JPS6031669B2 - 多層積層構造物 - Google Patents

多層積層構造物

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JPS6031669B2
JPS6031669B2 JP52118631A JP11863177A JPS6031669B2 JP S6031669 B2 JPS6031669 B2 JP S6031669B2 JP 52118631 A JP52118631 A JP 52118631A JP 11863177 A JP11863177 A JP 11863177A JP S6031669 B2 JPS6031669 B2 JP S6031669B2
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ethylene
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polyethylene
laminate structure
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宏二 新美
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエチレン組成物層とエチレンービニルアル
コール共重合体、ポリアミド樹脂、および熱可塑性ポリ
エステル樹脂のうちから選ばれる1種以上の樹脂層とか
らなり、共押出法により得られる多層積層構造物に関す
る。
ポリアミド樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、およびエ
チレン含有率15ないし50モル%のエチレンービニル
アルコール共重合体(以下、これらの樹脂を総称して極
性樹脂という)は透明性、気体透過抵抗性が優れており
、剛性が高い、耐熱性が良い等、食品、医薬品等の包装
用フィルム、容器として好ましい性質を有している。し
かし、極性樹脂は、水分の透過率が高い、ヒートシール
性に乏しいという欠点があり、そのためポリオレフィン
との積層構造物として実用に供されることが多い。この
ような積層構造物においては層間をいかに強固に接着さ
せるかが課題であり、このことは、クックインパゥチ等
熱湯中に浸潰して使用される場合、特に重要視される。
積層構造物を得る方法の一つとして、共押出法があるが
ポリオレフィンと、磁性樹脂とは親和曲こ乏しく通常の
共押出成形方法では接着しない。そこで、ポリオレフィ
ンおよび/または極性樹脂を変性して接着性を向上する
方法が提案されている。ポリオレフィンを不飽和カルボ
ン酸もしくはその誘導体でグラフト変性すると、共押出
しした際、樹・性樹脂と良好な接着性を有するようにな
ることは、本出願人らにより提案されており、既に公知
である。しかし、ポリオレフインのうち、高圧法ポリエ
チレンを主成分としたグラフト変性ポリオレフィンは他
のポリオレフィン変性物と比して接着性が低く、長期に
わたる密着性、苛酷な条件下での密着性が今だ十分でな
い。本発明の目的は、層間接着性、特に熱湯に浸潰した
際の層間密着性が著しく改善された高圧法ポリエチレン
を主成分とする層と極性樹脂層とからなり共押出法によ
って得られる多層積層構造物を提供することにある。本
発明の他の目的は、水蒸気透過抵抗性、ガス透過抵抗性
が優れ、透明性、ヒートシール性、スクイズ性の良好な
多層積層構造物を提供することにある。
すなわち、本発明は (a’高圧法ポリエチレン94.9なし、し5の重量部
、‘b} 一部または全部が不飽和カルボン酸もしくは
その誘導体でグラフトされた中、低圧法ポリエチレン0
.1なし、し2の重量部、および【cー ェチレン含有
率93ないし99モル%、密度o.920ないし0.9
45夕/地のエチレン−Q−オレフイン共重合体5ない
し4の重量部(こで‘a’十‘b}+【c)‘ま100
重量部になるように選ぶ)とからなるポリエチレン組成
物層とエチレンービニルアルコール共重合体、ポリアミ
ド樹脂、および熱可塑性ポリエステル樹脂のうちから選
ばれる1種以上の樹脂層とからなり、共押出法により得
られる多層積層構造物である。
本発明における(a}高圧法ポリエチレンとは、周知の
如く1000なし、し300疎気圧という超高圧下でエ
チレンをラジカル重合して製造される密度0.912〜
0.936夕/地のポリエチレンをいう。
なお、本発明のポリエチレンとはエチレンの単独重合体
のみならず、エチレン単独重合体の特性を本質的に損わ
ない損わない範囲で、例えば1の重量%以下の他の重合
性単量体、例えば酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル
酸、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル等を共重合
成分として有するものも、含むものである。本発明にお
ける中低圧法ポリエチレンも周知の如く、遷移金属化合
物と有機金属化合物とを触媒とし、0〜20M気圧の条
件下で重合して得られる密度0.処5なし・し0.97
0夕/地のポリエチレンをいつo本発明で使用する中低
圧法ポリエチレンは、極性樹脂への接着性をもたらすた
め、不飽和カルボン酸もしくはその誘導体をポリエチレ
ンのグラフトして変性する。
不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタク
リル酸、マレィン酸、フマル酸、ィタコン酸等を挙げる
ことができる。
また不飽和カルボン酸の誘導体とは、酸無水物、ェステ
ル、アミド、ィミド、金属塩等をいい、例えば無水マレ
イン酸、無水シトラコン酸、無水ィタコン酸、アクリル
酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メ
タクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブ
チル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル
、マレィン酸モノェチルェステル、マレィン酸ジェチル
ェステル、フマル酸モノヱチルェステル、フマル酸ジメ
チルェステル、ィタコン酸モノメチルェステル、イタコ
ン酸ジェチルェステル、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、マレィン酸モノアミド、マレィン酸アミド、マレ
イン酸−Nーモノェチルアミド、マレィン酸−N,Nー
ジェチルアミド、マレィン酸−Nーモノブチルアミド、
マレィン酸−N,N−ジブチルアミド、フマル酸モノア
ミド、フマル酸ジアミド、フマル酸−Nーモノェチルア
ミド、フマル酸−N一、Nージェチルアミド、フマル酸
一Nーモノブチルアミド、フマル酸−N,Nージブチル
アミド、マレイミド、N−ブチルマレイミド、Nーフェ
ニルマレィミド、アクリル酸ナトリウム、メタクルレ酸
ナトリウム、アクリル酸カリウム、メタクリル酸カリウ
ム等を挙げることができる。これらの中では、無水マレ
ィン酸を使用するのが最も好ましい。上記モノマーを中
低圧法ポリエチレンにグラフトする方法としては、公知
の種々の方法を採用することが出来る。
例えば、ポリエチレンとグラフトモノマーを溶媒の存在
下または不存在下でラジカル開始剤を添加してまたは添
加せずに高温で加熱することによって行われる。反応に
際し、スチレンのような他のビニルモノマーを共存させ
てもよい。中低圧法ポリエチレンへのグラフトモノマー
のグラフトされる量(以下グラフト率という)は、0.
01なし、し1の重量%とくに1なし、し5重量%の範
囲にあるように調製するのが好ましい。ポリエチレンは
、一部がグラフトされていても、全体がグラフトされて
いてもさしつかえない。本発明における{c’エチレン
−Qーオレフィン共重合体とは、エチレンとエチレン以
外の他のQ−オレフイン、例えばプロピレン、1ーブテ
ン、1−ペンテン、1ーヘキセン、3ーメチル−1−フ
テン、3−メチル一1ーベンテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−オクテン等との共重合体で、エチレン含有
率93ないし99モル%、密度0.920なし・し0.
945タノ洲の重合体である。
このような共重合体は、遷移金属化合物と有機金属化合
物とを触媒とし、通常の重合条件下で得られたものでも
よいが、不活性炭化水素溶媒中で重合温度140なし、
し200つ○、重合圧力30なし、し100夕/地の条
件で溶液重合を行い、次いで重合器で得られた共重合体
を触媒を除去しないで重合溶媒ならびに禾反応モノマー
を分離することにより製造されたものの方がより好まし
い。
なお遷移金属化合物としては、通常周知期律第4ないし
6族金属、特にチタン、バナジウムの化合物、特にハロ
ゲン化合物を用いるが、中でも塩化物が最も多く用いら
れる。
即ち四塩化チタン、三塩化チタンまたは四塩化チタンを
有機金属化合物で還元して得られた三塩化チタン鍔合体
などが本発明方法の触媒の一成分として好適である。こ
れらの化合物はそのまの形で有機金属化合物と粗合せて
触媒として用いたものでもよいが、四塩化チタンを適当
な担体、例えば塩化マグネシウム、炭素酸マグネシウム
、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、マグネシウ
ムヒドロキシクロリド、マグネシウムアルコキシハライ
ドなどに担持させ、これを有機金属化合物と絹合せて用
いたもので製造された共重合体は層間接着性改善効果が
とくに優れるため最も好ましい。このような共重合体が
極性樹脂への接着性改良効果がとくに優れるのは、共重
合体中に含まれる触媒残澄、特にマグネシウム化合物が
接着性改善に何らかの役割を果しているためと考えられ
る。有機金属化合物としては÷通常周期律表第1なし、
し3族金属、特にアルミニウムの有機金属化合物が用い
られる。アルミニウムの有機金属化合物としては、トリ
アルキルアルニウム、ジアルキルアルミニウムハライド
、特にジアルキルアルミニウムクロリド、ジアルキルア
ルミニウムアルコキシド等をあげることができる。共重
合体の金属成分とくにマグネシウム化合物の含有量は5
功四以上、とくに10瓜風以上であることが好ましい。
本発明の特徴は、‘a}高圧法ポリエチレン、および{
bー不飽和カルボン酸もしくはその誘導体で変性した中
低圧法ポリエチレンとからなる組成物に対し、‘cー前
記した特定エチレン−Qーオレフィン共重合体を配合す
ることにより、【a},{b’2成分のみからなる組成
物を用いた場合より、極性樹脂と共押出を行った際、層
間密着性のより改良された多層積層構造物が得られる点
にある。
‘c’成分がこのような改良効果を有することは全く予
想外のことである。本発明における‘c}成分と同様の
効果を示すものとして、エチレンープロピレンゴム等の
炭化水素系ゴムが知られているが、後述の実施例、比較
例で示すように、本発明で用いる‘c}成分の方が炭化
水素系ゴムより格段優れた層間密着性向上効果を示す。
前記‘aー〜【cー部分の配合比は、‘a’成分94.
9ないし5の重量部、好ましくは90ないし55重量部
、‘bー成分0.1なし・し2低重量部、好ましくは0
.5ないし1の重量部、および{cー成分5なし、し4
の重量部、好し〈は15ないし35重量部(ここで、‘
a’十‘b}十【c}=10の重量部となるよう選ぶ)
である。
【b}成分の量が上記範囲より少ないと共押出しした際
の極性樹脂との層間接着性が劣り、2の重量部を越える
と極性樹脂との接着剤はもはや向上しないのみならず高
圧法ポリエチレンの良好な特性である溶融特性、スクィ
ズ性、透明性等の性質が損われるため、採用できない。
【c}成分が5重量部未満であると、‘c’成分による
改質効果に乏しく、他方、35重量部を越えると、高圧
法ポリエチレンの特性である溶融特性、柔軟性、スクイ
ズ性が劣るようになるため、好ましくない。本発明にお
いては、ポリエチレン組成物に更に酸化防止剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、核剤、充填剤、スリ
ップ剤、滑剤、難燃剤、可塑剤等の添加剤を本発明の目
的を損わない範囲で含んでいてもよい。本発明で使用す
ポリエチレン組成物を調製する方法としては、公知の種
々の方法をとりうる。
例えば、各成分をリボンブレンダー、タンブラー、へン
シェルミキサー等で混合する方法、そ後押出機、バンバ
リーミキサー、二本ール、ニーダー等で溶融混線する方
法、あるいは各成分を溶媒に溶解させ、よく縄拝混合し
た後、貧溶媒を添加して析出させる等の方法をとりうる
。本発明におけるポリアミドとは、アミド結合を有する
熱可塑性の重合体で、例えば、ナイロン6、ナイロン6
0ナイロンIQナイロン11、ナイロン12、ナイロン
610、ポリメタキシリレンアジパミド、ポリメタキシ
リレンセバガミド等をいつo本発明における熱可塑性ポ
リエステルとは、ェステル結合を有する熱可塑性を重合
体で、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イソ
フタレート、ポリエチレンテレフタレートノアジべート
等をいう。
本発明におけるエチレンービニルアルコール共重合体と
は、公知の如く、エチレン−酢酸ビニル共重合体をケン
化して得られるエチレン含有率15なし・し50%、ケ
ン化度90%以上の重合体である。
本発明で使用するポリアミド樹脂、熱可塑性ポリエステ
ル樹脂、エチレンービニルアルコール共重合体には、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、染料、充填剤、核剤、ブロッ
キング防止剤、スリップ剤、帯電防止剤、簸燃剤等の添
加剤が本発明の目的を損わない範囲で配合されてもよい
。以上述べたポリエチレン組成物および極性樹脂とから
なる多層積層構造物を製造する方法は、それぞれを別個
の押出機で溶融し同一のダイスより共押出する方法であ
る。
共押出成形時のポリェチレン組成物の樹脂温度は140
『0なし、し300℃、とくに160℃ないし25ぴ0
の範囲が好ましい。一方、ポリェアミド樹脂の樹脂温度
はボリアミド樹脂の融点ないし300℃、好ましくは、
融点+10℃ないし280℃、例えば、ポリアミド樹脂
がナイロン6である場合、230なし、し30000、
好ましくは240ないし28び0の範囲である。また熱
可塑性ポリエステル樹脂の場合もポリアミド樹脂と同じ
く、ポリエステル樹脂の融点ないし300q0、好まし
くは融点十1ぴ○ないし27ぴ0、ポリエステル樹脂が
ポリブチレンテレフタレートである場合は、230℃な
いし300午0、好ましくは、240つ○ないし270
℃の範囲である。エチレンービニルアルコール共重合体
樹脂の場合、18ぴ○ないし250qo、好ましくは2
00なし、し23び○の範囲である。本発明のポリエチ
レン組成物層と極性樹脂層からなる積層構造物としては
、ポリエチレン組成物層および極性樹脂層を内層または
外層にした2層構造のもの、いずれかの層を中間層とし
、他の層をサンドィッチした3層構造、あるいは上記構
造物に更にポリエチレン組成物もしくは極性樹脂のいず
れかと共押出した際に接着性が良好な重合体、例えば、
ポリエチレン組成物の場合は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等、樋性樹脂がポリアミド樹脂の時は、エチレン
ービニルアルコール共重合体、ポリエステル樹脂等の層
が積層された積層構造物、例えば本発明で定義したポリ
エチレン組成物/極性樹脂、ポリエチレン組成物/エチ
レンービニルアルコール共重合体/ポリアミド樹脂、ポ
リエチレン組成物/ポリアミド樹脂、/エチレンーピニ
ルアルコール共重合体、ポリエチレン組成物/熱可塑性
ポリエステル樹脂ノポリアミド樹脂等の3層構造、ポリ
エチレン/ポリエチレン組成物/極性樹脂/ポリエチレ
ン組成物/ポリエチレン/ポリエチレン組成物層/ポリ
アミド樹脂/熱可塑性ポリエステル樹脂等の4層構造、
ポリエチレン/ポリエチレン組成物/犠牲樹脂/ポリエ
チレン組成物/ポリエチレンの5層構造のものの他、ポ
リエチレン組成物/極性樹脂の構成要素を含む積層構造
の範囲内で、種々の組合せが可能である。
本発明のポリエチレン組成物層と樋性樹脂層とからなる
積層構造物はフィルム、シート、パイプ、中空瓶等とし
て実用に供される。
本発明のポリエチレン組成物と極性樹脂とからなる積層
構造物は、層間接着性、特に熱湯浸贋後の眉間接着性が
著しく改善されており、従来生じていた使用時に積層物
が剥離する問題が解消された。
従って、ポリエチレン/極性樹脂の高い剛性、機械的強
度、耐熱性、ヒートシール性、ガス透過抵抗性、水蒸気
透過抵抗性等を生かして、野菜、肉類、乳製品等の包装
材料、調味料、食用油、医薬品等の包装用フィルム、容
器、クツククンパウチ等の食品包装材等の用途に好適に
使用しうる。次に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限りこれら
の実施例に何ら制約されるものではない。
実施例 1高密度ポリエチレン(メルトィンデツクス1
2、密度0.962夕/地)に無水マレインン酸2.の
重量%グラフトした変性高密度ポリエチレン(以下変性
HDPEと略す)5重量部、高圧法低密度ポリエチレン
(メルトィンデックス1.0、密度0.920タノの、
以下HPPEと略す)65重量部、および触媒として塩
化マグネシウムに担持させた四塩化チタンとトリエチル
アルミニウムを使用し、ヘキサン溶媒中で重合圧力k9
/めでポリエチレンと1ープテンを共重合して得られた
エチレン含有率2.6モル%、メルトィンデックス1.
0、密度0.935夕/地、マグネシウム含有量200
皿、のエチレン−1ーブテン共重合体(以下EBC−1
と略す)30重量部をタンブラーブレンダーで混合後、
押出器で220℃で造粒した。
この組成物のべレットを一合の押出機で溶融し、樹脂温
210℃で複合インフレーションフィルム成形用ダィに
供給した。一方、別の押出機でナイロン6(東レ製、ア
ミランCMIOII)を溶融し、樹脂温250午○で前
記ダィに供給し、内側がポリエチレン組成物層、外側が
ナイロン6層とからなる2層インフレーションフイルム
(ポリエチレン組成物層の厚さ50山、ナイロン6層の
厚さ20り)を成形した。
このフィルムから中15肋の試験片を切り取りポリエチ
レン組成物層とナイロン6層の間を一部剥離した後、ィ
ンストロン測定機によりチャックスピード100柵/m
inで測定して両層の剥離強度を求めた。また、フィル
ムを80℃の熱湯中に1時間浸糟後取出したものについ
ても同様に試験した。実施例2〜3、比較例1〜2 実施例1においてHPPEとEBC−1の配合比の第1
表の如く変える以外は実施例1と同様に行った。
実施例 4 実施例1においてBBC−1の代りに同一触媒で製造さ
れたエチレンープロピレン共重合体(エチレン含有率6
.0モル%、メルトィンデツクス4.止密度0.925
夕/地、マグネシウム含有量160胸、以下EPCと略
す)を用いる外は実施例1と同様に行った。
比較例 3 実施例1においてEBC−1の代りにエチレンープロピ
レンゴム(エチレン含有率80モル%、ムーニー粘土(
1000午0)80、以下EPRと略す)を用いる以外
は実施例1と同様に行った。
比較例 4 実施例1においてEBC−1の代りに、バナジウムオキ
シクロリドとセスキアルミニウムハライドを触媒とし、
重合圧力5k9〜堺、重合後メタ/ール洗浄を行ったエ
チレン−1−ブテン共重合体(エチレン含有率90モル
%、メルトインデツクス4.5密度0.895夕/地、
マグネシウム含有量く10胸、以下EBC−2と略す)
を用いる以外は実施例1と同機に行った。
以上実施例1〜4、比較例1〜4の結果を第1表に示す
第1表 実施例 5 実施例1で用いたポリエチレン組成物のべレットを一合
の押出機で溶融し、樹脂温210℃で複合インフレーシ
ョンフィルム成形用ダイに供給した。
一方、別の押出機でエチレンービニルアルコール共重合
体(エチレン含有率31モル%、ケン化度99%)を溶
融し、樹脂温230qoで前記ダイに供給し、内側がポ
リエチレン組成物層、外側がエチレンービニルアルコー
ル共重合体層からなる複合インフレーションフィルム(
ポリエチレン組成物層の厚さ70仏、エチレンービニル
アルコール共重合体層の厚さ30ム)を成形し、以下、
実施例1と同様にして評価した。実施例6、比較例5〜
6 実施例5において、ポリエチレン組成物のHPPEとE
BC−1の組成比を第2表の如く変える以外は実施例5
と同様に行った。
比較例 7 EBC−1の代りにEPRを用いる以外は実施例5と同
様に行った。
以上、実施例5〜6、比較例5〜7の結果を第2表に示
す。
第2表 実施例 7 高密度ポリエチレン(メルトィンデックス鉱、密度0.
962夕/洲)に無水マレィン酸3.2重量%グラフト
した変性高密度ポリエチレン(以下変性HDPEと略す
)5重量部、エチレン−酢酸ビ÷ル共重合体(メルトィ
ンデツクス1.5酸酸ビニル含有量9重量%、以下EV
Aと略す)65重量部、および実施例1のEBCと同じ
重合触媒で製造されたエチレン−4ーメチルー1ーベン
テン共重合体(エチレン含有率2.4モル%、メルトィ
ンヂックス1.2、密度0.925夕/塊、マグネシウ
ム含有量29功血、以下EHCと略す)30重量部をタ
ンブラーフレンダーで混合後、押出機で220℃で造粒
した。
この組成物のべレットを一合の神出機で溶融し、樹脂温
230℃で複合インフレーションフィルム成形用ダィに
供給した。
一方、別の押出機で固有粘度(濃度1%、0ークロルフ
ェノール、25℃)=0.90のポリプチレンテレフタ
レートを溶融し、樹脂温250℃で前記ダィに供給し、
内側がEVA組成物層、外側がポリブチレンテレフタレ
ート層からなる複合インフレーションフィルム(EVA
組成物層の厚さ40〃、ポリブチレンテレフタレート層
の厚さ20仏)を成形し、以下、実施例1と同様にして
評価した。実施例8、比較例8〜9 実施例7においてEV〜組成物のEVAとEHCの組成
比を第3表の如く変える以外は実施例7と同様に行った
比較例 10 EHCの代りにEPRを用いる以外は実施例7と同様に
行った。
以上、実施例7〜8、比較例8〜10の結果を第3表に
示す。
第3表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)高圧法ポリエチレン94.9ないし50重量
    %部、(b)一部または全部が不飽和カルボン酸もしく
    はその誘導体でグラフトされた中、低圧法ポリエチレン
    0.1ないし20重量部、および(c)エチレン含有率
    93ないし99モル%、密度0.920ないし0.94
    5g/cm^3のエチレン−α−オレフイン共重合体5
    ないし40重量部、(但し、(a)成分+(b)成分+
    (c)成分は100重量部になるよう選ぶ)とからなる
    ポリエチレン組成物層とエチレン−ビニルアルコール共
    重合体、ポリアミド樹脂、およ熱可塑性ポリエステル樹
    脂のうちから選ばれる1種以上の樹脂層とからなり、共
    押出法により得られる多層積層構造物。 2 中低圧法ポリエチレンの密度が0.945ないし0
    .970g/cm^3であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の多層積層構造物。 3 (b)成分の不飽和カルボン酸もしくはその誘導体
    の中、低圧法ポリエチレンに対するグラフト量が0.0
    1ないし10重量%であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の多層積層構造物。 4 (c)成分のエチレン−α−オレフイン共重合体が
    エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン
    共重合体であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の多層積層構造物。 5 エチレン−ビニルアルコール共重合体のエチレン含
    有率が15ないし50モル%であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の多層積層構造物。 6 (c)のエチレン−α−オレフイン共重合体が触媒
    が除去されていないエチレン−α−オレフイン共重合体
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の多
    層積層構造物。 7 (c)のエチレン−α−オレフイン重合体がマグネ
    シウム化合物を担体とした遷移金属化合物と有機金属化
    合物を触媒として製造されたエチレン−α−オレフイン
    共重合体であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    もしくは第6項記載の多層積層構造物。 8 (C)のエチレン−α−オレフイン共重合体のマグ
    ネシウム含有量が50ppm以上であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項もしくは第7項記載の多層積層
    構造物。
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