JPS5946113B2 - 半導体レ−ザ素子およびその製造方法 - Google Patents
半導体レ−ザ素子およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS5946113B2 JPS5946113B2 JP50021003A JP2100375A JPS5946113B2 JP S5946113 B2 JPS5946113 B2 JP S5946113B2 JP 50021003 A JP50021003 A JP 50021003A JP 2100375 A JP2100375 A JP 2100375A JP S5946113 B2 JPS5946113 B2 JP S5946113B2
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- JP
- Japan
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- semiconductor laser
- laser device
- type
- forming
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- Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はダブルヘテロ構造半導体レーザ素子の構造に関
するものである。
するものである。
ダブルヘテロ構造半導体レーザ素子の従来の構造として
は、林等によつてジャーナル・オブ・アプライド・フィ
ジックス(JournalofAppliedPhys
ics)第42巻、5号、1929頁、1971年に報
告されている構造がある。
は、林等によつてジャーナル・オブ・アプライド・フィ
ジックス(JournalofAppliedPhys
ics)第42巻、5号、1929頁、1971年に報
告されている構造がある。
この構造は第1図に示される様なものである。n形Ga
As基板結晶11上にn形Gal−xAlx層(0<x
く1)12、p形GaAs層13、p形Gal−xAl
xAs層(0<x<1)14およびp形GaAs15を
成長させたダブルヘテロ構造結晶の両面にオーム接触用
金属16、17を両面につけ、結晶を臂開し、光共振器
を形成した構造の半導体レーザ素子である。この素子は
光共振器を形成している2つの臂開面において、レーザ
光の反射があるために損傷が起る。この損傷はレーザ光
の出力がある値(〜2×106W/Cd)以上になると
急激に起るが、この値以下の光出力においても長時間連
続動作を行うと、徐々に損傷が起る。このため、半導体
レーザ素子の寿命が短くなる。したがつて、本発明の目
的は上記の従来構造の半導体レーザ素子の欠点をなくし
、寿命の長い半導体レーザ素子を得ることにある。
As基板結晶11上にn形Gal−xAlx層(0<x
く1)12、p形GaAs層13、p形Gal−xAl
xAs層(0<x<1)14およびp形GaAs15を
成長させたダブルヘテロ構造結晶の両面にオーム接触用
金属16、17を両面につけ、結晶を臂開し、光共振器
を形成した構造の半導体レーザ素子である。この素子は
光共振器を形成している2つの臂開面において、レーザ
光の反射があるために損傷が起る。この損傷はレーザ光
の出力がある値(〜2×106W/Cd)以上になると
急激に起るが、この値以下の光出力においても長時間連
続動作を行うと、徐々に損傷が起る。このため、半導体
レーザ素子の寿命が短くなる。したがつて、本発明の目
的は上記の従来構造の半導体レーザ素子の欠点をなくし
、寿命の長い半導体レーザ素子を得ることにある。
以下、本発明を実施例によつて詳細に説明する。
本発明による半導体レーザ素子の製作は第2図に示され
る手順によつて行う。Teを添加した、不純物濃度1×
1018C7rL−3のn形GaAs基本結晶21上に
液相エピタキシャル成長法により、n形Gao、7Al
o、3As層22を5μ、nあるいはp形GaAs層2
3を0.3μ、p形Gao、7Alo、3As層24を
1.5μおよびp形GaAs層25を成長させる。
る手順によつて行う。Teを添加した、不純物濃度1×
1018C7rL−3のn形GaAs基本結晶21上に
液相エピタキシャル成長法により、n形Gao、7Al
o、3As層22を5μ、nあるいはp形GaAs層2
3を0.3μ、p形Gao、7Alo、3As層24を
1.5μおよびp形GaAs層25を成長させる。
この様にしてできた結晶は第2図aに示す。上記液相エ
ピタキシャル成長法は通常のスライド・ボート法であり
、4つの異なつた成分、不純物を含む溶液に基板結晶を
順次接触させて成長させるものである。それぞれの層の
成長に用いた溶液の成分は以下の通りである。溶液I(
n形Ga07Alo、3As層成長用)■Ga:4g)
GaAs:2007ny、、Al:57n9、、Sn:
30Wl9、溶液巨n形Gao、7Alo、3As層成
長用)■Ga: 4gNGaAs:300〜、Ge:0
または20即、溶液(p形GaO.7AlO.3As層
成長用);Ga:4gsGaAs:200η、Al:
5〜、GC:40TI19、溶液(p形GaAs層成長
用); Ga;4g..GaAs:300η、Ge:40即、成
長は水素雰囲気中で行われ、温度ははじめ、825℃で
あり、その後冷却速度1′(11/Minで降温する。
ピタキシャル成長法は通常のスライド・ボート法であり
、4つの異なつた成分、不純物を含む溶液に基板結晶を
順次接触させて成長させるものである。それぞれの層の
成長に用いた溶液の成分は以下の通りである。溶液I(
n形Ga07Alo、3As層成長用)■Ga:4g)
GaAs:2007ny、、Al:57n9、、Sn:
30Wl9、溶液巨n形Gao、7Alo、3As層成
長用)■Ga: 4gNGaAs:300〜、Ge:0
または20即、溶液(p形GaO.7AlO.3As層
成長用);Ga:4gsGaAs:200η、Al:
5〜、GC:40TI19、溶液(p形GaAs層成長
用); Ga;4g..GaAs:300η、Ge:40即、成
長は水素雰囲気中で行われ、温度ははじめ、825℃で
あり、その後冷却速度1′(11/Minで降温する。
820℃になつた時、溶液1(5GaAs基板結晶を接
触させて、n形GaO.7AlO.3As層を成長させ
る。
触させて、n形GaO.7AlO.3As層を成長させ
る。
810℃の温度になつた時、溶液と10秒間、その後溶
液と120秒間、さらに溶液と150秒間接触させて、
それぞれの成長層を成長させる。
液と120秒間、さらに溶液と150秒間接触させて、
それぞれの成長層を成長させる。
この様にして成長したダブルヘテロ構造結晶表面上にケ
ミカル・ベーパー・デイポジシヨン(Chemical
VapOrDepOsitiOn)法により、SiO2
絶縁膜を5000人の厚さに付着する。
ミカル・ベーパー・デイポジシヨン(Chemical
VapOrDepOsitiOn)法により、SiO2
絶縁膜を5000人の厚さに付着する。
付着温度は400℃である。上記SiO2絶縁膜上にフ
オトレジスト膜を塗布し、これをマスクとしてSiO2
絶縁膜を巾20μの帯状にHF溶液で除去する。残つた
SiO2絶縁膜をマスクとして、液相成長層を硫酸系の
化学エツチ液(硫酸:過酸化水素水:水=4:1:1)
で第2図bに示す様に除去する。化学エツチ後、残つて
いるSiO2膜はそのままにして、液相成長を行い、第
2図cに示す様にp形GaO.7A!。.3AS層28
で成長層を除去した部分を埋める。この液相成長に用い
る溶液の成分、不純物は前述した溶液と同じである。ま
た成長温度は820゜Cであり、令却速度は1℃/Mi
nlである。以上の方法で作つた、第2図cに示される
構造の結晶の両面に金属を蒸着して電極を付ける。すな
わち、成長層側にはAuZn合金(Zn:10%)を蒸
着し、基板結晶側にはAuSn合金(Sn:2070)
を蒸着し、45010分間、水素中で合金をして、オー
ム接触用電極26,2Tを付ける。その後、第2図dの
AAおよびB−Bで臂開して第3図に示す形の半導体レ
ーザ素子を作成する。第3図においては、31はn形G
aAs結晶、32はn形Gal−XAlxAs層(0<
Xく1)、33はn又はp形Gal−,M,As層(0
<.y<x)、34はp形Gal−XMxAs層(0〈
Xく1)、35はp形GaAs層、36,37は電極、
38はGal−2A12As層(y<z〈1)である。
オトレジスト膜を塗布し、これをマスクとしてSiO2
絶縁膜を巾20μの帯状にHF溶液で除去する。残つた
SiO2絶縁膜をマスクとして、液相成長層を硫酸系の
化学エツチ液(硫酸:過酸化水素水:水=4:1:1)
で第2図bに示す様に除去する。化学エツチ後、残つて
いるSiO2膜はそのままにして、液相成長を行い、第
2図cに示す様にp形GaO.7A!。.3AS層28
で成長層を除去した部分を埋める。この液相成長に用い
る溶液の成分、不純物は前述した溶液と同じである。ま
た成長温度は820゜Cであり、令却速度は1℃/Mi
nlである。以上の方法で作つた、第2図cに示される
構造の結晶の両面に金属を蒸着して電極を付ける。すな
わち、成長層側にはAuZn合金(Zn:10%)を蒸
着し、基板結晶側にはAuSn合金(Sn:2070)
を蒸着し、45010分間、水素中で合金をして、オー
ム接触用電極26,2Tを付ける。その後、第2図dの
AAおよびB−Bで臂開して第3図に示す形の半導体レ
ーザ素子を作成する。第3図においては、31はn形G
aAs結晶、32はn形Gal−XAlxAs層(0<
Xく1)、33はn又はp形Gal−,M,As層(0
<.y<x)、34はp形Gal−XMxAs層(0〈
Xく1)、35はp形GaAs層、36,37は電極、
38はGal−2A12As層(y<z〈1)である。
この襞面が反射面となり、光共振器を構成し、レーザ発
振が起る。第1図に示される従来の形の半導体レーザに
おいては、活性領域である2つのGa,−XAlxAs
層(0<xく1)にはさまれたp形GaAs層は臂開面
に露出している。
振が起る。第1図に示される従来の形の半導体レーザに
おいては、活性領域である2つのGa,−XAlxAs
層(0<xく1)にはさまれたp形GaAs層は臂開面
に露出している。
この臂開面においては非発光中心が多数あるため電子、
正孔は蓄積されず、光を増巾せず、むしろ光を吸収する
。このため、臂開面において光の損傷がはげしくなる。
一方、第3図に示される本発明の構造の半導体レーザ素
子はGa,−2A12As層(y<zく1)38で覆わ
れており、この層の外面が臂開面となつている。Gal
−ZAlzAlzAs(y<z〈1)とGal−,Al
,As(0<y<z)とは格子定数が非常に良く一致し
ているため両者の界面において非発光中心はほとんどな
く、電子、正孔が充分蓄積し、この界面領域においても
光は吸収せず増巾する。また、Gal−2A1zAs層
はGal−,AlyAs層より禁制帯巾が大きいので、
GaAs層で発振した光に対してGa,−2A12As
層は透明であり、ここで光の吸収は起らない。以上の理
由により、本発明による半導体レーザ素子は、光の損傷
に対して強い。事実、従来の半導体素子は2X106W
/CTilの出力の光で急激に損傷を受け、105W/
C7iの出力の光では寿命が約1万時間と短い。
正孔は蓄積されず、光を増巾せず、むしろ光を吸収する
。このため、臂開面において光の損傷がはげしくなる。
一方、第3図に示される本発明の構造の半導体レーザ素
子はGa,−2A12As層(y<zく1)38で覆わ
れており、この層の外面が臂開面となつている。Gal
−ZAlzAlzAs(y<z〈1)とGal−,Al
,As(0<y<z)とは格子定数が非常に良く一致し
ているため両者の界面において非発光中心はほとんどな
く、電子、正孔が充分蓄積し、この界面領域においても
光は吸収せず増巾する。また、Gal−2A1zAs層
はGal−,AlyAs層より禁制帯巾が大きいので、
GaAs層で発振した光に対してGa,−2A12As
層は透明であり、ここで光の吸収は起らない。以上の理
由により、本発明による半導体レーザ素子は、光の損傷
に対して強い。事実、従来の半導体素子は2X106W
/CTilの出力の光で急激に損傷を受け、105W/
C7iの出力の光では寿命が約1万時間と短い。
一方、本発明の半導体レーザ素子は9×106W眉の出
力の光で急激な損傷を受け、光出力105哉佃で寿命は
6万時間であつた。この様に本発明の半導体レーザ素子
は光損傷、寿命において大巾に改善された。
力の光で急激な損傷を受け、光出力105哉佃で寿命は
6万時間であつた。この様に本発明の半導体レーザ素子
は光損傷、寿命において大巾に改善された。
第1図は従来の半導体レーザ素子の構造を示すものであ
り、第2図は本発明の半導体レーザ素子の製作工程を示
す一例である。
り、第2図は本発明の半導体レーザ素子の製作工程を示
す一例である。
Claims (1)
- 1 所定の半導体基板に活性領域を含む半導体層を積層
する工程、積層された該半導体層に少なくとも活性領域
に達する溝を相対して形成する工程、該溝中に前記活性
領域とは異なる組成で且当該レーザ発光に対し透明な半
導体層を形成する工程、溝中に形成された相対する半導
体層領域内の所望位置で相対する劈開面を形成し光共振
器用の反射面を形成する工程を有する半導体レーザ素子
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50021003A JPS5946113B2 (ja) | 1975-02-21 | 1975-02-21 | 半導体レ−ザ素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50021003A JPS5946113B2 (ja) | 1975-02-21 | 1975-02-21 | 半導体レ−ザ素子およびその製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15749384A Division JPS6063982A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 半導体レ−ザ素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5197390A JPS5197390A (ja) | 1976-08-26 |
JPS5946113B2 true JPS5946113B2 (ja) | 1984-11-10 |
Family
ID=12042899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50021003A Expired JPS5946113B2 (ja) | 1975-02-21 | 1975-02-21 | 半導体レ−ザ素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5946113B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53129989A (en) * | 1977-04-19 | 1978-11-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Semiconductor laser device |
JPS54993A (en) * | 1977-06-06 | 1979-01-06 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Semiconductor laser unit |
JPS5753669U (ja) * | 1981-08-13 | 1982-03-29 | ||
JPS5844787A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-03-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体レ−ザ |
JPS58225677A (ja) * | 1982-06-23 | 1983-12-27 | Agency Of Ind Science & Technol | 高出力半導体レ−ザ装置 |
JPS59220985A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-12 | Toshiba Corp | 半導体レ−ザ装置 |
JPS63124486A (ja) * | 1986-11-13 | 1988-05-27 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体レ−ザの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3579055A (en) * | 1968-08-05 | 1971-05-18 | Bell & Howell Co | Semiconductor laser device and method for it{3 s fabrication |
JPS4866980A (ja) * | 1971-12-17 | 1973-09-13 |
-
1975
- 1975-02-21 JP JP50021003A patent/JPS5946113B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3579055A (en) * | 1968-08-05 | 1971-05-18 | Bell & Howell Co | Semiconductor laser device and method for it{3 s fabrication |
JPS4866980A (ja) * | 1971-12-17 | 1973-09-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5197390A (ja) | 1976-08-26 |
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