JPS5950743B2 - 耐熱性ならびに強度に優れる非晶質合金 - Google Patents

耐熱性ならびに強度に優れる非晶質合金

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JPS5950743B2
JPS5950743B2 JP51132289A JP13228976A JPS5950743B2 JP S5950743 B2 JPS5950743 B2 JP S5950743B2 JP 51132289 A JP51132289 A JP 51132289A JP 13228976 A JP13228976 A JP 13228976A JP S5950743 B2 JPS5950743 B2 JP S5950743B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐熱性ならびに強度に優れる非晶質合金に関
するものである。
特に本発明は熱に対する安全性の高い非晶質構造を有し
、かつ降伏強さ、比例限、硬さ、摩耗性等機械的強度に
著しく優れ、しかも非晶質構造を形成し易い特質を持つ
非晶質合金に関するものである。
近年多くの金属、合金が溶融状態から104℃/sec
以上の如き急速な冷却速度で冷却されると結晶粒が存在
しない非晶質となり、同一成分組成の結晶金属、合金と
は異なる物理的、化学的性質を有するものとなることが
知られている。
本発明者等は先に特願昭49−(5329号、特願昭4
9−6330号、特願昭49−74244号、特願昭4
9−74245号、特願昭49−74246号、特願昭
49−74247号、特願昭49−74248号、特願
昭50−1509号、特願昭50−3830号、特願昭
51−30805号により、非晶質合金の成分組成、製
造方法、用途等につき新規な知見を得て特許出願した。
本発明は、前記非晶質合金のなかで耐熱性ならびに機械
的強度が最も優れた非晶質合金を提供することを目的と
するもののであり、原子比率でSi20%以下と85〜
35%とを含み、かつSiとBの和が15〜35%であ
り、残部実質的にFe、 Co、 Niのうちから選ば
れる何れか1種または2種以上からなり、耐熱性ならび
に強度と非晶質形成能が共に優れる非晶質合金を第1発
明とし、原子比率でSi20%以下と85〜35%とを
含み、かつSiとBの和が15〜35%であり、さらに
Cr、 Mn、 V、 Ti。
Mo、 W、 Nb、 Zrのうちから選ばれる何れか
1種または2種以上を合計で30%含み、かつMn。
Crにあってはそれぞれ15%以下、V、 Mo、 W
にあってはそれぞれ10%以下、Ti、 Nb、 Zr
にあってはそれぞれ5%以下を含む残部実質的にFe、
Co、 Niの何れか1種または2種以上よりなる耐熱
性ならびに強度と非晶質形成能が共に優れる非晶質合金
を第2発明とするものである。
次に本発明の詳細な説明する。
従来知られた非晶質合金の大多数は金属元素と非晶質化
に寄与する半金属元素とからなり、半金属元素としてC
,B、 P、 Si、 Geなどが使用されている。
本発明者等は前記諸種の半金属元素を種々組合せて耐熱
性、強度ならびに非晶質形成能との関係について研究し
た結果、半金属元素としてB−5iを含有する非晶質合
金がこれら諸合金の中で最も優れた耐熱性と強度ならび
に非晶質形成能を有することを知見し、本発明を完成し
た。
非晶質合金は加熱によりそれぞれの成分組成に対応する
特定温度に達すると急速に結晶が析出し始め、非晶質合
金特有の特性例えば特に靭性を失うに至るので、結晶化
温度の高いことすなわち熱的安定性の高いことが望まれ
るが、本発明者等は本発明の5i−B系の非晶質合金の
結晶化温度は、他の半金属系例えばB系、P系、P−C
系、P−B系、P−8i系あるいはC−B系などの非晶
質合金に比し、最も高いことを新規に知見した。
本発明を実、験データに基づいて説明する。
第1図は5i−B、 B、 P−C,P等の半金属の
含有量と結晶化温度との関係を示し、本発明の非晶質合
金Fe−5i−B 、 Co−8i−B 、 Ni−8
i−Bは、他の非晶質合金Fe−B、 Fe−P−C,
Co−B、 Fe−P、 N1−Pに比し約450℃以
上のはるかに高い結晶化温度であることが判る。
非晶質合金は強度が高いという特長を有するが、本発明
の5i−B系非晶質合金は、他の半金属系非晶質合金に
比し、最も優れた降伏強さ、破壊強さ、比例限ならびに
硬さを有することを知見した。
第2図は本発明の5i−B系非晶質合金ならびに本発明
以外の他の系の非晶質合金において、半金属含有量と硬
さHvとの開基を示す図であり、本発明の非晶質合金は
多くの他の系の非晶質合金に比し、硬さにおいて優れて
おり、約750ピーカース硬さ以上の値を示すことが判
った。
また硬さは破壊強さと比例関係にあり、後述の第1表に
示す如く硬さ/強さの比は約3であった。
従って強さの点においても約250kg77ftIL以
上の最も優れた系であることが判る。
硬さおよび強さは半金属元素量が多いほど高いことを示
し、5i−B系にあっては非晶質化に用いられる半金属
元素の含有量を広い範囲にすることができるので有利で
ある。
各非晶質合金の結晶温度と硬さHvとの関係を調べた結
果を第3図に示す。
この図に見るように本発明の5i−B系非晶質合金は結
晶化温度ならびに硬さや強さが共に高く、結晶化温度が
450℃以上、硬さが750以上、強さが250kg/
m4以上であることが判る。
本発明者等は本発明の5i−B系非晶質合金の主要な組
成成分たるFe、 Co、 Niのうちから選ばれる何
れか1種または2種を含有する非晶質合金についてビッ
カース硬さの比較を行った。
この場合Siは10原子%、Bは12原子%と一定にし
Fe。
Co、 Niのうちから選ばれる何れか2種をそれぞれ
X、 Y原子%とし、Y/(X 十Y)の比と荷重30
0g、ビッカース硬さとの関係は第4図に示すようにな
った。
同図より判るようにFeとCoとを含有する合金にあっ
てはその含有割合が変化してもビッカース硬さの変化は
それほど大きくはないが、COとNiとを含有する合金
、あるいはNiとFeとを含有する合金にあっては、そ
れらの含有割合が変化するに従い、ビッカース硬さは大
きく変化し、Niの含有量が増加するに従い前記ビッカ
ース硬さは相当大きく低下する。
本発明の非晶質合金は溶融状態から急冷して非晶質化す
ることが容易であり1.104〜b冷却速度で急冷する
と非晶質とすることができるが、本発明以外の非晶質合
金にあっては105〜bば非晶質合金を得ることができ
ないことを知った。
また本発明の非晶質合金にあっては、半金属5i−Bの
含有量が広い範囲にわたっても非晶質化することができ
ることを知った。
このように、Fe、 Co、 Niからなる母体にSi
とBを同時に添加した合金は非晶質化し易く、しかも約
450℃以上の結晶化温度、750以上のビッカース硬
さ、約250kg/mlt以上の破壊強さを有する優れ
た耐熱性と機械的性質を兼ね備えた工業上有用な素材で
ある。
例えば、ゴム、プラスチック、コンクリートなどの補強
剤、複合剤、ワイヤー、ベルト、ホース、タイヤ、懸垂
線、針金、点打材、フィルターなどの強度材料として有
用である。
本発明において、成分組成を限定する理由を次に説明す
る。
Siは20%より多いと非晶質化することが困難である
ので、Siは20%以下にする必要があり、Siが5〜
20%のときより良い結果が得られる。
Bは5%より少ないと超急冷しても非晶質化することが
困難で゛あり、一方35%より多いと同様に非晶質化が
困難であるので、Bは5〜35%の範囲内にする必要が
ある。
SiとBの和が15%より少ないと超急冷しても非晶質
合金を製造することが困難であり、一方前記和が35%
よ多くても非晶質合金とすることが困難であるから、S
iとBの和は15〜35%の範囲にする必要があり、こ
の関係を図示すれば第5図のイロハニホで囲まれる範囲
内となる。
なおSiとBの和が20〜35%の範囲内で最も良い結
果が得られる。
本発明の第2発明において、Mn、 Crがそれぞれ1
5原子%より多く、あるいはV、 Mo、 Wがそれぞ
れ19原子%より多く、あるいはTi、 Zr、 Nb
がそれぞれ5原子%より多いと非晶質合金を造ることが
困難となるので゛、Mn、 Crにあってはそれぞれ1
5原子%以下に、V、 Mo、 Wにあっては10原子
%以下に、Ti、 Zr、 Nbにあってはそれぞれ5
原子%以下にする必要がある。
Cr、 Mn、 V、 Ti、 Mo、 W、 Nb
、 Zrは何れも耐熱性および強度の向上に寄与する好
ましい元素であり、なかでもCr、 Mo、 Wは耐食
性を著しく向上させる効果を有する元素である。
これら8元素のうちから選ばれる何れか1種あるいは2
種以上が合計で30%より多いと非晶質合金を造ること
が困難あるので、前記合計量は30%以下にする必要が
ある。
次に本発明の非晶質合金の製造方法を説明する。
本発明の成分組成を有する合金溶湯を溶融状態から10
4〜b により非晶質の合金を製造することができる。
前記冷却速度が104℃/秒より遅いと完全に非晶質化
することができないので、104℃70秒以上の冷却速
度で超急冷する必要がある。
前記本発明の非晶質合金を製造するには、たとえば第6
. 7. 8図に概略を示す装置の何れかを用いること
ができる。
第6図において、1は下方先端に垂直にノズル5を有す
る石英管で、この石英管1の上端に設ける送入口2より
原料4ならびに不活性ガスを送入することができる。
石英管1の下方にノズル3を設け、ノズル3の先端に原
料4を溶融状態で噴出するスパウト5を設ける。
前記ノズル3を加熱する加熱炉6をノズル3を取巻いて
設ける。
スパウト5の垂直下方で外接あるいは僅かに離間させる
ことができるA、 82本の高速回転ロール8を設ける
原料4をノズル3内で不活性ガスを雰囲気下で加熱炉6
によって加熱溶融させた溶湯をモータ7によって100
0〜6000r、 p、 mの高速回転されるA、 8
2本のロール8間に連続的に落下注入させると前記溶湯
は凝固圧延されて非晶質合金を製造することができる。
前記ロールの離間距離および溶湯の落下注入量を調整す
ることによって、通常厚さ30〜40μ、幅1〜5mm
、て長さ数mのリボン状非晶質合金を有利に製造するこ
とができる。
第7図に示す装置は、溶湯を溶融し落下させるまではそ
れぞれ第1図に示す装置と同一であるが(第5図の1,
2.・・・、7はそれぞれ第2図の101.102.・
・・、107に対応する)、第2図の装置にあっては溶
湯を高速回転する1枚の円板の外周面上に落下させて遠
心力でリボン状に形成させつつ超急冷するようにした装
置である。
第8図に示す装置において、201は下方先端に水平方
向に噴出するノズル202を有する石英管で、その中に
は原料金属203が装入され、溶解される。
204は原料金属203を加熱するための加熱炉であり
、205はモータ206により高速度、例えば5000
r、p、 mで回転される回転ドラムで、これは、ドラ
ムの回転による遠心力負荷をできるだけ小さくするため
、軽量で熱伝導性の良い金属、例えばアルミニウム合金
よりなり、内面には更に熱伝導性の良い金属、例えば銅
板207で内張すされている。
208は石英管201を支持して上下に移動するための
エアピストンである。
原料金属は、先ず、石英管201の送入口201aより
流体搬送等により装入され加熱炉204の位置で加熱溶
解され、次いでエアピストン203により、ノズル20
2が回転ドラム205の内面に対向する如く、石英管2
01が図に示す位置に下降され、次いで上昇を開始する
とほぼ同時に溶融金属208にガス圧が加えられて、金
属が回転ドラムの内面に向かって噴流される。
石英管内部へは金属203の酸化を防ぐため耐えず不活
性ガス、例えばアルゴンガス209を送入し不活性雰囲
気としておくものとする。
回転ドラム内面に噴流された金属は高速回転による遠心
力のため、回転ドラム内面に強く接触せしめられること
により、超高速急冷却が与えられて非晶質合金とするこ
とができる。
以上第6. 7. 8図にそれぞれ示す装置によれば繊
維状あるいはリボン状の非晶質合金を製造することがで
きる。
次に本発明を実施例について説明する。
実施例 1 本発明の第1表に示す如き種々の成分組成の非晶質合金
を前記第6図に示す装置を用いた圧延急冷法によって厚
さ約35μ、幅約1.6mm、長さ数mのリボン状で製
造した。
得られた合金の非晶質状態はX線回折によって確認した
これらは非晶質合金の硬度、破壊強度、ヤング率、結晶
化温度は第1表に示す如くであった。
同表より判るようにCr、 Mn、 Mo、 V、
W、 Ti。
Nb、 Zrの各元素の添加は硬さ、結晶化温度を向上
させる上で効果があった。
実施例 2 本発明の合金の半金属元素SiおよびBの組合せが他の
組合せよりも非晶質化し易いことを調べる目的で゛、F
e8oB2o−XMXおよびFe8oB2o−xMXな
る組成、ここでMとしてB、 Si、 P、 C,
At、 Geを選択した合金の非晶質化するための最大
厚みおよび最低冷却速度を測定した。
実験は第7図に示す装置を用い、幅約2mm、長さ数m
の各厚みのテープを作製し、得られた合金の非晶質状態
は組織およびX線回折によって確認した。
図に見るように、各種合金において最低冷却速度が約り
05℃/秒(最大厚み約50μmに相当)以下で非晶質
化する合金はFe−13−5i系、Fe−p−C系合金
のみであることが判る。
この2種以外の合金系では全て105℃/秒以上の急速
冷却でないと非晶質化しなく、また最大厚みは50μm
以下である。
なお、本実験において非晶質化元素としてSn、 Bi
、 Be。
Cu、 Pbを添加した合金についても調べたが、いず
れの元素も非晶質化能が非常に小さく、脆化が著しくテ
ープ状に作ることが困難であった。
実施例 3 実施例2と同様な方法によりFe−3i−13、C。
−8i−B、Ni−8i−Bの3つの合金系について最
大厚みの測定から合金を非晶質化するための最低冷却速
度の組成依存性を調べた。
第10図はその結果を示し、3つの合金ともに特許請求
の範囲部で104℃/秒が得られた。
このことにより、本合金が非品質化し易い組成であるこ
とが判る。
実施例 4 実施例2と同様な方法により、Fe−M−Si−Bおよ
びCo−M−Si−4元系合金の最低冷却速度および最
大厚みを調べた。
ここでMとしてTa, Nb, V, Mo, W,
Ti, Zr, AI, Co。
Ni, Cr, Mnを添加した。
第11図に示すようにTa,Nb,Mo,Wの添加は非
品質化を一層促進する効果を有する。
また他の元素の添加は最低冷却速度を増加させるが、し
かしいずれも104〜b実施例 5 本発明の合金が他の半金属元素を含む合金よりも耐熱性
や強さが優れていることを調べる目的で、Fe8oB2
o−xMXおよびFe8oB2o xMxなる組成、こ
こでMとしてB, Si, P, C, AI,
Geを選択した合金の結晶化温度、硬さを測定した。
実験には第7図に示す装置を用い、幅約2mm、厚さ3
0μmのテープを用いた。
なお、結晶化温度は示差熱量計を用い最初に現れる発熱
ピークの開始温度、硬さはビッカース硬度計300gの
値である。
第12図はその結果を示し、種々の組合せの中でFe−
B−Si計金合金みが約450℃以上の結晶化温度を持
つ優れた耐熱性を示すことが判った。
一方、硬さにおいてはFe−B−C, Fe−B −S
i, Fe−P−B, Fe−B−AI(7)合金系が
約900以上のビッカース硬さを持つが、この内Fe−
B−C, Fe−P−B, Fe−B−A1合金はFe
−f3−Si合金に較べて脆くなり易く、添加量の増加
と共にテープの形成が困難であったのに対し、Fe−S
i−B系合金は良好なテープが容易に得られることが判
った。
なお、他の元素Sn, Sb, Bi, Cuの添加は
テープの形成が困難であった。
実施例 6 実施例5と同様な方法によ}) Fe−M−Si −B
, Co−M−Si−B (M=Zr, Ti, Nb
, Mo。
W, V, Cr, Mn, Ni)合金の結晶化温度
ニオヨぼすM元素の添加の効果を調べ第13図を得た。
いずれの元素も結晶化温度は約480℃以上であり、と
( ニZr, Ti, Mo, W, y, Cr,
Nbの添加が両者の合金系で有効であることが判る。
なお、このような効果は(N11ooxMx) 7BS
110B12合金においても確認された。
したがって、 (Fe, Co, Ni) 一Si−B
系合金は結晶化温度が高く、優れた非品質合金であるこ
とを示している。
実施例 7 実施例6と同様な方法により作ったテープを用いて破壊
強さを測定した。
なお、強さはインストロン機を用い、3×10−5の歪
速度で求めた。
結果を第14図に示す。
強さはいずれの合金でも300kg/一以上の値を示し
、とくにM元素のうち、Nb, Zr, W, Mo,
Cr, Tiミノ果が著しイコとを示しており、これ
らの元素の添加が強さの上昇に対して有効であることが
判る。
【図面の簡単な説明】 第1図は半金属の含有量と結晶化温度との関係を示す特
性図、第2図は半金属の含有量と硬さHvとの関係を示
す特性図、第3図は結晶化温度と硬さHvとの関係を示
す特性図、第4図は(X, Y) 78SilOB.2
非晶質合金(但しx,y:Fe, Co, Ni)とビ
ッカース硬さとの関係を示す特許、第5図は本発明の非
品質合金の成分組成中SiとBとの含有量の和の相関的
範囲を示す特性図、第6. 7. 8図はそれぞれ
本発明の非晶質合金の製造装置の概要説明図、第9図は
Fe−B−Mおよひ下eーPーM系合金の最低冷却速度
、最大厚みにおよぼすM元素の効果を示す特性図、第1
0図はFe−Si−B, Co−Si−B, Ni−S
i−B合金における最低冷却速度の組成依存性を示す特
性図、第11図はFe−M−3i−BおよびCo−M−
8i−B系合金の最低冷却速度、最大厚みにおよぼすM
元素の効果を示す特性図、第12図はFe−B−Mおよ
び下e−P−M系合金の結晶化温度と硬さにおよぼすM
元素の効果を示す特性図、第13図はFe−M−8i−
BおよびCo−M−3i−B系合金の結晶化温度におよ
ぼすM元素の効果を示す特性図、第14図はFe−M−
3i−BおよびC。 −M−3i−B系合金の破壊強さにおよぼすM元素の効
果を示す特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原子比率でSi20%以下と85〜35%とを含み
    、かつSiとBの和が15〜35%であり、残部実質的
    にFe、 Co、 Niのうちから選ばれる何れか1種
    または2種以上からなり、物性値が結晶化温度450°
    C以上、ビッカース硬さ約750以上、破壊強さが約2
    50kg/−以上で、非晶質となる最低冷却速度が10
    4〜b に優れる非晶質合金。 2 原子比率でSi5〜20%とB5−35とを含み、
    かつSiとBとの和が20〜35%であり、物性値が結
    晶化温度450℃以上、ビッカース硬さ約750以上、
    破壊強さが約250kg/−以上で、非晶質となる最低
    冷却速度が10’〜105℃ノ秒以上である許請求の範
    囲1記載の耐熱性ならびに強度に優れる非晶質合金。 3 原子比率でSi20%以下と85〜35%とを含み
    、かつSiとBの和が15〜35%であり、さらにCr
    、 Mn、 V、 Ti、 Mo、 W、 Nb、
    Zrのうちから選ばれる何れか1種または2種以上を合
    計で30%以下含み、かつMn、 Crにあってはそれ
    ぞれ15%以下、V、 Mo、 Wにあってはそれぞれ
    10%以下、Ti、 Nb、 Zrにあってはそれぞれ
    5%以下を含み、残部実質的にFe、 Co、 Niの
    何れか1種または2種以上よりなり、物質値が結晶化温
    度450℃以上、ビッカース硬さ約750以上、破壊強
    さが約250kg/’−以上で、非晶質となる最低冷却
    速度が104〜b る非晶質合金。
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