JPS596738B2 - 金型内のガス抜き方法および装置 - Google Patents
金型内のガス抜き方法および装置Info
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- JPS596738B2 JPS596738B2 JP55026169A JP2616980A JPS596738B2 JP S596738 B2 JPS596738 B2 JP S596738B2 JP 55026169 A JP55026169 A JP 55026169A JP 2616980 A JP2616980 A JP 2616980A JP S596738 B2 JPS596738 B2 JP S596738B2
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- JP
- Japan
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- valve
- gas
- mold
- cavity
- injection
- Prior art date
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- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/14—Machines with evacuated die cavity
- B22D17/145—Venting means therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ダイカストマシンや射出成形機等の成形機
において、成形時の金型のキャビテイから大量のガスを
抜き取り得るようにした金型内のガス抜き方法および装
置に関するものである。
において、成形時の金型のキャビテイから大量のガスを
抜き取り得るようにした金型内のガス抜き方法および装
置に関するものである。
従来より、ダイカストは精密な製品を多量に製造する成
形法として広く普及しているが、製品内部に巣のない健
全性を重要視される品物には適さない場合があった。
形法として広く普及しているが、製品内部に巣のない健
全性を重要視される品物には適さない場合があった。
それは、高速、高圧で溶融金属をキャビティ内に充填す
るため、キャビティ内のガスが充分抜け切らずに、溶融
金属と混合して、製品中に残存することがあるためであ
る。
るため、キャビティ内のガスが充分抜け切らずに、溶融
金属と混合して、製品中に残存することがあるためであ
る。
その対策として、従来より、キャビテイ内を活性ガスで
置換して、溶融金属と化合させ、固定化する無孔性ダイ
カスト法や、減圧する方法などが考えられているが、こ
れらは金型や装置が複雑となり、一般的ではなかった。
置換して、溶融金属と化合させ、固定化する無孔性ダイ
カスト法や、減圧する方法などが考えられているが、こ
れらは金型や装置が複雑となり、一般的ではなかった。
この発明の発明者は、ダイカストモデルでエヤベントの
面積と鋳込製品の比重値との関係を調べたところ、エヤ
ベントの面積が増すに従って、鋳込製品の比重直も上る
ことを見い出した。
面積と鋳込製品の比重値との関係を調べたところ、エヤ
ベントの面積が増すに従って、鋳込製品の比重直も上る
ことを見い出した。
しかしながら、エヤベントの数は製品の大きさで制限さ
れるし、また、エヤベントの厚みは、溶融金属を通過さ
せないために約0.1間以上にはとれない。
れるし、また、エヤベントの厚みは、溶融金属を通過さ
せないために約0.1間以上にはとれない。
この発明は、そのような製品や金型構造に制約されずに
、大量のガスを抜き、ガスの巻込みをなくして、健全な
ダイカスト製品を得ることができるようにしたものであ
る。
、大量のガスを抜き、ガスの巻込みをなくして、健全な
ダイカスト製品を得ることができるようにしたものであ
る。
すなわち、この発明は、金型のキャビテイから金型外に
通じるガス排出路を、弁の作用で開いておいた状態で射
出を行い、キャビテイ内の質量の小さいガスをガス排出
路を通してほぼ排出し終った時点で、キャビテイ内から
進んで来た質量の大きい被射出溶融物の貫性力を前記弁
に直接作用させることにより、前記弁を確実にかつすば
やく移動させて、前記弁で前記ガス排出妬を直接遮断し
、このガス排出路からの被射出溶融物の流出を防せぎう
るようにして、射出時に金型内のガス抜きを確実容易に
行いうるようにしたものである。
通じるガス排出路を、弁の作用で開いておいた状態で射
出を行い、キャビテイ内の質量の小さいガスをガス排出
路を通してほぼ排出し終った時点で、キャビテイ内から
進んで来た質量の大きい被射出溶融物の貫性力を前記弁
に直接作用させることにより、前記弁を確実にかつすば
やく移動させて、前記弁で前記ガス排出妬を直接遮断し
、このガス排出路からの被射出溶融物の流出を防せぎう
るようにして、射出時に金型内のガス抜きを確実容易に
行いうるようにしたものである。
つぎに、図面に示した実施例によって、この発明を説明
する。
する。
第1,2図に示した実施例において、1は固定盤、2は
可動盤、3は固定金型、4は可動金型、5は押出板、6
は押出ピン、7は金型3,4のキャビテイ、8は被射出
溶融物である溶融金属の鋳込穴である。
可動盤、3は固定金型、4は可動金型、5は押出板、6
は押出ピン、7は金型3,4のキャビテイ、8は被射出
溶融物である溶融金属の鋳込穴である。
可動金型4において、キャビテイ7の回りの固定金型3
に面する部分には、充分な面積を有する薄いガス抜き道
9を設け、ガス抜き道9の上端部に連結して上方に伸び
たガス抜き溝10を、2個の金型3,40分割面または
可動金型40分割面に設けた。
に面する部分には、充分な面積を有する薄いガス抜き道
9を設け、ガス抜き道9の上端部に連結して上方に伸び
たガス抜き溝10を、2個の金型3,40分割面または
可動金型40分割面に設けた。
そして、金型3,4のキャビテイ7から導かれたガス抜
き溝10の端部に、キャビテイ7から進んで来る溶融金
属の作用によって、溶融金属の作用方向およびガス抜き
溝10の端部の軸線方向に直接動かされる弁14を設げ
た。
き溝10の端部に、キャビテイ7から進んで来る溶融金
属の作用によって、溶融金属の作用方向およびガス抜き
溝10の端部の軸線方向に直接動かされる弁14を設げ
た。
弁14としては、ガス抜き溝10を進んで来る溶融金属
の貫性力を受げうる一端面をガス抜き溝10の端部の軸
線方向と交差させた状態で設けたものを用い、弁14の
移動方向と同一方向からの溶融金属の作用によって直接
動かされることにより、後記するガス排出用の第1の通
路であるバイパス15などからなるガス排出路を同一の
弁14で直接遮断するようにしたものを1個だけ設けた
,すなわち、ガス抜き溝10に続いて、2個の金型3,
40両分割而部に、半割にできる弁室11,弁座12,
ガス排出穴13を上方に向って直列に配置し、弁室11
中には、上下方向に向って摺動可能な弁14を内蔵した
。
の貫性力を受げうる一端面をガス抜き溝10の端部の軸
線方向と交差させた状態で設けたものを用い、弁14の
移動方向と同一方向からの溶融金属の作用によって直接
動かされることにより、後記するガス排出用の第1の通
路であるバイパス15などからなるガス排出路を同一の
弁14で直接遮断するようにしたものを1個だけ設けた
,すなわち、ガス抜き溝10に続いて、2個の金型3,
40両分割而部に、半割にできる弁室11,弁座12,
ガス排出穴13を上方に向って直列に配置し、弁室11
中には、上下方向に向って摺動可能な弁14を内蔵した
。
弁14は円板状にし、上端外周面はテーパ而とした。
弁室11の直前のガス抜き溝10より、弁14の移動路
の側面である弁座12の直前の弁室11の側面との間に
は、弁14部を迂廻したバイパス15を設け、弁14の
作動により、バイパス15と金型外部間のガス排出路の
連通,遮断を直接規制しうるようにした,ガス抜き溝1
0とバイパス150入口部とのなす交差角θは鋭角か直
角にした。
の側面である弁座12の直前の弁室11の側面との間に
は、弁14部を迂廻したバイパス15を設け、弁14の
作動により、バイパス15と金型外部間のガス排出路の
連通,遮断を直接規制しうるようにした,ガス抜き溝1
0とバイパス150入口部とのなす交差角θは鋭角か直
角にした。
弁室12に面したガス抜き溝100口部16はノズル状
に狭《した,弁14の上のガス排出穴13内には圧縮ば
ね17を設げ、圧縮ばね17押え用のシリンダ18を、
固定金型3の頂部に固定して設けた。
に狭《した,弁14の上のガス排出穴13内には圧縮ば
ね17を設げ、圧縮ばね17押え用のシリンダ18を、
固定金型3の頂部に固定して設けた。
圧縮ばね17はシリンダ18のピストンロツド19の先
端部に固定した。
端部に固定した。
20は固定金型3に設けたガス排出口である。
第1の通路であるバイパス15の端部の、弁14の移動
路の側面部から金型外部に通じたガス排出穴13やガス
排出口20などは、第2の通路を形成している。
路の側面部から金型外部に通じたガス排出穴13やガス
排出口20などは、第2の通路を形成している。
つぎに、この発明の前記実施例の作動順序について説明
する。
する。
弁室11内に弁14を装入した状態で型締を行えば、第
1,2図に示したように、シリンダ18と圧縮ばね11
0作用により、弁14は下向に押付けられ、バイパス1
5は弁室11の上部に通じている。
1,2図に示したように、シリンダ18と圧縮ばね11
0作用により、弁14は下向に押付けられ、バイパス1
5は弁室11の上部に通じている。
この状態で、鋳込穴8より溶融金属をキャビテイ7内に
鋳込めば、キャビテイ7内への溶湯充填中に、キャビテ
イ7内のガスはガス抜き道9,ガス抜き溝10,バイパ
ス15,弁室11の上部,ガス排出穴13を通って、ガ
ス排出口20より排出される。
鋳込めば、キャビテイ7内への溶湯充填中に、キャビテ
イ7内のガスはガス抜き道9,ガス抜き溝10,バイパ
ス15,弁室11の上部,ガス排出穴13を通って、ガ
ス排出口20より排出される。
この間、第3図aに示すように弁14は弁室11の下部
に押付けられたままの状態を保っており、大量のガスは
矢印で示すように、バイパス15を通って抜ける。
に押付けられたままの状態を保っており、大量のガスは
矢印で示すように、バイパス15を通って抜ける。
キャビテイ7内への溶融金属の充填がほぼ完了すると、
溶融金属21がガス抜き溝10内を上昇して来て、弁1
4の下面に衝突し、その結果、弁14は圧縮ばね17に
抗して押上げられる。
溶融金属21がガス抜き溝10内を上昇して来て、弁1
4の下面に衝突し、その結果、弁14は圧縮ばね17に
抗して押上げられる。
そして、溶融金属21は弁14を押上げるとともに、一
部がバイパス15へ進入し始める。
部がバイパス15へ進入し始める。
この時の状態を第3図bに示す。
やがて、溶融金属21の押上作業によって、弁14は閉
じられ、溶融金属21はせき止められる,この時、バイ
パス15を通って抜けていったガスは、ほとんど抜けて
いて、弁座12近くに若干残っているだけの状態になる
が、これは鋳込製品には何ら影警は及ぼさない。
じられ、溶融金属21はせき止められる,この時、バイ
パス15を通って抜けていったガスは、ほとんど抜けて
いて、弁座12近くに若干残っているだけの状態になる
が、これは鋳込製品には何ら影警は及ぼさない。
この時の状態を第3図Cに示す。
鋳込作業が終れば、シリンダ18を作動させて、弁14
を押えていた圧縮ばね11を持ち上げた後,型開きを行
う。
を押えていた圧縮ばね11を持ち上げた後,型開きを行
う。
この時の状態を第3図dに示す。続いて、押出ピン6の
作動により、鋳込製品を取出すと同時に、ガス抜き溝1
0,弁室11下部およびバイパス15中の凝固金属21
a、並びに、弁14をいっしょに取出す。
作動により、鋳込製品を取出すと同時に、ガス抜き溝1
0,弁室11下部およびバイパス15中の凝固金属21
a、並びに、弁14をいっしょに取出す。
この発明は、ガスと溶融金属との比重差、例えば、空気
と溶融アルミニウムとの比重が約1:2000であると
いう比重差、および、この比重差に基づく員性力の差を
利用したものである。
と溶融アルミニウムとの比重が約1:2000であると
いう比重差、および、この比重差に基づく員性力の差を
利用したものである。
そして、金型3,4のキャビテイ1から導びかれたガス
抜き溝10部に、ガス抜き溝10の軸線と同一方向に摺
動する1個の弁14を設け、かつ,ガス抜き溝10から
弁14部の側面に迂廻したバイパス15を設けた金型4
を用い、キャビテイ7から金型3,4の外へ通じるガス
排出路を弁140作用で開いた状態で射出を行い、まず
、キャビテイIから進んで来た質量の小さいガスが弁1
4のガス抜き溝10側の端簡に作用しているときは、弁
14が質量の小さいガスによって押されることな《、ガ
ス抜き溝10側の端部にあり、バイパス15と弁14部
などからなる迂廻したガス排出路を通してガスを排出し
、その途中で、質量の小さいガスに続いてキャビテイ1
から進んで来た質量の大きい被射出溶融物である溶融金
属が、弁14の移動方向と同一方向から弁14のガス抜
き溝10側の端面に直接作用することにより、弁14を
移動させて、弁14でガス排出路を直接遮断し、溶融金
属が弁14部から外部へ排出されないようにして、金型
3,4内のガス抜きを行いながら射出しうるようにした
ものである。
抜き溝10部に、ガス抜き溝10の軸線と同一方向に摺
動する1個の弁14を設け、かつ,ガス抜き溝10から
弁14部の側面に迂廻したバイパス15を設けた金型4
を用い、キャビテイ7から金型3,4の外へ通じるガス
排出路を弁140作用で開いた状態で射出を行い、まず
、キャビテイIから進んで来た質量の小さいガスが弁1
4のガス抜き溝10側の端簡に作用しているときは、弁
14が質量の小さいガスによって押されることな《、ガ
ス抜き溝10側の端部にあり、バイパス15と弁14部
などからなる迂廻したガス排出路を通してガスを排出し
、その途中で、質量の小さいガスに続いてキャビテイ1
から進んで来た質量の大きい被射出溶融物である溶融金
属が、弁14の移動方向と同一方向から弁14のガス抜
き溝10側の端面に直接作用することにより、弁14を
移動させて、弁14でガス排出路を直接遮断し、溶融金
属が弁14部から外部へ排出されないようにして、金型
3,4内のガス抜きを行いながら射出しうるようにした
ものである。
なお、ガス抜き溝10内を上昇してきた溶融金属21が
直接バイパス15内に飛込まないようにするために、そ
して弁14が閉じる前に、その溶融金属21が弁14と
弁座12との間を通過しないように、ノズル部16のす
ぐ下のガス抜き溝10とバイパス150人口部とのなす
角は、鋭角または直角にした。
直接バイパス15内に飛込まないようにするために、そ
して弁14が閉じる前に、その溶融金属21が弁14と
弁座12との間を通過しないように、ノズル部16のす
ぐ下のガス抜き溝10とバイパス150人口部とのなす
角は、鋭角または直角にした。
勿論、これは鋭角にする方が、より効果的である。
弁14は、鋳込のたびごとに毎回、固定金型30半割に
なっている弁室11内に装入し圧縮ばね17で下方に押
えた後、型閉を行う。
なっている弁室11内に装入し圧縮ばね17で下方に押
えた後、型閉を行う。
ただし、弁14は、溶融金属と異種の材質のものを用い
るときは、製品取出後、鋳込製品やその回りの凝固金属
から分離して、再使用する。
るときは、製品取出後、鋳込製品やその回りの凝固金属
から分離して、再使用する。
溶融金属と同質の弁14を用いるときは、その弁14は
使いすてにするか、あるいは、鋳込製品の回りの凝固金
属とともに再溶解する。
使いすてにするか、あるいは、鋳込製品の回りの凝固金
属とともに再溶解する。
なお、溶融金属と同質の弁14は、この発明を用いてダ
イカストするときに、その時に使用している金型の一部
でダイカストすることもできる。
イカストするときに、その時に使用している金型の一部
でダイカストすることもできる。
この実施例においては、この発明の金型用ガス抜き装置
を、固定金型3と可動金型40分割面部に設けたが、こ
れは、可動金型4と中子用金型とのように、その他の金
型の分離面部や接触面部に設けるようにしても良い。
を、固定金型3と可動金型40分割面部に設けたが、こ
れは、可動金型4と中子用金型とのように、その他の金
型の分離面部や接触面部に設けるようにしても良い。
以上の実施例は、弁14を鋳込み毎に弁室11内に装入
するものであるが、これは例えば、第4図に示すような
装置にして、恒久的な弁装置にすることもできる。
するものであるが、これは例えば、第4図に示すような
装置にして、恒久的な弁装置にすることもできる。
第4図において、第1,2図と同様に3は固定金型、1
0はガス抜き溝、11は弁室、12は弁座、13はガス
排出穴、14は弁、15はバイパス、16はノズル部、
17は圧縮ばね、18は固定金型3に取付けたシリンダ
、18aはピストン19はピストンロツド、20はガス
排出口である.ただし、ピストン19の下端部にはスプ
ール22を固定し、スプール22は固定金型3に設けた
垂直な半割穴23と、この半割穴に合致した図示してい
ない可動金型4に設けた垂直な半割大の中で摺動可能に
設けた。
0はガス抜き溝、11は弁室、12は弁座、13はガス
排出穴、14は弁、15はバイパス、16はノズル部、
17は圧縮ばね、18は固定金型3に取付けたシリンダ
、18aはピストン19はピストンロツド、20はガス
排出口である.ただし、ピストン19の下端部にはスプ
ール22を固定し、スプール22は固定金型3に設けた
垂直な半割穴23と、この半割穴に合致した図示してい
ない可動金型4に設けた垂直な半割大の中で摺動可能に
設けた。
スプール22の上部には室24を設け、スプール22の
下部には下方に開いたガス排出穴13と弁座12を設け
た。
下部には下方に開いたガス排出穴13と弁座12を設け
た。
弁14の上端中央部には垂直なロツド25を設げ、室2
4内まで貫通したロツド25の先端部にはナット26を
取付げた。
4内まで貫通したロツド25の先端部にはナット26を
取付げた。
勿論、ロツド25にはスプール22に対して摺動自在に
設けた。
設けた。
すなわち、この実施例においては、金型3,4の分離面
部に、キャビテイ7から導かれたガス抜き溝10、ガス
抜き溝10の端部で軸線方向に摺動する弁14、弁14
を摺動自在に支持してそれ自体が軸線方向に摺動しうる
スプール22、および、ガス抜き溝10の途中から弁1
4部の側面に迂廻したバイパス15を設け、かつ、スプ
ール22の内部を金型3の外に連通させたガス排出口2
0を設けるとともに、弁14側のスプール22の端部に
弁座12を設けた。
部に、キャビテイ7から導かれたガス抜き溝10、ガス
抜き溝10の端部で軸線方向に摺動する弁14、弁14
を摺動自在に支持してそれ自体が軸線方向に摺動しうる
スプール22、および、ガス抜き溝10の途中から弁1
4部の側面に迂廻したバイパス15を設け、かつ、スプ
ール22の内部を金型3の外に連通させたガス排出口2
0を設けるとともに、弁14側のスプール22の端部に
弁座12を設けた。
また、スプール22と弁14との間には、圧縮ばね17
を配した。
を配した。
圧縮ばね17の位置は第4図に示したように、スプール
22の下半分に位置するガス排出穴13部のスプール2
2と弁14との間のロツド250回りでも良いし、室2
4内におけるナット26に相当する弁140頭部の上面
とスプール22の天井面との間でも良い。
22の下半分に位置するガス排出穴13部のスプール2
2と弁14との間のロツド250回りでも良いし、室2
4内におけるナット26に相当する弁140頭部の上面
とスプール22の天井面との間でも良い。
ただし、圧縮ばね17は必ずしも設ける必要はな《、弁
14を自然落下させるか、他のシリンダなどで下降させ
た後、下方への押圧力をOにしておくようにしても良い
。
14を自然落下させるか、他のシリンダなどで下降させ
た後、下方への押圧力をOにしておくようにしても良い
。
なお、この実施例では、弁座12を有するスプール22
と弁14を別体にしたが、これは、金型3,4の分離面
に設けた半割穴23の内面に直接接触した状態で摺動す
る1個のスプール弁を設け、バイパス15と外部との連
通,遮断をスプール弁の軸線方向への移動によって、直
接規制しうる通路をスプール弁部に設けるようにしても
良い。
と弁14を別体にしたが、これは、金型3,4の分離面
に設けた半割穴23の内面に直接接触した状態で摺動す
る1個のスプール弁を設け、バイパス15と外部との連
通,遮断をスプール弁の軸線方向への移動によって、直
接規制しうる通路をスプール弁部に設けるようにしても
良い。
この装置では、ピストンロツド19を上昇させて、圧縮
ばね17の力を弱め、かつ、弁14を弁室11の下端部
から若干浮かした状態で型締を行い、続いてピストンロ
ツド19を下降させて、弁14を弁室11の下端部に確
実に密着させておく。
ばね17の力を弱め、かつ、弁14を弁室11の下端部
から若干浮かした状態で型締を行い、続いてピストンロ
ツド19を下降させて、弁14を弁室11の下端部に確
実に密着させておく。
この状態でダイカストを開始し、前記実施例と同様な作
動によって金型3,′4内のガス抜きを行いながらダイ
カストを行う。
動によって金型3,′4内のガス抜きを行いながらダイ
カストを行う。
ダイカストが終れば、ピストンロツド19を上昇させて
スリーブ22と弁14をある程度上昇させた後、型開を
行う、この装置を用いれば、弁14はその都度、取変え
なくても良い。
スリーブ22と弁14をある程度上昇させた後、型開を
行う、この装置を用いれば、弁14はその都度、取変え
なくても良い。
なお、弁14の下面に当った溶融金属が弁14の外方向
に飛ばないように、弁14の下面には皿状の凹みを設け
ても良いが、その場合は、スリーブ22と弁14を必ず
その凹みの厚さ以上に上昇させた後、型開を行う。
に飛ばないように、弁14の下面には皿状の凹みを設け
ても良いが、その場合は、スリーブ22と弁14を必ず
その凹みの厚さ以上に上昇させた後、型開を行う。
なお、これら実施例において、ガス排出口20より、下
記に示す装置か真空装置の作動によってガスを積極的に
吸引すればさらに効果的である。
記に示す装置か真空装置の作動によってガスを積極的に
吸引すればさらに効果的である。
ガス排出口20からのガスの吸引を射出動作と同調させ
て行う場合は、例えば、第5図のようにして行う。
て行う場合は、例えば、第5図のようにして行う。
第5図において、1は固定盤、2は可動盤、3は固定金
型、4は可動金型、5は押出板、6は押出ピン、1はキ
ャビテイ、8は鋳込穴、27はマシンベース、28は射
出シリンダ、29はピストンロツド、30は射出プラン
ジャ、31はプランジャチップ、32は鋳込スリーブで
ある。
型、4は可動金型、5は押出板、6は押出ピン、1はキ
ャビテイ、8は鋳込穴、27はマシンベース、28は射
出シリンダ、29はピストンロツド、30は射出プラン
ジャ、31はプランジャチップ、32は鋳込スリーブで
ある。
固定金型3と可動金型40分割面の上部には、第1,2
図または第4図に示したこの発明の金型用ガス抜き装置
33を取付けた。
図または第4図に示したこの発明の金型用ガス抜き装置
33を取付けた。
射出シリンダ28の上には、射出シリンダ28と平行に
ガス吸引装置である吸引シリンダ34を取付け、吸引シ
リンダ34のピストン35と一体になっているピストン
ロツド36の先端部を、射出シリンダ28のピストンロ
ツド29の先端部とレバー37によって一体に連結し、
2個のピストンロツド29,36が同時に移動するよう
にしたそして、金型用ガス抜き装置33のガス排出口2
〔を、吸引シリンダ34のヘッドエンド側に配管38で
連結したつそして、射出シリンダ28の前進動作に連動
させて、キャビテイ7内のガスを金型用ガス抜き装置3
3を介して金型3,4外に排出しうるようにした。
ガス吸引装置である吸引シリンダ34を取付け、吸引シ
リンダ34のピストン35と一体になっているピストン
ロツド36の先端部を、射出シリンダ28のピストンロ
ツド29の先端部とレバー37によって一体に連結し、
2個のピストンロツド29,36が同時に移動するよう
にしたそして、金型用ガス抜き装置33のガス排出口2
〔を、吸引シリンダ34のヘッドエンド側に配管38で
連結したつそして、射出シリンダ28の前進動作に連動
させて、キャビテイ7内のガスを金型用ガス抜き装置3
3を介して金型3,4外に排出しうるようにした。
39は逆止弁である。ただし、吸引シリンダ34の内径
Dを、鋳込スリーブ32の内径dより大きくして、鋳込
み時にキャビテイγ内が負圧となり、ガス抜きが良好に
行えるようにした。
Dを、鋳込スリーブ32の内径dより大きくして、鋳込
み時にキャビテイγ内が負圧となり、ガス抜きが良好に
行えるようにした。
なお、吸引シリンダ34による射出シリンダ28の出力
の低下は極めて少な《、ほとんど影響されない。
の低下は極めて少な《、ほとんど影響されない。
なお、前記実施例においては、弁14を垂直方向に上下
動させるようにして、ダイカストマシンに使用したもの
を示したが、これは弁14を斜め上方向や水平方向や下
方向に移動させるようにしても良いし、また射出成形機
用として使用しても良い。
動させるようにして、ダイカストマシンに使用したもの
を示したが、これは弁14を斜め上方向や水平方向や下
方向に移動させるようにしても良いし、また射出成形機
用として使用しても良い。
このように、この発明においては特許請求の範囲に記載
したような構成にしたので、従来の減圧法のように真空
ポンプや減圧タンクなどを用いる必要もなく、構造が極
めてシンプルである。
したような構成にしたので、従来の減圧法のように真空
ポンプや減圧タンクなどを用いる必要もなく、構造が極
めてシンプルである。
さらに、各回の鋳込動作に完全に同調して、自動的にガ
ス抜きが行われるので、減圧開始のタイミングが狂うこ
とがな《、ガス抜き作動が安定している。
ス抜きが行われるので、減圧開始のタイミングが狂うこ
とがな《、ガス抜き作動が安定している。
したがって、ガス抜きも完全に、かつ、正確、容易に行
いながら射出を行うことができる。
いながら射出を行うことができる。
すなわち、この発明においては、ガス抜き装置にキャビ
テイ内のガスを吸引して排出させるガス吸引装置を連通
させ、このガス吸引装置を射出シリンダの前進動作に連
動させて射出シリンダと一体に作動させることにより、
キャビテイ内のガスを前記ガス抜き装置を介して金型外
に排出するようにしたので、射出時に、積極的にキャピ
テイ内のガスを排出させることができ、巣のない良品質
、の射出製品を確実容易に得ることができる。
テイ内のガスを吸引して排出させるガス吸引装置を連通
させ、このガス吸引装置を射出シリンダの前進動作に連
動させて射出シリンダと一体に作動させることにより、
キャビテイ内のガスを前記ガス抜き装置を介して金型外
に排出するようにしたので、射出時に、積極的にキャピ
テイ内のガスを排出させることができ、巣のない良品質
、の射出製品を確実容易に得ることができる。
また、射出シリンダの作動力によってガス吸引装置を一
体に作動させるようにしたので、ガス吸引装置の動力源
として特別な動力源を必要とせず、タイミング良くガス
抜きを行うことができる。
体に作動させるようにしたので、ガス吸引装置の動力源
として特別な動力源を必要とせず、タイミング良くガス
抜きを行うことができる。
また、この発明においては、被射出溶融物である溶湯の
慣性力を、金型外に通じるガス排出路を開いている弁に
直接作用させて、ガス排出路を直接遮断するようにした
ので大きな力で、素早く弁を締めることができる。
慣性力を、金型外に通じるガス排出路を開いている弁に
直接作用させて、ガス排出路を直接遮断するようにした
ので大きな力で、素早く弁を締めることができる。
すなわち、この発明においては、ガス抜き溝を通って弁
の下のノズル部に高速で進んで来た溶湯な、弁の下に衝
突させることによって、弁を直接締めるようにしており
、いわゆる、衝撃力による溶湯の運動エネルギ、すなわ
ち、溶湯の動圧によって奔を直接締めるようにしている
。
の下のノズル部に高速で進んで来た溶湯な、弁の下に衝
突させることによって、弁を直接締めるようにしており
、いわゆる、衝撃力による溶湯の運動エネルギ、すなわ
ち、溶湯の動圧によって奔を直接締めるようにしている
。
この場合、弁を閉じる力は、溶湯が弁の底面に衝突する
速度の2乗に比例するので、非常に大きな力となってい
る。
速度の2乗に比例するので、非常に大きな力となってい
る。
そして、弁の下面全体に溶湯を作用させることができる
ので、弁を閉じる力は大きく、また、弁を直接閉じて、
ガス排出路を弁で直接閉じるので、弁自体は簡単な構造
でその質量も比較的に軽《、弁を素早《閉じて、ガス排
出路を素早《確実容易に閉じることができる。
ので、弁を閉じる力は大きく、また、弁を直接閉じて、
ガス排出路を弁で直接閉じるので、弁自体は簡単な構造
でその質量も比較的に軽《、弁を素早《閉じて、ガス排
出路を素早《確実容易に閉じることができる。
なお、この発明においては、弁を締めるのに要する時間
は、5msec程度の極めて短い時間ですむ。
は、5msec程度の極めて短い時間ですむ。
また、この発明においては、溶湯の慣性力の作用で、ガ
ス排出中の弁を直接かつ瞬時に締めるようにしたので、
ガス抜き溝から弁の移動路の側面に通じたバイパスとも
呼ばれるガス排出用の通路の入口や途中を狭くして抵抗
をもたせる必要もなく、この通路を必要以上に長《して
おく必要もな《、通路を単純化して比較的に広くとれる
ので、ガス抜きの能力も太き《、ガス抜きを確実に行え
る。
ス排出中の弁を直接かつ瞬時に締めるようにしたので、
ガス抜き溝から弁の移動路の側面に通じたバイパスとも
呼ばれるガス排出用の通路の入口や途中を狭くして抵抗
をもたせる必要もなく、この通路を必要以上に長《して
おく必要もな《、通路を単純化して比較的に広くとれる
ので、ガス抜きの能力も太き《、ガス抜きを確実に行え
る。
そもそも、射出時に金型キャビテイよりガスを充分に抜
き、射出製品中に巣ができないようにし、満足のいく射
出動作を継続して行うには、弁部よリガスは充分に抜け
るが、溶湯は外部に流出しないようにする必要があるが
、そのためには、溶湯がガス排出用の通路を通って弁の
開き部である弁座部に近づいて来るまでは弁を開いてお
き、ガスが充分に抜けきったとき、弁を素早く、すなわ
ち、極めて短時間で締める必要があるが、この発明では
、前記したように、この動作を確実容易に行うことがで
き、かつ、毎射出ごとに繰返して行うことができる。
き、射出製品中に巣ができないようにし、満足のいく射
出動作を継続して行うには、弁部よリガスは充分に抜け
るが、溶湯は外部に流出しないようにする必要があるが
、そのためには、溶湯がガス排出用の通路を通って弁の
開き部である弁座部に近づいて来るまでは弁を開いてお
き、ガスが充分に抜けきったとき、弁を素早く、すなわ
ち、極めて短時間で締める必要があるが、この発明では
、前記したように、この動作を確実容易に行うことがで
き、かつ、毎射出ごとに繰返して行うことができる。
また、この発明のものは、弁自体が1個でできていて単
純なので、ガス抜き装置全体の構造も比較的に簡単であ
り、保守点検も容易である。
純なので、ガス抜き装置全体の構造も比較的に簡単であ
り、保守点検も容易である。
なお、弁に、傾斜面を有する弁座に押付けられるシート
タイプの弁を用いれば、シールが確実で、作動抵抗も小
さく、溶湯もつまらないし、熱膨張の影響も受けず、作
動が安定し、かつ、確実であり、また、構造も比較的に
簡単で、製作もしやすく、安価になる。
タイプの弁を用いれば、シールが確実で、作動抵抗も小
さく、溶湯もつまらないし、熱膨張の影響も受けず、作
動が安定し、かつ、確実であり、また、構造も比較的に
簡単で、製作もしやすく、安価になる。
また、この他に、つぎのような効果がある。
(1)ガス抜き溝を直進して来る被射出溶融物の進行方
向に、被射出溶融物で直接押される弁によって、ガスの
排出路を遮断するようにしたので、弁の作動が早く、か
つ、確実であり、ガス抜きと、弁部からの被射出溶融物
の排出防止を確実容易に行える。
向に、被射出溶融物で直接押される弁によって、ガスの
排出路を遮断するようにしたので、弁の作動が早く、か
つ、確実であり、ガス抜きと、弁部からの被射出溶融物
の排出防止を確実容易に行える。
(2)射出時にガス抜きを充分に行えるので、射出製品
中の残存ガスが大幅に減少し、射出製品の湯まわり,耐
圧,気密性が著しく向上する。
中の残存ガスが大幅に減少し、射出製品の湯まわり,耐
圧,気密性が著しく向上する。
(3)キャビテイ外周のエヤベント部におけるバリの発
生が減少するので、パリをのげな《でも良く、金型に傷
をつげることがない。
生が減少するので、パリをのげな《でも良く、金型に傷
をつげることがない。
その結果、自動化が容易になり、金型の寿命も延びる。
(4)ガス抜きが充分に行われるので、低い射出圧力で
良い射出製品が得られる。
良い射出製品が得られる。
勿論、このために、自動化も容易になり、金型の寿命も
延びる。
延びる。
(5)ガス抜きが充分に行われるので、射出条件の幅が
拡大するとともに、試打時間の短縮と射出製品の品質の
安定化がはかれる。
拡大するとともに、試打時間の短縮と射出製品の品質の
安定化がはかれる。
従来より、射出圧力,射出速度,高速射出スタート位置
の良い条件をさがし、ガス抜きの良好なとことにセット
していたが、この条件を見つげるのに時間がかかり、か
つ、この条件も射出時に次第に変わっていたが、この発
明を用いれば、ガス抜きが充分に行われるので、射出条
件を選択する幅がかなり拡大する。
の良い条件をさがし、ガス抜きの良好なとことにセット
していたが、この条件を見つげるのに時間がかかり、か
つ、この条件も射出時に次第に変わっていたが、この発
明を用いれば、ガス抜きが充分に行われるので、射出条
件を選択する幅がかなり拡大する。
(6)従来より、真空装置により金型間の薄い溝を通し
てキャビテイ内の空気を外に抜くことも考えられていた
が、この場合、キャビテイ内の空気の抜き量が少ないと
、固定金型と可動金型の合わせ面から外の空気が入り、
キャビテイが真空にならないが、この発明では、多量の
空気を抜くので、金型の合わせ面の精度はそれ程問題に
ならず、キャビテイの空気を充分に抜《ことができる。
てキャビテイ内の空気を外に抜くことも考えられていた
が、この場合、キャビテイ内の空気の抜き量が少ないと
、固定金型と可動金型の合わせ面から外の空気が入り、
キャビテイが真空にならないが、この発明では、多量の
空気を抜くので、金型の合わせ面の精度はそれ程問題に
ならず、キャビテイの空気を充分に抜《ことができる。
したがって、減圧法と併用すれば、効果はさらに増大す
る。
る。
(7)キャビテイ内を酸素などの活性ガスの雰囲気にし
て射出する無孔性ダイカスト法と併用すれば、効果が大
きい。
て射出する無孔性ダイカスト法と併用すれば、効果が大
きい。
この場合、この発明のガス抜き装置の開いた弁部から、
活性ガスをキャビテイ内に入れた後、射出する。
活性ガスをキャビテイ内に入れた後、射出する。
射出中にも活性ガスをキャビテイ内に入れることもでき
る。
る。
(8)マグネシウムのダイカストに用いれば、効果が大
きい。
きい。
すなわち、アルミニウムのダイカストでは、ゆっくり射
出して、キャビテイ内のガスをペント部から抜《ように
試みることもできたが、マグネシウム合金は凝固速度が
早いので低速射出することができず、射出開始後、すぐ
高速射出に移る必要があった。
出して、キャビテイ内のガスをペント部から抜《ように
試みることもできたが、マグネシウム合金は凝固速度が
早いので低速射出することができず、射出開始後、すぐ
高速射出に移る必要があった。
もともと、射出時には、キャピテイの容積の約2倍の容
積を有するキャビテイ内と射出スリーブ内の多量のガス
を金型外へ逃す必要があるが、マグネシウムのダイカス
トの場合は、アルミニウムのダイカストに比べて、高速
射出する必要があるので、どうしても射出製品へのガス
のまき込みが大きかった。
積を有するキャビテイ内と射出スリーブ内の多量のガス
を金型外へ逃す必要があるが、マグネシウムのダイカス
トの場合は、アルミニウムのダイカストに比べて、高速
射出する必要があるので、どうしても射出製品へのガス
のまき込みが大きかった。
しかし、この発明を用いれば、ガス抜きが充分に行われ
るので、マグネシウムのダイカストでも、気泡のない良
質の射出製品を確実容易に得ることができる。
るので、マグネシウムのダイカストでも、気泡のない良
質の射出製品を確実容易に得ることができる。
(9)ホットチャンパ一式ダイカストにも用いることが
できる。
できる。
呻 従来より、型開後、金型に冷却水や水溶性の離型剤
をスプレーしていたが、型締を行ったとき、金型に水滴
が残っていると水蒸気の逃げ場がな《、そのまま射出す
ると、射出製品の表面が黒くなったり、湯まわりが悪《
なり、良質の射出製品を得ることができない。
をスプレーしていたが、型締を行ったとき、金型に水滴
が残っていると水蒸気の逃げ場がな《、そのまま射出す
ると、射出製品の表面が黒くなったり、湯まわりが悪《
なり、良質の射出製品を得ることができない。
したがって、金型表面の水滴が充分に乾燥してな《なっ
た後、型締を行う必要があった。
た後、型締を行う必要があった。
しかし、この発明を用いれば、型締時にガス抜き装置の
開いている弁を通して、金型内に熱風を送り込み、金型
内の水蒸気を射出スリーブ内を通して外へ逃がすことも
できる。
開いている弁を通して、金型内に熱風を送り込み、金型
内の水蒸気を射出スリーブ内を通して外へ逃がすことも
できる。
この熱風の送り込みは型締後や給湯時にも行える。
したがって、型締時にガス抜き装置を通してキャビテイ
内に熱風を送り込むようにすれば、スプレー後、す早《
型締をすることができ、サイクルが短《なる。
内に熱風を送り込むようにすれば、スプレー後、す早《
型締をすることができ、サイクルが短《なる。
qυ 勿論、恒久的な弁装置として使用することができ
る。
る。
第1図はこの発明の方法を実施する際に使用する装置の
1実施例を示す縦断面図、第2図は第1図の■一■線断
面図、第3図a − dは第1,2図に示した摺動弁部
の作動説明図、第4,5図はそれぞれこの発明の装置の
他の実施列を示す縦断面図である。 1・・・・・・固定盤、2・・・・・・可動盤、3・・
・・・・固定金型、4・・・・・・可動金型、7・・・
・・・キャビテイ、9・・・・・・ガス抜き道、10・
・・・・・ガス抜き溝、11・・・・・・弁室、12・
・・・・・ガス排出路、14,12・・・・・・弁座、
13・・・・・・ガス排出穴、14・・・・・・弁、1
5・・・・・・バイパス、17・・・・・・圧縮ばね、
18・・・・・・シリンダ、20・・・・・・ガス排出
口、21・・・・・・溶融金属、22・・・・・・スプ
ール、28・・・・・・射出シリンダ、29.36・・
・・・・ピストンロツド、30・・・・・・射出プラン
ジャ、31・・・・・・プランジャチップ、32・・・
・・・鋳込スリーブ、34・・・・・・吸引シリンダ。
1実施例を示す縦断面図、第2図は第1図の■一■線断
面図、第3図a − dは第1,2図に示した摺動弁部
の作動説明図、第4,5図はそれぞれこの発明の装置の
他の実施列を示す縦断面図である。 1・・・・・・固定盤、2・・・・・・可動盤、3・・
・・・・固定金型、4・・・・・・可動金型、7・・・
・・・キャビテイ、9・・・・・・ガス抜き道、10・
・・・・・ガス抜き溝、11・・・・・・弁室、12・
・・・・・ガス排出路、14,12・・・・・・弁座、
13・・・・・・ガス排出穴、14・・・・・・弁、1
5・・・・・・バイパス、17・・・・・・圧縮ばね、
18・・・・・・シリンダ、20・・・・・・ガス排出
口、21・・・・・・溶融金属、22・・・・・・スプ
ール、28・・・・・・射出シリンダ、29.36・・
・・・・ピストンロツド、30・・・・・・射出プラン
ジャ、31・・・・・・プランジャチップ、32・・・
・・・鋳込スリーブ、34・・・・・・吸引シリンダ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金型のキャビティから導かれたガス抜き溝部に、キ
ャビテイから進んで来る被射出溶融物の慣性力の作用に
よって直接動かされてガス排出路を直接遮断する弁を設
けるとともに、前記ガス抜き溝から前記弁の移動路の側
面に迂廻したガス排出用の通路を設けていて、射出時に
キャビテイ内のガスを排出するガス抜き装置を、金型の
分離面部に設けておき、前記ガス抜き装置に前記ガスを
吸引して排出させるガス吸引装置を連通させ、このガス
吸引装置を射出シリンダの前進動作に連動させて作動さ
せることにより、キャビテイ内のガスを前記ガス抜き装
置を介して金型外に排出するようにした金型内のガス抜
き方法。 2 金型の分離面部において、金型のキャビテイから導
かれたガス抜き溝の端部に、このガス抜き溝の端部の軸
線方向に摺動自在な弁を設けるとともに、前記ガス抜き
溝から前記弁の移動路の側面部に迂廻して通じた第1の
通路を設け、この第1の通路の端部である前記弁の移動
路の側面部から金型外部に通じた減圧用の第2の通路を
設け、前記弁を、その摺動により前記第1の通路と前記
第2の通路の間の連通、遮断を行いうる面部を有する弁
とするとともに、前記ガス抜き溝を進んで来る被射出溶
融物の貫性力を受げうる一端面を前記ガス抜き溝の端部
の軸線方向と交差させた状態で設けた弁とし、射出シリ
ンダと一体的に連動する吸引シリンダを射出シリンダと
平行に設け、前記第2の通路を吸引シリンダのヘッドエ
ンド側に配管で連結した金型内のガス抜き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55026169A JPS596738B2 (ja) | 1980-03-04 | 1980-03-04 | 金型内のガス抜き方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55026169A JPS596738B2 (ja) | 1980-03-04 | 1980-03-04 | 金型内のガス抜き方法および装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54123167A Division JPS59309B2 (ja) | 1979-09-27 | 1979-09-27 | 金型内のガス抜きをともなった射出成形法および金型用ガス抜き装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5647259A JPS5647259A (en) | 1981-04-28 |
JPS596738B2 true JPS596738B2 (ja) | 1984-02-14 |
Family
ID=12186037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55026169A Expired JPS596738B2 (ja) | 1980-03-04 | 1980-03-04 | 金型内のガス抜き方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS596738B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59107759A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-22 | Nippon Light Metal Co Ltd | 加圧鋳造装置 |
JPH01127822U (ja) * | 1988-02-23 | 1989-08-31 | ||
WO2015181914A1 (ja) * | 2014-05-28 | 2015-12-03 | 三菱電機株式会社 | 金型、射出成形機及び射出成形方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5499735A (en) * | 1977-11-17 | 1979-08-06 | Hodler Fritz | Ventilating valve for diecast metal mold |
-
1980
- 1980-03-04 JP JP55026169A patent/JPS596738B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5499735A (en) * | 1977-11-17 | 1979-08-06 | Hodler Fritz | Ventilating valve for diecast metal mold |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5647259A (en) | 1981-04-28 |
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