JPS5949191B2 - 樹脂積層物 - Google Patents
樹脂積層物Info
- Publication number
- JPS5949191B2 JPS5949191B2 JP12298077A JP12298077A JPS5949191B2 JP S5949191 B2 JPS5949191 B2 JP S5949191B2 JP 12298077 A JP12298077 A JP 12298077A JP 12298077 A JP12298077 A JP 12298077A JP S5949191 B2 JPS5949191 B2 JP S5949191B2
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- JP
- Japan
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- layer
- copolymer
- mol
- monovinyl
- vinyl acetate
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は極めて優れたガスバリヤー性を有し且つ、各層
間の接着性が良好な多層の樹脂積層物に関する。
間の接着性が良好な多層の樹脂積層物に関する。
更に詳しくはエチレン酢酸ビニル共重合 ’体ケン化物
から成る層とポリスチレン樹脂層特に好ましくは耐衝撃
ポリスチレン樹脂層の間に、共役ジオレフィンとモノビ
ニル置換芳香族化合物とからなるブロック共重合体Aと
分子中にビニルアルコール・不飽和カルボン酸およびそ
の誘導体単位群より1種または2種以上含有するオレフ
ィン系共重合体BとのA−Bブレンド物を介在させたこ
とを特徴とした樹脂積層物である。従来、耐衝撃性ポリ
スチレン(以下ハイインノゞクトポリスチレンと略す)
はその優れた成形性、物性特に耐衝撃性と剛性のバラン
ス、衛生性等の見地より広く食品類の容器包装材料とし
て使用されている。
から成る層とポリスチレン樹脂層特に好ましくは耐衝撃
ポリスチレン樹脂層の間に、共役ジオレフィンとモノビ
ニル置換芳香族化合物とからなるブロック共重合体Aと
分子中にビニルアルコール・不飽和カルボン酸およびそ
の誘導体単位群より1種または2種以上含有するオレフ
ィン系共重合体BとのA−Bブレンド物を介在させたこ
とを特徴とした樹脂積層物である。従来、耐衝撃性ポリ
スチレン(以下ハイインノゞクトポリスチレンと略す)
はその優れた成形性、物性特に耐衝撃性と剛性のバラン
ス、衛生性等の見地より広く食品類の容器包装材料とし
て使用されている。
しかしながらハイインパクトポリスチレンは酸素や炭酸
ガスなどのガスバリヤー性に劣るのが欠点であり、食品
類を長期間にわたつて保存するという点で十分満足しう
るものでない。
ガスなどのガスバリヤー性に劣るのが欠点であり、食品
類を長期間にわたつて保存するという点で十分満足しう
るものでない。
これに対しガスバリヤー性の優れた素材としては、ナイ
ロン、ポリエステル、塩化ビニリデン等の樹脂が広く知
られている。
ロン、ポリエステル、塩化ビニリデン等の樹脂が広く知
られている。
これらの素材は剛性がない為、ハイインパクトポリスチ
レンを用いて得られる容器のような腰のある硬質容器は
できず、従つてこれら樹脂単体フィルムもしくはポリエ
チレン、ポリプロピレン等の他素材との積層フィルムの
形で使用される場合が大半である。一方、成形加工面か
らこれらの樹脂をみた場合、ナイロン、ポリエステルは
溶融粘度が高く加工生産性は良くない。
レンを用いて得られる容器のような腰のある硬質容器は
できず、従つてこれら樹脂単体フィルムもしくはポリエ
チレン、ポリプロピレン等の他素材との積層フィルムの
形で使用される場合が大半である。一方、成形加工面か
らこれらの樹脂をみた場合、ナイロン、ポリエステルは
溶融粘度が高く加工生産性は良くない。
また塩化ビニリデンは熱安定性が悪いため加工機械及び
加工条件に特別の配慮が必要であるなど、経済性の見地
から言つてもこれらのポリマーは高価な部類に入り、汎
用性のある素材として広く使われているわけではない。
従つて別の観点よりポリオレフィンを基材としたガスバ
リヤー性の良好な樹脂の開発も度々提案されている。例
えば米国特許第3419654号明細書に記載されてい
るようにエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物は酸
素ガスに対するガスバリヤー性がポリスチレン、ポリエ
チレン等の汎用性樹脂に比べて極めて優れているという
特徴を有する。その反面親水性であるために水蒸気に対
する透過性が大きく、また機械的特に耐衝撃性がかなり
劣るという欠点がある。
加工条件に特別の配慮が必要であるなど、経済性の見地
から言つてもこれらのポリマーは高価な部類に入り、汎
用性のある素材として広く使われているわけではない。
従つて別の観点よりポリオレフィンを基材としたガスバ
リヤー性の良好な樹脂の開発も度々提案されている。例
えば米国特許第3419654号明細書に記載されてい
るようにエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物は酸
素ガスに対するガスバリヤー性がポリスチレン、ポリエ
チレン等の汎用性樹脂に比べて極めて優れているという
特徴を有する。その反面親水性であるために水蒸気に対
する透過性が大きく、また機械的特に耐衝撃性がかなり
劣るという欠点がある。
そこで、このエチレン一酢酸ビニル共重合体ケン化物の
ガスバリヤー性の良好な特性と、前述したハイインパク
トポリスチレンの優れた特性を兼ね備えた硬質の包装素
材を得るためにこれら両者の樹脂層を積層することが考
えられる。
ガスバリヤー性の良好な特性と、前述したハイインパク
トポリスチレンの優れた特性を兼ね備えた硬質の包装素
材を得るためにこれら両者の樹脂層を積層することが考
えられる。
しかし、これらの両樹脂層はお互いにほとんど親和性が
なく、単なる熱溶着では接着しない。これを解決するた
めに、相溶性のない両樹脂層の間に、共役ジオレフイン
とモノビニル置換芳香族化合物からなるプロツク共重合
体Aと分子中にビニルアルコール・不飽和カルボン酸お
よびその誘導体より1ないし2種以上含有するオレフイ
ン系共重合体BとのA−Bブレンド物を介在せしめたも
のである。すなわち本発明は、酢酸ビニル含有量が30
モル%以上で、酢酸基のケン化度が70モル%以上のエ
チレン酢酸ビニル共重合体層1と、共役ジオレフインと
モノビニル置換芳香族化合物とからなるプロツク共重合
体Aと分子中にビニルアルコール・不飽和カルボン酸お
よびその誘導体単位群より1または2種以上含有するオ
レフイン系共重合体BをA/B=10/90〜90/1
0の重量比で含有する樹脂層2と、ポリスチレン樹脂層
3とからなり、上記層1、層2、層3とが互いに隣接し
た関係で積層された各層間の接着性の優れた、且つガス
バリヤー性の優れた樹脂積層物である。さらに本発明に
おいて用いられる積層物の各層の樹脂について以下説明
を行う。本発明において、エチレン一酢酸ピニル共重合
体層1を構成する樹脂は、酢酸ビニル含有量が30モル
%以上のエチレン一゜酢酸ビニル共重合体で、そのうち
酢酸基の70モル%以上がケン化された重合体である。
なく、単なる熱溶着では接着しない。これを解決するた
めに、相溶性のない両樹脂層の間に、共役ジオレフイン
とモノビニル置換芳香族化合物からなるプロツク共重合
体Aと分子中にビニルアルコール・不飽和カルボン酸お
よびその誘導体より1ないし2種以上含有するオレフイ
ン系共重合体BとのA−Bブレンド物を介在せしめたも
のである。すなわち本発明は、酢酸ビニル含有量が30
モル%以上で、酢酸基のケン化度が70モル%以上のエ
チレン酢酸ビニル共重合体層1と、共役ジオレフインと
モノビニル置換芳香族化合物とからなるプロツク共重合
体Aと分子中にビニルアルコール・不飽和カルボン酸お
よびその誘導体単位群より1または2種以上含有するオ
レフイン系共重合体BをA/B=10/90〜90/1
0の重量比で含有する樹脂層2と、ポリスチレン樹脂層
3とからなり、上記層1、層2、層3とが互いに隣接し
た関係で積層された各層間の接着性の優れた、且つガス
バリヤー性の優れた樹脂積層物である。さらに本発明に
おいて用いられる積層物の各層の樹脂について以下説明
を行う。本発明において、エチレン一酢酸ピニル共重合
体層1を構成する樹脂は、酢酸ビニル含有量が30モル
%以上のエチレン一゜酢酸ビニル共重合体で、そのうち
酢酸基の70モル%以上がケン化された重合体である。
特にガスバリヤー性が優れたより好ましい該重合体の組
成域は、酢酸ビニル含有量50〜75モル%、酢酸基の
ケン化度が90モル%以上のものである。また該重合体
にエチレングリコール、プロピレングリコール、プチレ
ングリコール、グリセリン等の可塑剤を使用しても良い
。樹脂層2を構成する樹脂中の共役ジオレフインとモノ
ピニル置換芳香族化合物からなるプロツク共重合体Aは
、公知の方法により容易につくられるものである。
成域は、酢酸ビニル含有量50〜75モル%、酢酸基の
ケン化度が90モル%以上のものである。また該重合体
にエチレングリコール、プロピレングリコール、プチレ
ングリコール、グリセリン等の可塑剤を使用しても良い
。樹脂層2を構成する樹脂中の共役ジオレフインとモノ
ピニル置換芳香族化合物からなるプロツク共重合体Aは
、公知の方法により容易につくられるものである。
例えば共役ジオレフインとモノビニル置換芳香族化合物
との単量体混合物を炭化水素溶媒中で、モノリチウム炭
化水素化合物を触媒として共重合したのち、この生成活
性共重合体にさらに共役ジオレフインとモノビニル置換
芳香族化合物との単量体混合物を追加することにより、
前記生成活性共重合体の活性末端から続いて共重合が進
行し、最終的には実質的に〔共役ジオレフイン〕一〔モ
ノビニル置換芳香族化合物〕−〔共役ジオレフイン〕−
〔モノビニル置換芳香族化合物〕のプロツクからなる共
重合体が得られる。ここで共役ジオレフインとしては、
1,3−プタジエン、1,3−ペンタジエン、2,3−
ジメチルプタジエン等が、モノビニル置換芳香族化合物
としては、スチレン、α−メチルスチレン、0,m,p
−ビニルトルエン等が1種又は2種選ぶことができる。
また各々の組成比としてはモノビニル置換芳香族化合物
含有量が10〜70モル%のものが良く、10モル%以
下ではゴム状物質となり押出成形が困難となり、また7
0モル%以上では本発明の主要な目的である層間接着性
を有さなくなる。代表的な共役ジオレフインとモノビニ
ル置換芳香族化合物とからなるブロツク共重合体の例と
してはスチレンープタジエンブロツク共重合体を挙げる
ことができる。樹脂層2を構成するもう一方の素材であ
るオレフイン系共重合体Bとは高分子主鎖または側鎖に
ビニルアルコール・不飽和カルボン酸およびその誘導体
単位群から選ばれた単位を1または2種以上含有する重
合体である。
との単量体混合物を炭化水素溶媒中で、モノリチウム炭
化水素化合物を触媒として共重合したのち、この生成活
性共重合体にさらに共役ジオレフインとモノビニル置換
芳香族化合物との単量体混合物を追加することにより、
前記生成活性共重合体の活性末端から続いて共重合が進
行し、最終的には実質的に〔共役ジオレフイン〕一〔モ
ノビニル置換芳香族化合物〕−〔共役ジオレフイン〕−
〔モノビニル置換芳香族化合物〕のプロツクからなる共
重合体が得られる。ここで共役ジオレフインとしては、
1,3−プタジエン、1,3−ペンタジエン、2,3−
ジメチルプタジエン等が、モノビニル置換芳香族化合物
としては、スチレン、α−メチルスチレン、0,m,p
−ビニルトルエン等が1種又は2種選ぶことができる。
また各々の組成比としてはモノビニル置換芳香族化合物
含有量が10〜70モル%のものが良く、10モル%以
下ではゴム状物質となり押出成形が困難となり、また7
0モル%以上では本発明の主要な目的である層間接着性
を有さなくなる。代表的な共役ジオレフインとモノビニ
ル置換芳香族化合物とからなるブロツク共重合体の例と
してはスチレンープタジエンブロツク共重合体を挙げる
ことができる。樹脂層2を構成するもう一方の素材であ
るオレフイン系共重合体Bとは高分子主鎖または側鎖に
ビニルアルコール・不飽和カルボン酸およびその誘導体
単位群から選ばれた単位を1または2種以上含有する重
合体である。
より具体的に述べると、エチレン−ビニルエステル共重
合体ケン化物またはオレフイン重合体及び共重合体への
不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト共重合体
である。
合体ケン化物またはオレフイン重合体及び共重合体への
不飽和カルボン酸またはその誘導体のグラフト共重合体
である。
ビニルエステルとは酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
酢酸ビニルなどが挙げられ、特にこれらの中で酢酸ビニ
ルが最も工業的である。
酢酸ビニルなどが挙げられ、特にこれらの中で酢酸ビニ
ルが最も工業的である。
またエチレン−ビニルエステル共重合体ケン化物は最終
的に0.5〜25モル%のビニルアルコール単位を含有
するようにケン化反応を調整した重合体である。ビニル
アルコール単位0.5〜25モル%の範囲は接着強度と
機械強度のバランスより定められたものである。不飽和
カルボン酸またはその誘導体とは、アクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などのカ
ルボン酸及びそれらの酸無水物、エステル、金属塩、酸
アミド等を挙げることができる。
的に0.5〜25モル%のビニルアルコール単位を含有
するようにケン化反応を調整した重合体である。ビニル
アルコール単位0.5〜25モル%の範囲は接着強度と
機械強度のバランスより定められたものである。不飽和
カルボン酸またはその誘導体とは、アクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などのカ
ルボン酸及びそれらの酸無水物、エステル、金属塩、酸
アミド等を挙げることができる。
グラフト共重合体に含有される不飽和カルボン酸または
その誘導体単位の量は、0.001〜10モル%、好ま
しくは0.01〜5モル%の範囲が良い。
その誘導体単位の量は、0.001〜10モル%、好ま
しくは0.01〜5モル%の範囲が良い。
この組成範囲は接着性と機械的性質のバランスより見て
最適のものである。2層を構成する共役ジオレフインと
モノビニル置換芳香族化合物とからなるプロツク共重合
体Aとオレフイン系共重合体Bの混合比率はA/B=1
0/90〜90/10の重量比で含有するのが良い。
最適のものである。2層を構成する共役ジオレフインと
モノビニル置換芳香族化合物とからなるプロツク共重合
体Aとオレフイン系共重合体Bの混合比率はA/B=1
0/90〜90/10の重量比で含有するのが良い。
A成分が10%以下の場合、接着性が弱くなり、90%
を超えると押出成形が困難となる。好ましくはA/B=
20/80〜50/50の範囲である。ポリエチレン樹
脂層3を構成するポリスチレン樹脂は特に制限がない。
を超えると押出成形が困難となる。好ましくはA/B=
20/80〜50/50の範囲である。ポリエチレン樹
脂層3を構成するポリスチレン樹脂は特に制限がない。
本発明に適用する為の工業的価値から云えば、合成ゴム
で補強された耐衝撃性ポリスチレン、いわゆるハイイン
パクトポリスチレンがより好ましい。本発明の積層物は
1,2,3の各層を接合することにより得られるが、接
合方法は公知の方法、具体的には共押出成形、押出コー
テイング、ドライラミネーシヨンなどいずれの方法を採
用することもできる。
で補強された耐衝撃性ポリスチレン、いわゆるハイイン
パクトポリスチレンがより好ましい。本発明の積層物は
1,2,3の各層を接合することにより得られるが、接
合方法は公知の方法、具体的には共押出成形、押出コー
テイング、ドライラミネーシヨンなどいずれの方法を採
用することもできる。
積層物の構成としては1/2/3の3層のみならず、2
/l/2/3の4層又は1成分と接着性良好な他の樹脂
を用いた組合せ、例えばポリアミド/1/2/3等の組
合わせも使用できる。
/l/2/3の4層又は1成分と接着性良好な他の樹脂
を用いた組合せ、例えばポリアミド/1/2/3等の組
合わせも使用できる。
各層の厚み構成は品質、経済性等の要求により任意に選
ぶことができる。このようにして得られた積層物は各層
間の接着性が良好で、品質的にはガスバリヤー性に優れ
、耐衝撃性、剛性、低温特性等に優れ、かつ経済的にも
安価であるため、食品包装用の硬質容器の素材として最
適でぁる。
ぶことができる。このようにして得られた積層物は各層
間の接着性が良好で、品質的にはガスバリヤー性に優れ
、耐衝撃性、剛性、低温特性等に優れ、かつ経済的にも
安価であるため、食品包装用の硬質容器の素材として最
適でぁる。
以下実施例を通して各樹脂層間の接着性を中心に発明の
効果を述べていく。
効果を述べていく。
実施例 1〜3
1層としてエチレン一酢酸ビニル共重合体ケン化物(酢
酸ビニル含量57モル%、酢酸基のケン化度99モル%
)を用い、3層としてスタイロン475D〔旭タウ(株
)製ハイインパクトポリスチレン登録商標名〕を用い、
2層の樹脂としては共役ジオレフインとモノビニル置換
芳香族化合物とからなるプロツク共重合体Aとして、ブ
タジエン含量が60%のスチレンーブタジエンプロツク
共重合体を、オレフイン系共重合体Bとして下記の(イ
)、(ロ)及び(ハ)の3種の樹脂を用いた。
酸ビニル含量57モル%、酢酸基のケン化度99モル%
)を用い、3層としてスタイロン475D〔旭タウ(株
)製ハイインパクトポリスチレン登録商標名〕を用い、
2層の樹脂としては共役ジオレフインとモノビニル置換
芳香族化合物とからなるプロツク共重合体Aとして、ブ
タジエン含量が60%のスチレンーブタジエンプロツク
共重合体を、オレフイン系共重合体Bとして下記の(イ
)、(ロ)及び(ハ)の3種の樹脂を用いた。
(イ)エチレン一酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量
6モル%)95重量部とエチレン一酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル含量3モル%)への無水マレイン酸のグラ
フト共重合体(無水マレイン酸0.75モル%含有)5
重量部のブレンド体(ロ)エチレン一酢酸ビニル共重合
体((イ)項記載と同じもの)80重量部とエチレン一
酢酸ビニル共重合体ケン化物(酢酸ビニル含量13.5
モル%、ケン化度90モル%)への無水マレイン酸のグ
ラフト共重合体(無水マレイン酸0.75モル%含有)
20重量部のブレンド体(ハ)低密度ポリエチレン(密
度0.916fΔ泡3)への無水マレイン酸のグラフト
共重合体(無水マレイン酸0.70モル%含有)次に上
記したプロツク共重合体Aとオレフイン系共重合体Bの
比率を30/70にしたブレンド物とした。
6モル%)95重量部とエチレン一酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル含量3モル%)への無水マレイン酸のグラ
フト共重合体(無水マレイン酸0.75モル%含有)5
重量部のブレンド体(ロ)エチレン一酢酸ビニル共重合
体((イ)項記載と同じもの)80重量部とエチレン一
酢酸ビニル共重合体ケン化物(酢酸ビニル含量13.5
モル%、ケン化度90モル%)への無水マレイン酸のグ
ラフト共重合体(無水マレイン酸0.75モル%含有)
20重量部のブレンド体(ハ)低密度ポリエチレン(密
度0.916fΔ泡3)への無水マレイン酸のグラフト
共重合体(無水マレイン酸0.70モル%含有)次に上
記したプロツク共重合体Aとオレフイン系共重合体Bの
比率を30/70にしたブレンド物とした。
各々の樹脂を別々の押出機から3層共押出用ダイに供給
し、210℃で3層のシートを製造した。
し、210℃で3層のシートを製造した。
フイルムの構成は(1)成分層が0.03111(2)
成分層が0.05mm1(3)成分層が0.72111
全厚が0.8能であつた。得られた3層シートについて
のl層/2層、2層/3層間の接着強度およびその他の
物性を評価し、第1表の結果を得た。
成分層が0.05mm1(3)成分層が0.72111
全厚が0.8能であつた。得られた3層シートについて
のl層/2層、2層/3層間の接着強度およびその他の
物性を評価し、第1表の結果を得た。
接着強度は引張速度200詣/龍、温度23℃、湿度5
0%で、180℃剥離方式によつて行つた。引張強度、
伸びはJIS−K6872、酸素ガス透過率はASTM
D−1437に従つて測定した。比較例 1〜3 実施例1〜3において1,3層の樹脂は同じものを用い
、2層の樹脂としてスチレンーブタジエンプロツク共重
合体を用いず、オレフイン系共重合体として実施例1〜
3に述べたと同様の(イ)〜(ハ)のみを用いてかつ実
施例1〜3と同様な方法により同じ構成比率を有する3
層シートを作成し、これらの層間の接着強度を測定した
。
0%で、180℃剥離方式によつて行つた。引張強度、
伸びはJIS−K6872、酸素ガス透過率はASTM
D−1437に従つて測定した。比較例 1〜3 実施例1〜3において1,3層の樹脂は同じものを用い
、2層の樹脂としてスチレンーブタジエンプロツク共重
合体を用いず、オレフイン系共重合体として実施例1〜
3に述べたと同様の(イ)〜(ハ)のみを用いてかつ実
施例1〜3と同様な方法により同じ構成比率を有する3
層シートを作成し、これらの層間の接着強度を測定した
。
結果を合わせて第1表に記す。これらの結果より見て、
第2層にスチレンーブタジエンブロツク共重合体を30
%混入させることにより1/2および2/3間の接着強
度が増大することを示している。
第2層にスチレンーブタジエンブロツク共重合体を30
%混入させることにより1/2および2/3間の接着強
度が増大することを示している。
実施例 4
1および3層は実施例と同じ樹脂を用い、又2層を構成
する成分A.B共同じものを用い、その比率(A/B=
50/50)のみ変えて、実施例1と同様の方法で3層
シートを作成した。
する成分A.B共同じものを用い、その比率(A/B=
50/50)のみ変えて、実施例1と同様の方法で3層
シートを作成した。
その層間接着力を第2表に示す。比較例 4,5
実施例4において2層を構成する成分の比率(A/B)
を5/95又は95/5に変える他は全く同様にして3
層シートを作成した。
を5/95又は95/5に変える他は全く同様にして3
層シートを作成した。
Claims (1)
- 1 酢酸ビニル含有量が30モル%以上で、酢酸基のケ
ン化度が70モル%以上のエチレン酢酸ビニル共重合体
層1と、共役ジオレフィンとモノビニル置換芳香族化合
物とからなるブロック共重合体Aと分子中にビニルアル
コール・不飽和カルボン酸およびその誘導体単位群より
1または2種以上含有するオレフィン系共重合体BをA
/B=10/90〜90/10の重量比で含有する樹脂
層2と、ポリスチレン樹脂層3とからなり、上記1、2
、3が互いに隣接した関係で積層された樹脂積層物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12298077A JPS5949191B2 (ja) | 1977-10-15 | 1977-10-15 | 樹脂積層物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12298077A JPS5949191B2 (ja) | 1977-10-15 | 1977-10-15 | 樹脂積層物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5457582A JPS5457582A (en) | 1979-05-09 |
JPS5949191B2 true JPS5949191B2 (ja) | 1984-12-01 |
Family
ID=14849320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12298077A Expired JPS5949191B2 (ja) | 1977-10-15 | 1977-10-15 | 樹脂積層物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5949191B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0240952B2 (ja) * | 1986-02-20 | 1990-09-13 | Matsushita Denko Kk |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58203042A (ja) * | 1982-05-21 | 1983-11-26 | 大日本印刷株式会社 | 積層体 |
JPS59109360A (ja) * | 1982-12-13 | 1984-06-25 | 日本合成化学工業株式会社 | 多層構造物 |
JPS59120453A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-12 | 出光興産株式会社 | 樹脂積層体 |
JPS59150746A (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-29 | 東洋製罐株式会社 | シ−ト成形積層容器 |
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