JPS5848252Y2

JPS5848252Y2 - 物品供給装置

Info

Publication number: JPS5848252Y2
Application number: JP5170578U
Authority: JP
Inventors: 辿菅
Original assignee: 茨木精機株式会社
Priority date: 1978-04-18
Filing date: 1978-04-18
Publication date: 1983-11-04
Also published as: JPS54153685U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はコンベア上に不等間隔で補充した多数の物品を
コンベアによって搬送中に、等間隔に整列するようにし
た物品供給装置に関するものである。

従来のこの種装置としては、コンベア上に可動ストッパ
ーを臨ませ、該可動ストッパーを一定時間間隔で作動さ
せて、物品を一定の間隔で搬送する如くしたものである
が、斯る手段のものでは可動ストッパーによって物品を
押し潰すことがあり、また不定形状の物品を制御するの
に不向き、等の欠点があった。

本考案は上記の点に鑑み直列状に配置した複数台の各コ
ンベア相互間の運転制御によって、物品間隔を一定にす
る如くして、不定形の物品でも該物品に大きな外力を作
用させることなく、等間隔に整列するようにしたもので
ある。

以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。

図示実施例は５台のコンベア１，２，３，４゜５を直列
状に配置して構成している。

これら各コンブアのうち第１コンベア１は低摩擦性のエ
ンドレス状の帯状体６をその前後をそれぞれプーリなど
の回転体に支持して、回転自在に配置している。

また前記第２コンベア２はエンドレス状のベルト７をそ
の前後をそれぞれプーリなど回転体に支持して、回転自
在に配置している。

さらに第３コンベア３はベルト８をブーりなどの回転体
に支持して回転自在に配置している。

また前記の第４コンベア４は一対のエンドレス状の帯状
体１１．１１を複数の回転体に支持して、回転自在に配
置している。

さらに前記の第５コンベア５は細巾のエンドレス状の帯
状体１２に多数のアタッチメント１３，１３・・・を同
一ピッチに設けると共に、該帯状体１２の一部が第４コ
ンベア４の両帯状体１１，１１間にオーバラップするよ
うに、その前後を一対の回転体１４．１５に支持し且つ
回転自在に配置している。

また前記の第５コンベア５の駆動軸１８を原動軸１９に
連結している。

さらに前記第１コンベア１の駆動軸２０及び第３コンベ
ア３におけるベルト８０駆動軸２１をそれぞれ変速機２
２．２３を介して前記原動軸１９に連結して、これらコ
ンベアを他のコンベアよりも高速回転するようにセット
せしめている。

さらにまた前記第２コンベア２の駆動軸２４を電磁クラ
ッチ２５を介して前記原動軸１９に連結している。

また前記第４コンベア４の駆動軸２６を差動変速機３５
を介して前記原動軸１９に連結している。

また第２図に示す如く前記第５コンベア５の回転体１５
の軸に同期パルス発信装置２γを設けている。

該装置２７は前記回転体１５に連結したカム２８とマイ
クロスイッチ２９とからなり、各アタッチメント１３，
１３・・・のピッチに対応した周期でもってマイクロス
イッチ２９を作動させて、第３図に示す如きパルス信号
Ａを発信させる如くしている。

一方前記第２コンベア２の後域に設けた光電スイッチ３
０と、第４コンベア４の上域に設けた光電スイッチ３６
と前記パルス発信装置２７と、他のパルス発信装置３γ
とをそれぞれ制御器３１に接続すると共に、該制御器の
出力回路３２．３８を前記電磁クラッチ２５及び差動変
速機３５に接続している。

図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下作用
を説明する。

第１図において原動軸１９を駆動させると、第２図にお
ける各コンベア１〜５はそれぞれ、図面上時計方向に回
転し始める。

特に第１コンベア１は第２コンベア２よりも高速設定し
ているから、該第１コンベア１上に人手によって補充し
た各物品Ｃ，Ｃ・・・間の間隔は、第２コンベア２上で
、両コンベア１，２の速度差分だけ狭められる。

一方、第５コンベア５に連結した同期パルス発信装置２
７は第３図に示す如き一定間隔の同期信号Ａ、Ａ・・・
を発信し、一方策２コンベア２の後域に設けた光電スイ
ッチ３０は、所定間隔で物品Ｃ２Ｃ・・・を確認し、こ
れら物品間隔に対応した第３図の如き確認信号Ｂ、Ｂ・
・・を発信するが、同期信号Ａは電磁クラッチ２５を係
合して第２コンベア２を回転させ、反対に確認信号Ｂは
電磁クラッチ２５を外して第２コンベア２を停止させる
ような機能を有している。

このため仮りに第２コンベア２上に物品Ｃが存在しない
ときは、電磁クラッチ２５を外す機能がなくなるので、
同第２コンベア２は連続回転することになる。

そして第２コンベア２上に物品Ｃ・・・が送られてくる
と、光電スイッチ３０で該第２コンベア２は物品Ｃを乗
せたま工停止する。

この場合第１コンベア１は第２コンベア２上に多数の物
品Ｃ，Ｃ・・・を縦列状に押し出し、同第２コンベア２
上で物品Ｃ，Ｃ・・・が一杯になると、そのベルト６の
低摩擦性によって物品Ｃをスリップさせて、第２コンベ
ア２上の物品Ｃ・・・への押圧力を所定値以下に抑える
。

そして同期パルス装置２８による各アタッチメンＨ３，
１３・・・の間隔と同間隔の信号Ａによって第２コンベ
ア２を間欠的に駆動させて、第３コンベア３上に物品Ｃ
・・・を一定間隔で供給する。

第３コンベア３におけるベルト８は第２コンベア２より
も高速に設定しているので、前記の如く第２コンベア２
より第３コンベア３上に移乗させられた物品は後位の物
品との間を広げる。

また、別のパルス発振装置３γは第３図に示すようなパ
ルス信号ｃ’、ｃ’・・・を発信し、一方策４コンベア
４上の光電スイッチ３６は物品Ｃを確認し、物品によっ
て第３図に示す如き信号り、Ｄ・・・を受けるが、これ
ら両信号Ｃ’、Ｄ相互間の時間的偏】α１．α２．α３
が制御器３１で検出されると、該偏差信号は出力回路３
８を介して差動変速機３５にフィードバックされ、前記
のプラス或いはマイナス偏差α１．α２．α３を零に
するように該差動変速機３５は第４コンベア４の速度を
調整する。

叙上の如く本考案は電磁クラッチ２５を介して原動軸１
９に連結した前位のコンベア２と、それより後位にあっ
て差動変速機３５を介して前記原動軸１９に連結した後
位のコンベア４と、これら両コンベア２，４間にあって
前位のコンベア２よりも高速回転する早送りコンベア３
とからなる少くとも３台のコンベアを設け、前記前位の
コンベア２の後域にあって該コンベア２上の物品を確認
する光電スイッチ３０と、所定間隔のパルス信号Ａ、Ａ
・・・を発信する同期パルス発信装置２７とを前記電磁
クラッチ２５に電気的に接続し、前記同期パルス発信装
置２７で前記電磁クラッチ２５を係合、前記光電スイッ
チ３０で前記電磁クラッチ２５を外す如き制御機能を具
備せしめたので、前記のコンベア２は、同期パルス発信
装置２７から発信される一定間隔に対応する間欠運動を
行ない斯る間欠運動でもって中介コンベア３に対して物
品Ｃ２Ｃを送り出すことができる。

このため従来装置の如く可動ストッパでもって物品の移
動を強制的に規制するものに比べて物品を押し潰すこと
がないし、また定形、不定形に関係なくこれら物品を一
定間隔で搬送する一次制御を行なえる。

さらに前記の後位コンベア４に添って設けた光電スイッ
チ３６と、所定間隔のパルス信号Ｃ′を発信するパルス
発信装置３７とを該コンベア４の駆動軸２６に介設した
差動変速機３５に電気的に接続し、前記パルス信号発信
装置３７と、光電スイッチ３６の作動信号りとの偏差信
号でもって前記差動変速機３５の出力速度を可変調整す
る如くしたから、後位のコンベア４上において物品間隔
はより微調整され、該コンベア４による物品の供給間隔
はより一定化し、定間隔供給精度をより向上させる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す平面図、第２図は両図の
側面図、第３図は作用説明図である。１・・・第１コンベア、２・・・第２コンベア、３・・
・第３コンベア、４・・・第４コンベア、５・・・第５
コンベア、１９・・・原動軸、２５・・・電磁クラッチ
、２７・・・同期パルス発信装置、３０・・・光電スイ
ッチ、３１・・・制御器、３２・・・出力信号回路、３
５・・・差動変速機、３６・・・光電スイッチ、３７・
・・パルス発信装置。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

直列状に配置してそれぞれ同一方向に回転する５台のコ
ンベヤ１〜５からなり、先端の第１コンベヤ１に供給し
た物品Ｃ２Ｃ・・・の間隔を運搬の途中で最後端の第５
コンベヤ５に等間隔で設けた各アタッチメンＨ３，１３
・・・の間隔と一致するように調整しながら運搬する装
置であって、第２コンベヤ２と原動軸１９との間に電磁
クラッチ２５を介設すると共に、前記第５コンベヤにお
ける各アタッチメンＮ３１３・・・の劫間隔と同じ間
隔の同期信号ＡＡ−・・を発信する同期杓レス発信装置
２７及び、前記第２コンベヤ２の後端にあって該コンベ
ヤによって運搬される各物品Ｃ，０・・を検出し確認信
号Ｂ、Ｂ・・・を発信する第１光電スイツチ３０をそれ
ぞれ制御器３１を介して前記電磁クラッチ２５に接続し
、前記第１九電スイツチ３０が物品を検出した位置で該
光電スイッチから発信される信号Ｂによって前記電磁ク
ラッチ２５を解放し前記第２コンベヤ２を停止させて置
いて、前記同期パルス発信装置２γから発信される同期
信号Ａでもって前記電磁クラッチ２５を結合させて前記
第２コンベヤ２を起動し第５コンベヤの各アタッチメン
ト１３゜１３０間隔と同間隔で物品を送り出す制（財）
機能とさらに、第４コンベヤ４と原動軸１９との間に差
動変速機３５を介設すると共に、前記同期パルス発振装
置２γと同じように第５コンベヤ５における各アタッチ
メント１３，１３・・・の送り間隔と同じ間隔のパルス
ｃ’、ｃ’・・・を発信する第２パルス信号装置３７及
び、前記第４コンベヤ４の近傍にあって該コンベヤによ
って運搬される各物品を検出して確認信号り、Ｄ・・・
を発信する第２光電スイツチ３６をそれぞれ制御器を介
して前記差動変速機３５に接続し、前記第２光電スイツ
チ３６が物品を検出したときに発信する信号りと前記第
２パルス信号装置３７から発信される信号Ｃ′との偏差
信号によって前記差動変速機３５を操作して第４コンベ
ヤい回転速度を調整し該コンベヤ上の物品の送りをアタ
ッチメントと一致するように微調整する制御機能とを具
備せしめたことを特徴とする物品供給装置。