JPS5943457Y2 - 消音器 - Google Patents

消音器

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Publication number
JPS5943457Y2
JPS5943457Y2 JP5743380U JP5743380U JPS5943457Y2 JP S5943457 Y2 JPS5943457 Y2 JP S5943457Y2 JP 5743380 U JP5743380 U JP 5743380U JP 5743380 U JP5743380 U JP 5743380U JP S5943457 Y2 JPS5943457 Y2 JP S5943457Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expansion chamber
exhaust
partition plate
heat
resistant porous
Prior art date
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Expired
Application number
JP5743380U
Other languages
English (en)
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JPS56159606U (ja
Inventor
洋平 豊島
Original Assignee
日本ラヂエーター株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本ラヂエーター株式会社 filed Critical 日本ラヂエーター株式会社
Priority to JP5743380U priority Critical patent/JPS5943457Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車等に用いる消音器に係り、特に並列する
排気管を有するデュアル式の消音器に関する。
例えば、触媒コンバータを有する排気系に釦いては、排
気系を構成する各部品中、圧力損失の寄与率が最も高い
ものが触媒とマフラーであり、この両者の圧力損失が大
きければそれに伴いエンジンの出力損も大きくなる。
それ故、この排気系を2系統にすれば、圧力損失も減少
し、出力損を最小限に抑えることができるが、触媒はマ
フラーに比し多生圧力損失が少なく、しかも高価である
ことから、性能とコストの而からこれを1個とする方式
が採用されている。
このように1個の触媒コンバータと2個のマフラーとす
れば、音響的に優れた機能を発揮し、消音しにくい低周
波の発生を防止することができる。
一般に、排気系中を流れる音波の周波数frは、エンジ
ンの気筒数N1回転数R1釦よびエンジンのサイクル数
Cに関係し、次式で表わされる。
したがって、4気筒4サイクルのエンジンを600〜6
000回転すれば、吐出音の第一次基本周波数は20〜
200 Hzとなり、6気筒サイクルのエンジンを60
0〜6000回転すれば30〜300 Hzの音波とな
る。
しかし、上記排気系の消音性能をさらに高ゆるために、
消音器の内部構造を改良するとき、消音器の内部構造が
複雑になってエンジンの背圧を高める原因となるという
問題をもたらすことになる。
本考案は、上−記デュアル式消音器にトいて、一層消音
効果を高め、エンジンに掛る背圧を減少することのでき
る消音器を提供することを目的としてなされたものであ
る。
つぎに本考案の実施例を図面を参照して説明する。
本考案による消音器は、第1図乃至第10図にわたり例
示しているように、筒胴1の両端開口部が端板2,3に
より閉鎖されたケース4の内部は隔板5により第1拡張
室6と第2拡張室Iとに区画されている。
排気管8,9は、前記端板2,3卦よび隔板5を貫通し
て設けられ、この排気管8,9の途中にはガス流と直交
する方向に、発泡金属、焼結金属、焼結アルミナ粒、多
孔板、金網、シリカウールクロス等の金属または非金属
の耐熱多孔体からなる整流板10が設けられている。
さらに排気管8,9の前記第1拡張室6釦よび第2拡張
室T内に位置する部分にそれぞれ多数の小孔11が穿設
されている。
昔た前記隔板5にはガス流通孔12が穿設されており、
この流通孔12により第1拡張室6と第2拡張室7とを
直接連通させている。
なお、第1図乃至第7図VC釦ける拡張室のフロント測
寸たはリヤ側、あるいはその双方にレゾネータチューブ
14.16を有する共鳴室13.15を設置することも
できる。
つぎに上記実施例の作用を説明する。
排気管8,9に送られてくる排気は、整流板10を通り
、直進する流れと、小孔11により整流されながら膨張
し隔板5のガス流通孔12にて縮流・膨張し、排気管8
,9の第2拡張室7内の小孔11により縮流する流れと
の2つの並列流路となる。
したがって多段拡張型の従来の消音器に較べ、2段拡張
と少なく、しかも耐熱多孔体からなる整R板10 >よ
び小孔11により整流されるので、圧力損失はきわめて
小さく、同様に音波も並列回路となり、その一方は耐熱
多孔体の整流板10により減衰され、他方は第1拡張室
6と第2拡張室7との2段拡張になって消音特性的にも
優れたものとなる。
さらに第8図、第9図、および第10図のように、拡張
室の一方または双方に共鳴室13.15を付加すること
により低周波数が一層改善することができ、消音性能を
さらに向上させることができる。
筐た、第6図、第7図のように、1本の排気管に2つの
耐熱多孔体からなる整流板10を設けることにより、耐
熱多孔体自体による吸音作用効果を上げることができ、
この整流板10による抵抗増加分は小孔11の孔数によ
って制御することにより、高消音、低排圧マフラーとす
ることができる。
第11図は、前記耐熱多孔体からなる整流板10の管内
装着手段の一例を示すもので、排気管8.9を整流板1
0の設置箇所で分割し、その管端を嵌合い構造としてそ
の小径側管端をさらに小径としてこれに整流板10の周
縁を嵌着したのち大径側管端内に圧入し、スポット溶接
により接合することによって内装することができる。
第12図乃至第14図は、上記消音器の排気系内に釦け
る装着例を示しており、第12図は1つの触媒コンバー
タ17に本考案消音器を接続し、2本の排気管8,9に
より大気に排出するようにしたものであり、第13図は
、上記排気管8,9の出口側を1本の排気管に集約した
ものであり、さらに第14図は2つの触媒コンバータ1
7,17に排気管8,9を各別に接続した場合である。
以上説明したように、本考案による消音器は、筒胴の両
端開口部をそれぞれ端板により閉鎖したケース内を隔板
により第1拡張室と第2拡張室とに区分し、前記端板お
よび隔板を貫通して設置した2本の排気管の一方渣たは
双方の途中に耐熱多孔体よりなる整流板を少くとも1枚
該排気管内のガス流に直交して設け、前記排気管の第1
拡張室内釦よび第2拡張室内に位置する部分に多数の小
孔を穿設し、前記隔板には少くとも1つのガス流通孔を
穿設した構成としたことにより、エンジンの排圧を低下
させ得て高消音マフラーとすることができ、低排圧とな
るため、エンジンの馬力、燃費の向上に寄与し、構造は
簡単であり、かつ各部品の標準化が容易である。
さらに耐熱多孔体からなる整流板が万一目詰りしても、
他側がバイパス流路となって馬力損失の増大を制するこ
とができるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本考案による消音器の実施例を示
す説明図、第11図は第1図乃至第10図における耐熱
多孔体からなる整流板の取付手段の一例を示す拡大断面
図、第12図乃至第14図は本考案による消音器の接続
例を示す説明図である。 1・・・・・・筒胴、2,3・・・・・・端板、4・・
・・・・ケース、5・・・・・・隔板、6・・・・・・
第1拡張室、7・・・・・・第2拡張室、8,9・・・
・・・排気管、10・・・・・・整流板、11・・・・
・・小孔、12・・・・・・ガス流通孔、13,15・
・・・・・共鳴室、14,16・・・・・・レゾネータ
チューブ、17・・・・・・触媒コンバータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒胴の両端開口部をそれぞれ端板により閉鎖したケース
    内を隔板により第1拡張室と第2拡張室とに区分し、前
    記端板訃よび隔板を貫通して設置した2本の排気管の一
    方または双方の途中に耐熱多孔体よりなる整流板を少く
    とも1枚該排気管内のガス流に直交して設け、前記排気
    管の第1拡張室内釦よび第2拡張室内に位置する部分に
    多数の小孔を穿設し、前記隔板には少くとも1つのガス
    流通孔を穿設してなる消音器。
JP5743380U 1980-04-28 1980-04-28 消音器 Expired JPS5943457Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5743380U JPS5943457Y2 (ja) 1980-04-28 1980-04-28 消音器

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JP5743380U JPS5943457Y2 (ja) 1980-04-28 1980-04-28 消音器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56159606U JPS56159606U (ja) 1981-11-28
JPS5943457Y2 true JPS5943457Y2 (ja) 1984-12-24

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ID=29651931

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JP5743380U Expired JPS5943457Y2 (ja) 1980-04-28 1980-04-28 消音器

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JPS56159606U (ja) 1981-11-28

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