JPS5945373B2 - 電気湯沸し器 - Google Patents

電気湯沸し器

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Publication number
JPS5945373B2
JPS5945373B2 JP16135083A JP16135083A JPS5945373B2 JP S5945373 B2 JPS5945373 B2 JP S5945373B2 JP 16135083 A JP16135083 A JP 16135083A JP 16135083 A JP16135083 A JP 16135083A JP S5945373 B2 JPS5945373 B2 JP S5945373B2
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JP
Japan
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temperature
water
container
heater
boiling
Prior art date
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Expired
Application number
JP16135083A
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English (en)
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JPS5977814A (ja
Inventor
龍夫 鷲崎
慎一 加賀和
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS5977814A publication Critical patent/JPS5977814A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒーターを装着した容器に液体を収容し、この
液体を前記ヒーターで湯沸しし、その後引き続き保温す
る保温式の電気湯沸し器において、湯沸し時の温度制御
特性を改良したものに関する。
従来この種の電気湯沸し器は第4図、第5図に示すよう
に、ステンレス鋼板等からなる有底円筒状の容器1の下
部外周にバンド状の主ヒータ−2ト補助ヒーター3とを
一体的に装着し、このヒーター2,3の上方で容器1の
外周面には、前記主ヒータ−2と直列に電気接続された
温度調節器4を備え、この直列接続体と前記補助ヒータ
ー3とを並列に電気接続して電気回路を構成している。
ここで容器1に水5を収容して通電を開始すると、主ヒ
ータ−2および補助ヒーター3で加熱が始まり湯沸しが
行なわれる。
湯沸しが進み、水5が所定の温度に達すると温度調節器
4が作動して主ヒータ−2への通電を断ち湯沸しが完了
する。
その後は補助ヒーター3のみの加熱で水温を維持し又保
温される。
しかしこの湯沸し完了時の水5の温度は95℃程度が限
度で確実に沸騰するものではなかった。
なぜならば主・補助ヒーター2,3の連続通電による湯
沸し時の温度上昇の変化を見ると次の通りである。
たとえば容器1に収容した水5の略中央部5a、および
温度調節器4の取付部である容器1の温度受感部4aに
おける温度上昇変化は、第6図に示す如(であった。
すなわち水5が沸騰を開始するA時点での温度受感部4
aの温度はBoCとなるので、温度調節器4の動作温度
を温度受感部4aがB’cとなる温度に設定すれば水5
は沸騰する。
しかし実際には前記温度受感部4aの温度上昇は3℃以
上にはほとんど上昇することはな(、さらに温度調節器
4における動作温度のバラツキ、温度受感のバラツキ等
により温度調節器4が作動することな(、水5は連続沸
騰するものが大半であった。
また、次に容器1の底裏面に温度調節器4を備えたこと
を想定してその温度受感部4bの温度変化を見ると第6
図に示すようになり、水5aが沸騰を開始するA時点で
の温度受感部4bの温度はBoCとなる。
しかし温度受感部4bの温度はB/ 6c以上にはほと
んど上昇することがなく、前記の場合と同様の結果とな
った。
つまり水5の沸騰時における容器1の下部外周の温度変
化は水5が100℃以上に上昇することがないため、そ
のほとんどの場合が沸騰開始時の温度で安定することと
なる。
そこで温度調節器を備えても沸騰後に作動させることは
温度調節器4の動作温度および温度受感のバラツキを加
味する。
とほとんど不可能となり、温度調節器4の動作温度は、
前記バラツキも考慮して沸騰しない範囲に設定していた
そのため従来のこの種の電気湯沸し器で得られる湯は、
沸騰による滅菌や脱臭がなく、赤ん坊のミルク作りや、
またコーヒー・紅茶の適切な抽出はできないものであっ
た。
本発明は湯沸し完了時には、一定時間沸騰させその後所
定の温度に保温させることにより従来の保温式の電気湯
沸し器の欠点を解消したものであり、以下第1図〜第3
図を参照して本発明の一実施例について説明する。
図において、11は有底筒状にステンレス鋼板等で形成
された容器で、その下部周辺には、マイカ等の絶縁体に
収納してアルミニウム板等でシームされたバンド状の主
ヒータ−12および補助ヒーター13が一体的に装着さ
れている。
また前記容器11の底裏面にはその略中央部に前記主ヒ
ーター120通電を制御する主温度調節器14を、端部
には前記補助ヒーター130通電を制御する補助温度調
節器15および異常な温度上昇時に前記主・補助ヒータ
ー12.13への通電を断つ温度過昇防止装置16を取
付金具11に装着した押えばね18で押圧して取付け℃
いる。
前記容器11の上端には外周方向に伸設したフランジ部
19を設け、このフランジ部19には注口パッキング2
0を介して注口21を位置させてボデー22に載置して
いる。
このボデー22は前記容器11の外周面に近接して覆う
鋼板等で円筒状に形成されている。
23は前記容器11のフランジ部19に着脱自在に載置
された中蓋で、容器11の底部に伸張して開口させた昇
水パイプ24と、容器11の外方に伸設して注出口25
′を設けた注水パイプ25とを、転倒流出防止弁26を
有する弁座21を介して連通させている。
前記昇水パイプ24の先端には、中蓋23の装着時に、
前記主温度調節器14の温度受感部14&となる容器1
1の底面略中夫に対向させたカバー28を設は工いる。
29は前記弁座27および中蓋23の裏面を覆う飾り枠
で、その外周に容器バッキング51を設は又容器11に
気密的に装着し又いる。
この飾り枠29には透孔29を設ける。
また中蓋23には略中夫に空気孔23a、23bを注水
パイプ25と反対側の周辺部には蒸気孔23cを設ける
30は前記注口21に枢着されてベローズ31を収納し
た蓋体で、その上部中央部には上面を開口した円筒部3
2を設け、この円筒部32内には前記ベローズ31に内
蔵した渦巻状の復帰ばね33により上下に摺動自在の押
し板34を設け℃いる。
35は保護板で、前記押し板34の中央下部によりベロ
ーズ31の上部開口31aに設けたmlの逆止弁36を
押圧してベローズ31の上部開口31aと、逆止弁36
に設けたシールリング37とのすき間33′aをなくし
た後、押し板340周辺下部でこの保護板35を介して
ベローズ31を押圧する。
また前記ベローズ31の下部開口31bはその内部に圧
縮ばね38によりベローズ31の内方に付勢した第2の
逆止弁39を設けて蓋カバー40の略中央部に臨ませて
係合される。
41は一方を蓋体30の上部で開口し、他方を前記蓋カ
バー40の透孔40aに連結した蒸気パイプで、その途
中には、前記押し体34の押圧および復帰に連動する連
動軸42の下端に設けた蒸気弁43を位置させ、押し体
34の抑圧操作時に前記蒸気パイプ41を閉鎖する。
なお44はロックつまみであり蓋体30の本体への開閉
時のロックおよびロック解除を行なう。
45は蓋体30の閉時にベローズ31の下部開口31b
と中蓋23の空気孔23aに連結して容器11内と連通
ずる第1の蓋バッキング、46は蒸気パイプ41と中蓋
23の蒸気孔23eとを連結して容器11内と外気を連
通ずる蓋バッキング、47は容器11に収容した液体の
量を表示するゲージ部、48ははかま、49は裏板であ
る。
上記構成において容器11に水50を入れて電源を入れ
ると、主ヒータ−12および補助ヒーター13によって
加熱されて湯沸しが始められる。
ここで容器11内では主・補助ヒーター12゜13で加
熱された水は上昇するため水面近くの水温は底部より高
くなるが、主・補助ヒーター12゜13は容器11の底
部に装着されておるので水の対流作用で加熱時間に対す
る温度上昇の勾配はほぼ同じ変化を示す。
しかしカバー28内では前記の水の対流作用が妨げられ
るため、その温度上昇はカバー28外の温度上昇に比べ
遅れて横ばいとなる。
第3図に容器11内の上部および底部の温度上昇を代表
して略中央部の水50aとカバー28内の水50bの温
度変化を示すが、湯沸しがある程度進み最初に水面近(
で沸騰が始まりその後沸騰する範囲が徐々に下部に及ん
でくるにしたがって容器11内では沸騰による水50の
攪拌が激しくなり、遂にはカバー28内の湯45bも攪
拌され又その温度は急上昇し℃沸騰温度に達する。
それとほぼ同時にカバー28の対向する容器11の底裏
面の温度受感部14aの温度も急上昇する。
第3図で略中央部における水50aが沸騰開始するC時
点での温度受感部14aの温度りは例えば76℃となる
いま水50の最長沸騰時間を温度受感部14aの温度が
安定しないCからEの範囲に設定するとその時間は例え
ば60秒間となる。
E点での温度受感部14aの温度(F点)では例えば9
0℃となり、つまり主温度調節器14の電気回路を開く
動作温度は温度受感部14aが約76℃から90℃の範
囲に設定すれば容器11に収容された水50は沸騰を開
始し60秒以内で主温度調節器14が作動して湯沸しを
完了するものである。
なお補助ヒーター13の通電を断つ補助温度調節器15
の動作温度は保温時に沸騰しない温度に設定され、前記
湯沸し時では水50の沸騰以前に作動する。
次に水50の温度が所定の温度に降下すると前記補助温
度調節器15が作動し℃電気回路を閉じ再び補助ヒータ
ー13への通電が開始される。
この補助ヒーター13による加熱は湯沸し時よりはるか
に少ない電力であるが、この加熱が進み、水50の温度
が再び所定の温度に上昇すると、再び補助温度調節器1
6が作動して補助ヒーター13への通電を断ち、この繰
り返しにより水50は一定温度九保温される。
なお補助温度調節器15の動作温度中は主温度調節器1
2の動作温度中より狭くして補助温度調節器15の閉路
動作による補助ヒーター13での加熱以前に主温度調節
器14の閉路動作による主ヒータ−12での加熱は行な
われなくしており、したがって保温時に主ヒータ−12
の通電による上記の沸騰が繰り返されることはない。
しかし押し板34を押圧して容器11内の水50を昇水
パイプ24、弁座27、注水パイプ25を介して注出口
25′から一定量以上に注出し、再び容器11内に給水
すると水50の温度は主温度調節器14および補助温度
調節器15の閉路動作温度以下となり再び上記の動作を
繰り返して一定時間沸騰し保温されるものである。
なお上記説明では水50はほぼ満量で説明したが、少量
の場合には湯沸し時間が短くなり、沸騰時間が若干長く
なるものの一定時間の沸騰を経て保温となる。
また本実施例では容器11の底裏面に設けた主温度調節
器14の温度受感部14aに対向させて昇水パイプ24
の下端に設けたカバー28は、昇水パイプ24より一般
人(して設けたが、前記温度受感部14aを確実に覆う
ことが可能であれば昇水パイプ24を容器11の底面近
傍まで伸張してカバー28を兼ねさせても良く、さらに
前記カバー28をゴム等の弾性体で形成し、その下端を
容器11の底面に当接させて水50の対流作用の妨げを
十分にして主温度調節器14の動作温度の設定中を広げ
るとともに、カバー28の上面または昇水パイプ24の
側面に吸水孔を設けることにより容器11内に残水な多
くり、’C主・補助ヒーター12.13による空焼きの
防止をはかつ又も良い。
さらに特にこの種の沸騰式の電気湯沸し器では中蓋の装
着を忘れると注口と蓋体の間から熱湯が吹き出して火傷
等の危険があったが、本発明では中蓋と一体とした昇水
パイプの先端を主温度調節器の温度受感部に対向させ℃
おり、中蓋が装着されない状態では湯沸し時の対流作用
は妨げられず、したがって主温度調節器は沸騰以前に作
動して前記の危険がな(なる。
つまり本発明で昏址記説明のこと(、容器内の液体の加
熱時の対流作用と沸騰時の攪拌作用により主温度調節器
の温度受感部に急激な温度上昇を発生させ、この温度上
昇で主温度調節器の動作温度のバラツキと、温度受感の
バラツキ等を吸収して一定の沸騰時間を制御したもので
あり、従来のタイマーや電子制御回路等の他の制御手段
を一切必要とせず簡単な構成で可能としたものであり、
その価値は犬なるものがある。
【図面の簡単な説明】
゛第1図は本発明の一実施例における電気湯沸し器の側
断面図、第2図は同湯沸し器の電気回路図、第3図は同
湯沸し器の水温と主温度調節器の温度感知部との温度変
化線図、第4図は従来における電気湯沸し器の一部欠截
側面図、第5図は同湯沸し器の電気回路図、第6図は同
湯沸し器の水温と主温度調節器の温度感知部との温度変
化線図である。 11・・・・・・容器、12,13・・−・・叱−ター
、14・・・・・・主温度調節器、14a・・・・・・
温度受感部、23・・・・・・中蓋、24・・・・・・
昇水パイプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 液体を収納する容器と、この容器に装着して前記液
    体を加熱するヒーターと、前記ヒーターの通電を制御す
    る温度調節器を前記容器の底面の一部を温度受感部とし
    て備え、前記容器の蓋体にはこの容器の底部に伸設して
    開口した昇水パイプを設け、この昇水パイプの開口端は
    前記容器の底面に近接させるとともに、前記温度受感部
    を覆って配設して成る電気湯沸し器。
JP16135083A 1983-09-01 1983-09-01 電気湯沸し器 Expired JPS5945373B2 (ja)

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JP16135083A JPS5945373B2 (ja) 1983-09-01 1983-09-01 電気湯沸し器

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JPS5977814A JPS5977814A (ja) 1984-05-04
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