JP2990628B2 - 新規植物生長調節物質aji−302及びその製造法 - Google Patents

新規植物生長調節物質aji−302及びその製造法

Info

Publication number
JP2990628B2
JP2990628B2 JP33507491A JP33507491A JP2990628B2 JP 2990628 B2 JP2990628 B2 JP 2990628B2 JP 33507491 A JP33507491 A JP 33507491A JP 33507491 A JP33507491 A JP 33507491A JP 2990628 B2 JP2990628 B2 JP 2990628B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aji
plant growth
medium
substance
growth regulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33507491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05170793A (ja
Inventor
昭憲 鈴木
彰 磯貝
直之 福地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Publication of JPH05170793A publication Critical patent/JPH05170793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2990628B2 publication Critical patent/JP2990628B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストレプトミセス属に
属する微生物が生産する新規リポペプチド化合物及びそ
れを有効成分とする植物生長調節剤、さらにはその製造
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、植物に対して生長調節活性を持つ
物質としては、合成的手法により得られるもの、微生物
によって生産されるものなど数多く知られている(農薬
の科学、第6版、文永堂、1986年)。しかしなが
ら、これらの化合物には、残留性、毒性などが問題とな
っているものも少なくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の植物生長調節物質に見られるような残留性、毒性など
の欠点がなく、しかも大量生産可能な新規植物生長調節
物質を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、植物生長
調節作用があり、残留性、毒性の低い化合物を開発する
ために鋭意研究を重ねた結果、ストレプトミセス属に属
する微生物が産生する新規リポペプチド化合物がその目
的に適合しうることを見出し、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、下記化2
【化2】 で表される化合物及びこれを有効成分とする植物生長調
節剤、さらにはストレプトミセス属に属し、該化合物を
生産する能力を有する微生物を培養することを特徴とす
る該化合物の製造法を提供するものである。
【0006】本発明の化合物は新規のリポペプチド性物
質であり、以下AJI−302と記す。なお、AJI−
302にはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩や酸付加塩などの塩類、及び化2中の2つのアミド基
(−CONH 2 のうちいずれか1つあるいは2つから
アミノ部分を人為的あるいは自然に脱離した遊離のカル
ボン酸構造(−COOH)を持つ化合物も包有される。
【0007】本発明のAJI−302を生産する微生物
としては、ストレプトミセス・エスピー(Strept
omyces sp.)AJ−9465(FERM P
−11872)が一例として挙げられる。この菌はIS
P2培地上で好気的に生育し、気菌糸を形成し、基生菌
糸は形成するが分断しない。顕微鏡下で気菌糸の先端
は、5回転以下のらせん状あるいは開いたらせん状に生
育する。成熟した胞子は連続したいぼ状を示し、連鎖は
10〜20個程度である。ISP2培地上では、うす黄
(pale yellowish brown)の発
育上に、明るい灰味茶(light greyish
reddish brown)の気菌糸を着生する。溶
解性色素、メラニン性色素は、いずれも生成しない。細
胞壁中にLL−ジアミノピメリン酸を含有し、特徴的な
糖は存在せず、リン脂質はPII型である。以上の菌学
的性質により、本菌株をストレプトミセス属に属するも
のと同定した。
【0008】本菌株の菌学的性状をさらに詳細に示すと
次のとおりである。
【0009】1.形態的性質 顕微鏡下観察では、基生菌糸は各種栄養寒天培地上で分
岐してよく生育し、よく伸長した気菌糸を形成する。輪
生枝は認められない。胞子鎖の形態は多くのものが螺旋
状を示す。成熟した胞子は、楕円形で1×2ミクロン程
度の大きさを示し、表面はいぼ状であり、胞子の連鎖は
10〜数10であり、胞子間の境界は不鮮明である。ま
た、胞子のう、菌核、運動性胞子などは認められない。
【0010】2.各種培地における生育状態 下記各種培地における色調の表示は日本色彩研究所版、
色の標準を用いた。 (1)シュクロース・硝酸塩寒天培地 非常に良好に生育し、黄味灰色の発育上に気菌糸はほと
んど形成されず、裏面の顕著な色や溶解性色素は認めら
れない。 (2)グルコース・アスパラギン寒天培地 良好に生育、黄味灰色の発育上に中程度に白色の気菌糸
を形成し、裏面の顕著な色や可溶性色素は認められな
い。 (3)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP5培
地) 中程度に生育ないし生育は悪く、ほとんど無色の発育上
にまばらにうっすらと白色〜灰色の気菌糸を形成し、裏
面の顕著な色や可溶性色素は認められない。 (4)スターチ寒天培地(ISP4培地) 良好に生育し、ほとんど無色〜黄味灰色の発育上に豊富
に白色〜灰色の気菌糸を形成し、裏面の顕著な色や可溶
性色素は認められない。 (5)チロシン寒天培地(ISP7培地) 中程度に生育ないし生育は悪く、ほとんど無色〜黄味灰
色の発育上に中程度に白色の気菌糸を形成し、裏面の顕
著な色や可溶性色素は認められない。 (6)栄養寒天培地 中程度に生育し、ほとんど無色〜黄味灰色の発育上に気
菌糸は形成されず、裏面の顕著な色や可溶性色素は認め
られない。 (7)イースト・麦芽寒天培地(ISP2培地) 良好に生育し、うす黄茶色の発育上に良好に白色の気菌
糸を形成し、裏面の顕著な色や可溶性色素は認められな
い。 (8)オートミール寒天培地(ISP3培地) 良好に生育し、ほとんど無色〜黄味灰色の発育上に豊富
に白色〜明るい灰色の気菌糸を形成し、裏面の顕著な色
や可溶性色素は認められない。
【0011】3.生理的性質 (1)生育温度範囲 20〜32℃でよく生育し、10℃、37℃ではほとん
ど生育しない。 (2)ゼラチンの液化 グルコース・ペプトン・ゼラチン培地で、27℃で培養
しゼラチンの液化が認められたが、その程度は弱い。 (3)スターチの加水分解 スターチ寒天培地(ISP4培地)上で陽性。 (4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化 凝固は陽性であるがその程度は非常に弱く、ペプトン化
はほとんど認められない。 (5)メラニン様色素の生成 チロシン寒天培地(ISP7培地)で陰性。4. 炭素源の利用性(プリドハム・ゴトリーブ寒天培
地:ISP9培地) D−グルコース、L−アラピノース、D−キシロース、
D−フルクトース、シュクロース、イノシトール、L−
ラムノース、ラフィノース、D−マンニットを利用す
る。
【0012】以上の菌学的性質を、バージェイズ・マニ
ュアル・オブ・ディターミネイティブ・バクテリオロジ
ー第8版(1974年)記載の分類基準により検索した
結果、本菌株はストレプトミセス・グラミノファシエン
ス(Streptomyces graminofac
iens)と性質が一致した。
【0013】AJI−302を製造するには、例えばス
トレプトミセス・エスピー AJ9465を適当な培地
に培養することにより、その培養物に同物質を生成蓄積
されるので、これを採取すればよい。
【0014】培養方法は一般微生物の培養方法に準ずる
が、通常は液体培地による深部培養が有利である。培養
に用いられる培地としては、生産菌が利用できる栄養源
を含有するものであればよい。すなわち、炭素源として
はグルコース、フラクトース、澱粉、デキストリン等が
用いられ、窒素源としては肉エキス、ポリペプトン、カ
ゼイン、グルテン、酵母エキス、大豆粉、コーン・ステ
ィープ・リカー、尿素、硫酸アンモニウム、リン酸アン
モニウム等が用いられる。このほか、例えばリン酸水素
ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の無
機塩も必要に応じて用いることができる。培養にあた
り、発泡の激しいときにはシリコン化合物、高級アルコ
ール、植物油等の消泡剤を少量添加すればよい。培養温
度は20〜35℃が良く、特に27℃前後が最も好まし
い。培養時間は1〜10日間程度が良いが、培養条件に
より適宜変更することができる。
【0015】培養により生成したAJI−302は主と
して培養液中に分泌されるので、一般には遠心分離、濾
過等の手段により菌体を除去した上清あるいは濾液から
一般に抗生物質の単離に用いられる手段によって採取さ
れる。例えば、クロロホルム、酢酸エチル、あるいはn
−ブタノール等有機溶媒による溶媒抽出法、シリカゲ
ル、活性炭、合成ポリスチレン系樹脂、合成ポリアクリ
ル系樹脂等を使用する吸着カラムクロマトグラフィー、
ゲル濾過法、各種イオン交換クロマトグラフィー、オク
タドデシル化されたシリカゲルを担体とする逆相分配カ
ラムクロマトグラフィー及びHPLC、さらには向流分
配法、結晶、再結晶等の精製手段を順次又は適宜組み合
わせて行うことにより単離、精製することができる。
【0016】上記の様にして得られたAJI−302
は、植物に対して様々な作用を持つ。植物生長調節剤と
して用いるには、AJI−302単独で、溶液、粉末、
錠剤などとして使用できるが、必要に応じて窒素成分、
カリウム成分、リン成分などの肥料成分や糖類などの栄
養成分、あるいは無機塩類などを含む配合剤としても使
用できる。
【0017】本剤は畑などの土壌に施用できる他、水耕
液中あるいは寒天培地中に用いることもできる。AJI
−302の使用濃度は溶液として土壌に用いた場合、1
〜10000ppmが有効であるが好ましくは10〜1
000ppmが適当である。また水耕液中、あるいは寒
天培地中に用いる場合には、終濃度が0.1〜1000
ppmとなるように本物質を加えることが有効である
が、好ましくは1〜100ppmが適当である。
【0018】
【実施例】次に、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。
【0019】実施例1 AJI−302の製造
【0020】グルコース1%、ポリペプトン0.2%、
肉エキス0.1%、酵母エキス0.1%から成る液体培
地(pH7.2)を500ml容三角フラスコ6本に、
それぞれ200ml分注した。これを121℃で15分
間蒸気滅菌したのち、ストレプトミセス・エスピー A
J−9465の斜面培養菌体を1白金耳接種し、26.
5℃で2日間振とう培養し、種母液を得た。一方上記組
成の培地を51三角フラスコ6本にそれぞれ21ずつ分
注し、121℃で15分間滅菌した。それぞれに200
mlの種母液を接種し、26.5℃で4日間振とう培養
した。
【0021】このようにして得られた培養物に、セライ
トを加えた後、ヌッチェを用いて濾過し、培養濾液12
1を得た。この全量をアンバーライトXAD−7(ロー
ムアンドハース社製)カラム(500ml容量)に吸着
させ、蒸留水1.51で洗浄したあと、50%メタノー
ル21で溶出した。活性は主として50%メタノール溶
出画分に回収された。この画分を約200mlに減圧濃
縮したあと、酢酸を加えて液のpHを3.5に調整し、
20mM酢酸アンモニウム/酢酸(pH4.0)で平衡
化したSP−セファデックスC−25(ファルマシア社
製)陽イオン交換カラム(86ml容量)に吸着させ、
pH4.0、pH6.0及びpH8.0に調整した20
mM酢酸アンモニウム/酢酸を、それぞれ400mlず
つ、順次通液した。これより得られる溶出液を1.5m
lずつ分画し、活性を測定したところ、活性はpH8.
0の緩衝液溶出画分に回収された。次に、この活性画分
(240ml)を凍結乾燥し、乾燥物を少量の水に溶か
したあと逆相系オクタドデシル化シリカゲル(ODS)
カラムSSC−ODS−742(センシュー科学社製、
φ10×250mm)を用いた高速液体クロマトグラフ
ィー(移動相:0.1%トリフルオロ酢酸を含むアセト
ニトリル濃度0〜30%のグラジェント溶出、流速2.
0ml/min)に供した結果、アセトニトリル濃度約
27%で活性物質が溶出され、これを分取した。上記、
操作を繰り返し、分取物を減圧濃縮後、凍結乾燥したと
ころ、白色粉末の純粋なAJI−302 52.9mg
を得た。この物質の物性は以下の通りであり、これより
化学構造式は下記化3と決定された。
【化3】
【0022】(1)外観 白色粉末 (2)UVスペクトル 末端吸収 (3)IRスペクトル 図1に示す通り(KBr錠剤
中) (4)分子式 C35H63N11O13 (5)高分解能FABMS 実測値: 846.4595(M+H)+ 計算値: C35H64N11O13として846.4685 (6)プロトンNMRスペクトル 図2に示す通り(重ジメチルスルフォキサイド中)(6
00MHz) (7)カーボンNMRスペクトル 図3に示す通り(重水中)(100MHz)
【0023】実施例2 発芽レタスに対する下胚軸、及び上胚軸に対する生長阻
害の検定
【0024】濾紙を敷いたφ5.5cmのシャーレー
に、様々な濃度(1/32〜128ppm)のAJI−
302を含むHoagland水耕液(11の蒸留水中
に、KNO3 0.51g、Ca(NO3 )2 ・4H2 O
1.18g、MgSO4 ・7H2 O0.49g、KH2
PO4 0.14gを含むもの)を2ml加え、レタス種
子(クレートレークス54号)を10粒置いて、25
℃、3000ルクスの螢光灯下で4日間発芽、生長さ
せ、その生育阻害度を観察した。下胚軸の長さを測定し
た結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】この結果、AJI−302は低濃度で、特
に下胚軸の生長を阻害し、高濃度でも、根の枯死などは
起こらないことが判明した。
【0027】実施例3 AJI−302処理した発芽レタスのAJI−302除
去後の生長回復の検定
【0028】実施例2と同様のレタス発芽試験を用い
て、以下の操作を行なった。発芽2日後のレタス種子を
AJI−302を10ppm含むシャーレーに移植し、
成長を観察した。さらに移植2日後に、AJI−302
を含まないシャーレーに移植し直し、さらに2日間成長
を観察した。処理区と対称区(AJI−302無添加の
シャーレーに移植したもの)の根長を測定した結果を表
2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】AJ−302処理中は生長が停止し、除去
後は形態的にも正常な生長が再開した。
【0031】実施例4 ニコチカ・ルスチカ(Nicotica rustic
a)を用いた試験管内実生苗の生長抑制試験
【0032】ジュランガム0.2%を含み、糖、植物ホ
ルモン類を含まないムラシゲ・スクッグ植物用培地(日
本製薬社製)を調製、滅菌し、AJI−302を、最終
濃度が1ppm、10ppm、20ppmになるように
無菌的に添加し、これをフタ付き平底試験管(φ2.2
×12cm)に10mlずつ分注した。無菌的に発芽さ
せ、6〜7節に成長したニコチカ・ルスチカの茎頂から
3〜4節を切り取った植物体を上記培地に置床し、25
℃、連続照明(3000ルクス)の条件で培養し、30
日後の発根率、草丈、葉数を観察した。その結果を表3
に示す。
【0033】
【表3】
【0034】AJI−302は苗の葉数に影響を及ぼす
ことなく、生長を抑制することが確認された。
【0035】実施例5 AJI−302のディスク法による抗菌試験
【0036】ピリキュライア・オリザエ(Pyricu
raia oryzae)、ボツリティス・シネレ(B
otrytis cinereo)、フザリウム・オキ
シスポラム(Fusarium oxysporu
m)、アスペルギルス・オリザエ(Aspergill
us oryzae)、フィトフトラ・キャプシシ(P
hytophthora capsici)、キャンデ
ィダ・アルビカンス(Candida albican
s)、バチルス・サチリス(Bacillus sub
tilis)、スタフィロコッカス・オーレウス(St
aphylococcus aureus)、エシェリ
ヒア・コリ(Echerichia coli)、キサ
ントモナス・オリザエ(Xanthomonas or
yzae)、シュードモナス・グルメ(Pseudom
onas glumae)に対しての抗菌力を通常の抗
菌ディスク法を用いて試験したところ、いずれの菌に対
しても100ppm以下では生育阻止作用を示さなかっ
た。
【0037】実施例6 AJI−302の細胞毒性
【0038】動物由来株化細胞、K562細胞、FM3
A細胞、HSG細胞に対するAJI−302の細胞毒性
を調べた。培養培地としては、K562細胞に対しては
10%牛胎児血清を含むRPMI1640培地を、ま
た、FM3A細胞、HSG細胞に対しては10%牛胎児
血清を含むダルベッコMEM培地を用いた。培地に50
%メタノール水溶液に溶解したAJI−302を加えて
適宜その終濃度を調整し、上記3細胞を1×105 細胞
/mlとなるように接種し、CO2 インキュベーター中
で、5%CO2 、37℃で4日間培養したところ、いず
れの細胞に対してもAJI−302濃度200ppm以
下では生育の阻害および形態の変化は観察されなかっ
た。
【0039】
【発明の効果】本発明の化合物は低濃度で植物に対する
生長抑制、節間短縮などの強い活性を持ち、一方抗菌性
ならびに細胞毒性はほとんど有さない。従って、広い範
囲で植物生長調節剤を提供することができる。またこの
化合物は発酵生育されることから容易に大量生産するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の化合物のIRスペクトルを示した図
である。
【図2】 本発明の化合物のプロトンNMRスペクトル
を示した図である。
【図3】 本発明の化合物のカーボンNMRスペクトル
を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07K 5/10 A01K 47/28 C21P 21/02 BIOSIS(DIALOG) CA(STN) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1 【化1】 で表される化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の化合物を有効成分とする
    植物生長調節剤。
  3. 【請求項3】 ストレプトミセス属に属し、請求項1記
    載の化合物を生産する能力を有する微生物を培養するこ
    とを特徴とする請求項1記載の化合物の製造法。
  4. 【請求項4】 微生物がストレプトミセス・エスピー
    AJ−9465(FERM P−11872)である請
    求項3に記載の請求項1記載の化合物の製造法。
JP33507491A 1991-01-14 1991-12-18 新規植物生長調節物質aji−302及びその製造法 Expired - Lifetime JP2990628B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-70264 1991-01-14
JP7026491 1991-01-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05170793A JPH05170793A (ja) 1993-07-09
JP2990628B2 true JP2990628B2 (ja) 1999-12-13

Family

ID=13426499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33507491A Expired - Lifetime JP2990628B2 (ja) 1991-01-14 1991-12-18 新規植物生長調節物質aji−302及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2990628B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05170793A (ja) 1993-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2802097B2 (ja) 新規な制癌抗生物質mi43―37f11及びその製造法
EP0185456B1 (en) Cl-1577d and cl-1577e antibiotic/antitumor compounds, their production and use
KR880002688B1 (ko) 항생물질의 제조방법
JP2990628B2 (ja) 新規植物生長調節物質aji−302及びその製造法
US5104855A (en) Demethylallosamidin and a process for production thereof
US4091093A (en) Protease inhibitors
US5516686A (en) Fungicidal antibiotic producing Streptomyces sp. NCIMB 40212
US4206283A (en) Protease inhibitors
JPS6210048A (ja) 新規生理活性物質mh435
CA2017276C (en) Carcinostatic or antitumor antibiotic, conagenin, and production and uses thereof
JP2764759B2 (ja) 新規物質bt―38物質及びその製造法並びにそれを有効成分とする抗黴剤
JP2849460B2 (ja) 新規化合物a―70615物質及びその製造法
JPH06234784A (ja) 新規抗生物質sf2768物質及びその製造法
JPH0368583A (ja) 新規微生物変換物質
JPH0367077B2 (ja)
US5268370A (en) Microbial transformation product of L-679,934
JP2827417B2 (ja) デメチルアロサミジン及びその製造法
JP3068700B2 (ja) 新規トレハゾリン誘導体およびその製造法
JPH09194499A (ja) 新規抗生物質レゾルマイシンとその製造法および用途
CA2007679A1 (en) Microbial transformation product
JPH01121293A (ja) 新規抗生物質ベナノマイシンaおよびbならびにその製造法
JPH1057089A (ja) 抗生物質テトロマイシンc1、c2、c3、c4およびc5とその製造法
JPH05163289A (ja) 新規な免疫抑制物質、mi710−51f6物質およびその製造法
JPH06312997A (ja) Ko−8119物質及びその製造法
JPH0259596A (ja) 新規物質、その使用および製造