JPS595529Y2 - セメント瓦成型機の上型 - Google Patents

セメント瓦成型機の上型

Info

Publication number
JPS595529Y2
JPS595529Y2 JP4393380U JP4393380U JPS595529Y2 JP S595529 Y2 JPS595529 Y2 JP S595529Y2 JP 4393380 U JP4393380 U JP 4393380U JP 4393380 U JP4393380 U JP 4393380U JP S595529 Y2 JPS595529 Y2 JP S595529Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper mold
mold
tile
molding
rubber plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4393380U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56146510U (ja
Inventor
義男 上林
Original Assignee
株式会社 ウチダ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ウチダ filed Critical 株式会社 ウチダ
Priority to JP4393380U priority Critical patent/JPS595529Y2/ja
Publication of JPS56146510U publication Critical patent/JPS56146510U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS595529Y2 publication Critical patent/JPS595529Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はモルタルを加圧成型してセメント瓦を製造す
るセメント瓦成型機に組込まれ、モルタルを上方がら押
圧する上型の改良に関する。
セメント瓦は、第1図に例示するように上面に多孔の水
切鉄板および水切布(いずれも図示省略)を展設した下
型1の上にモルタル2を載せ、油圧力で下降する上型3
と下型1と上下型の間の側方開口を塞ぐ枠4 (図示の
例では下型1に外嵌するが、上型3に外嵌するものもあ
る)との間で該モルタル2を第2図に示すように脱水成
型して造られる。
加圧成型後は、上型3を上昇させた後、下型1の上面に
残る未乾燥の半或品(生瓦)を取出して次の工程に送る
のであるが、上型を上昇させるときに、生瓦が上型3の
下面に貼り付いたまま上昇しないようにするため、従来
、生瓦を1枚成型する毎に上型3の下面に離型剤を塗布
することが行なわれている。
ところが、このように離型剤を使用すると、成型後の生
瓦表面に離型剤が付着することにより、次に述べるよう
な不都合を生じる。
即ち、離型剤は油性であるため、加圧成型直後の生瓦に
水性の塗料を塗布することができない。
従来は養生工程を終った後、即ち成型後相当の時間を経
過した後、塗装を行なうようにしていたため、離型剤が
蒸発してしまい、水性塗料の付着が悪くなることはなか
ったが、安価で性能のよいスラリ塗装(モルタルの薄い
溶液中に顔料を混ぜたものを塗装するもの)を行なう場
合は、成型直後の未乾燥の間に塗装をする必要があるた
め、生瓦の上面に付着した離型剤が塗装作業の妨げとな
る。
本考案のセメント瓦成型機の上型は、離型剤を用いなく
ても成型後の生瓦の剥離が完全に行なわれるように構成
することにより、上述の不都合を解消したものである。
以下、実施例を示す図面により本考案を説明する。
本考案のセメント瓦成型機の上型3は、第4図に示すよ
うに、下面にゴム板5を添着している。
該ゴム板5は、上型下面の下型1に対向する部分に添着
されるもので、該下型1と同じかやや広い面積を有する
上述のように下面にゴム板5を添着した上型3を用いて
セメント瓦を加圧すると、モルタルの上面はゴム板5を
介して上型3に押圧され成型が行なわれるが、この際ゴ
ム板5は僅かに弾性変形し、上下方向の圧縮および横方
向の伸び、該ゴム板5の下面と加圧成型された生瓦の上
面との間に横方向の微小なずれを生じた状態で成形が行
なわれる。
このずれは、成型終了後に上型3を上昇させると、ゴム
板5の変型が元に戻ると共に直るが、この際、ゴム板5
の下面と生瓦上面とは僅かに摺動する。
この為、ゴム板5と生瓦上面との間に微細な剥離を生じ
空気が進入して、生瓦と上型との剥離が急速に全面に広
がり、上型に生瓦が付着することは完全に防止できる。
即ち、上型に剥離剤を塗布する必要がなくなるのである
なお、ゴム板5を上型3の下面に添着するための構造と
しては、ゴム板5の弾性変形を容易にするため、第5〜
6図に示すように行なうことが有効である。
第5図の例は、ゴム板5として厚肉部5aの周囲に薄肉
部5bを形威したものを使用し、上型3の下面に、上記
厚肉部5aの面積よりも少しく広い面積と、厚肉部5a
と薄肉部5bどの厚さの差に等しい深さとを有する凹部
6を形威し、厚肉部5aを該凹部6に内嵌した状態でゴ
ム板周囲の薄肉部5bをねじ、接着剤等を使用して上型
3の下面に固着したもの、第6図の例は、同しく厚肉部
5aと薄肉部5bとを有するゴム板5を使用し、上型3
の下面には薄肉部5bを内嵌し得る凹部6aを形成し、
該凹部6aに内嵌したゴム板5を、上型3の下面に固着
した厚肉部5aの面積よりもやや広い開ロアaを有する
枠7により抑えたものである。
本考案のセメント瓦成型機の上型は以上に述ベタ様に、
下面にゴム板5を添着することにより、上型上昇時に生
瓦とゴム板との間に微小な摺動を生じさせ空気を進入さ
せて、加圧成型後の生瓦の剥離を行なわせるようにした
ので、離型剤の塗布が不要となり、成型後退速にスラリ
塗装を行なうことを可能にする効果がある。
なお、下面に金属製弾性板を取付けた1成型機の上型が
、登録実用新案第59158号公報に記載されているが
、このものは加圧成型を終って上型を上昇させるときに
、弾性板により生瓦の縁を押下げて空気を進入させ、縁
から内方へ向けて逐次生瓦剥離を進行させようとするも
のであって、弾性板には横方向の変形およびこれに基く
上昇時の生瓦との全面的な摺動作用がなく、構造および
生瓦剥離作用において本考案とは別異なものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案が実施されるセメント瓦成型機の要
部を例示する縦断面図で、第1図はモルタル供給、第2
図は加圧成型、第3図は上型上昇の状態をそれぞれ示し
ている。 第4図以下は本考案の実施例を示しており、第4図はセ
メント瓦成型機の同様の要部縦断面図、第5図はゴム板
の添着状態の例を示す上型の部分縦断面図、第6図は別
個を示す第5図同様の図である。 1:下型、2:モルタル、3:上型、4:枠、5:ゴム
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型1の上面に供給したモルタル2を、該下型1と上型
    3と両型1,3の間の側方開口を塞ぐ枠4との間で加圧
    成型してセメント瓦を造るセメント瓦成型機の上型3で
    あって、下型1の上面に対向する下面に、横方向の弾性
    変形可能にゴム板5を保持して成型面を形成したことを
    特徴とするセメント瓦成型機の上型。
JP4393380U 1980-04-03 1980-04-03 セメント瓦成型機の上型 Expired JPS595529Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4393380U JPS595529Y2 (ja) 1980-04-03 1980-04-03 セメント瓦成型機の上型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4393380U JPS595529Y2 (ja) 1980-04-03 1980-04-03 セメント瓦成型機の上型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56146510U JPS56146510U (ja) 1981-11-05
JPS595529Y2 true JPS595529Y2 (ja) 1984-02-20

Family

ID=29639236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4393380U Expired JPS595529Y2 (ja) 1980-04-03 1980-04-03 セメント瓦成型機の上型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS595529Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2511745B2 (ja) * 1991-06-10 1996-07-03 アイエルビー株式会社 即時脱型コンクリ―トブロックの製造方法
CN1298663C (zh) * 2005-04-18 2007-02-07 蔡庆宗 一种掺石墨的导电混凝土的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56146510U (ja) 1981-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS595529Y2 (ja) セメント瓦成型機の上型
CN104760119B (zh) 消除压力注浆成型时ito坯体边缘微裂纹缺陷的方法
JPS627506A (ja) 泥漿鋳込方法及び泥漿鋳込型
JP2987495B2 (ja) 水硬性材料の成形法
JP3196959B2 (ja) 水硬性材料の成形法
JP3195751B2 (ja) 水硬性材料の成形法
JPS6299122A (ja) カウンタ−の製造法
JPS586659Y2 (ja) 鬼瓦成形型
JPH09123139A (ja) レリーフ成形用型
JPS6321371Y2 (ja)
JPS61169133A (ja) 鋳造用消失性模型の接着に用いる型
JPS6339045Y2 (ja)
JP2842092B2 (ja) 即時脱型によるpc製品の表面処理方法
JP2895215B2 (ja) 気泡コンクリートパネルの製造方法
JPS6039215Y2 (ja) 瓦成型用離型装置
JPS6071565A (ja) 衛生陶器の生素地接着方法
CN2243494Y (zh) 用于混凝土表面处理的造型板
EP0389234A3 (en) Liquid-tight slip-casting molds and method for production thereof
KR820001177B1 (ko) 샌드 시이트에 의한 주형의 조형방법
JPH045521B2 (ja)
JP2927386B2 (ja) 窯業系建材表面の凹凸模様付け方法
JPH08323720A (ja) 成型板にエンボス付与後のエンボス金型の脱型方法
JPH06182736A (ja) セメントプレス成形用金型
JPH10217213A (ja) 水硬性材料の成形法
JPH0412074A (ja) 水硬性無機質成形物及びその製造方法