JPS5944717B2 - フドウケイジキヘツド - Google Patents
フドウケイジキヘツドInfo
- Publication number
- JPS5944717B2 JPS5944717B2 JP14960275A JP14960275A JPS5944717B2 JP S5944717 B2 JPS5944717 B2 JP S5944717B2 JP 14960275 A JP14960275 A JP 14960275A JP 14960275 A JP14960275 A JP 14960275A JP S5944717 B2 JPS5944717 B2 JP S5944717B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- slider
- floating
- drum
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電子計算機の外部記憶装置として用いられる磁
気ドラム記憶装置等に適用される浮動形磁気ヘッドに関
する。
気ドラム記憶装置等に適用される浮動形磁気ヘッドに関
する。
第１図に従来のヘッド１が磁気ドラム２に浮上している
様子を描いてある。
様子を描いてある。
ドラムの回転方向は矢印Ｒによつて示す。スライダー３
によつて発生する浮上刃Ｗがバネ４の荷重と一致する所
で浮上すきまｈｍを保つて浮上する。ヘッド１のドラム
２に対向する面を描いたのが第２図である。スライダー
３がこの図ではコア５をはさんで左右にある構成となつ
ているが、この構造は双胴形スライダー構造と呼ばれ、
磁気ドラムヘッドでは良く採用される。勿論一枚の単な
る平板のスライダーでも何ら変化はない。磁気ドラムに
浮上するヘッドのスライダーに生じる浮上刃ｗは第３図
の圧力分布曲線Ｇ１に示す如き圧力をスライダー３の面
積で積分することで与えられる。
によつて発生する浮上刃Ｗがバネ４の荷重と一致する所
で浮上すきまｈｍを保つて浮上する。ヘッド１のドラム
２に対向する面を描いたのが第２図である。スライダー
３がこの図ではコア５をはさんで左右にある構成となつ
ているが、この構造は双胴形スライダー構造と呼ばれ、
磁気ドラムヘッドでは良く採用される。勿論一枚の単な
る平板のスライダーでも何ら変化はない。磁気ドラムに
浮上するヘッドのスライダーに生じる浮上刃ｗは第３図
の圧力分布曲線Ｇ１に示す如き圧力をスライダー３の面
積で積分することで与えられる。
図中で斜線を施した部分６は浮上させようとする浮上刃
Ｗ１を発生し、点をうつた部分７はヘッドをドラムに引
きつけようとする吸引力Ｗ２を発生する。従つてトータ
ルの浮上刃Ｗは、Ｗ−Ｗ１−Ｗ２で与えられ、浮上時は
当然ながら、Ｗ１＞Ｗ２となつており、Ｗ＞０すなわち
浮上刃を受ける。図の線８はコアのギャップライン位置
である。ドラムのヘッドではピーク合せと称し、コアの
ギャップライン８がドラム２と最も接近するように調整
される。この作業は通常ヘッド１の読出出力が最大とな
るようヘッドを、ドラムの前後に移動する事によつて行
なわれる。従つて調整後は第３図の如き圧力分布となつ
てヘッドは安定に浮上する。しかしヘッドを浮上させ、
調整する前はギャップライン８が前後にずれているのが
普通である。その場合は第４図、第５図の２通りの場合
が生じる。すなわち、第４図の場合はギャップライン８
が、空気流入端Ａの方向にδ（−）だけずれている状態
第５図はギャップライン８が空気流出端Ｂの方向にδ（
十だけずれた状態となる。第４図の場合は圧力分布曲線
Ｇ２が、圧力分布曲線Ｇ１に比して浮上刃を発生しやす
くしている形となつているので浮上刃Ｗ３は吸引力Ｗ４
に比して十分大きく、ヘッドの浮上は安定である。問題
となるのは第５図の場合である。すなわち、この場合は
圧力分布曲線Ｇ３は媒体にヘッドをひきよせようとする
吸引力Ｗ６の部分が多く、ヘッドの浮上はきわめて不安
定となる。はなはだしい場合は浮上する力Ｗが、Ｗ５＜
Ｗ６となる場合も生じ、Ｗ＝Ｗ５−Ｗ６〈０からヘッド
が浮上しない場合も発生する。これが発生すると、ドラ
ム２とヘッド１との接触でドラム磁性媒体を破壊する場
合も起こる。従来の磁気ドラムヘッドではヘッドのピー
ク合せ調整前に上記の如き問題があつて、ドラム装置を
大量に製造する際、この磁性破壊が散発的に発生し、製
造時、大きな障害となつていた。本発明の目的は、浮上
時における磁気ヘツドと記録媒体の接触を防止すること
ができる浮動形磁気ヘツドを提供することである。本発
明の特徴とするところは、浮上刃を発生するスライダー
が空気流入端側から空気流出端側に向かうに従つて連続
的もしくは不連続的に幅が狭くなつているところにある
。
Ｗ１を発生し、点をうつた部分７はヘッドをドラムに引
きつけようとする吸引力Ｗ２を発生する。従つてトータ
ルの浮上刃Ｗは、Ｗ−Ｗ１−Ｗ２で与えられ、浮上時は
当然ながら、Ｗ１＞Ｗ２となつており、Ｗ＞０すなわち
浮上刃を受ける。図の線８はコアのギャップライン位置
である。ドラムのヘッドではピーク合せと称し、コアの
ギャップライン８がドラム２と最も接近するように調整
される。この作業は通常ヘッド１の読出出力が最大とな
るようヘッドを、ドラムの前後に移動する事によつて行
なわれる。従つて調整後は第３図の如き圧力分布となつ
てヘッドは安定に浮上する。しかしヘッドを浮上させ、
調整する前はギャップライン８が前後にずれているのが
普通である。その場合は第４図、第５図の２通りの場合
が生じる。すなわち、第４図の場合はギャップライン８
が、空気流入端Ａの方向にδ（−）だけずれている状態
第５図はギャップライン８が空気流出端Ｂの方向にδ（
十だけずれた状態となる。第４図の場合は圧力分布曲線
Ｇ２が、圧力分布曲線Ｇ１に比して浮上刃を発生しやす
くしている形となつているので浮上刃Ｗ３は吸引力Ｗ４
に比して十分大きく、ヘッドの浮上は安定である。問題
となるのは第５図の場合である。すなわち、この場合は
圧力分布曲線Ｇ３は媒体にヘッドをひきよせようとする
吸引力Ｗ６の部分が多く、ヘッドの浮上はきわめて不安
定となる。はなはだしい場合は浮上する力Ｗが、Ｗ５＜
Ｗ６となる場合も生じ、Ｗ＝Ｗ５−Ｗ６〈０からヘッド
が浮上しない場合も発生する。これが発生すると、ドラ
ム２とヘッド１との接触でドラム磁性媒体を破壊する場
合も起こる。従来の磁気ドラムヘッドではヘッドのピー
ク合せ調整前に上記の如き問題があつて、ドラム装置を
大量に製造する際、この磁性破壊が散発的に発生し、製
造時、大きな障害となつていた。本発明の目的は、浮上
時における磁気ヘツドと記録媒体の接触を防止すること
ができる浮動形磁気ヘツドを提供することである。本発
明の特徴とするところは、浮上刃を発生するスライダー
が空気流入端側から空気流出端側に向かうに従つて連続
的もしくは不連続的に幅が狭くなつているところにある
。
以下に本発明の実施例をあげながら発明の説明を行う。
第５図のような状態が発生するのは従来のヘツドが、ス
ライダーの形状において、流入端Ａに近い方の部分の巾
と、流出端Ｂに近い部分の巾が同じであつた事に発明者
は注目した。この巾が等しいため第５図における如き圧
力分布を生じると、Ｗ〈０の場合が生じる。本発明によ
るヘツドのスライダーは、第６図にその１例を示す如く
、流入端Ａに近い方の部分の巾ｂ１が流出端Ｂに近い部
分の巾Ｂ２に比して大きい。こうすることで、圧力分布
が第５図の如き状態となつても、圧力分布曲線Ｇ３をス
ライダーの面積で積分した力は第７図の浮上刃Ｗ，、吸
引力Ｗ８のごとくなり、Ｗ７〉Ｗ８となつて、Ｗ＝Ｗ７
−Ｗ８〉０となる。従つて安定に浮上し流入端Ａ側に近
い方の面積を流出端Ｂに近い方の面積に比して大きくし
た効果が生じる。こうして、スライダー３の巾を流出端
、流入端で変えることにより、ピーク合せ調整前におい
ても浮上しやすいヘツドを得る事が可能となつて、従来
問題となつていたピーク合せ前のドラムとへツドの接触
が未然に防がれ、ドラムを大量に生産する事が容易にな
る事を見込む事ができる。
ライダーの形状において、流入端Ａに近い方の部分の巾
と、流出端Ｂに近い部分の巾が同じであつた事に発明者
は注目した。この巾が等しいため第５図における如き圧
力分布を生じると、Ｗ〈０の場合が生じる。本発明によ
るヘツドのスライダーは、第６図にその１例を示す如く
、流入端Ａに近い方の部分の巾ｂ１が流出端Ｂに近い部
分の巾Ｂ２に比して大きい。こうすることで、圧力分布
が第５図の如き状態となつても、圧力分布曲線Ｇ３をス
ライダーの面積で積分した力は第７図の浮上刃Ｗ，、吸
引力Ｗ８のごとくなり、Ｗ７〉Ｗ８となつて、Ｗ＝Ｗ７
−Ｗ８〉０となる。従つて安定に浮上し流入端Ａ側に近
い方の面積を流出端Ｂに近い方の面積に比して大きくし
た効果が生じる。こうして、スライダー３の巾を流出端
、流入端で変えることにより、ピーク合せ調整前におい
ても浮上しやすいヘツドを得る事が可能となつて、従来
問題となつていたピーク合せ前のドラムとへツドの接触
が未然に防がれ、ドラムを大量に生産する事が容易にな
る事を見込む事ができる。
尚、本発明によるスライダー形状は説明に供した形状の
みに限らず第８図における如きスライダー形状も又、包
含されることは明らかである。以上の説明のごとく本発
明によれば、スライダーの形状を空気流入端側から空気
流出端側に向かうに従つて連続的もしくは不連続的に幅
が狭くなるように構成したので、浮上時における磁気ヘ
ツドと記録媒体の接触を防止することができる。
みに限らず第８図における如きスライダー形状も又、包
含されることは明らかである。以上の説明のごとく本発
明によれば、スライダーの形状を空気流入端側から空気
流出端側に向かうに従つて連続的もしくは不連続的に幅
が狭くなるように構成したので、浮上時における磁気ヘ
ツドと記録媒体の接触を防止することができる。
第１図は従来のヘツドがドラムに浮上している様子を示
す側面図、第２図は従来のヘツドの形状を記録媒体面側
から見た図、第３図は従来のヘツドが浮上時に浮上刃発
生を説明するための図、第，，４図および第５図は、従
米のヘツドのピーク合せ前の状態を示す図、第６図は本
発明によるへツド及びスライダ形状を示す図、第７図は
本発明によるヘツドの浮上刃発生を説明するための図、
第８図は本発明による他のスライダ形状を示す図である
。 １・・・・・・磁気ヘツド、２・・・・・・磁気ドラム
、３・・・・・・スライダー ４・・・・・・バネ、５
・・・・・・コア。
す側面図、第２図は従来のヘツドの形状を記録媒体面側
から見た図、第３図は従来のヘツドが浮上時に浮上刃発
生を説明するための図、第，，４図および第５図は、従
米のヘツドのピーク合せ前の状態を示す図、第６図は本
発明によるへツド及びスライダ形状を示す図、第７図は
本発明によるヘツドの浮上刃発生を説明するための図、
第８図は本発明による他のスライダ形状を示す図である
。 １・・・・・・磁気ヘツド、２・・・・・・磁気ドラム
、３・・・・・・スライダー ４・・・・・・バネ、５
・・・・・・コア。
Claims (1)
- １ 浮動形磁気ヘッドにおいて、浮上力を発生するスラ
イダーが空気流入端側から空気流出端側に向かうに従つ
て連続的もしくは不連続的に巾が狭くなつていることを
特徴とする浮動形磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14960275A JPS5944717B2 (ja) | 1975-12-17 | 1975-12-17 | フドウケイジキヘツド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14960275A JPS5944717B2 (ja) | 1975-12-17 | 1975-12-17 | フドウケイジキヘツド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5273714A JPS5273714A (en) | 1977-06-21 |
| JPS5944717B2 true JPS5944717B2 (ja) | 1984-10-31 |
Family
ID=15478781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14960275A Expired JPS5944717B2 (ja) | 1975-12-17 | 1975-12-17 | フドウケイジキヘツド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5944717B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55118373U (ja) * | 1979-02-15 | 1980-08-21 | ||
| JPH04228157A (ja) * | 1990-07-13 | 1992-08-18 | Fujitsu Ltd | 磁気ヘッドスライダ |
-
1975
- 1975-12-17 JP JP14960275A patent/JPS5944717B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5273714A (en) | 1977-06-21 |
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