JPS627506A - 泥漿鋳込方法及び泥漿鋳込型 - Google Patents

泥漿鋳込方法及び泥漿鋳込型

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JPS627506A
JPS627506A JP14598385A JP14598385A JPS627506A JP S627506 A JPS627506 A JP S627506A JP 14598385 A JP14598385 A JP 14598385A JP 14598385 A JP14598385 A JP 14598385A JP S627506 A JPS627506 A JP S627506A
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JP
Japan
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mold
slurry
plaster mold
plaster
slurry casting
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Application number
JP14598385A
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English (en)
Inventor
赤井 篤誉
松本 樹一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は泥漿鋳込方法及びそのための鋳込型に係り、特
に鋳込型の吸水効率及び乾燥効率を改善した泥漿鋳込方
法及びそのための泥漿鋳込型に関する。
[従来の技術] 陶磁器製品の成形方法の一つとして、石膏型を使用する
泥漿鋳込方法がある。
例えばこの泥漿鋳込法により洋風便器を製造する場合、
第2図及び第2図m−m線に沿う断面図である第3図に
示すように、乾燥させた石膏型lO内に、吸排泥口11
から泥漿を、泥漿がオーバーフロー口12からオーバー
フローするまで注入する0石膏型lO内に注入された泥
漿の水分は石膏の自己吸水作用により石膏型の微細気孔
内に吸収され、これにより坏土が石膏型10内面に着肉
する。この着肉部13が適当な厚さとなった時点で、石
膏型lO内の不要な泥漿を吸排泥口11より排出する。
そして、着肉部13の水分を更に石膏型lOに吸わせ、
その強度を高める0着肉部13の含水率が十分に低下し
脱型可能な強度を有するようになった時点で、脱型し1
例えば第4図及び第5図に示す形状の洋風便器の成形体
20を得る。
このよ−ラな石膏型を用いる泥漿鋳込法は、石膏型の微
細な気孔に毛細管現象を利用して泥漿中の水分を吸わせ
、坏土を着肉させるものである。このため石膏型の吸水
力は泥漿からの吸水量が増加すると共に低下する。
吸水力の低下化た石膏型は、型組みしたままあるいは割
型ごとにバラして乾燥することにより、吸水力を回復さ
せるのであるが、この乾燥温度が高すぎると、石膏型に
クラックが入ってしまうので、通常は40〜50℃程度
の温度で半日以上かけて乾燥を行なう。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の泥漿鋳込型では。
■ 石膏型内の保有水分量により吸水速度(着肉速度)
が変化する(保有水量が多くなると着肉速度が小さくな
る)ため、−回の鋳込操作ごとに着肉時間等の鋳込条件
を調節しなければ虚らない。
■ 石膏型の吸水能力は、1〜2回の鋳込分しかないた
め、連続して何度も鋳込む事は不可能であり、頻繁に乾
燥する必要がある。
■ 乾燥温度を高くすることができないため、乾燥速度
が遅く、乾燥に長時間を要する。
■ 乾燥速度が遅いため、中規模以上の型では型をバラ
して乾燥する必要があり、手間がかかる。
等の欠点を有し、効率的な泥漿鋳込みを行なうことがで
きなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明の泥漿鋳込方法は、坏土を石膏型内の内壁面に着
肉させるに際し、この石膏型の外側から負圧を付与する
ことにより石膏型の微細気孔を減圧するものである。
また、本発明の泥漿鋳込型は、石膏型に型外側に通じた
通孔を設け、石膏型の微細気孔を石膏型外部に短絡せし
めたものである。
以下、第1図を参照しながら本発明をさらに詳細に説明
する。
なお、第1図の(a)は縦断面図、(b)は(a)のB
−B線に沿う断面図、(c)は(a)の左側面図である
。また、第1図において第2図及び第3図に示すものと
同一の部材は同一符号をもって示しである。
第1図において、本発明の泥漿鋳込型lは、割型21〜
26よりなり、各側fi21〜26には流体流通用の通
孔31〜36が設けられて・いる、各通孔31〜36は
、第1図(C)の如く、型内を、往復して形成されてお
り1両端間口からは通孔31〜36を外部の負圧源又は
正圧源(図示せず)に接続するための配管31a〜36
a及び31b〜36bか延出している。
通孔31〜36は、各割型21〜26の内面からほぼ均
等の距離に、はぼ一定間隔で設けることが好ましく、こ
のようにすることにより、石膏型内面から微小気孔内に
吸われる水量を平準化し得る。
本発明において、通孔の孔径、あるいは通孔同志の間隔
等に特に制限はない、ただし、通孔の孔径が大きすぎる
と型の強度が低下し、小さすぎると石膏型内への負圧又
は正圧の伝達を行いにくくなる。そこで通常は、型の肉
厚、大きさや泥漿の性状等を勘案して通孔の孔径や間隔
が決定される。
第1図に示すような鋳込型により泥漿鋳込を行なう場合
には、泥漿を型内に注入して着肉させるにあたり、配管
31a 〜36a及び31b 〜36bを各々真空ポン
プ等の減圧手段に連結し1通孔21〜26内に負圧を付
与する。そうすると、石膏型内微細気孔内の圧力も低下
するので、石膏型内面から吸われる水分量が増大する。
このように本発明によれば、石膏型の吸水力が強められ
、吸水速度が大幅に向上する。このため泥漿の着肉速度
も極めて速くなる。
型内面に着肉した坏土が、脱型可能な強度にまで脱水が
進行した後、脱型を行なう、この際、配管31a 〜3
6a及び31b〜36bを加圧ポンプ等に連絡し1通孔
31〜36を通して石膏型内の微細気孔に正圧を付与す
る。そうすると、石膏型の内側表面にも加圧空気が伝播
し、着肉部に、型面から離反する方向に圧力が加えられ
る。これにより、脱型が容易となる。また、この離反方
向の圧力は、満偏なく着肉部表面に加えられるものであ
るので、着肉部の強度がそれ程高くなくとも脱型ができ
るようになる。
なお、脱型終了後に圧縮空気の送給を継続することによ
り、石膏型の微細気孔内に保有される水分が押し出され
、石膏型の乾燥が促進されるため、石膏型の乾燥処理頻
度の減少と、乾燥時間の短縮が図れる。
なお、第1図に示す鋳込型は本発明の一例であって、本
発明はこれに何ら限定されるも゛のではない0例えば通
孔は一木の孔ではなく、分岐を有する格子状の孔でも良
い。
[作用] 石膏型内の微細気孔を減圧することにより5石膏型への
水分の吸収速度及び吸水量が増大する。
このため、着肉時間の短縮が図れると共に、早期脱型も
可能となる。
また、通孔に正圧を供給すると、着肉部の離型が容易と
なる。
さらに、脱型後にも、通孔への通気あるいは通孔からの
吸気を行うことにより、石膏型の乾燥(又は保有水の低
減)を図れる。
[実施例] 以下実施例について説明する。
実施例1 第1図(a)〜(C)に示す石膏型を用い1本発明の泥
漿鋳込法により洋風便器の製造を行なった。
即ち、石膏型lの吸排泥口11から原料坏土の泥漿を型
1内に、泥漿がオーバーフロー口12からオーバーフロ
ーするまで注入を行なった。注入後、型l内の不要な泥
漿を吸排泥口11より排出し、着肉部13を更に脱水さ
せた。この際、配管31a 〜36a及び31b 〜3
6bを真空ポンプに連結し、型lの微細気孔を減圧した
。その後、バルブ(図示せず)を切り換えて通孔31〜
36に圧縮空気を送給しつつ着肉部を脱型した。
本実施例においては、着肉は大幅に促進され、泥漿の注
入から脱型に要する着肉時間は、従来の着肉時間の約1
/2程度であった。
脱型した後においても、約1.5時間圧縮空気の送給を
行ない、石膏型1の保有水を押し出し、型の乾燥を行な
った。この結果、石膏型の乾燥速度は著しく速められ、
従来の乾燥時間の約1/4の乾燥時間で乾燥を完了する
ことができ、しかも乾燥は極めて十分であることから、
次回の鋳込においても、速い着肉速度で良好な鋳込成形
を実施することができた。
上記の操作を繰り返すことにより、鋳込効率は大幅に向
上され、従来、1つの鋳込型で1日に1〜2回程度の鋳
込が行なえるのみであったものが、1日に5回以上の鋳
込を行なえるようになった。
[効果] 以上詳述した通り、本発明によれば石膏型内への吸水速
度及び吸水量が格段に増大され、着肉時間の短縮と早期
脱型が可能とされる。また、通孔へ正圧を供給すること
により、脱型も容易なもの   jとなる。
さらに1通孔への通気又は通孔からの吸気を行うことに
より、石膏型の乾燥(保有水の低減)を促進し得る。
従って、本発明によれば、石膏型を用いた陶磁器製品の
成形工程の大幅な合理化が可能となり。
生産性の著しい向上が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の泥漿鋳込型を示す図であって、第1図
(L)は縦断面図、第1図(b)は第1図(a)のB−
B線に沿う断面図、第1図(c)は第1図(a)の左側
面図である。第2図は従来の泥漿鋳込型及び鋳込方法を
説明する縦断面図、第3図は第2図■−■線に沿う断面
図、第    4図は泥漿鋳込により得られる洋風便器
成形体の縦断面図、第5図は同側面図である。 l、10・・・泥漿鋳込型、   11・・・吸排泥口
。 12・・・オーバーフロー口、13・・・着肉部。 20・・・洋風便器、 21.22.23.24.25.26・・・割型、31
.32.33.34.35.36・・・通孔。 特許出願人  株式会社イナックス 代表取締役   伊 奈 輝 三 代 理 人  弁理士  重 野  剛第  2  図 第4図 第5図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)坏土泥漿を石膏型に流し込み、石膏型の微細気孔
    に泥漿の水分を吸わせて石膏型内壁面に坏土を着肉させ
    る工程を有する泥漿鋳込方法において、石膏型の外側か
    ら負圧を付与することにより石膏型の微細気孔内を減圧
    することを特徴とする泥漿鋳込方法。
  2. (2)着肉硬化した成形体の脱型工程において、石膏型
    の外側から正圧を付与することにより、石膏型の微小気
    孔内を加圧することを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の泥漿鋳込方法。
  3. (3)泥漿鋳込用の石膏型であって、型の石膏素地内に
    型外部に連通した流体流通用の通孔を設けたことを特徴
    とする泥漿鋳込型。
JP14598385A 1985-07-03 1985-07-03 泥漿鋳込方法及び泥漿鋳込型 Pending JPS627506A (ja)

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