JPS5945075B2 - 一次覆工を先行させるトンネル掘さく工法 - Google Patents

一次覆工を先行させるトンネル掘さく工法

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Publication number
JPS5945075B2
JPS5945075B2 JP56207522A JP20752281A JPS5945075B2 JP S5945075 B2 JPS5945075 B2 JP S5945075B2 JP 56207522 A JP56207522 A JP 56207522A JP 20752281 A JP20752281 A JP 20752281A JP S5945075 B2 JPS5945075 B2 JP S5945075B2
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JP
Japan
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ground
excavation
hollow mat
ring
lining
Prior art date
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Application number
JP56207522A
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JPS58110797A (ja
Inventor
崇 大西
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Tekken Corp
Original Assignee
Tekken Corp
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Publication date
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は一次覆工を先行させるトンネル据さく工法に
関するものである。
従来この種の工法としては第1図に示すように、大型の
チェーンソーによってリング掘さくを行なってリング掘
さく孔6′を形成し、このリング掘さく孔6′にモルタ
ル2を充填した後、地山核部1′を掘さくするという工
法が知られている。
しかし、この工法では切羽面14における支保工材3′
の内側から坑道12の外側に向かって掘さくするため、
リング掘さく孔6′が傾斜して設計外の余堀りが大きく
なるだけでなく、モルタル2が矢印Aで示す地点で不連
続となり、地山1の支保が不完全となる欠点があった。
また支保工材ぎを建込んでも断面が三角形状に残った部
分18は吹付コンクリート等で埋めておかねばならず二
重手間になるという欠点があった。
さらに地山核部1′を掘さくする際、モルタル1さ核部
1′との間に間隙がなく、機械掘さくはもとより、発破
による掘さくであってもモルタル1を傷つけることとな
り、一次覆工の効力を失う恐れがあった。
この発明は上記のような種々の欠点を排除することがで
きる工法を提供することを目的とする。
この発明を第2図以降の図面に示す実施例を参照しなが
ら説明する。
第2,7図に示すように、坑道12の切羽面14からリ
ング掘さくを行ってリング掘さく孔6を形成するに際し
、ロッド4の先端に先掘りビットの刃5と返し刃5′と
を具えた特殊ドリルを使用する。
すなわち、まず切羽面14における既設−次覆エコンク
リート2の内側から、坑道12の外側に向かって少し傾
斜して刃5により掘さくする。
続いて第3図示のように、断面が三角形状に残った地山
部分7を返し刃5′により押さくシ、地山1側の排さく
面を掘進方向と平行に仕上げる。
次に第4図示のように、クイロッドボルト8が予め取付
けられた鋼製の支保工材3をリング掘り孔6内の先端部
に建込み、タイロッドボルト8と既設支保工材ぎに予め
溶接されたボルト&’とを長尺ナツト9により連結する
次に第5,8図示のように、リング掘さくによって形成
された地山核部1′上に複数に分割したゴム袋10 、
10’を設置し、このゴム袋10 、10’内にホース
11を介して空気または水を圧送して膨張させる。
続いて天端のゴム袋10に装着したパイプ13を介して
、ゴム袋10,1σと地山1との間の間隙にコンクリー
ト15を注入する。
コンクIJ −ト15は急結剤を添加して、硬化速度を
適宜調節する。
コンクIJ −ト15の打設が終了した後、ゴム袋10
.10’内の圧力を更に上げ、コンクIJ −ト15を
地山1に密着させ両者間に間隙が残らないようにする。
コンクリート15が硬化したらゴム袋10.10’内の
空気または水を排出してこのゴム袋10 、10’を撤
去し、これによって第6,9図示のような一次項エコン
クIJ −ト16が完成し、−次項エコンクIJ −)
16と地山核部1′との間には間隙17が形成される
この−次項エコンクリート16によって地山1が支保さ
れるので、続いて地山核部1′の掘さくを行ない、一工
程の作業を完了する。
このような作業の繰返しによりトンネルの掘進を行なう
なお、ゴム袋10.10’は第8図示のように分割する
ことなく、一体的に形成してもよい。
この発明は上記のように、リング掘さくを行なって地山
側の掘さく面を掘進方向と平行になるように仕上げるの
で余掘りを少なくすることができ、また地山核部上に中
空マットを設置して両者間の間隙に覆工材を注入し、覆
工材の硬化後中空マットを剥離除去するようにしたので
、覆工材と地山核部との間には間隙が形成され、したが
って地山核部を掘さくする際に覆工材が傷つくことがな
いうえ、発破をかけた場合には振動、騒音を少なくする
ことができ、さらに形成される一次覆工は既設−次覆工
と連続し、地山の支保が確実になされるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来工法を示す縦断正面図、第2〜6図はこの
発明による工法の実施例を示す縦断正面図、第7図は第
2図の縦断側面図、第8図は第5図の縦断側面図、第9
図は第6図の縦断側面図である。 1・・・・・・地山、1′・・・・・・地山核部、2・
・・・・・既設−次項エコンクリート、3・・・・・・
支保工材、3′・・・・・・既設支保工材、6・・・・
・・リング掘り孔、10,10’・・・・・・ゴム袋、
12・・・・・・坑道、14・・・・・・切羽面、15
・・・・・・コンクリート、16・・・・・・−次項エ
コンクリート、17・・・・・・間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 坑道の切羽面からリング掘さくを行なって、地山側
    の掘さく面を掘進方向と平行となるように仕上げた後、
    このリング掘さく孔内に支保工材を建込んでその後方に
    既設された支保工材と連結材を介して連結し、さらにリ
    ング掘さくによって形成された地山核部上に中空マット
    を設置し、この中空マットに流体を圧入して膨張させた
    後、地山と中空マットとの間隙に覆工材を注入し、その
    後中空マットに流体を再度正大して、その内圧により覆
    工材を地山に圧着させ、この覆工材の硬化後中空マット
    内の流体を排出して中空マットを覆工材から剥離除去し
    、その後地山核部を掘さくすることを特徴とする一次覆
    工を先行させるトンネル掘さく工法。
JP56207522A 1981-12-22 1981-12-22 一次覆工を先行させるトンネル掘さく工法 Expired JPS5945075B2 (ja)

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JPS58110797A JPS58110797A (ja) 1983-07-01
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JPS6019897A (ja) * 1983-07-11 1985-02-01 株式会社奥村組 トンネルの薄肉覆工方法およびその装置
JPH01207599A (ja) * 1988-02-15 1989-08-21 Teruo Shinohara トンネル覆工工法
JP2648849B2 (ja) * 1988-09-08 1997-09-03 清水建設株式会社 トンネル掘削工法及びその装置
JPH06100079B2 (ja) * 1988-10-04 1994-12-12 株式会社フジタ トンネル掘削工法

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