JPS596151Y2 - 駆動体装置の浮き上がり力防止構造 - Google Patents

駆動体装置の浮き上がり力防止構造

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Publication number
JPS596151Y2
JPS596151Y2 JP16596079U JP16596079U JPS596151Y2 JP S596151 Y2 JPS596151 Y2 JP S596151Y2 JP 16596079 U JP16596079 U JP 16596079U JP 16596079 U JP16596079 U JP 16596079U JP S596151 Y2 JPS596151 Y2 JP S596151Y2
Authority
JP
Japan
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movable
drive unit
movable part
primary
force
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Expired
Application number
JP16596079U
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JPS5683903U (ja
Inventor
俊政 宮崎
和雄 浅川
正雄 比屋根
Original Assignee
富士通株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリニアインダクションモー夕により駆動される
駆動体装置の浮き上がり力防止構造に関する。
従来、リニアインダクションモー夕によって駆動される
部分の可動部が、軽量であるため又は、可動部の重心と
推力発生部の位置とが、異なる場合に於いて、可動部に
急激な加速を加えて水平方向に走行せしめようとすると
、可動部前部が持ち上がり走行不安定となり、その分推
力が減少していた。
この事は第1図に示す様に二次側可動方式リニアモータ
の一次側ステータ5を励磁し、二次側導体1に生じる力
Fによって急激な加速を加えて、矢印Aの水平方向に走
行せしめようとすると、二次側導体1と一体の可動部2
には、この水平方向の加速力(推力)Fの推力発生部の
位置と重心Gの位置とが一致していないため、その二点
間の距離Xに対し重心Gを中心として、進行方向に向っ
て(1)式に示す様な回転トルクM1が発生する。
M1=F−X・・・・・・(1) この回転トルクM1により垂直方向の力が加わり、その
ために進行方向側が矢印方向に浮き上がることがあり、
甚だしい場合には可動部とレールが、激突したり、スラ
イドベアリングで案内支持する構造のものにあっては、
摺動部にねじれ等の摩擦が生じて走行不安定となりその
分、推力が低減し騒音を生じ、寿命も低下するなど極端
な場合には可動部及びレールが損傷される恐れもある。
また急制動を加えた場は逆方向の同様な現象を起す。
本考案は上記のような問題に鑑み急激な加・減速に対し
て浮き上がり方向の力の生ずるのを、特別な付加機構等
を要することなく防止する構造の提供を目的とし、この
ため本考案の構戊はリニアモー夕の固定側と可動側の何
れかに励磁磁極に対して可動部を垂下方向の吸引力を生
せしめる磁性部材を対向するよう設けたことを特徴とし
、一次側ステータに印加される励磁電流の大きさに従っ
た浮き上り方向の防止力が極めて効果的に働くように機
能する。
次に本考案の実施例を図面に参照しながら説明する。
第2図は、本考案を実施せる片持式の二次側可動形リニ
アインダクションモー夕とその要部の一実施例を示す側
面図a及び正面図bであって構或は第1図従来例とほぼ
同じである。
本考案実施例で、第1図のものと異なるのは二次側導体
(一般的には、アルミニウム又は、銅板)1に鉄材等の
磁性体を一次側ステータ5と二次側導?1との間に形或
される空隙部の進行方向に直角で二次側導体の厚さ方向
の両側に取り付けた構造でキャリア2と二次側導体1を
扶持して固定をも兼ねたL形の取り付け金具6′である
なお第1図においては非磁性材からなるもの6である。
4,4は案内レール、3,3は全重量を支持する可動ロ
ーラ、3′,3′は横方向の動きを規定する可動ローラ
である。
図において、磁性体である取り付け金具6′を一次側ス
テータ5と二次側導体1で作られる空隙y部の二次側導
体1の両側に並設した事により一次側ステータ5の発生
磁束による一次側鉄心と取り付け金具6′との間に生じ
る吸引力は(2)式に示す様になり、取り付け金具6′
は、一次側鉄心の中に吸引力Fで゛引き込まれようとす
る。
式中の符号は、F1:吸引力、U:励磁アンペアターン
、p:磁路のパーミアンス、y:空隙長である。
以上のことから(1)式で示すような回転トルクM1が
生じたとしても、吸引力Flの為、走行時加速時或いは
停止時の浮き上がりを押さえる働きをして走行の不安定
性及び推力の損失等を低減することができる。
第3図は、本考案の異なった構造の片持式の一次側可動
形リニアインダクションモー夕の一実施例を要部のみ正
面図に示す。
図は移動方向の案内が並設された棒状軸7と断面方形の
棒材4′で構成され、キャリャ2にはスライドベアリン
グ8が装着され軸7にはまり合う、一方の棒材4′には
ローラ3が乗った形で走行するので左右方向を規定する
可動ローラを要しない。
そうして二次側導体1が取り付け金具6によって不動と
して固定されこれと対向する一次側励磁体5′がキャリ
ャ2に取り付けられて可動側を構或している。
従ってこの場合二次側導体1に磁性片9を走行方向に並
行して一次側励磁体5′の鉄芯の下方となる側に固定し
て設ける。
一次側励磁体5への通電励磁による傾動モーメントが磁
化中心と案内支持部の位置距離差にもとすいて生じたと
しても、磁性片9との間で吸引力が一次側励磁体5との
間に発生することは前述のことから容易に理解されるこ
とであり垂下方向に働くので浮き上がり力は相殺される
上述のように本考案はリニアインダクションモータに於
いて可動部の重心と推力発生部が一致してないために発
生する回転トルクに対して二次側導体(一般的にはアル
ミニウム又は、銅板)に鉄板等の磁性部材を一次側と二
次導体で作られる空隙部の二次導体の一方又は両側に並
設した事により、一次側の発生磁束によって磁性部材と
一次側ステータ鉄心との吸引力により回転トルクを打ち
消す様に働かせ、容易に、走行時の浮き上がりによる走
行の不安定性及び推力の損失等を低減しそれによる騒音
も解消するとともに寿命が低下されることの不都合も解
決せしめた実用上の効果は著るしい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリニアインダクションモータ駆動体装置
の要部側面、第2図は本考案になるリニアインダクショ
ンモータ駆動装置の一実施例要部側面図a及び正面図b
、第3図は本考案の異なる一実施例要部正面図を示す。 図において同一機能部には同一符号を付して示す、1は
二次側導体、2はキャリャ、3,3′は可動ローラ、4
は案内レール、4′は棒材、5は一次側ステータ、5′
は一次側励磁体、6は非磁性取り付け金具、6′は非磁
体取り付け金具、7は軸、8はスライドベアリング、9
は磁性片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 案内面と、該案内面に沿って水平方向に案内される可動
    部と、該可動部を駆動するりニアモータとよりなる駆動
    体装置において、リニアモータの固定側と可動側の何れ
    かに励磁磁極に対して可動部を垂下方向の吸引力を生せ
    しめる磁性部材を対向するよう設けたことを特徴とする
    駆動体装置の浮き上がり力防止構造。
JP16596079U 1979-11-30 1979-11-30 駆動体装置の浮き上がり力防止構造 Expired JPS596151Y2 (ja)

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JPS5683903U JPS5683903U (ja) 1981-07-06
JPS596151Y2 true JPS596151Y2 (ja) 1984-02-24

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