JP3052772U - チャック装置 - Google Patents

チャック装置

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JP3052772U
JP3052772U JP1998001945U JP194598U JP3052772U JP 3052772 U JP3052772 U JP 3052772U JP 1998001945 U JP1998001945 U JP 1998001945U JP 194598 U JP194598 U JP 194598U JP 3052772 U JP3052772 U JP 3052772U
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chuck body
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chuck device
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JP1998001945U
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上 哲 郎 田
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田上 哲郎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルダ部分とチャック胴部分とが一体に設け
られた構造であっても駆動環を容易に着脱することがで
きるチャック装置を提供する。 【解決手段】 チャック装置20においては、突歯23
aおよび筒状部23bを順次チャック本体51のチャッ
ク胴部分の先端側から開口部28に嵌め込み、ボルト5
3により突歯23aおよび筒状部23bを固着すること
により、チャック本体51への駆動環23の装着が可能
となる。また、互いに固着された突歯23aおよび筒状
部23bからボルト53を外して筒状部23bおよび突
歯23aを順次チャック本体51の開口部28からチャ
ック胴部分の先端側へ取り出すことにより、チャック本
体51からの駆動環23の離脱が可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はチャック装置に係り、とりわけドリルやエンドミル等の切削工具を保 持するためのチャック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にドリルやエンドミル等の切削工具は、チャック装置を介して工作機械の 回転スピントルに取り付けられる。このようなチャック装置として本考案者は既 に、図5乃至図9に示すようなチャック装置を提案している(特開表平7−80 7161号公報参照)。
【0003】 図5乃至図7はこのチャック装置の一例を示す図である。図5乃至図7に示す ように、チャック装置20は、工作機械の回転スピンドルに装着可能なホルダ2 1と、このホルダ21の先端側に結合されるチャック胴22と、駆動環23と、 締付けリング24と、筒状の圧入体25とを備えている。チャック胴22の内側 には、先端に向かって拡径するテーパ孔22aが形成され、チャック胴22の上 端部には、図6および図7から明らかなように、円周方向に等しいピッチで軸方 向に突出形成された8本の突起27,27,…27が設けられ、各突起27に対 してホルダ21側よりボルト26がねじ込まれている。なお、隣り合った突起2 7の間には、合計で8個の開口部28が形成されている。
【0004】 駆動環23は、図7に示すように、放射状に突出形成された8個の突歯29を 有しており、これらの突歯29はチャック胴22の上端部に形成された開口部2 8に嵌合している。そして、突歯29の外周面にはおねじ30が形成される一方 、駆動環23の内孔面には、めねじ31が形成されている。このめねじ31には 圧入体25の外周面に形成されたおねじ32が螺合されている。圧入体25は、 テーパ孔22aと面接触する外面25aと切削工具7のシャンクに面接触する真 直孔25bとを有し、肉厚が下端から上端に向かって漸次薄くなっている。さら に、圧入体25の周壁には、変形を容易にするために複数本のスリット33が形 成されている。
【0005】 一方、締付けリング24の内周面には、駆動環23のおねじ30と螺合される めねじ34が形成されている。そして、締付けリング24の下端近くの内周面に は、円周方向のボール溝35が形成されている。そして、このボール溝35と向 き合うチャック胴22の外周面には、複数個の窪み36が形成され、この窪み3 6の中にボール37が嵌入されている。したがって、締付けリング24は、軸線 方向に移動することなく円滑に回転できる。なお、締付けリング24の外周面に は複数のスパナ掛け孔38が設けられている。
【0006】 なお図5乃至図7において、締付けリング24を回動すると、そのめねじ34 に螺合されている駆動環23はチャック装置20の軸方向上方へ移動し、これに 伴って、駆動環23に固着されている筒状の圧入体25は、チャック胴22のテ ーパ孔22aに沿って引き上げられる。チャック胴22のテーパ孔22aは後部 側に向かって縮径されているので、圧入体25は縮径され切削工具7のシャンク はチャック装置20に緊締される。
【0007】 図8および図9は図5乃至図7に示すチャック装置20の変形例を示す図であ る。図8および図9に示すように、このチャック装置20は、スリット33によ って8個に分割された圧入体25の各部片の背面に軸方向の角溝48が形成され る一方、対応するチャック胴22の内側に軸方向の角溝49が形成され、両者の 溝の間に多数のローラ50が装填されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来のチャック装置20においては、ホルダ21とチャック 胴22とをボルト26を介して連結しているので、ボルト26を外してホルダ2 1とチャック胴22とを分離することにより、放射状に突出形成された8個の突 歯29を有する駆動環23を、チャック胴22の上端部に形成された開口部28 に容易に装着することができる。
【0009】 また、特に図8および図9に示すようなチャック装置20においては、ボルト 26を外してホルダ21とチャック胴22とを分離することにより、チャック胴 22の内側に形成された角溝49を高精度に仕上げることができる。
【0010】 しかしながら、自動工具交換装置(ATC:automatic tool changer)を有す る工作機械においては、図1に示すように、V溝が形成されたフランジ部52を 設けなければならないので、上述した従来のチャック装置20のように、別々に 用意されたホルダ21とチャック胴22とをボルト26を介して連結するという 構造をとることができない。
【0011】 本考案はこのような点を考慮してなされたものであり、ホルダ21とチャック 胴22とがチャック本体51として一体に設けられた構造であっても駆動環23 を容易に着脱することができるチャック装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、工作機械の回転スピンドルに装着可能なホルダ部分とチャック胴部 分とを有するチャック本体であって前記チャック胴部分の内部にテーパ孔が形成 されるとともに前記テーパ孔の上方に円周方向に間隔をおいて複数の開口部が形 成されたチャック本体と、前記チャック胴部分の前記開口部に嵌合可能な複数個 の突歯が放射状に形成されるとともに、この突歯の外周面におねじが形成された 、軸方向に移動可能な駆動環と、前記駆動環のおねじと螺合可能なめねじを内孔 面に有するとともに、前記チャック胴部分の外周面に回転可能に保持され、回転 することにより前記駆動環を相対的に軸方向に移動させる締付けリングと、前記 駆動環の内部を切削工具が通るよう前記駆動環に直接当接した状態で固着され、 前記チャック胴部分の前記テーパ孔と嵌合する圧入体とを備え、前記駆動環は複 数の突歯と筒状部とからなり、この各突歯と筒状部とは連結具を介して互いに固 着されていることを特徴とするチャック装置である。
【0013】 本考案によれば、ホルダ部分とチャック胴部分とが一体に設けられた構造であ っても駆動環を容易に着脱することができるので、V溝が形成されたフランジ部 のためにホルダ部分とチャック部分とをボルト等により連結することができない 場合にも適用することができ、また駆動環を離脱した状態でチャック胴部分の内 側を高精度に加工することができる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態について説明する。図1乃至図3は 本考案によるチャック装置の一実施の形態を示す図である。
【0015】 図1乃至図3に示すように、チャック装置20は、工作機械の回転スピンドル に装着可能なホルダ部分とチャック胴部分とを有するチャック本体51と、駆動 環23と、締付けリング24と、筒状の圧入体25とを備えている。図1および 図2に示すように、チャック本体51のチャック胴部分には、先端に向かって縮 径するテーパ孔22aが形成され、またチャック孔22aの上方には合計で8個 の開口部28が形成されている(図2参照)。
【0016】 駆動環23は、図2に示すように、8個の突歯23aと筒状部23bとがボル ト(連結具)53を介して固着されることにより構成されている。なお駆動環2 3の突歯23aはチャック本体51に形成された開口部28に嵌合している。そ して、突歯23aの外周面にはおねじ30が形成されている。駆動環23の筒状 部23bに固着された圧入体25は、テーパ孔22aと面接触する外面25aと 切削工具のシャンクに面接触する真直孔25bとを有し、肉厚が下端から上端に 向かって漸次厚くなっている。さらに、圧入体25の周壁には、充填材56が充 填された複数本のスリットが形成されており、圧入体25を膨張付勢状態でチャ ック本体51のチャック胴部分に組み込むことにより、圧入体25のぐらつき等 を防止できるようになっている。
【0017】 一方、締付けリング24の内周面には、駆動環23のおねじ30と螺合される おねじ34が形成されている。
【0018】 そして、締付けリング24とチャック本体51のチャック胴部分とはボール3 7を介して固定され、締付けリング24は、チャック胴部分に対して軸線方向に 移動することなく円滑に回転できる。
【0019】 また、図3に示すように、8個に分割されたチャック本体51のチャック胴部 分の各部片の背面には軸方向の角溝48が形成される一方、対応するチャック胴 部分の内側には軸方向の突部57が形成され、両者の間に多数のローラ(ころが り部材)50が装填されており、チャック本体51のチャック胴部分に対する圧 入体25の移動がより円滑に行われるようになっている。また、チャック胴部分 の突部57の両側には逃げ孔55,55が形成され、ローラ接触面である突部5 7を高精度に仕上げることができるようになっている。
【0020】 なお、図1において、符号44及び45は、上下のボール止め板を示している 。また、符号46は切削工具等を外した状態での圧入体25の先端部の破損を防 ぐための過収縮防止リングである。さらに、符号54はOリングである。
【0021】 次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0022】 締付けリング24を回動すると、そのめねじ34に螺合されている駆動環23 はチャック装置20の軸方向下方へ移動し、これに伴って、駆動環23に固着さ れている筒状の圧入体25は、チャック胴22のテーパ孔22aに沿って引き下 げられる。ここで、チャック胴22のテーパ孔22aは前部側に向かって縮径さ れているので、圧入体25は縮径され切削工具のシャンクはチャック装置20に 緊締される。
【0023】 ここで、このようなチャック装置20においては、突歯23aおよび筒状部2 3bを順次チャック本体51のチャック胴部分の先端側から開口部28に嵌め込 み、ボルト53により突歯23aおよび筒状部23bを固着することにより、チ ャック本体51への駆動環23の装着が可能となる。また、互いに固着された突 歯23aおよび筒状部23bからボルト53を外して筒状部23bおよび突歯2 3aを順次チャック本体51の開口部28からチャック胴部分の先端側へ取り出 すことにより、チャック本体51からの駆動環23の離脱が可能になる。
【0024】 このように本実施の形態によれば、ホルダ部分とチャック胴部分とがチャック 本体51として一体に設けられた構造であっても駆動環23を容易に着脱するこ とができるので、V溝が形成されたフランジ部52のためにホルダ部分とチャッ ク部分とをボルト等により連結することができない場合にも適用することができ 、また駆動環23を離脱した状態でチャック胴部分の内側に形成された突部57 を高精度に加工することができる。
【0025】 なお、上述した実施の形態においては、突歯23aおよび筒状部23bに対し て外側からボルト53をねじ込むようにしているが、内側に十分なスペースがあ る場合には、図4に示すように、筒状部23bおよび突歯23aに対して内側か らボルト53をねじ込むようにしてもよい。なお、この場合には、駆動環23の 突歯23aのおねじ30が締付けリング24のめねじ34と全面で螺合するので 、チャック装置20の剛性をより高めることができる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ホルダ部分とチャック胴部分とが一体に 設けられた構造であっても駆動環を容易に着脱することができるので、V溝が形 成されたフランジ部のためにホルダ部分とチャック部分とをボルト等により連結 することができない場合にも適用することができ、また駆動環を離脱した状態で チャック胴部分の内側を高精度に加工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるチャック装置の一実施の形態を示
す側断面図。
【図2】図1に示すチャック装置のA−A線に沿った横
断面図。
【図3】図1に示すチャック装置のB−B線に沿った横
断面図。
【図4】本考案によるチャック装置の別の実施の形態を
示す側断面図。
【図5】従来のチャック装置の一例を示す半部側断面
図。
【図6】図5に示すチャック装置の主要部を示す側断面
図。
【図7】図6に示すC−C線に沿った横断面図。
【図8】従来のチャック装置の別の例を示す半部側断面
図。
【図9】図8に示すD−D線に沿った横断面図。
【符号の説明】
20 チャック装置 22a テーパ孔 23 駆動環 23a 突歯 23b 筒状部 24 締付けリング 25 圧入体 25a 外面 25b 真直孔 28 開口部 30 おねじ 34 めねじ 37 ボール 44,45 ボール止め板 46 過収縮防止リング 48,49 角溝 50 ローラ(ころがり部材) 51 チャック本体 52 フランジ部 53 ボルト(連結具) 54 Oリング 56 充填材 57 突部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の回転スピンドルに装着可能なホ
    ルダ部分とチャック胴部分とを有するチャック本体であ
    って前記チャック胴部分の内部にテーパ孔が形成される
    とともに前記テーパ孔の上方に円周方向に間隔をおいて
    複数の開口部が形成されたチャック本体と、 前記チャック胴部分の前記開口部に嵌合可能な複数個の
    突歯が放射状に形成されるとともに、この突歯の外周面
    におねじが形成された、軸方向に移動可能な駆動環と、 前記駆動環のおねじと螺合可能なめねじを内孔面に有す
    るとともに、前記チャック胴部分の外周面に回転可能に
    保持され、回転することにより前記駆動環を相対的に軸
    方向に移動させる締付けリングと、 前記駆動環の内部を切削工具が通るよう前記駆動環に直
    接当接した状態で固着され、前記チャック胴部分の前記
    テーパ孔と嵌合する圧入体とを備え、 前記駆動環は複数の突歯と筒状部とからなり、この各突
    歯と筒状部とは連結具を介して互いに固着されているこ
    とを特徴とするチャック装置。
  2. 【請求項2】前記連結具はボルトからなり、前記各開口
    部の外側から前記各突歯および前記筒状部に対してねじ
    込まれることを特徴とする請求項1記載のチャック装
    置。
  3. 【請求項3】前記連結具はボルトからなり、前記各開口
    部の内側から前記筒状部および前記各突歯に対してねじ
    込まれることを特徴とする請求項1記載のチャック装
    置。
  4. 【請求項4】前記圧入体の周壁には、充填材が充填され
    た複数本のスリットが形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか記載のチャック装置。
  5. 【請求項5】前記チャック胴部分の内周面に軸方向の突
    部が形成される一方、前記圧入体の外周面の前記突部に
    対向する位置には軸方向の溝が形成されて、この両者の
    間にころがり部材が装填され、かつ前記チャック胴部分
    の内周面の前記突部の両側には逃げ孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のチャ
    ック装置。
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