JPS59611B2 - ドツフイングバ−の変位装置 - Google Patents

ドツフイングバ−の変位装置

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JPS59611B2
JPS59611B2 JP11325476A JP11325476A JPS59611B2 JP S59611 B2 JPS59611 B2 JP S59611B2 JP 11325476 A JP11325476 A JP 11325476A JP 11325476 A JP11325476 A JP 11325476A JP S59611 B2 JPS59611 B2 JP S59611B2
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bar
bars
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tubes
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新一 森田
豊 田中
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Howa Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は精紡機、撚糸機等の紡機においてスピンドル上
の満管を抜き取ったり、スピンドルへ空管を装着したり
する管替装置のドツフィングバーを前後動させるドツフ
ィングバーの変位装置に関するものである。
従来、この種の装置として、上下動可能に設けた昇降体
にドツフィングバーの支持腕を前後摺動可能に支承させ
、このドツフィングバーの支持腕をスプライン軸に噛合
うラックを介して前後摺動させるようにしたものが提案
されているが、この装置にあってはドツフィングバーを
前後摺動させるのに大きな作動力を要し、またドツフィ
ングバーを前後動させるスプライン軸を昇降体の案内部
材とは別個に設ける必要があり、全体の構造が複雑にな
って高価となり、特に満管把持と空管把持の為の二組の
装置を並設する場合には構造が極めて複雑になってその
実施が困難であった。
また、この種の装置として、ドツフィングバーを上下動
させる昇降機構全体を前後方向へ移動させたり傾動させ
るようにしたものも提案されているが、この装置にあっ
ては極めて大きな作動力を必要として装置全体が大型に
なり、構造も複雑になって高価となり、しかも満管把持
と空管把持の為の2組の装置を並設することは事実上不
可能であった。
そこで、本発明は上記従来装置の欠点を除去することを
目的とし、ドツフィングバーを小さな作動力でもって円
滑に前後移動させることができ、しかも満管把持と空管
把持の為の2本のドツフィングバーを上下及び前後方向
へ容易に移動させることができるドツフィングバーの変
位装置を提供しようとするもので、ドツフィングバーに
ピニオンを回動自在に軸支し、ドツフィングバーの溝に
摺動可能に嵌挿した二本のラックバ−を互いに向き合わ
せて前記ピニオンに噛合し、上記一方のラックバ−に左
腕を他方のラックバ−に右腕を連結した同じ長さの左右
の揺動腕を夫々左右のスプライン軸に上下動自在に嵌装
し、左右のスプライン軸が互いに反対方向へ同期回動す
るように構成したことを特徴としている。
また、本発明は満管用ドツフィングバーの変位装置と空
管用ドツフィングバーの変位装置とを前後に並設し、該
装置の前後のスプライン軸を同期回動するように連繋し
、2本のドツフィングバーを前端へ変位させたとき2本
のドツフィングバーが同一垂直面上に位置し、後端へ変
位させたとき2本のドツフィングバーが異なる垂直面上
に位置するように構成したことを特徴としている。
次に本発明を、複数錘毎にグループ管替する玉揚機に実
施した場合の実施例を図面により詳しく説明するが、本
発明は全錘−斉に管替する一斉管替装置にも実施可能で
ある。
第1図において、1は紡機の機台、2はスピンドルレー
ル、3はスピンドルである。
4はスピンドルレール2の下方に設けたペッグコンベア
ーで、多数のペッグ5がスピンドル3と等ピッチで植設
されている。
このペッグコンベアー4は管替時にペッグ5がスピンド
ル3の直下に位置するように停止されている。
6は玉揚機で、スピンドルレール2に付設したガイドレ
ール7に案内される車輪8と床車輪9とで機台1の前面
に沿って走行するようになっている。
10はスピンドル3上のall、11はペッグ5に挿着
されている空管を示している。
而して、上記玉揚機6にドツフィングバーの変位装置が
第2,3,4図のように構成されている。
本実施例では、満管10をスピンドル3から抜き取って
ペッグ5に挿着する満管用ドツフィングバーの変位装置
Aと、空管11をペッグ5から抜き取ってスピンドル3
に挿着する空管用ドツフィングバーの変位装置Bとを備
え、両装置A、Bが並行作動して管替を行なうようにな
っているが、両装置A、Bの構成は略同様であるので、
以下空管用ドツフィングバーの変位装置Bについてのみ
説明し、満管用ドツフィングバーの変位装置Aについて
は上記装置Bと同−若しくは均等構成部分にこれと同一
の符号にアルファベットのeを付して重複説明を省略す
る。
また、これらの装置A、Hの構成は略左右対称であるの
で、第2図において左側部分についてのみ説明し、右側
部分にはこれと同一の符号に10を乗じた符号を付して
重複説明を省略する。
12は空管用ドツフィングバーで、構成の詳細は省略し
たが空管11を保持する公知の管保持具13がスピンド
ル3のピッチと等ピッチで多数取付けられている。
この管保持具13は本実施例では空管11の上端部外周
を把持するものを示しているが、これに限定されるもの
ではなく、空管11の上端孔を利用して保持するもの等
であっても良い。
14は空管用ドツフィングバー12の左端部下面に複数
の取付軸15を介して固着した保持枠で、空管用ドツフ
ィングバー12の長手方向の摺動孔16を備え、またこ
の摺動孔16を上下方向へ貫きかつ摺動孔16の長手方
向へ長い透孔17を備えている。
この保持枠14は空管用ドツフィングバー12に直接固
着したり、或いは空管用ドツフィングバー12に一体に
形成しても良い。
また、保持枠14の摺動孔16は相対向する一対の摺動
溝であっても良い。
18は保持枠14に回動自在に支承させたピニオンで、
摺動孔16内に位置されている。
このピニオン18は空管用ドツフィングバー12に直接
取付けても良い。
尚、以上に示したピニオン18を有する保持枠14と同
様のものが空管用トラフインバー12の右端側下面にも
取付けられている。
19、20は両端部側面に夫々ラック歯19a 、20
aを刻設しかつ一端に幅の広い取付部を形成した互いに
同一で左右の向きを異にする二本のラックバ−で、上記
保持枠14の摺動孔16と保持枠140の摺動孔(図示
省略)にラック歯19a 、20aが互いに向き合うよ
うにして摺動可能に嵌挿され、第4図において左端側の
ラック歯19a 、20aが保持枠14内のピニオン1
8の両側に噛合され、右端側のラック歯が保持枠140
内のピニオン(図示省略)に噛合されている。
21は空管用ドツフィングバー12の左方に位置させて
玉揚機6の上壁6aと下壁6bに回動可能に支承させた
垂直のスプライン軸で、中間部にはスプライン21aが
刻設されている。
22はボス部22aをスプライン軸21のスプライン2
1aに上下摺動可能にスプライン嵌合した一方の揺動腕
で、その先端は上記一方のラックバ−19の取付部にナ
ツト23で固着した連結ピン24を回動自在に支承し、
これにより空管用ドツフィングバー12の左端部を支え
ている。
25は連結ピン24の揺動腕22からの抜は出しを防止
するナツトである。
26は揺動腕22のボス部22a外周に形成した環状凹
部22bに上下方向の動きを規制して回動のみを許すよ
うに嵌合した環体で、その外周には規制溝27aを形成
した回動規制片27が固着され、スプライン軸21と平
行に配設した案内棒28にこの規制溝27aが上下摺動
可能に嵌合して環体26が上下移動するも回動しないよ
うになっている。
また、29は同じく環体26の外周に固着したチェーン
連結片で、このチェーン連結片29の上方に位置するチ
ェーンホイール30と下方に位置するチェーンホイール
31とに懸回したチェーン32の一端が上端に他端が下
端に夫々連結され、チェーンホイール300回動に伴い
チェーン32が回動して環体26および揺動腕22が上
下移動するようになっている。
上記チェーンホイール30は玉揚機6の側壁に回動可能
に支承させた横軸33に固着されており、チェーンホイ
ール31は玉揚機6の下壁6bに固着した受金34で回
動自在に支承されている。
尚、以上に示したスプライン軸21、揺動腕22、チェ
ーンホイール30.31、チェーン32等と同じものが
空管用ドツフィングバー12の右方にも同様に設けられ
ており、上記横軸330回動に伴ない左右の揺動腕22
が同一高さを保った状態で上下移動するように成されて
いる。
35は上記横軸33を回動させて空管用ドツフィングバ
ー12を上下移動させる上下用油圧シリンダーで、玉揚
機6に垂直に固定され、そのピストンロッド35aには
二個のチェーンホイール36.37が回動自在に取付け
られている。
そして、横軸33にはこれらのチェーンホイール36゜
37と対応する位置にチェーンホイール38が固着され
、玉揚機6の下壁6bに固着した受金39にはチェーン
ホイール40が回動自在に取付けられており、このチェ
ーンホイール38とチェーンホイール40とに懸回した
チェーン41の一方が上記ピストンロッド35aに設け
た上方のチェーンホイール36にN字状に懸回されてそ
の端が玉揚機上壁6aの止金53に結着され、チェーン
41の他方が下方のチェーンホイール37にN字状に懸
回されてその端が玉揚機下壁6bの止金54に結着され
ている。
斯かる構成につきドツフィングバー12は油圧シリンダ
ー35のストロークの2倍の長さに増幅して上下動され
る。
LSI。LS2 、LS3.LS4 、は空管用ドツフ
ィングバー12の高さ位置を検知するリミットスイッチ
で、上記チェーン連結片29により作動され、上下用油
圧シリンダー35の作動を制御するようになっている。
42は左右のスプライン軸21,210を互いに逆方向
へ同調回動させて空管用ドツフィングバー12を前後移
動させる前後用油圧シリンダーで、玉揚機6に水平に固
定され、そのピストンロッド42aの先端はベベルギヤ
43の軸44に固着した腕45の先端にピン連結されて
いる。
前記ベベルギヤ43は玉揚機6に回動可能に支承させた
水平方向の回動軸46のベベルギヤ4γに噛合させ、前
後用油圧シリンダ−42の作動に伴い回動軸46が回動
するようになっている。
この回動軸460両端部にはベベルギヤ48,480が
夫々固着され、このベベルギヤ48.480が左右に配
設したセクターギヤ49,490の軸50゜500に固
着したベベルギヤ51,510に夫々噛合されている。
そして、前記セクターギヤ49゜490に上記スプライ
ン軸21.210に固着したセクターギヤ52.520
が夫々噛合されており、これにより前後用油圧シリンダ
−42の作動に伴い左右のスプライン軸21,210が
同調回動される。
LS5.LS6は空管用ドツフィングバー120前後端
位置を検知するリミットスイッチで、ピストンロッド4
2aにより作動されて前後用油圧シリンダ−42の作動
を制御するようになっている。
以上が本実施例の空管用ドツフィングバーの変位装置B
であり、これと構成を略同じ(する満管用ドツフィング
バーの変位装置Aが空管用ドツフィングバーの変位装置
Bの後方に差膜されている。
この満管用ドツフィングバーの変位装置Aにおいては、
環体260eのチェーン連結片290eに連結したチェ
ーン320eが上下用油圧シリンダー35eのチェーン
ホイール36e 、37eに直接懸回されているが、空
管用ドツフィングバーの変位装置Bのように構成しても
良い。
また、空管用ドツフィングバー12は第2図に示すよう
にペッグコンベア4上の空管11を抜き取る為の待機位
置に位置され、満管用ドツフィングバー12eはスピン
ドル3上の満管10を抜き取る為の待機位置に位置され
ている。
更にまた、スプライン軸21e、210eに固着したセ
クターギヤ52e。
520eは上記セクターギヤ49,490に噛合され、
スプライン軸21e、210eがスプライン軸2L21
Qと同方向へ同期回動するようになっており、この場合
セクターギヤ52,520とセクターギヤ52e 、5
20eとの伝達比(ギヤ比)を異にすると共に揺動腕2
2,220と揺動腕22e、220eとの長さを異にし
て、空管用ドツフィングバー12と満管用ドツフィング
バ12eを前端へ変位させたとき両ドンフイングバー1
2,12eが同一垂直面上に位置し、後端へ変位させた
ときには両ドツフィングバー12゜12eが上下に擦れ
違って移動できるように異なる垂直面上に位置するよう
に成されている。
尚、上記関係はセクターギヤ52,520とセクターギ
ヤ52e 、520eとの伝達比のみを異にしたり、或
いは揺動腕22.220と揺動腕22e。
220eの長さのみを異にして実施させても良い。
次に、上記構成の作動について説明する。
先ず、紡機における糸捲取作業が完了してスピンドル3
0回転が停止すると、玉揚機6が機台1に沿って走行し
、所定の玉揚位置に停止する。
この場合、玉揚機6における満管用ドツフィングバー1
2eは管保持具13eがスピンドル3上の満管10上端
部に正対するように第7図<ρ位置に待機し、空管用ド
ツフィングバー12は管保持具13がペッグ5上の空管
11上端部と正対するように第6図■の位置に待機して
いる。
次に、前後用油圧シリンダ−42が作動してピストンロ
ッド42aが突出し、これにより軸44、ベベルギヤ4
3、47回動軸46が第2図の矢印方向へ回動して左右
のセクターギヤ49,490が互いに逆方向へ同調回動
し、このセクターギヤ49,490に噛合っているセク
ターギヤ52,520およびセクターギヤ52e 、5
20eも同調回動する。
そして、一方ではこのセクターギヤ52,520の同調
回動により空管用ドツフィングバーの変位装置Bにおけ
る左右のスプライン軸21,210が第2図の矢印方向
へ互いに逆方向へ同調回動し、このスプライン軸21,
210のスプライン21a。
210aに嵌合している揺動腕22,220は前方へ揺
動する。
この揺動腕22,220の揺動によりこれに支持されて
いる空管用ドツフィングバー12が平行に前進移動され
るが、この際左右の連結ピン24.240間の距離が大
きくなるから摺動孔16,160内のラックパー19,
20が夫々逆方向へ摺動される。
このラックパー19゜20の摺動量はラックパー19,
200ラツク歯1.9a、20aがピニオン18,18
0に夫々噛合しているから互いに同一量となり、従って
空管用ドツフィングバー12は左右方向即ち長手方向へ
移動することな(まっすぐ前方へ前進移動される。
この空間用ドツフィングバー12の前進移動は、前後用
油圧シリンダ−42のピストンロッド42aがリミット
スイッチLS5を押して停止され、このとき空管用ドツ
フィングバー12が第6図に■で示す最前進端に位置さ
れ、この位置で管保持具13がペックコンベアー4上の
空管11の上端部を保持する。
また、他方ではセクターギヤ52e 、520eの同調
回動により満管用ドツフィングバーの変位装置Aにおけ
る満管用ドツフィングバー12eが上記空管用ドツフィ
ングバー12の前進移動と同期的に並行してこれと同様
にまっすぐ前方へ前進移動される。
この満管用ドツフィングバー12eの前進移動は、空管
用ドツフイングバ−12と同時に停止され、このとき満
管用ドツフィングバー12eが第7図に@で示す最前進
端に位置され、この位置で管保持具13eがスピンドル
3上の満管10の上端部を保持する。
尚、上記のように空、満管用ドツフィングバー12.1
2eが最前進端へ変位されると、両端は第5図に示すよ
うに同一垂直面上に位置される。
その後、上下用油圧シリンダー35,35eが同時に作
動してピストンロッド35a、35aeカ突出し、これ
によりピストンロッド35a。
35 ae の上側のチェーンホイール36,36e
がこれに懸回されているチェーン41.320eを引下
げると共に下側のチェーンホイール31゜37eがこれ
に懸回されているチェーン41゜320eを緩め、チェ
ーンホイール38、300eとチェーンホイール38.
300eとチェーンホイール40,310e間に懸回さ
れているチェーン41,320eを第2図において時計
方向へ回動させる。
この一方のチェーン410回動により横軸33が回動し
、この横軸330回動により左右のチェーン32.32
0が同期回動して揺動腕22.220を引上げ、これに
より空管用ドツフィングバー12が上昇して空管11を
ペッグ5から抜き取る。
この空管用ドツフィングバー12の上昇は、空管11を
ペッグ5から抜き取った時点でチェーン連結片29がリ
ミットスイッチLS3を押して停止され、空管用ドツフ
ィングバー12は第6図の@に位置される。
また、他方のチェーン320eの回動により横軸33e
が回動し、これによりチェーン32eとチェーン320
eとが同期回動して揺動腕22e 、220eを引上げ
、これにより満管用ドツフィングバー12eが上昇して
満管10をスピンドル3から抜き取る。
この満管用ドツフィングバー12eの上昇は、満管10
をスピンドル3から抜き取った時点でチェーン連結片2
9eがリミットスイッチLS 1 eを押して停止され
、満管用ドツフィングバー12eは第7図の■に位置さ
れる。
その後、前後用油圧シリンダ−42が作動してピストン
ロッド42aが没入し、これにより空管用ドツフィング
バー12と満管用ドツフィングバー12eとが同期的に
後退移動する。
これらの空、満管用ドツフィングバー12,12eの後
退移動は、上記ピストンロッド42aがリミットスイッ
チLS6を押して停止され、このとき空管用ドツフィン
グバー12は第6図に■で示す最後退端に位置され、満
管用ドツフィングバー12eは第7図に@で示す最後退
端に位置される。
このように空、満管用ドツフィングバー12,12eが
最後退端へ変位されると、空、満管用ドツフィングバー
12,12eは上下方向へ擦れ違い移動できるように前
後に異なる垂直面上に位置される。
また、管保持具13,13eで保持している空管11と
満管10は玉揚機6内に完全に納められる。
その後、上下用油圧シリンダー35,35eが同時に作
動し、上下用油圧シリンダー35のピストンロッド35
aは突出し、上下用油圧シリンダー35eのピストンロ
ッド35 ae は没入する。
このピストンロッド35aの突出により空管用ドツフィ
ングバー12が上昇移動し、管保持具13で保持してい
る空管11を上方へ移動させる。
この空間用ドツフィングバー12の上昇移動は、空管1
1をスピンドル3に挿入するのに充分な高さ位置へ上昇
させた時点でチェーン連結片29がリミットスイッチL
SIを押して停止され、このとき空管用ドツフィングバ
ー12は第6図の■に位置される。
また、これと運行してピストンロッド35 ae の
没入により満管用ドツフィングバー12eが下降移動し
、満管10を下方へ移動させる。
この満管用ドツフィングバー12eの下降移動は、満管
10をペッグ5に挿入するのに適した高さ位置へ下降さ
せた時点でチェーン連結片29eがリミットスイッチL
S 3 eを押して停止され、このとき満管用ドツフィ
ングバー12dは第7図の■に位置される。
その後、前後用油圧シリンダ−42が再び作動してピス
トンロッド42aがリミットスイッチLS5を押す迄突
出し、これにより空、満管用ドツフィングバー12,1
2eが上記と同様に前進移動され、空管用ドツフィング
バー12は第6図に■で示す最前進端に位置され、満管
用ドツフィングバー12eは第1図に■で示す最前進端
に位置される。
このとき、空管11はスピンドル3の真上に位置される
その後上下用油圧シリンダー35.35eが作動してピ
ストンロッド35a、35ae が没入し、これによ
り空、満管用ドツフィングバー12゜12eが下降移動
し、空管11をスピンドル3に挿入し、満管10をペッ
グ5に挿入する。
上記空管用ドツフィングバー12の下降移動は、空管1
1をスピンドル3に充分挿着した時点でチェーン連結片
29がリミットスイッチLS2を押して停止され、空管
用ドツフィングバー12は第6図の■に位置され、この
位置で管保持具13による空管11の保持が解除される
また、満管用ドツフィングバー12eの下降移動は、満
管10をペッグ5に充分挿入した時点でチェーン連結片
29eがリミットスイッチLS 4 eを押して停止さ
れ、満管用ドツフィングバー12eは第7図の■に位置
され、この位置で満管の保持が解除される。
その後、前後用油圧シリンダ−42のピストンロッド4
2aが没入して空管用ドツフィングバー12が第6図の
■に満管用ドツフィングバー12eが第7図の■に位置
され、その後上下用油圧シリンダー35,35eが作動
し、この作動はリミットスイッチLS4 、LS2eを
押して停止され空管用ドツフィングバー12が第6図の
■に満管用ドツフィングバー12eが第7図の■に位置
され、以上により一連の管替作業を完了し、玉揚機6は
次の管替位置へ移動される。
第8図は一つのドツフィングバー12Eでもって管替作
業を行なう装置に実施した異なる実施例を示しており、
ピニオン18Eの使用を1つとし、スプライン軸21E
として長いキー溝59を有する支軸60を使用し、この
案内軸60をドツフィングバー12Eの後方に位置させ
、また揺動腕22Eの上下移動をスクリュー軸610回
転で行なうようにしたもので、その他の構成や作動につ
いては上記実施例と略同様につき、上記実施例と同−若
しくは均等構成と考えられる部分にはこれと同一の符号
にアルファベットのEを付して重複説明を省略する。
上記実施例にあっては、空管用ドツフィングバーと満管
用ドツフィングバーとが並行作動して管替作業を行なう
ようにしているので、グループ管替の場合であっても管
替を短時間に行なえる特徴がある。
また、空、満管用ドツフィングバーの上下、前後移動を
油圧シリンダーで行なうようにしているので、作動の円
滑化と制御機構の簡略化を図れる利点がある。
尚、本願は上記実施例に限定されるものではな(、駆動
源として電動モータや空圧シリンダーを利用しても良い
また、前列のドツフィングバーを満管用に、後列のドツ
フィングバーを空管用に使用しても良い。
更にまた、スピンドルとペッグとが同一垂直面上にない
場合には前後用油圧シリンダーを空管用と満管用と別々
に設け、夫々の前後用油圧シリンダーの作動を適描にコ
ントロールし、両ドツフィングバーが最前進端位置にお
いて異なる垂直面上に位置されるようにすることで実施
可能である。
また、本願はスピンドルから抜き取った満管を玉揚機内
に収容する管替装置にも実施できることは言う迄もない
以上のように本発明にあっては、ドツフィングバーにピ
ニオンを回動自在に軸支し、ドツフィングバーに摺動可
能に保持させた二本のラックバ−を互いに向き合わせて
上記ピニオンに噛合させ、この一方のラックバ−に左腕
を他方のラックバ−に右腕を連結した同じ長さの左右の
揺動腕を夫々左右のスプライン軸に上下動自在に嵌装し
、左右のスプライン軸が互いに反対方向へ同調回動する
ように構成したので、管替作業を行なう場合にはスプラ
イン軸を回動することでもってドツフィングバーを左右
方向にずれることな(まっすぐ前後移動させることがで
き、ドツフィングバーの正確な位置決めを行なえて確実
な管替作業を行なえる利点がある。
また、ドツフィングバーをまっすぐ前後移動させること
ができるものであっても、そのドツフィングバーの前後
移動を左右のスプライン軸に嵌装した左右の揺動腕で行
なうようにしているので、装置全体を前後方向の幅の極
めて小さい空間に収納でき、装置の小型化を図ることが
できる。
このことは例えば走行式玉揚機に実施した場合に玉揚機
の幅を狭(でき、使用面積を小さくできる利点がある。
更にまた、スプライン軸に上下動自在に嵌装した揺動腕
でドツフィングバーを上下、前後移動させるようにして
いるので、スプライン軸をドツフィングバーの上下、前
後移動の為に兼用でき、装置の構成を極めて簡単化でき
て大幅なコスト低減を図れ、しかも作動を円滑化できて
管替ミスの防止を図れる効果を有する。
また、本発明にあっては空管用ドツフィングバーの変位
装置と満管用ドツフィングバーの変位装置とを前後に並
設し、空、満管用ドツフィングバーが並行作動するよう
に構成したので、管替作業を短時間に行なえ、紡機の停
台時間を短(できて稼動率の向上を図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願を実施した玉揚機と紡機との関係を示す説
明図、第2図は本願の実施例を示す斜視図、第3図は第
2図の要部を一部を断面にして示す拡大側面図、第4図
は第3図の平面図、第5図は作動を示す説明図、第6図
、第7図はドツフィングバーの動きを示す線図、第8図
は異なる実施例を示す部分平面図である。 主要部分の符号の説明、12・・・・・・ドツフィング
バー、18・・・・・・ピニオン、19,20・・・・
・・ラックバ−121,210・・・・・・スプライン
軸、22゜220・・・・・・揺動腕、A・・・・・・
満管用ドツフィングバーの変位装置、B・・・・・・空
管用ドツフィングバーの変位装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ドツフィングバーにピニオンを回動自在に軸支し、
    ドツフィングバーに摺動可能に保持させた二本のラック
    バ−を互いに向き合わせて前記ピニオンに噛合し、上記
    一方のラックバ−に左腕を他方のラックバ−に右腕を連
    結した同じ長さの左右の揺動腕を夫々左右のスプライン
    軸に上下動自在に嵌装し、左右のスプライン軸が互いに
    反対方向へ同調回動するように構成したことを特徴とす
    るドツフィングバーの変位装置。 2 ドツフィングバーにピニオンを回動自在に軸支し、
    ドツフィングバーに摺動可能に保持させた二本のラック
    バ−を互いに向き合わせて前記ピニオンに噛合し、上記
    一方のラックバ−に左腕を他方のラックバ−に右腕を連
    結した同じ長さの左右の揺動腕を夫々左右のスプライン
    軸に上下動自在に嵌装し、左右のスプライン軸が互いに
    反対方向へ同調回動するように構成して成る空管用ドツ
    フィングバーの変位装置と満管用ドツフィングバーの変
    位装置とを前後に並設し、該装置の前後のスプライン軸
    を同期回動するように連繋し、2本のドツフィングバー
    を前端へ変位させたとき2本のドツフィングバーが同一
    垂直面上に位置し、後端へ変位させたとき2本のドツフ
    ィングバーが異なる垂直面上に位置するように構成した
    ことを特徴とするドツフィングバーの変位装置。 3 油圧シリンダーで所定量回動される回動軸を前後の
    スプライン軸に伝達比を異にするギヤーを介して連繋し
    、前後のスプライン軸の回線量を異にすることにより2
    本のドツフィングバーを前端へ変位させたとき2本のド
    ツフィングバーが同一垂直面上に位置し、後端へ変位さ
    せたとき2本のドツフィングバーが異なる垂直面上に位
    置するように構成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載のドツフィングバーの変位装置。 4 満管用ドツフィングバーの変位装置と空管用ドツフ
    ィングバーの変位装置との揺動腕の長さを異にすること
    により2本のドツフィングバーを前端へ変位させたとき
    2本のドツフィングバーが同一垂直面上に位置し、後端
    へ変位させたとき2本のドツフィングバーが異なる垂直
    面上に位置するように構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第2項又は第3項記載のドツフィングバーの変
    位装置。
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