JPS5946394B2 - 文字パタ−ン発生方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えば漢字表示装置など文字の種類が多く
、かつ基本的な文字同志の組み合せで表現できる文字表
示装置の文字パターン発生方式の改良に関するものであ
る。

従来の漢字ディスプレイなどの文字表示装置においては
、例えば、ＡとＶ−記号とＶスは各々別別の異つた文字
として文字コードあるいは文字パターンが用意されてい
た。

このため基本文字としては少品種であつても、その組合
せは相乗され、非常に多くの品種が必要であつた。もし
、組合せパターンを文字として用意しなければ、その表
示装置の用途は限定されたものとなるし、逆に多品種の
組合せパターンを用意しようとすれば、それだけ大容量
の文字発生器を必要とし、非常に高価なものとなる。本
発明の目的は、前記の様な問題点を除去することであり
、比較的少品種の文字パターンを収納し、その文字パタ
ーンを合成することにより、多品種の文字パターンを発
生することができる文字パターン発生方式を提供するこ
とである。

本発明の特徴は、任意の２つ以上の文字コードとこれら
複数の文字コードを結合する機能を指示するファンクシ
ョンコードを出力とするコードメモリと、該ファンクシ
ョンコードの指示を解析するコード解析器と、前記文字
コードに対応した文字パターンを収納するパターンメモ
リと、前記パターンメモリから読み出した複数の文字パ
ターンを合成するパターン合成手段とから成り、前記フ
ァンクションコードの指示により複数の文字パターンを
合成して単一の文字パターンを構成せしめることである
。

次に本発明の一実施例を第１図及び第２図に従い説明す
る。

第１図は、本発明に適用される文字コード１（Ａ）、１
（り／−）、１（・）とファンクションコード１（Ｓ）
、１（Ｅ）と、各々のコードの組合せ奢こ対応して発生
される文字パターン２０、２１、２２を示す図である。

即ち、第１図イに示す様に、ファンクションコード１（
Ｓ）、１（Ｅ）で囲まれた文字コード１（Ａ）に対応し
た文字パターン２０が発生される。また、第１図口に示
される様に、ファンクションコード１（Ｓ）、１（Ｅ）
で囲まれる文字コード１（Ａ）、１（Ｖ−）で形成され
るコードでは、文字コード１（Ａ）と文字コード１（Ｖ
−）のの文字ペターンが合成された文字パターン２１が
発生される。第１図ハでも前記同様に文字パターン２２
が発生される。以上の文字パターンの合成は、第２図に
示す本発明の一実施例である文字パターン発生器によつ
て行なわれる。

第２図は、本発明の一実施例である文字パターン発生器
のプロツク図である。

図中、コードメモリ１は表示文字の文字コード及び文字
合成を指示するフアンクシヨンコードを格納している。
コードレジスタ２，３，４は、コードメモリ１より読み
出された文字コードが格納されるレジスタである。本実
施例では最大３種の文字パターンの合成を行うこととし
ているので、コードレジスタを３ケ設けている。コード
解析器１４は、コードメモリ１より読み出されたフアン
クシヨンコードを解析する回路であり、このコード解析
器１４に接続された制御回路１３はフアンクシヨンコー
ドによる文字合成の町否を入力し、選択回路５及びフリ
ツプフロツプ１０（以下Ｆ．Ｆと呼ぶ）に対して制御を
行う回路である。

選択回路５は、前記コードレジスタ２，３，４から入力
した文字コードを、制御回路１３の選択信号１２により
選択して出力する回路である。

この選択回路５により出力された文字コードは、文字パ
ターンメモリ６に入力され、文字パターン信号に変換さ
れて複数の文字パターン出力線７により出力される。８
はオア回路であり、文字パターンの縦ラインの数だけ設
けられている。

この複数のアンド回路８とＦ．ＦｌＯによりパターン合
成手段が構成される。次に、第１図口の文字パターン２
１の合成を行う場合を第２図に示す文字パターン発生器
の動作について説明する。

まず、コードメモリ１より読み出されたコードがフアン
クシヨンコード１（Ｓ）であると、制御回路１３はコー
ド解析器１４によりこれを認識し、次の文字コード１（
Ａ）〔文字パターンメモリ６内の文字パターン「Ａ」に
対するコード〕と、文字コード１Ｇ′）〔文字パターン
メモリ６内の文字パターン「！一」に対応するコード〕
を、各々コードレジスタ２と３に格納する。

次に、コードレジスタ２の内容〔文字コード１（Ａ））
は、選択信号１２により選択回路５を経て、パターンメ
モリ６より文字パターン「Ａ」に変換され・複数のＦ．
ＦｌＯに送られる。

続いてコードレジスタ３の内容〔文字コード１（Ｖｒ）
〕は、前記と同様にパターンメモリ６等を経て、複数の
Ｆ．ＦｌＯにおくられる。この場合、文字パターンメモ
リ６より読み出される文字パターンは、１ライン（８ビ
ツト）毎である。

例えば、文字パターン「Ａ」と文字パターン「！−」の
文字を合成する場合、文字パターンメモリ６より読み出
される文字パターンは、まず文字パターン「Ａ」と文字
パターン「！一」の第１行の１ラインの８ビツトが続い
て読み出され、後述するＦ．ＦｌＯの動作により、表示
画面上の第１行の１ラインの合成がなされる。次いで、
前記両文字パターンの第２行目の１ラインが読み出され
、表示画面上の第２行目の合成がなされる。以下同様に
前記両文字の対応する行の１ラインが文字パターンメモ
リ６より順次読み出され、表示画面上に前記両文字が合
成された文字パターン「ＶＸ］が表示される。尚、前記
の１ライン毎に文字パターン（８ビツト）を読み出す制
御は、制御回路１３により指示される。

次に、２つの文字パターンの対応する１ラインの合成を
例にとり、オアゲート７及びＦ．ＦｌＯより構成される
文字パターン合成手段の動作について詳細に説明する。

文字パターンメモリ６より読み出された文字パターン出
力は、Ｆ．ＦｌＯの状態により次の２通りに動作が分け
られる。

（１） Ｆ．ＦｌＯがセツト状態の時 この場合、表示線９は論理値゛１″であり、文字パター
ン出力線７の論理値が゛１゛であつても゛０”であつて
もＦ．ＦｌＯの状態は変らず、論理値６ｒ゛が表示線９
に出力される。

（Ｉｉ） Ｆ．ＦｌＯがりセツト状態の時この場合、表
示線９は論理値゛Ｏ゛である。

文字パターン出力線７の論理値゛Ｏ”であると、オア回
路８にてオアはとられぬため、表示線９は論理値゛０゛
となる。一方、文字ノマターン出力線７の論理値゛１゛
となると、オア回路８にてオアされ表示線の論理値ば１
゛となる。以上の動作を図表化すると、表示線９の出力
は下表の様になる。

即ち、表示線９の論理値゛１゛を文字パターンの表示部
分とし、論理値”Ｏ゛を文字パターンの表示しない部分
とすると、２つの文字パターンが合成されないこととな
る。

この合成を第３図を用いて更に詳細に説明する。

第３図は、文字パターン１５〔一〕と文字パターン１６
〔：〕文字パターン１７〔＋〕を形成する場合の簡易説
明図である。まず、図中ビツト１７ａで示される文字パ
ターンが重なつた場合について説明すると、この場合は
、先に送られた文字パターン１５の文字コードによりビ
ツト１７ａの部分の表示線９の出力ば１゛となつており
、これに文字パターン１６のビツト１７ａの部分の出力
、即ち、文字パターン出力線７の出力が゛１゛として入
力されると、前記した表に示される様に、表示線９の出
力は“１゛となる。同様に、どちらかの文字パターンし
か存在しない部分、例えばビツト１７ｂの部分は、表示
線９と文字パターン７の出力のどちらかが゛１゛である
ので、表示線９の出力ば丁となる。また、どちらの文字
パターンも存在しない部分、例えばビツト１７ｃの部分
は、表示線９と文字パターン７の出力は、共に８０゛と
なるので、表示線９の出力ば０゜゛となる。以上の説明
から明らかな様に、異なる文字パターンが合成される。

尚、第１図に示す文字パターン合成は、文字パターンが
重なる部分がないので、前表に示す表示線９と文字パタ
ーン出力線７の出力が共に゛１゛となることはない。ま
た、前記の動作は２種の文字パターンの合成について示
したが、コードレジスタ３ａを使用すれば第１図ハに示
す様な合成ができる。

以上述べた如く、本発明によれば基本文字をパターンメ
モリとして使用すれば、その基本文字と他の文字などの
組合せにより各種の文字を表示することができるので、
例えば共通の複数基本文字を有する漢字の文字パターン
発生器において、比較的少容量の文字パターンにて多数
の文字パターンを発生することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例である文字発生器に適用さ
れる文字コードとフアンクシヨンコードと、該文字コー
ドに対応する文字パターンを示す図である。 第２図は、本発明の一実施例である文字パターン発生器
のプロツク図である。第３図は、本発明の一実施例であ
る文字パターン合成を説明するための図である。符号の
説明、１・・・・・・コードメモリ、２・・・・・・コ
ードレジヌタ、３・・・・・・コードレジスタ、４・・
・・・・コードレジスタ、５・・・・・・選択回路、６
・・・・・・文字パターンメモリ、７・・・・・・文字
パターン出力線、８・・・・・・オア回路、９・・・・
・・表示線、１０・・・・・・フリツプフロツプ、１１
・・・・・・りセツト信号、１２・・・・・・選択信号
、１３・・・・・・制御回路、１４・・・・・・コード
解析器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 任意の２つ以上の文字コードとこれら複数の文字コ
   ードを結合する機能を指示するファンクションコードを
   出力するコードメモリと、該ファンクションコードの指
   示を解析するコード解析器と、単一の前記文字コードを
   それぞれ収納する複数のコードレジスタと、単一の前記
   文字コードの各々に対応した文字パターンを収納するパ
   ターンメモリと、複数の文字パターンを合成する文字パ
   ターン合成手段とからなり、前記ファンクションコード
   の指示により複数の文字パターンを合成して単一の文字
   パターンを構成せしめることを特徴とする文字パターン
   発生方式。