JPS5953719A - 炭素繊維の製造法 - Google Patents

炭素繊維の製造法

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JPS5953719A
JPS5953719A JP16317782A JP16317782A JPS5953719A JP S5953719 A JPS5953719 A JP S5953719A JP 16317782 A JP16317782 A JP 16317782A JP 16317782 A JP16317782 A JP 16317782A JP S5953719 A JPS5953719 A JP S5953719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
rollers
channels
carbonization furnace
roller
Prior art date
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Pending
Application number
JP16317782A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Anzai
安西 久雄
Toa Kobayashi
東亜 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS5953719A publication Critical patent/JPS5953719A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭素繊維、又は黒鉛繊維の製造法、さらに詳し
くは生産性に優れた炭素繊維、又は黒鉛繊維の製造法に
関する。
炭素繊維(以下黒鉛繊維を含むものとする)は軽量、且
つ高剛性であり、この特性を生がしてレジャー、スポー
ツ用品、特に最近は航空機。
機械部品等の構造利料への利用が拡大しているか、高価
でよ)ることか難点である。これは炭素繊維の生産性が
他の有機合成繊維と比較して極4に低いことに起因して
いる。
炭素繊維の生産性をあげるために処理4′I!!ニー数
を増して焼成することが行なわれろ。しかし熱処理を実
施する炭素化炉は通常1000℃以上の高温となるため
に、炉自体の構造的な強度上、およびヒータの強度上、
その大きさには限界がある。
一方、炭素繊維を製造するにあたっては糸道を規制する
ことが必要であり通常、有付きガイドロールを使用する
ことが多いが、処理U数を増すためにロールの溝ピッチ
を狭くすることには機械加工上限界がある。このため、
?7+7伺きガイドロールを使用して処理d数の増加を
図るには単一のローラ溝に複数の糸条を通すことが必要
である。この場合に問題となるのは、奉伺角をもって複
数の糸条が単一のローラ溝を通る時に強(ローラ中心に
押しつけられるために、各糸条中の単糸が相互に絡み合
い、最終的にワインダーに巻取るために分糸するときに
、単糸切れ。
毛羽の発生、糸の損傷等による外観および性能低下を招
くことである。
不発開基らは前記の如き問題を解決するために鋭意検討
を実施した結果、外観および性能低下を招くことなく、
生産性に優れた炭素繊維の製造法を見出し、本発明に至
った。
本発明の要旨とするところは、溝利きローラによって糸
道を規制して炭素繊維を製造する方法において、炭素化
炉の前後に一対の前句きローラ(第−満利きローラ)を
設け、さらに、炭素化炉と第−崩付きローラ間に、別の
一対の溝側ローラ(第二溝利きローラ)を第−前句きロ
ーラ間に張られた糸の巻付角が実質零となるように設け
、第−nlt付きローラの合溝に配した糸条を複数合わ
せて第二溝付きローラの合溝に配することにより、炭素
化炉を通る第二溝イ」きローラ間の糸条群の巾を狭くす
ること、および炭素化炉出側に設けた第−前句きローラ
上で水により糸条を湿潤させることよりなる炭素繊維の
製造法である。
ここでローラへの糸の奉伺は角は第1図に示すように、
糸条とローラの接点とローラの中心を結ぶ二本の半径が
なす角θとする。第1図において1はローラ、2は糸条
を示ず。
以下、本発明を図に基いて説明する。第2図は本発明の
実施態様例を示す平面図、第3図は同実施態様例の側面
図を示す。
炭素化炉、又は、黒鉛化炉5(以下炭素化炉は黒鉛化炉
を含むものとする)の前後に一対の前句きローラ1,2
(第一溝付きローラと呼ふ)を設け、さらに炭素化炉と
第一溝付きローラ間に、別の一対の溝付きローラ3,4
(第二溝利きローラと(1;pぷ)を第一溝付きローラ
1,2間に張った糸条6の巻付は角が実質零となるよう
に設ける。第二溝利きローラ3,4は糸条6とその溝部
において接触し、その外周が糸条6の走行速度と同一速
度で回転することが毛1の発生、糸の損傷を防止する上
で必要であり、このために第二溝付きローラ3,4への
若干の糸の巻付は角をもたせることは差しつかえないが
、0.5°以下に抑えることが望ましい。
第一溝付きローラ1,2の合溝に配した糸条を複数合わ
せて第二溝付きローラ3,4の合溝に配することにより
、炭素化炉5を通る第二溝利きローラ3,4間の糸条群
のd]を狭くする。
本発明方法によれば複数の糸条がローラの単一溝を通る
ときに実質的にローラへの巻付は角をもたないために糸
条がローラ面に強く押しつけられることがなく、複数の
糸条を合糸したときの単糸の絡み合いが起らない。
炭素化炉を出た糸条6は第二溝付きローラ3を通過した
後分糸し、炭素化炉出側に設けた第TFt (”jきロ
ーラ1上で水により湿潤する。湿潤方法としては、特に
制限はないが第一溝付ローラ1の土部に設けた多孔パイ
プ7かもの水の1貧霧方法が好しい。数千から数万本の
単糸より構成される糸条中には、通常、一部の単糸がた
るんだ状態がみられることがある。このような一部たる
みを有するような糸条を複数合糸した後、分糸する場合
、たるんだ一部の単糸が溝を越えて別の糸条へまぎれ込
み、分糸が完全に行えない場合がある。しかるに本発明
方法により、分糸するローラ上で糸条を水により湿潤す
ることより、糸条の収束性が向上し、完全なる分糸が可
能となる。
かくして本発明方法によれば、糸の外観、性能の低下を
伴うことな(飛躍的に炭素繊維の生並性を高めることが
可能となる。以下実施例に基いて説明する。
実施例1゜ ポリアクリロニ) IJル糸繊維(単糸テニール15、
フィラメント数6000 )を空気中250℃で耐炎化
処理した後、82図に示す炭素化装置系を用い、窒素雰
囲気中1200℃で連続的に炭素化した。第二溝利きロ
ーラ3,4への糸条6の巻付け角を01°とし、このロ
ーラの合溝へ各々3条の糸条を配した。第一の溝付きロ
ーラ1の上部に設けた多孔パイプ7かも純水を散布し、
糸条を湿潤した。運転中、第一溝付きローラ1上での分
糸は順調に行なわA上、糸の外観も極めて良好であった
。得られた炭素繊維にエポキシ樹脂を含浸硬化後、試技
200 mynで引張り試験を行ったところ、強度38
5 K9 / mA 、弾性率24.7 t / mA
であった。比較のために第二l′h伺きローラ3゜4の
合溝に一条づつを辿して、他は上記方法と全く同様にし
て炭素化を行い、得られた炭素繊維の性能をJ′Y価し
たところ、強度386 K9 / mA 。
弾性率24.61/−でル)った。この結果から本発明
方法によって得られる炭素繊組は性能の低下がないこと
かわかった。
実施例2 第二渦伺きローラ3,4の合溝に5条づつ通し、他は実
施例1と同様にして炭素化した。得られた炭素繊維の引
張り強度は381 K97 mA 、引張り弾性率は2
4.6 t/m、aであった。得られた炭素繊維の外観
は良好であり、実施例1の比較実験の結果と比較して性
能の低下は認められなかった。
実施例3 ポリアクリロニトリル系繊糺(単糸テニール15、フィ
ラメント数6000 )を耐炎化処理後、窒素雰囲気中
1200℃で炭素化した後、第2図において5を黒鉛化
炉とした装置系を用い、アルコン雰囲気中2400℃で
黒鉛化した。第二溝側ローラ3,4への糸条6の巻付は
角を0.1°とし、このローラの各溝へ、各々3条の糸
条を配した。
第−藺伺ローラ1の上部に潴げた多孔パイプ7かも純水
を散布し、糸条を湿潤した。運転中、第−薄付きローラ
1」−での分子は順調に行なわれ、糸の外観も良好であ
った。イ4Iられた黒>ii織繊維エポキシ樹脂を含浸
硬化後、試技200 mmで引張り試験を行ったところ
、強度279 hq / mA 。
弾性率36.9t/mAであった。比較のために第二溝
付きローラ3,4の合溝に一条づつを辿して、他は」−
記方法と全く同様にして黒鉛化を行(・、得られた黒鉛
繊維の性能を評価したところ、強度270 Kf / 
mA 、弾性率37.O1/−であった。この結果から
本発明方法によって得られる黒鉛繊維は性能の低下がな
いことがわかった。
比較例1゜ 実施例1において第二溝付きローラ3,4への糸条6の
巻付は角を90°とし、多孔パイプ7からの純水の散布
を行なわなかった他は、実施例1ど同様にして炭素化を
行った。運転中、第一溝付きローラ1で糸条中の一部が
隣の溝にまぎれ込むことが頻発した。得られた炭素繊維
は毛羽、単糸切れが多く引張り試験を行ったところ強度
355 Kf / mA 、弾性率24.5t/−と特
に強度の劣るものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において用いたローラへの糸条の巻付は
角の定義を示す。 1・・ローラ     2・・・糸条 第2図は本発明に基づ〈実施態様例の平面図。 第3図は同じく側面図を示す。 1・・第一溝付きローラ 5・・・炭素化炉又は黒鉛化
炉2・・・第一溝付きローラ 6・・糸条3・・・第二
溝付きローラ 7 ・水噴霧用多孔パイプ4・・第二溝
付きロ−ラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 溝利きローラによって糸道を規1111 L、て炭素繊
    維を製造する方法において、炭素化炉の前後に一対の溝
    付きローラ(第一溝付きローラ)を設け、さらに炭素化
    炉と第一溝付きローラ間に、別の一対の溝付ローラ(第
    二溝付ローラ)を第−溝伺ローラ間に張られた糸の巻イ
    」け角が実質零となるように設け、第一溝付きローラの
    谷溝に配した糸条を複数合わせて第二溝付きローラの谷
    溝に配することにより、炭素化炉を通る第二溝伺きロー
    ラ間の糸条群の巾を狭くすること。 および炭素化炉出1141IK設けた第−溝利きローラ
    上で水により糸条を湿潤させることよりなる炭素繊維の
    製造法。
JP16317782A 1982-09-21 1982-09-21 炭素繊維の製造法 Pending JPS5953719A (ja)

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JP16317782A JPS5953719A (ja) 1982-09-21 1982-09-21 炭素繊維の製造法

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JP16317782A Pending JPS5953719A (ja) 1982-09-21 1982-09-21 炭素繊維の製造法

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JP (1) JPS5953719A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5294383A (en) * 1991-11-21 1994-03-15 Aerospatiale Societe Nationale Industrielle Process of making shaped members length made from carbon-carbon composite materials
WO2012014892A1 (ja) * 2010-07-27 2012-02-02 三菱レイヨン株式会社 炭素繊維束の製造方法

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