JPS6147776B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、薄状物品の折り込み計数装置を備え
た薄状物品の折り込み供給装置に係るものであ
る。

従来、薄状物品の折り込み装置では、折り込み
品の計数が出来ず、折り込んだ物品を袋に詰める
等の後工程においては人手により数をチエツクし
ていた。

本発明はこの様な不便を解消した薄状物品の折
り込み供給装置に関するもので、薄状物品を挾ん
で送り込むコンベヤー１，２と、薄状物品の先端
を受けるコ字状受板５と、薄状物品の中央部を折
り曲げて押し込む押し込み板４と、折り込まれた
薄状物品を挾んで送り込むコンベヤー７，８と、
折り込まれた薄状物品を倒立した状態で両側面か
ら挾んで送り込むコンベヤー１８，１８′の間へ
薄状物品を押し込むプラツシヤー１０とを有し、
かつプツシヤー１０の回転軸と同軸に該プツシヤ
ー１０よりも長い爪を持つ計数プツシヤー１１を
設け、両プツシヤーを互にクラツチ１４で切換可
能とし、プツシヤー１０で薄状物品をコンベヤー
１８，１８′間に所定数量送り込んだときに計数
プツシヤー１１が作動してそれらの薄状物品を更
に先方へ送り込み、次に送り込まれる薄状物品と
の間に間隙が生ずるように構成したことを特徴と
する。

次に本発明を実施例を示す図面に基づき更に説
明する。

第１図に図示の如く、前工程（図示せず）より
送られて来た物品２２が分割コンベヤー１及び２
により一定ピツチで受板５の中に送り込まれる。
この受板５への送り込みを確実にする為、駆動ロ
ール６が取付けられている。受板５に入つた物品
は分割コンベヤー１及び２とある一定の比率で回
転しているエキセントリツク板３に取り付けられ
ている押し込み板４の往復運動により折り込まれ
た状態で搬送コンベヤー７及び８で下方に送られ
る。コンベヤーのベルトは数本のベルトよりなり
（第１図では２本）、そのベルト間隔の間を光電管
９の光線が通過する様になつている。送り込まれ
るこの物品はこの光電管により計数される。計数
された物品は、ガイド１９により、水平方向に送
られる対になつたベルト１８，１８′の間に落し
こまれる。落しこまれた物品は、物品が送り込ま
れるスピードを同期している回転プツシヤー１０
により物品を立てた状態でベルト内に押し込む。
当然ベルト１８，１８′の間隔は物品が倒立して
送られる間隔にあり、その搬送スピードも回転プ
ツシヤーと同期している。回転プツシヤー１０の
軸上には計数プツシヤー１１が取付けられてお
り、各歯車１３及び１２により回転するようにな
つており、それぞれの回転はクラツチ１４により
切換えられるようになつている。又この回転を伝
えているシヤフト２０，２１はクラツチ１５，１
６により傘歯車１７を介してベルトコンベヤー１
８，１８′の回転を伝えている。シヤフト２０を
通じて伝達される回転は、回転プツシヤー１０と
同期した回転となつており、シヤフト２１を通じ
て伝達される回転は計数プツシヤー１１と同期し
た回転となつており、通常はシヤフト２０を通し
て回転プツシヤーと同期した回転が伝えられてい
る。

今物品の計数があらかじめ定められた数に達す
ると、クラツチ１４の働きにより回転プツシヤー
１０が停止し、計数プツシヤー１１が１／２回転
する。同時にクラツチ１５，１６の作動によりベ
ルト１８，１８′のスピードは計数プツシヤー１
１のスピードに同期する。回転プツシヤーと計数
プツシヤーには各々物品の押し込み用の爪が付い
ており、その爪の長さは異なり、計数プツシヤー
の方が長い。その為第２図に図示の如く、計数さ
れた状態ではコンベヤーに押し込み量が異なつて
くる。同時にコンベヤースピードも変化し、押し
込み量の変化に追随する為、すでに押し込まれた
物品との間には空間が生じない。こうしてある一
定数毎に計数プツシヤーを作動させることによ
り、物品の送り量が変化する。これによりある一
定数ごとに物品に間に空間が生じる。（第３Ａ
図）。これにより後工程の分割、集積が容易とな
る。

第３Ｂ図は、物品に対する回転プツシヤー及び
計数プツシヤーを各々の爪の相対位置を示す。

【図面の簡単な説明】

同面は本発明の実施例を示し、第１図は本発明
装置の斜視図、第２図は本発明装置に於ける回転
プツシヤー及び計数プツシヤーと薄状物品との関
係を示す説明図であり、又第３Ａ図は送り込み薄
状物品間の間隔の状態を示し、更に第３Ｂ図は
薄状物品に対する回転プツシヤー及び計数プツシ
ヤーの各々の爪の相対位置を示す。 １…分割コンベヤー、２…分割コンベヤー、３
…エキセントリツク板、４…押し込み板、５…受
板、６…駆動ロール、７…搬送コンベヤー、８…
搬送コンベヤー、９…光電管、１０…回転プツシ
ヤー、１１…計数プツシヤー、１２…伝導スプロ
ケツト、１４…クラツチ、１５…クラツチ、１６
…クラツチ、１７…傘歯車、１８，１８′…ベル
トコンベヤー、１９…ガイド、２０…伝導シヤフ
ト、２１…伝導シヤフト、２２…薄状物品。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 薄状物品を挾んで送り込むコンベヤー１，２
   と、薄状物品の先端を受けるコ字状受板５と、薄
   状物品の中央部を折り曲げて押し込む押し込み板
   ４と、折り込まれた薄状物品を挾んで送り込むコ
   ンベヤー７，８と、折り込まれた薄状物品を倒立
   した状態で両側面から挾んで送り込むコンベヤー
   １８，１８′と、該コンベヤー１８，１８′の間へ
   薄状物品を押し込むプツシヤー１０とを有し、か
   つプツシヤー１０の回転軸と同軸に該プツシヤー
   １０よりも長い爪を持つ計数プツシヤー１１を設
   け、両プツシヤーを互にクラツチ１４で切換可能
   とし、プツシヤー１０で薄状物品をコンベヤー１
   ８，１８′間に所定数量送り込んだときに計数プ
   ツシヤー１１が作動してそれらの薄状物品を更に
   先方へ送り込み、次に送り込まれる薄状物品との
   間に間隙が生ずるようにしてなる薄状物品の折り
   込み供給装置。