JPS5945501B2 - 複合容器の製造法 - Google Patents

複合容器の製造法

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Publication number
JPS5945501B2
JPS5945501B2 JP52007588A JP758877A JPS5945501B2 JP S5945501 B2 JPS5945501 B2 JP S5945501B2 JP 52007588 A JP52007588 A JP 52007588A JP 758877 A JP758877 A JP 758877A JP S5945501 B2 JPS5945501 B2 JP S5945501B2
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JP
Japan
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blank
bottom plate
resin
mold
peripheral wall
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Expired
Application number
JP52007588A
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English (en)
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JPS5392870A (en
Inventor
正人 小池
隆 中山
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はブランクの端縁を射出成形樹脂により接合する
複合容器の製法に係り、特に耐水耐油性、ガスバリヤー
性を容器の接合中に損なうことがないよう容器の製造過
程に工夫を施してなるものである。
一般にこの種の容器を造るに際して樹脂を圧入するため
に雌雄の金型が用いられるが、雄金型には溶融樹脂の通
路が溝状に形成されており、ブランクを金型で挾んだと
き上記通路がプランクの接合端縁に対向するようになつ
ている。
ところが、ブランクの端縁は上記金型に設けられた通路
のために雌雄両金型間にしつかりと挾まれないため、圧
入樹脂の影響でプランクの端縁が容器内方に屈曲してし
まい樹脂が容器底板の外部に部分的に流出したり樹脂の
硬化に伴つてそのまま端縁が容器内方に露呈してしまう
ような事故が生じる。
従つてこの容器内に食品等を充填すると食品の水、油等
の成分がプランクの端縁から浸透してブランクの層構成
を破壊し、さらにはガスバリヤー性をも壊して内容物が
腐食してしまう。
本発明は以上のような従来技術の欠点を解消し、ブラン
クの端縁が注入樹脂を貫通して容器内に突出することが
起きないようにするために成されたものである。
以下、図面を用いて本発明の好ましい実施例につき詳細
な説明を行なう。
第1図、第2図で示される容器10は本発明に係る製法
で造られたものの一例で第3図示の如きブランク12を
折り曲げて雌雄の金型間に挿入し、次いで金型間に溶融
樹脂を圧入することによつて造られている。
この場合、プランク12は円形底板14を挟んで対向す
る二つの周壁16,18を有している。
そして周壁16,18と底板14とは連結片20,22
で夫々つながつている。またブランク12は容器10の
外側から内側に向つて例えば紙/アルミニウム箔/ポリ
プロピレン、紙/ポリプロピレン、紙/アルミ箔/ポリ
エチレン、紙/ポリエチレン、紙/ポリエステル/エチ
レン酢酸ビニル共重合体けん化物(エバールクラレの商
品名)/ポリプロピレンの如く積層したものが用いられ
る。
第1図、第2図において出来上つた容器10はブランク
の端縁間が周壁16,18の側端縁間を接続する樹脂柱
24,26、周壁16,18と底板14間を接続する樹
脂環28により接合され、且つ周壁16,18上端縁に
沿つて環状に走る樹脂リム30を備えたものである。
そして特に底板14は容器内方にドーム型に突出してい
る。次に前記容器10の製造工程を説明する。第4図及
び第5図は製造工程を説明するものであり、第4図は雌
雄金型間にブランクを挟着したものの垂直断面図、第5
図は第4図におけるA部拡大図である。
又、第6図は本発明の製造法において用いる雄金型を斜
視図示したものである。
又、第7図は第6図示の−線矢視断面及びそれに組み合
さる雌型を示す。雌雄両金型32,34は前記ブランク
12をコツプ形に折つたものを挟着するような形状を備
えており、特にブランク底板14を挟む部分においては
雌型32はドーム型突出部36が形成され、雄型34に
はそれに対応する凹部が設けられている。そしてさらに
雌型32における上記突出部36の周縁にはブランクの
底板14周縁に当接する平坦部38が付与されている。
また、雄金型34のプランク底板14に対向する部分に
は真空吸引溝40がジグザグ状、渦巻き状等適宜の形状
に設けられ、かつブランクの周壁16,18に対向する
部分にも縦方向及び周方向に真空吸引溝42が設けられ
ている。
これら真空吸引溝40,42は雄金型34の中心軸方向
に設けられている真空吸引孔44と連絡している。
従つて第4図、第5図の如くブランク12を雄金型34
に真空吸着すればブランク底板14はその周縁が上方に
反り上る。
次いで雌雄両金型32,34を相対的に移動して型締め
すれば雌金型32は鎖線46位置まで到達し、ブランク
底板14の周縁は鎖線48位置まで押し下げられるけれ
どもブランクの弾発力で雌金型の平坦部38に緊密に当
接することとなる。
かくして雌雄両金型32,34とブランク10との間に
溶融樹脂の通路が形成されプランク底板14の切欠部5
0に対向する位置で射出機のノズル51からランナー5
2、及びゲート53を通つて溶融樹脂を金型内に圧入す
ると樹脂は金型にとりつけたブランクの周壁16,18
の側端縁間の領域に形成された樹脂の通路24a,26
a1周壁16,18の下端縁と底板14の端縁間の領域
に形成された樹脂の通路28a1及び周壁16,18の
上端縁に沿つた領域に形成された樹脂の通路30aを通
つて流れて行くこととなる。そしてこのとき底板14の
周縁にはブランクの弾発力が加わつているから、溶融樹
脂が雌金型の平坦部38とプランク底板14の周縁との
間に介入することがなくなり、かつ底板14の周縁が雄
金型34の方に押し下げられて樹脂を貫通して容器内方
に露呈することもなくなる。
なお、周壁16,18の側端縁も金型における樹脂の通
路に対向するようになるが、周壁は円弧状に曲げられて
金型に装着するから必然的に側端縁には弾発力が生じて
おり上記底板と同様に雄金型に当接することとなつて溶
融樹脂がブランクの背後に回わり込むことはない。
また本発明は丸底を有したカツプ形の容器に限らず、四
角形の底を有した容器にも適用できるものである。
以上の如く、本発明によればブランクの底板と周壁とを
部分的に連結しておき、また、底板に対応する雌雄の金
型部分にドーム形を付与すると共に雌金の周縁には平坦
部を形成してなるから、底板の周縁を反り返らせて雌型
平坦部に当接せしめた状態で樹脂を射出することができ
る。
従つて、従来の如きブランク端縁の外側に樹脂が付着し
たり、さらにはブランク端縁が容器内方に露出したりす
るような事故を未然に防止し耐水、耐油性、ガスバリヤ
ー性に優れた容器を製造しうるのである。
また、本発明は、ブランクの底板と周壁との境界部相当
箇所に樹脂を到らしめて容器の底部の強度向上を図ると
共に座りを良好にする製造を採るので、そのままでは射
出成形後の樹脂の収縮により底板に不規則な歪を生ずる
のであるが、雌雄の金型により底板を挟んだとき当該底
板をドーム形に変形させるから上記歪を一定方向に向け
て規則性を持たせ、見ばえを良くすると共に座りを良く
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明により製造された容器の一例を
示すもので、第1図はその斜視図、第2図は第1図にお
ける−線部分切欠断面図である。 第3図はブランクの展開図である。第4図及び第5図は
製造工程を説明するものであり、第4図は雌雄金型間に
ブランクを挾着したものの垂直断面図、第5図は第4図
におけるA部拡大図である。第6図は雄金型の斜視図で
ある。第7図は第6図示の一線矢視断面図と共に示す雌
型の断面図である。10・・・・・・複合容器、12・
・・・・・ブランク、14・・・・・・円形底板、16
,18・・・・・・周壁、32・・・・・・雌金型、3
4・・・・・・雄金型、36・・・・・・雌型の突出部
、38・・・・・・雌型の平坦部、24a,26a,2
8a,30a・・・・・・樹脂の通路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 底板とこの底板に部分的に連結した周壁とよりなる
    ブランクを雌雄両金型間に挾み、樹脂を射出して、周壁
    の側端縁間を接続する樹脂柱、周壁の下端縁と底板の端
    縁間を接続する樹脂環、及び周壁上端縁に沿つて環状に
    はしる樹脂リムを成形し、ブランクの端縁間が樹脂によ
    り接合され且つ容器口縁部に沿つて樹脂リムが設けられ
    た複合容器を形成する複合容器の製造法において、雌金
    型として前記ブランクの底板の周縁をのぞく部分があた
    る部分がドーム形に突出した形状に形成され、且つ前記
    ブランクの底板の周縁があたる部分は平坦に形成された
    金型を用い、一方、雄金型として前記ブランクの底板の
    周縁をのぞく部分があたる部分が前記雌金型のドーム形
    の突出部分に対応した形状にへこんだ形状に形成され、
    且つ金型にとりつけた前記ブランクの周壁の側端縁間の
    領域、周壁の下端縁と底板の端縁間の領域、及び周壁上
    端縁に沿つた領域に樹脂の通路が形成されている金型を
    用い、前記雌雄両金型間に前記ブランクを挾み、前記ブ
    ランクの底板をドーム状にかたちづけると共に、それに
    より上方へ反り上つた底板の周縁を雌金型の平坦部で押
    し下げることにより雌金型の平坦部に緊密にあてがい、
    その状態で樹脂を射出して複合容器を形成することを特
    徴とする複合容器の製造法。
JP52007588A 1977-01-26 1977-01-26 複合容器の製造法 Expired JPS5945501B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP52007588A JPS5945501B2 (ja) 1977-01-26 1977-01-26 複合容器の製造法

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JP52007588A JPS5945501B2 (ja) 1977-01-26 1977-01-26 複合容器の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5392870A JPS5392870A (en) 1978-08-15
JPS5945501B2 true JPS5945501B2 (ja) 1984-11-07

Family

ID=11669964

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JP52007588A Expired JPS5945501B2 (ja) 1977-01-26 1977-01-26 複合容器の製造法

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4990350A (ja) * 1972-12-18 1974-08-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4990350A (ja) * 1972-12-18 1974-08-29

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JPS5392870A (en) 1978-08-15

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