JPS5944113B2 - 化粧合板の製造法 - Google Patents
化粧合板の製造法Info
- Publication number
- JPS5944113B2 JPS5944113B2 JP1131480A JP1131480A JPS5944113B2 JP S5944113 B2 JPS5944113 B2 JP S5944113B2 JP 1131480 A JP1131480 A JP 1131480A JP 1131480 A JP1131480 A JP 1131480A JP S5944113 B2 JPS5944113 B2 JP S5944113B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- acid
- unsaturated polyester
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Finished Plywoods (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は化粧合板の製造方法に関し、更に詳しくは混合
比(重量)b’−1〜9:9〜1である不飽和ポリエス
テル樹脂とジアリルフタレートプレポリマー類との混合
物100重量部に対し、共重合性単量体0〜20重量部
および硬化触媒を有機溶媒に混合溶解してなる樹脂液を
、基材に接着された木質表面板に塗布し、一旦乾燥した
のち熱プレスすることを特徴とする化粧合板の製造法で
ある。
比(重量)b’−1〜9:9〜1である不飽和ポリエス
テル樹脂とジアリルフタレートプレポリマー類との混合
物100重量部に対し、共重合性単量体0〜20重量部
および硬化触媒を有機溶媒に混合溶解してなる樹脂液を
、基材に接着された木質表面板に塗布し、一旦乾燥した
のち熱プレスすることを特徴とする化粧合板の製造法で
ある。
銘木単板を基材に接着剤を介して接着したる後、該単板
表面に不飽和ポリエステル樹脂組成物を塗布し常温硬化
させる事に依り化粧合板を製造することは公知である。
しかしながら、この方法では生産性が劣ることの地表面
硬化性が悪い事に基因する表面のペタつきが残つたり、
製品表面の平滑姓に欠ける等の問題点がある。これの改
良方法として木質単板を基材に接着剤を介して接着した
ろ後、該単板表面に不飽和ポリエステル樹脂組成物を塗
布し、熱プレスする方法がある。しかしながら、この方
法による場合には不飽和ポリエステル樹脂組成物自体が
常温で塗布出来る程度の粘度である為め熱プレス工程で
は著しく粘度低下をきたすという問題があつた。この様
な状況下で熱プレスを行なえば樹脂液は硬化に至るまで
に単板より逃げ去る為めに深みのある化粧板を得ること
は出来ない。更に樹脂液が急に熱せられるので発泡を生
じる場合があり泡をかみ込んだままで硬化し、その結果
表面状態は悪くなる。このようなことから、本発明者ら
はこれらの点を改良すべく鋭意検討した結果、混合比(
重量)が1〜9: 9〜1である不飽和ポリエステル樹
脂とジアリルフタレートプレポリマー類との混合物10
0重量部に対し、共重合性単量体0〜20重量部および
硬化触媒を有機溶媒に混合溶解してなる樹脂液を、基材
に接着された木質表面板に塗布し、一旦乾燥したのち熱
プレスすることに依り深みのある且つ表面状態の優れた
化粧合板を得ることが出来ることを見出し、本発明を完
成するに至つた。
表面に不飽和ポリエステル樹脂組成物を塗布し常温硬化
させる事に依り化粧合板を製造することは公知である。
しかしながら、この方法では生産性が劣ることの地表面
硬化性が悪い事に基因する表面のペタつきが残つたり、
製品表面の平滑姓に欠ける等の問題点がある。これの改
良方法として木質単板を基材に接着剤を介して接着した
ろ後、該単板表面に不飽和ポリエステル樹脂組成物を塗
布し、熱プレスする方法がある。しかしながら、この方
法による場合には不飽和ポリエステル樹脂組成物自体が
常温で塗布出来る程度の粘度である為め熱プレス工程で
は著しく粘度低下をきたすという問題があつた。この様
な状況下で熱プレスを行なえば樹脂液は硬化に至るまで
に単板より逃げ去る為めに深みのある化粧板を得ること
は出来ない。更に樹脂液が急に熱せられるので発泡を生
じる場合があり泡をかみ込んだままで硬化し、その結果
表面状態は悪くなる。このようなことから、本発明者ら
はこれらの点を改良すべく鋭意検討した結果、混合比(
重量)が1〜9: 9〜1である不飽和ポリエステル樹
脂とジアリルフタレートプレポリマー類との混合物10
0重量部に対し、共重合性単量体0〜20重量部および
硬化触媒を有機溶媒に混合溶解してなる樹脂液を、基材
に接着された木質表面板に塗布し、一旦乾燥したのち熱
プレスすることに依り深みのある且つ表面状態の優れた
化粧合板を得ることが出来ることを見出し、本発明を完
成するに至つた。
本発明の他の特徴は乾燥後常温にもどせば或る程度の可
使時間が得られる事である。
使時間が得られる事である。
通常不飽和ポリエステル樹脂の硬化を半硬化の状態で止
めておくことは困難である。それ故に本発明の目的であ
る樹脂の流れを止める為に、半硬化で止めるかわりに本
発明処方の樹脂液を用い、単に乾燥工程だけで樹脂の流
動性を止めることが出来る。本発明で用いられる有機溶
媒としては、たとえばトルエン、キシレン、ベンゼン等
の芳香族系、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン類、その他ジオキサン、メタ
ノール等の溶媒の1種又は2種以上が例示されるが、共
重合性単量体を使用する場合には、樹脂液中の共重合性
単量体の沸点より低い沸点の有機溶媒が使用される。乾
燥温度は共重合性単量体の沸点より低く、且つ用いる重
合触媒の活性化温度より低い温度で行なうのが好ましい
。また乾燥方法は特に制限はなく連続的又は断続的方法
をとることができる。しかし乾燥時間は有機溶媒が飛散
する迄で良く、それ以上の乾燥は樹脂の硬化反応を生じ
る為、好ましくない。本発明の目的で使用される不飽和
ポリエステル樹脂としては従来より装飾材を製造すると
きに使用されていたものであつて、特に制限されないが
、一般的には不飽和2価カルボン酸またはその無水物と
2価アルコールとの縮合生成物の形のものである。
めておくことは困難である。それ故に本発明の目的であ
る樹脂の流れを止める為に、半硬化で止めるかわりに本
発明処方の樹脂液を用い、単に乾燥工程だけで樹脂の流
動性を止めることが出来る。本発明で用いられる有機溶
媒としては、たとえばトルエン、キシレン、ベンゼン等
の芳香族系、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイ
ソブチルケトン等のケトン類、その他ジオキサン、メタ
ノール等の溶媒の1種又は2種以上が例示されるが、共
重合性単量体を使用する場合には、樹脂液中の共重合性
単量体の沸点より低い沸点の有機溶媒が使用される。乾
燥温度は共重合性単量体の沸点より低く、且つ用いる重
合触媒の活性化温度より低い温度で行なうのが好ましい
。また乾燥方法は特に制限はなく連続的又は断続的方法
をとることができる。しかし乾燥時間は有機溶媒が飛散
する迄で良く、それ以上の乾燥は樹脂の硬化反応を生じ
る為、好ましくない。本発明の目的で使用される不飽和
ポリエステル樹脂としては従来より装飾材を製造すると
きに使用されていたものであつて、特に制限されないが
、一般的には不飽和2価カルボン酸またはその無水物と
2価アルコールとの縮合生成物の形のものである。
もちろんこのものの製造法は縮合反応に限られず、当業
界で知られた方法で容易に製造することができる。かか
る不飽和ポリエステル樹脂は通常、平均分子量500〜
10000好ましくは1000〜4000を有し、酸価
5〜100好ましくは10〜60を有するものである。
界で知られた方法で容易に製造することができる。かか
る不飽和ポリエステル樹脂は通常、平均分子量500〜
10000好ましくは1000〜4000を有し、酸価
5〜100好ましくは10〜60を有するものである。
不飽和2価カルボン酸としては種々のものが使用される
が、代表的なものを例示すれば、マレイン酸、フマール
酸、シトラコン酸、イタコン酸がある。さしつかえない
限り、不飽和2価カルボン酸またはその無水物の一部を
飽和2価カルボン酸またはその無水物で置換することも
できる。このような飽和2価カルボン酸としては、例え
ばコハク酸、アジピン酸、セバチン酸、フタール酸、イ
ソフタール酸、テレフタール酸、テトラクロロ無水フタ
ール酸、テトラブロモ無水フタール酸、ヘツド酸、ヘキ
サクロロシクロペンダジエンーテトラヒドロ無水フター
ル酸付加物等が挙げられる。また、2価アルコールとし
ては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、1・3プロパンジオール
、1・2−プロパンジオール、ジプロピレングリコール
、1・3−ブタンジオール、1・4−ブタンジオール、
ネオベンチルグリコール、1・5−ヘキサンジオール、
水添ビスフエノール、3・3・3−トリクロロプロピレ
ンオキサイド、2−メチル−3・3・3−トリクロロプ
ロピレンオキサイド、ジブロモネオペンチルグリコール
、2・2−ジ(4−ヒドロキシプロポキシ一2・2′・
4・4′−テトラプロモフエニル)プロパン、ジフエニ
ルスルホンジクロロヒドリンエーテル等が挙げられる。
もちろん、2価カルボン酸および2価アルコールはそれ
ぞれ1種のみならず2種以上の混合物でも用い得る。更
にこれら不飽和ポリエステル樹脂にアリル変性されたも
のも同様に使用することが出来る。
が、代表的なものを例示すれば、マレイン酸、フマール
酸、シトラコン酸、イタコン酸がある。さしつかえない
限り、不飽和2価カルボン酸またはその無水物の一部を
飽和2価カルボン酸またはその無水物で置換することも
できる。このような飽和2価カルボン酸としては、例え
ばコハク酸、アジピン酸、セバチン酸、フタール酸、イ
ソフタール酸、テレフタール酸、テトラクロロ無水フタ
ール酸、テトラブロモ無水フタール酸、ヘツド酸、ヘキ
サクロロシクロペンダジエンーテトラヒドロ無水フター
ル酸付加物等が挙げられる。また、2価アルコールとし
ては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、1・3プロパンジオール
、1・2−プロパンジオール、ジプロピレングリコール
、1・3−ブタンジオール、1・4−ブタンジオール、
ネオベンチルグリコール、1・5−ヘキサンジオール、
水添ビスフエノール、3・3・3−トリクロロプロピレ
ンオキサイド、2−メチル−3・3・3−トリクロロプ
ロピレンオキサイド、ジブロモネオペンチルグリコール
、2・2−ジ(4−ヒドロキシプロポキシ一2・2′・
4・4′−テトラプロモフエニル)プロパン、ジフエニ
ルスルホンジクロロヒドリンエーテル等が挙げられる。
もちろん、2価カルボン酸および2価アルコールはそれ
ぞれ1種のみならず2種以上の混合物でも用い得る。更
にこれら不飽和ポリエステル樹脂にアリル変性されたも
のも同様に使用することが出来る。
不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルプレポリマ一類等と
共重合可能な重合性単量体は分子中に少なくとも1個の
エチレン性結合を有するものであり、この重合性単量体
は不飽和ポリエステル樹脂と反応して架橋、熱硬化し得
るものである。かかる重合性単量体として具体的には、
たとえばスチレン、ビニルトルエン、アクリル酸若しく
はメタクリル酸の低級アルキルエステル(例えばメタク
リル酸メチル、アクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、アクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、アクリル
酸プロピル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸ブチル、
メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル)、メタクリル酸、アクリル酸、ジビニルベ
ンゼン、クロロスチレン、d−メチルスチレン、ジアリ
ールフタレート、エチレングリコールジメタクリレート
、トリメチロールプロパントリメタクリレート、2・5
−ジクロロスチレン、2・5−ジブロモスチレン、ペン
タプロモフエノールアリルエーテル、トリプロモフエニ
ルアクリレート、ジアルキルホスホン酸、アンチモント
リアロキサイド、ジアリルベンゼンホスホネート、トリ
アクリルホスフエート、トリアリルホスフエート、ジア
リルエチルホスフエート、β一(メチルエチル)ホスホ
ノアクリル酸メチル、(ジアリルホスホツメチル)エー
テル等が挙げられるが、ジアリル系モノマーが特に好ま
しい。これらの単量体はそれぞれ1種又は2種以上の混
合物でも用い得る。樹脂混合物100重量部に対し共重
合性単量体0〜20重量部添加する。20重量部以上で
は表面表に塗布後乾燥してから加熱硬化するプロセスで
樹脂液がながれてしまい良好な化粧板が得られない欠点
を有している。
共重合可能な重合性単量体は分子中に少なくとも1個の
エチレン性結合を有するものであり、この重合性単量体
は不飽和ポリエステル樹脂と反応して架橋、熱硬化し得
るものである。かかる重合性単量体として具体的には、
たとえばスチレン、ビニルトルエン、アクリル酸若しく
はメタクリル酸の低級アルキルエステル(例えばメタク
リル酸メチル、アクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、アクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、アクリル
酸プロピル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸ブチル、
メタクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル)、メタクリル酸、アクリル酸、ジビニルベ
ンゼン、クロロスチレン、d−メチルスチレン、ジアリ
ールフタレート、エチレングリコールジメタクリレート
、トリメチロールプロパントリメタクリレート、2・5
−ジクロロスチレン、2・5−ジブロモスチレン、ペン
タプロモフエノールアリルエーテル、トリプロモフエニ
ルアクリレート、ジアルキルホスホン酸、アンチモント
リアロキサイド、ジアリルベンゼンホスホネート、トリ
アクリルホスフエート、トリアリルホスフエート、ジア
リルエチルホスフエート、β一(メチルエチル)ホスホ
ノアクリル酸メチル、(ジアリルホスホツメチル)エー
テル等が挙げられるが、ジアリル系モノマーが特に好ま
しい。これらの単量体はそれぞれ1種又は2種以上の混
合物でも用い得る。樹脂混合物100重量部に対し共重
合性単量体0〜20重量部添加する。20重量部以上で
は表面表に塗布後乾燥してから加熱硬化するプロセスで
樹脂液がながれてしまい良好な化粧板が得られない欠点
を有している。
本発明で用いる重合性触媒としては通常のものでよく例
えば、シクロヘキサノンパーオキシド、メチルエチルケ
トンパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、クメンハ
イドロパーオキシド、ジ1−ブチルパーオキシド、ジー
クミルパーオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、t
−ブチルパーアセテート等が挙げられるが、特にベンゾ
イルパーオキシドが好ましい。本発明で云うジアリルフ
タレートプレポリマ一類とはジアリルフタレート、ジア
リルマレート、ジアリルテトラハロゲノフタレート、ト
リメチロールプロパンジアリルエーテル、トリアリルシ
アヌレート、等で例示されるジアリル化合物より得られ
るプレポリマ一、及び不飽和ポリエステル樹脂にアリル
変性されたもの、例えば不飽和ポリエステル樹脂の末端
カルボン酸にジアリルアルコールを付加させたもの、等
を意味する。
えば、シクロヘキサノンパーオキシド、メチルエチルケ
トンパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、クメンハ
イドロパーオキシド、ジ1−ブチルパーオキシド、ジー
クミルパーオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、t
−ブチルパーアセテート等が挙げられるが、特にベンゾ
イルパーオキシドが好ましい。本発明で云うジアリルフ
タレートプレポリマ一類とはジアリルフタレート、ジア
リルマレート、ジアリルテトラハロゲノフタレート、ト
リメチロールプロパンジアリルエーテル、トリアリルシ
アヌレート、等で例示されるジアリル化合物より得られ
るプレポリマ一、及び不飽和ポリエステル樹脂にアリル
変性されたもの、例えば不飽和ポリエステル樹脂の末端
カルボン酸にジアリルアルコールを付加させたもの、等
を意味する。
その他本発明の樹脂液に必要に応じて界面活性剤やメラ
ミン樹脂等の含浸性改良剤、消泡剤、硬化促進剤、禁止
剤等のその他の成分が配合される。
ミン樹脂等の含浸性改良剤、消泡剤、硬化促進剤、禁止
剤等のその他の成分が配合される。
更にはジブチルフタレート、ジオクチルフタレートで例
示される可塑剤、染料、顔料等の着色剤、エロジル等の
増粘剤、或いは低収縮付与剤の分離を遅延もしくは防止
する目的で分散安定剤(たとえば特開昭53−5428
8号公報に記載の安定剤)等を添加することもできる。
その他不飽和ポリエステル樹脂に他の樹脂を併用するこ
とも出来る。例えば不飽和エポキシエステル樹脂、ポリ
スチレン、ポリブタジエン、アルキツド樹脂、等を添加
することが出来る。本発明に適用される基材、木質表面
材としては従来よりこの用途に用いられているものが使
用され、たとえば基材としてはベニヤ合板、パーテイク
ルボードなどが、木質表面材としては米松単板、杉柾目
板、米栂柾目板もしくは板目板などが例示される。
示される可塑剤、染料、顔料等の着色剤、エロジル等の
増粘剤、或いは低収縮付与剤の分離を遅延もしくは防止
する目的で分散安定剤(たとえば特開昭53−5428
8号公報に記載の安定剤)等を添加することもできる。
その他不飽和ポリエステル樹脂に他の樹脂を併用するこ
とも出来る。例えば不飽和エポキシエステル樹脂、ポリ
スチレン、ポリブタジエン、アルキツド樹脂、等を添加
することが出来る。本発明に適用される基材、木質表面
材としては従来よりこの用途に用いられているものが使
用され、たとえば基材としてはベニヤ合板、パーテイク
ルボードなどが、木質表面材としては米松単板、杉柾目
板、米栂柾目板もしくは板目板などが例示される。
これら単板の表面は必要に応じて物理的、化学的に前処
理することができる。例えばサンドペーパとかやすりで
表面を粗化することにより樹脂液の付着を良くすること
ができる。或いは過酸化水素水で単板表面を脱色し色合
いを調整することができる。本発明で行なう熱プレスの
条件は通常80℃〜150℃の温度範囲、圧力2k9/
(177f〜20k9/dの圧力下で2分〜15分間行
なわれる。
理することができる。例えばサンドペーパとかやすりで
表面を粗化することにより樹脂液の付着を良くすること
ができる。或いは過酸化水素水で単板表面を脱色し色合
いを調整することができる。本発明で行なう熱プレスの
条件は通常80℃〜150℃の温度範囲、圧力2k9/
(177f〜20k9/dの圧力下で2分〜15分間行
なわれる。
また、本発明において木質表面材の基材への接着は従来
公知の方法が適用される。
公知の方法が適用される。
以下実施例により本発明の方法を更に詳しく説明する。
実施例 1
ラワン合板上に接着された杉柾目表面材の表面をサンド
ペーパで研磨したる後、スミラツプp1原体(イソ系不
飽和ポリエステル樹脂組成物、住友化学工業商品)50
重量部、ダポン101(ジアリルフタレートプレポリマ
一、住友化学工業商品)17重量部、ジアリルフタレー
ト3重量部をトルエン50重量部に溶解したワニスにベ
ンゾイルパーオキシド1重量部を加えよく攪拌したる後
、杉柾目表面に塗布した。
ペーパで研磨したる後、スミラツプp1原体(イソ系不
飽和ポリエステル樹脂組成物、住友化学工業商品)50
重量部、ダポン101(ジアリルフタレートプレポリマ
一、住友化学工業商品)17重量部、ジアリルフタレー
ト3重量部をトルエン50重量部に溶解したワニスにベ
ンゾイルパーオキシド1重量部を加えよく攪拌したる後
、杉柾目表面に塗布した。
80℃の下で10分間乾燥後、140℃、8k9/CT
ilの条件下で5分間熱プレスした。
ilの条件下で5分間熱プレスした。
この様にして得られた化粧合板の表面は泡や樹脂抜けな
どがなく、深みのある良好な状態であつた。比較例 1 スミアツプP−1原体50重量部、ダポン17重量部、
ジアリルフタレート3重量部をスチレン50重量部に溶
解したワニスにベンゾイルパーオキシド1重量部を加え
よく攪拌したる後、実施例1で用いたと同様の杉柾目表
面に塗布した。
どがなく、深みのある良好な状態であつた。比較例 1 スミアツプP−1原体50重量部、ダポン17重量部、
ジアリルフタレート3重量部をスチレン50重量部に溶
解したワニスにベンゾイルパーオキシド1重量部を加え
よく攪拌したる後、実施例1で用いたと同様の杉柾目表
面に塗布した。
乾燥工程を省いた以外は実施例1と同様にして化粧合板
を製造したが、表面状態は樹脂抜けにより劣つていた。
実施例 2 ラワン合板上に接着された栂柾目表面材の表面をサンド
ペーパで研磨したる後、スミアツプMGlL原体(オル
ソ系低収縮型不飽和ポリエステル樹脂、住友化学工業商
品)75重量部、ジアリルフタレート10重量部、スミ
マールM−55(メラミン樹脂液、住友化学工業商品)
5重量部、トルエン5重量部、メチルエチルケトン15
重量部、エロジル#200、2重量部、炭酸カルシウム
5重量部及びベンゾイルパーオキシド2重量部添加して
なるワニスを栂柾目表面に塗布した。
を製造したが、表面状態は樹脂抜けにより劣つていた。
実施例 2 ラワン合板上に接着された栂柾目表面材の表面をサンド
ペーパで研磨したる後、スミアツプMGlL原体(オル
ソ系低収縮型不飽和ポリエステル樹脂、住友化学工業商
品)75重量部、ジアリルフタレート10重量部、スミ
マールM−55(メラミン樹脂液、住友化学工業商品)
5重量部、トルエン5重量部、メチルエチルケトン15
重量部、エロジル#200、2重量部、炭酸カルシウム
5重量部及びベンゾイルパーオキシド2重量部添加して
なるワニスを栂柾目表面に塗布した。
80℃の下で10分間乾燥したる後、140℃81<9
/〜の条件下で5分間熱プレスした。
/〜の条件下で5分間熱プレスした。
この様にして得られた化粧合板の表面は泡や樹脂抜けな
どがなく、深みのある良好な状態であつた。比較例 1 実施例2中の溶剤の部分をスチレンにかえ、かつ乾燥工
程を省いた以外は実施例2通り行なつた。
どがなく、深みのある良好な状態であつた。比較例 1 実施例2中の溶剤の部分をスチレンにかえ、かつ乾燥工
程を省いた以外は実施例2通り行なつた。
Claims (1)
- 1 混合比(重量)が1〜9:9〜1である不飽和ポリ
エステル樹脂とジアリルフタレートプレポリマー類との
混合物100重量部に対し、共重合性単量体0〜20重
量部および硬化触媒を有機溶媒に混合溶解してなる樹脂
液を、基材に接着された木質表面板に塗布し、一旦乾燥
したのち熱プレスすることを特徴とする化粧合板の製造
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1131480A JPS5944113B2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | 化粧合板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1131480A JPS5944113B2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | 化粧合板の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56108569A JPS56108569A (en) | 1981-08-28 |
JPS5944113B2 true JPS5944113B2 (ja) | 1984-10-26 |
Family
ID=11774543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1131480A Expired JPS5944113B2 (ja) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | 化粧合板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5944113B2 (ja) |
-
1980
- 1980-01-31 JP JP1131480A patent/JPS5944113B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56108569A (en) | 1981-08-28 |
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