JPS595257Y2 - ボ−ル弁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、流体の流れを球状閉子によって開閉制御する
ボール弁に関する。

従来のボール弁の一例を第１図を参照して説明すると、
導入孔１を有する第１のボデー２と導出７Ｌ３を有する
第２のボテ゛−４とは螺着され、導入孔１と導出孔３と
はボテ゛−向にボールシート５及び弾性体６によって回
転可能に支持した球状閉子７がバンドル８を介して回転
されることによって連通されたり連通されなかったりす
る。

すなわち閉子７に穿設した一対の入口と出口とを有する
流体通過孔９の位置によって、導入口１と導出孔３とは
連通されたり （第１図の状態）連通されながったりす
る。

従来のボール弁のすべては、第１図に示すように、球状
閉子の流体通過孔は一対の入口と出口とを有するのみな
ので、全開及び全開のふたつの制御は確実にできるが、
半開すなわち中間流量に制御することが必要とされる場
合には弁角度はわがっていてもその流量が正確にわがら
ない不便があった。

本考案はこのような事情に鑑みなされたちのど、第２図
に示すように球状閉子７に穿設した流体通過孔９の出口
を同一断面積を有するふたつの円孔１０ａ、１０ｂに分
割したことを特徴とする。

したがって、閉子７の回転位置によって、ボール弁を全
開、半開および全開の位置に確実がっ容易にセットする
ことができる。

すなわち、一例を示せば、第２図のａは入口１と入口３
とが流体通過孔９によって連通されていない全開の状態
を示し、この全開の状態はｂに示すように閉子７をａの
状態からＩＴ回転した範囲まで維持される。

Ｃは閉子７を４０°回転して入口１と出口３とが流体通
過孔９の一方の出口孔１０ ａによって連通されている
半開の状態を示し、この半開の状態はｄに示すように閉
子７を５５°回転した範囲まで維持される。

ｅは閉子７を８０°回転して入口１と出口３とが流体通
過孔９の双方の出口孔１ｇａ、ｔａｂによって連通され
ている全開の状態を示し、この全開の状態はｆに示すよ
うに閉子７を９０°回転した範囲まで維持される。

この場合、ボール弁の全閉及び全開の正規のセット位置
は流体の流れ抵抗を考慮すればそれぞれａ及びｆの状態
に決定することが最適であることは、容易に理解されよ
う。

なお、本考案のボール弁は流量可変コックとしても使用
できることは勿論である。

以上述べた如く、本考案によれば、全閉及び全開のみな
らず半開位置にも確実かつ容易にセットできるボール弁
が提供される。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のボール弁を示す断面図、第２図ａ−ｆは
本考案のボール弁の作用を示す説明図である。 １・・・導入口（入口）、２・・・ボデー、３・・・導
出孔（出口）、４・・・ボデー、５・・・ボールシート
、６・・・弾性体、７・・・球状閉子、８・・・ハンド
ル、 １０ａ、１０ｂ・・・出口孔。 ９・・・流体通過孔、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 流体の流れを球状閉子によって開閉制御するボール弁に
   おいて、前記球状閉子に穿設した流体通過孔の出口を同
   一断面積を有するふたつの円（［に分割したことを特徴
   とするボール弁。