JPS5946534B2 - 塩化ビニル系樹脂用加工性改良剤組成物 - Google Patents
塩化ビニル系樹脂用加工性改良剤組成物Info
- Publication number
- JPS5946534B2 JPS5946534B2 JP6828779A JP6828779A JPS5946534B2 JP S5946534 B2 JPS5946534 B2 JP S5946534B2 JP 6828779 A JP6828779 A JP 6828779A JP 6828779 A JP6828779 A JP 6828779A JP S5946534 B2 JPS5946534 B2 JP S5946534B2
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- Japan
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- polymer
- polymerizing
- parts
- vinyl chloride
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塩化ビニル系樹脂用の加工性改良剤組成物に関
するものである。
するものである。
塩化ビニル系樹脂は、その物理的性質、経済性及び利用
性の優れたポリマーであるが、種々の意味で加工性が悪
い欠点がある。
性の優れたポリマーであるが、種々の意味で加工性が悪
い欠点がある。
即ちゲル化速度が遅い、溶融粘度が高く流動性が悪く、
かつ熱分解し易いため、成型加工領域が狭い。又、加工
時に於いて、加工機の金属面へ粘着しやすいために、種
々の問題点がある。しかし、塩化ビニル系樹脂は加工に
先立つて、種々の滑剤、安定剤、加工助剤等を物理的に
混合することにより、その欠点を改良し広く利用されて
いる。本発明は塩化ビニル系樹脂用のポリマー加工助剤
に関するものであるが、従来から塩化ビニル系樹脂の成
型加工性向上を目的としてポリマー加工助剤が種々検討
されている。
かつ熱分解し易いため、成型加工領域が狭い。又、加工
時に於いて、加工機の金属面へ粘着しやすいために、種
々の問題点がある。しかし、塩化ビニル系樹脂は加工に
先立つて、種々の滑剤、安定剤、加工助剤等を物理的に
混合することにより、その欠点を改良し広く利用されて
いる。本発明は塩化ビニル系樹脂用のポリマー加工助剤
に関するものであるが、従来から塩化ビニル系樹脂の成
型加工性向上を目的としてポリマー加工助剤が種々検討
されている。
代表的な例を挙げると、塩化ビニル系樹脂に相溶し易い
ポリメチルメタクリレートを主成分とする重合体(特公
昭40−5311)であり、これを用いることにより塩
化ビニル系樹脂のゲル化が促進され、高温での引張伸度
が増大し加工時のサージシダ防止効果、真空成型性等が
改善されることは公知である。また、他の例は塩化ビニ
ル系樹脂と相溶しにくく、軟かいスチレンとアルキルア
クリレート共重合体(特公昭37−18864)であり
、これを用いることにより流動性等が改善されることは
公知である。更には、前記したポリメチルメタクリレー
トを主成分としたポリマーとスチレン−アルキルアクリ
レートを主成分としたポリマーを多段重合法により製造
した組成物であり、特公昭50−37699には、まず
アルキルアクリレート・スチレンを重合し、その後メチ
ルメタアクリレートを重合する方法、特公昭51−33
821には、まずメチルメタアクリレートを重合し、そ
の後アルキルアクリレート・スチレンを重合する方法、
又特公昭52−781には、まずメチルメタアクリレー
トを重合し、その後アルキルアクリレート・スチレンを
重合し、更にその後メチルメタアクリレートを重合する
方法等が提案されている。これ等はゲル化性の促進効果
と流動性及び金属面への粘着を防止する効果とを併有し
ている点に特徴があると思われる。本発明は、このゲル
化性の促進効果と金属面への粘着を防止する効果とを併
有させるに顕著な効果を示す組成物を提供するものであ
る。すなわち、公知の方法ではゲル化性の促進効果はポ
リメチルメタクリレートを主成分とするポリマーの含有
量できまり、金属面への粘着防止を改良する効果はアル
キルアクリレート・スチレンを主成分とするポリマーの
含有量できまり、一方の効果を得ようとすれば他方の効
果が減少する。しかるに本発明は、ポリメチルメタアク
リレートを主成分とするポリマーの含有率を一定にして
おいて、すなわちゲル化促進効果を維持して、金属面へ
の粘着防止効果を飛躍的に向上させた塩化ビニル系樹脂
の加工性改良剤に関するものである。即ち、本発明はグ
リシジル基又はヒドロキシ基又はアルコキシ基を有する
メタアクリレート又はアクリレートの1種以上が0.1
〜10重量%、その他のアルキルアクリレート20〜9
9.9重量%、これ等と共重合可能な他のビニル単量体
79.9〜0重量%との混合物を重合して生成するポリ
マー部分〔1〕90〜10重量%と、メチルメタアクリ
レート50〜100重量%と、これと共重合可能な他の
ビニル単量体0〜50重量%とを重合して生成するポリ
マー部分〔H〕10〜90重量%とからなる塩化ビニル
系樹脂用加工性改良剤組成物を内容とする。以下、詳細
説明する。本発明を構成する、グリシジル基又はヒドロ
キシ基又はアルコキシ基を有するメタクリレート又はア
クリレートの1種以上が0.1〜10重量%、その他の
アクリレート20〜99.9重量%、これ等と共重合可
能な他のビニル単量体79.9〜0重量%との混合物を
重合して生成するポリマー部分〔1〕に本発明の特徴が
ある。
ポリメチルメタクリレートを主成分とする重合体(特公
昭40−5311)であり、これを用いることにより塩
化ビニル系樹脂のゲル化が促進され、高温での引張伸度
が増大し加工時のサージシダ防止効果、真空成型性等が
改善されることは公知である。また、他の例は塩化ビニ
ル系樹脂と相溶しにくく、軟かいスチレンとアルキルア
クリレート共重合体(特公昭37−18864)であり
、これを用いることにより流動性等が改善されることは
公知である。更には、前記したポリメチルメタクリレー
トを主成分としたポリマーとスチレン−アルキルアクリ
レートを主成分としたポリマーを多段重合法により製造
した組成物であり、特公昭50−37699には、まず
アルキルアクリレート・スチレンを重合し、その後メチ
ルメタアクリレートを重合する方法、特公昭51−33
821には、まずメチルメタアクリレートを重合し、そ
の後アルキルアクリレート・スチレンを重合する方法、
又特公昭52−781には、まずメチルメタアクリレー
トを重合し、その後アルキルアクリレート・スチレンを
重合し、更にその後メチルメタアクリレートを重合する
方法等が提案されている。これ等はゲル化性の促進効果
と流動性及び金属面への粘着を防止する効果とを併有し
ている点に特徴があると思われる。本発明は、このゲル
化性の促進効果と金属面への粘着を防止する効果とを併
有させるに顕著な効果を示す組成物を提供するものであ
る。すなわち、公知の方法ではゲル化性の促進効果はポ
リメチルメタクリレートを主成分とするポリマーの含有
量できまり、金属面への粘着防止を改良する効果はアル
キルアクリレート・スチレンを主成分とするポリマーの
含有量できまり、一方の効果を得ようとすれば他方の効
果が減少する。しかるに本発明は、ポリメチルメタアク
リレートを主成分とするポリマーの含有率を一定にして
おいて、すなわちゲル化促進効果を維持して、金属面へ
の粘着防止効果を飛躍的に向上させた塩化ビニル系樹脂
の加工性改良剤に関するものである。即ち、本発明はグ
リシジル基又はヒドロキシ基又はアルコキシ基を有する
メタアクリレート又はアクリレートの1種以上が0.1
〜10重量%、その他のアルキルアクリレート20〜9
9.9重量%、これ等と共重合可能な他のビニル単量体
79.9〜0重量%との混合物を重合して生成するポリ
マー部分〔1〕90〜10重量%と、メチルメタアクリ
レート50〜100重量%と、これと共重合可能な他の
ビニル単量体0〜50重量%とを重合して生成するポリ
マー部分〔H〕10〜90重量%とからなる塩化ビニル
系樹脂用加工性改良剤組成物を内容とする。以下、詳細
説明する。本発明を構成する、グリシジル基又はヒドロ
キシ基又はアルコキシ基を有するメタクリレート又はア
クリレートの1種以上が0.1〜10重量%、その他の
アクリレート20〜99.9重量%、これ等と共重合可
能な他のビニル単量体79.9〜0重量%との混合物を
重合して生成するポリマー部分〔1〕に本発明の特徴が
ある。
アルキルアクリレートとスチレンを主成分とするポリマ
ーが、金属面との粘着防止効果を有することは公知であ
るが、これ等に少量のグリシジル基又はアルコキシ基又
はヒドロキシ基を有するアクリレート又はメタアクリレ
ートを共重合させることにより、飛躍的に金属面への粘
着防止効果が向上するという、公知文献には全く示唆さ
れていない新規な事実に基づいている。グリシジル基又
はヒドロキシル基又はアルコキシ基を有するアクリレー
ト又はメタクリレートとしては、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2ヒドロキシプロピルアクリレート等の
ヒドロキシアクリレート;2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタアクリレート等
のヒドロキシメタクリレート;メトキシエチルアクリレ
ート、エトキシエチルアクリレート等のアルコキシアク
リレート;メトキシエチルメタクリレート、エトキシエ
チルメタクリレート等のアルコキシメタアクリレート;
グリシジルアクリレート等のエポキシ基含有アクリレー
ト;グリシジルメタアクリレート等のエポキシ基含有メ
タアクリレート等が例示される。
ーが、金属面との粘着防止効果を有することは公知であ
るが、これ等に少量のグリシジル基又はアルコキシ基又
はヒドロキシ基を有するアクリレート又はメタアクリレ
ートを共重合させることにより、飛躍的に金属面への粘
着防止効果が向上するという、公知文献には全く示唆さ
れていない新規な事実に基づいている。グリシジル基又
はヒドロキシル基又はアルコキシ基を有するアクリレー
ト又はメタクリレートとしては、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2ヒドロキシプロピルアクリレート等の
ヒドロキシアクリレート;2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタアクリレート等
のヒドロキシメタクリレート;メトキシエチルアクリレ
ート、エトキシエチルアクリレート等のアルコキシアク
リレート;メトキシエチルメタクリレート、エトキシエ
チルメタクリレート等のアルコキシメタアクリレート;
グリシジルアクリレート等のエポキシ基含有アクリレー
ト;グリシジルメタアクリレート等のエポキシ基含有メ
タアクリレート等が例示される。
これらは単独あるいは2種以上を混合して用いることが
できる。これらを0.1〜10重量%共重合させること
が、金属面への粘着防止の優れた効果を発現するための
必須条件であり、この範囲外では効果があまり期待でき
なく、最も好ましい範囲は0.2〜3.0重量%である
。本発明のポリマー成分〔1〕を構成する他のアルキル
アクリレートとしては、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、エチルアクリレート等のアル
キル基の炭素数3〜8のものが好ましく、単独あるいは
2種以上同時に使用でき、25〜70重量%を用いるの
が最適である。
できる。これらを0.1〜10重量%共重合させること
が、金属面への粘着防止の優れた効果を発現するための
必須条件であり、この範囲外では効果があまり期待でき
なく、最も好ましい範囲は0.2〜3.0重量%である
。本発明のポリマー成分〔1〕を構成する他のアルキル
アクリレートとしては、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、エチルアクリレート等のアル
キル基の炭素数3〜8のものが好ましく、単独あるいは
2種以上同時に使用でき、25〜70重量%を用いるの
が最適である。
本発明のポリマー成分〔1〕を構成する他のビニル単量
体としては、メチルメタアクリレート等のアルキルメタ
アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香
族ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が
例示され、単独又は2種以上が同時に用いられ、スチレ
ン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニルを70〜25
重量%用いるのが透明性を損わない点から好ましい。本
発明のポリマー成分〔〕は、メチルメタアクリレート5
0〜100重量%と、これと共重合可能な他のビニル単
量体0〜50重量%を重合して生成するポリマーからな
る。他のビニル単量体としては、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート等のアルキルアクリレート、ブチル
メタアクリレート、エチルメタアクリレート等のアルキ
ルメタアクリレート、スチレン、α−メチルスチレン等
の芳香族ビニル;アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等が例示され、単独あるいは2種以上同時に使用でき
る。ポリマー成分〔1〕は、低分子量(通常1万〜30
万程度)が好ましく、ポリマー成分〔〕は高分子量(通
常30万以上)が好ましく、かつポリマー成分〔1〕9
0〜10重量%、好ましくは70〜80重量%とポリマ
ー成分〔H〕10〜90重量%、好ましくは30〜70
重量%とを配合することにより本発明組成物が得られる
。
体としては、メチルメタアクリレート等のアルキルメタ
アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香
族ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が
例示され、単独又は2種以上が同時に用いられ、スチレ
ン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニルを70〜25
重量%用いるのが透明性を損わない点から好ましい。本
発明のポリマー成分〔〕は、メチルメタアクリレート5
0〜100重量%と、これと共重合可能な他のビニル単
量体0〜50重量%を重合して生成するポリマーからな
る。他のビニル単量体としては、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート等のアルキルアクリレート、ブチル
メタアクリレート、エチルメタアクリレート等のアルキ
ルメタアクリレート、スチレン、α−メチルスチレン等
の芳香族ビニル;アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等が例示され、単独あるいは2種以上同時に使用でき
る。ポリマー成分〔1〕は、低分子量(通常1万〜30
万程度)が好ましく、ポリマー成分〔〕は高分子量(通
常30万以上)が好ましく、かつポリマー成分〔1〕9
0〜10重量%、好ましくは70〜80重量%とポリマ
ー成分〔H〕10〜90重量%、好ましくは30〜70
重量%とを配合することにより本発明組成物が得られる
。
本発明の加工性改良剤の製造にあたつては、ポリマー成
分〔1〕、〔〕とも乳化重合が好ましく、公知の乳化方
法、重合順序によつて製造されるが、ポリマー成分〔1
〕の重合に際しては連鎖移動剤を用いる方法等により低
分子量になる条件を選択することが好ましく、ポリマー
成分〔〕の重合に際しては、触媒量を少くする方法等に
より高分子量になる条件を選択することが好ましい。本
発明の加工性改良剤組成物は、ポリマー部分〔1〕の存
在下でポリマー部分〔〕を構成する単量体を重合する方
法、またはポリマー部分〔〕の存在下でポリマー部分〔
1〕を構成する単量体混合物を重合する方法、またはポ
リマー部分〔〕の存在下で、ポリマー部分〔I]を構成
する単量体混合物を重合し、その重合が実質的に終了後
更に、ポリマー部分〔〕を構成する単量体を添加、重合
する方法により製造される。更に、ポリマー部分〔1〕
とポリマー部分〔〕を別々に重合した後、混合して製造
することもできる。本発明の加工性改良剤は、塩化ビニ
ル系樹脂に0.1〜10重量%混合して使用され、好ま
しくは0,2〜5重量%混合して使用される。
分〔1〕、〔〕とも乳化重合が好ましく、公知の乳化方
法、重合順序によつて製造されるが、ポリマー成分〔1
〕の重合に際しては連鎖移動剤を用いる方法等により低
分子量になる条件を選択することが好ましく、ポリマー
成分〔〕の重合に際しては、触媒量を少くする方法等に
より高分子量になる条件を選択することが好ましい。本
発明の加工性改良剤組成物は、ポリマー部分〔1〕の存
在下でポリマー部分〔〕を構成する単量体を重合する方
法、またはポリマー部分〔〕の存在下でポリマー部分〔
1〕を構成する単量体混合物を重合する方法、またはポ
リマー部分〔〕の存在下で、ポリマー部分〔I]を構成
する単量体混合物を重合し、その重合が実質的に終了後
更に、ポリマー部分〔〕を構成する単量体を添加、重合
する方法により製造される。更に、ポリマー部分〔1〕
とポリマー部分〔〕を別々に重合した後、混合して製造
することもできる。本発明の加工性改良剤は、塩化ビニ
ル系樹脂に0.1〜10重量%混合して使用され、好ま
しくは0,2〜5重量%混合して使用される。
塩化ビニル系樹脂としては、少くとも50重量%以上が
塩化ビニルである単独重合体又は共重合体及び後塩素化
ポリ塩化ビニル、及びこれら樹脂100〜50重量%と
、他の熱可塑性樹脂50〜0重量%とからなる混合樹脂
等が例示できる。以下実施例にて本発明を詳細に説明す
る。
塩化ビニルである単独重合体又は共重合体及び後塩素化
ポリ塩化ビニル、及びこれら樹脂100〜50重量%と
、他の熱可塑性樹脂50〜0重量%とからなる混合樹脂
等が例示できる。以下実施例にて本発明を詳細に説明す
る。
なお、部はすべて重量部を示している。実施例 1
撹拌機及び冷却器付きの反応容器に蒸溜水200部、ジ
オクチルスルフオコハク酸エステルソーダ1.0音Lエ
チレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム0.01部、Fe
SO4・7H200.005部、ソジウムホルムアルデ
ヒドロサルフアイト0.5部が装入される。
オクチルスルフオコハク酸エステルソーダ1.0音Lエ
チレンジアミンテトラ酢酸ナトリウム0.01部、Fe
SO4・7H200.005部、ソジウムホルムアルデ
ヒドロサルフアイト0.5部が装入される。
次いで容器内を窒素で置換した後、攪拌下で反応容器を
60℃に昇温し、メチルメタアクリレート28部、スチ
レン12部、クメン・・イドロパーオキサイド0.04
部の混合物を2時間にわたつて連続添加する。添加終了
1時間後に、スチレン30部、ブチルアクリレート20
部、tドデシルメルカプタン2。0部、グリシジルメタ
アクリレート0.5部、クメンハイドロパーオキサイド
0.5部を3時間にわたつて連続添加し、添加終了1時
間後に、メチルメタアクリレート10部、クメンハイド
ロパーオキサイド0.1部の混合物を30分間にわたつ
て連続添加し、添加終了後更に1時間にわたり攪拌し重
合を終了した。
60℃に昇温し、メチルメタアクリレート28部、スチ
レン12部、クメン・・イドロパーオキサイド0.04
部の混合物を2時間にわたつて連続添加する。添加終了
1時間後に、スチレン30部、ブチルアクリレート20
部、tドデシルメルカプタン2。0部、グリシジルメタ
アクリレート0.5部、クメンハイドロパーオキサイド
0.5部を3時間にわたつて連続添加し、添加終了1時
間後に、メチルメタアクリレート10部、クメンハイド
ロパーオキサイド0.1部の混合物を30分間にわたつ
て連続添加し、添加終了後更に1時間にわたり攪拌し重
合を終了した。
得られたエマルジヨンは冷却後、塩化カルシウムを用い
て塩析し、沢過、乾燥して試料(A)を合成した。試料
(A)を次の方法に従つてポリ塩化ビニルとブレンドし
高温ロール面からの粘着防止効果の評価及び高温時伸度
の評価を行つた。粘着防止効果の評価: ポリ塩化ビニル100音艮試料(A)0.5部、オクチ
ル錫メルカプチド1.0部、高級アルコール0.5部、
及びDOP3部を配合し、8インチロールにて、195
℃にて混練し、ロール表面からのハクリ性を比較した。
て塩析し、沢過、乾燥して試料(A)を合成した。試料
(A)を次の方法に従つてポリ塩化ビニルとブレンドし
高温ロール面からの粘着防止効果の評価及び高温時伸度
の評価を行つた。粘着防止効果の評価: ポリ塩化ビニル100音艮試料(A)0.5部、オクチ
ル錫メルカプチド1.0部、高級アルコール0.5部、
及びDOP3部を配合し、8インチロールにて、195
℃にて混練し、ロール表面からのハクリ性を比較した。
評価は、シートがロール面からハクリ可能である状態が
持続する時間を測定し、その時間で評価した。高温時伸
度: ポリ塩化ビニル100部、試料(A)3部、オクチル錫
メルカプチド1.0部、高級アルコール0.5音民 D
OP3部、ヘキストWaxEO.2部を配合し、8イン
チロールにて160℃で混練し、得られたシートを用い
て100゜Cの伸度を測定した。
持続する時間を測定し、その時間で評価した。高温時伸
度: ポリ塩化ビニル100部、試料(A)3部、オクチル錫
メルカプチド1.0部、高級アルコール0.5音民 D
OP3部、ヘキストWaxEO.2部を配合し、8イン
チロールにて160℃で混練し、得られたシートを用い
て100゜Cの伸度を測定した。
実施例 2〜5実施例1と同様な操作により、グリシジ
ルメタアクリレートの量のみを、それぞれ0.2、1.
0、3.015.0に変量したものである。
ルメタアクリレートの量のみを、それぞれ0.2、1.
0、3.015.0に変量したものである。
比較例 1
実施例1と同様な操作によりグリシジルメタアクリレー
トを含まない試料を合成したものである。
トを含まない試料を合成したものである。
実施例 6〜8実施例1と同様な操作により、グリシジ
ルメタアクリレート0.5部のかわりに、それぞれ、2
エチノレヒドロキシメタアクリレート0.5音Lエトキ
シエチルメタアクリレート0.5部、2−エチルヒドロ
キシアクリレート0.5部を用いて合成したものである
。
ルメタアクリレート0.5部のかわりに、それぞれ、2
エチノレヒドロキシメタアクリレート0.5音Lエトキ
シエチルメタアクリレート0.5部、2−エチルヒドロ
キシアクリレート0.5部を用いて合成したものである
。
実施例 9
攪拌機及び冷却器付きの反応容器に蒸溜水200部ジオ
クチルスルフオコハク酸エステルソーダ1.0部を装入
する。
クチルスルフオコハク酸エステルソーダ1.0部を装入
する。
次いで容器内を窒素で置換した後、反応容器を60℃に
昇温し、過硫酸カリウム0.2部を添加し1時間撹拌す
る。次いでブチルアクリレート20部、スチレン30部
、グリシジノレメタアクリレート1.0音艮 t−ドデ
シノレメルカプタン1.5部の混合物を4時間にわたつ
て連続添加する。添加終了1時間後に、メチルメタアク
リレート50部を4時間にわたつて連続添加し、添加終
了後更に1時間攪拌を続け重合を終了する。本試料を実
施例1と同様な方法により評価した。比較例 2実施例
9と同様な操作により、グリシジルメタアクリレートを
含まない試料を合成した。
昇温し、過硫酸カリウム0.2部を添加し1時間撹拌す
る。次いでブチルアクリレート20部、スチレン30部
、グリシジノレメタアクリレート1.0音艮 t−ドデ
シノレメルカプタン1.5部の混合物を4時間にわたつ
て連続添加する。添加終了1時間後に、メチルメタアク
リレート50部を4時間にわたつて連続添加し、添加終
了後更に1時間攪拌を続け重合を終了する。本試料を実
施例1と同様な方法により評価した。比較例 2実施例
9と同様な操作により、グリシジルメタアクリレートを
含まない試料を合成した。
比較例 3
実施例1と同様の評価条件にて、加性改良剤を含まない
ものを評価した。
ものを評価した。
以上の結果を表−1にまとめて記載する。
実施例 10
実施例1の重合条件下で、まずメチルメタアクリレート
35部、スチレン15部、クメンハイドロパーオキサイ
ド0.05部の混合物を3時間にわたつて連続添加し重
合し、添加終了1時間後にスチレン30音艮 ブチノレ
アクリレート20部、tドデシノレメノレカプタン2.
0音Lグリシジノレメタアクリレート0.5部、クメン
ハイドロパーオキサイド0.5部の混合物を3時間にわ
たつて連続添加し、添加終了後更に1時間攪拌し重合を
終了した。
35部、スチレン15部、クメンハイドロパーオキサイ
ド0.05部の混合物を3時間にわたつて連続添加し重
合し、添加終了1時間後にスチレン30音艮 ブチノレ
アクリレート20部、tドデシノレメノレカプタン2.
0音Lグリシジノレメタアクリレート0.5部、クメン
ハイドロパーオキサイド0.5部の混合物を3時間にわ
たつて連続添加し、添加終了後更に1時間攪拌し重合を
終了した。
塩析、▲過、乾燥して得た重合体を実施例1の条件で評
価した結果、ロールハクリ性は10分以上、高温時伸度
は340%であつた。実施例 11 実施例1の重合条件下で、スチレン30音Lブチルアク
リレート20部、t−ドデシルメルカプタン2.0部、
グリシジルメタアクリレート0.5部、クメンハイドロ
パーオキサイド0.5部の混合物を3時間にわたつて連
続添加し、添加終了後更に1時間撹拌し、重合を終了さ
せラテツクス(1)を得た。
価した結果、ロールハクリ性は10分以上、高温時伸度
は340%であつた。実施例 11 実施例1の重合条件下で、スチレン30音Lブチルアク
リレート20部、t−ドデシルメルカプタン2.0部、
グリシジルメタアクリレート0.5部、クメンハイドロ
パーオキサイド0.5部の混合物を3時間にわたつて連
続添加し、添加終了後更に1時間撹拌し、重合を終了さ
せラテツクス(1)を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 グリシジル基又はヒドロキシ基又はアルコキシ基を
有するメタアクリレート又はアクリレートの1種以上が
0.1〜1.0重量%、その他のアルキルアクリレート
20〜99.9重量%、これ等と共重合可能な他のビニ
ル単量体79.9〜0重量%との混合物を重合して生成
するポリマー部分〔 I 〕90〜10重量%と、メチル
メタアクリレート50〜100重量%と、これと共重合
可能な他のビニル単量体0〜50重量%とを重合して生
成するポリマー部分〔II〕10〜90重量%とからなる
塩化ビニル系樹脂用加工性改良剤組成物。 2 ポリマー部分〔 I 〕の存在下で、ポリマー部分〔
II〕を構成する単量体を重合して得られたものである特
許請求の範囲第1項記載の組成物。 3 ポリマー部分〔II〕の存在下で、ポリマー部分〔
I 〕を構成する単量体混合物を重合して得られたもので
ある特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4 ポリマー部分〔II〕の存在下で、ポリマー部分〔
I 〕を構成する単量体混合物を重合し、その重合が実質
的に終了後、更にポリマー部分〔II〕を構成する単量体
を添加、重合して得られたものである特許請求の範囲第
1項記載の組成物。 5 ポリマー部分〔 I 〕とポリマー部分〔II〕を別々
に重合した後、混合して得られたものである特許請求の
範囲第1項記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6828779A JPS5946534B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 塩化ビニル系樹脂用加工性改良剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6828779A JPS5946534B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 塩化ビニル系樹脂用加工性改良剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55160045A JPS55160045A (en) | 1980-12-12 |
JPS5946534B2 true JPS5946534B2 (ja) | 1984-11-13 |
Family
ID=13369393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6828779A Expired JPS5946534B2 (ja) | 1979-05-31 | 1979-05-31 | 塩化ビニル系樹脂用加工性改良剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5946534B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6090241A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-21 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 農業用塩化ビニル樹脂フイルム |
WO2017106037A1 (en) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | Rohm And Haas Company | Thermoplastic compositions containing multi-stage copolymers as melt strength process aids with lubrication properties |
-
1979
- 1979-05-31 JP JP6828779A patent/JPS5946534B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55160045A (en) | 1980-12-12 |
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