JPS5950242B2 - オレフイン重合用高活性触媒 - Google Patents

オレフイン重合用高活性触媒

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JPS5950242B2
JPS5950242B2 JP2412280A JP2412280A JPS5950242B2 JP S5950242 B2 JPS5950242 B2 JP S5950242B2 JP 2412280 A JP2412280 A JP 2412280A JP 2412280 A JP2412280 A JP 2412280A JP S5950242 B2 JPS5950242 B2 JP S5950242B2
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重雄 津山
正 池上
好彦 片山
久也 桜井
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエチレン、もしくはエチレンと他のα−オレフ
インの重合に用いる触媒に関するものである。
さらに詳しくは、無機酸化物に担持されたクロム成分か
らなる固体と、特定の有機マグネシウムを含む成分とを
組合せた新規で、かつ活性の高いオレフイン重合用触媒
に関するものである。酸化クロム等のクロム化合物をシ
リカ、シリカ−アルミナ等の無機酸化物担体に担持させ
焼成することによつて得られるエチレン重合用触媒は、
いわゆるフイリツプス型触媒として広く知られている。
しかし、この触媒を使用する場合、触媒の活性および重
合体の平均分子量は重合温度に大きく依存し、市販に適
した分子量数万〜数十万の重合体を十分な触媒活性のも
とで製造するためには、一般に重合温度を100〜20
0℃にする必要があつた。
このような温度範囲で重合を行なう場合、生成する重合
体は反応溶媒に溶解した状態となるため反応系の粘度が
著しく上昇し、その結果として生成重合体濃度を20q
6以上に上げることが困難であつた。したがつて、重合
がいわゆるスラリー重合となる100℃以下の重合温度
において、高い触媒活性を示す触媒の開発が強く求めら
れていた。さらに加えて、近時は生産コストの低減のた
め重合後工程においての触媒除去工程を省略できること
が重要であり、このためにはさらに高い活性を示す触媒
の開発が必要とされてきている。従来、このフイリツプ
ス型クロム系触媒の重合活性を改良すべく、有機アルミ
ニウム化合物や有機亜鉛化合物等を組合せた触媒系が数
多く提案されてきたが(たとえば特公昭36−2214
4号、特公昭43−27415号、特公昭47−236
68号、特公昭49−34759号など)、触媒活性向
上への要求はなお大きいものがあり、さらにより一段と
活性を向上させることが強く望まれてきていた。本発明
者らは、上記の観点から種々検討を重ねた結果、シリカ
等の担体に担持されたクロム化合物を焼成活性化した固
体と、特定の有機マグネシウム化合物とを組合せた触媒
が、100℃以上のみでなく100℃以下の低温におけ
る重合においても極めて高い触媒活性を示し、かつ成型
加工容易な分子量および広い分子量分布を持つポリマー
を容易に製造できることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、(a)三酸化クロムまたは焼成によ
つて少なくとも部分的に酸化クロムを形成する化合物〔
ただし、一般式Cr(0CR,CR2CR30)3(式
中、Rl,R3はアルキル基、R2はアルキル基もしく
は水素原子を表わす)で示されるクロム−1,3−ジケ
ト化合物を除く〕を無機酸化物担体に担持し焼成した固
体成分と、(b)一般式MgR’UR’VXxYy(式
中、R’,Rりよ炭化水素基を表わし、かつR’,R勿
少なくとも一方が炭素原子数4〜6である二級または三
級のアルキル基であるか、またはR’とR″とが炭素原
子数の互いに相異なるアルキル基であるか、またはR’
,R1(!)少なくとも一方が炭素原子数6以上の炭化
水素基であり、Xはシロキシ基、Yは0,NまたはS原
子を含有する陰性な基であり、xはOより大なる数、U
,v,yはOまたはCより大なる数でUfv−l− x
十y=2かつO<Xfy≦1.5の関係にある)で示
される不活性炭化水素可溶有機マグネシウム化合物とか
ら成るオレフイン重合用触媒である。
クロム担持系固体に特定の有機マグネシウム化合物を組
合せた本発明の触媒は、後述の実施例ならびに比較例か
ら明らかな通り、従来提案されてきた有機アルミニウム
等との組合せ触媒に比べて触媒活性が数倍にも達し、大
幅に活性が向上している。これは驚くべき効果である。
また、アルコキシ基またはシロキシ基を全く含んでいな
いジアルキルマグネシウムとの組合せ触媒に比べて、本
発明のアルコキシ基またはシロキシ基含有有機マグネシ
ウムとの組合せに触媒は、メルトインデツクスの高い、
成型加工容易な平均分子量を有するポリマーを生成する
。特に、シロキシ基を含有することが好ましい。このポ
リマーは中空成型用として十分に広い分子量分布を持つ
。また、いわゆるGrignard型化合物エーテル溶
液に比べて、本発明のアルコキシまたはシロキシ有機マ
グネシウム炭化水素溶液は、遥かに高活性を示す。本発
明に用いる炭化水素可溶性の特定の有機マグネシウム成
分をフイリツプス型クロム担持系固体と組合せる触媒は
、今まで開示されていない。以下、本発明を詳細に説明
する。本発明に用いる無機酸化物担体としては、シリカ
、アルミナ、シリカ−アルミナ、トリア、ジルコニア等
を用いることができるが、シリカ、シリカ−アルミナが
特に好ましい。
担持するクロム化合物としては、クロムの酸化物、ハロ
ゲン化物、オキシハロゲン化物、硝酸塩、硝酸塩、シユ
ウ酸塩、アルコラード等が挙げられ、具体的にノま三酸
化クロム、塩化クロミル、重クロム酸カリウム、クロム
酸アンモニウム、硝酸クロム、ジターシヤリブチルクロ
メート等が挙げられる。
三酸化クロムまたは焼成によつて少なくとも部分的に酸
化クロムを形成する化合物が特に好ましく用いられる。
次に、クロム化合物の担持および焼成について説明する
担体にクロム化合物を担持させるには、含浸、溶媒溜去
、昇華付着等の公知の方法によつて行なわれる。担持す
るクロムの量は、担体に対するクロム原子の重量%で0
.05〜5%、好ましくは0.1〜3%の範囲である。
焼成活性化は一般に酸素の存在下で行なうが、不活性ガ
スの存在下、あるいは減圧下で行なうことも可能である
。好ましくは水分を実質的に含まない空気が用いられる
。焼成温度は300℃以上、好ましくは400〜900
℃の温度範囲で数分〜数十時間、好ましくは30分〜1
0時間行なわれる。須成時には充分乾燥空気を吹込み、
流動状態下で焼成活性化を行なうことが推奨される。な
お、担持もしくは焼成時にチタネート類やフツ素含有塩
類等を添加して、活性や分子量等を調節する公知の方法
を併用することも勿論可能である。次に、本発明に用い
られる一般式 MgR′UR〜XxYyで示される不活性炭化水素可溶
有機マグネシウム化合物について説明する。
上記式中、R′,R′!ま次の三つの群(1),01)
,面のいずれか一つであるものとする。(1) R′,
R1の少なくとも一方が炭素原子数4〜6である二級ま
たは三級のアルキル基であること。
() R′とR1とが炭素原子数の互いに相異なるアル
キル基であること。(IDR′,R′0)少なくとも一
方が炭素原子数6以上の炭化水素基であること。
好ましくは、R′,Riili次の三つの賄1り,(1
1り,鋤のいずれか一つである。
AlR′,RIO)少なくとも一方が炭素原子数4また
は5の二級または三級のアルキル基であること。
(う R′が炭素原子数2または3のアルキル基であり
、wか炭素原子数4以上のアルキル基であること。
01r) K,Rll:)くともに炭素原子数6以上の
アルキル基であること。
以下、これらの基を具体的に示す。
(1)および(Iうにおいて炭素原子数4〜6である二
級または三級のアルキル基としては、Sec−C4H,
、Tert−C4H,、−CH(CH3)(C3H7)
、一CH(CH2H,)2、−C(C2H,)(CH3
)2、一CH(CH3)(C4H9)、−CH(C2H
,)(C3H7)、−C(CH3)2(C3H7)、−
C(CH3)(C,H,)2等が用いられ、好ましくは
二級のアルキル基でありSec−C4H9は特に好まし
い。
(う&d?)て炭素原子数2または3のアルキル基とし
ては、エチル基、n−プロピル基、IsOプロピル基が
挙げられ、エチル基もしくはJsO−プロピル基が特に
好ましく、また炭素原子数4以上のアルキル基としては
、ブチル基、アミル基、ヘキシル基、オクチル基等が挙
げられ、ブチル基、ヘキシル基が好ましくは、n−ブチ
ル基が特゜に好ましい。
011)および(自)において炭素原子数6以上の炭化
水素基としては、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、
シクロヘキシル基、フエニル基等が挙げられ、アルキル
基である方が好ましくヘキシル基は特に好ましい。
次に、Xとしてはシロキシ基が用いられる。
Yで示される0,NまたはS原子を含有する陰性な基と
しては、アルコキシ、シロキシ、アリロキシ、−ケト酸
残基(Rl,R2,R3は炭化水素基)なる基が挙げら
れ、好ましくはアルコキシ基またはシロキシ基、特に好
ましくはシロキシ基が用いられる。具体的に示せば、−
0C,H,、−0C4H,、−0S111(CH,)(
C2H,)、−0Si(CH3),(C6H,)等挙げ
られる。本発明に用いる有機マグネシウム化合物は、炭
化水素媒体に可溶であり、かつシロキシ基を含むことが
重要である。
XはCより大なる数U,v,yはoまたはoより大なる
数でUfvfxfy=2かつo<Xfy≦1.5の関係
を有する。
触媒性能上、好ましくはXfyの値の範囲がo<Xfy
≦1であり、特に好ましくはC<Xfy≦0.8である
ことが推奨される。これらの不活性炭化水素可溶有機マ
グネシウム化合物は、たとえば陰性基X,Yを含まない
有機マグネシウム化合物MgR’AR’b(式中、A,
bはo以上2以下の数でAfb=2の関係を有する)と
酸素、アルコール、有機酸、有機酸エステル、アルデヒ
ド、ケトン、シラノール、シロキサン、アミン、ニトリ
ル、メルカプタン等とを反応させて担当するアルコキシ
、シロキシ基等の陰性基X,Yを導入すればよい。
この反応に用いるMgR’AR’b、たとえば以下に示
す公開公報、公告公報、文献等にしたがつて合成したも
のを用いればよい。
すなわち、特開昭54−12327号、米国特許第41
27507号同じく第3646231号、同じく第37
66280号、ジヤーナル・オフ・オーカニツクケミス
トリ第34巻1116〜1121頁(1969年)、ジ
ヤーナル・オブ・オーガノメタリツクケミストリ第64
巻25〜40頁(1974年)、本出願人らが出願中の
特願昭54−101538号などである。不活性炭化水
素媒体としては、ヘキサン、ヘプタンの如き脂肋族炭化
水素、ベンゼン、トルエンの如き芳香族炭化水素、シク
ロヘキサン、メチルシクロヘキサンの如き脂環式炭化水
素等が挙げられ、脂肋族炭化水素もしくは脂環式炭化水
素が好んで用いられる。
なお、上記陰性基含有有機マグネシウム化合物は炭化水
素溶液として用いられるが、該溶液中に微量のエーテル
、金属アルコキシド、有機金属化合物等のコンプレツク
ス化剤がわずかに含有されあるいは残存していても(M
g原子に対しモル比で0.1未満)差支えなく用いるこ
とができる。
次に、固体触媒成分(すなわち、担体に担持され焼成活
性化されたクロム含有固体)と有機マグネシウム成分と
を組合せる方法について説明する。固体触媒成分と有機
マグネシウム成分は重合条件下に重合系内に添加しても
よいし、あらかじめ重合に先立つて組合せてもよい。ま
た、固体触媒成分をあらかじめ該有機マグネシウム成分
にて処理した後に、さらに有機マグネシウムと組合せて
重合系内に送り込むといつた方法も可能である。組合せ
る両成分の比率は〔有機金属〕/ Crで0.01〜3
000、好ましくは0.1〜100の範囲が推奨される
。次に、本発明の触媒を用いてオレフインを重合する方
法に関して説明する。
本発明の触媒を用いて重合しうるオレフインはα−オレ
フインであり、特にエチレンである。
さらに本発明の触媒はエチレンと、プロピレン、プテン
一1、ヘキセン一1等のモノオレフインとの共重合、あ
るいはさらにブタジエン、イソプレン等のジエンの共存
下での重合に用いることも可能である。本発明の触媒を
用い、共重合を実施することによつて密度0.91〜
0.979/c!ilの範囲のポリマーを製造すること
が可能である。重合方法としては通常の懸濁重合、溶液
重合、気相重合が可能である。
懸濁重合、溶液重合の場合は、触媒を重合溶媒、たとえ
ばプロパン、ブタン、ベンタン、ヘキサン、ヘプタンの
如き脂肋族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレンの
如き芳香族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサンの如き脂環式炭化水素とともに反応器に導入し、
不活性雰囲気下にエチレンを1〜200kg/CwLに
圧入して、室温ないし320℃の温度で重合を進めるこ
とができる。一方、気相重合は、エチレンを1〜 50
k9/(:711の圧力で室温ないし120℃の温度条
件下で、エチレンと触媒の接触が良好となるよう流動床
、移動床あるいは攪拌によつて混合を行なう等の手段を
講じて重合を行なうことが可能である。本発明の触媒は
高性能であり、80℃、10kg/一程度の比較的低温
低圧の重合条件下においても充分に高い活性を示す。
この場合には、生成する重合体は重合系にスラリー状態
で存在するため、重合系の粘度上昇が極めて少ない。し
たがつて、重合系の重合体濃度を30%以上にもするこ
とができ、生産効率向上等の利点が大きい。また高活性
のため、生成ポリマーからの触媒残渣除去工程は省略で
きる。重合は1反応帯を用いる通常の1段重合で行なつ
てもよいし、または複数個の反応帯を用いるいわゆる多
段重合で行なつてもよい。
本発明の触媒を用いて重合したポリマーは、通常の1段
重合でも広い分子量分布をもち、分子量も比較的高く、
吹込成形やフイルム成形用途に極めて適している。2個
以上の異なつた反応条件下で重合を行なう多段重合では
、さらに広い分子量分布のポリマーの製造が可能である
ポリマーの分子量を調節するために、重合温度の調節、
重合系への水素の添加、あるいは連鎖移動を起こし易い
有機金属化合物の添加等の公知の技術を用いることも勿
論可能である。
さらに、チタン酸エステルを添加して密度調節、分子量
調節を行なう等の方法を組合せて重合を実施することも
また可能である。以下、本発明の実施例を示すが、本発
明はこれらの実施例によつて何ら制限されるものではな
い。
なお、実施中の触媒活性とは、モノマー圧力10kg/
dにおいて、固体触媒中のクロム19・1時間当たりの
ポリマー生成ぺ舅を表わす。また、Mはメルトインデツ
クスを表わし、ASTM−D−1238に従い温度19
0℃、荷重2.16kgにて測定したものである。FH
は温度190℃、荷重21.61<gにて測定した値を
MIで除した商であり、分子量分布の広さを表わす指標
として当業者に知られているものである。参考例 1 (1)固体成分(a)の合成 三酸化クロム0.49を蒸留水80m1に溶解し、この
溶液中にシリカ(富士デヴイソン社Grade952)
209を浸漬し、室温にて1時間撹拌した。
このスラリーを加熱して水を留去し、続いて120℃に
て10時間減圧乾燥を行なつた。この固体を乾燥空気流
通下、800℃で5時間焼成して固体成州a)を得た。
得られた固体成分(a)はクロムを1重量%含有し、窒
素雰囲気下室温にて貯蔵した。(2)有機マグネシウム
成分(b)の合成窒素置換した5007n1フラスコに
無水塩化マグネシウム249(250mm01)とn−
ヘプタン50m1を導入し、攪拌下室温で1.3N0)
Sec−C4H,Liのシクロヘキサン溶液100dを
添加した。
30分間撹拌した後、反応残渣を済別し、マグネシウム
濃度0.55m01/lの溶液を得た(ジヤーナル・オ
ブ・オーガニツクケミストl八第34巻、1116〜1
121頁(1969年)の方法による〕。
このようにして合成した(Sec−C4H,),Mgl
OOmnlOlを含有するヘプタン溶液180dに、n
−プタノール50mm01を10℃で30分間かけて添
加した。
この溶液の一部を分取し、Mgおよびブトキシ基を分析
した結果、モル比はn−C4H,O−/Mg−0.5で
あつた。(3)重合 (1)で合成した固体成分(a)20〜と、(2)で合
成した有機マグネシウム成分溶液0.1mm01とを、
脱水脱酸素したヘキサン0.81と共に、内部を真空脱
気し窒素置換した1.51のオートクレープに入れた。
オートクレープの内温を80℃に保ち、エチレンを10
kg/d加え、水素を加えて全圧を14kg/dとした
。エチレンを補給することにより、全圧を14kg/(
177fの圧力に保ちつ′>2時間重合を行ない、24
01のポリマーを得た。触媒活性は600000gポリ
マー/Gcr−HrlポリマーのMIは0.20、FR
は150であつた。実施例 1参考例1で合成した(S
ec−C4H,)2Mg100mm01を含有するヘプ
タン溶液180m1を500mjフラスコに窒素気流下
で仕込み、次にこの溶液に30℃における粘度が50セ
ンチストークスのメチルヒドロポリシロキサンをSi基
準で80rnm01加え、80℃にて10時間反応させ
ることにより、組成Mg(Sec{4H,)1.2(0
Si−11−CH3・Sec−C4H,)0.8のシロ
キシ含有有機マグネシウム成分溶液を合成した。
有機マグネシウム成分としζこのシロキシ含有有機マグ
ネシウム錯体溶液を用い、その他はすべて参考例1と同
様にして重合を行なつた。重合結果はポリマー収量23
09、触媒活性575000、MIO.39、FRl2
5であつた。比較例 A 実施例1におけるシロキシ基含有有機マグネシウム錯体
(ヘプタン溶液)0.1mm01の代りにA2Mg6(
n−C4H,)12(C,H5)3なるジアルキルマグ
ネシウム錯体(ヘプタン溶液)0.1mm01を用いた
ほかは、すべて実施例1と同様に行なつた。
重合結果はポリマー収量2209、触媒活性55000
0、MIO.Ol未満であつた。比較例 B 実施例1におけるシロキシ基含有有機マグネシウム錯体
(ヘプタン溶液)0.Imm01の代りに(Sec−C
4H9)Mg(n{4H,)なるジブチルマグネシウム
(ヘプタン溶液、LithiumCOrpOr−Ati
OnOfAmerica製)0.Imm01を用いたほ
かは、すべて実施例1と同様に行なつた。
重合結果はポリマー収量208θ、触媒活性52000
0、MIO.Ol未満であつた。実施例 2〜8 実施例1における有機マグネシウム成分とその量を変え
て重合を行ない、第1表の結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)三酸化クロムまたは焼成によつて少なくとも
    部分的に酸化クロムを形成する化合物〔ただし、一般式
    Cr(OCR_1CR_2CR_3O)_3(式中、R
    _1、R_3はアルキル基、R_2はアルキル基もしく
    は水素原子を表わす)で示されるクロム−1,3−ジケ
    ト化合物を除く〕を無機酸化物担体に担持し焼成した固
    体成分と、(b)一般式MgR′uR″vXxYy(式
    中、R′、R″は炭化水素基を表わし、かつR′、R″
    の少なくとも一方が炭素原子数4〜6である二級または
    三級のアルキル基であるか、またはR′とR″とが炭素
    原子数の互いに相異なるアルキル基であるか、またはR
    ′、R″の少なくとも一方が炭素原子数6以上の炭化水
    素基であり、Xはシロキシ基、YはO、NまたはS原子
    を含有する陰性な基であり、Xは0より大なる数、u、
    v、yは0または0より大なる数でu+v+x+y=2
    かつ0<x+y≦1.5の関係にある)で示される不活
    性炭化水素可溶有機マグネシウム化合物とから成るオレ
    フィン重合用触媒。 2 (b)の有機マグネシウム化合物において、R′、
    R″の少なくとも一方が炭素原子数4または5の二級ま
    たは三級のアルキル基である特許請の範囲第1項記載の
    触媒。 3 (b)の有機マグネシウム化合物において、R′、
    R″の少なくとも一方がsec−C_4H_9である特
    許請求の範囲第2項記載の触媒。 4 (b)の有機マグネシウム化合物において、R′が
    sec−C_4H_9でありv=0である特許請求の範
    囲第3項記載の触媒。 5 (b)の有機マグネシウム化合物において、R′が
    炭素原子数2または3のアルキル基、R″が炭素原子数
    4以上のアルキル基である特許請求の範囲第1項記載の
    触媒。 6 (b)の有機マグネシウム化合物において、R′が
    C_2H_5、R″がn−C_4H_9である特許請求
    の範囲第5項記載の触媒。 7 (b)の有機マグネシウム化合物において、R′が
    iso−C_3H_7、R″がn−C_4H_9である
    特許請求の範囲第5項記載の触媒。 8 (b)の有機マグネシウム化合物において、R′、
    R″がともに炭素原子数6以上のアルキル基である特許
    請求の範囲第1項記載の触媒。 9 (b)の有機マグネシウム化合物において、R′が
    n−C_6H_1_3でありv=0である特許請求の範
    囲第8項記載の触媒。 10 (b)の有機マグネシウム化合物において、x+
    yが0<x+y≦1である特許請求の範囲第1項ないし
    第9項のいずれかに記載の触媒。 11 (b)の有機マグネシウム化合物において、x+
    yが0<x+y≦0.8である特許請求の範囲第10項
    記載の触媒。 12 (a)の固体成分において、無機酸化物担体がシ
    リカ、シリカ−アルミナ、アルミナからなる群より選ば
    れたものである特許請求の範囲第1項ないし第11項の
    いずれかに記載の触媒。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009147967A1 (ja) 2008-06-05 2009-12-10 株式会社Adeka アルミニウムフェノキシド化合物及び該化合物を用いた安定化ポリマーの製造方法

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WO2009147967A1 (ja) 2008-06-05 2009-12-10 株式会社Adeka アルミニウムフェノキシド化合物及び該化合物を用いた安定化ポリマーの製造方法

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JPS56120713A (en) 1981-09-22

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