JPS596967Y2 - 内張りコレットチャック - Google Patents

内張りコレットチャック

Info

Publication number
JPS596967Y2
JPS596967Y2 JP7750579U JP7750579U JPS596967Y2 JP S596967 Y2 JPS596967 Y2 JP S596967Y2 JP 7750579 U JP7750579 U JP 7750579U JP 7750579 U JP7750579 U JP 7750579U JP S596967 Y2 JPS596967 Y2 JP S596967Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
tip
ball
arrow
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7750579U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55179713U (ja
Inventor
武 河瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7750579U priority Critical patent/JPS596967Y2/ja
Publication of JPS55179713U publication Critical patent/JPS55179713U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS596967Y2 publication Critical patent/JPS596967Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、加工物を正確な位置に保持して寸法精度の
高い機械加工を行ないうるようにした内張リコレットチ
ャックに関するものである。
内張リコレットチャックの加工物把持部は加工物の挿入
ならびに把持をするため把持部外径が拡大、収縮するよ
うチャック爪把持部の根元部から自由端まで分割されて
いて、内側からテーパを有する矢で押すことによって外
向きに撓ませて加工物を把持するようにしている。
この把持状態で加工物を加工すると、切削力によってト
ルクが与えられ、これがチャック爪の各分割部分にそれ
ぞれ加えられる。
チャック爪はその内面のテーパ面と矢のテーパ面とが圧
着され、その摩擦力によって互いに結合されている。
また加工物とチャック爪とは、チャック爪の外周面と加
工物の内周面とが圧着されてその摩擦力で結合している
そして加工によるトルクはそれぞれの圧着面に剪断力と
して作用するが、これは中心に近いほど大きぐなるため
に加工物とチャック爪との圧着面は結合されたままで、
矢とチャック爪との間にずれが生じ、これによってチャ
ック爪はねじり変形が生じることになる。
即ち、第6図に示すように、分割されたチャック爪7は
加工物から与えられるトルクによって周方向に変形する
と共に偏心する。
そして繰返しこの変形が与えられるとチャック爪は永久
歪を起し、加工物を取付けても中心にセットされなくな
り、また加工物の外周の加工をすると加工物の中心穴と
の間に誤差が生じることになる。
このため従来はこのような加工誤差を生じさせないよう
に加工物に対する切込みを小さく回転を遅くするなどし
て付加されるトルクを小さくする消極的な方法が採用さ
れてい・た。
この考案は、このような従来の欠点の解決を目的とし、
加工物の把持状態でチャックと矢との結合が強力に行な
われるようにしたものである。
以下、この発明を実施例の図面によって説明する。
第1〜3図において、2は機械に取付けられるフランジ
本体、3は継金具、4は矢、5は端面規制部材、7はチ
ャック爪であり、フランジ本体2はハブ21を有し、こ
のフランジ本体2の内部には矢4がネジによって固着さ
れている。
即ち、矢4は先端にテーパ部42を有すると共に基部に
は周方向に断続的に突設したネジ部41およびテーパ面
43を有し、このネジ部41がフランジ本体内面と螺合
すると共にテーパ面43がフランジ本体内周面に圧着さ
れることによって強固に固着されている。
この矢4の外周には周方向に分割された円筒形の継金具
3が上記突設したネジ部41間を通して挿通され、その
先端外周のネジ部31がチャック爪7の内面ネジ部と螺
合することによってチャック爪と結合している。
チャック爪7はその先端がスリット71によって分割さ
れて外径が変化しうるように構威され、内周面には上記
矢4のテーパ一部42に対応するテーパ一部73が形或
され、また先端面には突部72、基部外面には溝74が
形威されている。
このチャック爪7はフランジ本体内でその基部が継金具
3と螺合することによって保持されると共に各周面はハ
ブ21の内面に接触し、かつその内側には矢4の先端テ
ーパ一部42が内側のテーパ一部73と近接して対向す
るように配置される。
チャック爪7の外面の溝74にはフランジのハブ21に
取付けたネジ6の先端部が嵌大して回転を規制し、また
ハブ21の先端部には加工物用の端面規制部材5が取付
けられている。
チャック爪7の突部72は加工物に対する圧着面75を
加工物の内径に合致するように加工するためのものであ
り、突部72に適宜のリングを外嵌してチャック爪が拡
がるのを防止して矢4によって内側から拡がり力を与え
、このようにして内外からチャック爪先端部を拘束した
状態で圧着面75を加工する。
この加工において、爪4はフランジ本体2に対して強固
に固着されており、この矢4に対して継金具3を介して
チャック爪7を引きつけて先端テーパ一部相互を圧着さ
せるので、この状態で加工された圧着面75は正確に芯
出しされている。
矢4の先端テーパ部には外周面に沿って軸方向に溝40
が形戊され、またチャック爪7の各分割部分には矢4の
テーパ面に向けて貫通穴70が形威されている。
そして第4,5図に示すように、この穴70内にボール
軸9がかたく嵌入され、ボール軸9の先端部には凹部9
2を形威し、この中にボール8を嵌入させて開口部をか
しめ、ボール8を抜け落ちないように保持し、ボール8
は溝40に嵌入させている。
ボール軸9の基部は細径とし、これをナット93に貫通
させてナット93を貫通穴70に対してねじ込み、接着
剤で固定させるようにしている。
またボール軸9の中心とボール8の中心とは偏心させて
あり、後端のねじ溝91でドライバーによりボール軸9
を回転させることによってボール8の位置が移動するよ
うにし、これによって貫通孔70の位置と溝40の位置
との間に多少のずれが生じたぱあいでもボール8が正確
に溝40に嵌入するようにし、この嵌入をさせた後に上
記ナット93の接着剤による固定を行なわせればよい つぎにこのコレットチャックの作用を説明する。
内径を所定寸法に加工した加工物10を、第1図に示す
ようにチャック爪7の先端部に外嵌させ、ついで継金具
3によってチャック爪7を左向きに引張る。
これによってテーパ部73が矢4のテーパ一部42によ
って内側から押圧され、かつボール8がそれぞれ対向す
る溝40内に嵌入される。
このためチャック爪先端部の外径が増大して外周面75
が加工物10の内周面に圧着されると共に加工物10の
端面ば規制部材5の先端面に圧着される。
また同時にボール8が溝40に沿って移動しつつ所定の
位置に嵌入される。
即ち、チャック爪7によって加工物を保持すると同時に
加工物10を規制部材5に圧着させて加工物の軸方向の
位置決めをする。
この状態で加工物10は所定位置に固定されて保持され
ているので、機械を駆動させて加工物10の外周面と端
面を加工すればよい。
加工の際にチャック爪7にはトルクが加えられ、このト
ルクによってチャック爪7の内面と矢4の外面との間に
剪断力が生じ、これによってチャック爪7の各分割部分
は矢4の周りに変位しようとするが、両者はボール8が
溝40に嵌入させることによって結合されているために
両者間にすべりが生しることがなく、ボール8が剪断破
壊しない限り結合状態が保たれる。
従ってコレットチャックは偏心することなく長期間正確
な加工を行なわせることができる。
加工後に加工物10を取外すには上記と逆に継金具3に
よってチャック爪7を右向きに移動させればよい。
以上説明したように、この考案は加工物の取付けおよび
切削中の保持を正確かつ強固に行ないうるようにしたも
のであり、重切削に対してもチャック爪が変形すること
なく、加工品の寸法精度も向上させることができ、寿命
の増大も達或させえたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のコレットチャックの縦断面図、第2
図はその■I−II線断面図、第3図はその分解斜視図
、第4図はチャック爪の正面図、第5図はチャック爪と
矢との結合部の横断面図、第6図は従来のチャック爪の
変形状態を示す測面図である。 2・・・・・・フランジ、3・・・・・・継金具、4・
・・・・・矢、5・・・・・・規制部材、7・・・・・
・チャック爪、8・・・・・・ボール、9・・・・・・
ボール軸、40・・・・・・溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機械に取付けられるハブ付きフランジ本体と、このハブ
    内でフランジに固定して取付けられかつ先端にテーパ部
    を有する矢と、筒形部材の先端部を半径方向のスリット
    を形或することにより円周方向に分割してその外径が変
    化しうるようにすると共に内周面に上記テーパ部と対向
    するテーパ部を形或したチャック爪と、このチクツク爪
    をフランジ後方に引きつけることによって上記テーパ部
    を互いに当接させてチャック爪先端部を拡げる継金具と
    、フランジのハブ先端部に取付けられてチャック爪外周
    の加工物の取付位置を規制する端面規制部材とを有する
    内張リコレットチャックにおいて、矢のテーパ面に沿っ
    て矢の軸方向に複数個の溝を形或し、チャック先端部に
    は分割部分ごとに外周から上記溝に向けて貫通穴を形或
    し、この貫通穴にボール軸をかたくはめ込み、ボール軸
    の先端にはボールを保持゛させてそのボールを上記溝に
    沿って移動可能に嵌合させたことを特徴とする内張りコ
    レットチャック。
JP7750579U 1979-06-06 1979-06-06 内張りコレットチャック Expired JPS596967Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7750579U JPS596967Y2 (ja) 1979-06-06 1979-06-06 内張りコレットチャック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7750579U JPS596967Y2 (ja) 1979-06-06 1979-06-06 内張りコレットチャック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55179713U JPS55179713U (ja) 1980-12-24
JPS596967Y2 true JPS596967Y2 (ja) 1984-03-03

Family

ID=29310982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7750579U Expired JPS596967Y2 (ja) 1979-06-06 1979-06-06 内張りコレットチャック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS596967Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55179713U (ja) 1980-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4951955A (en) Chuck for tools
JPS6047047B2 (ja) タツプホルダ
US20180029205A1 (en) Rotary tool anvil assembly
JP2628676B2 (ja) シャフトを備えた電極を保持する装置
JPS596967Y2 (ja) 内張りコレットチャック
WO2018047221A1 (ja) 工具用チャック並びに工具保持方法及び工具取り外し方法
JPH07299614A (ja) 工 具
WO2018207570A1 (ja) チャック機構
JPH0248171Y2 (ja)
JPH023366Y2 (ja)
JPH0453845Y2 (ja)
JPH0722489Y2 (ja) 有孔物品の円柱体締付機構
JPS6210018Y2 (ja)
JPH0642003U (ja) 流体圧チャック
JP2024058977A (ja) コレットチャック用締付けナット
JPS5920912Y2 (ja) タップ保持装置
JPS5928749Y2 (ja) 切削工具
JPS64241Y2 (ja)
JPS6128649Y2 (ja)
JPH0546802Y2 (ja)
JPS5848005Y2 (ja) コレツトチヤツク
JPS5817681Y2 (ja) 工具保持チヤツク
JPH026966Y2 (ja)
JPS624432Y2 (ja)
JPH0611687Y2 (ja) 工具の装着機構