JPS595011B2 - 重質炭化水素油の水素化処理用触媒ならびにその製法 - Google Patents

重質炭化水素油の水素化処理用触媒ならびにその製法

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JPS595011B2
JPS595011B2 JP54153131A JP15313179A JPS595011B2 JP S595011 B2 JPS595011 B2 JP S595011B2 JP 54153131 A JP54153131 A JP 54153131A JP 15313179 A JP15313179 A JP 15313179A JP S595011 B2 JPS595011 B2 JP S595011B2
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    • C10G2300/10Feedstock materials
    • C10G2300/107Atmospheric residues having a boiling point of at least about 538 °C

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マグネシウムシリケートを主成分きする複鎖
構造をもつ粘土鉱物;周期律表第11A。
HA、IV’AおよびIVB族元素からなる化合物;V
B。
VIB、■もしくはIB族からの金属もしくはその化合
物の複合からなるこさを特徴とする重質炭化水素油の水
素化処理用触媒およびその製造法に関する。
本明細書において、引用する「周期律表」は’Webs
ter ’s 7th New Col legiat
eDictionary ′’G & CMerria
m CompanyySpringf 1eld+Ma
ssachusetts + USA(1965)のp
、628に記載されているものに従った。
また、「重質炭化水素油」とは、重質原油及びこれを常
圧あるいは減圧蒸留した残渣油、あるいは、タールサン
ドから抽出した原油又はこれらの混合物からなるものを
言う。
これらには通常アスファルテンと呼ばれるペンタンまた
はへブタンの如き軽質炭化水素に不溶性の、非蒸留性の
高分子量のコーク前駆体、ならびにバナジウム、ニッケ
ルなどを含む油溶性の有機金属化合物や硫黄化合物及び
窒素化合物などの好ましくない不純物が含まれている。
これらの不純物はアスファルテンのような高分子炭化水
素留分に集中して含まれているこおが多く、これが重質
炭化水素油の接触水素化処理を困難とする大きな原因と
なっている。
本明細書中で用いる「水素化処理」と言う語は、水素化
により重質炭化水素油に含まれるアスファルテンの如き
高分子炭化水素留分を蒸留可能な炭化水素留分、もしく
は軽質炭化水素に可溶な炭化水素留分へ転化しその含有
量を減少せしめる々同時に前記した金属、硫黄および窒
素化合物などの汚染物質を除去或はその濃度を減少する
目的で水素雰囲気下で重質炭化水素油を処理するこきを
意味する。
現在、これら重質炭化水素油を水素化処理し、高品位の
軽質油を得る工業的方法としては、γ−アルミナ、η−
アルミナ、χ−アルミナなどの活性アルミナもしくは、
シリカ、シリカアルミナ、シリカマグネシア等からなる
担体に、Co 、 Ni。
Mo 、Wなどの金属を担持した触媒を用い、固定床も
しくは沸とう床等により、水素化脱硫もしくは水素化分
解する方法がある。
(M、W、Ranney +Chemical Tec
hnology Review No 54゜’Des
ulfurization of Petroleum
“。
Noyes DaTa Corporation、Ne
w Jersey(1975))Lかしこれらの方法で
は、原料中にアスファルテン及び重金属が存在するさ、
数々経済的不利益を生ずる欠点がある。
すなわち、原料油中にコロイド状に分散しているアスフ
ァルテンが巨大分子であるため、これらが触媒細孔内の
活性点への拡散がしにくく、このため水素化分解反応が
著しく阻害されることである。
しかもアスファルテンの存在によってコークや炭素質の
生成が極端に促進され、触媒活性の急激な低下につなが
ることも大きなネックきなっている。
さらに、今1つの大きな障害は、原料油中に多量に含ま
れる金属類の存在で、これらが触媒表面上に堆積し、触
媒に被毒作用をおよぼし、触媒寿命を著しく短縮するこ
とにある。
このように従来触媒を用い接触水素化法で重質炭化水素
油類を処理する場合には、通油量当りの触媒消費量が美
大となり、又この方法で上記の諸欠点を克服しえたとし
ても、選択的にアスファルテンの分解を起して軽質油を
得ることを主目的さした場合、従来の触媒では必然的に
反応条件を厳しく設定することを余儀なくされ、触媒の
劣化もさらに助長されるこさとなっている。
その上軽質油の二次分解反応によるガス化が激しくおこ
り、高収率で、軽質油を得ることが出来なくなるととも
に、水素の消費料が増大し、経済性が著しくそこなわれ
る結果を招いている。
発明者らのグループは、かかる従来触媒の欠点を克服し
た重質炭化水素油の接触水素化処理に有効な触媒を見出
すべく、過去数年にわたって鋭意探索を続けてきた。
その結果、炭化水素類の水素化処理、特に脱メタル処理
にセピオライト触媒が高活性を有するこきを見い出し、
新規な炭化水素類の脱メタル処理方法および触媒の製造
方法に関する特許をすでに出願している。
(特開昭52−71403、同52−92891)。
またセピオライトのみならず複鎖構造を持つ粘土鉱物は
、重質炭化水素油の水素化処理に効果的な細孔構造を有
すること、更には、特定の硫化バナジウムの担持によっ
て重質炭化水素油の水素化反応、特にアスファルテン分
解反応き脱メタル反応に高活性きなるこさを見い出し、
これについても特許出願している、(特願昭53−12
5689、同53−153200)。
発明者らはさらに、触媒活性の向上した重質炭化水素油
の接触水素化処理に一層効果的な触媒を見出すべく、鋭
意改良研究を続けて来た。
その結果、マグネシウムシリケートを主成分きする複鎖
構造を持つ粘土鉱物さ第2成分さして酸化物を形成する
周期律表第HA、IIIA、rVAおよびIVB族元素
の化合物の少なくとも1種ならびに第3成分として周期
律表第VB 、 VIB 、 ■またはIB族の群か
ら選ばれる少なくとも1種の触媒金属成分おから生成さ
れる複合触媒が、第2成分を含有しない上記粘土鉱物か
らなる触媒に比ペアスフアルテン分解反応、脱バナジウ
ム反応および脱硫反応などの水素化処理に伴なう諸反応
に対する活性が著しく高いこさを新らたに見出した。
ここで粘土鉱物に加える該第2成分の量は特定の範囲で
あれば、前記の同一出願人による粘土鉱物からなる触媒
が有するアスファルテンなどの選択的分解に効果的な細
孔構造を損わずに、触媒表面活性のみが飛躍的に向上す
る事実も見出した。
従来固体酸化物触媒などに増量剤、希釈剤、分散剤、成
型助剤、補強剤などの目的で第2成分を添加する方法は
、数多く知られる。
(特開昭52−82690、同50−142492、同
49−36595、同50−40494、特公昭49−
31878、米国特許第3118845号、英国特許第
1218080号などがある。
)本発明者らのグループも、重質炭化油の水素化処理に
セピオライト系触媒が非常に効果的であることを見い出
し、該触媒の製造法において成型助剤の1つさして通常
のアルミナゾルなどを添加することが有効であるこさを
知見して米国特許第4152250号、特開昭53−3
0996に開示している。
しかし、これらには、マグネシウムシリゲートを主成分
々する複鎖構増を持つ粘土鉱物にさらに触媒表面活性を
向上させる目的で触媒金属以外に第2成分を添加してい
る例は見出せない。
本発明に係わる触媒が高い反応活性を呈する原因につい
ては、現在十分に解明されてはいないが、定性的には7
グネシウムシリケートを主成分とする複鎖構造をもつ粘
土鉱物に焼成後には酸化物となる第2成分さして、特定
の化合物を均一に分散、混入せしめるこさにより、単な
る酸化物々の混合きは異なり焼成後の触媒表面上に過度
の大きさに結晶成長した酸化物が形成されるものと推定
される。
これにより活性種である触媒金属成分の触媒表面上での
分散状態が向上されるとさもに触媒表面の化学的性質が
改善されることによって、該粘土鉱物き触媒金属成分の
みから得られる触媒作用とは異なり、該粘土鉱物、第2
成分の酸化物および触媒金属成分の3者の相互作用に起
因する新たな触媒作用が発現されるためと考えられる。
本発明に係わる新規な触媒きは、第1成分さしてマグネ
シウムシリケートを主成分きする複鎖構造をもつ粘土鉱
物;第2成分さして周期律表第11A、HA、IVAお
よびIVB族元素からなる酸化物;第3成分きしてVB
、 VIB 、■もしくはIB族力心の金属もしくは
その化合物の3者が触媒粒子内で複合的に均一に分散さ
れた複合体からなる触媒であり、以下に各構成成分につ
いて詳述する。
本発明触媒の構成成分である第1成分はマグネシウムシ
リケートを主成分とする複鎖構造を持つ粘土鉱物、具体
的にはセピオライト、アタパルジャイト、パリゴルスカ
イトと呼ばれる多孔性のマグネシウムシリケートである
上記鉱物類は日本粘土学会線・粘土ハンドブック・19
67年版のp、48に示される如く、数多くの粘土鉱物
中で被鎖構造型の結晶形態を有するもので、他の粘土鉱
物おは異なって層格子構造ではなくて角閃石に似た鎖構
造を基本構造とする複鎖格子構造をもっており、アタパ
ルジャイトでは繊維状の形態を有し、セピオライトには
α−セピオライト、=呼ばれる繊維状、管状の結晶とβ
−セピオライトと呼ばれる不定形鱗片結晶が知られてい
るが、天然に産するセピオライトはこれらが混在されて
いる場合が多い。
パリゴルスカイトもアクパルジャイトと同類の鉱物であ
るが、前者がおおむね熱水による成因を示すのに対し、
後者は堆積物中に産出し、かつその結晶度が低いもので
セピオライト−バラモンモリロナイト系に属する鉱物で
ある。
天然に産するこれむの名称で呼ばれる鉱物の組成は産地
により異なるが、次のような化学組成範囲に規定される
ものである。
すなわち、本発明で用いる基材はマグネシウムシリケー
トを主成分とする複鎖構造をもつ粘土鉱物例えば〆ルシ
ウムあるいは海泡石と呼ばれ、S 1’0246〜53
重量係、置部2030.6〜8重量係置装e2O30,
7〜22重置部、FeO0,7〜3重量係置装gO12
〜23重量係、Ca2O置部〜1重量係置部2O((1
)8〜13重量係、置部O(へ)8〜11重量係重量酸
を示すセピオライトであり;S r 0253〜58重
量係、置部2038〜11重量係、Fe2O3置部4重
量係、Fe0 置部、2重置部以下、MgO8〜11重
量係、CaO置部置部2係量係22部0.3重量製以下
、N a 201重置部以下、H2O(−1−)8〜1
2重量係、置部0(−)8〜10重量係重量酸を示すア
タパルジャイトであり、またSi0□52〜62重量係
、A12036〜19重量係、Fe20置部0.8〜4
重量置部FeOO,2〜0.8重量係、置部O5〜15
重量饅、Ca0O01〜3重量係、H2O(−1−)1
0〜14重量係、H置部(−)6〜11重量係重量酸を
示すパリゴルスカイト等からなる天然鉱物を原料とし、
それらの単独あるいは混合物よりなる。
ここで、H20Hとは試料を空気溶中にて105〜11
0℃の間で乾燥させたときの減量であり、H2O(ト)
とは次いで灼熱したときの灼熱減量と前者との重量差を
表わす。
これらいずれの鉱物も、天然にはMgの1部がFe 、
Cr 、Mn 、Cuなどの2価あるいは3価の金属に
よって置換されていたり、ドロマイトなどの他の粘土鉱
物あるいは不定形シリカ、シリカアルミナ、シリカマグ
ネシアなどを不純物として含んでいる場合がある。
又、これらは何れも単独で、その独特の結晶構造に起因
する特異な物理構造を有している。
例えば、スペイン産のセピオライト鉱物は、表面積15
0〜200 rrl’/g、細孔容積0.3〜1.0c
c / 9の繊維状の結晶を相当量含んだ粘土状のもの
であり、また韓国量のセピオライトは表面積50〜40
0n?/91細孔容積0.3〜3.0cc/、9のほと
んど繊維状の結晶からなる石綿状のものである。
また日本産(北海道阿寒町産)のMgのかなりの部分が
Feで置換されたセピオライトは、表面積150=/g
、細孔容積Q、9 cc / 9のものである。
さらには、ENGELHARD社からSol 5pee
d 1Driという名で市販されている吸着剤は天然の
アクパルジャイトの一種であり、表面積120m/g、
細孔容積0.5 cc / gの粘土状の物質であり、
シリア産のパリゴルスカイトは、表面積120 m”7
g、細孔容積0.6 cc / gの粉末の物質である
このようにこれらの天然の粘土物質は物理性状、外見等
が若干具なるが、すべて多孔性であり、電子顕微鏡観察
では繊維状の結晶を多く含むこ七を確認している。
第1図にマグネシウムシリケートを主成分とする粘土鉱
物の代表例のX線回折パターンを示す。
図の粘土鉱物は夫々上からスペインのマドリッド産セピ
オライトA1 スペインのトレド産のセピオライトB1
韓国産の繊維状セピオライトC1日本産の鉄質セピオラ
イトDならびにアメリカ産のアタパルジャイトEである
いずれも該粘土鉱物特有の回折ピークを有している。
次に第2成分は特定の酸化物を形成する周期律表第11
A 、 HA 、 IVAおよびIVB族から選ばれる
少なくとも1種の元素の化合物で、特に好ましくは、1
[A族元素がマグネシウム、HA族元素がホウ素および
アルミニウム、IVA族元素がケイ素さらにIVB族元
素がチタンおよびジルコニウムである。
該第2成分は種々の化合物の形態で第1成分に添加され
均一に分散せしめるが、焼成された後最終的に使用され
る触媒では、一定の酸化物あるいは複合酸化物の形態で
存在する。
第2成分の添加量は、酸化物きして触媒の全重量に対し
約5重置部から約80重置部の範囲であることが望まし
い。
最後に第3成分は従来公知の水素化活性金属成分であり
、周期律表のVB 、 VIB 、■またはIB族の群
から選らばれる1種またはそれ以上の遷移金属、特に好
ましくはバナジウム、モリブデン、タングステン、クロ
ム、コバルト、ニッケルマタハ銅である。
これらの触媒成分は金属状態もしくは金属酸化物、金属
硫化物のいずれの状態でも有効であり、また、イオン交
換法などにより該金属成分の一部が触媒担体と結合する
形態で存在してもよい。
第3成分の含有量は上記のように存在状態が一定でない
ため、金属元素として触媒全重量に対し約0.1〜20
重量係で置部ことが望ましい。
これらの成分は、重質炭化水素油の水素化処理に伴う各
種反応、例えばアスファルテン分解、脱メタル、脱硫、
脱窒素などの活性を支配するものであり金属成分の選定
および組合せは、該水素化処理で特に着目する反応によ
り任意に決められる。
例えば、アスファルテン分解および脱メタルに対しては
、バナジウム、モリブデン、銅あるいはかかる金属成分
とコバルト、ニッケル、タングステン、クロムのうちの
少なくとも1種との組合せ等が効果的である。
また該反応に加え、脱硫反応の活性を促進させる場合に
望ましい触媒金属成分の組合せは、コバルト−モリブデ
ン、ニッケルーコバルト−モリブデンあるいはバナジウ
ム−コバルト−−E:’Jブーfン、バナジウム−ニッ
ケルーコバルト−モリブデンなどである。
本発明に係わる触媒は、以上の3成分によって構成され
、その製造方法は公知の方法も含め多岐にわたる方法で
製造されるが、要は最終的に触媒きして使用するときの
性状が、約0.5〜2. OCC/yの細孔容積と、約
100λ〜500人の平均細孔直径を有し、細孔径75
Å以上の細孔の占める細孔表面積が約40〜400m′
/gを有することが要件となる。
触媒の細孔構造、特に細孔容積、平均細孔直径および細
孔表面積は重質炭化水素油の水素化処理を効果的に行な
うのに重要な役割を担っており、最適な触媒活性々寿命
を達成する重要な因子となる。
本願触媒は、触媒の細孔内拡数が律速となる重質炭化水
素油の水素化処理に於て、アスファルテンなどの高分子
炭化水素留分が細孔内の活性点へ容易に拡散できる効果
的な物理構造を有している。
即ち、触媒の細孔容積は触媒寿命の点から考え金属が堆
積しつるに充分な大きさが必要であるが、大きすぎると
触媒の嵩密度が小さくなり充填容積あたりの反応活性が
低下してしまうし、触媒の機械的強度も落ちるので、約
0.5〜約2rrtl/9の範囲にあるのが望ましい。
触媒の細孔直径および表面積は、反応物質の細孔拡散お
よび触媒活性に関連する因子であり、細孔直径は、アス
ファルテンなどの巨大分子が細孔内で容易に拡散しうる
大きさが必要であるが、大きすぎるさ触媒表面積が減少
し、引いては触媒活性が低下するので、約100〜50
0人の範囲にあるこ々が望ましい。
また表面積は、上述のような制約から約40〜約400
m/9が望ましい。
本明細書中にいう触媒の物理的性状の内、細孔容積、平
均細孔直径および細孔表面積はマーキュリ−・プレッシ
ャー・ポロシメーターモデル70(イタリア国ミラノ市
所在のカル口・エルバ社製)を用いていわゆる水銀圧入
法により測定した値である。
測定条件は使要触媒角1400最高水銀圧2000kg
/crttで測定した。
水銀の表面張力を25℃で474 dyne 7cmき
して求めた。
細孔容積、平均細孔直径および細孔表面積の計算は、触
媒学会編集、′触媒工学講座4、触媒基礎測定法“、地
六書館(1969)の第70頁〜第73頁に記載の方法
に従った。
またこのほかの本願触媒の望ましい物理的性状は、以下
とおりである。
■ 強度は直径方向破壊強度として平均1kg15朋以
上であるこさ。
■ 嵩密度は約0.2〜約1 g/ccであること。
本発明の複合触媒の第2成分および第3成分の触媒粒子
内での分散状態は島津製作所製EMXSM型によるX線
マイクロアナライザEPMA(Electron Pr
obe Micro Analyzer )による分析
により確認した。
分析条件はビーム径1μ、ビーム電流0.05μA、加
圧電圧20KVで行なった。
測定した触媒試料はセピオライトにアルミナ、チタニア
が夫々25重置部含有する担体にCo yMoを夫々酸
化物として2,6重置部担持した、本発明の方法で製造
した触媒1.Vと、それらとの比較さしてセピオライト
にCo、Moのみを同量担持した触媒■である。
第2図にEPMA分析の結果を示した。
これから明らかなように、本発明に係わる触媒冒、■で
は第2成分を構成する元素であるAl、Tiが触媒粒子
内に均一に分散されており、これと同じく第3成分の触
媒金属のCo、Moも均一に分散担持されている。
これに比べ、触媒IではCo、Moの触媒金属が触媒内
で均一分布しておらず、触媒細孔の入口部に多く担持さ
れる傾向が見られる。
即ち、本発明の触媒は、前記のようにX線マイクロアナ
ライザによる分析において、各触媒成分が均一に分散し
た状態を示すことが必要であり、本発明において各触媒
成分の分散状態に関していう触媒粒子内で複合的に均一
に分散された複合体」とは、X線マイクロアナライザに
よる分析において、各触媒成分が均一に分散した状態の
ことを示すものと定義される。
このような複合体の形成には、第2成分及び第3成分は
、ミクロオーダ的に微細な粒子状態、例えば、ヒドロゲ
ル状態や懸濁状態、水溶液の状態において、第1成分に
添加混合することが必要であり、微粉末状の酸化物状態
等で混合しても所期の複合体は得られない。
このように、本発明の触媒は第2成分として特定の元素
からなる酸化物が第1成分に複合的に均一に分散したこ
とによる影響により、触媒全体にわたる触媒金属成分の
良好で均一な分散が得られ、特に細孔の入口部で形成さ
れる金属付着物による細孔の1キヤツピング“又は閉塞
などの危険性が少ないばかりでなく、触媒金属成分の少
量担持で効果的な触媒活性が達成される。
特に重質炭化水素油の接触水素化処理では、触媒上に触
媒金属成分を多量に担持するき、触媒表面上への炭素質
の堆積量が多くなる傾向が一般的に観測され、この意味
からも金属成分の高分散が達成される本発明の触媒の実
用性が理解されよう。
また、マグネシウムシリケートを主成分さする粘土鉱物
と第2成分としての特定の元素からなる酸化物及び特定
の触媒金属からなる第3成分の3者の複合化により触媒
表面の化学的性質が改良されるという1つの具体的説明
として、触媒表面の酸性度(酸量)の変化を調べた結果
を示す。
酸性質の測定は、アンモニアによる昇温脱離法(TPD
) 、(Y、Amenomiya 、 、J 、Ca
tal ・t46.326(1977))fζ記載の方
法に準拠した。
前述の触媒1.Vおよび■に対するアンモニア吸着量は
次の通りである。
ここで示すアンモニア吸着量は200℃から600℃迄
に脱離したアンモニア量を触媒重量で割った値であり、
この値は触媒表面の酸量に関連している。
この結果から明らかのように、本願触媒I、Vは該第2
成分を含まない触媒■に比べ著るしく酸量が増加してい
るこきが明白である。
上記のように本発明の触媒はその表面の化学的性質が改
善されたものさいえる。
一般に、アスファルテンの如き高分子炭化水素は芳香環
の縮合度が進んだ多環芳香族化合物であり、S、N、O
なとのへテロ原子を内在するため強い極性(塩基性を有
し、該アスファルテンを多量に含む重質炭化水素油を水
素化処理するには、触媒表面の酸性度の高い触媒が、反
応物質の吸着性との関連で効果的であるきされている。
この意味からも触媒表面の化学的性質を改善した本発明
触媒が高い触媒活性を有することが理解されよう。
しかし、本発明においてマグネシウムシリケートを主成
分きする複鎖構造を有する粘土鉱物に添加される周期律
表第11A、IA、IVAおよびIVB族の少なくとも
1種の元素からなる第2成分も、その添加量が多くなる
と新たなる重大な欠陥が生じる。
それは、第2成分の添加量が多くなると、該粘土鉱物が
有する重質炭化水素油の処理に効果的な細孔構造が著し
く損なわれるためである。
例えば、前記の触媒夏。■およびIとさらにチタニアを
83重量%含有しその他は同一の構成からなる触媒■の
代表的な物理性状を下に示す。
これからも明らかなように、触媒■は触媒Iに比べて、
表面積、細孔容積のいずれも大きく低下する。
一方、触媒1.Vは触媒■とはマ同様の細孔特性を有し
ており、第2成分の添加量が適度であれば前述した粘土
鉱物の有する細孔構造が保持されることを示している。
次に本発明の重質炭化水素油の水素化処理用新規触媒の
製造について説明する。
本発明の触媒は、構成する(a)第1成分のマグネシウ
ムシリケートを主成分きする複鎖構造を持つ粘土鉱物、
(b)第2成分の周期律表第11A、IA、IVAおよ
びIVB族元素の化合物の少なくとも1種、および(c
)第3成分の周期律表第VB 、 VIB 、■または
TB族の群から選ばれる少なくさも1種の金属成分の3
つの成分のうち少なくとも2つを混合、成型し、未添加
のいずれかの成分を添加して得た生成物を乾燥し、焼成
することにより製造するのが最も一般的である。
通常は、上記(a)=!: (b)から得た生成物に対
しくc)を含有せしめる方法が採られる。
また、(c)は、(a)と(b)との生成物を製造する
途中の工程に添加して含有せしめてもよい。
上記(a)と(b)成分の好ましい混合方法は、原料の
マグネシウムシリケートを主成分とする複鎖構造を持つ
粘土鉱物をそのままあるいは粉砕して、周期律表第11
A、HA、’rVAおよびIVB族からなる水酸化物あ
るいはこれらの化合物の少なくとも1種を含水率を約4
0〜80重置部にて混練する方法、あるいは原料のマグ
ネシウムシリケートを主成分きする複鎖構造を持つ粘土
鉱物をそのままあるいは粉砕して、該粘土鉱物に対し約
3倍以上の水を加え、撹拌しゲルもしくはゾル状態にす
る工程に周期律表第■A。
HA、IVAおよび■B族水氷水酸化物いはこれらの化
合物の少なくきも1種を該工程中もしくは該工程前に加
える方法がある。
すなわち、原料のセピオライト、アタパルジャイト、パ
リゴルスカイトなとの複鎖構造を持つ天然の粘土鉱物を
そのまま、もしくは約100〜800°Cにて乾燥ある
いは焼成したのち50メツシユ以下に粉砕する。
粉砕方法は、湿式もしくは乾式のいずれの方法を用いて
もよい。
つぎに、該粘土鉱物に周期律表第11A、HA、IVA
およびIVB族水酸水酸化物いはこれらの化合物の少な
くとも1種を加え、その含有量が最終的に酸化物として
触媒基準で約5〜80重量%となるようにし、更に含水
率が約40〜80重置部さなるように水を加え、通常の
混線機により充分に混練する。
あるいは、該粘土鉱物に対し約3倍以上の水を加え、混
合液をパドルミキサーもしくはホモジナイザー、コロイ
ドミルなどCζて十分撹拌しゲルもしくはゾル状態tこ
する工程に、周期律表第11A、IA、IVAおよびI
VB族水酸水酸化物いはこれらの化合物の少なくとも1
種を該工程中もしくは該工程前に加えても良い。
上述した混合液のpHは該水酸化物の再溶解を防止する
為に、必要ならばアンモニア水、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等あるいは塩酸、硫酸、硝酸、有機酸等を
加え、pHを4〜11の範囲に調節しておくことが望ま
しい。
上記工程におけるゲルもしくはゾル状態とは、該混合液
が白濁、乳化し粘稠性が増し流動性が非常に低下したも
のをゲルき言い、流動性が失なわれず均一に分散してい
るものをゾルと言う。
該混合液は原料性状、水含有量および撹拌方法などによ
りいずれの状態も吉りうるが、本発明の触媒の製造法に
とっては、いずれの状態でもよい。
なお、ゲル化もしくはゾル化を促進するため、あるいは
繊維状の該粘土鉱物の解膠性を向上するために、加温、
超音波処理、もしくは塩化アンモニウム、硝酸アンモニ
ウム、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
などあるいは粘土鉱物にナトリウム・ヘキサ・メタ・ホ
スフェイト(商品名:CALGON)、ピロリソ酸ナト
リウム、ケイ酸ナトリウムなどの解膠剤を適量添加する
ことも効果的である。
つぎに、上記の様に調製した混練物あるいは混合液から
成型品を得る場合、含水率を約40〜80重置部になる
ように再度調湿したのち押し出し成型品または顆粒状成
型品として成型する。
ゲルあるいはゾル状混合液に対する再調湿は乾燥もしく
は、常圧ないし減圧瀘過、加圧濾過あるいは遠心分離な
どにより脱水しケーキ中の含水率を約40〜80重置部
にするのが望ましい。
押し出し成型品は円柱形、中空円筒形、またはその断面
が非円形、例えば楕円、トリローブなどの多裂葉状であ
ってもよい。
顆粒状成型品は適宜な方法、例えばプIJ リング法、
油中滴下法または湿式造粒法によって成型することがで
きる。
次に該成型品を固形分濃度が約25重置部以上になる迄
約100〜200℃の温度で約30分〜24時間乾燥し
たのち、約200〜800℃の温度で約30分〜24時
間乾燥する。
なお、乾燥に先立って室温にて一昼夜以上風乾する場合
もある。
上述した触媒の製造工程で、該粘土鉱物と周明律表第n
A、mA、IVAおよびIVB族水酸水酸化物いはこれ
らの化合物々の混合の度合、該混合液のpH1成型時の
含水率あるいは乾燥ないし仮焼の温度、速度、時間など
の因子を適度に操作することにより細孔容積が約0.5
〜2cc / 9、平均細孔直径が約100〜500人
および細孔直径が75Å以上の表面積が約40〜400
rn’/ gの範囲内の種々の物理構造を有する成型
品を得るとさができる。
次に、本発明の触媒に用いる粘土鉱物の前処理方法につ
いて記す。
一般に天然に産するセピオライト、アタパルジャイト、
パリゴルスカイトなどの複鎖構造をもつ粘土鉱物には前
述したような不純物が含まれていることが多いが、特に
不安定な化合物で除去するこさが望ましい場合には、原
鉱物を予め酸性あるいはアルカリ性水溶液などにより処
理し分解ないしは溶解除去したり、また該粘土鉱物の結
晶性あるいは組成を変化させ改良を施すことを目的に、
アルカリ性あるいは酸性溶液で前処理してもよい。
更に、Ca++を不活性化する目的で炭酸ナトリウムあ
るいは塩化ナトリウム水溶液などでCa++イオンをN
a”4オンにイオン交換することにより該粘土鉱物の品
質を向上させる前処理方法も有効である。
次に、本発明を構成する第2成分の出発原料を具体的に
示す。
11A族元素のマグネシウムには例えば水酸化マグネシ
ウムCMg(OH) 2 ) 、酸化マグネシウムMg
0)、炭酸マグネシウム(MgC03,MgCO3・3
H20)、硝酸マグネシウム〔Mg(NO3)2・6H
20〕、塩化マグネシウム(MgCA!2・6H20)
、硫酸マグネシウム(MgS 04・7H20) 等
が使用できる。
IA族元素のホウ素原料には例えばホウ酸(H3BO3
)、ホウ酸アンモニウム(NH4B、08・4H20)
、ホウ酸ソーダ(Na2 B40□・10H20)、過
ホウ酸ナトリウム(NaBO3・4H20)等が使用で
きる。
また、IA族元素のアルミニウム原料には、例えば、金
属アルミニウム(Al)、塩化アルミニウム(AIIC
13,AlCl3・6H,20)、硝酸アルミニウム〔
Al2(SO4)3.Al2(SO4)3・18H20
〕、ポリ塩化アルミニウム CAl2 (OH)nC4−n)m Hl<n<5.m
<10)、アンモニウムミョウバン((N)T4)28
04・A72(SO4)3・24H20〕、アルミン酸
ソーダ(NaAAO2)、アルミン酸カリ(KAlO2
)、アルミニウムイソプロポキシド(Al〔0CH(C
H3)2)、アルミニウムエトキシド(AA(OC?2
H5)3) 、アルミニウムt−ブトキシド(Al(Q
C(CH3)3 )3 )、水酸化アルミニウム(AA
(OH)s )等が使用できる。
IVA族元素のケイ素原料には酸化ケイ素すなわち無水
ケイ酸の超微粒子をコロイド溶液としたコロイダルシリ
カ(S r 02・xH20)あるいは超微粒子状無水
シリカ(S102)、ケイ酸ソーダ〔Na2O・XSi
O2・yH20(X=1〜4))、四塩什ケイ素(Si
C4ケイ酸エステル〔Si(OCH3)4,5i(QC
2)(5)4〕等が使用できる。
IVB族元素のチタン原料には例えば、オルトチタン酸
(H4T io 4 )、メタチタン(H2Ti03)
、酸化チタン(T 102 )、塩化チタン(TtCA
!3゜TiC74)、硫酸チタン〔Ti2(SO4)3
゜’rt(SO4)2)、酸化硫酸チタン(T t O
S 04 )、臭化チタン(TiBr4)、弗化チタン
(T iFs −。
T iF 4 )、チタン酸エステル(Ti(0・G庭
1”3 )2 )4 )等が使用できる。
また、IVB族元素のジルコニウム原料には例えば、塩
化ジルコニウム(ZrC120゜8H20)、水酸化ジ
ルコニル(ZrO(OH2))、硫酸ジルコニル〔Zr
0(SO4)〕、硫酸ジルコニルナトリウム(ZrO(
SO4)−Na2SO4)、炭酸ジルコニル(ZrO(
CO3))、炭酸ジルコニルアンモニウム((NH4)
2 Zr0(CO3)2)、硝酸ジルコニル(Z rO
(NOs ) 2 )、酢酸ジルコニル(ZrO(C2
H30□)21)、酢酸ジルコニルアンモニウム((N
H4)2ZrO(C2H30□)3:)、リン酸ジルコ
ニル〔Zr0(HBO2)2〕、四塩化ジルコニウム(
Z r C14)、ケイ酸ジルコニウム(ZrSx04
)、酸化ジルコニウム(Z r 02 )等が使用でき
る。
また、これら第2成分の原料は、そのままの形態でマグ
ネシウムシリケートを主成分とする複鎖構造をもつ粘土
鉱物に添加しても良いが、好ましくは以下に示す方法で
水酸化物にしだ後肢粘土鉱物に添加するのが望ましい。
周期律表第11A族元素のマグネシウムの場合は、例え
ば、マグネシウム塩を含む水溶液を10〜100℃の温
度範囲に保持し、該水溶液にアルカ1Jil溶液を加え
pHを6〜11に調節し、水酸化マグネシウムを生成せ
しめ、更に、これを50〜100℃の温度範囲で0.5
〜24時ぼ熟成することによって得られる水酸化マグネ
シウムを用いることが望ましい。
該水酸化マグネシウムの沈殿を生成させるために加える
アルカリがアンモニア水の場合、マグネシウムイオンは
完全に水酸化マグネシウムとはならないので濾過、水洗
等の操作工程においてマグネシウムイオンの形で一部の
マグネシウムが損失する。
また、多量のアンモニウム塩が共存すると、水酸化マグ
ネシウムの沈殿量が少なくなる傾向がある。
従ってアンモニア水を水酸化マグネシウムの沈殿剤とし
て用いる場合にはマグネシウムの損失およびアンモニウ
ム塩の共存に対して特別に注意が必要である。
通常、水酸化マグネシウムを完全に沈殿させるには少な
くともpH11程度のアルカリ性が好適である。
従って水酸化マグネシウムの沈殿を生成させるためには
、水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウム等の強アル
カリ性物質を加えることが望ましい。
また、水酸化マグネシウムの沈殿を得る他の方法として
酸化マグネシウムを水熱処理する方法がある。
この方法は、炭酸マグネシウムを空気中で約1,000
℃に加熱し酸化マグネシウムとし、これをオートクレー
ブ内で約200°C〜約300℃の温度で水熱処理する
ことによって水酸化マグネシウムを製造する方法である
この製造方法によって得た水酸化マグネシウムも本発明
触媒の第2成分原料として用いることができる。
また、これらの方法で製造した水酸化マグネシウムの沈
殿は水洗などによって、該沈殿中に共存する不純物ある
いは塩を十分除去した後、第2成分原料として用いるこ
とが望ましい。
上述の方法で製造した水酸化マグネシウムは、水には難
溶で、希酸に易溶、アンモニウム塩の過剰には溶け、過
剰の水酸化アルカリには不溶である。
また、約110℃にて十分に乾燥したものは約10〜1
oom/g程度の表面積を有し、X線回折から求められ
る結晶の大きさは約50〜500人程度の大きさである
更に400℃以上に加熱し、酸化マグネシウムの形態に
したものの表面積は約50〜300m/g程度である。
周期律表第HA族元素がホウ素の場合には、前記したホ
ウ素を含む原料を水に溶解し溶液としたもの、あるいは
そのままの形で第2成分として用いることができる。
周期律表第HA族元素がアルミニウムの場合には、ギブ
サイト、バイアライト、ノルストランダイト、ベーマイ
ト、擬ベーマイト、ジアスボア、無定形アルミナゲル等
のアルミニウム水和物を第2成分として用いることが望
ましい。
これらのアルミナ水和物の製造方法は、例えば、ギブサ
イトは60℃以上でアルミン酸ソーダ過飽和水溶液中に
炭酸ガスを吹き込み、ギブサイトの沈殿を主成させて得
るか、あるいは、バイヤー法によるアルミニウム製造に
おける中間体として得られる。
バイアライトは室温でアルミニウム塩またはアルミン酸
アルカリの水溶液をpH10〜13の範囲にすることに
よって得られる。
あるいは、アルミン酸アルカリ水溶液に炭酸ガスを吹き
込むことによってバイアライトの沈殿が得られる。
ノルストランダイトは40℃以下で硝酸アルミニウム水
溶液に水酸化アンモニウムを急速に混合することによっ
て得られる。
ベーマイトはアルミニウム3水和物あるいは無定形アル
ミナゲルをオートクレーブ内で約150°C〜約380
℃の温度で水熱処理して得られる。
ジアスポアはアルミナ水和物と少量のジアスポアをオー
トクレーブ内で約275°C〜約425℃の温度で14
0気圧の条件で水熱処理して得られる。
擬ベーマイトは無定形アルミナゲルを水溶液中で25℃
以上の温度で熟成して得るか、あるいは、アルミニウム
塩又はアルミン酸アルカリを室温以上の温度で中和する
ことによって得られる。
更に具体的な擬ベーマイトの製造例としては、発明者ら
がすでに特願昭53−98725の明細書中に開示して
いる方法によっても製造できる。
即ち、アルミニウムの強酸塩、例えば硝酸アルミニウム
、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム等の水溶液にア
ルカリを加える方法、或はアルミン酸ソーダ又はアルミ
ン酸カリウムの水溶液に酸又はアルミニウム強酸塩を加
える方法により得られた、水酸化アルミニウムをpH6
〜10に調節し、温度を50’C以上に保持した種子擬
ベーマイト粒子を含有するスラリーに、該スラリー中の
水酸化アルミニウムに対してアルミニウムモル比で1=
0.02〜2のアルミニウム塩、例えば、硝酸アルミニ
ウム、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、アルミン
酸ナトリウムあるいはアルミン酸カリウムなどを添加し
、該スラリーのpHを5以下あるいは11以上にした後
、中和剤を加えてpH6〜10に戻すことからなる操作
を複数回繰り返すことにより、擬ベーマイト粒子の疏凝
集体を生成させる製造方法である。
無定形アルミナゲルはアルミニウム塩あるいはアルミン
酸アルカリを中和することによって得るか、あるいはア
ルミニウムアアルコキシドの加水分解によって得られる
周期律表第1VA族元素のケイ素の場合には、例えばシ
リカ濃度が0.5〜15重量係の置部、好ましくは1〜
8重量係置装囲の希釈したケイ酸ソーダ溶液を鉱酸たと
えば硫酸、塩酸、燐酸あるいは硝酸などを用いて均質な
混合を与える適当な方法で混合し、温度00C〜100
℃の範囲、好ましくは10°C〜70℃の範囲でpHを
3〜11に、好ましくはpH6〜10の範囲に調節しシ
リカゾルの沈殿を生成させる。
続いて、該シリカゾルを温度10°C〜70°C,pH
6〜10の範囲で0.5時間〜24時間熟成し、更に、
熟成した該シリカゾルをpH6〜10の範囲でpHを一
定に調節した洗浄液を用いることによって洗浄し不純物
を除去したシリカヒドロゲ゛ルを用いることができる。
周期律表第1VB族元素のチタンの場合には、例えばチ
タンの塩化物あるいは硫酸塩を常温の水の中に冷却しな
がら徐々に添加し、加水分解させ水酸化チタンを生成せ
しめ、その後、温度50°C〜100℃で0.5時間〜
24時間熟成し、更に、沖過・洗浄することによって不
純物を除去した水酸化チタンを用いることができる。
また、水酸化チタンを得る他の方法として、チタンの塩
化物あるいは硫酸塩の溶液を10°C〜100°Cの温
度に保持し、該溶液にアルカリたとえばアンモニア、水
酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウム等を徐々に添加
し、pHを4〜11にすることによって水酸化チタンを
生成せしめ、その後、温度50℃〜100℃で0.5時
間〜24時間熟成し、更に、濾過・洗浄することによっ
て得た水酸化チタンを用いることができる。
周期律表第1VB族元素のジルコニウムの場合には、例
えば塩化ジルコニル、硫酸ジルコニルあるいは硝酸ジル
コニルなどを常温の水の中に冷却しながら徐々に添加し
、加水分解させ水酸化ジルコニウムを生成せしめ、その
後温度50°C〜100℃で0.5時間〜24時間熟成
し、更に濾過・洗浄することによって不純物を除去した
水酸化ジルコニウムを用いることができる。
また水酸化ジルコニウムを得る他の方法として、塩化ジ
ルコニル、硫酸ジルコニルあるいは硝酸ジルコニルなど
の溶液を10℃〜100℃の温度に保持し、該溶液にア
ルカリ、例えばアンモニア、水酸化ナトリウムあるいは
水酸化カリウムなどを徐々に添加し、pHを4〜11に
することによって水酸化チタンを生成せしめその後温度
50℃〜100℃で0.5時間〜24時間熟成し、更に
、p過・洗浄することによって得た水酸化ジルコニウム
を用いることができる。
以上、本発明触媒を構成する第2成分の原料およびその
製法を記載したが、第2成分が2種以上の元素からなる
成分で構成される場合には、マグネシウムシリケートを
主成分とする粘土鉱物に各成分の原料をそのまま所定量
添加してもよいが、好ましくは、前述した製法により得
られる水酸化物として夫々所定量加えることが望ましい
また、公知の方法、例えば共沈法、沈着法などにより2
種以上の成分を含む水酸化物を形成せしめ、これを第2
成分として用いても良いし、2種以上の元素からなる場
合化合物を用いてもよい。
次に本発明の重質炭化水素油の水素化処理用触媒の触媒
活性種である第3成分の触媒金属成分の添加および担持
方法について説明する。
この方法は、規定の含有量もしくは担持量を触媒中に均
一に分散せしめる方法でありさえすれば、その出発原料
および調製方法は公知の各種いずれであってもよい。
たとえば、第3成分の原料としては、特定の元素を単独
または2種以上含む各種化合物を用いることができ、そ
の原料に見合った公知の各種の方法で調製することがで
きる。
本発明に用いる第3成分は周期律表のVB 、 IVB
VlまたはIB族の群から選択される少なくとも1種の
金属若しくは、その化合物である。
特に好ましくはバナジウム、クロム、モリブデン、タン
グステン、コバルト、ニッケルおよび銅からなる群より
選定される。
該第3成分の原料としては、例えばモリブデンの化合物
としては、酸化物(例えばMoO3、MoO2など)、
モリブデン酸およびその塩(たとえばH2MoO4t
H2Mo03H20t (NH,)Mo70□。
(N)I4)2MO03など)、塩化物(たとえばMo
Cls 。
MoC14など)などが用いられ、コ杓しトの化合物と
しては、酸化物(例えばCoO,Co□03゜CoO2
,Co3O4など)、コバルト塩(例えばCoCl2.
CoCl2・6H20,Co(NO3)2・6H20゜
CoSO4・7H20、Co(CH3CO2)2 ’
4H20、C0C2O4”2H20など)、水酸化コバ
ルト(Co(OH)2)、炭酸コバルト(塩基性炭酸コ
バルト)などが使用できる。
またニッケルを加える場合には、酸化ニッケル(N i
O)、ニッケル塩(例えばNiC4、NI Br2
NiI2およびその水和物、Ni(NO3)2・6H2
0゜N i S 04・6H20、N1 (CHs C
O□)2・4H20、N I C2O4・2H20など
)、水酸化ニッケル(Ni (OH)2 )、炭酸ニッ
ケルおよびニッケルアセチルアセトナートなどが用いら
れ、タングステンを加える場合には、酸化物(例えばW
O3,WO2など)、タングステン酸およびその塩(た
とえばタングステン酸、パラタングステン酸アンモニウ
ム、メタタングステン酸アンモニウムなど)などが用い
られ、銅を加える場合には硝酸銅、塩化銅、酢酸銅、硫
酸銅などが通常用いられる。
たとえば、コバルトおよびモリブデンを第1成分及び第
2成分よりなる生成物上に担持させる場合には、乾燥な
いし■焼抜の成型品を硝酸コバルトおよびモリブデン酸
アンモニウムのアンモニア性水溶液に浸漬することによ
って、コバルト、モリブデンを所定量担持する方法が望
ましい。
しかしながらこの他業者によってよく知られている混合
法、含浸法、混練法、イオン交換法などの手段によって
もよい。
すなわち、担持法が異なっていても最終的に、該触媒成
分を所定量担持もしくは含有される限り、触媒の性能に
はほとんど差がない。
また原料あるいは、調製方法によっては、得られる触媒
中に不純物程度の金属塩などを含むこともありうるが、
不純物量程度の異物質の存在は触媒能には大きな影響を
与えない。
また、バナジウムを担持させを方法の一つとして、発明
者らが特願昭53−125689の明細書中で開示して
いる方法を適用してもよい。
即ち粘土鉱物と第2成分を混合し成型したものに効して
バナジウムおよび硫黄を多量に含む重質炭化水素油を水
素雰囲気下で特定の反応条件で該成型品と接触処理せし
め該重質炭化水素油から脱バナジウム反応および脱硫反
応で直接的に該成型品表面上に硫化バナジウム(VSx
)を所定量堆積担持する方法である。
硫化バナジウムを担持する際に用いる重質炭化水素油は
バナジウム含有量が多いほど効果的であるが、具体的に
はバナジウム含有量が200卿以上、好ましくは400
p−以上のものを用いるのが望ましい。
また、該成型品にVSxを担持する際の反応条件は、該
基材の存在下、温度350〜450℃、好ましくは39
0〜420℃、水素圧30〜250気圧、好ましくは8
0〜160気圧である。
またバナジウムを含有もしくは担持させる今1つの方法
は、可溶性バナジウム化合物を含有する非油性媒質、非
炭化水素媒質又は極性媒質と接触させ、該粘土鉱物と第
2成分とからなる生成物にバナジウム化合物を含有もし
くは担持し、あるいはしかるのち適宜な方法で硫化処理
することによる方法である。
ここにいう「非油性」とは、例えば水溶液、アルコール
溶液などの媒質を意味する。
可溶性バナジウム化合物の例には、シュウ酸バナジル、
硫酸バナジル、メタバナジン酸アンモニウム、アセチル
アセトンバナジウムおよび酸化バナジウムなどがある。
なお、該バナジウム化合物は、一般に水などを(は難溶
性を示す場合が多いが、かかる場合には、媒質を加温な
いしは酸性もしくはアルカリ性にするこさにより溶解度
を上げて用いるのが望ましい。
例えば、メタバナジウム酸アンモニウムの水に対する溶
解度は、0.5297100gH20(15°C)、6
.95.?/100g(96°C)で、この温度附近よ
り分解が起る。
このように溶解度が小さいので、溶解度を高め、かつ該
生成物上への付着をよくするためにシュウ酸を加えるこ
とが好ましい。
また上記第3成分以外に特定の反応例えば脱窒素反応お
よびコンラドソン残留炭素の低減化反応等に対する活性
を相違的に促進する目的で触媒成分としてフッ素あるい
はリンの添加が有効でありこれらの成分は公知の触媒中
に約0.2〜4重量%を通常の方法で含有あるいは担持
せしめることができる。
該成分の原料はフッ素を加える場合には、フッ化水素(
HF)、フッ化アンモニウム(NH4F)。
フッ化水素アンモニウム(NH4HF2 )等が用いら
れ、リンを加える場合には、酸化物(P2O3)、
IJン酸およびその塩(オルトリン酸、メタリン酸、ピ
ロリン酸、リン酸アンモニウムなど)などが用いられ、
さらには該成分は前記第3成分とともに加えることもで
きる。
すなわち触媒構成成分元素を二種以上含む原料物質とし
て、例えば、リン酸チタン、リンタングステン酸、リン
モリブデン酸、リンモリブデン酸アンモニウムなどが使
用できる。
上記の第3成分あるいはフッ素、リンなどの触媒成分を
担持もしくは含有させるための調製は、公知の各種の方
法で行うことができる。
(日本触媒学会編集、触媒工学講座10、「触媒便覧」
地人書館、(1967))。
本発明の触媒は、その構成成分および物理的性状に関し
て、前述した条件が具備されれば目的とする重質炭化水
素油の水素化処理触媒として十分である。
即ち本発明の触媒は、重質炭化水素油の水素化処理、特
にアスファルテンの分解反応および脱金属反応、さらに
脱硫反応、脱窒素反応などに極めて有効である。
またコンラドソン残留炭素の低減、比重、粘度および流
動点の低下、さらには水素化分解による軽質化などを目
的とする重質炭化水素油の水素化処理にも望ましい触媒
である。
また、本発明の触媒を用いて重質炭化水素油を接触水素
化処理する場合の反応方式は、触媒形状などを適当に選
定することにより、固定床、移動床、流動床および沸騰
床などの通常の流通式反応方式で行うことができ、反応
生成物と触媒が反応領域より同伴流出することなく水素
化処理が可能である。
本発明の触媒を用いて重質炭化水素油類を水素化処理す
る場合の処理条件は、上記触媒の存在下温度350〜4
50℃好ましくは390〜420℃、圧力30〜250
気圧好ましくは80〜160気圧、液空間速度0.1〜
10 Hr−!好ましくは0.2〜5Hr−’で行なわ
れる。
また、処理油と供給する水素もしくは水素に富むガスと
の混合割合は、1気圧で15℃の処理油1容積当り15
℃の水素100〜2000容積(100〜200ONl
/l)、好ましくは500〜100ON?z今で行なわ
れる。
以上、本発明の触媒の組成物およびその製造方法ならび
に効果、適用分野などについて記載して来たが、更に本
発明を明確にするため以下に実施例を挙げる。
この実施例は本発明を具体的に説明するものであって、
これら実施例によって本発明が限定されるべきものでは
ない。
マグネシウムシリケートを主成分とする複鎖構造を持つ
粘土鉱物の調整例 粘土状のスペイン産セピオライト鉱石および米国のエン
ゲルハルト(ENGELHARD) 社からSol 5
peedi Dri(SSD)として市販されているア
タパルジャイトをそれぞれ約120℃で6時間熱風乾燥
したのち、ボールミルにて約6時間捕潰し、約50メツ
シユ以下(このうち90%以上が100メツシユ以下で
あった)のセピオライトおよびアタパルジャイトの粉末
を得た。
これらのものの組成を表−1に示した。
比較例 先に調整した表−1の組成のセピオライト粉末100g
と約11の蒸留水を2.51のパドルミキサーに投入し
、約55分激しく撹拌しゲル化せしめた。
更に約11の水を加え28重量%のアンモニア水にて液
のpHを約8に調節した後約5分激しく撹拌した。
かかる混合液を減圧濾過器により、濾過脱水し約250
gのケーキを得た。
かかるケーキを0.8φの円柱形に押し出し成型し、そ
の成型物を約120℃で6時間熱風乾燥し、さらに50
0℃で3時間焼成して焼成物を得た。
モリブデン酸アンモニウム151.9 gニ温水400
m1を加え、更に蒸留水400m1に硝酸コバルト16
0.Flを溶解して得た水溶液を加え、混合し更に25
重量係濃度のアンモニア水を500m1加えた。
かかる液を35m1分取し5mlの蒸留水で希釈し、先
に得られた焼成物50Fに均一に噴霧・含浸せしめ1晩
密封放置したのち、室温にて風乾した。
つぎに120℃にて3時間熱風乾燥し、500℃で空気
気流中3時間焼成して、触媒Iを得た。
触媒の性状を表−2に示す。表−2に示した細孔表面積
、細孔容積および平均細孔直径は水銀圧入法により求め
た。
実施例 1 塩化マグネシウム六水和物500gを蒸留水21に溶解
後、室温に保持した。
該溶液に水銀化ナトリウム2509/l含む溶液を約0
.97撹拌しながら徐々に添加し、pHを11に調節し
、水酸化マグネシウムの沈殿を生成した。
次いで、これを温度80±5℃の範囲で12時間熟成し
スラIJ−を得た。
該スラリーをp過後、28重重量子ンモニア水によって
pHを9に調節した蒸留水にてC1−がほとんど検出さ
れなくなる迄洗浄・濾過を行ない酸化マグネシウム換算
で約30重量%水酸化マグネシウムを含むケーキを約2
50g得た。
該ケーキ80gと前記のセピオライト粉末80gおよび
約11の蒸留水を2.51のパドルミキサーに投入し、
約55分源しく撹拌しゲル化せしめた。
更に約11の水を加え、28重量%のアンモニア水にて
液の川を約10に調節した後、約5分激しく撹拌した。
以下の操作は比較例と同様な操作により触媒■を得た。
触媒の性状を表−2に示す。実施例 2 A1203換算で76.6 g/lの硫酸アルミニウム
溶液を100℃に加熱保持した。
別に外部より加熱できる容器に脱イオン水18Aをとり
、これを100℃に加熱し、次いで前記硫酸アルミニウ
ム水溶液121を加えて激しく撹拌しつつ、28係アン
モニア水4.41を迅速に加え種子水酸化アルミニウム
のスラリーを作った。
このスラリーをpH9、温度100℃で60分間撹拌し
ながら熟成した。
次にこのスラリーに上記硫酸アルミニウム水溶液21を
添加したところ、スラリーの粘度は急速に低下し、pH
は4を示した。
そこで5分後に28係濃アンモニア水0.81を加えた
ところ、再びスラリーの粘度は上昇しpHも9を示した
この1段の操作後、スラリーを温度100℃でゆっくり
と撹拌しながら20分間熟成し、第1段目と同じ操作を
繰り返した。
5段終了後、スラリーを沢過し、F液中に硫酸根が検出
されなくなる迄洗浄しアルミナ濃度20重置部のケーキ
を得た。
かかるケーキ125gとセピオライト粉末83gから比
較例と同様な方法で触媒lを得た。
触媒の性状を表−2に示す。
実施例 3 ケイ酸ソーダJIS3号300gを蒸留水4.51に溶
解し室温に保持した。
該ケイ酸ソーダ溶液に35重量%の塩化水素を含む塩酸
溶液を撹拌しながら徐々に添加しpHを7に調節した。
更に50°Gに於いて20時間熟成し、ゲルを得た。
該ゲルを減圧p通抜、蒸留水にてNa+がほとんど検出
されなくなる迄洗浄沢過を行ない、5i02換算で約1
0重置部シリカヒドロゲルを約9ゆを得た。
該ヒドロゲル250gとセピオライト粉末83gから、
比較例と同様な方法で触媒■を得た。
触媒の性状を表−2に示す。
実施例 4 四塩化チタン1,000gを蒸留水21に冷却を行ない
ながら徐々に添加し溶解し、更に蒸留水61を加えた。
かかる溶液に28重量%のアンモニア水を徐々に撹拌し
なからpHが8になる迄加え、次に98〜100℃の温
度範囲で20時間熟成し水酸化チタンを含有するスラリ
ーを得た。
該スラリーを減圧濾過後、蒸留水にてCI−がほとんど
検出されなくなる迄洗浄沢過し、TiO2換算で約25
重置部の水酸化チタンを含むケーキを約1601得た。
該ケーキとセピオライト粉末の混合比を変えて、比較例
と同様な方法で触媒を得た。
該ケーキ100gとセピオライト粉末83.?から触媒
■、該ケーキ200gとセピオライト粉末56gから触
媒■、該ケーキ300gとセピオライト粉末28gから
触媒■および該ケーキ360gとセピオライト粉末11
gから触媒■を得た。
更に先に調製した表−1の組成のアタパルジャイト8:
lと該ケーキ100gとから触媒■を得た。
また、触媒■と同じ製造法で硝酸コバルトの代りに硝酸
ニッケルを含浸した触媒Xを得た。
触媒の性状を表−2に示す。
実施例 5 塩化ジルコニル500gを蒸留水41に溶解し、かかる
溶液に28重量%のアンモニア水を徐々に、撹拌しなが
ら、pHが8になる迄加え、次に98〜100℃の温度
範囲で3時間熟成し水酸化ジルコニウムを含有するスラ
リーを得た。
次に該スラリーを減圧p通抜、蒸留水にてC1−がほと
んど検出されなくなる迄洗浄濾過し、ZrO2換算で一
*約25重置部の水酸化シルコニムラを含むケーキを約
700g得た。
該ケーキ100gとセピオライト粉末83gから、比較
例と同様な方法で触媒Mを得た。
触媒の性状を表−2に示す。実施例 6 実施例2で得たケーキ63gと実施例3で得たケーキ1
25gおよびセピオライト粉末83gから比較例と同様
な方法で触媒■を得た。
触媒の性状を表−2に示す。
実施例 7 セピオライト粉末2kgにオルトホウ酸355gを2,
81の約50℃に暖めた蒸留水に溶液を加え、混練機に
て約1時間混練し、混練物を得た。
この時、該混練物の含水量は約60重置部であった。
次に、該混練物を1.Omrnφの穴をもつダイを経て
成形し、更に120℃にて3時間熱風乾燥し、500℃
にて3時間焼成した焼成物的2kgを得た。
以下比較例と同様な方法で第3成分を含浸し触媒x1を
得た。
触媒の性状を表−2に示した。実施例 8 実施例4と同じ方法で触媒■と同様の焼成物を製造し、
該焼成物に対し表−3に示すバナジウムを多量に含有す
る重質炭化水素油を用い、表−4に示す反応条件で水素
化処理し、100時間処理後のバナジウム担持触媒XI
Vを得た。
触媒の性状を表−2に示す。
用いた装置は触媒充填量50ccの反応器を有す固定床
流通式反応装置である。
この方法で得た触媒XIVのバナジウム担持量はバナジ
ウムとして約9重置部であった。
重質炭化水素油に対する水素化処理を表−4に示した反
応条件で行った。
反応生成物は通油開始后約20時間経過後約50ccサ
ンプリングし分析に供した。
用いた装置は触媒充填量5Qccの反応器を有する固定
床流通式反応装置であった。
この水素化処理の結果、生成油中のアスファルテン、バ
ナジウムおよび硫黄の濃度及びそれらの除去率を表−5
に示す。
セピオライト単独の触媒Iに比較して、マグネシア、ア
ルミナ、シリカ、チタニア、ジルコニア、シリカ・アル
ミナおよびボリアを添加した触媒II 、 I。
IV、V、XI、■およびXIはアスファルテン分解反
応、脱バナジウム反応、脱硫反応の全てにおいて活性向
上が見られた。
また、アタパルジャイトにチタニアを添加した触媒■、
触媒Vの担持金属のコバルトをニッケルに替えた触媒X
および触媒■の担体をバナジウムを多量に含有する重質
炭化水素油で水素化処理し、バナジウムを担持した触媒
XIVに於いても同様の活性向上が見られた。
さらに第3図にチタニアをセピオライトに対して約0.
25,50,75,90重重量部加した触媒I、V、V
I、■およびVlならびにチタニアを添加しない触媒■
を夫々使用した水素化処理の結果を示した。
図において○印は生成油中のバナジウム濃度をまた・印
は生成油中のアスファルテン濃度を示す。
触媒Iに比較すると各触媒はそれぞれアスファルテン分
解反応、脱バナジウム反応の活性向上が見られるが、チ
タニアの添加量が約50重置部を越えると逆に活性の低
下が見られることは特筆すべきことである。
【図面の簡単な説明】
第1図はマグネシウムシリケートを主成分とする粘土鉱
物の代表例のX線回折パターンを示す。 図においてAニスペインのマドリッド産セピオライト、
Bニスペインのトレド産セピオライト、C:韓国量セピ
オライト、D:日本産セピオライト、およびE:アメリ
カ産アタパルジャイトの夫々のX線回折図を示す。 第2図は触媒1.1およびVのX線マイクロアナライザ
ーによる分析結果を示す。 第3図は実施例9における、セピオライトに対するチタ
ニア添加量を変えたときの触媒活性に及ぼす効果を示し
たものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マグネシウムシリケートを主成分とする複鎖構造を
    有する粘土鉱物である第1成分;マグネシウム、アルミ
    ニウム、ホウ素、ケイ素、チタンおよびジルコニウムの
    中から選ばれる少なくさも1種の元素からなる酸化物で
    ある第2成分;ならびに水素化活性金属成分である第3
    成分とが触媒粒子内で複合的に均一に分散された複合体
    からなり、該第2成分が酸化物として約5〜80重量体
    該第3成分が金属元素換算で約0.1〜20重量係含置
    部装、細孔容積が約0.5〜2.0 cc/ 9、細孔
    直径75Å以上の細孔表面積が約40〜400 rn:
    /g、および平均細孔直径が約100〜500人である
    ことを特徴とする重質炭化水素油の水素化処理用触媒。 2 第1成分がセピオライト、アタパルジャイトおよび
    パリゴルスカイトからなる群より選ばれる1種もしくは
    2種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記載の触
    媒。 3(a)マグネシウムシリケートを主成分とする複鎖構
    造を持つ粘土鉱物を乾燥、粉砕するかもしくはそのまま
    でマグネシウム、アルミニウム、ホウ素、ケイ素、チタ
    ン及びジルコニウムの中から選ばれる少なくとも1種の
    元素の酸化物形成性化合物からなる第2成分と共に、p
    H4〜11の条件下、水分を調整して含水率が約40重
    置部〜約80重量係の範囲で混練する工程;(b)
    工程(a)からの混線物を成形した後、約25重置部以
    上の固形分含量になる迄乾燥する工程;(c) 工程
    (b)からの乾燥物を200℃〜800℃の温度範囲で
    0.1〜10時間焼成する工程;(d) 工程(c)
    からの焼成物に第3成分としての水素化活性金属成分を
    金属元素として触媒全量に対し約0.1重量係〜約20
    重量係となるように担持し、更に200℃以下で乾燥さ
    せる工程;(e) 工程(d)で得られる乾燥生成物
    を200℃〜800℃の温度範囲で約30分〜10時間
    焼成する工程; 上記一連の工程によることを特徴とする重質炭化水素油
    の水素化処理用触媒の製造方法。 4 工程(a)に代えて、マグネシウムシリケートを主
    成分とする複鎖構造を有する粘土鉱物をそのまま、ある
    いは粉砕して、粘土鉱物に対して約3倍重量以上の水を
    加え、撹拌しペースト状にし…を4〜11の範囲に調節
    した後、マグネシウム、アルミニウム、ホウ素、ケイ素
    、チタンおよびジルコニウムの中から選ばれる少なくき
    も1種の酸化物形成性化合物を添加し、十分混合した後
    、このペースト状混合物を脱水して含水率を約40重置
    部〜約80重量%に調湿して、工程(b)に供する特許
    請求の範囲第3項記載の方法。 5 工程(a)に於いて第2成分としてマグネシウム化
    合物を添加する際、マグネシウム塩を含む水溶液を10
    ℃〜100℃の温度に保持し、該水溶液にアルカリ性溶
    液を加えpHを6〜11にし、水酸化マグネシウムを生
    成せしめた後、温度50℃〜100℃の範囲で0.5時
    間〜24時間熟成することにより得た水酸化マグネシウ
    ムを用いる特許請求の範囲第3あるいは4項記載の方法
    。 6 工程(a)に於いて第2成分きしてアルミニウム化
    合物を添加する際、pH6〜10に調節し、かつ50°
    C以上の温度に保持した水酸化アルミニウム含有スラリ
    ーに、水酸化アルミニウム:アルミニウムのモル比が1
    :0.02〜2のアルミニウム塩を添加し、該スラリー
    のpHを5以下あるいは11以上にした後、中和剤を加
    えてpH6〜10に戻すことからなる操作を複数回繰り
    返すことにより製造した凝ベーマイトを用いる特許請求
    の範囲第3あるいは4項記載の方法。 7 工程(a)に於いて第2成分としてケイ素化合物を
    添加する際、シリカ濃度が1〜8重量係置装イ酸ソーダ
    水溶液を10〜70℃の温度に保持し、鉱酸を加えpH
    を6〜10にしてシリカヒドロシルを生成せしめ、更に
    pH6〜10に調節して108C〜100℃の温度範囲
    で0,5時間〜24時間熟成したシリカヒドロゲルを用
    いる特許請求の範囲第3あるいは4項記載の方法。 8 工程(a)に於いて第2成分としてチタン化合物を
    添加する際、チタン塩を含む水溶液を10℃〜100℃
    の温度に保持し、アルカリ性溶液を加えpH4〜11に
    するか、常温の水の中にチタン塩あるいはチタン塩を含
    む水溶液を徐々に添加しチタン塩を加水分解することに
    より、水酸化チタンを生成せしめ、更に温度50°C〜
    100℃の範囲で0.5時間〜24時間熟成して得た水
    酸化チタンを用いる特許請求の範囲第3あるいは4項記
    載の方法。 9 工程(a)に於いて第2成分としてジルコニウム化
    合物を添加する際ジルコニウム塩を含む水溶液を10°
    C〜100°Cの温度に保持し、該水溶液にアルカリ性
    溶液を加えpHを4〜11にするか、常温の水の中にジ
    ルコニウム塩を徐々に添加しジルコニウム塩を加水分解
    するこ♂により、水酸化ジルコニウムを生成せしめ、更
    に温度50℃〜100℃の範囲で0.5時間〜24時間
    熟成して得た水酸化ジルコニウムを用いる特許請求の範
    囲第3あるいは4項記載の方法。 10工程(d)および(e)に代えて、工程(c)の焼
    成物を、水素雰囲気下、温度350℃〜450℃水素圧
    30〜250気圧の条件でバナジウムを少なくとも20
    0重量重量上含有する重質炭化水素油と接触せしめ、バ
    ナジウムを2重置部以上堆積させる特許請求の範囲第3
    .4,5,6,7,8、あるいは9項記載の方法。
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