JPS6210018Y2 - - Google Patents

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JPS6210018Y2
JPS6210018Y2 JP1983123656U JP12365683U JPS6210018Y2 JP S6210018 Y2 JPS6210018 Y2 JP S6210018Y2 JP 1983123656 U JP1983123656 U JP 1983123656U JP 12365683 U JP12365683 U JP 12365683U JP S6210018 Y2 JPS6210018 Y2 JP S6210018Y2
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JP
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chuck
ring
barrel
tightening ring
tightening
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JP1983123656U
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  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は工作機械のスピンドルに装着されて目
的工具を掴持するチヤツク装置に関する。
(従来の技術) チヤツク本体のチヤツク筒胴と、該筒胴をニー
ドルローラーによる第1転動体を介して囲繞する
締付リングと、該締付リングを第2転動体を介し
て囲繞し、且つチヤツク本体に固定される規制リ
ングをそれぞれ同心的に組付けられた、所謂2重
チヤツクは実開昭49−76382号公報に開示されて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来例は、締付リング(クサビ環)を操作
するのに、規制リング(咬持スリーブ)の外周に
ねじ結合したクサビ操作環を設け、前記クサビ環
とクサビ操作環の下端に夫々設けた凹凸部を噛合
させて、両者を一体的に回動することによりチヤ
ツク筒胴(コレツト)の締付けと解除を行なつて
いたので、構造が非常に複雑であつた。
また、非締付時チヤツク筒胴と締付リング(ク
サビ環)の下端は略面一とされ、この状態から締
付リングが締付けられるとチヤツク筒胴(コレツ
ト)の先端は下方に突出することになる。ところ
が前記筒胴は弾性変形を行なわしめるため薄肉状
とされているので、その先端では特に薄くなつて
おり、他物が該部分に衝当したさい変形し、以後
の使用に当つて工具の差込みが困難となり、口元
の変形により精度が低下する原因ともなる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点を解決したもので、
本考案の目的を達成するための手段として、チヤ
ツク本体5のチヤツク筒胴9と、該筒胴9を第1
転動体18を介して囲繞する締付リング13と、
該リング13を囲繞してチヤツク本体5に固定さ
れる規制リング20と、のそれぞれ同心的に組付
けられ、前記締付リング13が回動されたさいに
前記第1転動体18の螺旋運動により上下動され
るチヤツク装置であつて、 チヤツク筒胴9の外周面12と締付リング13
の内周面14は互いに平行で下方が求心方向に向
うテーパー面とされており、締付リング13の外
周面15と規制リング20の内周面21は互いに
平行でかつチヤツク本体5の軸心と平行なストレ
ート面を有しており、前記締付リング13の下端
部厚肉部は規制リング20の下端面20′より下
方で、且つチヤツク筒胴9の下端面より下方に突
出され、該厚肉部に回動用工具の係合部16が形
成されている構成を採用したのである。
(作用) 工具10に対応する目的の加工作業を行なうに
当り、チヤツク筒胴9の空胴11内へ挿入した工
具10のシヤンクを掴持する動作を説明すると、
いま、第1,第2転動体18,26が何れも第3
図のように、各リテーナー17又は25の外方か
ら見てその基端部を先端部よりも軸線に対し左寄
りとなる傾斜角度の下に配列されているとした場
合、第2図に於いて締付リング13を係合部16
に工具をあてがつて右方向へ捻る如く回動操作す
ると、第1リテーナー17上の第1転動体18は
自己の軸線に直角な方向に向つて自転しながら、
しかもチヤツク筒胴9の円錐形外周面12上を乗
り上げてゆく如く誘導されつつ螺旋状に公転転動
し、この動作によつてチヤツク筒胴9が強制的に
ラジアル方向に沿い収縮されることとなり、その
空洞11内に挿入されている工具10のシヤンク
を挟圧的に掴持し得るのである。
次に、締付リング13を上記と逆に左方向へ回
動操作すると、第1リテーナ17上の第1転動体
18はチヤツク筒胴9の先細り状円錐形外周面1
2に沿つて下降する如く転動し、収縮していたチ
ヤツク筒胴9が原形に復元変形するもので、これ
によりその空洞11内から工具10を容易に抜去
できる。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図乃至第3図により
説明する。即ち、第1図は工作機械のスピンドル
へ装着した状態で示すチヤツクの全体外観正面
図、第2図はチヤツクそれ自体の組付状態に於け
る全体縦断正面図、第3図はチヤツクを分解して
示す各構成部品の斜面図である。1はスピンド
ル、2はその先端部に設けられたテーパーチヤツ
ク装填口で、該装填口2内へチヤツクのホルダー
部が嵌合され、スピンドル1と一体のストツパー
3を合せて締付ボルト4により中心取りされつつ
固定されて、所定回転トルクの伝達が行なわれる
ようになつている。
5は金属材料、好ましくは高硬度の鉄鋼材料か
らなるチヤツク本体で、上記チヤツク装填口2に
適合する外周面形状を備え且つ締付ボルト4の螺
合用ボルト孔を有するホルダー7と、該ホルダー
7の基端部8に設けた段部6と、基端部8の中央
から軸線方向へチヤツク本体5と接合部を介する
ことなく一体として突出されたチヤツク筒胴9と
の3部分から一体形成されている。
即ち、基端部8にはホルダー7の下端7Aより
径外方向に延びる上面部8Aとチヤツク筒胴9の
上端部9Aより径外方向に延びる下面部8Bとか
らなるフランジ8Cが形成されており、該フラン
ジ8Cにはストツパ3の係合される被係合部3A
が形成されており、更に、フランジ8Cの下面部
8B側にはチヤツク本体5の軸線と平行な第1面
部6Aと該第1面部6Aと直交して径外方向に延
設された第2面部6Bとからなる断面L形の段部
6が形成されている。
チヤツク筒胴9にはその内部に工具10のシヤ
ンクを挿入するための空洞11が設けられてお
り、その際該チヤツク筒胴9はその軸線方向に沿
う切溝を備えていない。12はチヤツ筒胴9の外
周面であつて、その外周上端部9Aがフランジ8
Cの下面部8Bより下方の先端部へ向かい漸次先
細り状の円錐台形に形成されている。13は上記
チヤツク筒胴9の外周面12を包囲する締付リン
グであつて、チヤツク筒胴9の外周面12におけ
る円錐台形に対応して、これと等しい傾斜角度を
持つ円錐台形の内周面14を有し、外周面15は
チヤツク本体の軸線と平行とされた筒状体とされ
ている。
17は上記チヤツク筒胴9の円錐台形外周面1
2と、締付リング13の円錐台形内周面14との
対面間へ介装された円錐台形筒状の第1リテーナ
ーであつて、これはチヤツク筒胴9の軸線に対し
て、自己の軸心が一定角度分傾斜された多数の第
1転動体18、即ちニードルローラー群から成る
第1転動体18が周方向全面に亘り数段に嵌め込
まれている。
そして上記転動体18はチヤツク筒胴9の円錐
台形外周面12と、締付リング13の円錐台形内
周面14との間において自己の軸線に対して直角
な方向に自転すると同時に、該転動体18の軸線
が上記第1リテーナー17の軸線(つまりチヤツ
ク筒胴9及び締付リング13の軸線と一致するも
の)に対して一定角度分傾斜されているため、こ
の傾斜勾配に沿つて螺旋方向へ誘導されつつ公転
するようになつている。
なお、19はストツプリングであり、締付リン
グ13の上部内周面に形成された溝14′と、チ
ヤツク筒胴9の下端外周面に形成された溝9′に
それぞれ嵌合され、第1転動体18のリテーナー
17を軸方向に抜けないように保持されている。
20は上記締付リング13の外周面15を囲繞
するように配設された規制リングであつて、その
内周面21は締付リング13の上記円筒形外周面
15に対応して同心円状の円筒形に形成されてい
る。そしてその上端面20″はホルダー7基端部
8におけるフランジ8Cに設けた段部6にインロ
ー的に嵌着して、該フランジ8Cに複数の、チヤ
ツク本体5の軸線方向に配して設けたボルト挿通
孔23と規制リング20に設けた植込み孔24に
ボルト等の締結具22を螺着して着脱自在に固定
してある。なお規制リング20と本体5のホルダ
ー7基端部に設けた段部6との結合に用いる締結
具22は、チヤツク本体5の軸方向に配されてい
ればよく、図示以外のものでも良いことは勿論で
ある。25は上記規制リング20の円筒形内周面
21と、締付リング13の円筒形外周面15との
対面間へ介装された円筒形の第2リテーナーであ
り、この第2リテーナー25には該リテーナー2
5の軸線に対し自己の軸線が一定角度分傾斜され
たニードルローラー群からなる第2転動体26が
第1リテーナー17に嵌め込まれた転動体18と
同一傾斜方向のもとにやはり周方向全面に亘る数
段の配列状に嵌め込まれている。
更に、16は工具係合部であり、締付リング1
3の下部に周方向所定間隔おいて設けてある。
即ち、締付リング13は断面クサビ形であり、
その下部の肉厚部を利用して工具係合部16が複
数個形成されているのであり、規制リング20の
下端面20′より下方に突出した位置にある。ま
た締付リング13の下端部の厚肉部は規制リング
20の下端面20′より下方で、且つチヤツク筒
胴9の下端面より下方に突出されて設けられてい
る。
なお、第2転動体26のリテーナー25は締付
リング13の上端に形成してフランジ15′と規
制リング20の下部内周に設けたスナツプリング
27によつて軸方向には抜けないようにされてい
る。
符号20Aは規制リング20のテーパー面であ
る。
(効果) 本考案は、締付リング13の下端部の厚肉部は
規制リング20の下端面20′より下方で且つチ
ヤツク筒胴9の下端面より下方に突出され、前記
厚肉部に回動用工具の係合部16が形成されてい
るので、締付リング13の操作構造が従来の実開
昭49−76382号のものに比し極めて簡単になり、
しかも締付リング13の下端部が厚肉部であるの
で係合部16の形成が容易で、その形成によつて
強度低下を招くおそれがない。又本考案では特に
締付リング13の下端面20′が最下端に位置し
ているのでチヤツク筒胴9の下端口元部を好適に
他物との衝当から保護され損傷することがなく、
ひいては損傷に基づくびびれ等の現象が生じない
ので、精度の高い加工が保証される。
【図面の簡単な説明】
第1図は工作機械のスピンドルへ装着した状態
で示す本考案のチヤツク装置全体外観正面図、第
2図はチヤツク装置それ自体の組付状態に於ける
全体縦断正面図、第3図は同チヤツク装置の分解
斜視図である。 5…チヤツク本体、3A…被係合部、6…段
部、7…ホルダー、8…基端部、8C…フラン
ジ、9…チヤツク筒胴、10…工具、13…締付
リング、18…第1転動体、20…規制リング、
20″…規制リングの上端、22…締結具、23
…ボルト挿通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 チヤツク本体5のチヤツク筒胴9と、該筒胴9
    を第1転動体18を介して囲繞する締付リング1
    3と、該リング13を囲繞してチヤツク本体5に
    固定される規制リング20と、のそれぞれ同心的
    に組付けられ、前記締付リング13が回動された
    さいに前記第1転動体18の螺旋運動により上下
    動されるチヤツク装置であつて、 チヤツク筒胴9の外周面12と締付リング13
    の内周面14は互いに平行で下方が求心方向に向
    うテーパー面とされており、締付リング13の外
    周面15と規制リング20の内周面21は互いに
    平行でかつチヤツク本体5の軸心と平行なストレ
    ート面を有しており、前記締付リング13の下端
    部厚肉部は規制リング20の下端面20′より下
    方で、且つチヤツク筒胴9の下端面より下方に突
    出され、該厚肉部に回動用工具の係合部16が形
    成されていることを特徴とするチヤツク装置。
JP12365683U 1983-08-08 1983-08-08 チヤツク装置 Granted JPS5950610U (ja)

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JP12365683U JPS5950610U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 チヤツク装置

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JP12365683U JPS5950610U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 チヤツク装置

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JPS5950610U JPS5950610U (ja) 1984-04-03
JPS6210018Y2 true JPS6210018Y2 (ja) 1987-03-09

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JP12365683U Granted JPS5950610U (ja) 1983-08-08 1983-08-08 チヤツク装置

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