JPS5951818B2 - スライドフアスナ−の下止具取付方法と装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、複数個のエレメントを欠除したスペース部
を有するスライドファスナーチェーンに下止具を取付け
る方法と装置に関するもので、その目的は、下止具の両
側に開放して設けである凹部に、スペース部の内側縁に
有する芯紐部を凹部内よりはみ出すことなく確実に嵌め
込んで、スライドファスナーチェーンの所定位置に下止
具を強固に取付は得る方法と装置を提供することにある
。

スライドファスナーを製造する工程中、スライドファス
ナーチェーンにスペース部を所定の間隔ごとに作成した
後、スペース部の一端すなわちエレメント列の末端に続
いて断面がほぼＨ形の下止具を取付けるスライドファス
ナーは周知である。

この種の下止具を取付けるには、スペース部の芯紐部を
下止具の凹部に嵌め込み、下止具を加締めて四部を潰せ
ば良いが、この下止具は前述の如くエレメント列に取付
けられるものであり、エレメントの取付部分に続く部分
の芯紐部は膨れており、単純に芯紐部を下止具の凹部に
嵌め込んで加締めても芯紐部の一部がはみ出し、取付は
強度に信頼性がなく、スライダーの摺動に悪影響を及ぼ
す上に外観が悪いものであった。

この発明は以上の点に着目して開発したものであって、
スペース部の芯紐部を下止具の凹部に嵌め込んで下止具
を加締める際に、凹部に嵌められた芯紐部を更に強制的
にやや圧縮された状態で深く挿入しつつ加締めることに
より、確実に下止めを取付け、不良品のない安定した製
品をうろことを目的とする。

そこで下止具を取付ける方法は、大きく分けて４工程に
よって処理される。

即ち、下止具をス・ペース部に供給する工程、スペース
部の芯紐部を下止具の凹部に嵌めて、エレメント列の末
端へ誘導する工程、スペース部の平行する両芯紐部を互
いに寄せ合うように押え込む工程、次いで下止具をパン
チで加締める工程よりなる。

また、上記方法で実施し得る装置は、送り装置で間歇的
に送られるスライドファスナーチェーンの走行路中に、
上下一対のパンチと左右一対のグリッパ−とを配設し、
上下両パンチのうち何れか一方のパンチに下止具を摘む
フィンガーを添設し、両グリッパ−を同一平面上におい
て左右方向に揺動可動に設けると共に、段階的に互いに
寄せ合うように復動され、且つ各グリッパ−の往復動と
同時にグリッパ−が把持するように閉鎖及び開放するよ
うに構成しである。

以下、この発明による実施例を具体的に説明する。

第１図はスライドファスナーチェーンｆ （以後単にチ
ェニンと略称する）に下止具４を取付は終り、次位のス
ペース部１に下止具４を取付けるべく矢印の方向に送っ
ている状態を示す。

第２図は取付けられる下止具４を示し、金属製のもので
断面がほぼＨ形を成し、両側に凹部５を有する。

また、この種の下止具４はスライダー（図示せず）′の
下端口内に挿入する大きさのものと、下端に当接する大
きさの２種類のものがあり、本発明による方法ではスラ
イダー内に入る形式のものが特に有利である。

第３図乃至第６図はこの発明による方法の工程を逐次示
すもので、第３図はチェーンｆのスペース部１への下止
具供給工程を示し、まずＡ図の如くチェーンｆを矢印の
方向に引き動かし、次位のスペース部１の中間部を上下
パン千６，７間に位置させて停止する。

次いでＢ図の如くスペース部１に対応する部分の左右の
テープをそれぞれグリツバ−８，８で掴み、グリッパ−
８，８を互いに左右に開いてスペース部１を開拡する。

しかしこの時チェーンｆが緊張していると、スペース部
１の開拡に共ないチェーン割れを起す恐れがあるから、
スペーース部１の開拡と同時にあるいは以前にチェーン
ｆの緊張を解く必要がある。

次いでＣ図とＤ図の如く、上下パン千６，７間□に下止
具４を挟持して、下止具４をスペース部１の開拡された
空間に導入し、下止具４の四部５とスペース部１の芯紐
部２，２と対向せしめる。

第４図は下止具４の導入工程であって、Ａ図の如く上下
パンチ６．７間に下止具４を保持したままで、テープを
掴んでいるグリッパ−８，８を解除し、チェーンｆを先
の送り方向と同方向に引き動かす。

この時チェーンｆは緊張するため開拡されていたスペー
ス部１が元の状態に閉鎖し、Ｂ図の如く芯紐部２，２が
下止具４の凹部５，５内に突入され、またチェーンｆの
移動により下止具４が後位のエレメント列３の末端に至
り、その位置に至ったらチェーンｆの送りを停止する。

尚、エレメント列３の末端部は左右段違い状に成ってい
るため、このまま下止具４を押し付けると下止具４が傾
くので、末端のエレメントに対向してスペースストッパ
ー９を差し込み、Ｃ図の如く下止具４を正確に設定する
。

第５図は芯紐部２，２を強制的に下止具４の凹部５内に
入れる圧入工程であって、Ａ図とＢ図の如く左右よりグ
リッパ−８，８で掴み、下止具４に近接する部分の芯紐
部２，２を互いに寄り合う方向に押し付ける。

尚、両芯紐部２，２を押し付ける際、凹部５内に芯紐部
２，２が圧縮して深く挿入されるが、下止具４の前後方
向に対してその一方で圧入するため、芯紐部２，２が傾
斜する恐れがあるため、上パンチ６より突出した間隙保
持片１．０を下止具４に当接した状態で両芯紐部２゜２
間に介入して置くことにより、芯紐部２，２を圧入、し
ても両者平行を保って挿入される。

第６図は加締め工程であって、Ａ図の如く芯紐部２，２
をグリッパ−８，８で圧入した状態を保持しつつ、上下
パンチ６．７で下止具４を加締める。

この時、上下パンチをそれぞれ同時に下降・上昇させて
、加締め工程中テープ芯紐部と下止具の中心位置を一致
させ、且つ、同じ位置に保ちなから下止具を加締め固定
する。

ここでチェーンｆに下止具４を芯紐部２，２がはみ出す
ことなく取付けられるもので、以後、Ｂ図の如くグリッ
パ−８，８の掴みを解除して左右に後退し、且つスペー
スストッパー９をも後退して、チェーンｆを送り第３図
図示の次位の下止具供給工程に戻り、繰り返し各工程を
施して連続的に下止具を取付けるものである。

次に、この発明による下止具取付装置の実施例を説明す
る。

第７図は本装置の概要を示しており、フレーム１１の図
中左側にチェーンガイド１２を、右側にチェーン送り装
置１３を設け、その中間部のチェーン走行路に沿って左
側よりチェーンストッパー１４、スペースストッパー９
、上下パンチ６．７及びグリッパ−８を配設し、且つチ
ェーンガイド１２の上方に傾斜して支えられた樋状のシ
ュート１５を設け、該シュート１５で下止具４を整送す
るものである。

チェーン送り装置１３は、上側のフィードロール１６と
これに圧接する下側のプレスロール１７とより成り、プ
レスロール１７は上下に揺動するアーム１８に支えられ
、スペース部１の開拡時にフィードロール１６より離し
て、チェーンｆのテンションを解除するように成ってい
る。

また、フィードロール１６は間歇的に駆動するもので、
第６図のＢ図の位置から第３図のＡ図の位置にまでチェ
ーンｆを送る工程と第４図のＡ図から６図に送る工程時
に駆動するように制御される。

尚、チェーンｆの各送り量は、チェーンストッパー１４
がスペース部１間に突入していて、エレメント列３の末
端に当接したことを感知し、またペースストッパー９が
エレメント列３の末端に当接したことを感知して決定さ
れる。

従ってチェーンストッパー１４は上下動可能に設けられ
ると共にスペースストッパー９はチェーンｆの送り方向
に対し直交する方向に可動するように設けである。

更にスペースストッパー９は第１２図に図示する如く、
先端部を１個のエレメントの巾と同一の厚みをもつ板体
に形成し、チェーンｆを挾むように抜孔１９が設けであ
る。

上下パンチ６．７は互いに相対向して上下動するもので
、第７図と第８図に示す如く、フレーム１１の起立部に
ヘッド２０をチェーンｆの走行路に沿って揺動するよう
に枢支し、ヘッド２０内にフィンガーホルダー２１と上
パンチ６とを上下動可能に嵌挿し、フィンガーホルダー
２１に、上パンチ６の下端部両側を挾む一対のフィンガ
ー２２．２２を枢着し、スプリング２３で両フィンガー
２２．２２の先端を互いに寄り合う方向に附勢しである
。

また、上パンチ６の上部に連続するシャンク２４と上パ
ンチ６との間に傾斜カム２５゜２５を形成し、両フィン
ガー２２．２２に傾斜カム２５．２５に対向する突子２
６，２６を設け、シャンク２４が下降するに従って両フ
ィンガー２２．２２が開放される。

そこで、両フィンガー２２．２２で下止具４を挟持する
時には、ヘッド２０を第７図の一点鎖線の如くシュート
１５に向って回動し、フィンガーホルダー２１と上パン
チ６とを同時に突出して、シュート１５内の１個の下止
具４を両フィンガー２２．．２２で挾持し、フィンガー
２２．２２及び上パンチ６を同時にヘッド２０内に挿入
よるように後退した後、ヘッド２０を直立する。

開拡するスペース部１の空間へ下止具４を挿入する場合
、下パンチ７がチェーン走行路の上方にまで上昇し、同
時にフィンガー２２゜２２と上パンチ６とが一緒に下降
し、その途中でフィンガー２２．２２の下降を停止して
上パンチ６のみを下降する。

上パンチ６のみの下降によって両フィンガー２２．２２
が簡被され、挟持していた下止具４が下パンチ７上に落
下すると同時に上パンチ６で下止具４を軟く圧し、上下
パンチ６．７間に下止具４を挟持し、その状態を保って
上下パンチ６．７が共に下降して、下止具４の凹部５を
スペース部１の芯紐部２と対向して設定するように可動
するものである。

グリッパ−８は左右対称的に配設されるもので、第９図
乃至第１０図に示す如く、フレーム１１の上面に一対の
プレー）２７．２７を水平において左右に揺動可能に枢
着し、プレー）２７，２７の先端部にグリッパ−８，８
を構成する上下片２８．２９を枢支して取付けてあり、
且つ左右のグリッパ−８，８はプレー）２７．２７の長
手方向に対し対称的に傾斜し、両グリッパ−８，８の先
端が互いに寄り合うように設けられる。

また、左右のグリッパ−８，８は互いに離反及び寄り合
うように開閉するのに、最大、中間及び最小の３段階に
制御されるもので、両プレー）２７，２７間に開閉制御
カム３０をチェーン走行路に沿って往復動可能に設けで
ある。

開閉制御カム３０は板体の両側を切欠いて大、中、小の
３段階の巾に形成してあり、この開閉、制御カム３０の
側面に沿って、フレーム下面に取付けられたカムローラ
ａがころがり、両プレートが往復動するもので第１０図
では中間位に位置し、この時の両グリッパ−８，８の先
端間はチェーンｆの左右噛合したエレメント列の巾より
やや広くあけてあり、且つ両グリッパ−８，８の各上下
片２８．２９は第９図図示の如く開放している。

両グリッパ−８，８を左右に最大限に開いた場合が第１
２図に示されているが、この時にはグリッパ−８，８で
チェーンｆのテープを掴んでいる。

更に、第１３図図示の如く最小限に寄せ付けた場合にも
グリッパ−８，８はテープを掴んでいるものである。

そこで、まず両プレート２７．２７を揺動する駆動系の
構造は、第９図と第１１図に示す如く、フレーム１１内
に軸３１をチェーン走行路に対し直交して支承し、軸３
１に嵌着したピニオン３２にラック３３を噛合し、該ラ
ック３３に前記開閉制御カム３０を固着する。

一方、軸３１に嵌着したリンク３４の先端に上下に駆動
するロッド３５を連結している。

左右のグリッパ−８，８を最大限に離反すると共に、各
グリッパ−８，８の上下片２８．２９を閉鎖する構造は
、第９図と第１０図に示される如く、プレキ）２７，２
７の外側に突出した翼部３６にカム棒３７をチェーン走
行路と平行に摺動するように嵌装し、カム棒３７の順次
細く形成している先端部をグリッパ−８の上下片２８．
２８の後端部間に突入してあり、且つフレーム１１に設
けたセットプレート３８に第１ピン３・９を前記カム棒
３７と一直線上に備えて架設し、スプリング４０でカム
棒３７に向って附勢しである。

一方カム棒３７もスプリング４１で゛第１ピン３９に向
って附勢している。

尚、第１ピン３９のスプリング４０はカム棒３７のスプ
リング４１よりも反発力が強くしである。

−また第１ピン３９のカム棒３７と接する先頭部は半球
状に形成しである。

更にグリッパ−８の上下片２８．２９は板バネ４２，４
２で後端部が互いに寄り合うように附勢している。

従って、開閉制御カム３０をチェーンｆの送行方向とは
逆行方向に移動すれば、第１２図の如くに両プレー）２
７，２７が左右に枢支点Ｐを中心にして回動する。

この時カム棒３７は第１ピン３９側に寄せ付けられて圧
接するが、スプリング４０の反発力が強く働き、カム棒
３７か゛グリッパー８に向って押し出される結果、グリ
ッパ−８の上下片２８．２９の先端が閉鎖する。

逆に開閉制御カム３０を中間位に戻すとグリッパ−８が
開放されることになる。

次に左右のグリッパ−８，８間を最小限にまで寄せ付け
ると共に、グリッパ−８，８を閉鎖する構造は、前記セ
ットプレー１−３８．３８に第１ピン３９，３９と平行
して第２ピン４３．４３を摺動可能に架設し、第２ピン
４３の先端をカム棒３７と相対向して設け、第１１図図
示の如くプレート２７の駆動系の軸３１より、両グリッ
パ−８゜′８が最小限位置に至るように上下片２８．２
９を閉鎖するグリッパ−閉鎖作動系を備えるものであっ
て、該作動系は、軸３１にほぼ扇形の作動カム４４を設
け、作動カム４４の画く円弧を中間より一方を高く他方
を低く形成し、枢支されたレバー４６の側面に取付けら
れたカムローラｂがその作動カム４４の円弧面に板バネ
４５によって圧接され、レバー４６の上端部は前記第２
ピン４３と相対向している。

そしてロッド３５を上昇することにより第１３図図示の
如く、開閉制御カム３０を固着したラック３３が後退し
両プレー）−２７，２７が最小限位置まで寄せ付けられ
、同時に第１４図図示の如く、作動カム４４の低い円弧
部とレバー４６が対応してレバー４６が第２ピン４３側
に倒れ、第２ピン４３でカム棒３７を押すことになるた
め、グリッパ−８，８の上下片２８．２９が閉鎖する。

また、ロッド３５が下降すると両プレー）２７．２７が
中間位置に戻り、レバー４６か゛第２ピン４３，４３よ
り離反するため、カム棒３７はこれに圧接するスプリン
グ４１で復動されグリッパ−８，８が開放される。

尚両プレート２７．２７はスプリング４７により常に開
閉制御カム３０に圧接されている。

また、前記左右の各グリッパ−８，８の先端部は上下す
る各パンチ６゜７の軌跡に近接して設けである。

この発明の下止取付装置の構造は以上の構造であって、
チェーン送り装置１３でチェーンｆを送って、次位のス
ペース部１と上下パンチ６．７が対向した時にチェーン
ｆの送りを止め、左右のグリッパ−８，８を左右へ最大
限に開けば、同時にグリッパ−８，８の各上下片２８．
２９が閉鎖するため、スペース部１が開拡される。

この時、チェーン送り装置１３のプレスロール１７をフ
ィードロール１６より離反されて、チェーンｆの緊張が
解かれる。

一方ヘッド２０が揺動して上パンチ６の下面にフィンガ
ー２２によって下止具４を保持して待機しており、スペ
ース部１が開拡されると上下パンチ６．７間に下止具４
を挾持して下降して、スペース部１の開拡空間に位置す
る。

こ・で下止具４の供給工程が終了される。

次いで、グリッパ−８，８が中間部位置に戻されると共
に、その上下片２８，２９が開放され、しかもプレスロ
ール１７がフィードロール１６に接して駆動するから、
開拡していたスペース部１が閉鎖し且つチェーンｆが送
られる。

この時スペース部１の芯紐部２，２が下止具４の凹部５
内に挿入され、且つ下止具４はエレメント列３の末端に
位置する。

次に、グリッパ−８，８が最小限位置に寄せ付けられ、
しかもその上下片２８．２９でテープを掴むことから、
スペース部１の芯紐部２，２が互いに寄せ付けられて、
下止具４の凹部５内に芯紐部２，２が圧縮されて深く挿
入される。

こ・で、上パンチ６が下降し、下パンチ７が上昇して下
止具４を加締める。

以後、グリッパ−８，８は再び中間部位置に戻され、上
下片２８゜２９は開放するものである。

以上のように、この発明によるスライドファスナーの下
止具取付方法と装置は、チェーンのスペース部を一組開
拡して下止具をスペース部内に喰い込ませ、下止具を加
締める前にスペース部の芯紐部を互いに寄せ合うように
押し付けて、下止具の凹部内に芯紐部を圧縮して深く挿
入してから下止具を加締めるものであるから、加締めら
れた下止具は凹部内に芯紐部を余すことなく強く抱き締
めた状態で取付けられ、その結果芯紐部のはみ出しが防
止され強固に取付けられるものである。

また、この発明による装置は、左右一対のグリッパ−を
最大、中間及び最小の３段階に左右へ開閉され、且つ最
大限と最小限に開く際、グリッパ−の上下片を閉鎖し、
中間部位置への復動時には開放されるように制御するこ
とにより、スペース部の開拡及び芯紐部の圧入作用が得
られるものであり、比較的簡単な構造となり且つ確実に
しかも能率よく下止具を取付けることが出来るものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によるスライドファスナーの下止具取
付方法で処理されたスライドファスナーチェーンを示す
正面図、第２図は下止具を示す斜視図、第３図は下止具
供給工程を示し、そのＡ図、Ｂ図及び０図は平面図で９
図は断面図、第４図は下止具導入工程を示し、そのＡ図
と０図は平面図でＢ図は断面図、第５図は芯紐部圧入工
程を示し、そのＡ図は平面図でＢ図は断面図、第６図は
下止具加締め工程を示しそのＡ図は断面図でＢ図は平面
図、第７図はこの発明によるスライドファスナーの下止
具取付装置の概要を示す側面図、第８図は第７図Ｘ−Ｘ
線矢視の断面図、第９図はグリッパ−及びその駆動部を
拡大して示す側面図、第１０図は同じく平面図、第１１
図は第７図Ｘ−Ｘ線矢視の断面図、第１２図のＡ図はグ
リッパ−が最大限に開いた時の状態を示す平面図でその
Ｂ図はスペースストッパーの側面図、第１３図はグリッ
パ−が最小限に寄せ付けられた時の状態を示す平面図、
第１４図は第１３図に示す状態における側面図である□
。 ｆ・・・スライドファスナーチェーン、１・・・スペー
ス部、２・・・芯紐部、３・・・エレメント列、４・・
・下止具、５・・・凹部、６・・・上パンチ、７・・・
下パンチ、８・・・グリッパ−１９・・・スペーススト
ッパー、１０・・・間隙保持片、１１・・・フレーム、
１２・・・チェーンガイド、１３・・・チェーン送り装
置、１４・・・チェーンストッパー、１５・・・シュー
ト、２０・・・ヘッド、２１・・・フィンガーホルダー
、２２・・・フィンガー、２４・・・シャンク、２５・
・・傾斜カム、２６・・・突子、２７・・・ブレート、
２８・・・グリッパ−の上片、２９・・・グリッパ−の
下片、３０・・・開閉制御カム、３３・・・ラック、３
４・・・リンク、３５・・・ロッド、３７・・・カム棒
、３９・・・第１ピン、４３・・・第２ピン、４４・・
・作動カム、４６・・・レバー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 左右の務歯が噛合している務歯と務歯が取付けられ
   ていないスペース部とを交互に有する連続ファスナーチ
   ェーンに、両側にテープ芯部を嵌着する凹部を有する下
   止具を取付けるに際して、■ 連続ファスナーチェーン
   に適宜緊張力を与えながら該ファスナーチェーンを所定
   長さ移送するチェーン送り工程、 ＩＩ ファスナーチェーンの送りを停止してスペース
   部の隆起芯部のきわをグリッパ−で把持し、スペース部
   の開口を拡開するスペース拡開工程、 ＩＩＩ 拡開したスペース開口空間部に、下止具両側
   の凹部が開口状態にあるスペース部の隆起芯部と向い合
   うように下止具を位置させる下止具導入工程、 ＩＶ スペース部の把持解除とファスナーチェーンの
   緊張力及びチェーン移行とによって、スペース部におけ
   る隆起芯部を下止具両側の凹部に滑り込ませると共に、
   該下止具を務歯列部の後端に隣接させる芯部代入れ及び
   下止取付けの位置決め工程、 ■ スペース部拡開グリッパ−で、隆起芯部を下止具の
   凹部内に押込む芯部押込み工程、 ＶＩ 隆起芯部を押込み状態のま・で下止具の両側凹
   部を形成している脚片を加締める下止具加締工程、 を順次繰り返すことを特徴とするスライドファスナーの
   下止具取付は方法。 ２ チェーンガイド装置とチェーン排出装置との間に、
   スペース部感知とこれにともなうチェーン送り一時停止
   を行なう装置と、上下対を成すパンチを有する下止め加
   締め装置と、連続ファスナーチェーンのスペース部の拡
   開および隆起芯部の押込みを行なう左右一対のグリッパ
   −を有するチェーン把持装置とを配設して成り、前記チ
   ェーン把持装置は、三段階の巾を有していて、その最小
   巾部たる一段目を隆起芯部押込み用とし、最大中部たる
   三段目をスペース部拡開用とし、中間中部たる二段目を
   中立作動用としたグリッパ−開閉制御カムと、そのグリ
   ッパ−開閉制御カムを作動するカム駆動装置と、隆起芯
   部の押込み時に閉じるように作動させるカム棒と、その
   カム棒を作動させるカム棒作動装置とを含むことを特徴
   とするスライドファスナーの下止具取付装置。