JPS595504A - 自動車用すれちがい前照灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は主反射鏡と、反射鏡と協同動作する少く共１個
の光源と、閉止および散光用の透明板とを有する形式の
自動車用前照灯に関する。

ここで使用している「前照灯」という用語は、透明板が
反射鏡の前部に固定されている光学的ブロックは勿論、
反射鏡が、透明板で閉止され自動車の車体と一体となっ
た、またはそうでない凹み中に設置された様な更に複雑
な方式にも適用されるものと了解しなければならない。

更に詳細に言うと、本発明はすれちがい用長手光源フィ
ラメントがパラボラ反射鏡の光軸上にその焦点のわずか
前方に位置している前述の形式のすれちがい前照灯に関
し、すれちがい照明に専用化された前照灯であれ、すれ
ちがい機能を有する前照灯（例えば走行用フイラメン、
トおよびすれちがいフィラメントとを同時に有する走行
／すれちがい前照幻）であれ、共にこれに含１れる。

この形式の前照灯において、反射鏡によって反射送出さ
れた光ビームは透明板の方向に非常に強く収斂され、こ
の収斂は反射鏡の比較的近（に光の集束節となってあら
れれえ。その結果前照灯自体の構造に対してすら特有の
不備を生じる。

オす、鏡ヵ。ッ奥うア作、λえすゎ、ちヵ５い、イラメ
ントの像がまず収斂性であり、前照灯の光軸に垂直な前
方平面（主として、現行法規で定める様な、前照灯の前
方２５メートルに位置する前方平面）上へのその投射が
中央暗部あるいは、「暗黒孔」を有する環状光となって
見える。この中央暗部は電球の通路に役立てるために計
画的に設けられ、た反射鏡の中央円孔に幾何学的に対応
するものである。通常の構造においては、暗黒孔は頂点
が前照灯にありその半頂角が６度程の円錐に対応する。

その結果前照灯の近くでの不必要に強い照明（即ち前照
灯前１０メートル程の）と、快的視野に寄与する路上領
域（即ち前照灯から２０ないし、６０メートル）での比
較的不充分な照明を得るという不都合を生じる。

第１図は従来技術に、成るすれちがい前照灯の軸木平断
面を略示する。本図において、回転軸（Ａ−Ａ）、焦点
（Ｆ）のパラボラ反射＠（Ｒ）＋　その中央円孔（０）
、焦点（Ｆ）の前方に位置するすれちがいフィラメント
（ｆｃ）、閉止透明板（Ｇ）、　（ｆｃ）から出た光が
すれちがい照明に使用される反射鏡領域だけにのみ到達
することを許す遮蔽キャップ（Ｃ＞とをそれぞれ表示し
ている。図において、反射鏡（Ｒ）の深奥部、即ち開口
（０）の近くの反射鏡領域、または更に前記反射鏡の周
縁部が関与する光線に関するフィラメント（ｆｃ）の発
する各種光線の軌跡が見られる。図示の光線は鐵光節（
Ｎ）に従って反射鏡（Ｒ）によって反射送出された死線
の第１収斂を示している。

第１．図は従来の要領で、２５メートルに規定されたス
クリーン上にこの種の前照灯によって得られたすれちが
い照明の投射光を示す。すれちがいビームを得るために
、遮蔽キャップ（Ｃ）はげ。）から出てすれちがい照明
に使用されない反射炉領域に向う、特に反射鏡の下方部
分に向う光を遮断する。

キャップは左右に光軸（Ａ−Ａ）に平行な水平な２本の
縁部を有する。スクリーン上でキャップのこれらの縁部
は半面ｍ、（Ｂａ）および（Ｂｇ）を定めるが、これら
半直線はすれちがいビームの投射の照明軸（Ａ−Ａ）の
左右それぞれでの限界の役をする。

第１゜図において暗黒孔（ＴＮ）を見るが、これは前述
の通り比較的重要で、すれちがい照明は図示の様に、そ
の周囲に環状に位置している。

これに関連して反射鏡によって反射送出された光線の収
斂に伴う集光節（Ｎ）が透明板（Ｇ）の近くに位置する
とき、この透明板に顕著な加熱を生じ、特に光軸（Ａ−
Ａ）の近くにおいて１００以上１５０℃にもなる温度に
到達し得る。この様な加熱は有害であり、ガラス製の透
明板の場合、わずかの水の射突でその破損を生じ、プラ
スチック製の透明板の場合その軟化と、その変形と、回
復不能の品位低下を生じる。

本発明は反射鏡に加えられた新構造によってこれらの不
都合を防除することを提案するものである。

本発明によれば、主パラボラ面を有する反射鏡の深奥部
に環状の中央領域を定め、ここに対し主周縁面の焦点に
比較してすれちがいフィラメントの近くに焦点のあるパ
ラボラ面によって反射鏡を作る。中央領域は好ましくは
すれちがいフィラメントの後方に位置する反射鏡の領域
として定められるが、然しこの種の定数はこれらが本発
明の枠から外れるこ、となしに単に概略的に満足し得る
ものである。

状況によって、中央領域に反射鏡本体のそれと同一の焦
点距離を与えることも、ちがった焦点距離、特に長い焦
点距離を与えることもあるが、この反射鏡の２部分は目
立った不連続部を持たせることも、持たせない様にする
ことも可能である。

本発明のその他の特性および長所は、限定的な意味を持
たない例示としての添付図面を参照しての以下の説明カ
ーら明らかとなろう。

本発明はすれちがいビームの構成に寄与する反射鏡（Ｒ
）の区域（１００）内の、反射鏡の開口を取囲んで位置
する中央領域（Ｚ）の変形によって要するに構成される
。

第２図において、前から見た反射鏡（Ｒ）を示す。

領域（Ｚ）をハツチングで示す。反射鏡を、その上部お
よび下部で水平２側板（Ｊｌ）および（Ｊ２）で切断し
た矩形開口の反射鏡として示したのは例示の意味しかな
い。図圧見る様に、領域（Ｚ）は遮断面を定める２半平
面（１１０）および（１２０）の上部に位置し、半平面
（１１０）ははｙ光軸（Ａ−Ａ）ｔ−通る水平面（Ｈ−
Ｉ（）内にあり、また半平面（１２０）は（Ｈ−Ｈ）の
上に約１５度傾斜している。すれちがいビームの実現に
寄与している反射鏡（Ｒ）の区域（１００）の限定は、
光軸（Ａ−Ａ）に平行な端縁部がビームの遮断を定めて
いるキャップ（Ｃ）によって得られていることは周知の
処である。

中央領域（Ｚ）外では反射鏡は第１図に定める特性を有
する。これは光軸（Ａ−Ａ）を有するパラボラ状で、そ
の焦点は光源フイラメン）　（ｆｅ）の後方忙ある。

中央領域（Ｚ）は反射鏡（Ｒ）の幾何学的形状と相違し
ている。これは光軸（Ａ−Ａ）のパラボラ領域を′成し
ているが、その焦点（Ｆｚ）は主周縁領域（反射鏡（Ｒ
））の焦点（Ｆ）に比較してフィラメント（ｆｃ）の近
くに位置する。中央領域（Ｚ）の焦点距離げ２）は反射
鏡（Ｒ）の焦点距離と等しくもなし得るし、これを相違
させる様にしてもよい。

第６ａ図の場合、領域（Ｚ）は主反射鏡（Ｒ）と同一焦
点距離を有する。その焦点（Ｆｚ）は反射鏡（Ｒ）の焦
点（Ｆ）の前に、フイラメン）　（ｆｃ）の後端の近（
に位置する。２パラボラ面の間に不連続部（Ｄ）がある
。

第３ｃＬ図の場合、領域（Ｚ）の焦点距離げ２）は反射
鏡（Ｒ）の焦点距離げ）より大きい。前記と同様焦点（
Ｆｚ）は反射鏡（Ｒ）の焦点（Ｆ）の前方にフィラメン
ト（ｆｃ）の後部端の近くである。領域（ｚ）と主反射
鏡（Ｒ）の両パラボラ面間には不連続部（Ｄ）が存在す
る。

第３゜図の場合、領域（Ｚ）はフィラメント（ｆｃ）の
後端部近くに焦点（Ｆｚ）を有するが、焦点距離・（ｆ
７）と（ｆ）とは相違している。両パラボラ面は相互間
に不連続部がない。この糧の反射鏡はプレス金属板で非
常に容易に実現される。

それぞれ第６．図、第６ｂ図、第６ｃ図に対応する上記
の６つの場合、それらの境界としては、反射鏡の後部開
口（第６α図〜第３ｃ図には図示せず）を取囲み、フイ
ラメン）　（ｆｃ）の後方にある領域として定義し得る
。

実用的には、すれちがい前照灯用に使用されるすべての
焦点距離げ）に対して、環状部（Ｚ）の半径方向寸法は
１５ないし６５■となる。この環状部寸法は領域（１ろ
Ｏ）の境界の半径（ｒ＋）と開口の半径（ｒｏ）の差に
相当する（第２図）。

本発明による変形、即ち焦点がすれちがいフィラメント
の後端部近（にある中央領域（Ｚ）を作ることによって
すれちがい照明が改良されることがわかる。

第４図はこの改善を示す。前照灯光軸に対して８度で測
った角度傾斜で照準した（自動車に対する距離に対応）
３／４　度の開きの水平バンド内で計算した光束ルーメ
ン値を示した。

実線で変形なしの反射鏡（Ｒ）で得られた曲線を示した
。破線ですれちがいフィラメントの後部に位置する領域
（Ｚ）に対して本発明による変形を加えた反射鏡で得ら
れた曲線を表示した。

反射鏡（Ｒ）のみで得られた照明に比較して本発明によ
って変形した反射鏡は欠配の２長所を得ていることが明
らかである。即ち、 まず、前照灯から短距離での、即ち約８メートル以下で
の照明に関するもので、照明ノベルが低下していること
。

更に、大距離に対しては照明レベルは増加していること
。

これらの２つの結果は、前照灯近くの照明は余り重要で
はなく、一方、反対に大距離に対しては良好な視野を得
るために照明ノベルを増加することが重要であるため、
非常に有利である。

第１ｅＬ図と第５図の比較は上述の２長所を示している
。反射鏡（ＪＬ）の場合（第１α図）と本発明によって
変形した反射鏡の場合（第５図）の間で、自動車の灯火
から離している像の移動が見られるし、第５図で第１α
図に比較して暗黒孔の寸法の減少が見られる。

最後に、反射鏡（Ｒ）の幾何学的形状に対して変形を行
った中央領域（ｚ）の存在は加熱面に対して長所を作る
ことＷ注意すべきである。事実、領域（Ｚ）の変形は集
光節（Ｎ）に対する光の拡幅をもたらす。従って前照灯
の透明板（Ｇ）が反射鏡（ＦＬ）で作られる節（Ｎ）の
近くにあるとしても、本発明による変形は節（Ｎ）での
集光度を減少させることによって（領域（Ｚ）が（、ｌ
ｃ）から出る光線に反射鏡（Ｒ）が与えるものと違った
集光を与えるため）透明板の加熱のおそ・れを減少する
。

最後に、透明板レベルでの光の有害な集光を更に減少し
たいと望むならば、中央領域に散光細溝条を備えてもよ
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の前照灯の軸承平断面を示す説明図、第１
６図は規定スクリーン上でのビームの様子を示す説明図
、第２図は中央領域の定義を示す反射鏡の前面図、第３
ＬＬ図、第３ｂ図及び第３ｃ図は本発明の３つの実施例
における反射鏡を切断面（Ｈ−■）によって軸承平断面
として略示した説明図。 第４図は従来の前照灯と本発明による前照灯との比較光
度を示すグラフ、第５図は第１゜図との比較を示すもの
で同一尺度か同−図に使用されているが、規定スクリー
ン上での本発明によって変形されたすれちがいビームの
様相を示す説明図である。 Ａ−Ａ・・・中心軸、光軸、Ｃ・・・キャップ、Ｄ・・
・不連続段部、Ｆ・・・鏡面Ｒの焦点、Ｆ２・・・中央
領域焦点、ｆｃ・・・すれちがい光源フィラメント、Ｇ
・・・閉止透明板、０・・・反射鏡中央開口、Ｒ・・・
回転反射面鏡、主パラボラ面、ＴＮ・・・暗黒孔、２・
・・中央領域、１００・・・すれちがいビーム形成に寄
与する反射面の区域。 代理人　弁理士　　木　村　三　朗

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　中心軸（Ａ−Ａ）を中心とし、焦点（Ｆ）の
   主周縁パラボラ表面を有する回転反射面鏡と、焦点（Ｆ
   ）の前方に位置するすれちがい光源フィラメントげ。）
   と、閉止透明板（Ｇ）とを有する形式の自動車用すれち
   がい前照灯において、すれちがいフィラメント（ｆｃ’
   ）の後部の反射鏡の中央領域（Ｚ）はその焦点（Ｆｚ）
   が主パラボラ面（Ｒ）の焦点（Ｆ）　Ｋ比較してフィラ
   メント（ｆｃ）の近くにあるパラボラ面で構成されてい
   ることを特徴とする自動車用すれちがい前照灯。
2. （２）反射鏡の中央領域はすねちがいフィラメントＣｆ
   ｃ）の後端部近くにその焦点（Ｆｚ）ｆ：有することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の前照灯。
3. （３）２個の反射面（Ｒ，Ｚ）は同一焦点距離を有する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項に記
   載の前照灯。
4. （４）２反射面（Ｒ，Ｚ）は異なる焦点距離を有するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項に記載
   の前照灯。
5. （５）２反射面（Ｒ，Ｚ）　　は不連続段部（Ｄ）で接
   続されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項か
   ら第４項までのいずれか１項に記載の前照灯。
6. （６）２反射面（Ｒ，Ｚ）は不連続なしに接続定位置に
   位置１−ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   から第４項までのいずれか１項に記載の前照灯。