JPS5948093A - L−トリプトフアンの製造方法 - Google Patents
L−トリプトフアンの製造方法Info
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- JPS5948093A JPS5948093A JP15878582A JP15878582A JPS5948093A JP S5948093 A JPS5948093 A JP S5948093A JP 15878582 A JP15878582 A JP 15878582A JP 15878582 A JP15878582 A JP 15878582A JP S5948093 A JPS5948093 A JP S5948093A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はインドールを原料として水と混和しないがイン
ドールと混和する有機溶媒の存在下、酵素反応によ、j
l)L−)リプトファンを製造するに際L、未反応イン
ドールを効率的に分離回収してL−トリプトファンを製
造する方法に関するものである。
ドールと混和する有機溶媒の存在下、酵素反応によ、j
l)L−)リプトファンを製造するに際L、未反応イン
ドールを効率的に分離回収してL−トリプトファンを製
造する方法に関するものである。
インドールを原料として酵素反応または醗酵反応により
得られるトリプトファンは未反応インドールを含有する
とインドール特有の臭気を有することなどから、医薬用
または飼料添加剤用とも製品中に未反応インドールを含
まないことが望まれてきた。
得られるトリプトファンは未反応インドールを含有する
とインドール特有の臭気を有することなどから、医薬用
または飼料添加剤用とも製品中に未反応インドールを含
まないことが望まれてきた。
従来、インドールを原料の1つとし酵素反応によりL−
)リプトファンを製造するに際し、未反応のインドール
を反応溶液から除去する方法としては水蒸気蒸留による
方法が知られている(特公昭57−800)。
)リプトファンを製造するに際し、未反応のインドール
を反応溶液から除去する方法としては水蒸気蒸留による
方法が知られている(特公昭57−800)。
この方法のように未反応のインドールは水蒸気蒸留によ
り留去できるが、インドールの蒸気圧は水のそれにくら
べて低いので、その留去には多酸の水蒸気を必要とする
。エネルギーコストが高くなった今日、この方法は工業
的な方法とは言えず、この問題を解決することが従来か
ら強く望まれていた。
り留去できるが、インドールの蒸気圧は水のそれにくら
べて低いので、その留去には多酸の水蒸気を必要とする
。エネルギーコストが高くなった今日、この方法は工業
的な方法とは言えず、この問題を解決することが従来か
ら強く望まれていた。
本発明者らは、この問題を解決すべく鋭意検討した結果
、基質であるインドールと混和するが水と混和しない有
機溶媒の存在下、酵素を用いL−トリプトファンを製造
し、反応終了後との反応/Iケを分液することにより未
反応インドールが除去できることを見出し、本発明の方
法を完成するに到った。
、基質であるインドールと混和するが水と混和しない有
機溶媒の存在下、酵素を用いL−トリプトファンを製造
し、反応終了後との反応/Iケを分液することにより未
反応インドールが除去できることを見出し、本発明の方
法を完成するに到った。
すなわち、水と混和しないがインドールと混和する有機
溶媒の存在下、微生物を用いた反応を実施すると、有機
溶媒相はインドールを水相へ供給する役割と同時にイン
ドールを水相から抽出する役割も果たしてい乙。このた
め、水相と有機溶媒相での反応が2相のま\実施されて
いる場合は、反応終了後、反応液をただ分液して有機溶
媒相を分離ずれば、未反応インドールを含−まないL−
トリプトファン反応溶液を得ることができる。
溶媒の存在下、微生物を用いた反応を実施すると、有機
溶媒相はインドールを水相へ供給する役割と同時にイン
ドールを水相から抽出する役割も果たしてい乙。このた
め、水相と有機溶媒相での反応が2相のま\実施されて
いる場合は、反応終了後、反応液をただ分液して有機溶
媒相を分離ずれば、未反応インドールを含−まないL−
トリプトファン反応溶液を得ることができる。
本発明の方法によれば、未反応インドールを確実に除去
できるばかりでなく、分液回収されたインドールを含む
有機溶媒相はそのまま次の反応に再使用できるので、そ
の工業的意義はきわめて大きい。
できるばかりでなく、分液回収されたインドールを含む
有機溶媒相はそのまま次の反応に再使用できるので、そ
の工業的意義はきわめて大きい。
本発明の方法に適用されるL −) IJブトファンの
製造法としては、例えばエシエリヒヤ・コリの存在下L
−セリンとインドールよシ製造する方法、また、エシエ
リヒヤ・コリおよびンユ−トモナス伊プチーダの存在下
インドールとD J、−セリンより製造する方法、エシ
ェリヒヤコリおよびリュートモナス・ゾ/クタータの存
在下インドールとJ)L−セリンより製造する方法、ア
エロバクタ−・アエロバクタの存在下インドールとビル
ピノ酸、アンモニアよシ製造する方法である。
製造法としては、例えばエシエリヒヤ・コリの存在下L
−セリンとインドールよシ製造する方法、また、エシエ
リヒヤ・コリおよびンユ−トモナス伊プチーダの存在下
インドールとD J、−セリンより製造する方法、エシ
ェリヒヤコリおよびリュートモナス・ゾ/クタータの存
在下インドールとJ)L−セリンより製造する方法、ア
エロバクタ−・アエロバクタの存在下インドールとビル
ピノ酸、アンモニアよシ製造する方法である。
これ等のトリジ1−ファンの製造はインドールと混和す
るが水と混和しない有(幾溶媒を用い水相との2相系で
実施する。すなわち、有機溶媒を使用すれば、反応に用
いられる酵素がインド−ルにより(1は害を受けるよう
な場合水相中のインドール濃度を酵素活性を1り1害す
る濃度以[−に保ちながら反応を実施することができる
。
るが水と混和しない有(幾溶媒を用い水相との2相系で
実施する。すなわち、有機溶媒を使用すれば、反応に用
いられる酵素がインド−ルにより(1は害を受けるよう
な場合水相中のインドール濃度を酵素活性を1り1害す
る濃度以[−に保ちながら反応を実施することができる
。
本発明の方法で適用される有機溶媒としては、水と混和
しないでインドールと混和するイj機心媒であれば使用
可能である3、実際−にはインドールの抽出溶媒である
と同時にトリプトファノ製造のための反応溶媒でもある
ので反応に使用する微生物の活性に影響を力えないこと
が重要である。このような有機溶媒として、例えばベン
ゼン、トルエン、クロルベンゼンなどの芳香族炭化水素
、メチルインブチルケトン、ジインブチルケトンなどの
ケトン類、クエン酸エステル類、n〜ブチルアセテート
、インアミルアセ;i−)、エチルブチレートなどのエ
ステル類、ア三ソールなどのエーテル類などが好ましい
。
しないでインドールと混和するイj機心媒であれば使用
可能である3、実際−にはインドールの抽出溶媒である
と同時にトリプトファノ製造のための反応溶媒でもある
ので反応に使用する微生物の活性に影響を力えないこと
が重要である。このような有機溶媒として、例えばベン
ゼン、トルエン、クロルベンゼンなどの芳香族炭化水素
、メチルインブチルケトン、ジインブチルケトンなどの
ケトン類、クエン酸エステル類、n〜ブチルアセテート
、インアミルアセ;i−)、エチルブチレートなどのエ
ステル類、ア三ソールなどのエーテル類などが好ましい
。
本発明の方法では、上記のようなインドールと混和し水
と混和しない有機溶媒を酵素含有液に添加することによ
り、酵素の活性を低下させるインドールを有機溶媒相に
ほとんど溶解させ、有機溶媒相と水和量のインドールの
分配比より水相中のインドール濃度を実質的に阻害濃度
以下に抑えて反応を進行させることができる。
と混和しない有機溶媒を酵素含有液に添加することによ
り、酵素の活性を低下させるインドールを有機溶媒相に
ほとんど溶解させ、有機溶媒相と水和量のインドールの
分配比より水相中のインドール濃度を実質的に阻害濃度
以下に抑えて反応を進行させることができる。
また、本発明に用いられる酵素類は、必ずしも純粋であ
る必要はなく、通常、それぞれのfi?素の生産菌の培
養液から遠心分離などの方法により処理などの処理によ
り得られた菌体処理物、さらにはこれらの菌体からの抽
出物ならびに該抽出′吻より得られる酵素等の粗製物が
用いられる3、本発明の方法において反応は反応媒体、
インド−ルその他の基質、酵素及びその他必要な物を2
Ll+合して実施する。
る必要はなく、通常、それぞれのfi?素の生産菌の培
養液から遠心分離などの方法により処理などの処理によ
り得られた菌体処理物、さらにはこれらの菌体からの抽
出物ならびに該抽出′吻より得られる酵素等の粗製物が
用いられる3、本発明の方法において反応は反応媒体、
インド−ルその他の基質、酵素及びその他必要な物を2
Ll+合して実施する。
反応媒体としての有機溶媒は前記のような、インドール
と混和し、水と混和しないものであれd。
と混和し、水と混和しないものであれd。
良いが、実際−1暑佳反応に使用する酵素に応じ、反応
条件下で、溶媒自身が酵素の活性劣化を起さないものを
選ぶ必要がある。。
条件下で、溶媒自身が酵素の活性劣化を起さないものを
選ぶ必要がある。。
使用する有機溶媒は酵素含有液と有]幾溶媒七の2相間
におけるインドールの分配比、あらかじめ測定した酵素
含有液中でのインドールによる阻害濃度からその使用量
を決めると七ができる、。
におけるインドールの分配比、あらかじめ測定した酵素
含有液中でのインドールによる阻害濃度からその使用量
を決めると七ができる、。
以−にの反応について、インドールとL iたはDI・
−七リンからL−1−リプトファンを製へする例を以下
に示す。
−七リンからL−1−リプトファンを製へする例を以下
に示す。
この方法において、酵素としてエシェリヒア・コリ変異
株を使用するが、エシェリヒア・コリ変異株を含有する
液において、インドールの阻害濃度はおよそ800 p
pmである。
株を使用するが、エシェリヒア・コリ変異株を含有する
液において、インドールの阻害濃度はおよそ800 p
pmである。
従って、インドールを水相中、この濃度以下に分配する
有機溶媒、例えば、トルエン、クロルベンゼン、クエン
酸エチル、メチルイソブチルケトン、アニソールなどを
選択して使用することができる。
有機溶媒、例えば、トルエン、クロルベンゼン、クエン
酸エチル、メチルイソブチルケトン、アニソールなどを
選択して使用することができる。
例えば、トルエンを選択した場合、20wt%濃度のイ
ンドール溶液を使用すれば、インドールはエシェリヒア
・コリ変異株を含有する液中に720ppm以下で溶解
し、前記の阻害濃度以下で反応を実施することができる
。
ンドール溶液を使用すれば、インドールはエシェリヒア
・コリ変異株を含有する液中に720ppm以下で溶解
し、前記の阻害濃度以下で反応を実施することができる
。
同様に、他の溶媒では、つぎのようなインドール濃度に
すれば反応条件下酵素含有液中のインドール濃度を80
0 ppm以下にすることができる。すなわち、クエン
酸エチルでは40wt%、メチルイソブチルケトンでは
50wt%、アニソールではろ[] wt%およびモノ
クロベンゼンでは20wt%である。
すれば反応条件下酵素含有液中のインドール濃度を80
0 ppm以下にすることができる。すなわち、クエン
酸エチルでは40wt%、メチルイソブチルケトンでは
50wt%、アニソールではろ[] wt%およびモノ
クロベンゼンでは20wt%である。
上記のL−)リフトファン要求性エシェリヒア・コリの
トリプトファナーゼ欠損変異株を炭素および窒素源なら
びに無機塩を含有する培地を用いてり、 −)、 1.
1グトフアンの酵素的な製造を実M!lするには、まず
好気性の条件下28〜40℃、pH6〜8の条件でエシ
ェリヒア・コリ変異株を培養し、菌体をその培養液のま
ままたは培地から分離してピリドキザールリン酸塩およ
びL−セリン、無機物を溶解した溶液に懸濁させる。p
H75〜95好ましくはpH8〜9の条件下水と混和し
ないがインドールと混和する有機溶媒に溶解したインド
ール溶液を一括、あるいは連続的に加え20〜40℃の
範囲で反応を行いL−)リプトファンを生成せしめ乙。
トリプトファナーゼ欠損変異株を炭素および窒素源なら
びに無機塩を含有する培地を用いてり、 −)、 1.
1グトフアンの酵素的な製造を実M!lするには、まず
好気性の条件下28〜40℃、pH6〜8の条件でエシ
ェリヒア・コリ変異株を培養し、菌体をその培養液のま
ままたは培地から分離してピリドキザールリン酸塩およ
びL−セリン、無機物を溶解した溶液に懸濁させる。p
H75〜95好ましくはpH8〜9の条件下水と混和し
ないがインドールと混和する有機溶媒に溶解したインド
ール溶液を一括、あるいは連続的に加え20〜40℃の
範囲で反応を行いL−)リプトファンを生成せしめ乙。
この際、有機溶媒の使用量は反応条件下での酵素含有液
相と有機溶媒相との間のインドール分配比と、インドー
ル使用量により決するため、各種有機溶媒によりその使
用量は異なるが、通常(佳酵素含有液相中のインドール
濃度が800 pp+n以F、工業的に好ましくは75
0 pp+η以丁になるように決めれば良い。
相と有機溶媒相との間のインドール分配比と、インドー
ル使用量により決するため、各種有機溶媒によりその使
用量は異なるが、通常(佳酵素含有液相中のインドール
濃度が800 pp+n以F、工業的に好ましくは75
0 pp+η以丁になるように決めれば良い。
この際、反応生成物である1、 −) IJブトファン
は酵素含有液中に結晶として析出してくるが、この反応
条件下では、反応の進行に何ら影響を与えない。
は酵素含有液中に結晶として析出してくるが、この反応
条件下では、反応の進行に何ら影響を与えない。
この製造法において、基質にDL−セリンを用いても何
ら差1〜つかえない。すなわち、この際はセリンラセマ
ーゼとしてシュードモナス0プテイーダ(MT−101
82)、またはシュードモナス・プンクタータ(M T
−10243)を用いることにより有機溶媒による活性
劣化を受けることなくL−トリプトファンを高収率で得
ることができる。
ら差1〜つかえない。すなわち、この際はセリンラセマ
ーゼとしてシュードモナス0プテイーダ(MT−101
82)、またはシュードモナス・プンクタータ(M T
−10243)を用いることにより有機溶媒による活性
劣化を受けることなくL−トリプトファンを高収率で得
ることができる。
得られた反応液は生成したL)IJブトファン、未反応
原料、有機溶媒および酵素等を含有する反応混合物であ
わ、この反応液を有機溶媒相と水相に分液する。
原料、有機溶媒および酵素等を含有する反応混合物であ
わ、この反応液を有機溶媒相と水相に分液する。
本発明の方法では、通常、反応混合物をまず2、
相に分液1〜、分液後、溶媒相を回収する。水相、
すなわち、L−’)リブトファンを含有する反応混合液
からは、そこに含−まれる酵素を除去して、L−トリプ
トファンを取得する。反応混合物中に酵素と有機溶媒と
が共存した状態では水相と有機溶媒相の2相間の界面が
不明確になることがあり分液が困難と々ることかある。
相に分液1〜、分液後、溶媒相を回収する。水相、
すなわち、L−’)リブトファンを含有する反応混合液
からは、そこに含−まれる酵素を除去して、L−トリプ
トファンを取得する。反応混合物中に酵素と有機溶媒と
が共存した状態では水相と有機溶媒相の2相間の界面が
不明確になることがあり分液が困難と々ることかある。
このような点きは、公知の方法、例えば遠心分離機にか
けることにより容易に分液分離することができる。この
際、使用した有機溶媒で再び抽出・分液を繰り返すとイ
ンドールの除去効果は一段と向−トする。
けることにより容易に分液分離することができる。この
際、使用した有機溶媒で再び抽出・分液を繰り返すとイ
ンドールの除去効果は一段と向−トする。
また、分液するさい1.水溶液中のL −トIJブトフ
ァンは結晶が析出したま\でも良いが溶解した状態であ
れば未反応インドールの抽出効果は一層良い。
ァンは結晶が析出したま\でも良いが溶解した状態であ
れば未反応インドールの抽出効果は一層良い。
分液する時の温度は水あるいは使用した有機溶なお分液
回収されたインドール溶液はその溶液のま5次の反応に
使用しても伺ら問題々い。
回収されたインドール溶液はその溶液のま5次の反応に
使用しても伺ら問題々い。
反応液中の未反応インドールを抽出介有する有機溶媒を
分液分啼した後、反応混合物中から反応に使用した酵素
を除去する方法は特に限定されるものではない。工業的
に除去する有功なl法としては例えば次の方法が好まし
〈実施できる。すなわち有機溶媒を除去した後の反応混
合物中に鉱酸を添加し液のpHを2〜5とする。しかる
後に必要に応じて加熱する。このような方法で酵素の凝
集を促進させ1酵素の凝集物をr過等の方法により除去
することができる。酵素を除去した反応溶液は濃縮して
TJ−4リプトフア/を得ることができる。
分液分啼した後、反応混合物中から反応に使用した酵素
を除去する方法は特に限定されるものではない。工業的
に除去する有功なl法としては例えば次の方法が好まし
〈実施できる。すなわち有機溶媒を除去した後の反応混
合物中に鉱酸を添加し液のpHを2〜5とする。しかる
後に必要に応じて加熱する。このような方法で酵素の凝
集を促進させ1酵素の凝集物をr過等の方法により除去
することができる。酵素を除去した反応溶液は濃縮して
TJ−4リプトフア/を得ることができる。
以−ヒの方法により反応溶液中の未反応インドールは有
機溶媒中に効果的に溶解分液される。未反応インドール
を含有する有機溶媒は必要によシ新しい溶媒を追加した
り新インドールを補充追加して次の反応に使用する。
機溶媒中に効果的に溶解分液される。未反応インドール
を含有する有機溶媒は必要によシ新しい溶媒を追加した
り新インドールを補充追加して次の反応に使用する。
本発明の方法がインドールを基質の1つとして酵素の存
在下L−)リプトファ/を製造する際、有効な方法であ
る理由は、回収されたインドールの再使用が可能なこと
にある。すなわち、一般に酵素反応でL 71Jブトフ
アンを製造する際反応混合物中より反応に使用した酵素
などを一般的な方法で分離し、次いでL−)リプドアフ
ァンを単離するが、この際得られる未反応原料を含む溶
液を多く、工業化する場合大きな問題−あつた。しかる
に本発明の方法にしたがい有機溶媒により反応混合物中
より未反応インドールの抽出を実施するとL−トリプト
ファン結晶中のインドール含有率を低減できるばかりで
なく、有機溶媒で抽出されたインドールはその溶液状態
でそのまま次の反応に再使用しても何ら酵素、活性に阻
害を力えることなく反応が進行する。
在下L−)リプトファ/を製造する際、有効な方法であ
る理由は、回収されたインドールの再使用が可能なこと
にある。すなわち、一般に酵素反応でL 71Jブトフ
アンを製造する際反応混合物中より反応に使用した酵素
などを一般的な方法で分離し、次いでL−)リプドアフ
ァンを単離するが、この際得られる未反応原料を含む溶
液を多く、工業化する場合大きな問題−あつた。しかる
に本発明の方法にしたがい有機溶媒により反応混合物中
より未反応インドールの抽出を実施するとL−トリプト
ファン結晶中のインドール含有率を低減できるばかりで
なく、有機溶媒で抽出されたインドールはその溶液状態
でそのまま次の反応に再使用しても何ら酵素、活性に阻
害を力えることなく反応が進行する。
本発明の方法は、単にL−トリプトファン製品中のイン
ドールを除去する目的たけでなく、原料であるインドー
ルを回収再匝用する点で極めて工業上の意義は大きい。
ドールを除去する目的たけでなく、原料であるインドー
ルを回収再匝用する点で極めて工業上の意義は大きい。
以下、実施例により本発明の詳細な説明する、。
実施例1
リン酸−カリ、リン酸二カリ、硫安および塩化カルシウ
ム、硫酸鉄などのミネラル、酵母エキス、ポリペプトン
などの存在下エシェリヒャ・コリを含んだ菌体をpH7
,0で30℃の条件下、空気を吹き込みながらグルコー
ス、インドールを添加しながら培養を実施する。まだ同
様の培地にグルコースのみを添加しながらpH7,0,
60℃の条件下、空気を吹き込みながらシュードモナス
・プチーダを含んだ菌体を培養する。それぞれの菌体は
40時間後に60〜35fl/lの濃度まで培養され、
通常の超遠心分離機により含水率75〜8しチの湿潤沢
塊として取り出すことができる。
ム、硫酸鉄などのミネラル、酵母エキス、ポリペプトン
などの存在下エシェリヒャ・コリを含んだ菌体をpH7
,0で30℃の条件下、空気を吹き込みながらグルコー
ス、インドールを添加しながら培養を実施する。まだ同
様の培地にグルコースのみを添加しながらpH7,0,
60℃の条件下、空気を吹き込みながらシュードモナス
・プチーダを含んだ菌体を培養する。それぞれの菌体は
40時間後に60〜35fl/lの濃度まで培養され、
通常の超遠心分離機により含水率75〜8しチの湿潤沢
塊として取り出すことができる。
次Knb−セリン1131、硫酸アンモニウム60グ、
ピリドキザールリン酸10m9および蒸留水66f/を
入れたろ00罰フラスコをかきまぜながら65℃でpH
を8,5に29%アンモニア水で調整する。
ピリドキザールリン酸10m9および蒸留水66f/を
入れたろ00罰フラスコをかきまぜながら65℃でpH
を8,5に29%アンモニア水で調整する。
次にエシエリヒヤ・コリを含んだ菌体r塊401、シュ
ードモナス・プチーダを含んだ菌体ηゴ塊2.52を加
え55℃で良くかきまぜ分散させる。
ードモナス・プチーダを含んだ菌体ηゴ塊2.52を加
え55℃で良くかきまぜ分散させる。
さらにインドール115vをジインブチルケトン268
グに溶解した溶液を加え、35℃で40時間回転数9
Orpmでかきまぜ反応させる。
グに溶解した溶液を加え、35℃で40時間回転数9
Orpmでかきまぜ反応させる。
反応終了後、攪拌を止め静置し2相に分離した上相のジ
イソブチルケトン相を分液し、更に同液量のジイソブチ
ルケトンを加え、90 rpmで・60分攪拌したのち
静置し先き吉同様にしてジイソブチルケトン相を分液回
収した。 ” この結果、反応終了後反応系に残存していた未反応イン
ドールは、1回目のジイソブチルケト7分液により85
%回収され、さらに2回目の抽出分液によシタ9チ回収
されていた。インドール分析はガスクロマトグラフィ、
−により実施しだ。
イソブチルケトン相を分液し、更に同液量のジイソブチ
ルケトンを加え、90 rpmで・60分攪拌したのち
静置し先き吉同様にしてジイソブチルケトン相を分液回
収した。 ” この結果、反応終了後反応系に残存していた未反応イン
ドールは、1回目のジイソブチルケト7分液により85
%回収され、さらに2回目の抽出分液によシタ9チ回収
されていた。インドール分析はガスクロマトグラフィ、
−により実施しだ。
この回収ジイソブチルケトンは、必要量のインドールを
補給し、次の反応に用いても何ら間順なかった。
補給し、次の反応に用いても何ら間順なかった。
実施例2
実施例1と同様にして、トルエン45.7 flを用い
反応を実施した。反応では、撹拌回転数64Orpmで
実施しだ。反応終了後、反応系は均一のエマルジョン系
になっているため、2相の界面をはつきりさせるため遠
心分離機にかけた。
反応を実施した。反応では、撹拌回転数64Orpmで
実施しだ。反応終了後、反応系は均一のエマルジョン系
になっているため、2相の界面をはつきりさせるため遠
心分離機にかけた。
上相のトルエン相を分液し、さらに同量のトルエンを加
え、未反応インドールの抽出を繰、収した。
え、未反応インドールの抽出を繰、収した。
仁の結果、反応終了後の反応液中の未成1.(“L、イ
/・ドールに対し、1回目の抽出で8796.2回目の
抽出で999チが回収された。
/・ドールに対し、1回目の抽出で8796.2回目の
抽出で999チが回収された。
なお、このインドールを含んだ回収トルエンは、必要量
のインドールを補給し、次の反応に用いても何ら問題な
かった。
のインドールを補給し、次の反応に用いても何ら問題な
かった。
実施例ろ
実施例1と同様にして、クエン酸エチル1461を用い
反応を実施しだ。反応終了後、均一のエマルジョン系に
なっている反応生成物を、連続遠心分離機にかけ水相系
とクエン酸エチル系に分液した。この水相系に反応に使
用したクエン酸エチルと同量を添加l〜、再び連続遠心
分離機により水相と有機相を分離した。
反応を実施しだ。反応終了後、均一のエマルジョン系に
なっている反応生成物を、連続遠心分離機にかけ水相系
とクエン酸エチル系に分液した。この水相系に反応に使
用したクエン酸エチルと同量を添加l〜、再び連続遠心
分離機により水相と有機相を分離した。
この水相の一部をサンプリングし、高速液体クロマトグ
ラフィーにより生成したトリプトファンを分析測定した
ところ、収率は997係対インドールであった。
ラフィーにより生成したトリプトファンを分析測定した
ところ、収率は997係対インドールであった。
この反応生成物を、L−トリプトファン濃度が4、2
vvt%になるように水で希釈し、硫酸でpHを65に
調整し、粉末活性炭を15w’t%対し一トリプトファ
ン添加し、98〜100℃で1時間加熱した。L−トリ
ブトファン結晶が完全に溶解しだら、同温度で熱時吸引
f過し、活性炭と共に反応に用いた菌体を除去する。
vvt%になるように水で希釈し、硫酸でpHを65に
調整し、粉末活性炭を15w’t%対し一トリプトファ
ン添加し、98〜100℃で1時間加熱した。L−トリ
ブトファン結晶が完全に溶解しだら、同温度で熱時吸引
f過し、活性炭と共に反応に用いた菌体を除去する。
この熱r過液を、L−ト+)ブトファン濃度が10wt
係になるまで濃縮し、10’Cまで冷却した後、pHを
59に調整後析出した結晶をf別、水洗、乾燥した。
係になるまで濃縮し、10’Cまで冷却した後、pHを
59に調整後析出した結晶をf別、水洗、乾燥した。
L−トリプトファンの単離収率745 rnot%対イ
ンドールで、純度994係インドール含有量12pμn
のリン片状晶が得られた。
ンドールで、純度994係インドール含有量12pμn
のリン片状晶が得られた。
なお、クエン酸エチル抽出で回収されたインドールは、
不足分を補給したのち、次の反応に用いたが、L−トリ
プトファンの収率には影響はなく、反応は順調に進行し
た。
不足分を補給したのち、次の反応に用いたが、L−トリ
プトファンの収率には影響はなく、反応は順調に進行し
た。
実施例4
実施例1と同様にして、エンエリヒャ・コリを含んだ菌
体、およびシュードモナス/・プチーダを含んだ菌体を
培養し、超遠心分離機により含水率75%のそれぞれの
菌体1塊を得た。
体、およびシュードモナス/・プチーダを含んだ菌体を
培養し、超遠心分離機により含水率75%のそれぞれの
菌体1塊を得た。
次にD L−セリン7Z32、硫安105グ、水486
7を入れたフラスコを29チアンモニア水でpH8,5
に調整したのち、先きに得たエシエリヒャ・コリ菌体P
塊51.2f、シュードモナス・プチーダ菌体r塊20
2グを加えた。よくかきまぜ分散させたのち、インドー
ル78.42を溶解したトルエン溶液3922を加え、
65℃で48時間反応させた。
7を入れたフラスコを29チアンモニア水でpH8,5
に調整したのち、先きに得たエシエリヒャ・コリ菌体P
塊51.2f、シュードモナス・プチーダ菌体r塊20
2グを加えた。よくかきまぜ分散させたのち、インドー
ル78.42を溶解したトルエン溶液3922を加え、
65℃で48時間反応させた。
反応終了後、反応液の一部を採取し、遠心分離機にてト
ルエン相と水相を分離する。L−)リプトファンの結晶
が析出している水相を、アルカリ添加によりL〜トリプ
トファンを溶解したのち、メンブランフィルタ−で菌体
を除去する。このr液を、高速液体クロマトグラフィー
でL−)リストファン収率を分析し、反応液中のL−1
−IJブトファン収率を求めたところ99.3 mo7
%対インドールであった。
ルエン相と水相を分離する。L−)リプトファンの結晶
が析出している水相を、アルカリ添加によりL〜トリプ
トファンを溶解したのち、メンブランフィルタ−で菌体
を除去する。このr液を、高速液体クロマトグラフィー
でL−)リストファン収率を分析し、反応液中のL−1
−IJブトファン収率を求めたところ99.3 mo7
%対インドールであった。
次に、この反応液を遠心分離機により水相とトルエン相
を分液し、ガスクロマトグラフィーでトルエン中に含ま
れる未反応インドール濃度を測定したら2.5ppmで
あった。
を分液し、ガスクロマトグラフィーでトルエン中に含ま
れる未反応インドール濃度を測定したら2.5ppmで
あった。
なお、このインドールを含んだトルエン溶液に必要量6
イ・イトールを添加し、次の反応に用いたがL−)リス
トファン収率に何ら影響を与えることなく反応はハ「調
に進行した。すなわち、回収トルエン相 L−ト
リプトファン反応収率0
99ろ1 98
52 989 ろ992 4 9825
994一方、遠心
分離で回収された水相シま、L −) !jブトファン
濃度が4.2 wt%になるように水で希釈し、98%
硫酸でpH4,0に調整した。粉末活性炭を277加え
、98℃に昇温後、98〜100℃で1時間保温し析出
しているL−トリプトファンの結晶を溶解した。
イ・イトールを添加し、次の反応に用いたがL−)リス
トファン収率に何ら影響を与えることなく反応はハ「調
に進行した。すなわち、回収トルエン相 L−ト
リプトファン反応収率0
99ろ1 98
52 989 ろ992 4 9825
994一方、遠心
分離で回収された水相シま、L −) !jブトファン
濃度が4.2 wt%になるように水で希釈し、98%
硫酸でpH4,0に調整した。粉末活性炭を277加え
、98℃に昇温後、98〜100℃で1時間保温し析出
しているL−トリプトファンの結晶を溶解した。
4熱r過により活性炭と共に菌体をJj別し、このr液
をL−1リプトファンa度が15 wt%になるように
濃縮晶析した。析出したリン片状のT、−)リプトファ
ノ結晶を10℃でr別し、水洗後乾燥すると、純度99
2チの淡黄色リン片状晶のb−トリプトファンが収率8
1.3 mol %対インドールで得られた。比旋光度
−618、重金属含有数20 ppm以下、強熱残分0
.02 wt%、アンモニウム含有数0.0I wt係
であった。
をL−1リプトファンa度が15 wt%になるように
濃縮晶析した。析出したリン片状のT、−)リプトファ
ノ結晶を10℃でr別し、水洗後乾燥すると、純度99
2チの淡黄色リン片状晶のb−トリプトファンが収率8
1.3 mol %対インドールで得られた。比旋光度
−618、重金属含有数20 ppm以下、強熱残分0
.02 wt%、アンモニウム含有数0.0I wt係
であった。
特許出願人
三井東圧化学株式会社
Claims (1)
- 1)インドールを基質の1つとして、水と混和しないが
インドールと混和する有機溶媒の存在下、酵素反応によ
pL=l−リプトファンを製造するに際し、反応混合液
中の未反応インドールを有機溶媒相として分液除去する
ことを特徴とするL−)リプトファンの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15878582A JPS5948093A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | L−トリプトフアンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15878582A JPS5948093A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | L−トリプトフアンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5948093A true JPS5948093A (ja) | 1984-03-19 |
JPH0372276B2 JPH0372276B2 (ja) | 1991-11-18 |
Family
ID=15679278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15878582A Granted JPS5948093A (ja) | 1982-09-14 | 1982-09-14 | L−トリプトフアンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5948093A (ja) |
-
1982
- 1982-09-14 JP JP15878582A patent/JPS5948093A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0372276B2 (ja) | 1991-11-18 |
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