人工皮革によるものは兎も角として、パイル織
物あるいはパイル編物によるものは一般にバラタが良く
、口で吹いたとき、なびくような毛皮調風合には乏しく
、その必要性、あるいは今後の需要の増大が見込まれる
にも拘らず、未だ十分そのようなものを得るに至ってい
ない。
本発明者は、かかる実状に着目し、上記毛皮調風合をも
つパイル布を得るべく、日夜その開発に努力を傾注した
その結果、本発明者は毛皮調編織布において最も重要な
ことは素材であることを知見し、これに適するものとし
て扁平断面糸の使用を試みた。
ところが、各種扁平断面糸についてその風合を求めテス
トを行なったところ、単に扁平断面糸状によるというの
みでなく、単糸デニールにも関連があり、更に扁平断面
糸の形状そのものによっても相当の風合変化を生じるこ
とを見出した。
即ち、種々の試行段階において円形断面に近いものは、
前記のようなバラクが良く、吹はす、i′すびきそうな
毛皮調風合は得ることができず、又、余りに扁平化して
も毛皮調外観には程遠く、何れの場合も不適であり、断
面形状における巾と厚さとが特定された範囲が必要であ
ることを知った。と同時に、単糸デニールか余り太くて
は剛直化し柔軟性をもつ動物毛の感触から遠のくことが
分った。
又、余りに収縮率が多い場合には、布表面における緻密
感が欠如し、毛皮ライクにならないことも判明した。
本発明は上述のような種々の試行の結果、漸くにして到
達したもので、毛皮調パイル編織布を得るための好適な
方法を提供することを目的とし、これに適した素材を特
定化することを課題としてその解決を図ったものである
即ち、本発明は、単糸デニールが1.5〜20デニール
であって、小豆型、いんげん夏型、米型等の扁平断面形
状を有する合成繊維からなり、繊維断面における巾と厚
さの比が前記単糸デニールにに繊維断面の長軸延長線上
で繊維断面中の倍の位置から当該繊維断面への切線角度
が10〜25°であり、かつ少くとも収縮率が20%以
下である繊維をパイル繊維に含んでパイル生地を編織し
、次いで後処理することを特徴とするものである。
以下、更にこれを詳述すると、本発明の最も基本的な特
徴は、使用する繊維の断面形状にあり、先ず、小豆型、
いんげん夏型、米型の如き扁平細長断面形状をもつ合成
繊維を使用することである0しかし、同じ細長扁平断面
形状とは云え、その断面形状はより特定されなければな
らず、すべての扁平細長断面形状において意図する毛皮
調風合が得られるものではない。
そこで、本発明者は、合成繊維の太さと、扁平細長断面
の巾と厚さの各関係について、毛皮調風合との関連を考
察した。
第1図はかかる結果を纒めたものであり、毛皮調風合を
得る多くのものは図中の枠内範囲にあることが確認され
た。
とりわけ、−の比が1となることは円形断面に近づき、
毛皮調風合は全く得ることはできず、一方、4.5を超
え、大きくなり過ぎた場合も合成繊維の単糸デニールと
の関係で毛皮調風合は得難くなる。
勿論、単糸デニールが大きくなれば、′騙の値の大きく
なることも充分、予測されるが、単糸デニールが大きく
なっては、うぶ毛、さし毛などをもつ毛皮調外観は益々
遠ざかる。そのため、単糸デニールは細いものであるこ
とが好ましい0本発明者は20デニールを超える単糸デ
ニール糸を使用した場合には上記の条件より外れること
を知るに至り、単糸デニールが1.5〜20デニールの
範囲にある合成繊維が好適であるとの結論を得、単糸デ
ニールの上限を20デニールとした。
その結果、第1図に示される状況観察に徴し、巾、! 
= 0.95−10.3 d、但しdは単糸デニール数
の式を満足することが実質的に有効であることが判明し
た。
一方、前記隻の比率に基づいて、よりその断面形状の特
定化を図るべく、毛皮調風合の適否を参照しつつ考察し
た。
そのため、繊維断面の長軸延長線上で繊維断面の倍の位
置から当該繊維断面への切線角度(α。
第3図参照)を求めたところ、第2図に図示したように
10〜25度、特に10〜21度位が最も良好な毛皮調
に近い風合を出すことが分った。
なお、断面円形は上記角度に換算すれば40度である。
かくして、以上の各考察を経た結果、本発明の意図する
毛皮調風合のパイル布を得るためには、単糸デニールが
1.5〜20デニールで繊維断面における巾と厚さの比
率が前記単糸デニールとの関係で 嘔= 0.95 +〇、3 d の式を満足し、かつ繊維断面の長軸延長線上で繊維断面
中の倍位の位置から当該繊維断面への切線のなす角度、
即ち切線角度が10〜250である合成繊維の使用か最
も有効である。もとよい合成繊維以外、同様断面の再生
繊維素繊維なども使用できるが、合成繊維が強力さの点
で有効である。
ここで、合成繊維にはポリアクリル繊維、ポリエステル
繊維、ポリアミド繊維ならびにそれらの複合繊維が含ま
れ、これら各繊維は単独又は混合して使用することがで
きる。更に、再生繊維素繊維を併用することも差支えな
い。
そして、これら各繊維はさし毛、うぶ毛などを叢生させ
る′関係上、収縮性を有していることが必要であり、就
中、うぶ毛は最も収縮性が要求される。しかし、毛皮調
風合を呈し、口で吹けばなびくような毛皮調を得るには
さし毛の果す役割が重要であり、前述した断面形状の細
デニール合成繊維糸は主としてさし毛に使用される。
そのため、収縮率はさ程、大きいことは必要でなく、2
0%以下であることが効果的である。
なお、合成繊維としては長繊維、短繊維共に上記の各条
件を有すれば充分、効果は発揮され、これらは混紡、混
繊、交撚、引揃えなど、種々の態様によってパイル布に
適用される。
又、上記合成繊維は、更に一部他の繊維、例えば羊毛、
綿、再生繊維素繊維などを混紡し、複合化して使用する
ことも差支えない。
次に、上記の如き扁平細長断面糸を使用してパイル布を
製造するが、同製造方法は従来知られた各種製織、製編
による方法が採用される。なかでも、本出願人が開斯し
た丸編機を使用踵該丸編機で基布となる編地全編成しつ
つパイル糸フィーダーからくり出したパイル糸をその編
目に絡ませ表面にパイル糸の叢生したパイル地を得るこ
と、あるいは編地を基布とし、両面編地をパイル糸で纏
絡し、センターカットすることによりパイル地を得るこ
となどは最も一般的である。
この場合、前述した合成繊維糸はパイル糸に使用される
ものであるが、かかるパイル糸を絡ませる編地を構成す
る糸としては、ポリアミド系合成繊維、ポリエステル系
合成繊維、再生繊維素繊維等、任意の繊維のフィラメン
ト又はそれら繊維の単独もしくは混合からなる紡績糸な
ど任意の繊維糸条が使用可能である。
そして、パイル糸としては前記細長扁平断面形状の合成
繊維、例えばポリアクリル繊維、ポリエステル繊維、ポ
リアミド繊維の1種又は混合からなる繊維の外、更によ
り多くの収縮率を有する、例えば20〜40%の収縮能
を有するポリアクリル系合成繊維又はポリエステル系合
成繊維もしくはそれら向繊維の混合された繊維が併用さ
れる。
このうち、前者の細長扁平断面のポリアミド系又はボリ
エ′ステル系もしくはポリアクリル系合成繊維は主とし
て立毛中のさし毛を形成する繊維であり、パイル構成用
繊維中の60〜90%を占めている。これに対し、後者
の収縮能を有するポリアクリル系合成繊維又はポリエス
テル系合成繊維は後処理における熱によって20〜40
%の収縮を来たし、前記さし毛の基部に縮えた状態で群
生する細く短かいうぶ毛を構成しており、パイル繊維に
対し通常、10〜40%程度混入される。
勿論、前記両者繊維の混入割合により夫々の風合と外観
に変化を付与するが、しかし、収縮能を有する合成繊維
を40%を超えて混入するときはさし毛が減少し、緻密
となって毛皮調が失なわれると共に、後染め後のへたり
感が顕著となってパイル地の外観を損なうために好まし
くなく、一方、該繊維が10%以下である場合にはホ;
リアクリル繊維あるいはポリエステル又はポリアミド系
繊維による細長扁平断面のさし毛の色調が強く出て2段
にわたる効果的なパイル布の風合を得驚ことか難しく、
従って要すればポリアクリル系又はポリエステル系収縮
繊維の混入は10〜40%が最も効果的である。
なお、パイル形成に際し、ポリアミド繊維、ポリエステ
ル繊維、アクリル系繊維共にり1Jンブは従来の通常の
場合より少ない方がよく1インチ当り10以下が好適で
あり、又、ノくイルを構成する短繊維のカット長として
は、10〜15m+n程度力(最も一般的である。
次に」1記の如きパイル布の染色ならびに後処理である
が、染色は、先染めと後染めの何れでも採用可能である
。先染めの場合には、染色−製編織一毛割一蒸気立毛一
ボリツシャー剪毛−表面カロ工−パッキングという順序
で一般的に後処理t:qテなわれ、メ、後染めの場合に
は製編織−反染一毛割−ボリツシャー剪毛−蒸気立毛−
表面付型カロ工−パッキング又は反染後−ブリント−樹
脂柔軟カロエーミンク加ニーバッキングなどの後処理力
;施されるO しかし、これらは使用されている。<イル布の繊維の種
類によって左右され、毛皮調風合を出すのに好適な柔軟
剤、撥水剤、スコッチガード仕上。
その他制電加工なども適宜考慮される。
以下、主な後処理工程について述べる。
先ず、後染めは既知のウィンス染色、サーキュラ−染色
を始め一般的な循環染色法が用いられ、70℃〜110
℃に保持された染浴内に浸漬して染色される。染料はポ
リアミド系合成繊維に対しては酸性染料、ポリエステル
系繊維に対しでは分散染料、アクリル系合成繊維に対□
・してはカチオン系染料等、夫々の繊維に対し選定され
る公知の染料が適用され、必要に応じ随時沈澱防止剤が
併用される。勿論、上記の染色手段はこれに限るもので
はなく、適宜可能な後染め染色を適用することができる
。又、後染め染色後、必要に応じオイリングを行なう。
次に上記パイル地の染色仕上げ後の風合を良好にするた
め染色後の乾燥時幅出しと共に加工を行なう。加工は通
常、毛割、蒸気立毛の外、加熱ロール間でパイル又は立
毛を伸ばすボリツシャ加工とか、剪毛加工が随時適用さ
れる。ボリツシャ加工は染色8幅出し後、漸次、温度を
低減してい〈複数段の加熱ロール間を通過させることに
よつ−C通常行なわれ、一方、剪毛工程は立毛又はツク
イルを略均−に保つべく染色前又は染色後の適宜時期で
一回から数回にわたって行なわれ、ツクイル長を所要長
さ例えば10〜15mm程度に揃えるようにする。
又、更に適宜、表面変化をもたせるため、ブラッシング
加工あるいはエンボス加工による付型仕」二げを適用す
る。ブラッシング加工は、)ぐイル布に熱を与え、ナイ
ロンブラシ、針金その他からなるブラシで布表面を左右
1段又は2段式で付型するものである。
この場合、テンターで′予へ熱された/ぐイル布を柄刻
円型力コQラー(内部ナイロンブラ゛ンシンク゛500
0 r、p、m)に通すパターンブラシシンク°によっ
て代替し、又は併用して何型加工を行なうことも好適で
ある。予熱温度はポリエステル繊維の場合210℃位が
一般的である。
一方、エンボス加工はノぐイル布と柄刻みローラーの速
度を゛適宜、変えることによって付型される0パイル布
はアクリル繊維を用いるときは100〜140℃に加熱
され、再生繊維素繊維であるときは190℃位である。
なお、上記のブラッシングあるいはエンボス加工に際し
ては表面における変化を良好ならしめるため20%以下
の水分をもたせることか効果的である。
又、上記の外、パイル布には必要に応じ艶出し加工、永
久付型加工9毛先の化学処理加工などを施すこともでき
る。
更に前記パイル布は適宜、仕上げ前又は仕上げの最後に
パッキング工程によりノ(ツキング剤が付着されるが、
バッキング剤としてはアクリル酸エステル樹脂、水溶性
ウレタン樹脂、スチレン、ブタジェンゴム等が用いられ
る。
以上のような各工程によって得られた本発明の各条件を
満足するパイル布は、従来のツマイル布のどれよりも遥
かに毛皮調を呈しており、ツクイノb′のバラクが良く
、さし毛は口で吹くことにより動揺し、なびいて、高級
毛皮調の風合、外観を有して毛皮ライクのイメージによ
く適合するものである。
なお、本発明方法により得られるパイル布は衣料用2イ
ンチ(yア用、車輌用シートなど広汎な用途に使用され
るが、就中、毛皮ライクの高級化によって衣料用として
頗る有用である。
特に、紡糸に際し、紡出後、2段凝固法によって前述の
如き繊維の扁平細長断面を得たものは最も毛皮調に近い
ものである。
以下、本発明の実施例を掲げる。
比較例 繊維断面元型のアクリルkzHB糸を焦茶に糸染めし、
この糸をW織機24羽、地糸、綿49/、綿箸、巾48
インチ、打込本数54〜にて織物を作った。カット長1
o叫、15祁とした。この織物を毛割、ボリッシャ仕上
げをひない上地立毛織物に仕上げた。風合は従来のアク
リルボアと同じであり、側底、毛皮調タッチより離れた
ものであった。仕上り目付け55”tr?であった。
実施例1 繊維断面が小豆型、〜の比率がl : 2.3 、繊維
断面中の倍の点からの切線角度が15度の2.5デニー
ルのアクリル原綿を用い、6を紡績し、収縮率20%(
ボイル収縮)を焦茶に糸染めした。この糸をダブル織機
24羽、地糸、綿49/2.綿2%。
巾48吋、打込本数5−糾にて10範、15iiバイル
長の織物を作った。この織物に対し毛割、ボリツシャ仕
上げを行ない、無地立毛織物に仕上げた。風合は極めて
ソフトで毛すバキ抜群に良好であり、息を吹きかけると
さっとなびく状態であった。この生地でガハーフコート
を作ったが良好な品物になった。仕上り目付け5804
であった。
コート地、ライナー地として最適であった。
実施例2 繊維断面が小豆型、〜の比率1 : 2.3 、繊維断
面中の倍の点からの切線角度が15度の2.5デニール
、同様に小豆型1比率1 : 26 、切線角度が15
度の6デニールを30%及び70%混合し、収縮率18
%であるるのアクリル紡績糸を作った。この糸を焦茶に
糸染めし、W織機24羽、地糸、綿牙、綿翳、巾48吋
、打込本数46へ6mm、9Mパイル長の織物に仕上げ
た。風合はソフトで毛がよくさばけ、毛皮ライクでチン
チラに近い型態となった。仕上り目付け6254であっ
た。コート地に最適であった。
実施例3 繊維断面が小以型、喝の比率1 : 2.6 、切線角
度15度の6デニールのアクリルを30%混入し、綿の
収縮20%となるようトウ牽引機で熱処理延伸した。繊
維断面が小豆型、′騒の比率l:4.切ff1A角度1
3度の12デニールのアクリル全30%混入し、未収縮
綿とした。更にラブ毛とする繊維断面元型の熱処理延伸
し収縮35%としたアクリル綿4デニールを40%を混
合し先染め焦茶4を紡績した。この紡績糸をW織機21
羽、地糸。
綿3% 、綿1% 、rfj4a吋、打込本数46’4
にて15祁の織物を作った。この織物を蒸気にて蒸し、
収縮綿を収縮せしめ毛割、ボリッシャ仕上げを行なった
。12デニールがさし毛となり他はラブ毛として収縮し
たため、恰かもミンクの如き織物が仕]二かった。風合
ソフトで毛すバキ良き人工ミンクとなった。仕上り目付
け64 、)7であった。コート地として最適であった
実施例4 羊毛ラスクー(13デニール相当)を30%。
繊維断面が小豆型、〜の比率1 : 2.6 、切線角
度15度の6デニールアクリルを30%混入し綿の収縮
20%とし、又、繊維断面が小豆型、喝の比率1 : 
2.3 、切線角度15度の2.5デニ一ルアクリル4
0%混入し綿の収縮24%とし、以上3つを混合しシル
バーグレー犠を紡績した。この糸Q16Gシールフライ
ス機3トビ、パイル長13市、地糸、エステル3皆 で
ニット生地を作った。
このニット生地を蒸気で蒸し収縮せしめ、毛割。
ボリツシャ仕上げを行なったところ、羊毛ラスターがさ
し毛となり実物の如きミンクが仕上がった。
風合ソフトで極めて良好なウールミンクとなった。
仕上り目付は6524であった。コート地として最適で
あった。
実施例5 繊維断面いんげん豆型、喝比率1:3.6.切線角度1
3度の12デニールのアクリルを40%。
繊維断面小豆型、1職比率1:2,6.切線角度15度
の6デニールアクリルを45%混入せしめ42収縮率1
8%の紡績糸を作り糸染めし、シルバーグレーとした。
この先染糸をW織機16羽、45吋巾、地糸、綿憚、綿
1% 、パイル長30 m 。
打込本数37への織物を作った。この織物を毛割。
ボリツシャ仕上げを行ない、毛先きのみをプリントシ、
銀ギツネ織物となった。風合よく、毛すバキ極めてよく
、銀ギツネに近い風合となった。仕上り目付は632諮
であった。コート地に最適であった。
実施例6 繊維断面小豆型、へ比率1:2.5.切線角度17度の
150デニール/ 60 F (単糸デニール2゜5デ
ニール)のアクリル長繊維、ピユーロン(旭化成、商品
名)を2本としW織機に54吋巾、地糸として綿4%、
綿2牙、パイル長121+1m 、打込本数68鵡の織
物を作った。この織物をウィンス染色しシルバーグレー
とした後、毛割、ボリッシャ仕上げをした。風合ソフト
で風でなびく毛すバキを示した。仕上り目付は55 s
俗であった。コート地に最適であった。
実施例7 繊維断面いんげん夏型、喝比率1 : 4.46 、切
線角度10度の100デニール/l0F(単糸デニール
10デニール)のアクリル長繊維、ピユーロン1本と1
8%収縮を有する繊維断面JIL、型を有する100デ
ニール/ 40 yを60//M交撚し、W織機にて2
5羽、地糸として綿4誌 、綿シ、巾54吋、打込本数
62編の条件で織物を作った。
これをウィンス染色にて黒色とせしめ、のち、毛割、ボ
リツシャ仕上げを行なった。風合は毛皮調。
アザラシ調となり極めてよい風合を示した。この仕上り
生地にブラシ加工を行なったところ、ミンク調のよい生
地に仕上った。
又、一方、この生地に蒸気処理後、エンボス加工を行な
いアストラカンに仕上げた。風合ソフトで型態保持性良
く、雨にぬれても型崩れしない商品となった。仕上り目
付は5807であった。コート地に最適であった。
実施例8 繊維断面木型、喝比率1 : 1.9 、切線角度21
度のエステル150デニール724 Fをパイルと地糸
エステル3者 を用い、16Gシ一ル7ライス機lトビ
、パイル長4−5WIN +度目15でニット生地を作
った。この生地をウィンス染色し、シルバーグレーに染
色した。この生地を毛割、ボリツシャ仕上げをし、表面
に蒸気をかけて経ボダーのブラシ加工を行なった。この
仕上り生地は従来のエステルよりも毛すバキがよく毛皮
に似たタッチへ変った。仕上り目付け542S4で衣料
、車輌用シート地として最適であった。
実施例9 繊維断面木型、鳴比率1 : 1.9 、切線角度21
度のエステルl 50 cl / 24 Fとレーヨン
扁モ糸嘔比率1: 63 、15oa/+oFを引揃え
とし、16Gシ一ルフライス機3トビ、パイル長13 
m+地糸、エステル3才9度目15としニット生地を作
った。どの生地をウィンス染色し赤茶にした。
この生地を毛割、ポリシャ仕上げし、後、蒸気をかけて
ブラシ加工した。(経ミンク加工)この生地は樹脂加工
せずに、表面加工できる特徴があシ、寸法安定性にすぐ
れている。従来レーヨン100%では尿素ホルマリン面
脂加工をしなければ表面加工ができない。又、仕上がっ
た生地も雨にぬれると柄がくずれる欠点がある。これに
反しエステル/レーヨンはこの欠点=icf分に力、<
−でき雨にぬれても大丈夫であった。用途は衣料コート
地、椅子張り地として適しており、仕上シ目付は440
卦であった。
実施例10 9繊゛維断面いんげん夏型、へ比率1 : 2.5 、
切線角度13度のナイロンl 50 eL 752 F
 (十イロンシーベ、旭化成、商品名)2本交撚し、W
織機にて25羽、地糸、スフ40/2.綿2g、巾54
吋。
パイル長8咽、打込本数6−省で製織した。この生地を
ウィンス染色し茶色とした。この織物を毛割、ボリツシ
ャ仕上げした。風合は従来のナイロンとは異なり、ワキ
シー感は消え、タッチはしとやかで柔かい毛I夕に似た
状態となった。仕上り目付は494釡であった。
用途は衣料としてライナーコート表地にも適しナイロン
のため椅子張り地、車輌用シート地として好適であった
実施例11 繊維断面小豆型氾騒比率1 : 5.2である12d5
0%、同じ(1:2.6.6d20%、同じ<1=12
3の2.5df:30%とし、2.5dを収縮16%せ
しめる如くこの綿を混合紡績し、%罐作っf6更に繊維
断面いんげん立型、′騙比率1 : 4.46 。
tlji1度10度のl OOa / ]−Ofのアク
リル長繊維を60¥Aで合撚し笈。X I OO/ 1
0 Fの糸とした。この糸を染色し茶とし16G3トビ
組織でパイル長25欄、地糸を綿気でニット生地を作っ
た。この生地を毛割、ボリッシャ仕上げを行ない立毛仕
上げを行なった。
アクリル長繊維は汚染程度の染色で殆んど染まらず白く
残り、ボカシ調フォックスが仕上がった。
風合ソフト′で腰があり毛すバキよ〈仕上がった。
この生地は衣料コートとして適している。仕上り目付は
78勢であった。
以上のように、本発明方法によれば、風合が極めてソフ
トであり、腰もあり、かつ息を吹きかければなびく状態
となって天然毛皮に類似した毛皮ライクのパイル布を製
造することができる効果的な方法である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に使用する扁平細長断面糸の
太さと1の比率ならびに切線角度戸輸のの比率の各関係
を示す図表、第3図は切線角度のとり方を示す説明図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 単糸デニールが1.5〜20デニールで、小豆型
    、いんげん立型、米型等の扁平断面形状を有する合成繊
    維からなり、繊維断面における巾と厚さの比が前記単糸
    デニール(、i)に対し、”’4 =LJ、95−1−
    0.3dの式を満足すると共に、繊維断面の長軸延長線
    上で繊維断面中の倍の位置から当該繊維断面への切線角
    度が10〜25°であり、かつ少くとも収縮率が20%
    以下である繊維をパイル繊維に含んでパイル生地を編織
    し、次いで後処理を行なうことを特徴とする毛皮調パイ
    ル布の製造法。 2、 合成繊維がポリアクリル繊維、ポリエステル繊維
    、ポリアミド繊維からなる群より選ばれた1種以上であ
    る特許請求の範囲第1項記載の毛皮調パイル布の製造法
    。 8、 後処理が毛割、蒸気立毛、ボリツシャ仕上げであ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の毛皮調バイノ
    ゾ布の製造法。 4、 後処理が蒸気立毛、ボリツシャ仕上げと、更に熱
    ブラッシング又はエンボス加工による付型処理を含む処
    理である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の毛皮調
    パイル布の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6359454A (ja) * 1986-08-28 1988-03-15 帝人株式会社 直立性に優れた立毛編地
JPH01148835A (ja) * 1987-12-01 1989-06-12 Toray Ind Inc 内装用布帛
JPH0229478U (ja) * 1988-08-13 1990-02-26
JPH04240247A (ja) * 1991-01-17 1992-08-27 Kuraray Co Ltd パイル製品およびその製造法

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