JP2559229B2 - ディップ形前照灯に伴った自動車用付加前照灯 - Google Patents

ディップ形前照灯に伴った自動車用付加前照灯

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JP2559229B2 JP62148133A JP14813387A JP2559229B2 JP 2559229 B2 JP2559229 B2 JP 2559229B2 JP 62148133 A JP62148133 A JP 62148133A JP 14813387 A JP14813387 A JP 14813387A JP 2559229 B2 JP2559229 B2 JP 2559229B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S41/00Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
    • F21S41/30Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
    • F21S41/32Optical layout thereof
    • F21S41/33Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature
    • F21S41/334Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors
    • F21S41/335Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors with continuity at the junction between adjacent areas

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は自動車用前照灯であって、デイップビームと
併置した時、その結果出来る総合されたビームが主ビー
ムに相当する照明標準に合格する様な付加前照灯に関す
る。
[背景技術] ある種の法規、特に欧州法規においては、この種のビ
ームをいかにして作ったかと言う事には特別な制限を置
かずに、主ビームが十分に規定された測光パターンを満
足すべきである事を規定している。即ち、主ビームは、
運転者の所望に応じて、デイップビームを点灯したまま
とし、デイップビームに付加するビームを併置し、前記
付加ビームをデイップビームにほぼ補足的なものとし
て、付加前照灯によってこれを作る事によってうること
が出来る。
この形式の解決策の特別な長所は、夜間運転におい
て、デイップビーム前照灯はスイッチオンのままとし、
フィラメントの疲労を減少してこの疲労に伴う不可避的
な寿命時間の低下を防止するものであるが、この種の疲
労は、主ビームを点灯する度毎にデイップビームをスイ
ッチオフする、又はその反対を行うのが従来の慣習であ
る為に通常発生するものである。
更に、2個の電球から得られる電力が加算される為
に、相当量の光力の増加が得られる。
フランス特許第1,393,430号明細書にはこの形式の付
加前照灯の若干の実施例が記載されている。これらの実
施例の夫々においては、軸フィラメント電球と、反射鏡
と、前面ガラスと、所望に応じての、フィラメントから
放射された光束の特定な部分をマスクする為のマスク部
材とを有している。フィラメント、マスク部材、及び前
面ガラスに設けた垂直屈折ストリップの特別な設計によ
って、以下に記載の様に欧州形デイップビームに事実上
有効に補足的なビームを得る事が出来る。
しかし、実際の実施方策とは関係なく、この形式の付
加前照灯は以下に記載の様な相当な欠点の内の少なくと
も一つに悩まされている、即ち、 反射鏡が表面不連続性を有し、その為射出成型の様な
最新技術を使用して製造する事が困難、 フィラメントが放射した光束の相当部分を遮断するマ
スク部材は付加前照灯からの有効な光の割合いを低下さ
せる、又、 前面ガラスは、その中に組込まれたプリズムによって
相当な角度に亙って垂直に光線を屈折する事が要求さ
れ、そのためガラスの厚みを不必要に増加させ、ガラス
の製造を困難ならしめると共にガラス表面の相当量の段
又は傾斜に伴う光学的欠陥の発生をもたらす。
[発明の開示] 本発明の好ましい実施例によれば従来技術の付加前照
灯のこれ等の欠点が減少ないし除去され、特に、フィラ
メントによって放射された光束をマスクする為のマスク
部材を含まず、これによって光利用率を向上させ、その
前面ガラスは光線の特定部分の僅かな水平屈折を行う丈
の屈折プリズムを有し、又、少なくとも若干の実施例に
於いては、その反射鏡はモールドによって容易に製造で
きる付加前照灯を提供する事を目標とするものである。
本発明は、カットオフを有するデイップビームに事実
上補足的で両ビームが合わさって主ビームを形成する光
ビームを放射する自動車用前照灯を提供するものであ
り、前記前照灯は軸フィラメント電球と、反射鏡と、前
面ガラスとを有し、以下記載の改良点を有するものであ
る、即ち、 電球のフィラメントはその全周に自由に光を放射する
ものであり、 反射鏡は、前照灯軸の近くに集光スポットを作り出す
為に、形状がパラボロイドで、フィラメントの長さ方向
のほぼ中央に位置する共通焦点を有し、前照灯軸を通過
する水平面の両側で傾斜している半平面で限界されてい
る2つの第1扇形部分と、前記第1扇形部分を接続する
と共にこれによって作られた各フィラメント像の主要部
分がデイップビームのカットオフとほぼ一致するカット
オフの上方に位置する様な形状を有する2つの別の扇形
部分とを有し、 前面ガラスの所定の領域にはビームを水平に配分する
装置を有する。
[実施例] 本発明の好ましい実施例を添附図面を参照して例示の
意味で説明する。
図面を参照すると、第1図は25メートルの所にある標
準スクリーン上へ投射したデイップ前照灯ビームによっ
て作られた照明を示す。これは特に若干の欧州諸国で適
用される規定で要求されるカットオフh′Hcを示してい
る。本発明の目的は、前記デイップビームと事実上補足
し合う、即ち、大部分がデイップビームのカットオフの
上に位置しているビーム、を提供可能な付加前照灯を明
示する事である。
更に一般的には、本発明はその反射鏡が水平線h′Hh
上又はそれより上方に全て位置する軸フィラメント像を
投射する事の出来る付加前照灯に関する。
この種の前照灯の一例が第2図及び第3図に略示され
ている。これは、軸状に位置する円筒状フィラメント10
0を有する電球と、反射鏡即ちミラー200と、前面ガラス
300とを有する。フィラメント100には、所定のカットオ
フで限界されたビームを作りたい時に通常設けられる種
類のマスクカップは付属していない。従ってフィラメン
トはその周囲に自由に全方向に光を放射し得る。
第2図及び第3図はフィラメント100が、その軸が反
射鏡の光軸Oxに沿って位置する様に配列されているフィ
ラメントを示しているが、以下の説明はこの特別の配列
に関して説明する。
しかし、図示はしないが、実際には、その反射鏡が一
体部品として、即ち単一モールド操作によって作られる
様な、本発明による付加前照灯とデイップビーム前照灯
を作る事が好ましい。
残念ながら、デイップビーム前照灯の光軸はしばしば
水平よりも下に1%傾斜している(即ち100に対して1
の勾配で)。即ち、この種の2−ミラー形反射鏡のモー
ルド外しに伴う困難性を回避する為、付加前照灯の光軸
を同一量傾斜させるのが好ましい。この場合、本発明に
よれば、フィラメント100は、これが投射する全ての像
を動かして前照灯の傾斜した光軸の為の下方向へのシフ
トを補償する為に僅かに下方に移動すべきである。いず
れにしても、フィラメント軸は反射鏡光軸に平行にして
おく。
しかし、以下に述べる考察、特に反射鏡の特別な形状
に関しては、使用する形状とは無関係に、特にフィラメ
ント軸と反射鏡の光軸との間の垂直移動とは関係なし
に、有効である。
反射鏡200は幾何学的な見地から、これが作り出すフ
ィラメントの全ての像が、全照灯の光軸の近く、即ち、
前記前照灯の光軸のスクリーンとの好転で定義される点
H(即ちスクリーンの基準中心点)の近くか、さもない
時は、水平線h′Hhで定義される水平カットオフの上方
に位置する様に設計するが、前記カットオフはデイップ
ビームによって得られた光の集中の主要位置よりも上に
位置している。(この場合カットオフの右半分Hcの15゜
の傾斜は無視する。) この目的の為に、反射鏡はスクリーンの中心Hの近傍
にフィラメント像の集中を作る為の2つの第1扇形部分
201と202とを有する。これらの扇形部分は反射鏡の光軸
Oxの両側に対称的に位置するが、ここでOは前記反射鏡
の頂点を示し、前記扇形部分に関しては水平面x0yの両
側に軸0xに対して同一角αで限界されている。この角度
αは好ましくは45゜以下で、本実施例においては約12.5
゜を有する。
各扇形部分201と202とはパラボロイドの一部分の形状
を有し、焦点はF0で(第2図参照)フィラメント100の
軸方向の中央に位置している。従ってこれらの扇形部分
は次の式を満足する。
ここにf0はこれらの2パラボロイド部分の焦点距離で
あり、第2図に示す焦点F0に対応し、即ち原点Oとフィ
ラメント100の中心との間の距離に等しい様に選定す
る。
第4図は25メートルに位置する標準化されたスクリー
ン上へ反射鏡200の両第1扇形部分によって投射された
フィラメント像のプロットである。図示の通り、集光ス
ポット(多数の像の重ね合せ)は中心Hの領域に出来、
これらの像は水平線h′Hhに対して範囲−αから+αの
間にある角度である。
反射鏡200は又4つの別の扇形部分203乃至206を有す
るがこれ等は夫々反射鏡の上半部と下半部に対を成して
いる。これ等の扇形部分の形状は下記の数学的アプロー
チで定義されるが、これは全ての前記像の中心が水平線
h′Hhの上に位置する様にスクリーン上にフィラメント
像を投射する様に設計されている。
これ等の別の扇形部分の形状は又、本実施例において
は、反射鏡の表面が事実上不連続なしである様に設計さ
れている。
本明細書においては、「不連続なし」なる用語は、表
面上の全ての点において二次の連続性が保障される(以
下に説明する様に、2か所に局在する連続性の欠如を除
き)、即ち、表面に属する任意の線に沿った任意の点に
おいて、切平面は前記の線の両側において等しいと言う
ことを意味する。実際においては、この配列は、製造さ
れた実際の面が理論的乃至設計面に非常に近い一致をも
たらす事を保障し、特に、前述のフランス特許第1,393,
430号明細書に記載のオフセットパラボロイドに伴う欠
陥が回避される。
更に詳細には、理論的計算によると、この指定された
特性を有する表面は次の式を有する事を示している。即
ち、 反射鏡の上半部で扇形部分201と202の間に延在する扇
形部分203と204に関しては、 ここに、 この式において、αとf0とは前述した通りであり、Δ
fHは以下に詳細に説明するパラメータでフィラメント像
の中心と標準化スクリーンの中心Hとの間のオフセット
を表示する。このパラメータは好ましくはフィラメント
100の長さの半分以下である。
反射鏡の下半分を取巻いて扇形部分201と202との間に
延在する扇形部分205と206とに関しては、式は次の通り
である。即ち、 ここに、 前述の通り、ΔfBはフィラメント像の中心の標準化ス
クリーンの中心Hからのオフセットを表示するパラメー
タであり、好ましくはΔfHにほぼ等しい。
第5図と第6図とは25メートルの距離にある標準化ス
クリーンの図であり、上に数学的に定義した様な扇形部
分203と205によって夫々投射されたフィラメントの集中
像を示している。図示の通り、これ等のフィラメント像
の中心は全てスクリーン水平線h′Hhよりも上に位置し
ており、前記水平線よりも僅かに上に位置している集中
スポットを定めている。扇形部分204と206によって作ら
れる像は、夫々扇形部分203と205の作る像に対して垂直
面v′Hvに関して対称である事は明らかである。従って
これ等に就いては図示しない。
上記の式に現れたパラメータα、ΔfH及びΔfBは得ら
れる照明に次の影響を与える。
先ず、角度αが変化すると、反射鏡の扇形部分201と2
02からの点Hを中心とする像の限界傾斜が変化を起こ
す。即ち、角度αが小さい程、像は平坦で、あるいはそ
の反対である。しかし、扇形部分201と202によって得ら
れた集中スポットの光度(又は像の数)は前記扇形部分
の面積に、従って角度αの値に比例する事は明らかであ
る。従って小さすぎてはならない。反対に、角度αの値
が大きいほど水平面に対するフィラメント像の最大傾斜
が大きくなり、従って、水平軸よりも相当下に最下点が
ある像の数の比例的増加を生じる。これは、完成ビーム
の補足性を低下させるので好ましくない。
実用上は、角度αは上述の相反する傾向の間の最良の
妥協を生じる様に選定され、各々の場合の要求によって
変化する。
パラメータΔfHとΔfBとは相互に等しくもなり得、第
6図及び第7図に示す様に、水平軸よりも上に広がる像
を制御するのに使用される。即ち、対応反射鏡領域から
のフィラメント像の中心は、これらのパラメータの一方
又は他方が増加するのに伴ってスクリーンの中心Hから
急速に遠ざかるものと理解すべきである。これは道路軸
上に前記領域によって作られた光度を減少させるので不
利益をもたらす。
同時に、これらのパラメータの値を増加する事によっ
て、水平面よりも下にある最下領域を有するフィラメン
ト像の数を減少する事が出来て有利である。ここでもや
はり、ΔfHとΔfBとは道路軸上の光度と水平面以下に広
がる像の数との満足すべき妥協の発見によって選定され
る。
ここには再掲の必要性のない比較的厄介な計算によっ
て、上に定義した反射鏡の表面は、反射鏡と垂直面xOz
との交線によって定まる2領域、即ち扇形部分203と204
との間、及び扇形部分205と206との間の各接続部に対応
する領域、を除いて、二次の連続性を有する事が証明し
得る。
即ち、これ等の領域に夫々僅かな折れが残る。この様
な局部的な欠陥は扇形部分203ないし206の面の更に複雑
な数学的な限定によって理論的に除去出来ようが、実際
には反射鏡又はそのモールドに施す研磨又は仕上げ工程
で容易に除去可能である。
この様な表面不完全性の光学的影響は実際には無視可
能である。
ここで第7図乃至第9図を参照する。第7図及び第9
図に示す前照灯照明曲線は第2図及び第3図に示す前照
灯構造では得られないが、上述した様な、フィラメント
が下方に垂直にオフセットしている前照灯であって、前
照灯全体(又は少なくとも電球−反射鏡構造物)が未だ
下方に傾斜させてないものによって得られる。
即ち、第7図は、フィラメントがオフセットしている
電球と、反射鏡200とによって作られ、その前面ガラス
のない前照灯で投射スクリーン上に作られた照明の一連
の等カンデラ曲線を示す。等カンデラ曲線の数値はスポ
ットの中心から外に行くに従って小さくなっている。
集中スポット(斜線領域T)は水平線h′Hhの直上に
位置しており、照度は水平に一様に分散している。ビー
ムの比較的鋭いカットオフが、相互に近接している等カ
ンデラ曲線Cnが示す様に、集中スポットTの直下に存在
している。即ち、集中スポットを点Hに合せる為に自動
車上に前照灯を取付ける時にビームを下向きに傾斜さ
せ、前面ガラスによってビームが水平に広げられると
(後記の様に)、第1図に略示する様なデイップビーム
とほぼ相補的なビームが得られる。
フィラメントオフセットと前照灯の傾斜に関する数値
例を以下に示す。22.5mmの値を有するf0と付設デイップ
ビーム前照灯と同様な傾斜、即ち1%の傾斜を有する反
射鏡光軸に対して、焦点F0がフィラメントの中心の垂直
上方に位置するならば、約0.5mmのフィラメントの下方
向へのオフセットが適当である事が判明した。
第8図は、中心フィラメントであろうとオフセットフ
ィラメントであろうと関係無しの、本発明による付加前
照灯の好ましい前面ガラスの背面図である。
前面ガラス300は図示の様に配分された領域301乃至31
6の16領域に分れているが、この配分は本明細書の中に
含まれるものと考えるべきである。
領域301と302とは、その領域はほとんどが反射鏡の扇
形部分201と202とに対応しているが、この領域はスムー
スのままとし、ここが光を屈折せず、又は殆ど屈折しな
い様にして、上述した要領で前記扇形部分で得られた集
光スポットを事実上そのままに残す様にしておく。これ
は、主ビームに対しての従来の要領での所望の見易さを
もたらす水平線へ向かった光のピークを維持する。
領域303ないし314は主として傾斜フィラメント像に作
用し、これを通過する光線に僅かな水平方向の屈折を及
ぼす為のリブ等を有する。これは前述の光ピークの周囲
に相当に広い範囲の平均照明を作る役割をする。
最後に、領域315と316とは、殆ど垂直なフィラメント
像に作用して広いビームを作る為の大屈折領域である。
第9図は、第8図の前面ガラスを取付けた時の前述の
前照灯によって作られた照明を示す等カンデラ曲線C′
nのプロットであり、その数値は中心から外へ行くに従
って減少している。下方に傾斜する前の光ピーク(スポ
ットT′)の存在と、この様にして得られた非常に広い
補助ビームとが見られる。
ここで本発明の変形実施例を説明する為に第10図乃至
第12図を参照する。フィラメントによって放射された光
束の十分な回収は反射鏡の焦点距離f0に直接に関係する
ので、この焦点距離は出来るだけ短くすべき事は周知の
所である。
この変形例においては、第2図及び第3図に示す反射
鏡の面201と202は変化しない、即ち、これらは焦点距離
f0のパラボロイドの扇形部分である。従って頂点前述の
点0に位置する事第12図が示す通りである。しかし、α
の値はこの場合約22.5゜である。
これに対して、扇形部分203′乃至206′は、f0がf0
りも小さいf′で置換えられている事を除いては第1
実施例の扇形部分203乃至206を定義するのと同じ式で定
義される。
対応する「焦点」F′が常に軸方向のフィラメント
の中心の垂直上方にある事を確実ならしめる為には4扇
形部分203′乃至204′の共通頂点がもはや点0には位置
出来ず、第11図に示す様に点0とフィラメントの中心と
の間のどこかに位置しなければならない。
これは扇形部分201と202と、その他の扇形部分との間
に一次の不連続を生じる事となるが、この不連続を第10
図で、夫々傾斜αと−αとを有する母線に沿って別方向
に陰影を施す事によって示している。
即ち、フィラメント100に近い表面203′乃至206′は
良好な光の回収をもたらすが、なお上述した様なその良
好なフィラメント像配分特性を維持しているが、この特
性はf0の値に無関係に夫々の扇形部分203、204、及び20
5、206の前述した式によって定まる。
更に、パラボロイド201および202の焦点距離f′
りも大きい焦点距離f0はその深さを増加させる事無しに
反射鏡の開口を増加する作用をなし、従って道路軸上の
光度を増加する。
これを第10図で扇形部分201と202の外側への延長とし
て示している。
勿論、本発明は前述の実施例に限定されるものではな
く、当業者の行う変形は特許請求の範囲の枠内に入るも
のである。
特に、前述において、欧州規格において、デイップビ
ームのカットオフの右半分が水平に対して15゜傾斜した
半平面で定められているが、上述した付加前照灯におい
て提案されている下側カットオフはその全幅に亙って事
実上水平であるとい事実に就いては勘定に入れなかっ
た。
重なり合い領域(0゜から15゜の間の右手側)で過剰
照明があるとすれば、この過剰照明を減少させる為に変
更、特に前面ガラスの変更を行う事が出来る。
最後に、本発明による付加前照灯は、カットオフがほ
ぼ水平である限り、その他の任意の形のカットオフを有
するデイップビーム前照灯に付属させて使用する事が出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は欧州規格を満足し25メートルの距離にある標準
スクリーンに投射されたデイップビームの前面図、第2
図は本発明の第1実施例による付加前照灯の長手垂直断
面略図、第3図は第2図の前照灯の背面図、第4図乃至
第6図は25メートルにある標準スクリーン上に投射され
た、反射鏡の各所定の3位置から得られたフィラメント
像の特性図、第7図は前面ガラス無しの、第2図及び第
3図に示す付加前照灯によって作られた照明を表示する
投射スクリーン上の等カンデラ曲線プロットによる特性
図、第8図は第2図乃至第3図の前照灯用に特に設計し
た前面ガラスの背面図、第9図は前面ガラスを取付けた
時の第2図及び第3図の付加前照灯で作られた照明を表
示する投射スクリーン上の等カンデラ曲線プロットによ
る特性図、第10図は本発明による変形前照灯の反射鏡の
背面図、第11図は第10図の反射鏡及び付属する電球の長
手垂直断面略図、第12図は第11図構造体の水平断面略図
である。 図中において、 100はフィラメント、200は反射鏡、300は前面ガラス、2
01、202は第1扇形部分、203乃至206は別の扇形部分、3
01乃至316は前面ガラスの各種領域である。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのビームが主ビームを形成するよう
    に、カットオフを有するディップビームを補足する光ビ
    ームを放射するものであって、軸フィラメント電球、反
    射鏡、及び前面ガラスを有する自動車用付加前照灯にお
    いて、 電球のフィラメントは、その周囲の全方向に光を放射
    し、 反射鏡は形状が基本的にパラボロイドで、フィラメント
    のほぼ中央(軸方向で)に位置する共通焦点を有し、前
    照灯光軸の近くにある集光スポットを作り出すために前
    照灯光軸を通る水平面の両側で傾斜する半平面で限界さ
    れた2つの第1扇形部分と、前記第1扇形部分と不連続
    なしで滑らかに接続しかつ作り出された各フィラメント
    像の主要部分がディップビームのカットオフとほぼ一致
    するカットオフの上に位置するような形状を有する2つ
    の別の扇形部分とを備え、 前面ガラスの前記反射鏡の各部に対応した領域において
    ビームを水平に分配する手段とを有する自動車用付加前
    照灯。
  2. 【請求項2】フィラメントは形状が円筒形で、フィラメ
    ント軸が前照灯光軸に沿って位置している特許請求の範
    囲第1項に記載の自動車用付加前照灯。
  3. 【請求項3】フィラメントは形状が円筒形で、そのフィ
    ラメントの軸は前記2つの第1扇形部分の軸に平行に下
    方にずれており、前照灯は前記2つの第1扇形部分の軸
    がが下向きに傾斜するように取り付けられている特許請
    求の範囲第1項に記載の自動車用付加前照灯。
  4. 【請求項4】前記別の扇形部分は次式で定義される、す
    なわち 反射鏡の上半分に位置する扇形部分に関しては、 ここに、 又、反射鏡の下半分に位置する扇形部分に関しては、 ここに、 これらの式において、 αは第1扇形部分を限界する平面の水平に対する傾斜角
    であり; ΔfHとΔfBとは像が前記カットオフから上へ持ち上がる
    程度を定めるパラメータであり; f0は形状パラボロイドな前記第1扇形部分の焦点距離で
    ある; 特許請求の範囲第1項に記載の自動車用付加前照灯。
  5. 【請求項5】前記別の扇形部分は次式で定義される、す
    なわち 反射鏡の上半分に位置する扇形部分に関しては、 ここに、 又、反射鏡の下半分に位置する扇形部分に関しては、 ここに、 これらの式において、 αは第1扇形部分を限界する平面の水平に対する傾斜角
    であり; ΔfHとΔfBとは像が前記カットオフから上へ持ち上がる
    程度を定めるパラメータであり; f′は形状パラボロイドな前記第1扇形部分の焦点距
    離よりも小さい距離である; 特許請求の範囲第1項に記載の自動車付加前照灯。
  6. 【請求項6】パラメータΔfHとΔfBとはフィラメントの
    長さの半分以下の値を有する特許請求の範囲第4項に記
    載の自動車用付加前照灯。
  7. 【請求項7】パラメータΔfHとΔfBとはフィラメントの
    長さの半分以下の値を有する特許請求の範囲第5項に記
    載の自動車用付加前照灯。
  8. 【請求項8】反射鏡の前記2つの第1扇形部分に対応す
    る前面ガラスの領域は、光をわずかしか又は全然屈折し
    ない特許請求の範囲第6項又は第7項に記載の自動車用
    付加前照灯。
  9. 【請求項9】ディップビーム前照灯と該ディップビーム
    を補足して主ビームを構成する付加前照灯とから成り、 前記付加前照灯が、軸フィラメント電球、反射鏡、及び
    前面ガラスを備え、電球のフィラメントは、その周囲の
    全方向に光を放射し、反射鏡は形状が基本的にパラボロ
    イドで、フィラメントのほぼ中央(軸方向で)に位置す
    る共通焦点を有し、付加前照灯光軸の近くにある集光ス
    ポットを作り出すために付加前照灯光軸を通る水平面の
    両側で傾斜する半平面で限界された2つの第1扇形部分
    と、前記第1扇形部分と不連続なしで滑らかに接続しか
    つ作り出された各フィラメント像の主要部分がディップ
    ビームのカットオフとほぼ一致するカットオフの上に位
    置するような形状を有する2つの別の扇形部分を備え、
    前面ガラスの前記反射鏡の各部に対応した領域において
    ビームを水平に分配する手段を有する自動車用前照灯。
JP62148133A 1986-06-17 1987-06-16 ディップ形前照灯に伴った自動車用付加前照灯 Expired - Lifetime JP2559229B2 (ja)

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