JP2681588B2 - 照明灯具の反射鏡 - Google Patents

照明灯具の反射鏡

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JP2681588B2
JP2681588B2 JP5021679A JP2167993A JP2681588B2 JP 2681588 B2 JP2681588 B2 JP 2681588B2 JP 5021679 A JP5021679 A JP 5021679A JP 2167993 A JP2167993 A JP 2167993A JP 2681588 B2 JP2681588 B2 JP 2681588B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V7/00Reflectors for light sources
    • F21V7/04Optical design

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明照明灯具の反射鏡は、星形
状の配光パターンを得ることができる新規な照明灯具の
反射鏡を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】店舗照明等における重点照明用の灯具
は、回転放物面状をした反射鏡の焦点位置に光源を配置
したものが基本的な構成とされる。
【0003】つまり、図24に示すように、照明灯具の
反射鏡aは回転放物面状とされ、その焦点近傍に電球b
のフィラメントcが光軸L−Lに沿って配置されてお
り、反射鏡aの光軸回りの回転対称性から明らかなよう
にスクリーンd上のフィラメント像e、e、・・・は光
軸L−Lとスクリーンdとの交点Oを中心とした放射状
の配置となり、反射鏡aの投影パターンはこれらのフィ
ラメント像が連なることによって円形状をしたパターン
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の照明
灯具の反射鏡にあっては円形状あるいは扇形状をしたパ
ターンしか形成することができず、パターン形状の種類
が限定されてしまうという問題がある。
【0005】例えば、これまでの照明灯具では図25に
示すような星形状のパターンを得るのが困難である。
【0006】図25は正多角形において互いに隣り合わ
ない任意の2頂点を結ぶ線分によって形成される星形状
の図形(以下、正n角形に対応するものを「n角星形」
という。)の数例を示すものである。尚、三角形や四角
形に対応した3角星形や4角星形はそれぞれ三角形や四
角形と同形とする。
【0007】このような星形状のパターンを従来の灯具
で得ることができない理由は、フィラメント像e、e、
・・・が光軸の延長線上の点Oを中心とした同心円状の
配置をとる限りn角星形の頂角部を形成することができ
ないためである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明照明灯具の
反射鏡は、上記した課題を解決するために、n角星形の
頂角部の形成に関与するフィラメント像の配置を得るこ
とができるように以下の特徴をもった基本面を用いる。
【0009】基本面を正面から見て基本面の頂点で交差
するy−z座標系とy軸、z軸に直交して反射鏡の光軸
に一致するx軸からなる直交座標系を設定したときに、
基本面は、x軸を含みx−y平面に対して一般に傾斜し
た基準平面内に基準放物線を有し、該基準放物線の頂点
と焦点とを通る光軸上であって頂点に関して焦点より前
方に基準点を有する。
【0010】そして、基準点から発したと仮定した光が
基準放物線をx−y平面に投影した放物線上の任意の点
で反射されたときの反射光の光線ベクトルに平行な光軸
を有し該反射点を通り基準点を焦点とする仮想的な回転
放物面を、上記光線ベクトルを含みz軸に平行な仮想平
面で切ったときの交線の集合体として基本面が形成され
る。
【0011】即ち、仮想的な回転放物面は、基準放物線
の焦点からある距離をおいて偏位した基準点を焦点と
し、該焦点から光が発したと仮定したときに基準放物線
のx−y平面への正射影上の反射点で反射した光の光線
ベクトルに平行な光軸を有し、かつ、反射点を含むよう
な回転放物面である。
【0012】また、仮想平面は、上記反射点を通り反射
光の光線ベクトルを含んで、しかもx−y平面に直交す
る平面である。
【0013】仮想的な回転放物面と仮想平面との交線の
集まりが基本面を形成する。
【0014】そして、光源体はその中心軸が反射鏡の光
軸に沿って配置され、上記基本面のうちx−y平面に近
接した一部領域又はx−z平面に近接した一部領域を
配光パターンの星形の頂点数で360度を割った角度範
に亘って抽出するとともに、これを配光パターンの星
形の頂点数だけ反射鏡の光軸回りに周期的に配置するこ
とによって反射鏡の反射面を構成する。
【0015】
【作用】本発明によれば、上記光線ベクトルを含みx−
y平面に直交する平面によって基本面を切断したときの
交線上の点によるフィラメントの投影像が反射鏡の光軸
とスクリーン(基本面の充分遠方に配置される。)との
交点を中心とした放射状の配置とならず、スクリーンと
上記基準平面とが交わってできる線(スクリーン上の交
線)上に位置する点を回転中心とした配置となるため、
基本面の一部領域によってn角星形形状のパターンの頂
角部を形成しておき、該一部領域に対して360度を星
形の頂点数で割った角度をもって反射鏡の光軸回りに回
転操作を施すことによって周期的な配置を採ることで、
n個の頂角部をもった星形状の配光パターンを得ること
ができる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明照明灯具の反射鏡の詳細を図
示した各実施例に従って説明する。
【0017】本発明に係る反射鏡の構成について説明す
る前に、先ず基本面の形状について説明する。
【0018】この基本面の形状は、本願出願人が既に特
願平3−23830号において開示したものであり、そ
の概要を簡単に説明すると次のようになる。
【0019】図1は基本面1の正面形状を示すものであ
り、その輪郭1aは点Oを中心とする仮想円2に上下左
右の4点で接するようにしてその内側に位置している。
【0020】尚、基本面1に関する座標系の設定につい
ては、反射鏡の光軸をx軸に選び(図ではx軸は紙面に
垂直な方向に延びている。)、x軸に直交しかつ水平方
向に延びる軸をy軸(図の右方を正方向とする。)に選
んでおり、x軸に垂直でかつ鉛直方向に延びる軸をz軸
(図の上方を正方向とする。)に選んでいる。そして、
この直交座標系の原点が点Oである。
【0021】基本面1はx−y平面とx−z平面に関し
て対称な形状を有しており、本発明ではその一部領域を
x軸回りに周期的に配置することによって反射面を形成
する。
【0022】図4は基本面1について説明するためのも
のであり、フィラメント3はその中心軸がx軸に沿って
配置されるとともに、点F(以下、「第1焦点」とい
う。)と点D(点Fからx軸の正方向に距離dだけ偏位
した点であり、以下「第2焦点」という。)との間に位
置されている。
【0023】尚、フィラメント3の方位を便宜上明確に
するために、「フィラメント3について、その端部のう
ち点F側の端部を円錐状に尖った形状とし、点D側の端
部を平坦面とする鉛筆形状を仮定する。」という約束を
設ける。
【0024】先ず、x−y平面上で、点Fを焦点とする
放物線4を考える。
【0025】フィラメント3の後端近傍の点Fから出た
光5は、放物線4上の点P3で反射した後、x軸に平行
な方向に出射される。
【0026】また、フィラメント3の前端近傍の点Dか
ら出た光は点P3で反射した後、遠方に配置されたスク
リーンSCN上の点RCに向けて出射され、光軸と交差
する光6(つまり、ベクトルP3_RCを方向ベクトル
とする光)となる。
【0027】今、別の放物線7を考える。この放物線7
はベクトルP3_RCに平行な光軸を有し、点Dを焦点
とするものであり、図では点P3において放物線4に対
して傾斜している。
【0028】この放物線7をその光軸回りに回転するこ
とによって回転放物面を得ることができ、ベクトルP3
_RCを含みx−y平面に直交する平面でこの回転放物
面を切断することによって放物線8が得られる。
【0029】点P3を放物線4上に沿って動かすことに
よって放物線8の集合体として基本面1が生成される。
【0030】即ち、スクリーンSCN上にフィラメント
像が映し出される途中段階において面9上に映し出され
る像に関しては、点P3による像10がy軸に対応する
スクリーンのB−B軸に対して平行になり、放物線8上
で点P3より下方の点P5による像11がB−B軸に対
してある角度をなし、点Dから発した後点P3で反射し
た光6と、点Dから発した後点P5で反射した光12と
が平行になる。
【0031】従って、フィラメント像10、11の平坦
な端部に関する光線が平行光線となるように交線の形状
が規定されているため、これらの平行光線が充分遠方で
ほぼ一致する点RCを回転中心としてフィラメント像1
3、14が配置されることになる。
【0032】図5は点P3、点P5、そして放物線8上
において点P3と点P5との間に位置する点P4による
各フィラメント像の配置を概略的に示すものである。
【0033】図において、J(X)は( )内に示す各
代表点Xに対応するフィラメント像の位置を示してお
り、点P3、P4、P5によるフィラメント像J(P
3)、J(P4)、J(P5)はB−B軸上の点RCを
回転中心とした配置となる。
【0034】即ち、フィラメント像は反射点がP3→P
4→P5へと下るに従って矢印Mに示すように点RCを
中心にして反時計回り方向に回転し、フィラメント像の
平坦な端部が常に点RCの方を向くようにしてB−B軸
の下側に位置する。
【0035】図6は基本面1の形成について示すもので
あり、図中の点Pはx−y平面内の放物線4上に位置す
る任意の点(パラメータqを導入することにより点Pの
座標をP(q/f,−2q,0)と表すことができ
る。)を示しており、点Fから発した光が点Pにおいて
反射したとするとその反射光15はx軸に平行に直進す
る(進行方向をベクトルPSで示す。)。
【0036】また、点Dから発した後点Pにおいて反射
した光16は反射の法則に従って光15より小さな反射
角をもって反射し、光15に対してある角度(これを
「α」と記す)をもって直進する(進行方向をベクトル
PMで示す。)。
【0037】ところで、今、点Dを焦点とし、点Pを通
り光線ベクトルPMに平行な光軸を有する仮想的な回転
放物面17(2点鎖線で示す)を考え、光線ベクトルP
Mを含み、かつ、z軸に平行な平面(これを「π1」と
記す。)で回転放物面17を切ったときの断面形状(つ
まり、回転放物面17と平面π1との交線18)につい
て考える。
【0038】この断面形状(破線で示す。)が放物線状
をしていることは勿論であるが、点Dから発した後、こ
の交線18上の任意の点で反射した光が互いに平行であ
るという関係が成立するという事情に関して図4で示し
た状況に合致している。
【0039】このように放物線4上の任意の点P毎に対
応した仮想放物面と、該仮想放物面の光軸に平行で、し
かも点Pを通るz軸に平行な面との交線の集合が基本面
1となる。
【0040】この曲面を[表1]に示すパラメータを用
いた媒介変数表示による表現すると[数1]式のように
なる。
【0041】
【表1】
【0042】
【数1】
【0043】尚、[数1]式の導出過程については、説
明の煩雑化をさけるためにあえて割愛するが、上記の説
明と代数幾何の初等的な知識のみで求めることができ
る。
【0044】また、[数1]式は回転放物面をd=0と
いう特殊な場合として含んでいることが分かる。
【0045】さらに、上述した放物線4を、x−y平面
に対して角度θ(図1において反時計回り方向を正方向
とする。)をもって光軸回りに回転させた面上の基準放
物線として[数1]式を一般化したものが[数2]式で
ある。
【0046】
【数2】
【0047】θ=0を[数2]式に代入すれば、[数
1]式に帰着することは明らかである。
【0048】本発明に係る反射面において、n角星形の
配光パターンを得るためには、図2に示すようにx−y
平面の上下に360°/nの角度範囲をもった扇形領域
19H(n)を光軸回りにn個配置する方法(以下、
「第1の方法」という。)と、図3に示すようにx−z
平面の左右に360°/nの角度範囲をもった扇形領域
19V(n)を光軸回りにn個配置する方法(以下、
「第2の方法」という。)とがある。
【0049】第1の方法によれば、図2(a)において
基本面1のうちθ=−180゜/nからθ=180゜/
nの角度範囲に亘る扇型領域19H(n)を抽出し、こ
れを図2(b)に示すように180゜/nの角度をもっ
てx軸回りに回転させたものを基本とし、θ=0を起点
として領域19H(n)と合同の領域をx軸回りにn個
配置することで反射面が構成される。
【0050】また、第2の方法によれば、図3(a)に
おいて基本面1のうちθ=270゜−180゜/nから
θ=270゜+180゜/nの角度範囲に亘る領域19
V(n)を抽出し、これを図3(b)に示すように90
゜+180゜/nの角度をもってx軸回りに回転させた
ものを基本とし、θ=0を起点として領域19V(n)
と合同の領域をx軸回りにn個配置することで反射面が
構成される。
【0051】尚、基本面1がx−z平面とx−y平面に
関して対称性を有することから明らかなように、第1の
方法においてθ=180゜−180゜/nからθ=18
0゜+180゜/nの角度範囲の領域を抽出したり、第
2の方法においてθ=90゜−180゜/nからθ=9
0゜+180゜/nを抽出しても結果は同じである。
【0052】図7はこれら2つの方法についてフィラメ
ント像の配置上の違いを示すものであり、θ=270°
からθ=360°の範囲に亘って光軸回りに反射点を変
化させたときのフィラメント像の配置傾向を示すもので
あり、θ=270°を起点としてθが増加するにつれて
フィラメント像20、20、・・・が矢印Wに示すよう
に移動する。尚、図中「A−A」軸はz軸に対応した縦
軸、「B−B」軸はy軸に対応した横軸である。
【0053】第1の方法ではB−B軸寄りのフィラメン
ト像が用いられ、第2の方法ではA−A軸寄りのフィラ
メント像が用いられる。
【0054】図示するようにθ=270°近辺における
フィラメント像の移動量が大きく、θ=360°近辺で
のフィラメント像の移動量が小さいため、第1の方法を
用いた場合の方が特定領域に対して光度を増加させ易い
ことが分かる。
【0055】図8乃至図10は本発明の第1の実施例を
示すものであり、3角星形、つまり三角形状の配光パタ
ーンを得ることができるようにしたものである。
【0056】図8(a)は反射鏡21の正面図であり、
その反射面22は上記した第2の方法を用いてz軸に関
する角度範囲120°の領域を光軸回りに3つ配置する
ことによって構成したものである。尚、基本面について
はθ=0の[数1]式を用いている。
【0057】つまり、図9(a)に斜線で示すように基
本面1のうちθ=210゜からθ=330゜にかけての
領域19V(3)をx軸回りに150゜だけ回転させた
ものを基本としてこれをx軸回りに周期的に配置させる
ことによって反射面が構成される。
【0058】図9(b)は領域19V(3)による投影
パターンを代表的なフィラメント像の集合として示した
ものであり、略逆三角形状のパターンとなる。
【0059】図8(b)はフィラメント3と焦点との位
置関係を示すものであり、フィラメント3はその中心軸
がx軸に沿って配置され、第1焦点Fがフィラメント3
の中心点Cより稍後方に位置し、第2焦点Dがフィラメ
ント3の前端に位置している。
【0060】図10は反射鏡21による略三角形状の投
影パターン23を示すものであり、同図に斜線で示すパ
ターン24(1)がθ=0゜〜120°の角度範囲に対
応したパターンである。尚、このパターン24(1)は
図8(c)のパターンに対して時計回りに150゜の回
転操作を施すことによって得られるものである。
【0061】投影パターン23は、パターン24(1)
と、該パターン24(1)をA−A軸とB−B軸との交
点を通り紙面に垂直な軸に関して120°ずつ回転させ
ることによって得られるパターン24(2)、24
(3)との合成として形成される。
【0062】図11乃至図14は本発明の第2の実施例
を示すものであり、4角星形、つまり四角形状の配光パ
ターンを得ることができるようにしたものである。
【0063】図11(a)は反射鏡25の正面図であ
り、その反射面26は上記した第1の方法を用いてy軸
に関する角度範囲90°の領域を光軸回りに4つ配置す
ることによって構成したものである。尚、基本面につい
てはθ=0の[数1]式を用いている。
【0064】つまり、図12(a)に斜線で示すように
基本面1のうちθ=315゜からθ=405゜にかけて
の領域19H(4)をx軸回りに45゜だけ回転させた
ものを基本としてこれをx軸回りに周期的に配置させる
ことによって反射面が構成される。
【0065】図12(b)は領域19H(4)による投
影パターンを代表的なフィラメント像の集合として示し
ものであり、略扇状のパターンとなる。
【0066】図11(b)はフィラメント3と焦点との
位置関係を示すものであり、フィラメント3はその中心
軸がx軸に沿って配置され、第1焦点Fがフィラメント
3の後端に位置し、第2焦点Dがフィラメント3の前端
に位置している。
【0067】図13は反射鏡25による略四角形状の投
影パターン27を示すものであり、同図に斜線で示すパ
ターン28(1)がθ=0゜〜90°の角度範囲に対応
したパターンである。尚、このパターン24(1)は図
8(c)のパターンに対して時計回りに45゜の回転操
作を施すことによって得られるものである。
【0068】投影パターン27は、パターン28(1)
と、該パターン28(1)をA−A軸とB−B軸との交
点を通り紙面に垂直な軸に関して90°ずつ回転させる
ことによって得られるパターン28(2)、28
(3)、28(4)との合成として形成され、正方形の
4辺を稍内側に湾曲させた形状をしている。
【0069】尚、4角星形の配光パターンを上記第2の
方法によって得るようにしたときのパターンは図14に
示すようになる。
【0070】その際、フィラメント3と焦点との位置関
係について図11(b)に示した通りであり、略四角形
状の投影パターン29は、同図に斜線で示すパターン3
0(1)(θ=0゜〜90°の角度範囲)と、これをA
−A軸、B−B軸の両軸に垂直な軸に関して90°ずつ
回転させることによって得られるパターン30(2)、
30(3)、30(4)との合成として形成され、正方
形の4辺を稍外側に湾曲させた形状をしている。
【0071】図15乃至図20は本発明の第3の実施例
を示すものであり、5角星形の配光パターンを得ること
ができるようにしたものである。
【0072】図15は反射鏡31の正面図であり、その
反射面32は上記した第2の方法を用いてz軸に関する
角度範囲72°の領域を光軸回りに5つ配置することに
よって構成したものである。尚、基本面についてはθ=
0の[数1]式を用いている。
【0073】図16はフィラメント3と焦点との位置関
係を示すものであり、フィラメント3はその中心軸がx
軸に沿って配置され、第1焦点Fがフィラメント3の後
端に位置し、第2焦点Dがフィラメント3の中心点Cに
位置している。
【0074】図17は反射鏡31による投影パターン3
3を示すものであり、同図に斜線で示すパターン34
(1)がθ=0゜〜72°の角度範囲に対応したパター
ンである。
【0075】投影パターン33は、パターン34(1)
と、該パターン34(1)をA−A軸とB−B軸との交
点を通り紙面に垂直な軸に関して72°ずつ回転させる
ことによって得られるパターン34(2)、34
(3)、34(4)、34(5)との合成として形成さ
れる。
【0076】図19はフィラメント3と焦点との位置関
係だけが図16とは異なるようにした場合の5角星形の
投影パターン35を示すものである。
【0077】この例では、図18に示すように、第1焦
点Fがフィラメント3の中心点Cより稍後方に位置し、
第2焦点Dがフィラメント3の前端に位置している。
【0078】投影パターン35は、図19に斜線で示す
パターン36(1)(θ=0゜〜72°の角度範囲に対
応する。)と、該パターン36(1)をA−A軸とB−
B軸との交点を通り紙面に垂直な軸に関して72°ずつ
回転させることによって得られるパターン36(2)、
36(3)、36(4)、36(5)との合成として形
成される。
【0079】尚、5角星形の配光パターンを上記第1の
方法によって得るようにしたときのパターン37は図2
0に示すようになる。
【0080】その際、フィラメント3と焦点との位置関
係については図11(b)に示す関係と同じであり、第
1焦点Fがフィラメント3の後端に位置し、第2焦点D
がフィラメント3の前端に位置している。
【0081】投影パターン37は、図20に斜線で示す
パターン38(1)(θ=0°〜72°の角度範囲)
と、該パターン38(1)をA−A軸とB−B軸との交
点を通り紙面に垂直な軸に関して72°ずつ回転させる
ことによって得られるパターン38(2)、38
(3)、38(4)、38(5)との合成として形成さ
れる。図21乃至図23は本発明の第4の実施例を示す
ものであり、6角星形の配光パターンを得ることができ
るようにしたものである。
【0082】図21は反射鏡39の正面図であり、その
反射面40は上記した第2の方法を用いてz軸に関する
角度範囲60°の領域を光軸回りに6つ配置することに
よって構成したものである。尚、基本面については[数
2]式でθ=30°とおいたものを用いている。
【0083】図22はフィラメント3と焦点との位置関
係を示すものであり、フィラメント3はその中心軸がx
軸に沿って配置され、第1焦点Fがフィラメント3の後
端から後方に所定の距離を置いて位置するとともに、第
2焦点Dがフィラメント3の中心点Cと後端との間に位
置している。
【0084】図23は反射鏡39による投影パターン4
1を示すものであり、同図に斜線で示すパターン42
(1)がθ=0°〜60°の角度範囲に対応したパター
ンである。
【0085】投影パターン33は、パターン42(1)
と、該パターン42(1)をA−A軸B−B軸との交点
を通り紙面に垂直な軸に関して60°ずつ回転させるこ
とによって得られるパターン42(2)、42(3)、
42(4)、42(5)、42(6)との合成として形
成される。
【0086】このように基本面1における所定領域のn
個の組み合せによってn角星形のパターンを形成するこ
とができるが、これは図7に示すようなフィラメント像
の配置によってn角星形の頂角部を形成することができ
ることによる。
【0087】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明照明灯具の反射鏡によれば、x−y平面に直
交する平面によって基本面を切断したときの交線上の点
によるフィラメントの投影像が、基本面の形成に係る基
準平面(つまり、基本面の頂点を原点とする3次元直交
座標系(x、y,z)を設定した場合に光軸方向に延び
るx軸を含みx−y平面に対して一般に傾斜した平
面。)と、基本面の充分遠方に配置されたスクリーンと
が交わってできる線上の点を回転中心とした配置となる
ため、基本面の一部領域によってn角星形形状のパター
ンの頂角部を形成しておき、該一部領域に対して360
度を星形の頂点数で割った角度をもって反射鏡の光軸回
りに回転操作を施して周期的な配置を採ることによっ
て、回転放物面状の反射鏡では得ることのできないn角
星形の配光パターンを反射鏡の作用だけで形成すること
ができる。
【0088】また、周期的に配置される基本面の一部領
域を、x−y平面に近接した領域とするか、又はx−z
平面に近接した領域とするかによって同じn角星形でも
フィラメント像の配置傾向を異にする配光パターンを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基本面を概略的に示す正面図であ
る。
【図2】反射面の構成に係る第1の方法について説明す
るための図であり、(a)は基本面のうちの使用領域を
示す正面図、(b)は領域の配置を示す正面図である。
【図3】反射面の構成に係る第2の方法について説明す
るための図であり、(a)は基本面のうちの使用領域を
示す正面図、(b)は領域の配置を示す正面図である。
【図4】本発明の基本面に関する光路図である。
【図5】本発明の基本面についてフィラメント像の配置
を示す図である。
【図6】本発明の基本面について説明するための概略的
な斜視図である。
【図7】基本面のθ=270°からθ=360°の範囲
についてフィラメント像の配置を示す図である。
【図8】(a)は第1の実施例に係る反射鏡の正面図で
あり、(b)はフィラメントと焦点との位置関係を示す
正面図である。
【図9】(a)は基本面におけるθ=210゜からθ=
330゜にかけての領域を示す正面図、(b)は(c)
の領域による投影パターンを概略的に示す図である。
【図10】第1の実施例に係る配光パターンを概略的に
示す図である。
【図11】(a)は第2の実施例に係る反射鏡の正面図
であり、(b)はフィラメントと焦点との位置関係を示
す正面図である。
【図12】(a)は基本面におけるθ=315゜からθ
=405゜にかけての領域を示す正面図、(b)は
(a)の領域による投影パターンを概略的に示す図であ
る。
【図13】第2の実施例に係る配光パターンを概略的に
示す図である。
【図14】4角星形の配光パターンについて図11とは
異なる方法によって反射面を構成したときのパターンを
示す図である。
【図15】第3の実施例に係る反射鏡の正面図である。
【図16】第3の実施例についてフィラメントと焦点と
の位置関係を示す正面図である。
【図17】第3の実施例に係る配光パターンを概略的に
示す図である。
【図18】5角星形の配光パターンの別例についてフィ
ラメントと焦点との位置関係を示す図である。
【図19】図18に対応した5角星形の配光パターンを
示す図である。
【図20】5角星形の配光パターンについて図15とは
異なる方法によって反射面を構成したときのパターンを
示す図である。
【図21】第4の実施例に係る反射鏡の正面図である。
【図22】第4の実施例についてフィラメントと焦点と
の位置関係を示す図である。
【図23】第4の実施例に係る配光パターンを概略的に
示す図である。
【図24】従来の配光パターンの形成について説明する
ための図である。
【図25】正n角形とn角星形との対応関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 基本面 3 光源体 4 基準放物線 F 焦点 D 基準点 17 仮想的な回転放物面 π1 平面 18 交線 19H(n)、19V(n) 一部領域 21、25、31、39 反射鏡 22、26、32、40 反射面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形の隣り合わない任意の2頂点を結
    んだときの外郭として得られる星形状の配光パターンを
    形成することができる照明灯具の反射鏡であって、 (イ)反射鏡の基本面を正面から見て基本面の頂点で交
    差するy−z座標系とy軸、z軸に直交して反射鏡の光
    軸に一致するx軸からなる直交座標系を設定したとき
    に、基本面は、x軸を含みx−y平面に対して一般に傾
    斜した基準平面内に基準放物線を有し、該基準放物線の
    頂点と焦点とを通る光軸上であって頂点に関して焦点よ
    り前方に基準点を有すること、 (ロ)上記基準点から発したと仮定した光が基準放物線
    をx−y平面に投影した放物線上の任意の点で反射され
    たときの反射光の光線ベクトルに平行な光軸を有し該反
    射点を通り基準点を焦点とする仮想的な回転放物面を、
    上記光線ベクトルを含みx−y平面に直交する平面で切
    ったときの交線の集合体として基本面が形成されるこ
    と、 (ハ)光源体の中心軸が反射鏡の光軸に沿って配置され
    ること、 (ニ)(ロ)の基本面のうちx−y平面に近接した一部
    領域又はx−z平面に近接した一部領域を、配光パター
    ンの星形の頂点数で360度を割った角度範囲に亘って
    抽出するとともに、これを配光パターンの星形の頂点数
    だけ反射鏡の光軸回りに周期的に配置することによって
    反射鏡の反射面が構成されること、を特徴とする照明灯
    具の反射鏡。
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DE4336696C2 (de) 1996-08-08
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