JPS595866Y2 - 複写機の制御装置 - Google Patents

複写機の制御装置

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JPS595866Y2
JPS595866Y2 JP5160378U JP5160378U JPS595866Y2 JP S595866 Y2 JPS595866 Y2 JP S595866Y2 JP 5160378 U JP5160378 U JP 5160378U JP 5160378 U JP5160378 U JP 5160378U JP S595866 Y2 JPS595866 Y2 JP S595866Y2
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JP5160378U
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JPS54154747U (ja
Inventor
義昭 名和田
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株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は複写機において異常状態が生じた場合その後
安全に処理し得るようにした複写機の制御装置に関する
一般に、たとえば電子複写機は、回転する感光ドラムに
複写像に対応する静電潜像を形或し、しかるのもその潜
像を現像して可視像化するとともに、複写紙を搬送ロー
ラおよび搬送ベルトなどで構或される搬送系で搬送し、
その搬送途中において上記感光ドラム上の可視像を複写
紙に転写し、しかるのち定着器で上記転写像を定着して
排出口から排出するようになっている。
このような複写機において、従来複写紙の搬送ミスある
いはジャムなどの異常状態が生じるとそれを検出し、定
着器の電源を遮断するとともに搬送系などの動作を直ち
に停止させるか、あるいは搬送系などを動作状態のまま
にしておき定着器の電源のみをしゃ断するかのいずれか
であった。
しかしながら、搬送系などを直ちに停止した場合には、
複写紙が搬送系のローラやベルトの所で停止し、それら
を変形したり、あるいは複写紙が定着器内で停止して、
その残熱で加熱されて発火するおそれがある。
また、搬送系を動作状態のままにした場合には、搬送路
上でジャムを起している複写紙によって感光ドラムが傷
つくおそれがある。
したがって、異常状態検出後、複写機を安全に制御する
ことができなかった。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、異常状態検出後、異常状態に応じて安
全な制御を行うことができる複写機の制御装置を提供し
ようとするものである。
以下、この考案の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は、複写機の構或を概略的に示すもので、原稿台
1は矢印a方向に往復動する様になっている。
しかして原稿台1が往動すると、その上に載置された原
稿2が光源3の上を通過し、光源3によって光を照射さ
れ、その反射光はミラー4によって感光ドラム5に到達
し、原稿2の像は感光ドラム5の感光体上に結像される
感光ドラム5は矢印b方向に回転し、まず帯電器6で感
光体が帯電され、次に原稿2の像がスリット露光され、
感?体の表面に静電潜像が形或される。
この静電潮像は現像器7によって現像剤が付着されて可
視偉化され、原稿2の像が感光体の表面」−に現われる
この静電潜像上の現像剤は転写用帯電器8の部分で複写
紙9への帯電によって複写紙9に引き付けられ、これに
より原稿2の像が複写紙9に転写される。
転写後の感光体は帯電器10で逆帯電されることにより
、今までの電荷が除電される。
そして、感光体の表面上に残っていた少量の現像剤は清
掃ブラシ11で取り除かれ、最後に蛍光灯12で静電潜
像のイメージが消去される。
一方、複写紙9は感光ドラム5の回転に同期してカセッ
ト13から送出ロ−ラ14で゛送出され、搬送ローラ1
5によって上方一\持上げられて転写部へ送られる。
転写部に送られた複写紙9は、転写用帯電器8の部分で
感光体の表面と密着し、感光体表面上の像が転写される
転写後の複写紙9は、搬送ベルト16および搬送ローラ
17で定着器1Bへ送られ、定着器18内を通過して転
写像が定着され、図示しない排出口から複写紙9が排出
される。
同様に原稿台1も感光ドラム5の回転及び複写紙9の動
きに同期して移動する。
上記複写紙9は、複写紙検知器たとえば検知スイッチ1
9〜193によって、その搬送および、排出が検知され
ている。
すなわち、上記検知スイッチ19は、送出ロ−ラ14と
搬送ローラ15との間に設けられており、カセツ1・1
3から供給される複写紙9を検知するようになっている
また、上記検知スイッチ19は、搬送ローラ15と転写
用帯電器8との間に設けられており、転写部一\搬送さ
れてくる複写紙9を検知するようになっている。
さらに、上記検知スイツヂ193は、図示しない排出口
の近傍、たとえば定着器18の出口側に設けられており
、定着器18から送出され排出口から排出される複写紙
を検知するようになっている。
なお、図中20,20は原稿台1の移動位置を検知する
原稿台位置検知スイッチである。
第2図は、この考案の電気回路であり、たとえば次のよ
うに構或される。
すなわち、主制御部21は、前記各検知スイッチ19〜
193および20,202からの信号などを判断し、そ
れに応じて前記原稿台1、光源3および帯電器6などに
制御信号を出力するものである。
また、上記主制御部21は、異常検知回路22を有して
いる。
この異常検出回路?2は前記各検知スイッチ19〜19
3からの信号でタイマなどを動作させることにより、複
写紙の搬送ミスあるいはジャムなどの異常状態を検出す
る回路であり、これは既に従来から周知のものであるの
で、その詳細な説明は省略する。
また、上記主制御部21は、図示しない複写スイッチが
投入されるど複写開始信号23を出力し、複写が終了す
ると複写終了信号24を出力するようになっている。
しかして、上記異常検出回路22の出力は遅延回路25
に供給される。
この遅延回路25は、上記異常検出回路22の出力信号
を一定時間遅延する回路であり、その遅延時間は、異常
状態検出時に前記定着器18内の複写紙9が排出されて
検知スイッチ193をオンするのに十分な時間たとえば
1秒に設定されている。
上記遅延回路25の出力は、D形フリップフロップ回路
(以後単にD−FF回路と略称する)26のクロツクパ
ルス入力端に供給され、このD−FF回路26のデータ
入力端には前記検知スイッチ193からの信号が供給さ
れるようになっている。
上記D−FF回路26は、遅延回路25から信号が供給
されたとき、検知スイッチ193がオン状態であるとき
、そのオン信号(論理“1”信号)を読込むことにより
セツ1・状態となり、検知スイッチ193がオフ状態で
あるど、そのオフ信号(論理“O”信号)を読むことに
より、リセット状態となる。
すなわち、上記D−FF回路26は、遅延回路25から
信号が出力されたとき、前記検知スイッチ193が複写
紙を検知しているか否かをチェックするチェック回路を
構或するものである。
しかして、上記D−FF回路26のセッ1・出力は制御
回路27に供給され、この制御回路27には、上記遅延
回路25の出力も供給されている。
上記制御回路27は、上記D−FF回路26がセット状
態つまり、検知スイッチ193からの“l”信号を読込
んだ場合、複写動作を一定時間経過後に停止させ、1)
−FF回路26がリセット状態つまり、検知スイッチ1
93からの“0”信号を読込んだ場合、複写動作を即時
停止させる回路であり、たとえば、次のように構或され
る。
ずなわち、D−FF回路26のセット出力は、遅延回路
28に供給されている。
上記遅延回路28は、上記D−FF回路26のセット出
力(“1”信号)を一定時間遅延する回路であり、その
遅延時間は、異常状態検出時に、前記定着器1Bの近傍
に搬送されている複写紙9を排出するのに十分な時間た
とえば10秒に設定されている。
上記遅延回路28の出力はオア回路29の一方の人力端
に供給され、このオア回路29の他方の人力端には、前
記D−FF回路26のセット出力がインバータ回路30
を介して供給されている。
上記オア回路29の出力はアンド回路31の一方の入力
端に供給され、このアンド回路31の他方の入力端には
前記遅延回路25の出力が供給されている。
上記アンド回路31の出力はオア回路32の一方の入力
端に供給され、このオア回路32の他方の人力端には前
記主制御部21から出力される複写終了信号24が供給
されている。
上記オア回路32の出力は、フリップフロップ回路(以
後単にFF回路と略称する)33のリセット入力端に供
給され、このFF回路33のセット入力端には前記主制
御部21から出力される複写開始信号23が供給されて
いる。
上記制御回路27の出力つまりFF回路33の出力はド
ライバ34を介してモ・一夕35に供給される。
このモータ35は、前記原稿台1、感光ドラム5および
送出ロ−ラ14、搬送ローラ15、搬送ベルト16、搬
送ローラ17などの搬送系を図示しない伝達機構を介し
て駆動するもので゛あり、たとえば、FF回路33がセ
ットされると動作し、リセットされると動作を停止する
ようになっている。
次に、このような構或において動作を説明する。
たとえば今、図示しない複写スイッチを投入することに
より、主制御部21から複写開始信号23が出力される
この信号23はFF回路33のセット入力端に供給され
、これによりFF回路33はセットし、そのセット出力
によりモータ35が駆動され、複写動作が開始される。
このような状態において、たとえば搬送系で複写紙の搬
送ミスあるいはジャムなどが生じると、それが異常検出
回路22によって検出され、異常検出回路22は検出信
号(“1”信号)を出力する。
このとき、異常検出回路22が異常状態を検出したこと
により定着器1Bの電源がしゃ断される。
しかして異常検出回路22の出力信号は、遅延回路25
で1秒間遅延されてD−FF回路26のクロツクパルス
入力端に供給される。
このとき、検知スイッチ193がオン状態の場合、DF
F回路26はつのオン信号つまり“1”信号を読込むこ
とによりセットし、そのセット出力は遅延回路28で1
0秒間遅延されてからオア回路29を介してアンド回路
31に供給される。
これにより、アンド回路31のゲー1・が開くので、こ
のとき上記遅延回路25の出力がアンド回路31および
オア回路32を介してFF回路33のリセット入力端に
供給される。
したがって、FF回路33はリセットされ、よってモー
タ35は動作を停止し、複写動作が停止される。
一方、前記遅延回路25の出力信号がD−FF回路26
に供給されたとき、検知スイッチ193がオフ状態の場
合、D−FF回路26はそのオフ信号つまり“0”信号
を読込むことによりリセットする。
D−FF回路26がリセットすると、そのセツ1〜出力
は“O”信号となるので゛、インバータ回路30の出力
は“1”信号となり、オア回路29を介してアンド回路
31に供給される。
これにより、アンド回路31のゲートが開くので、この
とき」二記遅延回路25の出力がアンド回路31および
オア回路32を介してFF回路33のリセット入力端に
供給される。
したがって、FF回路33はリセットされ、よってモー
タ35は動作を停止し、複写動作が停止される。
このように、搬送路上あるいは定着器1B内における複
写紙の搬送ミスあるいはジャムなどの異常状態を検出し
7た1秒後に、排出口側の検知スイッチ193がオン状
態の場合はさらに10秒間モータ35つまり搬送系など
を駆動してからそれらを停止し、上記検知スイッチ19
3がオフ状態の場合には直ちに搬送系などを停止するも
のである。
したがって、上記のような制御を行うことにより、異常
状態を検出した後、■秒後に複写紙が排出口まで致達し
たときにはその複写紙を排出することができ、よって複
写紙が定着器18内に残留することがなくなり、安全性
に優れている。
また、異常状態を検出した後、1秒経過しても複写紙が
排出口に到達しないときには直ちに搬送系などを停止す
ることにより、ジャムした複写紙などによって各ローラ
14,15.17および搬送ベルl・16を変形した感
光ドラム5を傷つけるおそれもなくなる。
なお、前記実施例では、1秒と10秒の遅延回路を使用
したが、これは複写機の大きさ、複写紙の搬送スピード
などに応じて変化できるのは勿論である。
また、ハード的な回路で実施した場合について説明した
が、これをマイクロコンピュータなどによりソフ1・的
に行う場合も同様に実施できる。
以上詳述したようにこの考案によれば、複写紙の搬送ミ
スあるいはジャムなどの異常状態検出後、一定時間後に
排出口の近傍に設けた検知器が複写紙を検知しているか
否かをチェックし、このチェックの結果、上記検知器が
複写紙を検知していないときは複写動作を即時停止させ
、複写紙を検知しているときは一定時間経過後に複写動
作を停止させるようにしたので、異常状態検出後、異常
状態に応じて安全な制御を行うことができ、よって安全
性に優れ、かつ機構の損傷などを防止し?る複写機の制
御装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は複写
機の概略構或図、第2図は電気回路の構或図である。 5・・・感光ドラム、9・・・複写紙、14・・・送出
ロ−ラ、15.17・・・搬送ローラ、16・・・搬送
ベルト、18・・・定着器、19.,19,193・・
・検出器、25・・・遅延回路、26・・・D形フリッ
プフロック回路(チェック回路)、27・・・制御回路
、28・・・遅延回路、29, 32・・・オア回路、
30・・・インバータ回路、31・・・アンド回路、3
3・・・フリップフロップ回路、34・・・ドライバ、
35・・・モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複写紙を搬送し、その搬送途中において複写紙に対して
    複写像を与え、しかるのち複写紙を排出口から排出する
    複写機において、前記排出口の近傍に設けられそこを通
    過する複写紙を検知する検知器と、複写紙の搬送ミスあ
    るいはジャムなどの異常状態を検出する異常検出路と、
    この異常検出回路の出力信号を一定時間遅延する遅延回
    路と、この遅延回路から信号が出力されたとき前記検知
    器が複写紙を検知しているか否かをチェックするチェッ
    ク回路と、このチェック回路によるチェックの結果、前
    記検知器が複写紙を検知してないときは複写動作を即時
    停止させ、複写紙を検知しているときは一定時間経過後
    に複写動作を停止させる制御回路とを具備したことを特
    徴とする複写機の制御装置。
JP5160378U 1978-04-19 1978-04-19 複写機の制御装置 Expired JPS595866Y2 (ja)

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JP5160378U JPS595866Y2 (ja) 1978-04-19 1978-04-19 複写機の制御装置

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JP5160378U JPS595866Y2 (ja) 1978-04-19 1978-04-19 複写機の制御装置

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JPS54154747U JPS54154747U (ja) 1979-10-27
JPS595866Y2 true JPS595866Y2 (ja) 1984-02-22

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ID=28941260

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JP5160378U Expired JPS595866Y2 (ja) 1978-04-19 1978-04-19 複写機の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS586858A (ja) * 1981-07-04 1983-01-14 Jujo Eng Kk フアクシミリにおける原稿送り方法

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JPS54154747U (ja) 1979-10-27

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