JPS5952333B2 - 冷房装置の再蒸発防止装置 - Google Patents
冷房装置の再蒸発防止装置Info
- Publication number
- JPS5952333B2 JPS5952333B2 JP55017476A JP1747680A JPS5952333B2 JP S5952333 B2 JPS5952333 B2 JP S5952333B2 JP 55017476 A JP55017476 A JP 55017476A JP 1747680 A JP1747680 A JP 1747680A JP S5952333 B2 JPS5952333 B2 JP S5952333B2
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- Japan
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- evaporator
- temperature
- compressor
- condensed water
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、冷凍サイクルを具備した冷房装置において、
冷凍サイクルの運転停止時に生じる蒸発器結露水の再蒸
発を防止し、快適な冷房作用が得られかつ冷房装置とし
ての消費エネルギーを極めて少なくした冷房装置の再蒸
発防止装置を提供するものである。
冷凍サイクルの運転停止時に生じる蒸発器結露水の再蒸
発を防止し、快適な冷房作用が得られかつ冷房装置とし
ての消費エネルギーを極めて少なくした冷房装置の再蒸
発防止装置を提供するものである。
従来、冷房装置は、室内温度が設定値になると圧縮機を
停止し、そして再び室内温度が上昇すると再び圧縮機を
運転して冷房を行う動作が基本となっている。
停止し、そして再び室内温度が上昇すると再び圧縮機を
運転して冷房を行う動作が基本となっている。
そして圧縮機を停止していても室内ファンを運転してい
るのが通常である。
るのが通常である。
ところが、冷凍サイクルにおいて、圧縮機が停止した場
合、凝縮器側の冷媒が減圧器を通っても膨張しないで高
温のまま蒸発器内に流入し、蒸発器の温度を急上昇させ
てしまうことから、従来の如く冷凍サイクルの停止時に
室内ファンを連続して運転すると、運転中除湿機能をも
はたしていた蒸発器が、この蒸発器に付着した結露水を
加熱して蒸発を促進させ、その蒸発水分を室内へ送り出
してしまうことになり、結果的に充分な冷房効果が得ら
れないことになる。
合、凝縮器側の冷媒が減圧器を通っても膨張しないで高
温のまま蒸発器内に流入し、蒸発器の温度を急上昇させ
てしまうことから、従来の如く冷凍サイクルの停止時に
室内ファンを連続して運転すると、運転中除湿機能をも
はたしていた蒸発器が、この蒸発器に付着した結露水を
加熱して蒸発を促進させ、その蒸発水分を室内へ送り出
してしまうことになり、結果的に充分な冷房効果が得ら
れないことになる。
また連続して室内ファンが運転していることから消費エ
ネルギーも大きく、がつこの消費エネルギー量も前述の
如く冷房効果のさまたげに寄与していることから全く意
味がないものである。
ネルギーも大きく、がつこの消費エネルギー量も前述の
如く冷房効果のさまたげに寄与していることから全く意
味がないものである。
一方、上記従来の問題点を解消するために、圧縮機の停
止と同時に室内ファンをも停止することも考えられるが
、これは圧縮機の停止直後から所定時間蒸発器がまだ冷
却機能を保っているにもかかわらず冷房作用を中断する
ことになり、充分なエネルギーの利用がなされてないこ
とになって総合的に効率の悪いものとなる。
止と同時に室内ファンをも停止することも考えられるが
、これは圧縮機の停止直後から所定時間蒸発器がまだ冷
却機能を保っているにもかかわらず冷房作用を中断する
ことになり、充分なエネルギーの利用がなされてないこ
とになって総合的に効率の悪いものとなる。
本発明は、上記問題点に鑑み、圧縮機停止後に蒸発器の
結露水が再蒸発を生じる直前まで室内送風機を運転し、
効果的な冷房が行えるようにするものである。
結露水が再蒸発を生じる直前まで室内送風機を運転し、
効果的な冷房が行えるようにするものである。
以下、本発明をその一実施例を示す添付図面を参考に説
明する。
明する。
第1図において、1は圧縮機、2は凝縮器、3は減圧器
、4は蒸発器で、これらを環状に連結することにより周
知の冷凍サイクルを構成している。
、4は蒸発器で、これらを環状に連結することにより周
知の冷凍サイクルを構成している。
5は凝縮器2側に設けられた室外ファン、6は前記蒸発
器4に設けられた室内ファンである。
器4に設けられた室内ファンである。
7は少なくとも前記圧縮機1と室内ファン6の運転を制
御する制御装置で、前記圧縮機1の運転制御については
周知の如く蒸発器4からの吹出し温度を検出する温度検
出器8からの信号により、吹出し温度が設定値に達する
と運転を停止し、また運転停止後この温度検出器8が室
内温度を検出して動作温度まで上昇したことを検出する
と圧縮機1を再び運転する制御を行う。
御する制御装置で、前記圧縮機1の運転制御については
周知の如く蒸発器4からの吹出し温度を検出する温度検
出器8からの信号により、吹出し温度が設定値に達する
と運転を停止し、また運転停止後この温度検出器8が室
内温度を検出して動作温度まで上昇したことを検出する
と圧縮機1を再び運転する制御を行う。
9は比較装置で、2個の温度検出器10.11を具備し
、この温度検出器10.11の出力を入力として前記制
御装置7へ出力する。
、この温度検出器10.11の出力を入力として前記制
御装置7へ出力する。
ここで、前記温度検出器10は第3図に示す如く蒸発器
4の温度もしくは蒸発器4内の冷媒温度を検出するよう
に蒸発器4と接触して設けられ、また温度検出器11は
蒸発器4に付着した結露水12の温度を検出するように
蒸発器4から若干(約1mm程度)離れて設けられてい
る。
4の温度もしくは蒸発器4内の冷媒温度を検出するよう
に蒸発器4と接触して設けられ、また温度検出器11は
蒸発器4に付着した結露水12の温度を検出するように
蒸発器4から若干(約1mm程度)離れて設けられてい
る。
またこの温度検出器11の設ける箇所は、蒸発器4の形
状、種類に応じて、例えば蒸発器4の入口管あるいは出
口管というように設定すればよく、またその距離も結露
水12の付着量等に応じて蒸発器4の温度に影響されな
いように設定すればよいものである。
状、種類に応じて、例えば蒸発器4の入口管あるいは出
口管というように設定すればよく、またその距離も結露
水12の付着量等に応じて蒸発器4の温度に影響されな
いように設定すればよいものである。
次に、第2図により電気回路について説明する。
ここで゛、第1図と同一のものについては同一の番号を
付して説明を省略する。
付して説明を省略する。
第2図において、21は電源、22は運転スイッチ、2
3は降圧用変圧器、24は交流を直流に変換する整流器
、25.26は制御装置7からの出力により作動するリ
レーコイルで、圧縮機1、室内ファン6とそれぞれ直列
に設けられたリレー接点27.28と対をなしている。
3は降圧用変圧器、24は交流を直流に変換する整流器
、25.26は制御装置7からの出力により作動するリ
レーコイルで、圧縮機1、室内ファン6とそれぞれ直列
に設けられたリレー接点27.28と対をなしている。
ここで、上記制御装置7、比較装置9、変圧器2′ 整
流器24はそれぞれ従来周知の回路構成でよく、特に制
御装置7、比較装置9は以下の動作が行えるものであれ
ばよい。
流器24はそれぞれ従来周知の回路構成でよく、特に制
御装置7、比較装置9は以下の動作が行えるものであれ
ばよい。
上記構成において、運転スイッチ22を投入すると、圧
縮機1、室外ファン5、室内ファン6がそれぞれ運転す
る。
縮機1、室外ファン5、室内ファン6がそれぞれ運転す
る。
そして室内温度が徐々に低下して第4図に示す如(OF
F点温度T1まで下がると、温度検出器8がこれを検出
して制御装置7へ出力し、制御装置7がリレーコイル2
5、リレー接点27を介して圧縮機1の運転を停止する
。
F点温度T1まで下がると、温度検出器8がこれを検出
して制御装置7へ出力し、制御装置7がリレーコイル2
5、リレー接点27を介して圧縮機1の運転を停止する
。
一方、室内ファン6は、温度検出器10が蒸発器4の温
度t1を検出し、温度検出器11が結露水12の温度t
2を検出して、この2つの信号により比較装置9が温度
t1<t2の関係を検出していることから連続して回転
を続け、比較装置9がt1=t2の関係を検出した時に
、制御装置7、リレーコイル26、リレー接点28を介
してはじめて停止する。
度t1を検出し、温度検出器11が結露水12の温度t
2を検出して、この2つの信号により比較装置9が温度
t1<t2の関係を検出していることから連続して回転
を続け、比較装置9がt1=t2の関係を検出した時に
、制御装置7、リレーコイル26、リレー接点28を介
してはじめて停止する。
すなわち、圧縮機1が停止すると、高温冷媒が減圧器3
を通って蒸発器4内へ流入し、これによって蒸発器4の
温度が上昇する。
を通って蒸発器4内へ流入し、これによって蒸発器4の
温度が上昇する。
ここで、結露水12は、蒸発器4の温度が低ければ結露
を続け、温度が上昇して同温度が同温度(本実施例では
tz)になれば蒸発しはしめるもので、この理由は説明
するまで゛もないことである。
を続け、温度が上昇して同温度が同温度(本実施例では
tz)になれば蒸発しはしめるもので、この理由は説明
するまで゛もないことである。
したがって、2個の温度検出器10.11によってそれ
ぞれの温度を検出し、両者が同温度t2になれば室内フ
ァン6を停止することにより結露水12の再蒸発が防止
できる。
ぞれの温度を検出し、両者が同温度t2になれば室内フ
ァン6を停止することにより結露水12の再蒸発が防止
できる。
そして圧縮機1停止後、第4図に示す如く室温および蒸
発器4の温度が上昇し、室温がON点に達したことを温
度検出器8が検出すると、再び冷房運転が開始され、同
時に室内ファン6も運転する。
発器4の温度が上昇し、室温がON点に達したことを温
度検出器8が検出すると、再び冷房運転が開始され、同
時に室内ファン6も運転する。
ここで、必要に応じて室内ファン6の運転を、蒸発器4
の温度と結露水の温度が同じになってから運転するよう
にしてもよい。
の温度と結露水の温度が同じになってから運転するよう
にしてもよい。
以下、同様の動作を繰り返し、結露水12の再蒸発を防
止する。
止する。
したがって、圧縮機1の停止後、圧縮機1によって冷却
したエネルギーを、結露水12が再蒸発するまで室内フ
ァン6によって冷房に利用できるため、エネルギー損失
が極めて少なく、また結露水12の再蒸発も室内ファン
6により極力抑制しているため、冷房効果を損うことも
ない。
したエネルギーを、結露水12が再蒸発するまで室内フ
ァン6によって冷房に利用できるため、エネルギー損失
が極めて少なく、また結露水12の再蒸発も室内ファン
6により極力抑制しているため、冷房効果を損うことも
ない。
また全体的に室内ファン6の運転時間が短くなって消費
電力の低減化がはかれ、経済的となる。
電力の低減化がはかれ、経済的となる。
なお、本実施例においては、再蒸発防止として室内ファ
ン6を停止させる構造としたが、必要に応じて室内ファ
ン6を高速から低速回転に切換え、同様に制御を行うよ
うにしても同様の作用効果が期待できる。
ン6を停止させる構造としたが、必要に応じて室内ファ
ン6を高速から低速回転に切換え、同様に制御を行うよ
うにしても同様の作用効果が期待できる。
さらに蒸発器表面の結露水温度に限らず、周知の如く蒸
発器下部に設けられた水受皿内の結露水の温度を検出し
ても同様に実施できる。
発器下部に設けられた水受皿内の結露水の温度を検出し
ても同様に実施できる。
上記実施例より明らかなように、本発明における冷房装
置の再蒸発防止装置は、圧縮機の停止時において、蒸発
器もしくは蒸発器内の冷媒の温度と蒸発器に付着した結
露水温度が等しくなるまで室内ファンを運転し、もしく
は低速回転するもので、蒸発器の温度を、結露水が再蒸
発を生じるまで冷房エネルギーとして利用できるため、
エネルギー損失の少ない効率のよい冷房作用が得られ、
また室内送風機の運転時間も総合的に短くなるため、消
費電力の削減化がはかれる等、種々の利点を有するもの
である。
置の再蒸発防止装置は、圧縮機の停止時において、蒸発
器もしくは蒸発器内の冷媒の温度と蒸発器に付着した結
露水温度が等しくなるまで室内ファンを運転し、もしく
は低速回転するもので、蒸発器の温度を、結露水が再蒸
発を生じるまで冷房エネルギーとして利用できるため、
エネルギー損失の少ない効率のよい冷房作用が得られ、
また室内送風機の運転時間も総合的に短くなるため、消
費電力の削減化がはかれる等、種々の利点を有するもの
である。
第1図は本発明の一実施例における再蒸発防止装置の具
備した冷房装置の冷凍サイクル図、第2図は同防止装置
の概略電気回路図、第3図は同防止装置における蒸発器
温度検出器と結露水温度検出器の取付は状態を示す蒸発
器の要部拡大断面図、第4図は同防止装置における室温
、蒸発器温度の変化と圧縮機、室内ファンの運転制御関
係を示すタイミングチャート図である。 1・・・・・・圧縮機、2・・・・・・凝縮器、3・・
・・・・減圧器、4・・・・・・蒸発器、6・・・・・
・室内ファン、7・・・・・・制御装置、9・・・・・
・比較装置、10,11・・・・・・温度検出器。
備した冷房装置の冷凍サイクル図、第2図は同防止装置
の概略電気回路図、第3図は同防止装置における蒸発器
温度検出器と結露水温度検出器の取付は状態を示す蒸発
器の要部拡大断面図、第4図は同防止装置における室温
、蒸発器温度の変化と圧縮機、室内ファンの運転制御関
係を示すタイミングチャート図である。 1・・・・・・圧縮機、2・・・・・・凝縮器、3・・
・・・・減圧器、4・・・・・・蒸発器、6・・・・・
・室内ファン、7・・・・・・制御装置、9・・・・・
・比較装置、10,11・・・・・・温度検出器。
Claims (1)
- 1 圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器をそれぞれ環状
に連結して冷凍サイクルを構成し、前記蒸発器に、蒸発
器もしくは蒸発器内の冷媒の温度を検出する蒸発器温度
検出装置と、蒸発器における結露水の温度を検出する結
露水温度検出装置と、前記両温度検出装置からの信号を
入力して前記同温度を比較する信号比較装置と、この信
号比較装置からの信号を入力し、制御信号として出力す
る制御装置を具備し、前記圧縮機停止時において、前記
蒸発器もしくは蒸発器内の冷媒の温度と前記結露水の温
度の差が設定値に達したときに前記蒸発器側に設けた室
内送風機の運転を停止もしくは低速制御するようにした
冷房装置の再蒸発防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55017476A JPS5952333B2 (ja) | 1980-02-14 | 1980-02-14 | 冷房装置の再蒸発防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55017476A JPS5952333B2 (ja) | 1980-02-14 | 1980-02-14 | 冷房装置の再蒸発防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56113939A JPS56113939A (en) | 1981-09-08 |
JPS5952333B2 true JPS5952333B2 (ja) | 1984-12-19 |
Family
ID=11945051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55017476A Expired JPS5952333B2 (ja) | 1980-02-14 | 1980-02-14 | 冷房装置の再蒸発防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5952333B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5833040A (ja) * | 1981-08-24 | 1983-02-26 | Hitachi Ltd | 冷凍サイクルの制御方法 |
JPS5896489U (ja) * | 1981-12-23 | 1983-06-30 | ピ−エス工業株式会社 | 低湿型冷凍装置 |
US4485633A (en) * | 1982-10-18 | 1984-12-04 | The Coca-Cola Company | Temperature-based control for energy management system |
-
1980
- 1980-02-14 JP JP55017476A patent/JPS5952333B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56113939A (en) | 1981-09-08 |
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