JPH035743Y2 - - Google Patents

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JPH035743Y2
JPH035743Y2 JP4222186U JP4222186U JPH035743Y2 JP H035743 Y2 JPH035743 Y2 JP H035743Y2 JP 4222186 U JP4222186 U JP 4222186U JP 4222186 U JP4222186 U JP 4222186U JP H035743 Y2 JPH035743 Y2 JP H035743Y2
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JP
Japan
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spindle
pin
flow path
ball
valve
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JP4222186U
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JPS62153483U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、水道水配管のようなパイプライン中
に組込まれて水などの流体の流路を閉止したり、
開口させたり、或いは調節したりして制御するの
に用いられるボールバルブにおいて、流体の流路
を閉止させるときに自動的に流体のウオーターハ
ンマーの発生が防止できるようにしてウオーター
ハンマーによるそのパイプラインの故障の発生が
ないように図るために設けられるボールバルブの
閉止時ウオーターハンマーの防止装置に関する。
従来技術 従来のボールバルブはスピンドルを一連に90゜
回転させることによつてパイプラインの流路を完
全に閉止したり、開口させたりすることができる
ようになつており、流路の開口度合を調節するた
めにはスピンドルの回転を意識的に適宜の90゜以
下の角度に止めることが必要となつている。
本考案が解決しようとする問題点 このようなボールバルブを水道配管などのパイ
プラインに組込んで水道水などの流路の制御に使
用した場合、バルブのスピンドルを回転して流路
を閉止させるときにパイプラインに流体の流れの
突然の閉止によるウオーターハンマーを起させな
いようにすべく、スピンドルの回転を序々に行つ
たり、二段、三段に区分しつつ行つたりするのは
日常の操作としては仲々にやり辛いものである。
本考案はこのようなボールバルブを自動的に流
路の段階的閉止ができるものに改良して流れの突
然の停止によるウオーターハンマーの発生を防止
し、パイプラインのウオーターハンマーに起因す
る故障を未然に防止することを目的とする。
問題点を解決するための手段及び作用 本考案は、ボール1に対して上下方向に移動可
能態様に係合するスピンドル2の回転を介して流
体の流路を制御するボールバルブにおいて、ボデ
イ3一部及びスピンドル2に、スピンドル2の回
転に応じて常時相互に係合するピン4と上下段付
き切欠若しくは凹溝5を夫々設けると共に、その
切欠若しくは凹溝5の上下段間の垂直状立上り部
を、スピンドル2を回転して流体流路を閉止する
ときの流路の完全閉止の略直前にピン4がその上
下段間の垂直状立上り部に突当るようになる位置
に設けてなる閉止時ウオーターハンマーの防止装
置である。
このような閉止時ウオーターハンマーの防止装
置の設けられたボールバルブは、スピンドル2を
回転させ、ひいてはそのスピンドルに係合するボ
ール1を回転させて流体流路を閉止しようとする
ときのその流路の完全閉止の略直前で、ボデイ3
一部又はスピンドル2に設けられたピン4がスピ
ンドル2又はボデイ3一部に設けられた切欠若し
くは凹溝5の上下段間の垂直状の立上り部に突当
つて一旦停止させられ、ひいてはスピンドル2及
びそれに係合するボール1の回転が自動的にその
箇所で停止させられることになつて流体流路の一
気の完全閉止が回避されるようになり、従つて流
体の流れの突然の停止によるパイプライン内での
ウオーターハンマーの発生が自動的に防止できる
のである。ついで、流路を完全に閉止するのに
は、スピンドル2を下方へ押下げてピン4を切欠
若しくは凹溝5の下段部へ若しくは上段部へ移動
させたうえで(この場合、スピンドル2は上下方
向に移動可能態様にボール1と係合しているので
ボール1の位置には変化がない)、スピンドル2
を更に回転させればよいのである。
なお次に、閉止状態にあるバルブの流体流路を
開口させる操作はスピンドル2を前記と反対の方
向及び態様に回転させることによつて行われるの
は勿論であるが、この場合、水道配管のように一
気に全開してもウオーターハンマーを起すおそれ
の少いパイプラインではスピンドル2を段階的に
回転させる必要がなく、従つてそのようなときに
は、図面に示すように該切欠若しくは凹溝5の、
バルブを開口させるときにピン4が突当るべき上
下段間の立上り部のみは緩い傾斜状のものに形成
しておくことによつて、スピンドル2をバルブの
全閉状態から全開状態まで一気一連に回転させる
ことができるのである。
更に、ピン4又は切欠若しくは凹溝5を設ける
べきボデイ3の部分については、下記する実施例
のごとくスピンドル2に接近状にあるグランド部
に設けるようにするのが工作上最も便利である
が、グランドのカバーナツト部とかその他の適宜
のボデイ一部、或いはボデイの一部を延長する態
様にボデイに適宜付設された金具に設けるように
してもよいのは勿論である。
実施例 1 第1図、第2図及び第3図に示すように、ボデ
イ3内部の2個のリング状ボールシート6,6間
に挾持された流体通路孔7付きボール1のその流
体通路孔7の軸線上方部外周壁に溝孔8を刻設す
ると共に、グランドパツキングとしてのOリング
9,9を具備するスピンドル2の下端部を、該溝
孔8の断面形状に適合した断面形状で且つ該溝孔
8と上下方向に摺動状に移動可能態様に係合する
形に形成する。ボデイ3のグランド部の、カバー
ナツト10締付用螺子山11の上方筒部14周壁
の略四半周部分には上下段付きの切欠5を設ける
と共に、スピンドル2にはその切欠5と係合する
ピン4を植設し、バルブを開口させるべくスピン
ドル2を回転してピン4を回動させるときにピン
4が突当るべき切欠5の上下段間の立上り部だけ
は緩い傾斜の坂道状に形成する。また、バルブを
閉止すべくスピンドル2をその反対に回転すると
きにピン4が突当つてスピンドル2の回転が一旦
停止させられることになる、切欠5の上下段間の
垂直状立上り部はその切欠5の中央部から左方へ
偏心した位置に設けるようにして、ボール1によ
る流体流路の完全閉止が行われる略直前の位置で
スピンドル2、ひいてはボール1の回転を一旦停
止させるように形成している。
このようにしたボールバルブでは、水道配管な
どに組込んだうえで水道水の流れを閉止しようと
してスピンドル2を回転させてボール1を回転さ
せるときには、その回転角度が90゜近くになつて
ボール1の流体通路孔7がボデイ3の流体通路か
ら略完全に外れようとするときに、ピン4が第1
図に矢印で示すように該切欠5の上下段間垂直状
の立上り部に突当つて自動的にスピンドル及びボ
ールの回転が停止させられるようになり、バルブ
の完全閉止が妨げられることになつてその水道配
管などのパイプラインでのウオーターハンマーの
発生が防止できるようになる。そして、一旦スピ
ンドル2を押下げて(この場合、ボール1の位置
には変化がない)ピン4とその上下段間垂直状立
上り部との突当り関係を解消させたうえでピン4
を切欠5下段部に沿わせつつスピンドル2を回転
してボール1の流体通路孔7をボデイ3の流体通
路から完全に外し、流体の流れを閉止するもので
ある。
次に、流体の流れを再開するときには、スピン
ドル2をその反対に回してボール1の流体通路孔
7とボデイ3の流体通路を合致させるようにする
が、そのときは該切欠5の上下段間の立上り部が
緩かな傾斜路になつていることからピン4が突当
つてその回動が停止させられるようなことがな
く、ピン4が切欠5の下段から上段までに亘つて
円滑に摺動可能となつてスピンドル2及びボール
1の回転動作は一連に完了させられるようにな
る。
なお、図面符号の12及び13はバルブハンド
ル及びボデイ3の一方構成材としてのニツプルを
夫々示している。
実施例 2 第4図に示すように、ボデイ3のグランド部
の、カバーナツト締付用螺子山11の上方筒部1
4にピン4を植設すると共に、そのピンと係合す
る上下段付き凹溝5をスピンドル2の周側面に刻
設したものである。この場合もスピンドル2をバ
ルブを開口する方向に回転させるときにピン4が
突当るべき上下段間立上り部が緩い傾斜状に形成
されていて、バルブの開口操作は一連の動作で行
い得るが、バルブの閉止操作では流体流路の完全
閉止の略直前にピン4が凹溝5の上下段間の垂直
状立上り部に突当るようになつているので一旦ス
ピンドル2をその場で押下げ、ピン4を凹溝5の
上段部へ移動させてその立上り部とピンとの係合
を解消させたうえでないとスピンドル2の回転を
完了させることができず、自動的にバルブの閉止
操作が流体流路の完全閉止の略直前に一旦停止さ
せられるという段階的操作で行われるようになつ
てパイプライン内でのウオーターハンマーの発生
を防止するようになる。
考案の効果 以上に述べたところからも明らかなように本考
案はボールバルブの閉止時にスピンドルの回転を
自動的に流体流路の完全閉止の略直前で一旦停止
させるようになつてパイプラインでのウオーター
ハンマーの発生を防止し、そのパイプラインの長
期保全に著効を奏すると共に、簡易な構成である
ことから経済的にも有利な装置となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例装置を備えたボール
バルブの部分中央縦断側面図、第2図はそのバル
ブのボデイ部の、グランドカバーナツト部を除い
たものの平面図、第3図はそのバルブのスピンド
ルの下半部の斜視図、第4図は本考案の他の実施
例装置の斜視図。 1……ボール、2……スピンドル、3……ボデ
イ、4……ピン、5……上下段付き切欠若しくは
凹溝、6……リング状ボールシート、9……Oリ
ング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボール1に対して上下方向に移動可能態様に係
    合するスピンドル2の回転を介して流体の流路を
    制御するボールバルブにおいて、ボデイ3一部及
    びスピンドル2に、スピンドル2の回転に応じて
    常時相互に係合するピン4と上下段付き切欠若し
    くは凹溝5を夫々設けると共に、その切欠若しく
    は凹溝5の上下段間の垂直状立上り部を、スピン
    ドル2を回転して流体流路を閉止するときの流路
    の完全閉止の略直前にピン4がその上下段間の垂
    直状立上り部に突当るようになる位置に設けたこ
    とを特徴とする閉止時ウオーターハンマーの防止
    装置。
JP4222186U 1986-03-22 1986-03-22 Expired JPH035743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4222186U JPH035743Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4222186U JPH035743Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62153483U JPS62153483U (ja) 1987-09-29
JPH035743Y2 true JPH035743Y2 (ja) 1991-02-14

Family

ID=30857929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4222186U Expired JPH035743Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

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JP (1) JPH035743Y2 (ja)

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JPS62153483U (ja) 1987-09-29

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