JPS5970697A - アンスラサイクリン化合物、その製造法およびその用途 - Google Patents

アンスラサイクリン化合物、その製造法およびその用途

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JPS5970697A
JPS5970697A JP17914782A JP17914782A JPS5970697A JP S5970697 A JPS5970697 A JP S5970697A JP 17914782 A JP17914782 A JP 17914782A JP 17914782 A JP17914782 A JP 17914782A JP S5970697 A JPS5970697 A JP S5970697A
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anthracycline compound
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anthracycline
compound
strain
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JP17914782A
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English (en)
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Nozomi Otake
大岳 望
Hiroyuki Kawai
河合 弘行
Yoichi Hayakawa
洋一 早川
Masaya Nakagawa
雅哉 中川
Kanji Imamura
今村 寛司
Hideo Inoue
英男 井上
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Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔1〕発明の背景 本発明は、新規なアンスラサイクリン化合物、その製造
法およびその用途に関する。
制癌性抗生物質としてのアンスラサイクリン化合物は医
薬とl−て重要な位置を占めており、既に各種のものが
提案されている。
一般に、化学物質の生理活性はその化学構造に依存する
ところが太きいから、アンスラサイクリン化合物につい
てもそのアグリコン部分および糖部分の種類または置換
基にお℃・て既存のものと異なる化合物に対しては不断
の希求があるといえよう。
〔■〕発明の概要 本発明は、上記の希求に応えるものである。
すなわち、本発明によるアンスラサイクリン化合物J5
5G1は、下式で示されるものである。
本発明によるアンスラサイクリン化合物J55G1の製
造法は、適当な培地にアクチノマジュラ属のアンスラサ
イクリン化合物J55G1生成能を有する菌株を好気的
に培養し、培養物から下式で示されるアンスラサイクリ
ン化合物J55G1 を採取すること、全特徴とするも
のである。
本発明による抗腫瘍剤は、下式で示されるアンスラサイ
クリン化合物J55G1 ’r有効成分とするものであ
る。
本発明によるダラム陽性菌感染症治療剤は、下式で示さ
れるアンスラサイクリン化合物J55Gl全有効成分と
するものである。
   OH H さHO 】)化学構造 本発明によるアンスラサイクリン化合物J55G1は、
上記の式(A)で示される化学構造を有する。
この化学構造は、下記のようにして決定された。
すなわち、先ず、J55G1 ′t−0.IN塩酸に溶
解し、90℃に30分間放置することによって加水分解
することにより、アグリコン部分と糖部分とを得た。ア
グリコン部分は、核磁気共鳴スペクトルおよびマススペ
クトルの解析により、13−ジヒPロカルミノマイシノ
ンと決定された。
また、J55G1’jl:メタノールに溶解してPb−
BaSO4の存在下で接触還元を行なうとN−ホルミル
ダウノサミンが得られ、この物質の核磁気共鳴スペクト
ルおよびマススペクトルの解析、ならびにJ55G1の
赤外吸収スペクトル、核磁気共鳴スペクトル、元素分析
等の結果より、J55G1の構造式は上記式(A)の通
りに決定された。
2)物理化学的性状 アンスラサイクリン化合物J55G1の物理化学的性状
のい(つかを示せば、下記の通りである。
(1)外 観  赤橙色粉末 (2)元素分析  旦  旦  2i   立分析値 
58,98 5,67 2.50 31.81計算値 
59.66 5,38 2,58 32.38(c27
H290nN ) (3)分子量  543 、5 (4)融点 180〜185℃ (5)比旋光度〔α〕V +111°(C=0.1、メタノール中)(6)紫外部
ノ可視部吸収スペクトル 第1図に示した通りである。
MeOHλ (81%) max     cm 235(382)、252(315)、293(85)
4−80(109)、492(130)、579(39
)0.1NI(C1+CH30H 234(384)、254(301)、293(85)
480(127)、492(145)、525(97)
0、lNNaOH+CH30H 240(442)、290(8g) 555(152)、595(132) (7)  赤外吸収スペクトル(溶液法、メタノール)
第2図に示した通りである。
(8)核磁気共鳴スペクトル (400メガヘルツ、重クロロホルム中)第3図に示し
た通りである。
(9)溶解性 ・メタノール、エタノール、n−シタノール、アセトン
、メチルエチルケトン、クロロホルム、ベンゼンおヨヒ
トルエンニ可溶 ・酢酸エチルおよび水に難溶 ・シクロヘキサン、ヘキサンおよび石油エーテルに不溶 なお、J55G1はメタノール溶液中で赤橙色であるが
、アルカリ性で紫色に変色する。
(10) Rf値 J55G1のシリカゲルプレート上での種々の溶媒にお
けるRf値は、下記の通りである。
クロロホルム:メタノール       0.22=i
o:i クロロホルム:メタノール:酢e     O,22=
  1oo:  io  :  1 クロロホル広:メタノ−/L/:ベンゼン    0.
61=70:30:30 トルエン:メタノール       0.06=to:
i (メルク社「シリカゲル60F254Jプレー)1使用
)2、  J55G1の製造 1)概要 アンスラサイクリン化合物J55G1は現在のところ微
生物の培養によってのみしか得られていないが、類縁化
合物の合成化学的または微生物学的修飾によって製造す
ることも、あるいは全合成化学的に製造することもでき
よう。
微生物の培養による場合の菌株としては、アクチノマジ
ュラ属に属するJ55G1生成能を有するものが使用さ
れる。具体的には、本発明者らの分離したアクチノマジ
ュラ・ロゼオビオラセエJ55がJ55G1を生産する
ことが本発明者らによって明らかにされているが、その
他の菌株については抗生物質生産菌単離の常法によって
適当なものを自然界より分離することが可能である。ま
た、A。
ロゼオピオラセエJ55 k含めてJ55G1生産菌を
放射線照射その他の処理に付して、J55G1生産能を
高める余地も残されている。
2) ’ J55株 アンスラサイクリン化合物J55G1生産能を有するア
クチノマジュラ属の菌株として本発明者らの見出してい
るJ55株は、下記の内容のものである。
(1)由来および寄託番号 J55株は鹿児島県薩摩町の野菜株で採取した土壌より
分離されたものであり、昭和57年7月3日に工業技術
院微生物工業技術研究所に寄託されて、「微工研菌寄第
6617号」の番号を得ている。
なお、本菌株は当初ストレプトミセスsp、923−M
T2(J−55)と命名されてその名で上記のように寄
託されたが、現在の時点ではアクチノマジュラ・ロゼオ
ピオラセエJ55が正しい名称と考えられている。
(2)菌学的性状および生理学的性質 国際放線菌命名委員会(ISP)の方法便覧に従って行
なった本菌株の特徴づけは、下記の通りである。
A)形態性状 基生菌糸は分枝しながら寒天培地表面に放射状に広がり
、菌糸の分断は観察されない。空中菌糸は主軸全長(伸
ばし、短枝をはy直角(主軸に対して)に分岐(単軸分
校)し、その先端に10個内外またはそれ以上の胞子か
らなる密な小螺旋状胞子鎖(1〜3回転、径2.0〜2
.5μ)及び擬似胞子嚢(径285〜3.5μ)や胞子
塊を形成する。
胞子鎖は巾0.5〜0.8μの円筒状シースに覆われ、
その表面は粗面状を呈し、個々の胞子は指骨状に連結す
る。胞子塊は不定形で、その胞子表面は粘質状物質で包
まれている。遊離胞子はまれに観察され、円筒形または
長円形、巾0.5〜0.8μ、長さ0.7〜1.1μ、
平滑表面を呈する。真正胞子嚢、鞭毛胞子、閘核などは
観察されない。全細胞加水分解物中にメゾ型ジアミノピ
メリン酸とマジュロースを含むことから、細胞壁タイプ
はIIIBと判断される。
B)培養性状 各種培地における培養性状(37℃培養)の観察結果は
、表1に示す通りである。
C)生理的性状 生理的性状(炭素源の同化性を含む)は、表2に示す通
りである。
D)考察および同定 本菌株は、(1)細胞壁タイプがI[lBであり、(2
)胞子鎖は10個またはそれ以上の胞子からなり、(3
)擬似胞子嚢や胞子塊全形成し、(4)真正胞子嚢及び
鞭毛胞子が観察されないことから、アクチノマジュラ(
Actinomadura )属に所属すると判断され
る。
野々村の検索表し醗工、第52巻、71〜77頁、19
74年〕と記載〔醗工、第49巻、904〜912頁、
1971年〕より、本菌株はA、ロゼオビオラセエ(A
roseoviolacea )に最も近縁であると判
断される。
そこで、本菌株とA、ロゼオピオラセエの標準菌株(K
CCA−145(野々村A−5)〕を同条件下で培養し
、両菌株の主要な性状について比較した。
結果は表3に示されるように、菌叢色、裏面色及び最適
生育温度に僅少な差異がみられるものの、分類学的には
極めてよく類似している。よって、本菌株は、アクチノ
マジュラ・ロゼオピオラセエ(Actinomadur
a roseoviolacea Nonomura 
et 0hara1971)であると同定された。
3)培養/J55G1の生産 アンスラサイクリンJ55G1は、アクチノマジュラ属
に属するJ55G1生産菌を適当な培地で好気的に培養
し、培養物から目的的全採取することによって製造する
ことができる。
培地は、J55G1生産菌が利用しうる任意の栄養源を
含有するものでありうる。具体的には、例えば、炭素源
としてグルコース、シュークロース、マルトース、スタ
ーチ、および油脂類などが使用でき、窒素源として大豆
粉、綿実粕、肉エキス、ペプトン、乾燥酵母、酵母エキ
ス、およびコーンスチープリカーなどの有機物並びにア
ンモニウム塩または硝酸塩、たとえば硫酸アンモニウム
、硝酸ナトリウム、および塩化アンモニウム等の無機物
が使用できる。また、必要に応じて、食塩、塩化カリウ
ム、リン酸塩、重金属塩など無機塩類を添加することが
できる。発酵中の発泡を抑制する為に、常法に従って適
当な消泡剤、たとえばシリコーンを添加することもでき
るっ 培養方法としては、一般に行われている抗生物質の生産
の方法と同じく、好気的液体深部培養法が最も適してい
る。培養温度は5℃〜45℃が適当であるが、35℃〜
40℃が好ましい。従って、J55株は比較的高い温度
で培養するのが適しているということができる。この方
法でJ55G1の生産量は、振盪培養、通気攪拌培養共
に4日〜5日で最高に達する。
このようにしてJ55G1の蓄積された培養物が得られ
る。培養物中では、J55G1はその一部は培養戸液中
に存在するが、その大部分は菌体中に存在する。
このような培養物からJ55G1 f採取するには、合
目的的な任意の方法が利用可能である。その一つの方法
は、抽出の原理に基くものであって、具体的には、たと
えば、培養P液中のJ55G1についてはこれを水不混
和性のJ55Gl用溶媒(前記参照)例えばトルエン、
酢酸エチル、酢酸ブチル、クロロホルム、ブタノール等
で抽出する方法(培養涙液は中性ないし微塩基性である
と抽出効率が良好である)、あるいは菌体内のJ55G
1についでは沖過、遠心分離等で得た菌体集体をトルエ
ン、クロロホルム、酢酸エチル、ブタノール、メタノ−
/k 、エタノール、アセトン、メチルケトン、塩酸溶
液または酢酸溶液などで処理して回収することができる
。菌体全分離せずに培養物そDま〜を上記の抽出操作に
付すこともできる。適当な溶媒音用いた向流分配法も抽
出の範啼に入れることができる。
培養物からJ55G1’jz採取する他の方法の一つは
、吸着の原理に基(ものであって、既に液状となってい
るJ55G1含有物、例えば培養涙液あるいは上記のよ
うにして抽出操作を行なうことによって得られる抽出液
、全対象として、適当な吸着剤、例えば活性炭、シリカ
、シリカゲル、「セファデックスLH20j(ファルア
シア社製→等、金柑いたカラムクロマトグラフィー、液
体クロマトグラフィー、その他によって目的J55G1
 i吸着させ、その後溶離させることによって、J55
Glを得ることができる。このようにして得られたJ5
5G1溶液を減圧濃縮乾固すれば、J55GIの粗標品
が得られる。
このようにして得られるJ55G1の粗標品をさらに精
製するためには、上記の抽出法および吸着法を必要に応
じて組合せて必要回数実施し、必要に応じて再結晶を行
なえばよい。例えば、シリカゲル、「セファデックスL
)I20j、弱酸性イオン交換樹脂、活性炭などの吸着
剤またはゲル濾過剤を用いたカラムクロマトグラフィー
、適当な溶媒を用いた液体クロマトグラフィー、および
向流分配法を適宜組合わせて実施することができる。具
体的には、例えば、J55G1粗標品を少量のクロロホ
ルムに溶解し、シリカゲルカラムを用いて、適当な溶媒
で展開して活性成分を溶出させ、溶出液を減圧濃縮後、
更に[セファデックスLH20jカラムで溶出させると
、J55G1が単一物質として分離されるから、これを
濃縮してから適当な溶媒から晶析させて、J55G]全
結晶として得ることができる。
3、  J55G1の用途 本発明によるアンスラサイクリン化合物J55Glは、
制癌活性および抗菌活性を有ししかも毒性が低いという
点で医薬として有用な化合物である。
1)生理活性 (1)抗腫瘍性 J55Giは、実験動物の白血病に対して著しい抗肺瘍
作用金示した。例えば、CDF 1マウスに対し、P3
88白血病細胞の懸濁液lXl06ケ/マウス全腹腔内
に移植し、移植後より1日目と5日目にJ55G]’e
投与した。30日間観察を行ない、生理食塩水を投与し
た対照群のマウスの生存日数を100とした延命率(チ
)で効果を示すと、下記の通りであった。
150 2               155130 0.5        127 0.25       119 0.125       102 (2)抗菌性 J55G1は種々の微生物に対して抗菌作用を示す物質
であり、試験管希釈法により求めた最小増殖阻止濃度(
MIC)は表4の通りである。
スタフィロコッカス・アウレウス FDA209P  
   25(5taph、aureus ) バチルス・スブチリス PCI−21912゜5(B、
 5ubtilius ) バチルス・セレウス IAM−172950(B、 c
ereus ) サルシナ・ルテア NIH−J           
   12,5(5arcina 1utea ) シー→顎か←7少オレスセンス IAM 1201’ 
    >100(Ps、flueoresi’i’i
s )ミコメクテリウム・スメグ骨テイス ATCC6
07:>Zo。
(Mycobacterium smegmatis 
 )エシェリキア・コリ NIHJ         
   >100(E、colt ) キャげイダ・p靴麺ンスIAM4905       
>100(CancHda albicans )上記
のように、本発明のJ55G1は抗菌作用を有し、特に
ダラム陽性菌に対して抗菌性を示すので、これらに起因
する感染症に対して有効な抗生物質として使用すること
ができる。
(3)急性毒性(LD50) J55G1のマウス腹腔内注射によるL D 50は、
15〜20 (mg / kg )であった。
2)抗腫瘍剤 このように、本発明のアンスラサイクリン化合物J55
G1はヒトヲ含む動物の腫瘍、特に悪性腫瘍、に対して
抗腫瘍性を示すことが明らかにされた。
したがって、本発明のJ55G1は抗腫瘍剤ないし腫瘍
治療剤として使用することができる。
抗腫瘍剤としてのJ55G1は合目的的な任意の投与経
路で、また採用投与経路によって決まる剤型で、投与す
ることができる。薬剤としては製薬上許容される担体な
いし希釈剤で希釈された形態がふつうである。
抗腫瘍剤としてのJ55G1 ’に実際に投与する場合
には、これを注射用蒸留水または生理食塩水に溶解して
注射する方法が代表的なものの一つとして挙げられる。
具体的には、動物の場合は腹腔内注射、皮下注射、静脈
または動脈への血管内注射および局所投与等の注射によ
る方法が、ヒトの場合は静脈または動脈への血管内注射
または局所投与等の注射による方法がある。
J55G1の投与量は、動物試験の結果および種々の情
況を勘案して、連続的または間けつ的に投与したとぎに
総投与量が一定量を越えないように定められる。具体的
な投与量は、投与方法、患者または被処理動物の状況、
例えば年令、体重、性別、感受性、食餌、投与時間、併
用する薬剤、患者またはその病気の程度に応じて変化す
ることはいうまでもな(、また一定の条件のもとにおけ
る適量と投与回数は、上記の指針を基として専門医の適
量決定試験によって決定されなければならない。
3)グ、ラム陽性菌感染症治療剤 本発明によるJ55G1は前記の生理活性データから明
らかなように制癌性抗生物質であり、具体的にはダラム
陽性菌に対して抗菌性を示すところによりJ55G1は
ダラム陽性菌に由来する疾病治療剤として使用すること
ができる。
この場合の剤型および投与量については、上記の抗腫瘍
剤に関して説明したところが妥当し、その他投与回数、
剤型等もすべて上記に述べたと同じような注意をもって
決定することができる。
実施例 以下において「%」はr w/v%」である。
実施例1 (1)種母の調製 使用した培地は、下記の組成の成分を1リツトルの水に
溶解して、pH7,2に調製したものである。
澱  粉        1% ポリペプトン    1チ モラセス      1% 肉エキス      1チ 上記培地15m1k犬型試験管に分注殺菌し、アクチノ
マジュラ・ロゼオビラセセエJ55 fスラントより1
白金耳接種し、37℃にて72時間試験管撮盪(23O
rpm ) したもの全種母とした。
(2)培養 使用した培地は、下記の組成の成分を1リツトルの水に
溶解して、pH7,4に調整したものである。
ブドウ糖       2.5チ 大豆粉    1,5ヴ 乾燥酵母        0.2チ 炭酸カルシウム(沈降性)    0.4%上記培地1
0リットル’kloomlの三角フラスコに分注殺菌し
たものへ、上記種母1ml’を添加し、ロータリーシェ
ーカー(230rpm )を用いて37℃にて4日間回
転培養を行なった。
(3)  J55G1の採取 培養後、培養液をp過し、菌体と涙液を分離する。F液
にトルエンをその172量添加して、3回反復抽出を行
なう。一方、菌体は、10kg あたりアセトン3リツ
トルを加えて、3回反復抽出した。
このアセトン溶液全濃縮後、pH8,5テトルエンによ
り3回抽出する。このトルエン溶液を上記の炉液より得
られたトルエン溶液と合わせ、減圧濃縮(〜て油状物質
10 g を得る( J55G1粗標品)0実施例2 実施例1で得られたJ55G1粗標品i少量g ’1ク
ロロホルムに溶解し、酸性シリカゲル500 g kク
ロロホルムで平衡化したカラム6X60ciにのせ、ク
ロロホルムでよ(カラムを洗ったのち、クロロホルム:
メタノール−10:1で溶出する。得られた画分を減圧
乾固したのち、クロロホルム:メタノール;酢酸=10
0:10:1(7)溶媒系を用いてTLC(メルク社[
シリカゲル60F2.4」)にて展開し、Rf 0.2
伺近の着色画分をかぎとる。このようにして得られた画
分を溶出濃縮後、クロロホルム中で再結晶して、J55
G11mgを得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、J55G1の紫外部可視吸収スペクトルを模
写したものである。 1・・・メタノール中 2・・・メタノール+HCI中 3・・・メタノール+NaOH中 第2図は、J55G1の赤外吸収スペクトルを模写し7
たものである。 第3図は、J55G1の” H−NMRスペクトルを模
写したものである。 出願人代理人   猪 股    清 高崎重言原町3献麟麦酒株式会 社開発科学研究所内 手続補正書 昭和57年11月、AD日 特許庁長官  若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第179147号 製造法およびその用途 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 4230  弁理士 猪  股 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 8、補正の内容 明細書を、下記の通りに補正する。 3下カ・ら2 化学構造     化学構造7 3  
 MeOHCH30H 105野菜株      野菜畑 135〜ピンク      〜ピンク)183  メチ
ルケトン   メチルエチルケトン 1814   シリカ      シリカ、アルミナ1
815   アジア      マシア252  盪(
230盪機にて振盪(2302511100−の三角 
  100−ずつ500m1の三角 昭和59年1月73日 特許庁長官  若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第179147号 2、発明の名称 アンスラサイクリン化合物、 その製造法およびその用途 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 誤麟麦酒株式会社 明細書第1O頁第8行「「微工研菌寄第6617号」」
を、「「微工研条寄tIX427号」」と補正する。 受託番号変更届 昭和59年1り〕3日 特許庁長官若杉和夫殿 1.4!件の表示 昭和57年特許願第179147号 2、発明の名称 アンスラサイクリン化合物、 その製造法およびその用途 3、手続をした者 事件との関係 特許出願人 献麟麦酒株式会社 4、代 理 人 工業技術院微生物工業技術研究所 6、旧受託番号 微工研菌寄第6617号 9、添付書類の目録 (1)新受託番号を証明する書面(写)   1通−7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下式で示されるアンスラサイクリ〉′化合物55G
    I H 品 2、適当な培地にアクチノマジュラ属のアンスラサイク
    リン化合物J55G1生成能を有する菌株を好気的に培
    養し、培養物から下式で示されるアンスラサイクリン化
    合物J55G1 f採取することを特徴とする、アンス
    ラサイクリン化合物J55G1の製造法。 3、下式で示されるアンスラサイクリン化合物J55G
    1 f有効成分とする抗腫瘍剤。 品 4、下式で示されるアンスラサイクリン化合物J55G
    1 k有効成分とするダラム陽性菌感染症治療剤。
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