JPS596166B2 - 硬質水砕スラグの製造装置 - Google Patents

硬質水砕スラグの製造装置

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JPS596166B2
JPS596166B2 JP11693380A JP11693380A JPS596166B2 JP S596166 B2 JPS596166 B2 JP S596166B2 JP 11693380 A JP11693380 A JP 11693380A JP 11693380 A JP11693380 A JP 11693380A JP S596166 B2 JPS596166 B2 JP S596166B2
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JP
Japan
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slag
molten slag
cooling
pair
drums
Prior art date
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Expired
Application number
JP11693380A
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English (en)
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JPS5742327A (en
Inventor
脩二 梶川
一男 金井
春男 伊藤
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kokan Ltd filed Critical Nippon Kokan Ltd
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  • Manufacture Of Iron (AREA)
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  • Glanulating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、改良された硬質水砕スラグの製造装置に関
するものである。
高炉スラグ等の溶融スラグを急冷して硬質水砕スラグを
製造するに際して、問題となるのは、いかにして効率よ
くスラグ温度を低下させるかということである。
第1図には、急冷開始時の溶融スラグ温度と、これから
得られた硬質水砕スラグの単位容積重量(単量)との関
係の一例が示してあり、この図から、スラグ温度が低い
と硬質水砕スラグの単量は増加することがわかる。
才た、得られた硬質水砕スラグは、単量が増加すると、
吸水率が低下しく第2図)、しかも絶乾比重が増加する
(第3図)。
なお、JIS原案に示されている硬質水砕スラグの条件
は、表1に示す通りであり、JIS原案を満足する硬質
水砕スラグを得るためには、急冷開始時の溶融スラグ温
度を1400℃付近にしなければならない。
表1には、急冷開始温度を1400℃にした高炉溶融ス
ラグから得られた硬質水砕スラグ(破砕前および後)、
および大井用産の砂についての測定結果を合せて示しで
ある。
このように、JIS原案を満足する急冷開始温度は、1
400℃付近が好ましいが、例えば、高炉大樋付近での
溶融スラグ温度は、約1500°Cであるので高融高炉
スラグを急冷するまではこれを約100℃温度低下させ
なければならない。
従来、溶融スラグ温度を低下させて硬質水砕スラグを製
造する方法として、以下の方法が知られている。
即ち、第4図に示されるように、溶融スラグ1は、スラ
グ樋2から回転中の水冷ドラム3の上端部においてその
表面に流し込まれ、水冷ドラム3によって冷却され、つ
いで水炊製ノズル4から噴出された水流に接触して硬質
水砕スラグとなる。
なお、図中、5は水冷ドラム3の表面を水冷するための
散水ノズル、6は吹製ノズル4からの水流を形成するた
めのスラグシュート、7は水冷ドラム3をベルトを介し
て回転させるための駆動モータである。
しかしながらこの方法においては、■、冷却効果を増す
ために、溶融スラグ1を均一に水冷ドラム3の表面に供
給するための、スラグ分配装置又はタンディシュがなけ
ればならない、◎、水冷ドラム3への溶融スラグ1の供
給が一定していないことから、水冷ドラム3による冷却
が不均一となり、得られた硬質水砕スラグの品質を一定
にすることができない、○、熱回収が困難である、とい
う問題がある。
また、溶融スラグ中に、バラス、転炉スラグ、砂等の固
形物を添加することによって溶融スラグ温度を低下させ
る方法も知られており、この方法においては、1%(重
量で)添加によって10〜20℃温度を下げることがで
きるが、例えば、日量1万トンを出銑する高炉から排出
される溶融高炉スラグは約30001−ンであるから、
その温度を100℃低下させるには、固形物を5〜10
%添加しなければならず、その量は1.50〜300ト
ン(こ相当するので極めて炉前作業等が緊雑になるなど
の問題がある。
そこでこの発明は以上のような問題を解消すべくなされ
たもので、 互いに接触した、同一軸方向の、溶融スラグを冷却する
ための、その内部(こ冷却媒体として高所1点媒体が循
環する、一対の回転ドラムと、前記一対の回転ドラムを
、その接触部に対してその表面が下方から上方に通過す
るように駆動するため(鴎4動装置と、 前記一対の回転ドラムの接触部と、前記接触部より上方
の、回転に伴なって表面が相対的に上昇する位置の表面
との間の空間に、その上方から、溶融スラグを供給する
ための、溶融スラグ供給装置と、 前記一対の回転ドラムのうちのいずれか一方の回転ドラ
ムの両端部に設けた、前記空間の両端を形成するための
環状の鍔と、 前記一対の回転ドラム表面から剥離した所定温度の板状
スラグに散水することによってこれを硬質水砕化するた
めの散水ノズルと、 前記溶融スラグを冷却することによって発生した、前記
高沸点媒体の蒸気から、熱を回収するための回収装置と
を備えた硬質水砕スラグの製造装置としたことに特徴を
有する。
以下この発明を図面を参照しながら説明する。
第5図はこの発明にかかる硬質水砕スラグの製造装置の
概略構成図である。
図示するように、ホッパ8内には、一対のドラム9.9
’が水平に設けられている。
ドラム9,9′は同長、同径であり、そして軸方向にそ
って接している。
才だ、ドラム9.9′の接触部をその下方から上方に向
って、その表面が通過するように、図示しない、駆動装
置の、駆動によってドラム99gは回転する(回転方向
を図中a 、 a’で示す)。
さらにドラム9,9′は、その内部に熱回収用の高沸点
媒体(例えば商品名→カーム5900)が循環流通する
ことによって冷却される。
一方のドラム9′の両端部には、両ドラム9,9′の接
触部と、前記接触部より上方の、回転に伴なって表面が
相対的に上昇する位置の表面との間の窒間の両端を形成
するための環状の鍔(図では一方のみ示しである)10
が設けられている。
ホッパ8の上部開口部8aにはスラグ樋11の排出端部
が配置されており、スラグ樋11から排出された溶融ス
ラグ1は、ドラム9,9′の接触部と、ドラム9,9゛
の表面と、鍔10とによって形成された窒間に流し込才
ねて溶^す]スラグ浴1aが形成され、該浴に接触した
回転中のドラム9,9′の表面には、所定JI(”みの
スラグがその回転に伴なって付イjする。
このように、ドラム9,9′の表面が、溶融スラグ浴1
aに直接接触し、しかも該浴1aから相対的に上方に移
動することによって、ドラム9.9′の表面fこは、溶
融スラグ1が、その軸方向および周方向に均一に付危−
する。
かくし7てドラム9.9′の表面に付Xトシた溶融スラ
グ1は、ドラム9.9′によって高品ηの硬質水砕スラ
グの得られる所定温度になるまで冷却され、ドラム9,
9′の接触部からほぼ180°回転した位置において、
板状スラグとなってドラム9,9′の表面から剥離して
ホッパ8の下部に向って下降し、ホッパ8内下部に設け
られた散水ノズル12からの散水と接触し急冷されて硬
質水砕スラグとなってホッパ8の最下部に落下する。
ホッパ8の最下部に散水ノズル12からの水と共に堆積
した硬質水砕スラグは、ポンプサクション13から、ス
ラリーポンプ14によって脱水槽15に搬送され、この
脱水槽15において脱水される。
ドラム9,9′内を流通する高沸点媒体は、溶融高炉ス
ラグによって高温となるが、その熱は熱交換器(ホイラ
)16によって回収される。
17は熱交換器16により発生した高圧蒸気によって、
駆動されるタービン、18(オタービン1γにより駆動
される発電機、19はタービン17に接続される凝縮器
、20は凝縮器19の冷却水用の冷却塔である。
ドラム9,9′の表面に付着するスラグの厚さは、その
回転数の多少およびドラム径の大小にかかわらす、2.
0〜3.0mmとほぼ一定であるが、第6図に示すよう
に、ドラム9,9′の回転数が低下するに従って溶融ス
ラグ温度は低下する(ドラム径は400關φ)。
なお、第5図に示す構造の製造装置によって、高炉溶融
スラグを約1400℃の温度にし急冷して硬質水砕スラ
グを製造したところ、表1に示すような天然砂とほぼ同
等の品質のものが得られた。
以上説明したように、この発明において1才、溶融スラ
グ安定供給のためのクンティシュ等の設イM」を必要と
せず、極めて高品質の硬費水砕スラグをムラなく安定に
製造することができ、また、冷却媒体として高訓点媒体
を使用したので、溶融スラグの熱を効率良く回収できる
【図面の簡単な説明】
第1図は急冷開始時の溶融スラグ温度と、これから得ら
れた硬質水砕スラグの単位容積重量との関係の一例を示
す図、第2図は単位容積重量と吸水率との関係を示す図
、第3図は単位容積重量と絶乾比重との関係を示す図、
第4図は従来の硬質水砕スラグの製造装置の概略構成図
、第5図はこの発明にかかる硬質水砕スラグの製造装置
の概略構成図、第6図はドラムの回転数とスラグ温度と
の関係を示す図である。 1・・・・・・溶融スラグ、2.11・・・・・・スラ
グ樋、3・・・・・・水冷ドラム、4・・・・・・水炊
製ノズル、5.12・・・・・・散水ノズル、6・・・
・・・スラグシュート、7・・・・・・駆動モータ、8
・・・・・・ホッパ、9、9’・・・・・・ドラム、1
0・・・・・・鍔、13・・・・・・ポンプサクション
、14・・・・・・スラリーポンプ、15・・・・・・
脱水槽、16・・・・・・熱交換器、17・・・・・・
タービン、18・・・・・・発電機、19・・・・・・
凝縮器、20・・・・・・冷却塔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 互いに接触した、同一軸方向の、溶融スラグを冷却
    するための、その内部に冷却媒体として高沸点媒体が循
    環する、一対の回転ドラムと、前記一対の回転ドラムを
    、その接触部に対してその表面が下方から上方に通過す
    るように駆動するための駆動装置と、 前記一対の回転ドラムの接触部と、前記接触部より上方
    の、回転に伴なって表面が相対的に上昇する位置の表面
    との間の空間に、その上方から、溶融スラグを供給する
    ための、溶融スラグ供給装置と、 前記一対の回転ドラムのうちのいずれか一方の回転ドラ
    ムの両端部に設けた、前記空間の両端を形成するための
    環状の鍔と、 前記一対の回転ドラム表面から剥離した所定温度の板状
    スラグに散水することによってこれを硬質水砕化するた
    めの散水ノズルと、 前記溶融スラグを冷却することによって発生した、前記
    高沸点媒体の蒸気から、熱を回収するための回収装置と
    を備えたことを特徴とする硬質水砕スラグの製造装置。
JP11693380A 1980-08-27 1980-08-27 硬質水砕スラグの製造装置 Expired JPS596166B2 (ja)

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JPS5742327A JPS5742327A (en) 1982-03-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63194084A (ja) * 1987-02-03 1988-08-11 東京建築金物工業協同組合 太陽電池を利用したドア−ロツク解除システム
JPH0236574U (ja) * 1988-04-13 1990-03-09

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