JPS594983Y2

JPS594983Y2 - 物品供給装置

Info

Publication number: JPS594983Y2
Application number: JP1978037243U
Authority: JP
Inventors: 辿菅
Original assignee: 茨木精機株式会社
Priority date: 1978-03-22
Filing date: 1978-03-22
Publication date: 1984-02-15
Also published as: JPS54140474U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はコンベア上に不等間隔で補充した多数の物品を
コンベアによって搬送中に、等間隔に整列するようにし
た物品供給装置に関するものである。

従来のこの種の装置としては、コンベア上に可動ストッ
パーを臨ませ、該可動ストッパーを一定時間間隔で作動
させて、物品を一定の間隔で搬送する如くしたものであ
るが、斯る手段のものでは可動ストッパーによって物品
を押し潰すことがあり、また不定形状の物品を制御する
のに不向き、等の欠点があった。

本考案は上記の点に鑑み直列状に配置した複数台の各コ
ンベア相互間の運転制御によって、物品にショックを加
えることなく物品間隔を一定にする如くして、不定形の
物品でも、該物品に大きな外力を作用させることなく、
等間隔に整列するようにしたものである。

以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。

図示実施例は５台のコンベア１，２，３，４．５を直列
状に配置して構成している。

これら各コンベアのうち第１コンベア１は低摩擦性のエ
ンドレス状の帯状体６をその前後をそれぞれプーリなど
の回転体に支持して、回転自在に配置している。

また、前記第２コンベア２はエンドレス状のベルト１を
その前後をそれぞれプーリなど回転体に支持して、回転
自在に配置している。

さらに、第３コンベア３はプーリなどの一対の回転体に
エンドレス状のベルト８を回転自在に設けて形成してい
る。

また、前記の第４コンベア４は一対のエンドレス状の帯
状体１１．１１を複数の回転体に支持して、回転自在に
配置している。

さらに、前記の第５コンベア５は細巾のエンドレス状の
帯状体１２に多数のアタッチメント１３．１３・・・を
同一ピッチに設けると共に、該帯状体１２の一部が第４
コンベア４の両帯状体１１．１１間にオーバラップする
ように、その前後を一対の回転体１４．１５に支持且つ
回転自在に配置している。

また、前記の第４コンベア４、第５コンベア５の各駆動
軸１７．１８をそれぞれ原動軸１９に連結して、これら
各コンベアが同調回転する如くしている。

さらに、前記第１コンベア１の駆動軸２０及び第３コン
ベア３における駆動軸２１をそれぞれ変速機２２．２３
を介して前記原動軸１９に連結して、これらコンベアを
他のコンベアよりも高速回転するようにセットせしめて
いる。

さらにまた、前記第２コンベア２の駆動軸２４を周期変
速装置２６及び電磁クラッチ２５を介して前記原動軸１
９に連結している。

また、第２図に示す如く前記第５コンベア５の回転体１
５の軸に同期信号発信装置２７を設けている。

該装置２７は前記回転体１５に連結したカム２８とマイ
クロスイッチ２９とからなり、各アタッチメン）１３
．１３・・・のピッチに対応した周期でもってマイクロ
スイッチ２９を作動させて、第４図に示す如き同期信号
Ａを発信させる如くしている。

一方、前記第２コンベア２の後域に設けた光電スイッチ
３０と前記発信装置２７とをそれぞれ制御器３１に接続
すると共に、該制御器の出力回路３２を前記電磁クラッ
チ２５に接続している。

前記の周期変速装置２６の具体例は第３図に示す如きで
あり、原動軸１９に連結したクランク３３におけるクラ
ンクピン３４と、揺動ギア３５とを連接棒３６を介して
連結すると共に、該揺動ギア３５と、前記第２コンベア
２の駆動軸２４に前記電磁クラッチ２５を介して設けた
一方向クラッチ３７を介設する歯車３８とを連結して構
成したものである。

図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。

第１図において原動軸１９を駆動させると、第２図にお
ける各コンベア１〜５はそれぞれ、図面上時計方向に回
転し始める。

特に第１コンベア１は第２コンベア２よりも高速設定し
ているから、該第１コンベア１上に人手によって補充し
た各物品Ｃ９Ｃ・・・間の間隔は、第２コンベア２上で
、両コンベア１，２の速度差分だけ狭められる。

一方、第５コンベア５に連結した同期信号発信装置２７
は第４図に示す如き一定間隔の同期信号Ａ、Ａ・・・
を発信し、第２コンベア２の後域に設けた光電スイッチ
３０は、所定間隔で物品Ｃ９Ｃ・・・を確認し、これら
物品間隔に対応した第４図の如き確認信号Ｂ、Ｂ・・
・を発信するが、確認信号Ｂは電磁クラッチ２５を外し
て第２コンベア２を停止させ、反対に同期信号Ａは電磁
クラッチ２５を係合して第２コンベア２を駆動させるよ
うな機能を有している。

このため、仮りに第２コンベア２上に物品Ｃが存在しな
いときは、電磁クラッチ２５を外す機能がなくなるので
、同第２コンベア２は連続回転することになる。

そして、第２コンベア２上に物品Ｃ・・・が送られてく
ると、該物品は光電スイッチ３０でキャッチされ該第２
コンベア２は物品Ｃを乗せたま・停止する。

この場合、第１コンベア１は第２コンベア２上に多数の
物品Ｃ５Ｃ・・・を縦列状に押し出し、同第２コンベア
２上で物品Ｃ９Ｃ・・・が一杯になると、その低摩擦性
によって物品Ｃをスリップさせて、第２コンベア２上の
物品Ｃ・・・への押圧力を所定値以下に抑える。

そして、同期発信装置２８による各アタッチメン）１
３．１３・・・の間隔と同間隔の信号によって充電スイ
ッチ３０の制御により駆動を抑制されている第２コンベ
ア２を間欠的に駆動させて、第３コンベア３上に物品Ｃ
・・・を一定間隔で供給する。

一方、第３図において周期変速装置２６におけるクラン
ク３３は原動軸１９によって連続回転して、揺動ギア３
５を揺動させて歯車３８を、従動させる。

該歯車３８には一方向クラッチ３７が組込まれており、
該歯車３８には時計方向の回転運動のみしか伝わらず、
このため第２コンベア２は間欠運動する。

この場合、前記クランク３３の運動には第４図の曲線π
の如き周期変速機能があり、この結果第２コンベア２は
該曲線の如き周期変速運動を行なう。

そこで、同期信号Ａによってクラッチ２５を係合する信
号Ａ１を与え、光電管３０による確認信号Ｂによってク
ラッチ２５を外す信号Ｂ１を与えると、第２コンベア２
は範囲αで示す変速運動を間欠的に行なう。

従って、第２コンベア２の発進時と停止時の慣性が小さ
い。

第３コンベア３におけるベルト８は第２コンベア２より
も高速に設定しているので、第２コンベア２より第３コ
ンベア３上に物品が移乗させられると、該物品は速やか
に後位の物品との間を広げる。

そして、物品は第４コンベア４を介して第５コンベア５
の各アタッチメンｌ−１３，１３間に確実に移乗させら
れる。

なお、第３図に示す物品Ｃの長さＬが総体的に変った場
合は、扇形ギア３５におけるピン４０の偏心量を調整し
、第４図における仮想曲線πｉ、７ｒ２の如く第２コン
ベア２の搬送速度を調整することができる。

叙上の如く本考案は、後位のコンベア５における各アタ
ッチメンｌ−１３，１３の間隔に対応する同期信号を発
信する装置２７と、前記の前位のコンベア２の液域にあ
って該コンベア２上の物品Ｃを確認する光電スイッチ３
０とをそれぞれ前記電磁クラッチ２５に電気的に接続す
ると共に、前記周期変速装置２６の変速出力加速時の低
速域において前記同期発信装置２７で前記電磁クラッチ
２５を係合し、前記周期変速装置２６の変速出力減速時
の低速域において前記光電スイッチ３０で前記電磁クラ
ッチ２５を外すようにタイミングを合わせたので、前記
のコンベア２は、後位のコンベア５のアタッチメン）
１３．１３・・・の間隔に対応した間欠運動を行ない、
斯る間欠運動でもって後位のコンベア５に対して物品Ｃ
５Ｃ・・・をアタッチメント間隔でもって送り出すこと
ができる。

このため、従来装置の如く物品を押し潰すことがないし
、また定形、不定形に関係なくこれら物品を一定間隔で
供給することができる効果がある。

その上前位のコンベア２は物品に慣性を与えないので、
後位のコンベア５に対する送り出し間隔はより一定化し
、定間隔供給精度をより向上させる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す平面図、第２図は前面の
側面図、第３図は前面の部分説明図、第４図は作用説明
図である。２５・・・・・・電磁クラッチ、２６・・・・・・周期
変速装置、２７・・・・・・同期信号発信装置、３０・
・・・・・光電スイッチ、３１・・・・・・制御器、３
２・・・・・・出力信号回路。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

周期変速装置２６及び電磁クラッチ２５を介して原動軸
１９に連結し回転速度が一サイクル中に周期状に変るよ
うに駆動するようにした前位のコンベア２ど、それより
後位にあって多数のアタッチメン１−１３．１３・・・
を等間隔に設けた後位のコンベア５と、これら両コンベ
ア２，５間にあって前位のコンベア２よりも高速回転す
る仲介的なコンベア３との少なくとも３台のコンベアを
設け、前記の後位のコンベア５における各アタッチメン
）１３．１３の間隔に対応し且つ前記周期変速装置２
６のサイクルとも同期する同期信号を発信する装置２７
と、前記の前位のコンベア２の後域にあって該コンベア
２上の物品Ｃを確認する光電スイッチ３０とをそれぞれ
前記電磁クラッチ２５に電気的に接続すると共に、前記
周期変速装置２６の変速出力加速時の低速域において前
記同期発信装置２７で前記電磁クラッチ２５を係合して
前記の前位のコンベヤ２に動力を伝達し、前記周期変速
装置２６の変速出力減速時の低速域において前記光電ス
イッチ３０で前記電磁クラッチ２５を外して前記の前位
のコンベヤ２を停止させるように構成した物品供給装置
。