JPS5964045A - 身障者用車いす - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特許請求の範囲第１項に上位概念として記載し
た車いすに係わる・ 本発明の目的は車いすに腰掛けた身障者が原則として他
人の援助を借）ることなくこの単いすで階段を昇シ降シ
でき、心理的な理由から個々の段をあせって昇シ降シし
ないように注意が必要な場合に限ってヘル／４’−また
は同伴者の手を借シるように身障者用事いすを構成する
ことにおる。

この目的は特許請求の範囲第１項に特徴として記載した
構成要件によって達成される。　　。

このような車いすにおいては例えば階段を昇る時、階段
の蹴上げに相当する垂直障害物に自装した車輪列を、車
いすをさらに次の段に進めるため、踏み段の高さまで上
昇させることができる。車輪列が蹴上げと尚接するごと
にこの車輪列が上昇し、（４） その場合台枠の２本のフレームが傾斜姿勢を取る。

従って車いすの個々の車輪列は階段に沿って“カタヒラ
式に”上昇動作することになる。その際座席に連携させ
た安定化機構の作用によシ、座席は上下フレームの相対
位置に関係なく水平姿勢を維持することができる。

本発明の他の実施態様では特許請求の範囲第２項以下に
記載したように車いすに安全、調整及び制御装置を連携
させる。

以下添付の図面を参照して本発明の詳細な説明する。

添付の図面は種々の角度から本発明の車いすを略示した
ものである。この車いすの台枠は上下に並べて支持され
た特に四角管を材料とする２本のフレーム１，２から成
る。下方フレーム１は車いすの進行方向に平行な２本の
縦桁３，４と、該縦桁３，４の端部から間隔を保った中
央の矩形フレーム部分を形成するように前記縦桁に取付
けられた互いに平行な横桁５，６とから成る。上方フレ
ーム２は好ましくは下方フレームと同じ形状を呈する。

即ち、横桁９，１０を介して互いに連結された２本の平
行な縦桁７，８から成る。上方フレーム２の形状、従っ
て下方フレームの形状も特に第３図から明らかになるで
あろう。

上下両フレーム１，２にはそれぞれの両側に縦桁の全長
に亘って複動ピストン／シリンダ装置のシリンダｌｌａ
〜ｌｌｈを配分して連接し、フレーム１，２がこれらの
シリンダと共に側面図で見て平行四辺形リンケージを形
成し、このリンケージは本質的に４−ｉ第１図及び第４
図（水平初期位置及び斜行位置をそれぞれ示す）に示す
ような運動を行なう。

シリンダｌｌａ〜ｌｌｂ及び対応のピストン／シリンダ
装置は後述のように軸受された空気タイヤ付き車輪１２
＆〜１２ｈを垂直変位させる。

上下に重なるそれぞれの縦桁３，７及び４，８間に空気
圧シリンダ１３．１４をそれぞれ連接してあシ、これら
の空気圧シリンダは上下フレーム間の相対変位を安定化
及び固定する。

上方フレーム２には縦桁７，８にそれぞれ取付けた軸受
台１５．１６を介して座席１７が旋回自在に支持されて
いる。座席１７を安定化するのはフレームの両長手側に
設けた連結桿１８．１９であシ１該連結桿は下方フレー
ム１の縦桁３，４に連接する一方、座席１７の下側に連
接しである。

連結桿１８．１９の長さ及び上下連接点の位置は両フレ
ーム１．２の位置に関係なく、第１図及び第４図から明
らかなように水平基準面に対する座席の相対位置に常に
一定となるように相対設定する。座席をその水平位置に
安定化するには別の装置、好ましくは空気圧シリンダを
設ければよい。

座席１７は主として四角管フレーム２０から成り、リン
ケージ２１を介して前記フレーム２０に足のせ２２を取
付けると共に、座席骨組２３も取付ける。

座席１７には図示しな°い反転スイッチ及びこれも図示
しないがかじ取υ装置を取付ける。

本発明の車いすに組込まれるその他の生簀構成部材とし
ては上方フレーム２に回転自在に取付けるバッテリー・
セット２４、下方フレーム１に連（７） 携のコンプレッサ２６と共に固設される圧搾空気タンク
２５、及び詳しくは図示しないが個々の車輪列の旋回角
を制御するためのかじ取シシステムが挙げられる。

コンプレッサ２６によって圧搾空気を供給される圧搾空
気タンク２５は図示しない導管を介してシリンダｌｌａ
〜ｌｌｂと連通ずる一方、空気圧シリンダ１３．１４と
も連通する。座席１７の裏側に連携の制御装置と共に増
付けたレベル調整装置２７は水平基準面に対する座席１
７の所与の相対位置を維持し、個々のシリンダ装置１１
ａ〜１１ｈ及び１３．１４に対する圧搾空気供給を制御
する。

車輪群を構成するそれぞれの車輪に水平方向に移動自在
の、平行に案内される接点支持片２８ａ〜２８ｈを連携
させ、これらの接点支持片に底面接点２９ａ〜２９ｈを
設ける、一方その支持片を水平移動させることによって
図示しない側方接点を作動させる。

各車輪１２ａ〜１２ｈに駆動電動機３０＆〜３０ｈ（８
） を連携させる。これらの駆動電動機は図示しない導線を
介してバッテリー・セット２４と接続している。

本発明の車いすが階段を昇るための動作態様を以下に説
明する。駆動電動機３０ａ〜３０ｈが車輪１２ａ〜１２
ｈを後方へ微速駆動する。後車輪対１２ｄ、１２ｈの接
点支持片２９ｄ、２９ｈが第１段の蹴上げＩに当接し、
水平に変位して側方接点を作動させると、レベル調整装
置及び制御装置２７に組込まれたマイクロプロセッサが
すべての車輪列を制御し、駆動電動機３０ａ〜３０ｈ全
部を停止させると共にシリンダｌｉｄ、ｌｌｂを除く他
のすべてのシリンダｌｌａ〜ｌｉｅに圧搾空気を作用さ
せることにより、連携のピストンを、従って車輪１２＆
〜１２ｇを下方へ引き出して車輪１２ｄ、１２ｈを含む
車輪列を７レーム１゜２と共に連携の接点□支持片２８
ｄ　、２８ｈが負荷を除かれるまで、即ち、蹴上げ■と
当接しなくなるまで上方へ持上げる。

こうして接点支持片２８ｄ、２８ｈが負荷を除かれると
装置２７内にあらためて１１ｉＩｌ１１１１指令が発生
し、すべての駆動電動機３０ａ〜３０ｈが再び反転駆動
される。

次いで接点支持片対が蹴上げの１つ１．ＩＩ、ＩＩＩま
たは■と当接すると、上述の場合と同様に駆動電動機３
０ａ〜３０ｈが停止する一方、特定の車輪列が引込めら
れるかまたは引出され、接点支持片が蹴上げと当接して
いる車輪列が他の車輪列に対する変位をする。これと同
時に上下フレーム１゜２が傾斜位置を取シ、制御装置２
７から制御指令がシリンダ１２＆〜１２ｈ及び空気圧シ
リンダ１３．１４に与えられ、個々の車輪列が引込み状
態か引出し状態かに応じて上下フレーム１，２の傾斜位
置が制御される。

車いすがこのように上昇動作している間、個々の車輪は
前進しないよう制動されている。

階段を１降シる”時には下記の動作シーケンスが行なわ
れる。駆動電動機３０ａ〜３０ｈが微速で順方向駆動さ
れる。前輪１２ｍ、１２ｂが最上段踏み段Ｖｉａを離れ
、その直後に連携の底面接点２９ａ　、２９ａがこの踏
み段■ａと接触してこの接点に負荷が加わると、空気圧
シリンダ１１ａ。

ｌｉｅが作動を停止する。さらに前進すると底面接点２
９ａ、２９ｅが再び負荷を解かれ、その結果−すべての
駆動電動機が停止する。同時にシリンダ装置１１ａ、ｌ
ｌｂが作動し、直ぐ下の踏み段１１ａ　　に進む◇次い
でマイクロプロセッサによって制御される時間遅延後に
駆動電動機３０ａ〜３０ｈが再び作動し、車輪１２ａ〜
１２ｈが前進駆動される。底面接点が負荷を解かれ、再
び負荷を帯びるごとに、少なくとも３組の車輪列が床面
と接触し、フレーム１，２の傾斜位置が個々の車輪列が
車いすの下降動作に応じて取る高さ位置に従って制御さ
れるように対応の制御指令が与えられる。

圧搾空気系に思いがけない圧力低下に対処するため、シ
リンダｌｌａ〜ｌｌｈ及び空気圧シリンダ１３．１４を
すべてそれぞれの位置に固定する固定装置を設ける。

第５図及び第６図は縦桁に連接されたピストン／（１１
） シリンダ装置を含めて個々の車輪の軸受及び懸架を示す
展開図である。個々のピストン／シリンダ装置１１は上
下端に半径方向に突出する肉厚部分３２・３３を有する
シリンダ３１から成る。この肉厚部分３２．３３に車軸
ジャーナル３４　、３５を増付けるが、図示しない圧搾
空気導管を介してシリン／３１の上下端を圧搾空気タン
ク２５と接続するため前記車軸ジャーナルを中空構成と
するのが好ましい。

両縦桁８，４には車軸ジャーナル３４．３５を嵌入させ
るための軸受孔３６を設ける。シリンダ３１から突出す
るピストンロッド３８はその下端に螺条部３９を有する
。

シリンダ３１に沿って半径方向肉厚部分３２゜３３の間
で平行案内素子４０を摺動させる。このため両肉厚部分
の少なくとも１つ３２または３３をシリンダ３１に看脱
自在処取付ける。平行案内素子４０はシリンダ３１と咬
合する第１管部分４１から成シ、該第１管部分はウェブ
４１′及び上下の梯形補強板４２を介して前記第１管部
分４１（１２） と平行な第２管部分４３と固定連結されている。

平行案内素子４０の第１管部分４１の側面にかじ取シ制
御片５３を取付ける。

第２管部分４３は該第２管部分４３に対して同転不能な
第６図に示す平行案内管４４を軸方向移動自在に軸支す
る。平行案内管４４の下部にはクロメノ々−４５を取付
けてあシ、再び平行案内管４４と平行に軸受フレーム４
６を前記クロスパー４５に取付ける。クロスパー４５に
は上向き開口螺条孔５２を設け、これにピストンロッド
３８の螺条部３９を螺入する。

平行案内管４４の下端及び軸受フレーム４６の下端には
車輪１２の車軸を嵌入するための軸受４７．４８がある
。軸受フレーム４６には、図示しない伝動素子を介して
車輪１２を駆動する駆動電動機３０を取付けるための軸
受孔４９を別設する。

平行案内管４４の下端の好ましくは軸受４７の領域に接
点箱５０を取付け、その水平な案内孔５１によって、下
面に前記底面接点２９を有する接点支持片２８を案内す
る。接点支持片２８は弾性付勢力に抗して接点箱５０に
対して水平方向に移動することによシ、すでに述べたよ
うに接点箱５０内に設けられた側方接点を作動させるこ
とができる。

ピストン／シリンダ装置１１に圧搾空気を作用させると
ピストンロッド３８が引込められるかまたは引出され、
平行案内管４４に取付けたクロスパーに対応方向の力が
加わる。その結果、平行案内管４４が第２管部分４３内
を垂直方向に変位し、従って平行案内管４４の下端と軸
受フレーム４６間に支持された車輪１２も同様に変位す
る。

安全上の理由から第２管部分４３及び平行案内管４４に
圧力モニター５４を連携させる（第２図。

第５図及び第７図）。

第２管部分４３の壁孔領域側方に取付けた圧力モニター
５４は内部にグランジャ５６を摺動自在に支持しである
シリンダ筐体５５から成る。このグランジャ５６は一方
の側が圧力板５７を介してばね５８によって付勢され、
とのばね５８はグランジャ５６に対して、シランジャの
他方の側に設けられてシリンダカバー６０の開口部６１
内に摺動自在に支持されているピストンラム５９をシリ
ンダから押出して第２管部分４３の上記壁孔を通って平
行案内管４４と圧接する当接及び係止位置まで移動させ
る方向に力を作用させる。シリンダ５５のシリンダカバ
ー６０側のシリンダ室に関口する圧搾空気導管６２は圧
搾空気タンク２５とも連通している。車輪を変位させる
には各シリンダ３１に圧搾空気を作用させると共に、ば
ね５８の力に抗してピストン・ラム５９を第２管部分４
３内に進入して平行案内管４４を係止する位置から移動
させるため連携の圧力モニター５４のグランジャ５６に
も圧搾空気を作用させる必賛がおる。

平行案内管４４か再びリミット位置に達すると、グラン
ジャ５６への圧搾空気供給が停止されるから、ピストン
・ラム５９がばね５８の作用下に再び平行案内管を係止
する位置まで押出される。

従って、圧力モニター５４は圧搾空気系の故障で個々の
車輪の垂直変位が制御不能に陥るのを防（１５） 止するという目的を達成する。

図示しないかじ取り機構またはかじ叡シ桿が本発明とは
無関係の態様で平行案内素子４０の個々のかじ増多制御
片５３と咬合する◎個々の車輪の軌間を調整するため個
々の平行案内素子４０をその第１管部分４１と共にシリ
ンダ１１の軸線を中心に回転させ、その結果、第２管部
分４３が旋回する・この旋回動作に伴ない、第２管部分
内で回転を阻止されている平行案内管４４も旋回し、そ
の結果、個々の車輪１２０走行及びかじ取少条件が変化
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は平坦面上の車いすを略示する側面図；第２図は
平坦面上の車いすの背面図；第３図は車いすの平面図；
第４図は階段の複数段上に立つ車いすを略示する側面図
；第５図及び第６図に車輪の取付けを詳細に示す展開図
：第７図は車輪が意図に反して垂直方向に変位するのを
防止する圧力モニターの断面図である。 １・・・下方フレーム、２・・・上方フレーム、３，４
゜（１６） ７　、８　・・・縦桁、１２　、１２ａ　〜１２ｂ−・
・車輪、１３．１４・・・空気圧シリンダ、１７・・・
座席、１８゜１９・・・側方連結稈、２７・・・制御装
置、２８・２８ａ〜２８ｈ・・・接点支持片、３１・・
・シリンダ、３８・・・ピストン棒、４０・・・平行案
内素子、４１・・・第１管部分、４３・・・第２管部分
、４４・・・平行案内管・４５・・・クロスパー、４６
・・・軸受フレーム、５０−°。 接点箱、５４・・・圧力モニター。 特許出願人 ハイフン　クルス 特許出願代理人 弁理士　青　木　　　朗 弁理士西舘和之 弁理士　中　山　恭　介 弁理士　山　口　昭　之 手続補正書　（方式） 昭和５８年１１月呼日 特許庁長官　若杉和夫　殿 １、事件の表示 昭和５８年　特許願　　第１２２４９４号２、発明の名
称 身障者用車いす ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 ４、代理人 （外　３　名） ５、補正命令の日付 昭和５８年１０月２５日（発送日） ６、補正の対象 図　　　面 ７、補正の内容 図面の浄書（内容に変更なし） ８、添付書類の目録 浄書図面　　　　　１通

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、台枠の傾斜に関係なく水平姿勢を維持できるように
   台枠に連接した座席と、車輪軸受の変位及び座席の変位
   を空気圧で制御する中央制御装置とを含み、車輪対の懸
   架機構をピストン／シリンダ装置によシ台枠に対して垂
   直方向に変位させることのできる身障者吊車いすにおい
   て、台枠が上下に間隔を保つ２本のフレーム（１，２）
   を具備し、該フレームの両側縦桁（３，４，７，８）に
   ８〜４車輪群から成る車いす車輪（１２ａ〜１２ｈ）を
   垂直変位させるための直立ピストン／シリンダ装置を連
   接し、このピストン／シリンダ装置によりフレーム（１
   ，２）を側面図で見て平行四辺形リンケージ状に変位さ
   せ得るようにし、縦桁（３゜７及び４，８）間に上下フ
   レーム（１，２）間の相対位置を安定化及び固定するた
   めの空気圧シリンダ（１３，１４）を連接したことと、
   車いす車輪をバッテリーによつて供電されるモータで駆
   動することを特徴とする身障者吊車いす。 ２、制御装置が個々のピストン／シリンダ装置だけでな
   く空気圧シリンダ（１３，１４）をも制御することを特
   徴とする特許請求の範囲第１項に記載の車いす。 ３、　　ｌ！！！ｉ席（１７）の後端を上方フレーム（
   ２）に連接したことと、安定化装置が下端を下方フレー
   ム（１）に、上端を座席（１７）の前方部分にそれぞれ
   連接した２本の側方連結棹（１８，１９）を含むことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項に記載の
   車いす。 ４、座席（１７）の安定化装置が上下いずれかのフレー
   ムに連接されかつ制御装置（２７）によって制御される
   少なくとも１つの空気圧シリンダを含むことを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項に記載の車いす。 ５、それぞれの車輪（１２，１２ａ　〜’１２ｈ）に接
   点を含む接点支持片（２８，２８ａ〜２８ｈ）を連携さ
   せ、接点支持片が垂直障害物と接触するかまたは個々の
   車輪が床から浮き上がると前記支持片が個々のピストン
   ／シリンダ装置及び空気圧シリンダに圧搾空気を作用さ
   せるための制御指令を発するようにしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項から第４項までのいずれかに記
   載の車いす。 ６、それぞれの接点支持片に底面接点を設けたことを特
   徴とする特許請求の範囲第５項に記載の車いす。 ７、それぞれの接点支持片を、該接点支持片が垂直障害
   物と接触した場合に応答する側方接点を具備する接点箱
   （５０）内で水平方向に移動できるように案内したこと
   を特徴とする特許請求の範囲第５項または第６項に記載
   の車いす。 ８、　各ピストン／シリンダ装置のピストン棒（３８）
   を各シリンダ（３１）から下方へ突出させることができ
   、ピストン棒の下端に連携の車輪の軸受台を回転自在に
   取付けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項から第
   ７項までのいずれかに記載の車いす。 ９、軸受台を垂直方向に案内される平行案内管（４４）
   の下端、前記平行案内管（４４）に取付けたクロスパー
   （４５）及ｒｊクロスパー（４５）に取付けた軸受フレ
   ーム（４６）によって構成したことを特徴とする特許請
   求の範囲第８項に記載の車いす。 １０、　各ピストン／シリンダ装置のシリンダ３１に該
   シリンダ（３１）の軸心を中心に回転自在な平行案内管
   （４４）のための平行案内素子（４０）を装着したこと
   を特徴とする特許請求の範囲鎮９項に記載の車いす。 １１、平行案内素子（４０）がシリンダ（３１）に装着
   される第１管部分（４１）を含み、この管部分に側方に
   間隔を保って平行に第２管部分（４３）を取付け、前記
   平行案内管（４４）を第２管部分（４３）と相対回転で
   きないように該第２管部分（４３）内に案内することを
   特徴とする特許請求の範囲第１０項に記載の車いす。 １２、平行案内管（４４）を圧力モニター（５４）を介
   してその垂直変位を機械的に阻止する一方、３３） 車輪の垂直変位が可能となるようにしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第９項から第１１項までのいずれか１
   項に記載の車いす。