JPS5950652B2 - エチルベンゼンを含むキシレン類の変換方法 - Google Patents

エチルベンゼンを含むキシレン類の変換方法

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JPS5950652B2
JPS5950652B2 JP55140408A JP14040880A JPS5950652B2 JP S5950652 B2 JPS5950652 B2 JP S5950652B2 JP 55140408 A JP55140408 A JP 55140408A JP 14040880 A JP14040880 A JP 14040880A JP S5950652 B2 JPS5950652 B2 JP S5950652B2
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xylene
ethylbenzene
catalyst
mordenite
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一由 岩山
武久 井上
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エチルベンゼンを含むキシレン類を水素の存
在下で、気相にてある特定の触媒と接触せしめ、キシレ
ン類を異性化するとともに、エチルベンゼンを他の芳香
族炭化水素に変換せしめることに係るものである。
キシレン混合物のうち、現在工業的に重要なものは、パ
ラキシレンとオルソキシレンである。
パラキシレンは合成繊維ポリエステルの粗原料として、
これまで、その需要は著しく増大してきた。今後もその
傾向は変わらないものと予想される。オルソキシレンは
、ポリ塩化ビニルの可塑剤フタル酸エステルの粗原料と
して利用されている。しかしオルソキシレンはパラキシ
レンに比較して、その需要は少ないのが現状である。一
方メタキシレンの工業用途は現在ほとんどない。このこ
とから、メタキシレンおよびオルソキシレンをパラキシ
レンに変換することは、工業的に重要なことである。キ
シレン混合物は、その沸点が接近しているため、特にパ
ラキシレンとメタキシレンとの間の沸点が極めて近いた
め、蒸留法により、パラキシレンを分離するのは経済的
に不利である。
したがつてパラキシレンの工業的分離は融点の差を利用
する深冷分離によつて行なわれてきた。深冷分離法の場
合は、共晶点のため、1バス当りのパラキシレンの回収
率には限界があり、せいぜい(60%)/ (1バス)
である。その結果、パラキシレンを回収した後のラフイ
ネート流体中のパラキシ・レン濃度は、かなり高い。一
方、最近特公昭49一17246、49−2818L5
0−10547、50−11343、51−46093
等に示されるように新しい分離技術として吸着分離法が
開発された。この吸着分離法では、パラキシレンは理論
的に1バス当り100%回収可フ能となる。すなわち、
吸着分離後のラフイネート流体中のパラキシレン濃度は
極めて低く、理論的には零となる。オルソキシレンは、
これまでのところ、一般に精密蒸留法によつて分離され
ている。
5 このようにして、パラキシレン、オルソキシレンを
分離した残りのラフイネート流体は異性化工程に送られ
、メタキシレンおよび/又はオルソキシレンは、熱力学
的平衡粗成に近いパラキシレン濃度まで異性化され、そ
の後新鮮な供給原料と混合して分離工程に送られ、この
サイクルがくり返される。
このような組み合せプロセスにおいて、深冷分離により
パラキシレンを分離した残りのラフイネート流体を異性
化工程に供給する場合には、前述したようにラフイネー
ト流体中のパラキシレン濃度は相対的に高いが、パラキ
シレン吸着分離法によつて分離した後のラフイネート流
体の場合は、パラキシレン濃度は、極めて低い。したが
つて異性化工程における反応は、後者の方がより大きな
過酷度を要求される。一般に、工業的に利用されるキシ
レン原料は、ナフサを改質処理し、その後の芳香族抽出
および分留によつて得られる改質油系のキシレン、ある
いはナフサの熱分解により副生する分解ガソリンを芳香
族抽出および分留によつて得る分解油系キシレンである
分解油系キシレンにおいて特に特徹的なことはエチルベ
ンゼンの濃度が改質油系に比較して2倍以上も高いこと
である。その代表的,組成の1例を表1に示す。このよ
うに一般に、キシレン混合物にはエチルベンゼンがかな
りの量存在しているが、エチルベjンゼンをなんらかの
手段で除去しなければ分離工程と異性化工程をリサイク
ルしていくに従つてエチルベンゼンが蓄積し、その濃度
が増大していくという好まざる状況となる。
このようなことから新鮮な供給原料としてエチルベンゼ
ン濃度の低いj改質油系キシレンが好ましく利用されて
いるのが現状であるが、いずれにしても、エチルベンゼ
ン濃度を低下させることが必要があり、いくつかの方法
が工業的に実施され、又いくつかの方法が提案されてい
る。その方法として大きく分類して1つはエチルベンゼ
ンをそのまま分離するという方法であり、もう1つは反
応により他の有用なる化合物に変換せしめる方法である
。エチルベンゼンを分離する方法として蒸留法が挙げら
れる。
この方法の場合、キシレン類との間の沸点差が小さいた
め、超精密蒸留による必要があり、工業的に莫大なる設
備投資を要し、さらに運転経費も高く、経済的に不利な
方法である。さらに最近、特開昭52−10223等に
示されるように、吸着分離法によりエチルベンゼンを分
離しようとする提案もあるが、その分離性能は充分満足
のいくものではない。エチルベンゼンを除去する他の方
法として他の有用なる成分に変換せしめるいくつかの方
法がある。
その最も代表的な方法は、特公昭49−46606、4
9−47733、51−15044、51−36253
、特開昭54−16390等に示されているようにエチ
ルベンゼンをキシレンに変換する方法である。しかしこ
の方法では、触媒中に極めて高価な貴金属である白金を
含有することが必須である。さらにエチルベンゼンをキ
シレンに変換するには、その間にナフテン、パラフイン
の如き非芳香族成分の介在が反応メカニズム上必要であ
り生成物中に存在するその濃度は数%から10数%の範
囲に及んでいる。
さらにはエチルベンゼンの転化率は熱力学的平衡(表2
)によつて律せられるため、その限界がある等の欠点が
ある。エチルベンゼンをキシレン以外の他の成分に変換
する方法が最近特公昭53−41657、特開昭52−
148028等に提案されている。
この方法は、キシレンを異性化すると同時に、エチルベ
ンゼンを不均化反応によりベンゼンとジエチルベンゼン
に変換し、キシレンとの間の大きな沸点差を利用して分
離しようとするものである。このようにして得られたベ
ンゼンは合成繊維ナイロンの粗原料として大きな需要が
あるが、ジエチルベンゼンの需要はほとんどなく、さら
に他の有用な化合物に変換する必要があり経済的に不利
である。さらにエチルベンゼンの不均化反応は熱力学的
平衡によつて律せられ、エチルベンゼンの転化率には限
界がある。このような状況からエチルベンゼンを熱力学
的平衡の如き制約を受けることなく有用な化合物に変換
できることが現在強く望まれている。
さらに、これまで述べてきたことからも明らかなように
エチルベンゼン濃度の高い、例えば分解油系のキシレン
をも充分使用でき、かつキシレンの異性化において、例
えばパラキシレンを吸着分離した後のラフイネート流体
をも充分異性化できる特性を具備する触媒系が渇望され
ている。このような現状を鑑み、本発明者らはエチルベ
ンゼンの除去法として熱力学的制約を、ほとんど受ける
ことな<、ベンゼンとエタンに水添脱アルキル化し、そ
れと同時に、キシレンを異性化できる触媒系について鋭
意検討を重ねた結果、本発明に到達したものである。
すなわち、エチルベンゼンを含むキシレン混合物を水素
の存在下で、リンを含むモルデナイト型ゼオライトと接
触せしめると、キシレン間の不均化反応あるいはキシレ
ンとエチルベンゼンとの間のトランスアルキル化反応を
抑えエチルベンゼンのベンゼンへの脱アルキル化反応を
効率的に進行せしめ、かつキシレンの異性化反応は、ほ
ぼ熱力学的平衡濃度にまで到達することを見い出した。
本発明に使用できるモルデナイト型ゼオライトは、合成
品でも、天然物でも使用でき、勿論その混合物でもよい
モルデナイト型ゼオライトは、シリカとアルミナから構
成される結晶性アルミノシリケートに属し、そのアルミ
ノシリケートは基本的にSiO4とAIO,の四面体が
酸素原子を共有して交さ結合している三次元骨組構造か
らなつている。
アルミニウムを含む四面体は負の電子価を帯び、アルカ
リ金属、アルカリ土類金属イオンあるいは、その他の陽
イオンを含むことにより、その電気的中和を保つている
。このような陽イオンは、すでに知られているイオン交
換技術によつて他の陽イオンと交換可能である。一般に
、合成品はナトリウムイオンを主に含んでおり、天然物
では、種々のアルカリ金属イオンおよび/又はアルカリ
土類金属イオンを主に含んでいる。
これら金属イオンのうち、本発明に特に好ましい金属イ
オンはカルシウムイオンである。すなわち、ナトリウム
イオンを含むモルデナイト型ゼオライトをカルシウムイ
オンでイオン交換すればさらに好ましいが、本発明は勿
論カルシウムイオンを含まないモルデナイト型ゼオライ
トでも使用できる。モルデナイト型ゼオライトを本発明
に使用するにあたつては、このゼオライトに脱アルカリ
処理を施し酸性を付与せしめることが必要である。
ここでいう脱アルカリ処理とは、ゼオライトを酸および
/又はアンモニウム塩化合物を含む溶液で処理し、ゼオ
ライトに水素イオンおよび/又は水素Iイオン先駆体で
あるアンモニウムイオンを導入するある種のイオン交換
処理である。脱アルカリ処理は一段に水溶液で行なわれ
る。
使用できる酸としては無機酸あるいは有機酸である。無
機酸としては塩酸、硝酸、リン酸、炭酸等が例として挙
げられるが、勿論これ以外のものでも水素イオンを含有
するものであればよい。有機酸としては例えばギ酸、酢
酸、プロピオン酸、修酸、クエン酸、酒石酸等を挙げる
ことができる。無機酸を使用する場合、あまり高濃度の
溶液で処,理すると、モルデナイト構造の破壊が起こる
ので好まし<ない。好ましく用いられる酸の濃度は、酸
の種類により大きく変化するので、一義的には定めにく
く使用にあたつては、モルデナイト構造の破壊が起こら
ないよう充分注意する必要があ.る。アンモニウム塩化
合物としては、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、
硫酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、アンモニア水等
の如き無機アンモニウム塩あるいはギ酸アンモニウム、
酢酸アンjモニウム、クエン酸アンモニウム等の如き有
機酸のアンモニウム塩も同様に使用できるが、より好ま
しくは、無機アンモニウム塩である。
使用されるアンモニウム塩の濃度は好ましくは0.05
から4規定の溶液が用いられるが、より好ましくは約0
.1から2規定である。酸および/又はアンモニウム塩
溶液によりモルデナイト型ゼオライトを脱アルカリ処理
する方法として、バツチ式あるいは流通式いずれの方法
も好ましく用いられる。バツチ式で処理する場合には、
固液比はゼオライトが液と充分接触できる量以上、約1
1/Kg以上が好ましい。処理時間は、約0.1から7
2時間で充分であり好ましくは約0.5から24時間で
ある。処理温度は沸点以下であればよいが脱アルカリ速
度を促進するために加温するのが好ましい。処理回数は
1回で充分であるが必要ならばくり返し処理してもよい
。流通式で処理する場合には、固定床方式、流動床方式
等が利用できるが流体の偏流が起きないように、あるい
は脱アルカリが不均一にならないように工夫する必要が
ある。
なお、前述したカルシウムイオン交換処理をする場合は
、この脱アルカリ処理と同時に行なつてもよく、あるい
は脱アルカリ処理の前でもよい。
このカルシウムイオン交換処理は一般に水溶液で行なわ
れる。使用できるカルシウムイオンとしては無機塩例え
ば硝酸塩、硫酸塩、塩化物等が好ましく用いられる。イ
オン交換液中のカルシウムイオン濃度は好ましくは約0
.05から4規定であり、さらに好ましくは約0.1か
ら2規定である。イオン交換する方法としては、バツチ
式あるいは流通式いずれの方法も好ましく用いられる。
バツチ式で処理する場合には、固液比はゼオライトが液
と充分接触できる量以上約11/Kg以上が好ましい。
処理時間は約0.1から72時間で充分であり、さらに
好ましくは約50.5から24時間である。処理温度は
沸点以下であればよいが、イオン交換速度を促進するた
めに加温するのが好ましい。処理回数はイオン交換液中
のカルシウムイオン濃度にも依存するが、1回以上好ま
しくは数回くり返,す。流通式で処理する場合には脱ア
ルカリ処理の場合と同様に固定床方式、流動床方式等が
利用できるが、流通式の場合には、特に流体の偏流が起
きないように、あるいはイオン交換が均一となるように
工夫する必要がある。カルシウムイオン交.換処理をし
た場合、その後水洗をする。水溶液は好ましくは蒸留水
が使用され水洗はバツチ式あるいは流通式いずれでもよ
い。脱アルカリ処理されたモルデナイト型ゼオライトは
、その後水洗される。
水洗液としては好まし.くは蒸留水が使用され、水洗は
バツチ式あるいは流通式いずれでもよい。このようにし
てモルデナイト型ゼオライトに水素イオンあるいはアン
モニウムイオンが導入される。脱アルカリ処理を進めて
いくと触媒の活性が大巾に増大するが、それに伴ない副
反応が併発してくるので過度な脱アルカリ処理は好まし
くない。好ましい脱アルカリ率は20から50%である
。即ちモルデナイト型ゼオライトのアルミニウムlグラ
ム原子当り水素イオンあるいは水素イオン先駆体である
アンモニウムイオンが0.2から0.5当量である。言
い換れば交換可能な金属イオンがアルミニウム1グラム
原子当り0.5から0.8当量存在しているのが望まし
い。脱ア.ルカリ率が20%未満では触媒活性は、ほと
んどなく、実質的に不活性である。かくの如くして脱ア
ルカリ処理されたモルデナイト型ゼオライトは、乾燥さ
れ必要によつては、さらに焼成される。
乾燥は50〜250℃好ましくはノ100〜200℃で
0.1時間以上、好ましくは0.5〜48時間行なわれ
る。好ましい焼成条件は300〜700℃で0.1時間
以上、さらに好ましくは400〜600℃で0.5〜2
4時間である。
モルデナイト型ゼオライトへのリンの添加は脱アルカリ
処理をする前に行なつても、その後に行なつてもよい。
リンとして使用できるものは、リン酸、リン酸第一アン
モニウム、リン酸第二アンモニウム、リン酸第三アンモ
ニウム、リン酸二水素アルミニウム、リン酸アルミニウ
ム、リンモリブデン酸アンモニウム、リンタングステン
酸アンモニウム、リン酸銅等を例として挙げることがで
きる。
リンの添加量は元素状として触媒全体の重量に対し0.
1から20重量%であり、好ましくは1〜10重量%で
ある。ここで触媒全体の重量とは水分を含んでいない状
態での触媒としての重量である。リンの添加量は、少な
すぎると、その効果がなく、逆に多すぎるとゼオライト
の活性点を被覆し活性が著しく低下するので好ましくな
い。モルデナイト型ゼオライトにリンを添加させるため
に好ましく用いられる方法としては、混練法、含浸法、
粉体同志の物理的混合法等を挙げることができるが必ず
しも、これら方法に限定される必要はない。
しかしモルデナイト型ゼオライトにリン成分をより均一
に分散させる程、活性と選択性にとつて、より好ましい
ことから、分散性のよい混練法が特に好ましい。本発明
のモルデナイト型ゼオライトは、リン以外に他の成分を
含有していても良く、特に、レニウム成分は水添脱エチ
ル化を促進させ、その結果触媒性能を改善せしめるので
、その添加は好ましいレニウム成分としては酸化物、硫
化物、セレン化物などの化合物あるいはその元素形態の
ものである。
レニウム化合物の添加量は触媒全体の重量に対し、元素
状として0.01〜 3重量%好ましくは、0.05〜
0.5重量%である。このようにしてモルデナイト型ゼ
オライトに担持されたレニウム成分のうち、酸化レニウ
ム(ハは、水と接触すると過レニウム酸として溶解しや
すいので、担持状態で硫化水素と接触させ、不溶性の硫
化レニウムとしてもよい。このレニウム成分の添加は、
リン成分の添加と同時に行なつてもよく、あるいはリン
成分の添加の前あるいはその後でもよい。レニウムの添
加方法はリンの添加と同じ方法で良いが、特に混練法が
好ましい。本発明に使用できる反応装置は、固定床、流
動床いずれでもよいが、固定床方式の方が、装置が簡単
であり、運転操作も容易な点から好まし<用いられる。
固定床方式の場合、触媒粒径は触媒有効係数の点からは
小さい程好ましく、粒径が小さ<なりすぎると逆に圧力
損失が増大し、好ましくない。したがつて触媒粒径には
好ましい範囲が存在する。好ましく用いられる粒径は0
.05〜10mmであり、さらに好ましくは0.1〜
2mmである。このような好ましい範囲を有する触媒と
するために、場合によつては成型する必要がある。成型
法には圧縮成型、押出し成型等を挙げることができるが
、その成型性を改善するため、あるいは触媒に強度を付
与するため、バインダーが用いられる。もちろんバイン
ダーなしで充分成型できればバインダーを使用する必要
がないのは言うまでもない。バインダーとしては、例え
ばベントナイト、酸性白土のような粘土質あるいはシリ
カゾル、アルミナゾルのようなものが好ましく用いられ
る。
その添加量は触媒重量全体に対して30重量%以下、好
ましくは20重量%以下である。成型はモルデナイト型
ゼオライトを脱アルカリ処理する前でも後でもよく、さ
らにはリンを添加する前でも後でもよい。使用するモル
デナイト型ゼオライトの形状、リン化合物の種類さらに
は、その添加法等を考慮の上、もつとも実行しやすい方
法で行なえばよい。以上、これまでに述べてきたように
して調製された触媒は使用に先だつて乾燥され、それに
引き続き焼成される。
乾燥は50〜250℃好ましくは100〜200℃で0
.1時間以上、好ましくは0.5〜48時間行なわれる
焼成は300〜700℃で0.1時間以上、好ましくは
400〜600℃で0.5〜24時間行なわれる。なお
、このような焼成によつてモルデナイト型ゼオライトに
脱アルカリ処理で導入されたアンモニウムイオンは水素
イオンに変換し、さらには水素イオンは焼成温度を高<
していくと脱カチオン型に変換していくが、勿諭このよ
うな形態になつた触媒も充分使用可能である。
以上、述べたようにして調製された触媒は、次のような
反応条件のもとで使用される。
即ち、反応操作温度は300〜600℃、好ましくは3
50〜550℃である。反応操作圧力は大気圧から10
0kg/CfffG、好ましくは大気圧から50kg/
−Gである。反応のタイム・フアクタ一W/ F(g
−Cat− Hr/g −MOl供給原料) (W:触
媒重量、F:1時間当りのモル供給原料)は1〜200
好ましくは5〜150である。反応系での水素はエチル
ベンゼンを’脱アルキル化するのに必要である。水素濃
度が低すぎるとエチルベンゼンの脱アルキル化反応が充
分に進行しないし、さらには触媒上への炭素質成分の沈
着により、活性の経時劣化をもたらす。逆に水素濃度を
過度に高くすると水添分解反応が増・大するので好まし
くない。したがつて水素濃度には好ましい範囲が存在す
る。水素濃度は反応系における水素と供給原料のモル比
(H。/ F)で表わして1〜50好ましくは3 〜3
0である。供給原料としては、エチルベンゼンを含むキ
シフレン混合物が用いられるが、キシレン混合物中での
エチルベンゼン濃度に特に制限はない。キシレン混合物
中におけるパラキシレン濃度は、熱力学的平衡濃度以下
のものが使用されるが熱力学的平衡濃度のパラキシレン
を含んでいてもエチルベン5ゼン濃度を低下させる目的
で供給原料として用いることも本発明の1つの使用形態
として可能であることは勿論のことである。供給原料に
は他の芳香族成分例えばベンゼン、トルエン、トリメチ
ルベンゼン、エチルトルエθン、ジエチルベンゼン、エ
チルキシレン等を含有していても、その濃度が低い範囲
であれば問題ない。
以下本発明を実施例をもつて説明する。
実施例1および比較例 ノートン社ナトリウム型モルデナイト“ゼオロンNA−
100″粉末を0.187規定の塩化アンモニウム水溶
液で固液比5 (1/Kg)にて80〜90℃に加温し
、30分間バツチ的にイオン交換処理した。
その後蒸留水で充分水洗し、110℃で1夜乾燥した。
この脱アルカリ処理したゼオロンNA−100の粉末を
硝酸抽出処理し、炎光分析によりナトリウム含量を測定
した結果、脱アルカリ率は36.4%であつた。このモ
ルデナイト粉末にアルミナゾルをバインダーとしてアル
ミナ(Al2O,)換算で15重量%、リン酸をリン(
P)として5重量%添加し、充分混練した。混練後10
〜24メツシユ(JISブルー)の大きさの粒子に成型
し、110℃で1夜乾燥その後500℃で空気の存在下
2時間焼成した。この触媒“A”と略す。一方比較例と
してリン酸を添加せずに触媒“A”と同様に調製した触
媒を“B”と略す。
エチルベンゼンとメタキシレンからなる供給原料を用い
て触媒“A”、“B”の活性を評価した結果を表3に示
す。この結果より、リンを添加した触媒“A”はリンを
添加しなかつた触媒“B”に比較して、キシレン回収率
が向上し、それと同時にベンゼンの収率が向上し、エチ
ルベンゼン転化率が高くなつた。
言い換えれば、エチルベンゼンのベンゼンへ2の脱エチ
ル化反応が向上したことを示している。実施例 2実施
例1と同様に脱アルカリ処理したゼオロンNA−100
の粉末にアルミナゾルをバインダーとしてアルミナ(A
l2O3)換算で15重量%、リン酸こをリン(P)と
して5重量%、過レニウム酸水溶液をレニウム(Re)
として0.1重量%添加し、充分混練した。
混練後10〜24メツシユ(JISブルー)の大きさの
粒子に成型し、110℃で1夜乾燥しその後500℃で
空気の存在下2時間焼成した。jこの触媒を触媒“C”
と略す。触媒“C″の活性をエチルベンゼンとメタキシ
レンからなる供給原料を用いて測定した結果を表3に示
す。レニウムを添加した触媒“C”ではエチルベンゼン
転化率、キシレン回収率がさらに向上した。
実施例 3ノートン社ナトリウム型合成モルデナイト“
ゼオロンNA−100゛粉末を0.169規定の硝酸カ
ルシウム水溶液で個液比5 (1/Kg)にて80〜9
0℃に加温し、30分間バツチ的にイオン交換処理をし
た。
その後蒸留水で1回水洗し、再びカルシウムイオン交換
処理を行ない、この操作を5回くり返した。その後蒸留
水で充分水洗をし、110℃で1夜乾燥した、このカル
シウムイオン交換処理した゜“ゼオロンNA−10『は
、炎光分析によりカルシウム交換率97.3%であつた
。このカルシウム型モルデナイト粉末を次に0.187
規定の塩化アンモニウム水溶液で個液比5 (1/Kg
)にて、80〜90℃に加温し、30分間バツチ的に脱
アルカリ処理した。その後蒸留水で充分に水洗し、11
0℃で1夜乾燥した。この脱アルカリ処理したカルシウ
ム型モルデナイトの脱アルカリ率は32.1%であつた
。このモルデナイト粉末にアルミナゾルをバインダーと
してアルミナ(Al2O3)換算で15重量%、リン酸
をリン(P)として5重量%添加し、充分混練した。混
練後10〜24メツシユの大きさの粒子に成型し、11
0℃で1夜乾燥し、その後500℃で空気中2時間焼成
した。この触媒を“D”と略す。実施例 4実施例3と
同様にして調整された脱アルカリ処理したカルシウム型
モルデナイト粉末にアルミナゾルをアルミナ(Al2O
3)換算で15重量%、リン酸をリン(P)として5重
量%、過レニウム酸水溶液をレニウム(Re)として0
.1重量%添加し、混練後10〜24メツシユに成型し
た。
次いで110℃で1夜乾燥し、500℃で2時間空気中
で焼成した。この触媒“E”と略す。触媒“D”、“E
”の活性を調べた結果を表3に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エチルベンゼンを含むキシレン類を水素の存在下に
    変換させる際に、水素イオンおよび/又は水素イオン先
    駆体でイオン交換されかつリンを含むモルデナイト型ゼ
    オライトと接触せしめることを特徴とするエチルベンゼ
    ンを含むキシレン類の変換方法。 2 モルデナイト型ゼオライトが水素イオンおよび/又
    は水素イオン先駆体でイオン交換され、かつリンおよび
    レニウムを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のエチルベンゼンを含むキシレン類の変換方法。 3 モルデナイト型ゼオライトが水素イオンおよび/又
    は水素イオン先駆体、およびカルシウムでイオン交換さ
    れ、かつリンを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のエチルベンゼンを含むキシレン類の変換方法
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