JPS596204B2 - ロ−タリ−単板の割れ防止方法 - Google Patents

ロ−タリ−単板の割れ防止方法

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Publication number
JPS596204B2
JPS596204B2 JP14219179A JP14219179A JPS596204B2 JP S596204 B2 JPS596204 B2 JP S596204B2 JP 14219179 A JP14219179 A JP 14219179A JP 14219179 A JP14219179 A JP 14219179A JP S596204 B2 JPS596204 B2 JP S596204B2
Authority
JP
Japan
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rotary
veneer
log
cracking
cut
Prior art date
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Expired
Application number
JP14219179A
Other languages
English (en)
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JPS5664813A (en
Inventor
隆 内舘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPS5664813A publication Critical patent/JPS5664813A/ja
Publication of JPS596204B2 publication Critical patent/JPS596204B2/ja
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はロータリー単板の割れ防止方法に関するもの
である。
丸太状の原木をロータリー加工してロータリー単板を得
るロータリースライス加工工程においては、原木より送
り出されるロータリー単板が連続した帯状を呈するため
、これを裁断して所定の寸法の単板に加工する次の工程
までの取扱中あるいは前記スライス加工中にその両側縁
部に割れが生じやすいという問題がある。
このような割れの発生を防止するため、原木から帯状に
切り出されるロータリー単板の両側縁部に、粘着テープ
を貼付する方法も可能であるが、このようにテープを貼
付する方法では、ロータリー単板のその後の脱色処理・
湯洗処理あるいは染色処理などにおいてはがれてしまう
危険性が大きく、また複数枚の単板を積層接着して集成
材を成形するような加工例の場合には、この割れ防止用
のテープが接着性を阻害してしまい、さらに前記脱色・
染色などの処理の場合にテープ貼付部分の脱色・染色処
理効果が減殺され、これを防ぐためにテープ貼付部分を
カットすると原木の利用歩留りが悪くなるばかりか加工
工程が複雑になるなど多くの欠点を有する。
前記テープ貼付による割れ防止方法に代わるものとして
、ロータリー加工により原木から連続的に送り出された
直後の帯状ロータリー単板の側縁部を珪酸する方法があ
る。
すなわち、この割れ防止方法は、第5図に示すように玉
切原木1からレースナイフ4によって連続的に切り出さ
れ、順次リール5に巻取られる帯状のロータリー単板6
をその加工直後の部分に相当する前記レースナイフ4に
近い後方に配設したミシン7により第6図に示すように
、その両側縁部において連続的にミシン糸8で珪酸処理
するものである。
このように珪酸処理したロータリー単板6はその後の取
扱いによる割れの発生を防止しうるものの、珪酸処理は
ロータリー加工後に行なうため、ロータリースライス時
に発止した割れに対しては有効な防止手段とはなり得な
かった。
したがって、この発明の目的は、ロータリースライス時
およびスライス後のロータリー単板の割れを防止するこ
とができるロータリー単板の割れ防止方法を提供するこ
とである。
この発明の一実癩例を第3図ないし第6図を参照して説
明する。
すなわち、この割れ防止方法は第1図に示すように原木
1の玉切位置相当部分に幅;10〜15mm、深さ;原
木直径の30〜40%の溝2を形成し、この溝2に塩化
ビニル、ウレタンなどのプラスチック板3を埋め込み接
着し、以下第2図A、B、Cに示すように原木1を90
度ずつ回転させて前記加工を繰り返し、原木1の玉切位
置相当部の断面形状が中心部1aをロータリー加工の際
のチャック挾着部として残し周囲がプラスチック板3で
囲まれる形状を呈するようにする。
そして、前記プラスチック板3を埋め込んだ部分を、第
3図に示すように切断して、分断された各々の玉切原木
の切断端面が第4図に示すように円盤状のプラスチック
板3で接着された状態となるようにし、この玉切原木1
をロータリー状工することにより両側縁部にプラスチッ
クが帯状に接着されたロータリー単板を送り出すもので
ある。
このように構成したため、玉切原木をロータリースライ
スすると同時にすでにプラスチックで両側縁部が接着保
護された状態の帯状ロータリー単板を連続的に送り出す
ことができ、スライス加工後の取扱いに伴なうロータリ
ー単板の割れを防止するとともに、スライス時に生ずる
ロータリー単板の割れをも防止することができるのであ
る。
このようにして得たロータリー単板は、その複数枚を接
着剤を介して積層し圧締接着して集成フリッチ化し、そ
のフリッチをスライスして人工化粧単板を得る後工程の
適当な加工段階で、その両側縁部に接着したプラスチッ
クをカットして除去・する。
以上のように、この発明のロータリー単板の割れ防止方
法は、原木の玉切位置相当部分に周囲より一定深さの溝
を形成し、この溝に異質材を埋設・接着したのち、この
異質材埋設部で原木を玉切し、ついでロータリー加工に
より原木から両側縁部に前記異質材が接着された状態で
ロータリー単板を連続的に送り出すものであるため、ロ
ータリースライス後はもとよりロータリースライス中に
発生する割れの発生を防止し、ロータリー単板をフリッ
チ化しついでスライスして得られる人工化粧単板に抜は
不良を生じさせないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実癩例における原木に加える加工
工程を示す説明図、第2図はその加工工程における原木
への異質材埋め込み順序を示す説明図、第3図は第2図
に示す加工工程につづく玉切工程を示す説明図、第4図
はその玉切工程により得られる玉切原木を示す斜視図、
第5図は先行技術であるロータリー単板の割れ防止のた
めの珪酸加工を示す説明図、第6図は珪酸の一例を示す
平面図である。 1・・・・・・原木、2・・・・・・溝、3・・・・・
・プラスチック板(異質材)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原木の玉切位置相当部分に周面より一定深さの溝を
    形成し、この溝に異質材を埋設・接着したのち、この異
    質付埋設部で原木を玉切し、ついでロータリー加工によ
    り原木から両側縁部に前記異質材が接着された状態でロ
    ータリー単板を連続的に送り出すことを特徴とするロー
    タリー単板の割れ防止方法。
JP14219179A 1979-10-31 1979-10-31 ロ−タリ−単板の割れ防止方法 Expired JPS596204B2 (ja)

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JPS5664813A JPS5664813A (en) 1981-06-02
JPS596204B2 true JPS596204B2 (ja) 1984-02-09

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ID=15309498

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6373864U (ja) * 1986-10-31 1988-05-17

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6373864U (ja) * 1986-10-31 1988-05-17

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JPS5664813A (en) 1981-06-02

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